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ソープランド

登録日:2014/05/05 Tue 08:57:00
更新日:2026/07/04 Sat 05:02:26
所要時間:約 15 分で読めます







~北方謙三(作家)~



ソープランドとは、日本の風俗業の一種である。
単純に「ソープ」の略称で呼ばれたり、隠語で「お風呂屋さん」と言われる事も。
そのサービス内容は他の風俗とは一線を画しており、キングオブキングスの名を不動のものにしている。

1980年代初期までは「トルコ風呂」と呼ばれていたが、当時東大に通っていたトルコ人留学生ヌスレット・サンジャクリ氏が「私の国の名前を使わないで下さい」と渡部恒三厚生大臣(当時)に直訴し、改名運動を起こした結果1984年12月19日より今の名前になった。
「トルコ風呂」と呼ばれていた時代は「トルコ」という名称*1自体が日本では性風俗の代名詞扱いされており、トルコ共和国のイメージに多大な風評被害をもたらしていた。



◆特徴・利点

ソープランドは経営面で厳しい制約があり、
  1. 風適法(「風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律」の略)を遵守した営業が許可されている。
  2. 施設内に公衆浴場法で定められた基準を満たす入浴の為の浴槽(もしくはサウナ・シャワーなど)が設置されている。
最低でも上記の条件が満たされる地域でないと営業ができない。
そして都道府県の条例の兼ね合いもあり、場所は限られている。例えば関東・甲信越地方だと群馬県長野県は店舗数ゼロ。近畿地方だと大阪府京都府奈良県には全くない。
現在は新たな許可が降りる事は事実上なく、既得権益によって営業している他、建物の新築を行う事もできない為、減る一方となっている。

その為、これらの風俗店がが立地・営業している地域は「ソープ街」として女遊びの定番スポットと化した。
東京の吉原、北海道札幌市のすすきのなど、地名を聞いただけで「ああ、こんな所だな」と想像できるだろう。
在籍している女性はコンパニオン扱い。源氏名を付けて「〇〇嬢」とも表記される(以下、サービス提供側の女性を嬢と表記する)。
店舗の従業員及び外来客も含め、18歳未満の立ち入りや利用は禁止である。

さて、他の風俗と一線を画すのが何といっても

料金を支払えば基本サービスのみで最後まで(合体)できる

この一点に尽きる。

他種風俗では禁止行為であり、ご法度である性交が、料金を支払えばお店と相手嬢の了解の下に堂々とできるのだ。
これがソープランド遊びが「風俗の王様」と呼ばれる所以である。

また最近では、
  • 多種多様なコスプレを売りにしており、イメクラの上位互換としても利用可能。裏オプの本番行為バレに怯える必要がない。
  • 約20~30分刻みで料金を設定しており、予算と時間のバランスの調整が図れる所も。
    • 最短時間の利用なら万札2枚でお釣りがくる事もある。
  • 来店客に正装(ドレスコード)を義務化。さらに完全会員制にして初回利用時は会員入会する、もしくは既存会員の紹介状を要求する。
    • その代わり、在籍している嬢の年齢の若さ・ルックス・サービス・接客応対は超一級の保障あり。現役及び元AV女優も多数在籍させている。
……といった具合に、利用する殿方にある程度ニーズを合わせた店舗も出現している。
来店回数・利用料金に応じて割引ポイント付加を行う店舗もある。
総合的に見てハードルは一昔前と比べてかなり低くなり、遊びやすくなった。


◆主なサービス内容

  • お出迎え
読んで字の如く、嬢に迎えられて一緒に客室まで行く。
「それってサービスなの?」と思われるかもしれないが、嬢によっては客室に着くのを待たずにエレベーターの中でキスしたり、その場で軽く愛撫してもらったりする事もある。
ここから既にサービスは始まっているのだ。

  • 脱衣
挨拶や軽い雑談を交わしてから、嬢に服を脱がせてもらう。
嬢の服は本人が自分で脱ぐ事もあれば、客に脱がせられる事もある。
場合によってはここから後述の即尺に移行する。

  • 洗体
嬢が体を隅々まで丁寧に洗う。ただし、そこはソープランド。
通称「スケベ椅子」といわれる股座部分が抜かれている中空のものを使用し、男性が座った状態で菊門も含めた全身を、しっかりと手や胸できれいにしてくれる。嬢のサービスや客の要望によっては性的刺激を交える事も。
洗髪は客側の髪のセットが崩れるとか、時間の関係から客側から希望しない限りやらない。

  • 入浴
嬢と同時に、もしくは客が先に湯船に浸かって一緒にお湯に浸る。
ここで体を密着させ、イチャイチャできる。
嬢と対面座りの体制になり、客の腰を浮かせ、股座に入り込む形となり陰茎に奉仕してもらう「潜望鏡」というサービスを受けるのはこの入浴時である。
大抵は行うが、利用時間の長さやコースによっては一部省略される場合あり。

  • マットプレイ
ソープランドの醍醐味と言えるのが、このマットを使ったサービスである。
店によって規模は異なるがエアーマットを使い、客はそこにうつ伏せ or 仰向けの状態で寝っ転がる。
ローションを使用し、客の体に嬢が全身を擦りつけて互いにヌルヌルの体を密着し合う。
ローションは嬢がお湯で事前に温めてあるので、冷たいと感じる事はない。
各種性行為はここから発展していく事がほとんどで、全身舐めもセットで行う嬢もいれば、客や嬢の要望に応じて挿入に至る事も。
ローションで滑りが良くなっているため、下手に動くと嬢(と下手すれば自分も)が転倒して怪我をしてしまう。下手に動こうとせず、嬢に身を委ねよう。
提供側の嬢にも体位や技術など一定の水準が求められる為、若さやルックスよりもあえて年配のベテラン嬢を選ぶ客も存在する。
在籍してある程度経過した嬢でないとできず、新人がついた場合は省略される(その際は事前に店員が不可の旨を告知してくれる)。
また、客からの要望・利用時間・コースの関係上、マットプレイ自体やらない事もある。
特に、色恋目当てで訪れる手合いの客は非日常感の強いマットプレイを好まない傾向が強いらしく、その手の客を特に警戒している嬢はプロフィールで「マットが得意」と表記することが多い。
近年は初めからマットプレイを省略した「カジュアルソープ」と称する店舗も増えている。
昔はローションではなく石鹸(ボディソープ)を使って嬢はこのサービスを行っていた。これに由来し、店に在籍している嬢の事を「泡姫」とも呼ぶ。

  • ベッドイン
ここで客と嬢が行う事はもう分かるだろう。そう、「合体」という名の性交である。
客として利用し、自身 or 嬢の激しい腰使いで絶頂に至り、己の欲望を発散、そして発射に至る……至福の時である。
料金や時間、コースによっては休憩を挟んで再度、行為に及ぶ事もある。料金の総額が2万円を切る格安店の短時間コースなどは「1回でおしまいですよ」という所がほとんど。
内容上、Webサイトなどに記載は全くと言っていいほどされていないので、どこまでできるのか不明な場合は店員や嬢に直接確認するといい。
店や嬢によっては生も可能で、対応している嬢のプロフィールにそれとなく目印がついている事もある*2
ただし、もしもの事が起きるリスクも当然上がるので、少しでも不安を覚えるならやめておこう。特に安い店舗や、普段は生NGの嬢が「今回は特別に…」などと言ってきた場合は要注意。

  • ソファープレイ
店舗によってはソファーが備え付けてある所もある。
基本的には最初の会話やお別れの挨拶を楽しむ時に座ってくつろぐ為のものだが、ベッドではなくここで行為に至る事もある。
一見すると「やってる事は同じじゃないか」とも思えるが、日常の象徴の一つであるソファーで合体する事で楽しめる非日常感・背徳感(特にシチュエーションプレイではこの恩恵を受けやすい)や、背もたれがあるおかげでベッドより楽にできる体位もある事から、こちらを好む者も多い。
1日に何人もの相手と性交する嬢の間でも、「ソファーも交えて行為に変化をつけた方がマンネリ防止に役立つ」という声もあるとか。

一通りのサービスの提供を受けた客は、最後に体を嬢に洗ってもらい、残った時間は雑談・休憩をして過ごし、服を着てから名刺を貰い、出口まで見送ってもらって終わりとなる。


◆利用にあたって

他の店舗型風俗と一緒で、その区域に直接出向く必要がある。
店舗の選定は、自身の予算・その店舗までの距離・コースなど料金・利用時間の長さ・気に入った嬢がいるかなど、様々な要素を加味して選定したり、ある時突然ふらっと直接店舗に行き、写真やアルバムを元に空いている嬢に突撃するなど、各個の状況は多々ある。

  • あらかじめコースや嬢を指定し、店舗に連絡してから利用する「事前予約」
    • Webサイトで選定した旨を伝えると「サイト予約」「ウェブ予約」「ネット予約」などと呼ばれる場合も。
    • 利用回数・店舗によっては指名料が掛かる場合がある。
  • 利用の旨と来店時間のみ店舗に連絡する「フリー予約」
    • 嬢は店舗で選ぶか、おまかせで選定してもらうパターン。送迎サービスを受けられたり、割引適用になる事も。
  • 直接アポなしで出向く「飛び込み」
    • 急にムラムラッと欲望が湧き、空いているまたはお目当ての嬢と遊ぶパターン。すんなり案内されればいいが、大抵の場合は長めの待ち時間が生じる。
    • 土日祝日は繁忙状態である事がほとんどで、人気嬢は当日には既に予約で埋まっているという事もザラ。平日でも人気店・人気嬢で遊ぶとなると2~3時間待つのが当たり前なので注意。
    • 嬢自身のスケジュールは大丈夫でも、部屋が空いていないため案内できないという場合もある。
  • 飛び込みだがコースを自分で選び、空いている嬢を写真やアルバムで指名する「写真指名」
    • 雑誌や情報紙を持ち込んで指名する事も可能。割引適用キャンペーンの対象になる事も。

だいたいこんな感じ。
ソープランドではアポ有の予約だと店舗によっては現地の最寄り駅に送迎車を出してくれる事がある。無料なので可能な限り使おう。
自家用車で出向く際は駐車場の有無を確認する事が望ましい。提携駐車場がある場合は、駐車券の提示などで利用した旨を申告するとサービス券がもらえる事も。


料金について

さて店舗に到着し、受付にて利用料金を支払うのだが、
  • 例1:入浴料5,400円※サービス料別途
  • 例2:総額〇〇〇〇〇円
例1の入浴料が表記されており、サービス料は問い合わせというパターン。このような料金表示を見た事はあるだろうか。
これはソープランド特有の表記である。
「入浴料は店自体の施設の利用料(利用時間によって変動する場合が多い)として、サービス料はコンパニオンによる性的サービスの対価として頂きますよ」ということ。
この場合、受付では入浴料のみ支払い、サービス料は嬢に直接渡すというシステムになっている事が多い。
この後付けのサービス料が曲者で、店側の自由裁量による部分が大きい為、初めて行く店舗だと問い合わせをしない限り金額が分からない。

標準的なレートでサービス料は店側表示の入浴料の2~3倍、高級店はそれ以上といった具合に変わってくる。
例2のような総額表示ではない所ではこれを考慮しないと予算オーバーする危険があるので気をつけよう。
どのような店舗でも、電話や店頭で確認すれば総合的な料金は必ず教えてくれる。
基本料金は総額表記でも、割引クーポンで適用される料金にはサービス料が含まれていないケースもあったりするので、よく確認する事。

近年は明朗会計の観点や税金の問題などから総額制を取る店舗が増えていると言われ、例1のような料金体系は一部の老舗や高級店くらいでしか見かけなくなってきている。


◆注意点

嬢のプロフィール

ホームページや店頭受付で使用している在籍嬢の写真は、多かれ少なかれ程度の差はあるが、
  • 撮影日がかなり前のもの
  • 画像加工アプリを利用して合成・修正したもの
  • 顎を引いた前傾姿勢でポーズを取ってウエストを細く見せているもの
  • メイクアップアーティストによるメイク(化粧)を施しているもの
などがあり、そのような店舗では当然、実際の人物と対面した際印象が違う。
極端な例だと、「お父さんにガンダムの最新プラモデル買ってきてと頼んだはずがドムの旧キットを渡された」とかそんな感じ。

これは通称「パネルマジック(パネマジ)」と呼ばれる。
ある程度は仕方ないのだが、おドムさまがでてきた場合、気まずい性交を迎える事となり、金と時間を無駄にしてしまう。
嬢の写真・画像が長期間更新されていないか、または腕や二の腕に不自然な影や跡がある*3店舗は注意されたし。

また年齢も「吉原年齢」という言葉があるくらい、プロフィールにある年齢があてにならない
熟女専門を売りにしている店以外は特に30歳以上を正直に言わない傾向が強く、「20代としたいなら20歳と書いてある者しか指名してはいけない」が常識と言われている。
吉原年齢24歳以上だと、10年以上のサバ読みは当たり前、中には40年近いサバ読みをしたり、永遠の24歳など開き直っている強者もいる。
これを逆手に取って「吉原年齢はウチでは使いません!」を売りにする店も存在する。

近年では悪評はネットですぐ拡散される為、露骨なケースは減少傾向にあるが、客から荒稼ぎしようと、このような事を日常的に行う悪質店は今なお無くなっていないのが現状である。
逆に万札が6枚ぐらい余裕で支払いに消える高級店などは、悪評によりブランドイメージが失墜する事を気にしている傾向がある。
画像や写真は高頻度で更新されている事が多いので、実際に対面した際ほぼ一致する確率が高い。嬢や、客側の好みによっては写真より可愛いなんて印象を抱くケースも時たまあるとかないとか。
初めてこのジャンルに挑む場合、サイトの更新頻度をチェックしたり、あえて高めの出費をしてでも嬢のルックスやサービスに重きを置いた選定が無難かもしれない。

性感染症対策とエチケット

他の風俗店と同様に性感染症のリスクがある事も理解しておこう。
きちんとした店舗であれば定期的な性病検査はしているが、それでも感染するリスクがないとは言い切れない*4
体調の優れない時や怪我をしている時の利用は避け、コンドームの着用を徹底し、利用者も定期的な性病検査を受ける事が大事である。

入浴に際しては、客側は以下のエチケットに気を配ろう。

  • 爪は短く切っておく
爪が伸びていると、つぼ洗い(洗体の際に嬢が客の指を陰部に入れて洗うサービス)の時などに嬢の膣内を傷付けてしまう可能性が高い。
普段AVやエロ漫画などで感覚が麻痺しているかもしれないが、女性器は非常にデリケートな部位であり、ソープ嬢にとっては商売の要でもある。
一度傷付いてしまうと性感染症のリスクや痛みの観点から嬢は治るまで出勤できず、そうなれば当然収入はゼロ。
さらに店側に「あのお客さん爪長くてガリガリするから無理」などと申告されれば、いくら気に入ったとしても今後その嬢を指名する事はできなくなり、最悪出禁も有り得るので嬢にも客にもいい事なしである。
少なくとも前日までには爪は短く切り揃えておく事。同じ理由で客から嬢に奉仕をする時もガシガシした摩擦は絶対にしてはいけない。
店舗によっては待合室に爪切りが置かれていることもあるが、用心に越したことはない。

  • 体を清潔にしておく
「ソープって風呂屋なんでしょ? じゃあ店で入浴できるじゃん」と思うかもしれないが、店舗や嬢によっては洗体の前に即尺・即即(入室した直後にフェラチオやリップ、合体をするサービス)を行う場合がある。
……考えてもみて欲しい。前日の夜から洗ってない、ともすれば用を足した後かもしれない異性の陰部に奉仕しなければならないのである。
「こいつ来る前に洗ってないな…」などと嬢に思われれば、その後のサービスや店舗側への評判にも響き兼ねない。
事前に陰部を含め身体を清潔にしておく事。不潔な客は店からも嬢からもいい印象はない。性交を含むサービスを受けるのなら尚更。
「汚いチ〇ポが好きなのぉ!」なんて展開は二次元の世界だけなのだ。
ただ、夏場にはどうしても移動中に汗をかいてしまうし、人によっては体質的な要因もある。行為に使える時間は短くなってしまうが、最悪最初に嬢に頼んで洗い場のシャワーで洗わせてもらおう。中には事前のシャワータイムが設けられていることもあるので、そうした店舗を選ぶのもアリ。
また、う蝕(虫歯)や歯周病、ニキビや肌荒れなども治療しておくと良い。

  • 口臭や体臭のケアをしておく
意外と無頓着な人もいるが、これも最低限のマナーである。
特にタバコを吸う男性は要注意。
店に行く直前に吸うのは避け、可能であれば遊ぶ当日の喫煙は控えるのが無難である。
嬢が喫煙者ならまだいいが、非喫煙者の場合は基本的にキスNGになると考えた方がいい。非喫煙者にとってはわずかなタバコ臭でも悪臭と感じられるのだ。
近頃は店舗側のホームページに嬢が喫煙者か非喫煙者かの表示がある場合も多いので、事前にチェックしておくのが吉。
匂いのキツい食べ物を食べて突撃するのもご法度であり、お酒の匂いなども意外と気になるだろう。
いずれにしても遊ぶ前にはきちんと歯磨きをし、ブレスケアやモンダミンなどで口臭対策をしておこう。
体臭という面では汗の臭いや加齢臭、服の生乾き臭、生活臭の付着なども注意が必要だろう。
着古した服はなるべく避け、体臭が気になる人は事前に銭湯などでアカスリをしておくと大分マシになる。
香水やデオドラントスプレーを吹きかけてもいいが、程々にしないと逆にスメハラ(スメルハラスメント)になりかねない。
また、香水などは綺麗な身体に吹きかけるものであって、悪臭を隠すためのものではない点にも注意しよう。

  • ムダ毛の処理をしておく
ヒゲを剃っておくのは当然として、部位としてはワキ・胸・腹・乳首・ケツ毛辺りが定石。
特にワキやケツ毛は蒸れやすく臭いの原因にもなるので、あまりにも剛毛な男性は処理しておくのが無難。
ただし、処理するなら前日ではなく当日に、剃り零しなく徹底的に行う事。
剛毛な男性の生え始めの毛は硬くチクチクとしており、まるでタワシやイガグリのようになってしまう。
そんな状態でマットや全身リップをしようものなら、いくらローションという潤滑剤があるとはいえ、嬢にとっては痛い上に肌荒れの原因にもなりデメリットしかない。
嬢によっては「中途半端に剃り残した状態で来られるくらいならボーボーの方がマシ」と言う者もいるくらいには嫌がられるのだ。
「当日にそんな時間ねーよ!」という人は前日にある程度処理しておき、当日遊ぶ前のシャワーの時に剃り直せば時間短縮になる。剃るのが苦手なら除毛クリームなんかを使うのもよいだろう。
また、潜望鏡やフェラチオの時に毛が絡むのを嫌う嬢も少なくないので、陰毛が長い人はパイチンとまではいかずとも切り揃えておくといい。
ただし、ムダ毛処理に失敗して怪我をすると、傷跡から感染症の原因にもなるので深剃りしすぎには注意しよう。

  • その他マナー
他の風俗と共通で、嬢への暴言・暴行・盗撮やメールアドレスなどの交換の強制、予約した状態での連絡なしのバックレはご法度。即出禁になる。


その他

先述の風適法等の法律関係の話になるが、認可が下りていない状態で、または無許可で営業している店舗がごくわずかだが存在する。
ホームページが開設されていない、住宅地のど真ん中が所在地になっているなどおかしいと感じたら絶対に行かない事。
大抵ヤバい人物がオーナーだったりする。
筆者の近辺でも、某国道沿いで店舗を構え30数年続けていたが無許可営業で、項目を立てた前年にガサ入れが入り摘発……という事例があった。
この場合、ガサ入れ時に居合わせた利用客も捕まる恐れがあり、ニュースなどでも度々報道されている。

1回当たりの料金は高くつき、嬢に一目ぼれ、また性行為の快感故にハマってしまうというケースが多いのもソープの特徴。
通い詰める為に会社の資金を横領したり、窃盗などの罪を犯す、消費者金融に借金するなどで自滅する客が存在する。
お金の対価で嬢も店もサービスを提供しているのであって、自発的に贔屓する事など全くと言っていいほどない。その事を割り切って利用する事。


◆法律的な位置づけ

現在日本では「売春防止法」という法律により、金銭を対価とした性行為は禁止されている。
つまり、それに従えばソープランドはがっつりアウトになるはずなのだが、現在でも多くの店舗が大手を振って……とまではいかないにせよ、かなり堂々と営業している。

では、なぜ実質的な売春宿が存在できているのかといえば、法律上ソープランドは「浴場」扱いで、嬢は客の体を洗う為に勤務しているに過ぎないからである。
つまり、店が提供しているサービスは入浴、及び体を洗うサービスのみなのだ。
性行為ができる理由は、「嬢と客が入浴しているうちに恋愛感情が生まれ、自由意思で性関係を持っただけで、店舗側は一切関与していない」という建前である。
前述したような入浴料とサービス料が分けられている店舗があるのも、行為について店側は直接関与していないという余地を残す為のものなのだ。

小学生が聞いても(聞かせたくないが)おかしいとわかるガバガバ理論であるが、公衆道徳とガス抜きのバランスを保つ為、今なおこの屁理屈の下でソープランドは存続を黙認されている。
パチンコとか自衛隊とか、杓子定規な法律運用では割り切れない問題も世の中にはあるのだ。*5
実際のところ法律を厳格に運用し取り締まった結果、下手に地下に潜られて反社会的勢力の種銭になっては面倒くさいし、かといって国会議員に働きかけて法律を改正し、ソープランドの存在を認めようにしようにも大した票にもならず、強力な圧力団体もロビー活動もないので、改正のインセンティブはほぼ無いといってもよい。
結果として割り切れない存在としてソープランドが存在する事になっている。
一応、2022年に売春防止法の改正があったが、専ら女性の自立支援と人権の保護でソープランドの存在は特に変更がなく、後述の「風呂に沈める」事の防止を目的とした改正であった。
2025年以降には"買う側"にも罰則をという議論はあるものの、警察が取り締まれないような巧妙な手口となるだけと予想されることもあって慎重な議論が行われている。

ただし、これもお上、もとい一行政機関である警察庁の胸三寸であり、その為に暗黙の了解として経営側はある程度のポーズを守る必要がある。
保健所の査察が入る時には、備品を適当に片付けて体裁を示さねばならない。

時々「売春防止法違反」で摘発されるソープもあり「何で今さら?」と思った事がある人もいるだろうが、大抵は上記の法的扱いとは別件で店が何らかの地雷を踏んだパターンである。
ありがちなのは、ヤバい金融屋やホスト系から借金でクビの回らなくなった女性を買い取って働かせ(所謂「風呂に沈める」)、女性が警察に駆け込む……といった場合である。
また、未成年を年齢確認もろくにせず雇ったり客として入れてしまった際にも摘発の口実とされる。別件で補導された未成年者が店の会員証を持っていた為、そこから摘発に繋がった……というような例もある。
この場合「だってあのガキが身分証偽造して来たんだもん!」といっても聞いてもらえないので、店の自己責任として年齢確認する必要がある。これは水商売やアダルトビデオ制作でも同様。
その他にも客引きのやりすぎやヤバい裏メニューがあったり、お薬をキメている嬢を放置していたり、暴力団など反社会的勢力との交際があったり……といった店側の問題点、また経営が派手になっていると同業者からの妬みを買い、落とし込みチクリをされて手入れが入る事もある。
また、建前上は浴場である為、個室の仕切りが規定を満たさない、不衛生であるといった保健所からの行政指導で営業停止となる事例もあり得るのだ。

特に2020年代以降はホストクラブの売掛に対する規制強化や悪徳メンズコンカフェ・メン地下*6の摘発が進んだ一環としての摘発例が相次いでおり、風俗スカウトやホストからの買取はかなりの地雷原となりつつある。
最悪の場合「営業廃止命令」を受ける事もあり、これを食らうと経営元をすげ替えての再出発すらできなくなり、建物は他業種に売却するか、更地にして売却なりするしかなくなる。



◆主なソープ街

都心部にあるものは遊郭から発展したものが多く、地方にあるものは温泉街の周辺に店が集まってできたものが多い。
中には、海の男達の娯楽施設として発展した小名浜や、周囲に田畑しかない国道沿いに1960年代後半以降になって突然できた雄琴のような特殊なケースも存在する。
これ以外にも小規模なソープ街は各県に存在するが、新規出店ができない為に消滅しつつある県や、奈良県のようにソープランドが存在した事がない県もある。ソープランドが全くない県は青森 山形 群馬 長野 富山 京都 大阪 奈良 岡山 長崎の10府県.

北海道・東北

  • すすきの(北海道札幌市中央区)
  • 国分町(宮城県仙台市)
  • 小名浜(福島県いわき市)


関東

  • 池上町(栃木県宇都宮市
  • 桜町(茨城県土浦市)
  • 天王町(茨城県水戸市)
  • 西川口(埼玉県川口市)
  • 旧大宮(埼玉県さいたま市大宮区)
  • 栄町(千葉県千葉市中央区)
  • 吉原(東京都台東区)
    • ※行政上の地名としては「千束」であり、吉原は通称。
  • 歌舞伎町(東京都新宿区)
  • 池袋北口(東京都豊島区)
  • 福富町(神奈川県横浜市中区)
  • 堀之内(神奈川県川崎市川崎区)
  • 南町(神奈川県川崎市川崎区)


中部・近畿

  • 古町(昭和新道)(新潟県新潟市中央区)
  • 片山津温泉(石川県加賀市)
  • 大門(愛知県名古屋市中村区)
  • 金津園(岐阜県岐阜市)
  • 雄琴(滋賀県大津市)
    • ※行政上の地名“雄琴”には現在店舗は存在しない(かつては存在した)が、最寄駅のおごと温泉駅*7にちなんでこう呼ばれる。現在ソープ街があるのは雄琴地区の南の苗鹿地区。
  • 福原(新開地)(兵庫県神戸市兵庫区)
  • 新雑賀町(和歌山県和歌山市)


中国・四国



九州・沖縄

  • 船頭町(福岡県北九州市小倉北区)
  • 中洲(福岡県福岡市博多区)
  • 武雄温泉(佐賀県武雄市)
  • 嬉野温泉(佐賀県嬉野市)
  • 元町(大分県別府市)
  • 中央街(熊本県熊本市中央区)
  • 辻(沖縄県那覇市)


かつてソープ街(トルコ街)だった場所

  • 北新地(曽根崎、キタ)(大阪府大阪市北区)
  • 心斎橋・道頓堀・千日前(ミナミ)(大阪府大阪市中央区)


◆多すぎる利用者数のデマ

2026年3月31日の朝日新聞の記事で『性風俗「使ったことある」20~40代男性の48%国内調査』(ソープ30.6%、生涯利用率だから人生で一度の利用でもカウント。8000人対象。48%に対し女性は4%)とある*8
30.6%=友人や同僚の男性の約3人に一人がソープ利用経験があるとか、いくらなんでも多すぎるのでは?と思った貴方、その感覚は正しい。

簡単に説明。日本のソープ店はここ30年平均2000店(近年どんどん減っている)に対し、20~40代男性は2000万人いる。ソープ店はリピーターが多い実体と合わせると30年かけても「たかが2000店で2000万人の30%が一度でも」するのは物理的に絶対無理。年10万人(リピーター込み)の利用が限界で10%、実際の利用経験者は男性の数%~多くて10%前半台である。2000店で男性の30%の600万人が一度でも利用するのは絶対無理。

「男性の3人に一人が利用経験あり」とかいくらなんでも肌感覚と違いすぎるわけだが、
でも「十数人に一人くらい」ならまぁそんなもんだろと腑に落ちるはず。日本の結婚経験率が70%だから生涯利用率30%だともうインフラレベルになるし、ソープランドの無い10府県の人口が約2200万人、20~40代男性は250万人くらいなのもポイント。アンケート回答者に見栄が入ってるなどそもそもノイズが混入しているのである。

他国の性風俗事情に関するアンケートも原則的に同様で、あまりに高い割合になるとその国の男性の人口比と絶対的な施設数の比較や他のライフイベントの統計的な事実と突き合わせて、趣味や行楽ではなく国民的行事というけったいな事になるのだ。
質問の仕方に何か問題があるから水増しされた回答になると見て間違いない。注意しましょう。


めいでん(21)「お店の中でバカになれる自信のある方は追記・修正していって下さいね♪」

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最終更新:2026年07月04日 05:02

*1 「コルト」という隠語で呼ばれる事もあった。また「トルコ」をそのまま店名にしていた店も少なからず存在した。

*2 生挿入OKだが、中で出すのはNGの場合は「NS」、最後まで生でしていい場合は「NN」と呼ばれる。中には「全員NS、NN OKだから何も書いていない」なんて店舗もあり、コンドーム着用を希望すると嬢に驚かれる事もあるという。因みにゴム有りでの行為は「S着」と呼ぶ。

*3 体型は衣装やポージングなどである程度ごまかしも効くが、腕はそれだけでは限界があるので画像加工に頼ることも多いとか。

*4 例えば嬢が徹底的に性病対策をしていても、客が性感染症を持ち込めば感染の恐れはある。

*5 因みにこのような本音と建前の制度というのは案外と世界中色んな地域で見られる。例えばイスラム圏では未婚者同士の姦通や他宗の信徒との結婚は禁止されている訳だが、店に入ったらいきなり妻を見初めて他宗の信徒ならばイスラム教に改宗、結婚し結納金を納付、その後は気が変わって離婚してバイバイという大変アクロバティックな一夜を過ごす人もいる。

*6 一部の運営でガチ恋煽りの営業が過激化しており、ハマったファンが風俗やパパ活落ちするトラブルが多発しており、逮捕例も発生した。

*7 元は「雄琴駅」だったが、ソープ街のイメージが付きすぎた為、2008年に改名した。

*8 調査は2022年7月、20~49歳の男女4千人ずつ計8千人を対象にオンラインで実施。日本における性の健康と性的行動の実態把握が主な目的で、分析結果は23年、国際学術誌「The Journal of Sex Research」に掲載された。