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Dガンダム

登録日:2012/06/08 Fri 17:34:08
更新日:2026/10/06 Tue 02:08:27
所要時間:約 6 分で読めます





教えてやるぜ!
てっめえらみてーなのをどうするのかを!!



「Dガンダム」とは、『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場するモビルワーカー/モビルスーツである。







Dガンダム・ファースト


D-GUNDAM First
型式番号 MWS-19051G
所属 モノトーン・マウス社
開発 ダリー・ニエル・ガンズの個人製作
生産形態 ハンドメイド
頭頂高 18.9m
本体重量 58.4t
全備重量 58.4t
出力 1,820kw
総推量 98,350kg
センサー有効半径 9,800m
装甲材質 ジャンクパーツ
武装 リベットガン
大型トリモチ弾
ドリルガン
各種有線式爆弾
ビームショットガン
ビームサーベル
その他
製作者兼パイロット ダリー・ニエル・ガンズ



『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場する、軍需産業のモノトーン・マウス社に在籍するダリー・ニエル・ガンズが開発した最新鋭のガンダムタイプモビルスーツ(以下MS)



とかそんなことは全くない。というかMSですらない。

実際はコロニー公社の下請け会社であるモノトーン・マウス社の作業員ダリー・ニエル・ガンズが会社のバックアップを受けて製作した作業用のモビルワーカー(MW)。*1
早い話がVガンダムの節足ロボ(サンドージュ)と同カテゴリ。
別世界で言えばこの機体のお仲間みたいなもの。*2
構造がMSと同じなだけで、まごうことなく民間の作業重機である。


見た目がガンダムなのはダリーが重度のガンダムマニアだから、という単純なもの。
オマケに本来は作業機械のMWなので全天周囲モニターは無く、コックピットの機密は保たれているものの装甲も隙間だらけ。

当然ながら戦闘用の武器なんか無い。ただしドリルガンなど7つの作業道具を持っているので全く戦えない訳ではない。
まあ工具で戦う奴といえば、後にこいつとかあいつも出たし。
また、作業用という都合からマニュピレーターは繊細な動きが可能で、劇中では中指を立ててファックサインをかましている。


戦うけど……あなたはロボットじゃないでしょ。


ムーバブルフレームやジェネレーターなど、機体の部品はジャンクを流用しているが、実はその部品、第一次ネオ・ジオン抗争で活躍した高性能MSの物である。
独自設計の中央フレームをベースに頭部は百式改、ジェネレーターはズサ、胴体は量産型Ζ、肩はジムカスタム、コンピューターと脚部はバーザム、電装品はジムⅡにマラサイにネモ…とありとあらゆるパーツを取り込んでは原型を留めないほどの改造を施しガンダムっぽく仕上げている。
その為に基本性能は当時の軍用MSにも匹敵する程が高かったが。
宇宙戦国時代のミキシングビルドの大先輩と言えなくもない。

もっとも、無駄に性能が高かったせいで連邦の新型ガンダムと勘違いした反連邦テロリストのカラードと新生ネオ・ジオンに追い回される羽目になるのだが。

ちなみに名前のDは「ダリー」のD。



装備

  • ナックルクラッシャー
前腕部に装備されたナックルガード。
本来の用途は障害物の除去だと思われるが、パイロットのダリーが血気盛んなので相手がテロリストだろうがジオンだろうが果敢に殴りに行く。

劇中デザインの物以前には別のナックルクラッシャーがあったらしく、次期によって別の前腕ユニットであるとされる。

  • マグネットアンカー
磁力で吸着する方式のアンカー。
目的に応じていくつかのバリエーションが用意されている。

  • リベットガン
コロニー外壁の補修作業等に使われるMSサイズのリベットガン。

劇中ではマグネットアンカーと組み合わせてガザC改をコロニーの集光ミラーに繋ぎ止め、コロニーの自転に巻き込ませる形で無力化した。

  • ドリルガン
小型ドリルを射出する銃。
ドリルとはフレキシブルワイヤーで接続されており、自由なポジションで作業が可能になっている。

  • シールド
シールド…ではなく本来は工具ケースで、工具を収納出来る。
シールドと呼ばれているのはシールド用ラッチを流用して腕部に接続したらそれっぽく見えたのでシールドっぽく見えるように表面を加工したからだとか。
そもそも戦闘用ではないので防御力は心許なく、ビームサーベルを受け切れず切断されてしまう程度。

作業ケース以外にも高熱作業に用いるガンダリウムγ製の耐熱シールドもあるらしいが、高価なので普段は持っていないという。
『リプライズ』ではセカンドのシールドがそれとして描写された。

  • 有線式爆弾
有線式の遠隔操作爆弾。
作業用途によって各種の爆薬を使い分ける。
ファーストの時点では未使用。

  • ダミーバルーン
欺瞞用のダミーバルーン。
MS型と隕石型を持っているが、画稿のみで本編未使用。

  • トリモチガン
粘着性の物質を封入した弾頭を発射する。

本来は空気が漏れた箇所への応急処置の為に使うものだが、劇中ではズサ・カスタムへの目潰しに使用した。
手投げ式の大型タイプもあるがそちらは本編未使用。

  • ビームショットガン
ショットガン型のビーム兵器。E-CAP式。
Dファーストの段階ではあくまで民間の作業機なので、画稿に描かれているのみで本編未使用。
後にアラハスに積み込まれていた試作型ジェガン用の装備であると判明。
『リプライズ』では自衛用として貸し出されたが、DガンダムにはFCSが搭載されておらずマニュアル操作に依存しているので軍人ではないダリーでは特に戦果は挙げられなかった。

  • ビームサーベル
左サイドアーマーに懸架している。
装備設定に記載が無くHG化した際に追加されたと思しいが、設定画にもそれらしき物が描かれている。
本来はビームトーチか何かだろうか?
『リプライズ』ではこれもアラハスから貸し出された物。

  • 熱融解ジェル展開装置
太陽フレアや熱核融合炉事故に備えた耐熱ジェル。
理論上は至近距離の核爆発に耐えられるらしい。



主な活躍

サラミス改級アラハスの護衛付きで廃コロニーを修復するだけの仕事だった筈が、たまたまそこをアジトにしていたテロリスト“カラード”の襲撃を受ける。
ダリーがDガンダムとコロニーの修理屋独特の策で追い払ったものの、その風体と無駄に高い性能から新型のガンダムと勘違いされてアラハス隊共々マークされてしまう。
中指立てて煽ったりなんてするから……

戦闘で然したるダメージは受けなかったが、幾度かの戦闘の後にダリーの仲間によって頭部と肩の外装を(ダリーに無許可で)囮に使われてしまい、フレーム丸出しの哀れな姿になってしまった。

一方、『リプライズ』では囮に使われたのがジムⅡとなり、原型を留めたままテキサスコロニーの修復作業に臨む。
しかしコロニー内でもカラードと戦闘になり、グザの猛攻に窮地に陥った挙句核爆発に巻き込まれて大破してしまった。






Dガンダム・セカンド


D-GUNDAM Second
型式番号 MWS-19051G-2
所属 地球連邦軍
頭頂高 18.9m
本体重量 42.2t
全備重量 52.8t
出力 2,002kw
総推量 99,510kg
センサー有効半径 11,700m
装甲材質 ガンダリウム合金(一部)
武装 コネクテッド・ビームライフル
ビームサーベル
Dセカンドバズーカ
各種有線式爆弾
シールド
その他
主なパイロット ダリー・ニエル・ガンズ



Dガンダムを連邦軍が買い上げ、ダリーがアラハス隊に所属することが決まった為にアラハスのファクトリーチームがDガンダムを軍用機に改造した姿。
でも扱いは「武装したMW」。

ジェネレーターやスラスターを強化し、前面装甲をガンダリウム合金に換装、関節部の装甲を強化している。
また、一部のパーツも軍の純正品に換えられた。

新たに出力3.8MWで連射可能なコネクテッド・ビームライフルやビームサーベル、バズーカなどが装備されたが、肝心のパイロットがただの作業員だったダリーなので幾つかの作業道具もそのまま装備されている。

なお、ダリーがよく敵機に殴りかかる為にファーストから引き続きナックルガードが装備されている。



装備

  • ナックルクラッシャー
ダリーが積極的に殴りに行くので、Dファーストから引き続き装備。

  • コネクテッド・ビームライフル
本体とエネルギーケーブルで接続されたビームライフル。
出力は3.8MWで連射も可能。
バレル下部にはグレネードランチャーも備える。

Dガンダムに用意されたライフルでは唯一まともに使用された。

  • ビームサーベル
装備されているが、劇中未使用。

  • Dセカンド用バズーカ
5発装填の実体弾式バズーカ砲。
劇中未使用。

  • 有線式爆弾
ザクⅢ後期型に使用したが、ズサ・カスタムが咄嗟に庇った為に誤って撃破してしまった。

  • シールド
Dファーストとは別のシールドを持つ。ガンダリウム合金製。
ぱっと見で寿司のタマゴに見える。
『リプライズ』ではファーストの設定にあった「高熱作業用の耐熱シールド」がこれという設定。



主な活躍

改造直後にサイド2で一度ザクⅢ後期型と戦っただけで特に目立った活躍はない。
一応、ザクⅢを庇ったズサ・カスタムを撃破している。






Dガンダム・サード


D-GUNDAM Third
型式番号 RGX-D3
所属 地球連邦軍
頭頂高 19.1m
本体重量 41.5t
全備重量 55.5t
出力 2,528kw
総推量 119,412kg
センサー有効半径 14,200m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 バスターショット
ビームサーベル
シールドライフル
Dサードバズーカ
Gブラストナックル
主なパイロット ダリー・ニエル・ガンズ



カラードを背後で操っていた新生ネオ・ジオンとの戦いに備えてDガンダムをグラナダの連邦軍兵器開発局のプランに従って改造した姿。
ここでようやく分別がMSになり、連邦軍から型式番号を付けられた。

ジェネレーター及びスラスターが更に強化された上に装甲が全てガンダリウム合金となり、ムーバブルフレームなどのアビオニクスも最新のものに交換されている。
この為、元のDガンダムからのパーツは三割程度しか残っていない。
その性能は最新鋭量産機と同等以上とされる。

武装は宇宙世紀0090年時最新鋭のビーム兵器が装備された。
ナックルガードも電磁粉砕方式のGブラストナックルとして強化された。

原作漫画版では「戦闘用だから」と言われセカンドまでと違いリ・ガズィに近い頭部に変えられており、
ガンダムらしさが減ってしまったのがダリーはお気に召さなかったのか「なーんか違うんだよな」と愚痴をこぼしていた。



装備

  • 頭部バルカン砲
設定画には無いが、劇中デザイン版の頭部には小口径の3連装バルカンが装備されている。

  • Gブラストナックル
ナックルクラッシャーの強化版。只のナックルガードから電磁粉砕方式に強化された。

劇中ではヤクト・ドーガに必殺?のガンダムパンチをお見舞いしたが、ダリーに殺意が無かった為か多少装甲が取れたくらいで殆どダメージは与えていなかった。

  • バスターショット
専用ビームライフル。
発射するビームの口径、連射の間隔など細かな調整が可能。
銃口が上下2連に見えるが下部のものはビームサーベルで、ビーム銃剣として使用することが出来る。
やたらと多機能であるが、劇中未使用。

  • ビームサーベル
Dセカンドから引き続き装備。
サードになってようやく使ってもらえた。

  • Dサード用バズーカ
Dサード用の新型バズーカ。
装弾数が8発になったが、やっぱり使用されず。

  • シールド / シールドライフル
形状はジェガンの物に似ているが、先端にビーム砲があり、左右に分割してグリップを起こすと2丁のシールドライフルとなる。
また、表面にはスモークディスチャージャー、裏面にはグレネード弾も備える。
劇中ではシールドとしては使われず、主にライフル形態で使用。



主な活躍

カラードの穏健派と共にコロニー落としを企むネオ・ジオンのレウルーラに戦いを挑む。

ギラ・ドーガを物ともせずドーガ(仮名)を機能停止にしたりと活躍を見せるが、レウルーラ指揮官イリアの副官ジェダの駆るヤクト・ドーガのファンネル攻撃には全く歯が立たず、ビームサーベルでコックピットを貫かれ、撃破された後にレウルーラに回収された……





と思いきや、なんとダリーは生きていた!それも無傷で!
実はレウルーラに潜り込む為の咄嗟の策で、ダリーはコックピット内でサーベルを避けていた。


しかもレウルーラから無事帰してもらった後もコックピットに大穴が空いたまま残った操縦系で普通に戦闘を続けている!

一体どうなってんだこの機体は!?

そういや、後々コックピットに風穴空いたままビームシールド展開して大気圏突入したヤツも出てきたな…

ヤクト・ドーガにパンチをかまして大見得切った後、連邦もジオンも巻き込んで宇宙に投げ出された恋人を探させた。
物語はそこで終わり、エピローグでは場面が数年後に飛んだのでDガンダムがどうなったかは不明。




その他のDガンダム

Dフォース(Dガンダム・フォース)

型式番号 RGX-D4

Dガンダムの強化プランの一つ。
機動性強化の為にジェネレーターを強化、サポートユニットとして外装式ブースターユニットのGクルーザーを装備する。

しかしアラハス事件が早期に終結した為か、実機の開発に至らずペーパープランに終わった。


設定画はGクルーザーと一体化した状態の物しかなく、Dガンダム本体の詳細な外見などは不明。



Dガンダム改

「G GENERATION ギャザービート」に登場するオリジナル機体。
外見はファーストとほとんど変わってないが、性能が上がっている。




ゲームでの活躍

主にSDガンダムGジェネレーションシリーズに登場。
初登場は『F』で、ファーストからサードまでしっかりと使用出来る。
先述の通り『ギャザービート』ではゲームオリジナルの改も登場した。

その後長らく参戦がなかったが、最新作『エターナル』に久々に登場。
サービス開始時からファーストがSSR耐久ユニットとして実装されたが、性能はそこそこ。
そして後に最高レアリティのURとしてサードが実装。付属パイロットは『F』以来26年ぶりの参戦となるダリー。
タイプは支援だが、HP条件で攻撃タイプ並みの火力を発揮可能。
格闘が主体だがEX攻撃のGブラストナックルは射程はしっかりと5あるので飛べない以外は優秀なユニットになっている。




立体化

どマイナーな作品故に森永が1990年代初めに出していたミニ食玩「SDガンダムモビルジャケット」程度しか
立体化に恵まれなかったが、2024年12月にまさかまさかのDガンダム・ファーストのHG化が発表。あまりに唐突な発表はファンの度肝を抜いた。
プレミアムバンダイより12月に予約開始、発送は翌年2月。

色分けは中々優秀で、シールはセンサーや工具類が中心。
各種工具やスマートな体型を見事に再現しつつ、可動域も抜群な言う事無しの良キット。

余談だが、ランナータグは「Dガンダム」と「Dガンダム ファースト」に分かれている。
これはつまり……?


そして2026年2月末、前回と同様プレミアムバンダイにてDガンダム・セカンドの予約が開始。発送は同年5月末。

大部分が新規パーツとなり、設定画や劇中に比べて厳つさを残しつつも今風のスタイリッシュなスタイル。
ファーストから引き継いだ作業道具とコネクテッドビームライフル、バズーカなどの新武装に加えてバックパックのスラスター展開ギミックがある。
そして何より、ショットガンやシールドを含めたファーストのパーツ一式が揃っているのでDガンダム・ファーストとしても組める上位互換キットとなっている。



余談


  • 当初は「Jガンダム」という百式改の発展型でジェガンのバージョンアップ版としてデザインされていたが、「略すとJガンになって紛らわしい」、「もっとハンドメイドっぽく」ということで現行のDガンダムとなった。
    Jガンダムのコンセプトはジェガン改(ジェガンの派生機だが技術的には百式系統)に受け継がれたと思われる。

  • Dサードのみ設定デザインと劇中デザインが大きく異なる。
    劇中デザイン版は『ダブルフェイク』作者のうしおゆうじ氏によるもの。





教えてやるぜ!
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最終更新:2026年10月06日 02:08

*1 劇中では「ワークスーツ」と呼称。

*2 こっちはハンドメイドではないし、分別もモビルスタンダードだが。