ウツボ(魚)

登録日:2017/12/02 Fri 22:17:00
更新日:2025/07/13 Sun 09:53:20
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ウツボとはウナギ目ウツボ亜目ウツボ科に属する魚のことである。
色々な種類が存在し、近縁であるウナギアナゴウミヘビと同じような細長い体型こそ共通するものの、大きさや顔つきや模様、住む場所や餌の種類がそれぞれ異なり、奥が深い魚達である。


目次


概要

名称

ウツボの由来に関しては諸説あるが、
  • 矢を入れる入れ物である(うつぼ)に似ているからという説。因みに食虫植物のウツボカズラは靭葛の意味で、この靭が語源である。
  • よく岩穴を巣にしているため、穴を意味する古い日本語である「うつほら」から名付けられたという説
…の二つが有力なものとなっている。
地域によって様々な呼び名があり、「ナマダ」「キツネ」「ドロボウ」「キダコ」などと呼ばれている。

漢字表記は「」。
「單」には狩猟道具という意味があり、歯を剥き出しにした獰猛な(感じがする姿の)ウツボにはぴったり…と言いたいが、淡水魚文化圏である中国でこの字はタウナギを意味する。他の漢字表記として「海鱔」や魚偏に享、魚偏に追などがある。
また、カタクチイワシの稚魚や幼魚の干物を意味する「ゴマメ」も同じ字を使う…「ごまめの歯軋り」という諺があるように、干物にされたことで口許が歪んで歯が剥き出しになっていることに由来するとされるが、幾ら何でもウツボとイワシとでは違い過ぎるのではなかろうか。
英語ではmoray(モレイ)と呼ぶ。
これはラテン語でウツボを意味するMuraena(ムラエナ)からの派生語とされる。


形態

ウナギ目の一員らしいニョロニョロとした体型…というのは正しいが、後述するウツボ属を中心に、体の断面は円よりは縦長い楕円形に近く、横方向から押し潰された形である「側扁型」の変形、と見做すことも出来る。
生態の項目にも記すが、ウツボの分布の中心は岩礁域や珊瑚礁であり、単純な円筒形よりもリボンやテープのような形状の方が、岩や珊瑚の割れ目や隙間に潜り込み易い、ということであろう。
一方で砂地や泥底に棲むような種は、ウナギやアナゴのような円筒形に近い体型のものがいる。

腹鰭は勿論のこと胸鰭も欠き、グループによっては背鰭や臀鰭もごく小さく、ある場合でも皮膚に覆われているため、鰭のスジである「鰭条(きじょう)」は外見から分からない場合が少なくない。そして尾鰭は背鰭と臀鰭と一体化しているため存在感がなく、ウナギ目の中でもウミヘビと並んで鰭の発達が悪いグループである。

胸鰭が無いことも関係するのか、鰓蓋(さいがい・えらぶた)を構成する骨も殆ど無く、鰓孔(さいこう・えらあな)が一対あるだけである。鰓の周辺が膨らんで袋状になっているので、鰓嚢(さいのう)と呼ぶこともある。

大抵の硬骨魚類には側線孔という小さな穴状の感覚器官が鱗や皮膚の表面に開いている。水流や水圧、場合によっては電気刺激や化学物質受容の探知に用いられるとされており、この孔が連続的に並んだものを側線という。
ところが、ウツボはこの側線孔の発達も悪く、殆どの種では鰓孔のやや上の方に2〜7個ほどあるだけで、中には1個しかない種さえいる。生きている時は、体の殆どを何らかの構造物の隙間に隠しているため、感覚器官は大して要らないということだろうか。
また、鱗は一応存在するが非常に小さく、皮膚の中に埋もれていて存在感はない。(これはウナギ目全般に共通する特徴でもある)。

そして、殆どの種は鋭い牙状の歯を持ち、グループによっては顎が曲がっているため、口を隙間なく閉じることが出来ず、常に牙が剥き出し状態という、如何にもな悪相をしているものも少なくない。
また、吻端から眼の上・上顎・下顎の3箇所には感覚孔という器官がある。前述の側線孔と同じ機能を果たすと考えられており、感覚孔の数は種やグループによって異なるため、分類の指標の一つとなっている。
序でに魚では珍しく、舌が無いものが多い。
しかもそれだけに留まらず、





なんとウツボには第2の顎が存在しているのだ。





もう一度言う、ウツボには第2の顎が存在していたのだ。



一般的に魚(硬骨魚類)は喉の奥に「咽頭顎(いんとうがく)」という、もう一つの口のような働きをする部分がある。
本来の顎(顎口(がっこう))もそうなのだが、元々は鰓を支える構造である「鰓弓(さいきゅう)」が変化したものであり、他の魚は獲物を水ごと吸い込んで咀嚼したり、プランクトンを食べるものは「鰓耙(さいは)」という漉し取るための器官が発達していたりする。
しかし、ウツボは鰓蓋が無いため、大量の海水ごと一気に獲物を吸い込む機能が備わっていない。
そこで咽頭顎は考えた。本当に考えたかどうかは知らないが。「獲物が吸い込めないなら、俺が出ていけば良いんじゃね?」と。

斯くしてウツボは長い年月を経て、咽頭顎が前後に動く変異が生じ、形状も「顎」としか言いようのない形状と機能を獲得した結果、喉の奥から第2の顎が伸びてくるというマジでエイリアンそのものな進化に至ったのだ。

ウツボは餌に噛みつくと後述するローリングに加え、第二の顎を喉の奥からニョキっと伸ばして咀嚼することでより細かく千切って飲み込む。
しかも上手いことに、口の動きと咽頭顎は連動しており、口が開くと咽頭顎が閉じて、反対に口が閉じれば咽頭顎が開くようになっている。両方が同時に開くことはないため、一度捕らえられた獲物は逃げられないようになっている。
これがウツボに噛まれると指が食い千切られなくても噛まれた部分がズタズタにされ、傷だらけになる要因でもあるようだ。


生態

世界中の比較的温暖な海域に主に生息しており、沿岸の岩礁域や珊瑚礁の浅場などで多く見られる。
砂泥底に棲むものもいるが、アナゴやウミヘビと競合するのか、そこまで数は多くない。また、寒い地域には少なく、深海や外洋でもあまり見られない。
少数ではあるものの汽水域や淡水域に生息する種類も確認されている。
ドンキの入り口にもいる。

皮膚呼吸ができ、短時間なら水の外に出ても活動できる。
後述するが、陸上に逃れたタコやカニを仕留めるために、わざわざ水の外に出るような種もいる。
反面、鰓孔が小さいため、普段から口を開け閉めすることで鰓に海水を送っている影響か、水中では意外なほど酸欠に弱い。水族館飼育員やアクアリストにはその特性を心得ている者も少なくない。そして、口を一生懸命パクパクしている様子は思いのほか愛嬌がある。

食性は肉食性であり、他の魚類を食べるものが多いが、エビやカニなど甲殻類を好むものもおり、大好物はタコである。
よく図鑑やテレビ番組でも、ウツボとタコが死闘を繰り広げる様子がクローズアップされるが、大抵はウツボがタコをズタズタにして捕食してしまうようで、タコにとっては死闘でもウツボの方は日常茶飯事のようだ(食事だけに)
歯はナイフのように鋭く、カニの甲羅を嚙み砕くほど噛む力も強い。種によっては臼歯のように分厚い歯を持つものや、歯の縁が鋸状になるものまでいる。

その上、ウナギやアナゴなどに共通する「何かに噛みつくと食い千切ろうと体全体ローリングする習性」がある為、噛まれると人間でも危険。
更に、一部の種では自分自身に結び目を作るように体をくねらせて、岩や珊瑚の隙間に体を固定した上で、噛み付くと同時に一気に体を後ろに引いて、獲物の体を喰い千切るという荒技を熟すものまでいる。決まればタコやイカは胴体と頭(+足)が真っ二つになってしまう。
運の悪いダイバーや素潜り漁師などが、大型のウツボに噛まれて傷跡が残る程の大怪我をしたり、下手をすると指を失ったりすることも珍しくはない。
ウツボ全般として視力は弱い代わりに嗅覚が鋭く、更に待ち伏せ型の捕食者であるため何日も餌を食べていないということも少なからずある。自分の近くに食べれそうなものが近付いてくると、軽い興奮状態に陥り、それが自分自身の体に触れようものならば、餌にしても外敵にしても取り敢えず噛んで対処するのが手っ取り早いため、前述のような悲劇が起こることに繋がるようだ。
その恐ろしい顔つきや危険性もあってかシャチのように「海のギャング」と呼ばれることもある。
しかし、実は性格はごく一部の種を除いて凶暴という程ではなく、下手にからかったり、魚を銛で刺したまま近づいたりするなど、こちらが刺激しない限りはまず襲って来ることはない。
最近はダイビンググローブも丈夫で使い勝手の良いものが出回っており、余程巨大な個体に遭遇しない限りは、これを嵌めているだけでも事故を防ぎ易くなる。抑も見通しの悪い岩や珊瑚の隙間に不用意に手を突っ込むこと自体が軽挙であるとも言える。

一方で、ウツボはオトヒメエビStenopus hispidusやホンソメワケベラLabroides dimidiatus、ゴンズイPlotosus japonhcus幼魚といった、他の魚の寄生虫やゴミなどを食べて掃除する魚と共生することでも知られる。
その際に、口を大きくあんぐりと開けて中まで掃除してもらうこともあるが、決して騙し討ちで食べるようなこともせず、掃除が終わるまで大人しく口を開けているので結構可愛い。

近年になってイセエビPanulirus japonicusとも共生関係にある事が判明した。
イセエビがウツボの巣にいれば天敵のタコから守って貰え、ウツボからしてもイセエビを狙って大好物のタコが寄ってくるので、互いの利害が一致しているのだ。
一見、ウツボにとって美味しそうな獲物に見えるイセエビだが、いくらウツボでも流石に成長し切ったイセエビは硬すぎて食べられないようである。しかし、脱皮直後のイセエビが運悪く腹を空かせたウツボに遭遇した場合は、その限りでもないようでもある。
逆に、何らかの原因でウツボが死ぬと、イセエビはウツボの死体を食べる事もあるが、イセエビが生きているウツボを襲う事はほぼない。

また、ウツボ同士が積極的に争うことも少なく、狭い岩の隙間に何匹も屯していることも稀ではない。ある程度のサイズまで育ってしまえば、天敵らしい天敵もいないため、長期に渡って同じ隙間に居座っていることもある。
色々な手下を従えている辺りは、ギャングのボスというよりは侠客の親分、といった感じが近いかもしれない。
天敵らしい天敵はいないと書いたが、幼魚や小型種は爬虫類のウミヘビにはよく狙われるらしく、ウミヘビの胃の中からは結構珍しい種が出てくることが少なくない。むしろ、そこからしか殆ど記録がないような種さえいる。また、ごく稀にタマカイEpinephelus lanceolatusやカスリハタE. tukulaなどの超大型のハタがウツボを捕食することもあるようだ。

繁殖については殆ど何も判っていない。
一部の種での研究事例では、性成熟に4年以上要するとされている。この仲間に特徴的なレプトケパルス幼生が捕えられた事例も少なく、変態に漕ぎつけた事例は更に少ない。
寿命もかなり長く、30年以上生きたものもいる。


利用

その外見が気持ち悪いという人も多く、食用としている地域は少ないが、冬が旬の高級魚であり、食べると脂身があって非常に美味い。
高知県の沿岸地域ではメジャーという程ではないにしろ、実際に食されており、ウツボの下処理用に服の洗濯用とは別の洗濯機をもう一台設置している家庭もあるという。
また身がかなりしっかりしているため、血合いをとるのにタワシを使うところもある。
他には千葉県の勝浦や銚子、和歌山県の南紀地域、熊本県の天草地方でも食される。
天草地方ではウナギの代わりに蒲焼にしたり唐揚げにしたりする。
ただし、繁殖に歳月を要することが確実な一方で、養殖技術は疎か自然下の繁殖生態に関する情報が殆どなく、それでいて環境悪化や乱獲によって明らかに数を減らしている地域があるのも事実である。
先に紹介した高知県や千葉県でも、地域によっては自主的な禁漁期間の設定や食材としての取り扱いを止めた事例もあり、今後の賞味は難しくなるかも知れない。

皮が丈夫であるため、皮革製品として利用されることもある。財布やハンドバック、靴などが作られているが、前述の通り量産性に乏しいため、少々値段が張り入手はやや難しい。
皮と身の間にはゼラチンが豊富で膠の材料にもなる。

ダイビングウォッチの対象としても一定の人気があり、特に欧米人のダイバーはなぜかウツボを見て喜ぶ傾向がある。
魚らしからぬ見た目と、よくよく見るとつぶらな瞳にどことなく愛嬌のある表情が人気の秘訣なのかもしれない。
しかしながら、前述の通り、鋭い牙を持つため、(特に大型のウツボに)嚙まれると大怪我をする恐れがあり、海などで見かけても軽い気持ちで触ってはいけない。カサゴやイシダイ釣りの外道として掛かる場合もあり、釣り糸を外す際なども充分な注意が必要である。
感染症などの危険性もあるので、万が一噛まれた場合は病院を受診しよう。

体質的に頑健な魚種が多く、水族館の定番展示種の一つ。
巨大な珊瑚礁水槽にヌシの如く鎮座していたり、ウツボばかり集められた水槽で、土管やタコ壺の中で犇めきあっていたり。
鑑賞魚としても意外と人気があり、様々な種類が売られている。
メートル級に育つ種が多いものの、泳ぎ回る魚ではなくパイプを入れたり岩を組めば、その中で温和しくしている。何も入れないとストレスを感じて拒食したり、コードやチューブを通すための蓋や濾過器の隙間から飛び出して干物になってしまうことがある。シェルターを必ず設けるのと同時に、隙間にはウールマットやスポンジを詰めて、大型種の場合は蓋に重しを載せておくと良い。
それ以外は酸欠や極度の水質悪化に注意すれば、1mのウツボでも90㎝水槽程度の容量で十分飼育可能で、小型種であれば60㎝水槽でも間に合うものも珍しくない。

ローマ帝国ではウツボは富と権力の象徴であり、王国貴族は邸宅にプールを設けて、地中海から海水を引き込んでウツボを飼育したとされる。これは全人類史に於いて最古の愛玩目的の海水魚飼育とも言われる。
特にカエサルはウツボを愛育したらしく、5000匹以上を飼育したとも言われ、死刑囚をウツボのプールに投げ込んで処刑したとも伝えてられている。

属と種の解説


ウツボ科は体が側扁傾向にあり、背鰭と臀鰭が鰓孔付近から発達するウツボ亜科と、体が円筒形に近く、背鰭と臀鰭が殆ど無く、有っても尾鰭の付近のみにあるキカイウツボ亜科の2亜科に分類される。
それぞれ単系統群とされており、ウツボ亜科がより派生的とされているが、一部の属の系統位置には議論の余地がある。

ウツボ科は世界から16属210種以上が知られており、日本からは2025年現在12属82種以上が知られている。
日本はウツボ科の多様性が最も高い西部太平洋の北端に位置し、琉球列島や小笠原諸島などの熱帯海域を擁すること、黒潮による偶産種が期待出来ることなどから、この数字は世界的に見ても多い方である。


ウツボ亜科

ウツボ属:Gymnothorax

属名は「裸の胸」の意味で、胸鰭が無いことに由来する(ウツボ科全体に共通する特徴ではあるが)。
ウツボ亜科最大の属で120種以上が分類される。
吻の長さは普通かやや短い。歯は牙状でやや平たい。顎歯は1列を基本とするが、2列以上になるものや部分的に2〜4列になるものも普通で、顎歯以外に上顎骨板や鋤骨から歯が不揃いに生えるようなものも多い。
おそらくは多系統なグループで、今後複数の属に分割される可能性が高い。
  • ウツボ
学名:Gymnothorax kidako
全長:50〜80㎝
分布:房総半島以南の本州・四国・九州、朝鮮半島、台湾、東シナ海

種小名は地方名の一つ「キダコ」に由来する。
地の色は黄色で、黒褐色の不規則な斑紋が入る。臀鰭が白く縁取られるのも特徴。
日本のウツボ科の代表格で、一般的に単にウツボと言ったらこの種を指すことが殆どである。
沿岸部の岩礁域に棲息し、小さなものは潮間帯のタイドプールにも入ることがある。
似た種にミナミウツボG. chilospilus(種小名は「唇に斑紋が入る」の意味)がいる。全長は40㎝前後とやや小型で臀鰭の縁取りがなく、琉球列島のやや深場にいて、見かけることは少ない。

  • ドクウツボ
学名:Gymnothorax javanicus
全長:150〜180㎝、最大300㎝
分布:紀伊半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、中部太平洋からインド洋にかけて

種小名は「ジャワ島の」という意味。
和名は肉にシガテラ毒という猛毒を持つことがあることに由来するが、シガテラ毒の性質上、全ての個体が有毒化するわけではなく、ポリネシアやメラネシアなどでは食用として消費されている。
地の色は灰色ないしは褐色で、大型だが形状が一定でない黒色斑紋がやや不規則入り、その斑紋の間には同色の小さい斑点が多数入る。鰓孔とその付近も黒い。
ウツボ科最大級の種の一つであり、通常は平均して1.5m程だが、稀に3mと化け物のような個体が目撃・捕獲されることもある。ウツボとしては体高もあるため貫禄があり、英名も「Giant moray」である。
沿岸の岩礁域や珊瑚礁でよく見られる。浅場に多く、シュノーケリングでも観察し易い。
性質は意外と温和で、水族館でもよく見かける他、鑑賞魚として飼育されることもある。
似た外見の種にはゴマウツボG. flavimarginatus(種小名は「黄色く縁取られた」の意味)がいる。最大全長は120㎝ほどとドクウツボほどは大型化せず、種小名の通り背鰭と臀鰭の外縁が黄色または黄緑色に縁取られる(ドクウツボの背鰭と臀鰭は縁取りが無いか、黒色に縁取られる)。また、体の模様も異なり、ゴマウツボにも同色の斑紋はあるが、大小が無くほぼ全てが細かい斑点のみで、鰓孔も黒いが、取り囲む斑紋はドクウツボに比べて明らかに小さい。

  • ニセゴイシウツボ
学名:Gymnothorax isingteena
全長:150〜180㎝
分布:伊豆半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、朝鮮半島南部、オーストラリア沿岸を除いた西部太平洋

種小名は中国広東省の現地名に由来するとされるが詳細不明。
「碁石」の和名通り、僅かに青みを帯びた白に近いクリーム色の地に、黒い斑点が多数入る。この斑点は成長するに従って数が増えるが、サイズがあまり変化しないので相対的に小さくなるため、成魚と幼魚とは雰囲気が異なる。
「偽」の和名通り、よく似たゴイシウツボという種が…いない。
前述のように本種は成魚と幼魚とでは斑点のパターンが異なるため、幼魚は別種ゴイシウツボG. psecadorisとして記載されていた。精査の結果、同一種であることが判明したため、G. psecadorisはG. isingteenaの同物異名ということになり、学名に付随する和名もニセゴイシウツボに統一されたということである。日本語の性質的にはどう考えても可怪しいのだが。また、古い図鑑ではG. melanospilosの学名が用いられることがあるが、これもG. isingteenaの同物異名であり、更にややこしいことに、前述のドクウツボにG. melanospilosの学名が宛てられたこともあり、非常に名称周りが混乱していた種であった。
ドクウツボ同様に珊瑚礁で良く見られる種の一つ。物怖じしない性格のものが多いため、ダイバーから特に人気がある。
特徴的な体色と温和な性質から、水族館でもよく見かける。
おそらくドンキの水槽で一番飼われているのが本種。

  • ハナビラウツボ
学名:Gymnothorax chlorostigma
全長:60〜100㎝
分布:紀伊半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、中部太平洋からインド洋にかけて

種小名は「金色の斑点がある」の意味。
小豆色から墨色の地に、やや白い金色の小斑が多数入る。
ニセゴイシウツボ同様に珊瑚礁の浅場で良く見られる。
シモフリタナバタウオCalloplesiops altivelisは、本種とよく似た体色をしており、予てよりベーツ型擬態の1種ではないかと疑われているが、科学的な証拠はない。
似た種にワカウツボG. meleagris(種小名は「メレアグロスの」という意味で、ギリシャ神話で英雄メレアグロスの死を悼んだ姉妹がホロホロチョウに姿を変えたという逸話に由来する。ホロホロチョウも黒地に白い斑点が多数入る。和名はタイプ標本産地の和歌浦に由来する)がいるが、ワカウツボは斑点がより白く、形がやや不規則である。また、ワカウツボの口の中は白地に黒い斑点だが、ハナビラウツボの口の中は白い。更に、ワカウツボは温帯域から亜熱帯域に多く、日本では主に伊豆半島から南の本州・四国・九州で見られ、琉球列島ではごく少ない。

  • アミウツボ
学名:Gymnothorax minor
全長:50〜80㎝
分布:新潟県以南の本州・四国・九州、南シナ海、オーストラリア南部

種小名は「より小さい」の意味。
地の色は白だがあまり見えず、茶褐色から赤錆色の斑紋が不規則に入る。また、背鰭と臀鰭には同色の横帯が入る。
ウツボ属には珍しい円筒形に近い体型で、体はやや細長く、背鰭も相対的に高さがある。
沖合の水深20~100mまでの砂泥底に棲み、浅場で見られることは少ない。
底曳き網漁でしばしば漁獲されるが、あまり利用されない。水族館で展示されることもあるが、高水温にやや弱い。
よく似た名前のアミメウツボG.pseudothyrsoideus(種小名は後述するサビウツボに由来し「偽のサビウツボ」の意味)は全く姿が異なり、種ウツボに似た姿で、灰褐色の地色に薄黄色の網目模様が入るが、成体では模様が不明瞭になる。紀伊半島以南の珊瑚礁の浅場に棲む。

  • ナミウツボ
学名:Gymnothorax undulatus
全長:60〜90㎝
分布:志摩半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、太平洋の熱帯・亜熱帯海域のほぼ全域、インド洋

種小名は「波打った、波模様の」という意味。従って、和名は並ではなく波の意味。
地の色は暗い赤褐色から紫褐色で、クリーム色に近い白色の網目模様が入ることで、地の色が漣模様に見えることが和名・種小名の由来である。頭部周辺はレモンイエローで、模様が入るものと入らないものがいる。
ウツボ属としては、吻がやや長めで下顎が長い。眼もやや大きい。
この種もまた、珊瑚礁や岩礁域の浅場でよく見られる種の一つである。
ウツボとしては気性が荒く、水族館やアクアリウムでは同種他種を問わずしばしば闘争が生じるため、混泳が難しい。
しかし、ドンキの水槽では何事もなく複数飼育や混泳されていることもあるので、個体次第なところもあるようだ。
似た雰囲気の種にはヘリゴイシウツボG. fimbriatus(種小名は「縁取られた」の意味)がいる。ナミウツボとは斑紋と地の色が逆で、斑紋は一つ一つが大きい代わりにやや疎らである。また、背鰭と臀鰭の外縁が白く縁取られる。ナミウツボ以上に浅い場所でも見られ、琉球列島では若魚が河口域に侵入する。性質は荒くはなく温和である。

  • サビウツボ
学名:Gymnothorax thyrsoideus
全長:40〜60㎝
分布:伊豆半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、ハワイ諸島を除いた中部・西部太平洋、モルジブ諸島以東のインド洋

種小名はローマ神話のバックス(バッカス)が持つ杖であるテュルソスに由来する。
やや白みを帯びた淡褐色の地に紫色がかった濃褐色の小斑点が密に入り、和名の通り赤錆に似た模様を呈している。頭部周辺はあまり斑点は入らず、下顎や吻端は白い。また、虹彩が白くて瞳孔が小さく、常に驚いたような表情をしているのが特徴的である。
琉球列島のタイドプールには本種がごく普通にいる。
サイズが手頃で餌付きも良く、個体数が多いため比較的頻繁に入荷して価格も安価であるため、ウツボ飼育の入門種として個人レベルのアクアリウムでよく飼われている。水族館でも良く見られる種の一つで、30年以上飼育された個体もいる。

  • アセウツボ
学名:Gymnothorax pictus
全長:最大150㎝
分布:伊豆半島以南の本州・四国・九州・琉球列島・小笠原諸島、太平洋とインド洋の熱帯・亜熱帯海域のほぼ全域

種小名は「彩色された、模様がある」の意味。
歯の先端が鈍く、サビウツボと併せてSiderea属に分割する説もある。
1m以上になる大型種でありながら、水深が数10㎝以下の極めて浅い水域を好み、珊瑚礁のタイドプールでは自身の背鰭が水の外に出ているような場所にさえいる。体が湿っていれば短距離ならば陸上を移動することが可能で、陸場のカニを不意打ちに近い形で仕留めることもある。

  • コクハンカワウツボ
学名:Gymnothorax polyuranodon
全長:60〜90㎝、最大150㎝
分布:西表島、台湾、フィリピン、インドネシア、パプワニューギニア、オーストラリア北東沿岸、ニューカレドニアなどの西部太平洋、スリランカ。

種小名は「口蓋に多数の歯を持つ」の意味で、上顎骨板に不規則な歯を10本前後持つことに由来する。
地の色は黄土色から黄色で多少緑みがある。連続する不規則な黒い斑紋があるが、頭部から鰓孔の周辺は線状に近い形になる。
成魚は全く塩分を含まない渓流域でも見られるという稀有な性質を持つ。
日本からは2020年に初めて標本が採集され、2021年に論文が発表された。幼魚が黒潮に乗って偶然に辿り着いたのか、少数の個体群が再生産を繰り返しているのかは定かでないが、日本の個体数は非常に少なく、大学や博物館に登録されている標本も先述の論文に用いられた1点のみと思われる。
その一方、アクアリウム界隈に於いては2005年頃からフィリピンやインドネシアから輸入が始まり、ヤマウツボやフレッシュウォーターレオパードモレイなどのと名で販売されている。年に1〜2回ほど纏まって輸入されるが、安価な場合でも¥10000近くする場合が殆どで、鑑賞魚としてやや高価な部類であろう。
純淡水で飼育可能だが、水質は中性からアルカリ性を保った方が良く、飼育水が酸性に傾くと調子を崩す。ごく稀に輸入される20㎝以下の個体は海水の10〜25%程度の塩分を加えた方が良いという意見もある。

  • グリーンモレイ
学名:Gymnothorax funebris
全長:最大300㎝
分布:東部太平洋、西部大西洋、カリブ海の熱帯海域。

種小名は「葬式の、残酷な」の意味。
非常に気性が荒く、同種別種問わず襲いかかる。

  • イエローフレークモレイ
学名:Gymnothorax tile
全長:
分布:

種小名はベンガル語で本種を意味する現地名に由来するとされる。
黒褐色から紫褐色の地の色に、非常に細かいレモンイエローの小斑が全身に亙って散在するが、成魚ではかなり消失する。
アクアリウム界隈では、遅くとも1980年代には「淡水ウツボ」「イエロースポットモレイ」などの名前で流通していたが、完全な淡水ではごく短期間のうちに粘膜の炎症や水カビに罹患して死亡する。海水の25~50%程度の塩分ならば終生飼育可能で、海水で飼育することも可能である。

コケウツボ属:Enchelycore

属名は「ウナギのような姿を持つもの」の意味。
吻を含めて顎が長く、両顎が大きく曲がっているため、口を隙間無く閉じることが出来ない。歯は牙状で細長い。顎歯は2列以上あるものが殆どである。
  • トラウツボ
学名:Enchelycore pardalis
全長:45〜90㎝
分布:房総半島以南の本州・四国・九州、奄美大島以北の琉球列島、中部太平洋からインド洋にかけて
種小名は「豹のような」の意味。
赤褐色から茶褐色のグラデーションがある地色に白い斑点が無数に入る。
前鼻孔・後鼻孔が管状に伸びて、特に後鼻孔は角のように太い。
後鼻孔の形状や顎歯が1列であることなどの形態的特徴とミトコンドリアDNAの解析によれば、Muraena属に近いという説もある。
日本近海ではウツボに次いで馴染みのある種と思われ、ウツボと混生していることも珍しくない。
体色が派手であるため水族館でよく飼われる他、鑑賞魚として取引されることもある。

オニウツボ属:Enchelynassa

属名は「島に棲むウナギ」という意味。
コケウツボ属ほどではないが、顎が長くて曲がり、口を閉じても歯が剥き出しになっている。
単型属であり、以下の1種のみを含む。
  • オニウツボ
学名:Enchelynassa canina
全長:最大250㎝
分布:

Muraena属

属名はウツボを意味するラテン語に由来する。
ウツボ科及びウツボ亜科の基準属。
主上顎骨歯は1列。前鼻孔が管状に発達する種が多く、また、少なくとも幼魚に於いては後鼻孔が同様に管状になる。
地中海や大西洋に産する種が多く、西洋でウツボと言うとこの属のイメージが強い。
  • メディテレニアンモレイ(ヘレナウツボ)

  • ジュエルモレイ

Monopenchelys

属名は「一つだけのウナギ」の意味で、側線孔が1個であることに由来する(他のウツボ科は2個であることが多い)。
主上顎骨歯は2列。鰓孔が小さく腹面に非常に近い場所に位置する。背鰭の起点は肛門より後ろ。肛門から尾鰭の先端までの長さは吻端から肛門まで長さより明らかに長く、最大で1.5倍ほどになる。
単型属であり、以下の1種のみを含む。
  • レッドフェイスモレイ
学名:Monopenchelys acuta
全長:20〜30㎝
分布:カリブ海を中心とした大西洋の熱帯海域。

タケウツボ属:Strophidon

属名は「巻かれた歯」の意味で、歯が曲がって根本から畳まれる構造になっていることに由来する。
  • オナガウツボ
学名:Strophidon sathete
全長:最大400㎝
分布:
ウツボ属やコケウツボ属と比べて細長く、体長は体高の30〜50倍に達する。
マングローブが発達する河口域でよく見られ、時には純淡水域に入ることもある。

ハナヒゲウツボ属:Rhinomuraena

単型属であり、以下の1種のみを含む。
  • ハナヒゲウツボ
学名:Rhinomuraena quaesita
全長:45〜90㎝
分布:
名前の通り鼻にヒレのようなヒゲを持つ。
ウツボとしては珍しく性転換を行うことで知られ、最初は雄だが年を経ると雌になる事で有名。
また、幼少期は色が黒いが成魚になると色が青くなり、さらに成長して雌になると黄色くなる。
全長1.2mだが細長いのであまり迫力はない。

モヨウタケウツボ属:Pseudechidna

属名は「偽のアラシウツボ」という意味だが、形態的及び系統的にはハナヒゲウツボ属に近い。
単型属であり、以下の1種のみを含む。
  • モヨウタケウツボ
学名:Pseudechidna brummeri
全長:
分布:

アラシウツボ属:Echidna

属名はギリシャ神話に登場する半人半蛇の怪物エキドナに由来する。Echidnaはヤマアラシを意味することもあり、和名の由来となっている。
吻が短い。歯が犬歯状のものと臼歯状のものと両方を持つ。歯に性的二型があることが知られている種が複数おり、雄は犬歯状の顎歯が発達する。
  • クモウツボ
学名:Echidna nebulosa
全長:30〜60㎝
分布:

種小名は「曇った、霞んだ」の意味で、従って、和名は蜘蛛ではなく雲の意味。
地の色は白く、黒に近い紫褐色と山吹色の雲状斑といわれる不規則な斑点が入る。頭部周辺は特に黄色みが強いが吻端周辺には斑紋が入らない。
珊瑚礁のタイドプールやラグーンの至るところで見られる普通種。
餌付きもよく丈夫で、サイズが手頃で頻繁に輸入されるため入手も比較的容易なことから、ウツボ飼育の入門種として個人レベルのアクアリウムでよく飼われている。

  • ナミダカワウツボ
学名:Echidna rhodochilus
全長:30~50㎝
分布:

種小名は「薔薇色の唇をもつ」という意味で、和名は眼の周辺の白い斑点を涙に見立てたもの。
河口から感潮域最上流で見られ、海ではまず見かけない。マングローブの根元や石の隙間に潜んでいる。
日本からは長らく西表島のみから知られている状況であったが、近年は石垣島や沖縄本島からも記録がある。ただし、どの地域でも数は非常に少なく、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類に指定されている。
アクアリウム界隈では、1990年代後半から「ホワイトチークモレイ」や「ホワイトマウスモレイ」などの名前でインドネシア産の個体が輸入される。常時見かけるものではなく、偶に纏まった数が輸入された後は暫く流通が止まる、といった事が繰り返されている。
イエローフレークモレイよりは淡水への抵抗があるが、基本的には汽水魚であり塩分がないと長生きしない。海水の10~25%程度の塩分ならば長期飼育可能で、単独ならば45㎝水槽、2~3匹程度の複数飼育ならば60㎝水槽でも事足りる。

ゼブラウツボ属:Gymnomuraena

属名は「裸のウツボ」という意味。
単型属であり、以下の1種のみを含む。
吻が短い。歯は全て臼歯状で敷石のように隙間なく並ぶ。肛門が体の中間よりかなり後ろの方にある(外のウツボ亜科では肛門は体のほぼ中央にある)。背鰭の発達がやや悪い。
ウツボ亜科では最初に分岐した属とされており、鰭の短さなどはキカイウツボ亜科と共有する形質だと考えられている。
  • ゼブラウツボ
学名:Gymnomuraena zebra
全長:
分布:
甲殻類、時にカニを専門に食べる。

キカイウツボ亜科


キカイウツボ亜科:Uropterygiinae

キカイウツボ属:Scuticaria

属名は「盾状の頭」という意味。和名は「機械」でも「奇怪」でもなく、琉球列島の喜界島に由来するとされる。
  • モヨウキカイウツボ

アミキカイウツボ属:Uropterygius

属名は「尾鰭を持つもの」という意味。
  • アミキカイウツボ

  • コゲウツボ

タカマユウツボ属:Anarchias

属名は「始まりがないもの」という意味で、背鰭や臀鰭がないことを間接的に表現したものと思われる。
頭部感覚孔の一つが後鼻孔に近接しており、一見すると後鼻孔が「8」の字のように開口しているかのように見える。

Channomuraena属

属名は「ライギョのようなウツボ」という意味。
眼から口角までの長さが吻端から眼までの長さの3倍近くあるため、口が後ろに裂けたように見える(他のウツボ科は両者の長さが等しいか、寧ろ眼は口角に近い場所に位置する)。
C. vittataとC. bauchotaeの2種が含まれるとされるが、日本からは以下に記す正体不明の種が知られている。
  • ダイオウキカイウツボ(仮称)

Diaphenchelys属

属名は「異なるウナギ」という意味。
  • マッドデュエラーモレイ

Cirrimaxilla

属名は「顎に鬚がある」という意味。
吻端から口角に掛けて多数の小さな鬚が生えている。下顎で特に目立つが上顎にも存在する。この特徴はウナギ目全体から見ても非常に珍しいものである。
  • ベアードモレイ

ウツボをモチーフとするキャラ


彼らをモチーフにするキャラもいるが、凶悪な面構えゆえに大抵悪役である。
そんなわけでウツボをモチーフとしたキャラを挙げていく。

キャラ名等 作品名等 備考
ヘレン メタルスラッグ3
ウツボ マリオシリーズ スーパーマリオ64かいぞくのいりえに登場するものが有名。
毒うつぼ 変身忍者 嵐 血車党の化身忍者。
うつぼ忍群 仮面の忍者赤影(漫画版) 外見や忍法ではなく執念深さと冷酷さからこう呼ばれるとされる。
ウツボガメス 仮面ライダー ウミガメとの合成。
うつぼ男 漫画版仮面ライダー
ドラゴンキング 仮面ライダー(新) ネオショッカーの改造人間。設定上のモチーフはドラゴン。
ウツボネジレ 電磁戦隊メガレンジャー
ウツボビースト 宇宙刑事シャリバン
ディープパイソン ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 ウミヘビと言われているが、どう見てもウツボである。
宇壺さか絵 戦慄!! タコ少女
おおうつぼ ドラクエⅥ
ドラクエⅧ
ウッポくん 勇者王ガオガイガー
ドリオサーム ダライアスII ウツボ型の魚型巨大戦艦。
ジェットサム リトルマーメイド
フロットサム
ジェイド・リーチ ディズニー ツイステッドワンダーランド
フロイド・リーチ
ウツボ女 シンドバッド・セブンヴォヤッジ かつて、東京ディズニーシー・アラビアンコーストに存在していたアトラクション。
リニューアル後大人の事情により、人魚に差し替えられた。
イブシマキヒコ モンスターハンターシリーズ デザインの一部にウツボの意匠が取り入れられている。
ナルハタタヒメ
ボツーン スーパーメトロイド マリーディアの中ボス
ハイドラ オーシャンハンター ルーン海の中ボス。
強欲なウツボ 遊戯王オフィシャルカードゲーム
カンツウツボ
白鱓(ホワイト・モーレイ)
貪欲なウツボ
ウツホ Splatoon3 さらに本物のウツボを使役する。
SCP-3000 SCP Foundation

ウツボの名を冠したキャラ


彼らをモチーフにするキャラを挙げたが、実はウツボの名を冠したレアキャラが存在する。

キャラ名等 作品名等 備考
宇津帆玲 ザ・ファブル 本名は「川平浩一」。主人公が本編開始の4年前に殺し損ねた宿敵。
岩穴鱓之介 あさりちゃん 通称うっちゃん。主人公の浜野あさりの通う桜貝小学校の校長。

追記・修正は穴にこもってお願いします。

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最終更新:2025年07月13日 09:53