石川県

登録日:2020/05/02 Sat 12:34:56
更新日:2025/06/04 Wed 20:48:56
所要時間:約 5 分で読めます





石川県とは、日本海側に位置する中部地方所属の都道府県の1つである。
かつては加賀国、能登国と呼ばれていた。
日本三大苗字っぽい県名のひとつ。

概要

石川県成立までの歴史は本家wikiを参照。

基礎データ

  • 面積 4200平方km
  • 人口 110万人
  • 人口密度 262人/平方km
  • 県庁所在地 金沢市
  • 県の花 クロユリ
  • 県の木 アテ
  • 県の鳥 イヌワシ
  • 隣接する都道府県 福井県富山県岐阜県


地理

北陸にある能登半島全域が県であり、南北に細長い形となっている。
県北を能登地方、県南を加賀地方と言い、それぞれかつての能登国と加賀国に該当する。人口は加賀地方のほうが多い(全県比約84%)。

経済

かつては人口日本一の時代もあり、北陸の地域大国と呼べる県だったが現在は県GDPでは富山県に若干負けている。また、金沢市も都市圏人口や都市雇用圏でいうと富山市に僅かに遅れを取っている。

特色

伝統工芸で有名な県であり、江戸時代に藩の財力を芸術・文化・学問に投資して発展を遂げた。
その結果、染め物、友禅、漆、和紙など他の県では見られない独自の豪華絢爛な文化が栄え、かつては「天下の書府」と呼ばれていた。
そのためか、これまでに多くの文学者や芸術家を輩出している。
伝統工芸以外でも重工業や電子機器の製造も盛んであり、コマツ、アイ・オー・データ機器、EIZOなどの本社や発祥地がこの県にある。
現在超大企業となっているDMMなんかもここが発祥だったり。

しかし工芸や工業以外の特徴は、加賀温泉郷や和倉温泉などの有名な温泉地があるくらいで、他にこれといった特徴は残念ながらない。
人によっては「石川=金沢」と思っている人もいる。
そのため「金沢県」と揶揄される事もあるが、かつては本当に「金沢県」が存在していた。
「石川県」の名称の由来となった石川郡は市町村合併により現在は存在しない。

産業以外でも、海の幸や山の幸に恵まれている。

アニヲタ

アニヲタ的には変態企業ことアイレムソフトウェアエンジニアリングの本社があったことも外せない。
同社から独立したスタッフが設立し、現在絶体絶命都市シリーズの版権を持つゲーム開発会社グランゼーラ本社もここ。

主な伝統工芸品

  • 加賀友禅
  • 金箔
  • 九谷焼
  • 輪島塗
  • 山中漆器
  • 和紙
  • 蒔絵
  • 七尾仏壇
  • 牛首袖


郷土料理・特産品

  • かぶら寿司
  • 大根寿司
  • 笹寿司
  • 治部煮
  • ふぐの子糠漬け(ふぐの卵巣を塩と糠につけこむことで猛毒のフグ毒を抜く)
  • いしる(イワシやサバの内臓を原材料とする魚醤)、いしり(イカの内臓を原材料とする魚醤)
  • 白山固豆腐
  • とり野菜みそ(鍋料理用味噌)
  • 金沢カレー
  • 金沢おでん
  • ハントンライス(オムライスに白身魚のフライをのせてケチャップとタルタルソースをかけた洋食)
  • 8番ラーメン
  • 能登丼
  • 加賀パフェ
  • ズワイガニ(オス:加能ガニ/メス:香箱ガニ)
  • ノドグロ(アカムツ)
  • 甘エビ
  • ガスエビ
  • ブリ(40cm大:ふくらぎ(イナダ/ハマチと同じ)、60cm大:がんど(ワラサ/メジロと同じ))
  • 能登牛
  • 能登豚
  • 加賀野菜(五郎島金時、金時草、加賀れんこん、源助だいこん他)
  • ビーバー(昆布が練り込まれた揚げあられ)
  • えびす/べろべろ(溶き卵の寒天寄せ)
  • 棒茶

食文化

お菓子やアイスクリームの消費量が全国でも多く、家に常備している家庭が多い。
海の幸に恵まれた土地柄ゆえ寿司屋が多いが、回転寿司の激戦区でもあり、回転寿司とは思えないほどレベルが高い。*1
スーパーの寿司も安くて新鮮で美味しい。
石川県で「サワラ」といえば「カジキマグロ」を指し(最近ではカジキマグロ表記も増えてきている)、主に刺身や昆布締めなどにして食べる。だが近年県内ではカジキマグロではない方の「サワラ(鰆)」の漁獲量が増えたためこちらを「柳サワラ」と呼んで区別している。
また魚の「ニギス」のことを「メギス」と呼ぶ。
金沢市の人口一人あたりのおでん屋の数は日本一とも。

気候

年間降水量はほぼ毎年全都道府県でトップ10に入るほど多い。
特に冬場は季節風の影響で山間部ではかなりの雪が降る。天気も変わりやすく、古くから「弁当忘れても傘忘れるな」という格言が伝わっているほど。*2
また、冬期のの発生数は日本で最も多いとされる。ちなみに冬の雷は発生する地域が限られており、日本海沿岸とノルウェー西岸、アメリカの5大湖くらいでしか確認されないという。

皆さんご存知の通り豪雪地帯である。……ものの、気温も高いため積もった雪は意外に早く溶ける。とは言っても市街地でも50cm程度は積もるのだが。*3
石川県の雪の本当の恐ろしさは積雪量ではない、その中途半端な気温にある。
  • 時には直径3cmほどにはなる巨大な雹が雨のように降り注ぐ。*4
  • 風も非常に強いため傘が機能せず、水分たっぷりの雪がぐっしょりと靴や服に染み込む。
  • 雨と雪雹が混じってシャーベット状になり道路の凹凸に溜まる。
基本的に石川県の雪は粉雪ではなく半分雨の牡丹雪である。

気候の特徴は典型的な北陸気候で上述した通り晴れが少なく雨が多い。時折スコールのような雨が降る。また、時たま晴れた時もあくまで気象学上の晴れであり、他県の人が見たら雲の隙間から太陽がちょこっと覗いてるように見えるだろう。

交通

JRは北陸新幹線七尾線のみが走っている。
2024年まで北陸本線も走っていたが新幹線延伸に伴い県内の全区間がIRいしかわ鉄道に移管された。
私鉄は北陸鉄道、第三セクター鉄道ではIRいしかわ鉄道のと鉄道が走っているが、隣県に比べると少なめである。
2015年3月には北陸新幹線が金沢駅まで開通し、関東に行きやすくなり、2024年の敦賀延伸により西日本方面に行きやすくなった。

高速道路は北陸自動車道が走っている他、能越自動車道も少しだけ走っている。


主な観光地

  • 兼六園(金沢市)
後楽園、偕楽園と並ぶ日本三名園の1つ。
県内随一の梅・桜・紅葉の名所として知られ、日本さくら名所100選に選ばれたことがある。
金沢城公園と繋がっており、付近には石川県立美術館、金沢21世紀美術館、成巽閣などの観光地がある。

  • 成巽閣(金沢市)
兼六園に隣接する建造物。
加賀藩13代当主・前田斉泰が隠居所として建造した。

  • 金沢城(金沢市)
加賀一向一揆の絶頂期に拠点であった尾山御坊が城塞化して「一揆の持ちたる国」の象徴だったが、織田軍に陥とされ、柴田勝家の親戚・佐久間盛政が入る。
賤ケ岳の戦いの後に前田利家が入り、以後、明治まで加賀藩主・前田氏の居城であり続けた。
平山城で、1602年に落雷によって焼失した後は代わりに三階櫓が建てられる。
1631年の寛永の大火後は二の丸殿が藩主の居所となる。
明治以降は軍の施設が、戦後は金沢大学のキャンパスが置かれたが、1990年代に大学が移転してからは城址公園として整備されている。江戸時代からの現存建造物は石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫が残る。
城の周囲には大手堀、いもり堀、百間堀、白鳥堀があったが、大正時代までに大手堀以外の堀は全て埋めたてられ道路となる。
2010年には復元されたいもり堀に水が張られた。
2000年代に入ってから復元が進み2001年に菱櫓、橋爪門、五十間長屋、2011年に河北門、2020年に鼠多門が復元された。そしてゆくゆくは二の丸御殿も一部が復元される予定。

  • 白山(しらやま)比咩(ひめ)神社(白山市)
日本三霊山のひとつ、白山信仰の総本宮。
毎月1日は「おついたちまいり」として特別祈祷なども行われるため特に賑わう。
ただ「比咩」が読みづらいからといって「白山神社」と検索するだけではなかなか出ないのが難。
なお、祭神や神社名は「しらやま」比咩だが、山や市の読みは「はくさん」である。

  • ブナオ山観察舎(白山市)
山に生息する野生動物の生態を望遠鏡で観察することができる。カモシカ、イノシシ、猿が見られるほか、カモシカを捕食する冬眠明けのツキノワグマも撮影された。

  • 安宅の関(小松市)
武蔵坊弁慶が関所の関守を欺くために源義経を棒で殴ったエピソードで有名な関所であり、関守の富樫泰家は変装を見破ったものの彼らに同情して通過を許したとされる。
関所には、源義経、武蔵坊弁慶、富樫泰家の像が立てられている。

  • 千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋市、宝達志水町)
羽咋郡宝達志水町から羽咋市千里浜町までにある砂浜を走る約8kmの観光道路。海水浴場も兼ねている。
他の海岸道路と違い、一般車両やバスも走ることができる。
近年は浸食が著しく、通行不能箇所が拡大しつつある。

  • 白米千枚田(輪島市)
輪島市白米町にある棚田で、数が多いことが名前の由来となっている。「狭い田」が由来という説もある。
2001年に国の名勝に指定され、2011年に世界農業遺産に認定された。


主な市町村

  • 金沢市
県庁所在地。
百万石の大名として知られる前田利家のお膝元として栄える。
金沢城や兼六園などが現存している風情ある都市で、2011年には金沢駅が世界で最も美しい駅の1つに選ばれた。
人口46万人、石川県の人口は110万人なので県人口の4割を擁する。

  • 白山市
県で最も面積が大きい市。合併によって金沢に次ぐ人口11万人の大都市になった。
金沢市及び野々市市と隣接する松任(まっとう)市を取り込んだことで南東部の山岳エリア(石川県の象徴である白山をまるごと含む)から海まで伸びている。
その市域の広さから、金沢近郊の市街地から白山山頂の山奥まで幅広い。金沢近郊は発展した地方都市のため住みやすいが白山の山間部は住むのはかなり大変だが自然豊かで温泉などの観光地が多い。
大手スクリーンメーカーEIZOの本社がある。
桜と紅葉のスポットである白山白川郷ホワイトロードやパラグライダースポットの獅子吼高原がある。
化石の産地としても知られ、新発見された恐竜に「白山の恐竜」を意味する「アルバロフォサウルス」と学名がつけられた。
旧鶴来町は絵本『こびとづかん』の作者・なばたとしたかの出身地で、2018年に「こびとづかんの町つるぎ」を宣言し地域おこしを行っている。

  • 小松市
加賀地方の中核都市。白山市が成立するまで県2位の人口を擁する都市であった。人口10万人。
小松空港がある他、重機メーカーコマツ製作所の発祥地でもある。
松尾芭蕉が奥の細道で訪れた那谷寺がある。
安宅の関と奉納神事「曳山子供歌舞伎歌」から「歌舞伎のまち」を謳っている。
江戸前期に建て直された小松城も結構な城だったようだが、例によって明治に廃城されて今は跡地。

  • 加賀市
加賀温泉郷や山中温泉がある温泉地。
DMM創業の地でもある。
加賀と名乗っているものの、この地は加賀藩の支藩である大聖寺10万石なので加賀百万石ではない。

  • 能美市
九谷焼の産地。
県内唯一の遊園地・手取フィッシュランド(園内には北陸唯一のウルトラマン施設・ウルトラマンスタジアムもある)や、県内唯一の動物園・いしかわ動物園がある。
松井秀喜の出生地なので、松井秀喜ベースボールミュージアムがある。
京田陽太の出生地でもある。ちなみに松井は根上中学校で京田は寺井中学校である。
古墳も有名である。

  • 野々市市
金沢市のベッドタウン。少し前まで町だったが昇格。 
人口は6万人弱だが市域が狭いため人口密度は4000人/平方kmを超える。地方都市としてかなり住みやすいのも事実だが、他の地方都市は市街地に加え熊が出没するような山間部も含むのが一般的であるため、野々市の住みやすさにはこの市域の狭さが影響していると考えられる。
石川県立大学・金沢工業大学があり、2012年に住みやすい街ランキング全国2位になった。

  • かほく市
石川県西田幾多郎記念哲学館や、1500年の歴史を持つ賀茂神社がある。

  • 羽咋市
UFO目撃数1位の街ということをアピールし町おこしをしようとしている。
市内にはNASAの協力で作られた宇宙博物館があり、様々な宇宙船のレプリカが原寸大で展示されている。
人口そのものは2万人もいない小さな都市だが市域が狭いため人口密度は高く、能登地方では最も金沢に近い(口能登)ため市街地は発展していて事実上七尾に次ぐ能登地方第2の都市である。

  • 七尾市
能登地方第1の都市。人口は5万人弱。歴史的には金沢よりも先に発展している。
上杉謙信が落とすのに手こずったとされる七尾城跡がある。
和倉温泉などの温泉地や、県内唯一の水族館・のとじま水族館、俳優の仲代達矢が名誉館長を務める演劇ホール・能登演劇堂がある。

  • 輪島市
石川県を代表する工芸品・輪島塗の産地。輪島朝市は日本三大朝市のひとつ。
奥能登の中核都市である。人口は2万人だが、市域が400平方km以上と広いため人口密度は約40人/平方kmである。中核都市の輪島市ですらこれだけ過疎が進行している。
七尾や羽咋など中能登・口能登地域の人口密度は150人/平方kmほどになるため奥能登が能登という地域の中でもかなり異質なのがわかるだろう。石川県で「能登の過疎化」というと中・口能登ではなく輪島のような奥能登地域を指す場合が多い。
天然ふぐの漁獲量が日本でもトップクラス。
2024年の震災では189人の死者を出してしまう。2位の珠洲市151人と合わせると全死者の2/3に至る。

  • 珠州市
能登半島の最先端に位置する市。輪島市に次ぐ奥能登の中核都市である。
良質な珪藻土で作られた七輪が有名。
ゴジラ岩があることでも知られる。
日本唯一の揚げ浜塩田による塩づくりを行っている。

  • 津幡町
火牛を用いた源平戦が繰り広げられた俱利伽羅峠や、有名な心霊スポットである牛首トンネルがある。

  • 内灘町
反基地運動「内灘闘争」の舞台。
内灘海岸は海水浴場として知られる。

  • 川北町
毎年8月に川北まつり北國大花火川北大会が開かれる。
川とは手取川のこと。「手取川の合戦」で有名。

  • 宝達志水町
押水町と志雄町が合併する時に新たな町名が決まらなかったので、押水町案の「宝達町」と志雄町案の「志水町」2つを繋げた町となった。
オムライス考案者の出身地*5ということでオムライスで町おこしをしている。

  • 能登町
縄文時代の遺跡である真脇遺跡や恋人の聖地である恋路海岸がある。

  • 穴水町
昔は漁業が盛んであったが、衰退した現在は観光産業として「ボラ待ちやぐら」という漁法が行われている。

  • 中能登町
南部に石動山がある。

南加賀と奥能登の過疎、少子化

以前より問題になっていた小松市、能美市、加賀市など南加賀や七尾市、輪島市など能登地域の少子化、過疎化が深刻になっている。
ただでさえ減っていた中学生数がさらに大幅に減少するなど少子化が進行している。特に2025年3月現在過去数年に渡り南加賀と能登の公立高校はそのほとんどが定員を大幅に割り込んでいる状況である。能登地域はすでにかなりの高校が統廃合した上で、である。
ただし、南加賀トップの小松高校と能登トップの七尾高校からは未だに東大、京大、医学部への合格者が毎年出ているなど学業に励む学生もいる。ただし、これらの高校でも成績は年々低下している。

石川県の主な高校


●能登地方
  • 七尾高校…能登地域を代表する進学校である。奥能登の学生は下宿して七尾高校に通うのが一般的。七尾高校は上位1割弱ほどの学生が難関大学に合格し、能登地方においては唯一の難関大学を主眼に学生を教育する進学校である。学内の学力に大きな上下差があることで知られ理数科に加え文系フロンティアという特進クラスを設けている。昔は学生数240人で320人の小松高校に東大京大の人数で勝つ年もあった。

  • 羽咋高校…かつては約5割の学生が国公立大学に合格するなど、2000年代くらいまでは金沢市の上位進学校に匹敵する進学実績を叩き出していた。

  • 飯田高校…能登半島先端の珠洲市にある奥能登の教育を担う高校。2000年代くらいまでは東大京大にもコンスタントに進学実績があり、七尾高校への下宿が難しい学生のための奥能登の教育拠点だった。

  • 輪島高校…奥能登の中核都市にあり、進学から就職まで幅広い進路に対応した指導を行っている。飯田高校同様かつては東大京大クラスに実績があった。

●金沢地方
  • 泉丘高校…県トップの公立高校であるり2025年の大学入試にて東大23人京大34人阪大57人といずれも全国の公立高校で上位10番以内に入る実績を出した。

  • 金大付属…県唯一の国立高校。かつては県トップの進学校だったが最近は泉丘に押され気味。

  • 二水高校…金沢地方第2位の公立高校。難関大学の実績では地域トップの小松、七尾に及ばないが金沢大学への実績は県トップ。

  • 桜丘高校…金沢地方第3位の進学校で金沢大学と富山大学への進学実績に定評がある。昔は難関大学には中々合格できない高校だったが最近は東大京大をはじめとした難関大学の実績が大きく伸びている。3S歩行という新入生のマラソン大会がある。昔はオーソドックスな学ランとブレザーだったが制服改訂によりかなり個性的な制服になった。*6

  • 金沢西高校…金沢地方の中堅進学校。桜丘と並ぶ人気校でここ5年で国公立大は2倍、金沢大に至っては4倍に実績を増やしている。

  • 錦丘高校…県内唯一の公立中高一貫校。制服が学ランでもセーラー服でもブレザーでもなくスーツ。

●加賀地方
  • 小松高校…加賀地方のトップ校。例年上位1割強が難関大学に合格する。体育館にまでクーラーが付くが効きは悪い。かつてはライバル校の七尾・二水に水をあける実績を持っていた。

  • 小松明峰高校…例年4割強が国公立大、数人が難関大学に合格している。小松高校と違い校舎は古い。小松高校に次ぐ進学校であるが学内の学力に上下差が大きくアドバンスクラスという特進クラスが設置されている。

  • 小松市立高校…芸術コースがある。進学にも力を入れていてる。

  • 大聖寺高校…加賀市の伝統校。進学から就職まで幅広い進路に対応していて自由な校風が特徴。制服がオシャレで人気がある。卒業式に那須川天心を呼んだことがある。*7

  • 翠星高校…旧松任農業高校。元となった石川県勧業場は明治9年に設立されており、農業系学校としては北海道大学農学部と並んで最も古い歴史を持つ。

●大学
  • 北陸先端科学技術大学院大学…県内唯一の大学院大学。能美市の山の中にある。外国人留学生特にアジア系が多い。

  • 金沢工業大学…私立の工業大学。野々市市にあり、住むにも便利なので下宿で通っても楽しい。入るのは難しくないが、4年間で厳しく鍛えられるため、就職には有利で首都圏などでは金沢大より有名との声もある。

  • 石川県立大学…農学単科大学。野々市にあるが周りは田んぼだらけ。

主な出身の有名人

●歴代内閣総理大臣
  • 林銑十郎
  • 阿部信行
  • 森喜朗

●俳優
  • 潮哲也
  • 鹿賀丈史
  • 篠井英介
  • 塩谷瞬
  • 田中美里
  • 浜辺美波
  • 吉田メタル

●声優

●芸能人

●作家・漫画家
  • 泉鏡花
  • 徳田秋声
  • 室生犀星
    ※泉鏡花、徳田秋声、室生犀星の3人は「金沢三文豪」と呼ばれ、市内にそれぞれの記念館も存在する。
  • 彩花みん
  • 宮下英樹
  • 永井豪
  • 乃木坂太郎
  • 土山しげる
  • 下口智裕
  • アルコ
  • なばたとしたか
  • 編乃肌
  • 紅玉いづき

●アニメ関連
  • 米林宏昌
  • 野村祐一

●スポーツ関連
  • 松井秀喜
  • 京田陽太
  • 山本省吾
  • 西川健太郎
  • 奥川恭伸
  • 山瀬慎之助
  • 金森栄治
  • 輪島(第54代横綱)
  • 出島(元大関・現:大鳴戸親方)
  • 栃乃洋(元関脇・現:竹縄親方)
  • 遠藤
  • 炎鵬
  • 大の里
  • 馳浩(生まれは富山県小矢部市。文部科学大臣等を経て2022年から石川県知事)

●食文化
  • 道場六三郎
  • 辻口博啓

●架空の人物

石川県が舞台の作品

●漫画・アニメ・ゲーム

●小説
  • 北の海
  • 北辰の旗
  • 前田太平記、前田利常
  • 金沢あかり坂
  • ゼロの焦点
  • ガーリー・エアフォース
  • 金沢 洋食屋ななかまど物語
  • ダンジョンバトルロワイヤル~魔王になったので世界統一を目指します~

●ドラマ・実写映画


テレビ・アニメ事情

平成に入るまでは、そもそも民放テレビ局が北陸放送(TBS系)と石川テレビ(フジテレビ系)の2局しかなかった。
1990年4月にテレビ金沢(日本テレビ系)、1991年10月に北陸朝日放送(テレビ朝日系)がそれぞれ開局して民放4局化した。

北陸放送が1985年に平日夕方のアニメ枠を廃止して多くのアニメ・特撮が打ち切られたことで地元のアニメファンの反感を買ったが、その北陸放送も2010年代以降は深夜アニメを積極的に放送している。


自然災害など

地震

2024年1月1日という、数ある災害でも忘れ得ない月日に最大震度7(輪島市と羽咋郡志賀町)を記録する令和6年能登半島地震が発生。
翌日1月2日には東京羽田空港にて支援に飛び発つはずだった海上保安庁の航空機が民間機と近年稀に見る大事故を発生させたことも重なり、正月にして24年最大のニュースになってしまった。
この震災、及び24年内の余震を含む被害死者数は515人とされる。その内508人が石川県民であった。

ツキノワグマ

金沢以南には*9ツキノワグマが生息しており小松、能美、加賀、白山など県南地域では出没が多いことで知られる。

  • 2020年10月には加賀市の商業施設に体長130cm体重100kg超のオスのツキノワグマが立て篭もり事件を起こした。この時にも秋田同様に機動隊が出動したが突入はできなかった。ツキノワグマの戦闘力の高さがうかがえる。機動隊員は一人ひとりが剣道など格闘技の有段者である。

  • 2023年10月小松大谷高校の近くの住宅地にツキノワグマが出没し部活動中止。体長1mと報道される。*10

  • 2024年10月には加賀市の住宅地にツキノワグマが出没し作業中の男性を攻撃(男性は回避したと思われる)する。体長1m体重60kgのオス*11

  • 2024年には小松商業高校の自転車小屋に体長120cm体重50kgの小型個体が出没し、猟友会が駆除した。

  • 2024年11月には小松駅近くの住宅地にメスのツキノワグマが立て篭もりを起こした。体長1m体重40kgと異様に小さい*12。それでも警察や機動隊などが取り押さえるなどはできず猟友会が駆除に当たった。体長はともかく体重40kgはすでにエゾオオカミの平均サイズを超えているなどメジャー級猛獣のサイズである。

  • 上述の事件以外にも2024年には小松駅近くの市街地で熊の出没が複数回報告されている。

  • トレーニング中の自衛官が重症を負った事件がある。日々の訓練の他に10kmランニングの自主トレをするのが日課であり日課のランニングの最中に襲われた。

  • また、学術調査による最大級は体長140cm体重98kgのオスとされる*13がブナオ山観察舎などで観測される石川県のツキノワグマは大型が多く、アメリカクロクマやロシア産ツキノワグマを思わせるオスグマもよく見られる。夏場は100kg弱でも冬眠前は200kg級も多いかもしれない。



追記・修正は8番ラーメンを食べてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 石川県
  • 都道府県
  • 中部地方
  • 北陸地方
  • 能登半島
  • 加賀
  • 能登
  • 工芸
  • テイヘンズFC
  • 石川ミリオンスターズ
  • 兼六園
  • 加賀友禅
  • 金箔
  • 加賀百万石
  • 天下の書府
  • ツエーゲン金沢
  • 九谷焼
  • 輪島塗
  • 金沢市
  • ケン・イシカワ←ではない
  • 日本海
  • 復興願う
  • ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
最終更新:2025年06月04日 20:48

*1 余談だが、回転寿司のベルトコンベアはほとんどが石川県で製造されている。

*2 格言自体は北陸~山陰にかけての日本海側の広い地域に見られる。

*3 白山などでは大人の身長以上に積もる

*4 自動車の中にいるとまるで石が降ってきたような音が出る

*5 考案者については諸説あり

*6 冬服は男子の学ランが少々個性的なだけだが夏服は上が黒シャツで下が男子もチェックのズボンなので夏服はブレザー、冬服は学ランと着分けできるような感じ。

*7 他にも卒業式にキッチンカーが来たとか中学生への説明会で校長がキレのあるギャグを披露したとかとにかく高校生活を楽しめるのが特徴。過疎化による学生数減少への対応だがとにかくはっちゃけているのがすごい。

*8 舞台そのものではないが、校舎のモデルは金沢大学と言われている。

*9 2023年以降は生息していないとされていた奥能登でもツキノワグマが確認されている

*10 軽トラの車幅との比較からは体長150cm程度と見られる。

*11 軽トラや人間との比較から体長は130〜150cm程度と思われる。

*12 ニュースなどで報道されるツキノワグマの体格は体長1mなどマレーグマでも小熊のサイズが多いためやや違和感が残る。

*13 学術調査では100kg以上は計測不能である。また、重量計測の際には持ち上げる必要があるが100kgを超えるツキノワグマを持ち上げるのは困難である。