機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II

登録日:2011/02/02(水) 22:21:36
更新日:2024/10/16 Wed 22:27:16
所要時間:約 7 分で読めます





●概要
アーケードゲーム『機動戦士ガンダムvs.』シリーズの一つ。タイトルの通り『機動戦士ガンダムSEED』シリーズが舞台。略称は連ザⅡ。

家庭版としてPS2版もあるが、こちらはこのシリーズ醍醐味の2on2が4人でできないため注意。
その代わりに、PS2版ではプレイヤーがシンとなりミッションを進めながら各キャラと親交を深めていくモード(PLUSモード)がある。
特定のキャラの好感度を上げれば声付CGが開放される他、美少年美少女たちからオッサンまでデレデレのハーレム状態になる。また、好感度最高のキャラはローディング画面に出てくるマユの携帯の待ち受けに映る。美少女やイケメンから☆最高の笑顔☆のサトーやモラシム、ババ達まで映る。一度ご覧あれ。
ちなみにこの好感度、相手を攻撃してしまうと下がり、一度も攻撃しなければ敵勢力であっても上がる。敵勢力のキャラはストーリーを進めると選択できる、特定の敵キャラの味方をするというifミッションをクリアして上げることになるのだが、そのキャラを倒さないでもクリアできるミッションをやりまくることで無理矢理友好度を上げることもできたりする。


前作の「機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.」の続編であるため、システムや小技、テクニックは今作に引き継がれているものが多い。
ただ、新機体参戦・機体性能の見直し・新たな覚醒システムなど他にも細かい調整などが施された。

●ルール
互いに戦力ゲージ(1000)を敵を倒して削り取り、先に0にした方が勝ち。
機体ごとにコストが決まっており、基本的にはコストが高い機体ほど性能がいいが、倒されたときに失う戦力ゲージもデカい。
機体のコストは590、560、450、420、280、270、200の7種類存在している。


この作品の特徴としては前作から進化した(2種類はZDXに先祖帰りしたとも言えるが)「覚醒システム」があげられる。

覚醒の種類は
◆ラッシュ
◆パワー
◆スピード
の三つあり、その中から一つ選ぶことができる
…のだが大半のプレイヤーはスピードを選ぶ。理由は後述。
覚醒を発動するには、対戦中に溜まる覚醒ゲージを消費することで覚醒は使用することができる。
機体や状況にもよるが450コストの機体を使った場合一試合に大体1~2回発動することが可能。
この覚醒システムにより有利に戦いを進めたり、逆転を狙うことができたり、逆に相手に追い詰められたりで駆け引きを楽しめる。

●各種覚醒
覚醒の共通効果としては
  • 弾数、ブーストゲージが全回復。
  • 敵から攻撃をうけているときに発動すると覚醒時間を3割消費して攻撃から抜け出すことができる。


◆ラッシュ覚醒
  • 若干スピードアップ。
  • 被ダメージが25%減少。
  • 格闘を連続して繋げたコンボが可能。普段はできないかっこいい格闘コンボができる。
  • 弾数のリロード、CSのチャージが高速化
  • 射撃の連射が可能に。


◆パワー覚醒
  • 各種攻撃のダメージが1.75倍上昇。
  • 攻撃を受けた際ヨロけなくなる上にダウン値がMAXに溜まるまでダウンしない(ただし被弾中足が止まる)。
  • 機動力の微低下。


◆スピード覚醒
  • ブーストゲージを通常より多く消費する代わりに大幅にBD速度や各種行動を高速化。
  • 地上ならブーストゲージがない状態でもステップが可能に。
  • 行動をジャンプかステップでブーストゲージを消費することでキャンセルすることができる(Next以降のユーザーはNDや虹ステを想像してくれたらいい)。

●参戦機体とコスト(☆マークは家庭用からの参戦)



450アビスカオスガイアガナーザクウォーリア(ルナマリア機)グフイグナイテッド(ハイネ機)ストライクルージュスラッシュザクファントムセイバーソードインパルスドムトルーパーフォースインパルスブラストインパルスブレイズザクファントムイージスエールストライクカラミティストライクノワールソードストライクデュエルASバスターフォビドゥンブリッツランチャーストライクレイダー☆ガイア(バルトフェルド機)☆グフイグナイテッド(イザーク機)☆スターゲイザー☆ブレイズザクファントム(ディアッカ機)ブレイズザクファントム(ハイネ機)





●機体間のバランスについて
歴代vsシリーズのみならず対戦ゲームに強キャラ弱キャラは付き物で、この連ザ2も例外ではない。
特に以下の3機は対戦で使うと「強機体厨死ね」と後ろ指を刺される為対戦で使う際には注意

  • プロヴィデンスガンダム…560相応の基本性能に加えてドラグーンの性能が凶悪でフワステも刈れる。一部格闘機や低コス機体はガン逃げされてドラグーンを撒かれるだけでも十分に辛い。接近しても伸びと判定の強い前格(通称埼玉キック)で蹴飛ばされる。

  • ランチャーストライクガンダム…特殊格闘のバルカン通称「肩バル」が凶悪無比。強銃口補正に早い発生に加えてダウンを取るまでが早く、メインに繋ぐ事すら可能。常時ラッシュ覚醒のマシンガンが撃てるようなもので、一発霞めようものなら即座に強制ダウンまで持ち込まれる。機動力も450相応で非常に掴まえにくい。
しかし武装が全て足が止まる為ドラグーン持ち機体や肩バルを一方的に相殺できるBMG持ちの機体ならば勝機はある。

  • ストライクノワール…グリーンホーミング(略称グリホ、GH)と呼ばれるテクニックと特殊射撃が非常に噛み合っており、超遠距離からいやらしい垂れ流しで相手にプレッシャーをかけられる。ただ接近されれば弱く、GH特殊射撃も対策が確立されつつあるため上記の2機に比べれば一歩譲る。

●コスト間の組合せバランスについて
前作「連合vsザフト」に登場した機体が解禁される前は前述の厨機体も存在せず、対戦も様々なコスト組合せが見られた。しかし前作登場機体の解禁によりバランスは一変。420帯に生ストライク、生デュエル、ラゴゥといった強力な支援機体が現れたと共に対戦は560+420が主流になり、一部を除く450×2や590+280、さらには生ザクや青グフといった解禁以前に存在した420機体は日陰に追いやられる羽目になった。全国大会の決勝は両方プロヴィデンス+ラゴゥのミラーマッチであった。

●スピ覚一択の理由
対戦において選ばれる覚醒はほぼスピードのみであった。ラッシュ・パワーは機体によっては使いにくかったりするのだが、スピードは機動力の上昇に加えて各種攻撃行動をステップやBDでキャンセルし擬似的にラッシュ覚醒同様のコンボができる上に、射撃の連射も可能である為、どの機体にとっても使いやすい。
このスピードのせいでパワーはまだ使われることはあるが、ラッシュに至ってはほぼ使われることはない。ラッシュたん涙目である。

●現在
2006年の作品ということもあり、新作の入荷などでこの連ザⅡを遊べるゲーセンを探すのは困難だろう。
しかしこの作品はテクニック・相方との連携がガンダムvs.シリーズ中で一番作用される作品だと思われる。確かに厨と呼ばれる機体もいるが、それは対戦ゲームには付き物と言っても過言ではないので仕方ない。
しかしそれを考慮しても、ガンダムvs.シリーズでは一番純粋に実力を試せる作品ではないだろうか?
クロスでダウンを取った時や覚醒コンボをフルに入れた時など、連携でも個人技でも独特の爽快感があるゲームなので、友人と是非遊んでいただきたい。



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最終更新:2024年10月16日 22:27