ワリオランド2 盗まれた財宝

登録日:2011/07/05 Tue 21:16:33
更新日:2025/07/13 Sun 13:19:03NEW!
所要時間:約 10 分で読めます





ある静かな朝、ワリオ城に数体の怪しい影が。
その正体はかつてワリオが宝を横取りした海賊・ブラックシュガー団。ワリオが熟睡している間に城の宝物をすべて盗んでいったのだ。
「絶対許さん!宝物を奪い返してやる〜!!」固い決意とともにワリオは冒険に旅立った。


ワリオランド2 盗まれた財宝』(Wario Land 2)とは、1998年10月に発売されたゲームボーイカラー対応ソフト。

◆概要

ゲームボーイカラーのロンチタイトルであり、以降DSまで『ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝』、『さわる メイド イン ワリオp』とワリオの作品が携帯機のロンチで発売されるようになる。

『ワリオランド2』をカラーで遊ぶ為にゲームボーイカラーが開発されたのだ!! ほんとうだ! たぶんな?
海外では日本より早く1998年3月に本作のモノクロ版が発売されており、本作自体は早い段階で完成していた事が窺える。国内ではゲームボーイカラー用に調整する為に発売を遅らせていたのかもしれない(同様の理由で発売延期になるソフトは割と多い)。

ストーリーが初代ワリオランドの『スーパーマリオランド3 ワリオランド』から地続きなのと、タイトルで勘違いされやすいが、本作はワリオランドシリーズの第3作目のソフトである。
尤も、『ワリオランド アワゾンの秘宝』はソフト自体は良かったが、機種がバーチャルボーイということでよく売れなかったせいか、プレイ人口が絶対的に少ないので、シリーズ2作目と言われてもあまりピンとこない人が多いかもしれない。

なお、ゲームボーイカラー対応ソフトの本作だが、システムの都合なのか基本的に「ゲームボーイ(スーパーゲームボーイ等)」または「ゲームボーイカラー」のどちらかでしかプレイできない。
ゲームボーイでプレイしていた状態でゲームボーイカラーに差し込む、あるいはゲームボーイカラーでプレイしていた状態でゲームボーイに差し込むとセーブデータの初期化が必要となる(ゲームボーイからゲームボーイカラーに乗り換える際に泣かされた子供は数知れず)。


◆システム

本作のウリであり最大の特徴は、なんといってもワリオが「不死身」であることだろう。
本作のワリオはハンマーで殴られても、氷漬けにされても、火だるまにされても、岩に潰されても、絶対に死なないのである。

落ちると一発ミスの穴なども無く、そもそも残機や体力の概念が存在しないというアクションゲームとしては前代未聞のシステムが導入されている。

そして特定の敵の攻撃を受けるとワリオが行う「リアクション」というシステムも、不死身と並んだ本作最大の特徴だろう。
  • 蜂に刺されると顔が膨らみ浮く
  • 幽霊に触れるとゾンビ化する
  • 敵が投げたケーキを食べると異様に太る
といった風にその敵の攻撃に応じてワリオが特殊なアクションを行うというシステムである。
このリアクションはゲームを進めていくうえで必要不可欠であり、リアクションを利用しなければクリア出来ないステージも多数存在する。
ただし敵の攻撃を食らいまくってもクリアできるというわけではなく、食らって形態変化すると進めなくなり解除するために戻らないといけなくなるギミックもあり、時には避けて進むことも必要である。

アイテムでパワーアップし、触れたら終わりなマリオを「ヘナチョコ」というだけはあるワリオの強さが伝わってくるシステムである。
このシステムの影響で「ワリオ=死なない」という印象が強い方も多いだろう。
余程インパクトがあったのか、不死身とリアクションは後のシリーズにも受け継がれ、
途中からライフ制になりつつも「ワリオは不死身だから」ということで、残機は存在しないようになっている。
『ワリオワールド』や『怪盗ワリオ・ザ・セブン』といったワリオランドシリーズではない作品でも、「残機が無いから死なない」というシステムは反映されている。


また、ワリオランドシリーズに共通して存在する謎解き要素が強化されたのも本作からである。
リアクションやヒップドロップや敵を投げるなどのワリオの基本アクションなど様々な方法で先に進む必要がある。
マップも従来のマリオ作品のような横一方型ではなくフィールド型になるなどの変化をしており、ステージを探索していく必要がある。

本作はマルチエンディング方式を導入しており、場合に応じてストーリーが変化する。最初のステージからの意外すぎる方法での分岐もある。
ルートを問わず一度でもエンディングを見ると、チャート形式のマップからステージ選択が出来るように。
このマップはどこがルート分岐ステージなのかや、ステージ内の宝および地図の欠片の入手状況も表示されているため、分かりやすい。
全ての宝と地図の欠片を入手した後に出現する最終ステージは「狂気」を思わせるようなステージになっている。

なお、本作のBGMはほとんどが初代のメインテーマのアレンジになっている。まんまな曲もある。

本作で様々な独自性を得たワリオランドは完全にマリオから独立したといってもよく、以降のワリオ作品にはメイドインワリオのプチゲームを除いて、全くマリオが登場しなくなる
パーティゲームを除いてほとんど絡まなく、自作専用キャラまで出来て所帯を構えた現在の二人を見るとこの時から完全に別々の道を歩んでいっていることがわかる*1


◆登場キャラ

シリーズ化して名実ともに主役になったオレだよ!ワリオだよ!
腕の筋肉を強調するため黄色のシャツが半袖になったのは本作からである。
またワリオ作品の説明書をワリオ自身が解説するようになったのも本作から。

前作から続投したブラックシュガー団ボス。
分岐次第でラスボスにも、囚われのヒロイン(?)にもなる。
本作では女だということがよくわかるグラフィックになっている。ただしワリオは女であろうと怒りを買った相手には容赦ないらしく、遭遇するルートでは例外なくワリオにぶっ飛ばされる。
ワリオとの対決ではメカに乗って戦う。どことなくワ○リーカプセルバ○キンUFOっぽい
以降長らく出番に恵まれなかったがワリオランドシェイクで再登場する。


◆各ストーリーの簡単な説明


  • 第1章 さわがしい朝
ワリオが寝ている間に怪しい侵入者たちが城を滅茶苦茶に荒らし、財宝まで盗む。
基本動作を確認しやすくするためかかなり優しい。

  • 第2章 ティーカップ号!
財宝を盗んだ犯人を追うべく、海賊船へと向かう。だが飼っているメンドリが侵入者のせいで逃げ出してしまい…。
「巨大ヘビを たおせ!!」でボスを倒すとこのルートに。

  • 第2章 地下へ!
財宝を盗んだ犯人を追うべく、倉庫の先にあった穴から通じる地下洞窟へと向かう。
「巨大ヘビを たおせ!!」でゴール扉に入るとこのルートに。

  • 第2章 乗っ取られたワリオ城
目覚ましが鳴っても無視を決めたワリオだったが、寝ている間にシロップ達に城を奪われてしまう。
城を取り返すためにシロップたちとの決戦に向かう。
「目ざましどけいを 止めろ!」で開幕起きないまま、なにもしないと自動的にこのルートへ突入する。
ただし、まだエンディングを見ていない初回時は寝ているワリオを1分間ほど放置する必要がある(エンディング後は5秒放置するだけでクリアとなる)。
すぐにエンディングが見れるのもあってか難易度は最終章とタメを張るくらいに高い。


  • 第3章 まよいの森!
追い詰めたと思ったらシロップ達は気球で迷いの森へとにげだした。
「ボーボーを たおせ!!」「どうくつのぬしを たおせ!」クリアでこのルートに。
敵の種類が少ないステージが多かったり、動物を使って移動するステージが多いのが特徴。

  • 第3章 かいていの巨大イセキ
逃げ場を無くすためにティーカップ号を沈めたものの、シロップ達は潜水艦で沈没地点の近くにある遺跡へと逃げ込んだ。
「イカリを おろせ!」で栓を壊すとこのルートに。
分岐ステージで唯一分岐エリアがある章。BGMがこの章限定のものも多い。

  • 第4章 町で
町にある巨大ビルに逃げ込んだシロップ達を追う。
「巨大ハチを たおせ!!」「イセキのなかから だっ出!」でボスを倒すとこのルートに。
第4章はこれだけであるが、第1章同様に分岐ステージが2つある。

  • 最終章 あやしいこうじょう
ビルの地下にあった工場は実はシロップたちの隠れ拠点だった。ワリオとシロップの決戦が始まる。
「だっ出! あやしい こうじょう」で隠しゴールに入るとこのルートに。

  • 最終章 ぶきみなやかた
シロップ達が逃げ込んだ先は見るからに不気味で曰く付きの館だった。
シロップ達はビビリつつも意を決して館の中へ入り、ワリオもワリオでビビって引き返そうとするが自身の宝物を取り戻すため、館へと入っていく……
「バスケットボールで かて!!」で隠しゴールに入るとこのルートに。
幽霊屋敷らしく全体的に暗い雰囲気のステージが多く、ユーレイ、ゾンビ、コツヘリなどホラーチックな敵がわんさか出る。
また扉の出入りによる特殊ギミックも多い。

  • 最終章 シロップ城!
町や森を抜けた先には新しいシロップ城が佇んでいた。
シロップたちの拠点でワリオは最後の闘いに挑む。
「バスケットボールで かて!!」でボスを倒すとこのルートに。
エンディングが見られるルートに分岐さえしなければ、必然的にこのルートでエンディングを迎える事になる。

  • ほんとの最終話! タイムアタック お宝をよこどりだ!!
全てのステージ、お宝、パズルピースを制覇すると出現。
完成した地図が光っている場所にいくとそこはシロップ達の隠し倉庫への入り口だった。
難易度が桁違いに高く難しい上、ステージの雰囲気も不気味そのもの。くわしくはこちら



◆雑魚キャラクター

  • ヤリクリ
マリオでいうクリボー的存在のシロップの部下。
前作に出た時と比べて海賊バンダナをつけ、ヤリも三叉に変更されている。
本作では「デカヤリクリ」というものも存在し、こちらはヒップドロップを10回当てないと倒せないが、倒すと100コインを必ず落とす。
デカヤリクリ登場タイトルの頭には「はぐれ」や「あぶない」や「はみだし」や「あきれた」、と全て「刑事」ドラマという親父ギャグが…*2

  • パンチ
メットをつけて連続パンチしながら動く敵。
ヤリクリとほぼ同等レベルの雑魚敵。

  • チュウタ
ネズミの様な敵。
コイツを使って踏みジャンプするステージがある。

  • DD
ブーメランを投げて攻撃するアヒルのような敵。
前作と比べてブーメランが若干小さくなったが投げたブーメランは壁を貫通しつつDDがキャッチしない限り斜め後ろ方向に延々と飛ぶように変更されている。
コイツを4体倒すことがステージのクリア条件になっていたり、旗揚げのミニゲームの主役に抜擢されたりと出番はヤリクリの次に多い。

  • ピーカン
前作にも登場したペリカンの海賊。
今作では陸上を歩き、魚を吐いて攻撃してくる。
前作では水に浮いていたのに今作は水に落とすと倒せてしまう。

  • ガウガウ
前作にも登場したの海賊。
ナイフを投げてきた前作とは違い、窓から顔を出しビンを投げてくる。
ぶつかっただけでは倒したことにはならず再度出てくるので、タックルかヒップアタックをかましてやろう。

  • ウッホ
ゴリラの海賊。
見つかるとトゲ付きの鉄球を投げて攻撃してくる。
常に鉄球を持ち歩いているせいでコイツを踏みつけるには気絶させるか怯ませる必要がある。
正規ルートでは全然見ないが隠しルートだと嫌ほど見る事になる。

  • ハンマー
ゴリラの海賊。
見つかると追いかけながら金槌で殴りつけてくる。
金槌で殴られるとバネワリオになる。

  • コック
ケーキを刺したフォークを常に持ち歩いている敵。
見つかるとケーキを投げてくる上にケーキを食べると太ってしまう。

  • ヒキツネ
火の付いた松明を常に持ち歩いている狐の海賊。
こちらを見つけるとをつけようとしてくる。

  • ペンペン
ビールの入ったジョッキを持ち歩いているペンギンの海賊。ビールをかけてこちらを酔っ払させてくる。
酔っ払い状態はコイツの攻撃でしか発生しないリアクションだが、逆利用できる場面が全くないため完全にハズレリアクション。
ちなみに正面の相手にゲップで攻撃もできる。

なお、海外版ではビールの代わりに黒い球体を持ち歩いている。この黒い球体に当たると酔っ払い…もといフラフラになる。

  • イナマズ
ナマズ?のような姿をした敵。
ワリオを見つけると地を這う電撃で攻撃してくる。
モチーフはナマズらしいが黒い体色と地上を普通に歩いている為、蟻のようにもみえる。
見てくれはちょっとデカい雑魚敵だが、意外と軽いのかコイツを持ち運んでもワリオはスピードダウンしない。

  • トゲメン
とげのコウラをつけた敵。
こちらを見つけると背中のとげを向けたままジャンプしながら近づいてくる。

  • プー
前作にもいたか風船のような敵。
狭い通路に居座り膨らんで道を塞いでくる。
通常時のワリオ単身の力だけでは絶対に倒せない。という事は…。

  • グギ
一つ目の敵。
普段は何もしないのだが、触れたり他のグギを倒したり、ヒップドロップで振動を起こすと同じフロアにいる他の全てのグギが一定時間暴れだす。
暴れている間は無敵になる。
ゾンビワリオなら暴れている状態のグギも倒せるのは内緒


  • プクバチ
ハチの様な敵。
攻撃をうけると顔が膨らんでしまう。
実は踏んだり、物を持ったままプクバチに当てても倒せたりする。

  • ユキマル
雪だるまの様な敵。
氷の衝撃波を3回吐いて攻撃し、当たると氷漬けにされてしまう。
氷の衝撃波の吐く間隔は個体によってバラバラ。

  • オンドリ
文字通りのオンドリ。
ヒップドロップによる踏み潰しでしか倒せない。
衝撃を与えたりメンドリを持った状態で近づくと襲い掛かってくる。

  • マジシャン
どこかで見たような顔をしている敵。
コイツの魔術にかかると小さくなってしまう。
正体は2体のヤリクリであり、地面を揺らしたりぶつかったりすると正体を明かす。

普段は頭だけだがワリオが近付くと体を出現させ、頭を投げ付けてくる。攻撃に当たるとゾンビになる。
コイツを完全に倒すにはゾンビになってぶつかるしかない。

  • ユーレイ
文字通りの半透明になって一定規則で動き回る敵。
完全無敵でコイツに触れるとゾンビになってしまう。

  • Dバット&ドドン
コウモリの様な敵とおもりの様な敵。
ドドンに潰されるとそのままつぶれてしまう。
Dバットに捕まるとコインを振り落とされながら上に連れていかれてしまうが、潰れたワリオを元に戻してくれる。

先端にドリルのようなものを付けた魚の様な敵。
水中におり、こちらを見つけると高速で突進してくる。
倒せないが、下からぶつかると一定時間行動不能にできる。

  • トビー
魚の様な敵。
水面から勢いよく飛んでくるが尻餅はつかない。
でも狭い足場を渡るときに邪魔してくることも。

  • ウツツボ
ウツボのような敵。
可愛い目をしているわりに鋭い口を持つ絶対倒せない敵。
水の中にじっと待機しており、ワリオが近づくと上に向かって噛みつきながら襲い掛かってくる。
噛みつかれると下の方に連れ去られてしまうので、一度おびき出してから通り過ぎるとよい。
中にはコイツの力を使わないと入れないトビラがあったり…。

  • ツリウオ
魚の様な敵。
魚のくせに陸上におり、ニセコインでワリオを吊り上げようとしてくる。
本物と偽物の違いはコインの色で判別できる。
コイン配置の都合上ニセコインと本物のコインが重なっているので裏のコインを取るときは慎重に。

  • ヤチョー
鳥の様な敵。
こちらを見つけると一直線に飛んできて攻撃してくる。
コイツを使って踏みジャンプするステージがある。

  • コツヘリ
プロペラが付いたトゲ付きのガイコツ。
完全無敵で倒すことができない障害物の様な敵。


◆ボスキャラクター

  • ダイジャー
さわがしい朝のボス。巨大な蛇でワリオ城の地下倉庫で眠っていた。
食べられるとタマゴにされて上のエリアへ排出され、仕切り直しとなる。
よほどひねくれた進み方をしない限りは最初に戦うことになるボスなので苦戦はしないはず。
普通に踏むよりヒップドロップで攻撃した方がダメージが大きい。

  • ボーボー
ティーカップ号のボス。前作にも登場した鳥*3だが、サイズが小さくなっている。
甲板で待ち受けており、体当たりしたり、強風をおこしてワリオを上のエリアへ吹き飛ばす。吹き飛ばされてしまうと仕切り直し。
風おこしはしゃがんでやり過ごす事。体が赤くなると風をおこす時間が長くなる。
普通に踏むよりヒップドロップで攻撃した方がダメージが大きい。

  • イノッチ
地下へ!のボス。前作に登場したビーフンに似ている。
ワリオのタックルを正面から受けてもビクともせず、ショルダータックルでワリオを崖下へ落とそうとする。崖下へ落ちると仕切り直し。
しかし崖近くで急ブレーキによる砂ぼこりを起こしている間にイノッチの背後からタックルすれば、逆に突き落としてダメージを与えられる。
ダメージを受けているにもかかわらず余裕をみせるようなリアクションをする。
しかも1ダメージ以上与えているとアタックジャンプして突き落とされないようにしてくることも。*4

  • デューク
まよいの森のボス。不細工な顔の巨大ハチ。
上空を飛んでおり、下にいるワリオ目掛けてヒップドロップしてくる。
自身が攻撃でダメージを受ける度に左右の巣穴から小さいハチを呼び出す。この小さいハチも親(?)のデューク同様、割と不細工気味。
デュークも小さいハチもお尻の針でワリオを刺そうとしてくるが、この針に刺されてしまうと顔が膨れ上がって上空へ飛んで行く事になる。
なお、デュークの攻撃は画面端にいれば当たらず、手下のハチはしゃがめば当たらない。手下のハチはワリオが横から触れるだけで飛び去る。
残り体力が1になると手下が出ている間に現れて同時攻撃しようとしてくる。
こちらが攻撃できるタイミングが少ないだけでデューク本体は全く強くないため手下が本体と言われる。

  • ビッグカムカム
海底の巨大イセキ第4話のボス。トゲの生えた巨大な魚。
唯一第5話以外で登場するデカヤリクリ以外のボス。後唯一水中で戦うことになるボスでもある。
ワリオを食べようと素早く泳いでくる。ワリオが触れると食べられてしまうが、不味かったのかすぐに上へと吐き出す。そのため食われると仕切り直し。
お腹が弱点であり、コイツがエリア上部を泳いでいる間にお腹へ頭突きをかますとダメージを与えられる。体が赤くなると口をバクバクさせながら水底に降りてお腹をガードしたりも。
ボスの中では唯一、完全クリアの為に倒す必要が無い。唯一が多いなこのボス

  • ダンク
街エリアのボス。バスケットボールが得意なウサギ
この敵との戦いでは相手を踏みつけてボールにし、ボールとなった相手を先に3ゴール決めたほうの勝利という特殊な戦いになる。
こちらが踏まれた状態でダンクに捕まると文字通りのダンクシュートを確実に決められて得点を許してしまう。彼に3ゴール決められるとボールとなったワリオはそのまま上のエリアへ飛んで行く。
ボールにされてもダンクが時折投げるバスケットボールにぶつかれば元に戻ることができる。
ワリオはよく狙わないとゴールを決められないが、背景のビルを目印にすればスローインが決めやすくなる。
ワリオランド3にも同じようなウサギのボスがいるがあれはシュートという名前の別人…いや別ウサギ。

  • シロップ&メカクリ
のっとられたワリオ城ルートの最終ボス。電気を放出できるメカに搭乗している。
デカヤリクリのメカ版のメカクリを操って左右に突進攻撃を行う。最初の突進スピードは速く、かなりの初見殺しである。
しかし電力消費が大きいのか攻撃する度に動きがゆっくりになっていく。
メカクリの弱点は顔面だがヤリでガードしており、ヤリに刺さると上に放り投げられてしまう。

電力が尽きそうになるとシロップ経由で充電を始めるが、この時はヤリを掲げるので顔面が隙だらけ。
メカクリは無防備な顔面を3回タックルするとダウンさせる事ができ、ダウン中はメカクリ本体を持ち上げられる。
この持ち上げたメカクリを上空のシロップに投げ当てればクリア。

なお、メカクリがダウンしている間は、シロップが上から地を這う電気の弾を放出して攻撃してくる。
メカクリを持ち上げた状態で触れてしまうとワリオがダメージを受けてメカクリを落とし、メカクリが充電経由で復帰してしまうため、うまく避けよう。

  • アワボウ
海底の巨大イセキルートの最終ボス。シロップを捕らえていた。
泡から手足と顔が出ているような姿で普段は小さく可愛らしいが、戦闘時には巨大化し、顔つきも醜悪になる。
ダメージを受けるたびに分身の数を増やし、困惑させる。おまけに分身を出した直後はしばらく高速で動くが、しばらくすると元の移動速度になる。
だが残りライフ1になると移動速度が普通になった途端に分身と同じ薄さになるので余計に見分けにくくなる。
正直こいつは壁に反射しながら動いているだけなので、動きが分かれば意外と楽。
しかし斜め移動を繰り返すコイツの頭をうまく踏む必要があり、頭以外に触れるとワリオが捕らわれて仕切り直しになる。

  • シロップ(工場)
あやしいこうじょうルートの最終ボス。ランプのような形状のメカに搭乗している。
第一形態はワリオに体当たりをしてくるが、こちらも負けじとタックルすればダメージを与えられ、3回タックルを当てるとメカのキャノピーが割れると第二形態へ移行。
第二形態では時限装置付きのトゲ爆弾を1発ずつ飛ばしてくる。1回ダメージを与えると爆弾は時折フェイントとして、ジャンプと同じ高さで移動することがある。
この爆弾を踏んづけてシロップに投げてぶつければダメージ。踏んづけた爆弾は数秒後に左右広範囲に爆発を起こすのでその前に投げ当てる事。
第二形態の爆弾は2発当てた後はこちらの位置を定めて急降下してくる。被ダメージによる尻餅と地ならしでの落下には要注意。

  • シロマジン
ぶきみなやかたルートの最終ボス。シロップを捕らえていた。
天井からぶら下がり、ワリオに掴みかかってくる。掴まれると上のエリアに連れて行かれ、仕切り直し。
真上から真下に向けて掴みかかるか、左右どちらかから滑り込むように反対方向へと掴みかかる攻撃の2パターン。
体色が赤くなると攻撃スピードが圧倒的に速くなる為、ボスの中でもかなりの強敵。
掴もうとしてくるシロマジンに横からタックルすればダメージを与えられる。
合計4回タックルを決めるとステージクリア。
かなりの初見殺しなシロマジンの攻撃方法だが、実は簡単に回避できる致命的な弱点をもっている。
回避方法はテーブルと思しき段差に上らずしゃがむだけ。しゃがみ歩きしながら反撃のチャンスをうかがえばそれほど苦戦しないはず。

  • シロップ(シロップ城)
シロップ城ルートの最終ボス。真下に火柱が立ち並ぶボスエリアにて特製のメカに搭乗している。
第一形態はワリオのタックルやヒップアタックで攻撃を加える(またはダウン中に持ち上げて火柱へ投げ当てる)と即爆発するボムヤリクリを投下する。
エリア下部の火柱は右から順に1本ずつ立ち昇り、左まで行くと今度は逆順に1本ずつ立ち昇る。この火柱に乗っかってしまうと上のエリアへ戻されてしまう。
ボムヤリクリを踏んづけて上のシロップに2回投げ当てれば、第二形態へ移行。

第二形態では火柱が立ち昇る速度がややゆっくりになり、ボムヤリクリの代わりに爆弾を投下してくる。
爆弾は地面に落ちると着弾地点の左右で火柱が波を打つ。この発生した火柱に触れる事でも上のエリアへ戻されてしまうので注意。
着弾する前の爆弾に下から触れると持つ事が出来る……が、この爆弾は上空のシロップに投げ当てても弾かれるだけでノーダメージ。
立ち昇る火柱に横から爆弾を当てると火柱がより高く立ち昇るため、この火柱をシロップに当てるとダメージを与えられる。
こちらも2回火柱を当てるとステージクリア。エンディングに入る。
シロップの攻撃だけでなく火柱の攻撃も絶え間なく続くため非常に手ごわい。


ほんとの最終話! 「ついき・しゅうせいとお宝をよこどりだ!!」

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最終更新:2025年07月13日 13:19

*1スーパーマリオランド2 6つの金貨」の時点で開発者がマリオシリーズとは異なり、それがワリオランドシリーズ以降も引き継がれている事も理由と思われる。

*2 「あぶない」に至っては「もっとあぶない」「もっともあぶない」という派生まである優遇っぷり

*3 前作ではボウボウ名義

*4 突き落とされた直後はかならずアタックジャンプをする、それ以降はランダムだが3回連続でアタックジャンプはしない