モノリス(モンスターファーム)

登録日:2014/08/24 (日) 09:00:54
更新日:2024/03/01 Fri 23:30:42
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モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
シンプルイズベストという言葉がこれ以上似合うモンスターは他にいないであろう
細長い長方形の板というある意味で凄まじい外観をしている。
というより元ネタは間違いなく、映画「2001年宇宙の旅」であろう。

目次



【概要】

どう見てもただの漆黒の板と思いきや、空中浮遊してすすーっと移動する。
攻撃を受けた際にはその頑丈な身体をひび割れさせ、わざと分裂させてダメージを抑え、元に戻るという器用さで高い丈夫さを実現。
内部からは巨大な顔、針、触手といった物が生えてきて攻撃してくるなど、ビックリ箱みたいな要素もあるし、
大ダメージを受けたときにはくるくると吹っ飛んだり、くつろぎムードの時はぐんにゃりしたりしたり、感情豊かさのある種族である。
巨大な顔については、初代であることをするとその正体を明らかにすることができる。

モノリス自体を構成する材質は地上に存在するあらゆる物質とは違うし、今の技術で人工的に作ることも不可能。
どこからやってきたのか、遺跡の文献を見てもわからない…など、謎の多いモンスターだが、神秘性は確かに感じられるらしく、
その一種独特の神々しさから、あがめている人も多いとされている。


性能としては、やはり純血の時点で丈夫さが最高値なのが最大の特徴であり、魅力である。
モノリスの派生種もそれを継いで、漆黒のボディを備え、丈夫さの適性が上昇するモンスターがとても多い。

しかしその他の能力はお世辞にも高いとはいえず、ライフと命中が伸びにくく、回避に関しては適性が最低のEと絶望的。
初代ではスエゾーに隠れてまじめさの低いモンスターが多いので、適性のいい派生種を見つけたと思ったら、これなので育てにくい面もある。
加えて2ではガリやドラゴン、ジョーカーと同様に寿命が最短という致命的な弱点を抱えており、育成難易度はトップクラスになっている。
2020年度に世に出た移植版以外だと、プールバグの被害をすべての種が被っているのも中々きつい。

使用技の性能は、どこかコミカルな動作が多い中、全体的に性能の高い物が揃っている。
初代の時点で命中補正は平均的に高く、ガッツ回復が遅くても正確な一撃を叩き込めるというコンセプトが存在していた。
続編となるモンスターファーム2でも傾向は変わらず、さらにガッツ回復が遅いせいで補正を大きく得られるので、我慢した後の一撃の強さにはさらに拍車がかかる。
が、2では使い込み技がやたらと多くなり、しかもその大半が継承不可能かつ、高性能な超必殺技である所為で、技コンプどころか狙った技を得る事さえ大変。
寿命の短さも合わせて、しっかり使用技を見極めて修行に出す必要性が出てくる。
本当に使わないな、と思った技を切ったり、モンスター合体システムを究める必要も出てくるだろう。


ポテンシャル自体はなかなかであるが、こういった難点も多く抱えているので
ある程度慣れたブリーダーでなければその真価を引き出すのは難しいと言えよう。
もしも通常種でフルモンを見かけたら、そいつはかなり手間暇をかけられた個体の可能性がある。

ちなみにその潜在能力は、第5回モンスター甲子園であのメタルナーと決勝戦を繰り広げたことで認知されるキッカケがあった。
また、初代の移植版におけるフルモンだらけの第二回モンスター甲子園では、安定した性能の技を多くそろえたこともあり見事優勝に輝いている。

…なお、ソーシャルゲームLINE:モンスターファームでは打って変わって不遇の一言
  • まず前提として、本作ではモノリス種に限らず、重量級全体が不遇な傾向にある。例えばグランドスラムでは敵をいかに早く遠距離にある高威力技でワン~ツーパンで沈めるかの短期決戦が求められ、ガッツを貯めてからの重い一撃を企図する重量級モンスターの戦術とまるで噛み合いがよくない
    • さらに良くないことに、モノリス種はダメージS技自体を持たないのでそもそも論としてグランドスラムには不向き。白オーラのグランドスラムではトリオビームY+スピネル記念の力がそれなりに刺さるが、決戦をワン~ツーパンするほどの威力を出すのは至難の業。
  • 本作ではワームが羽化しないので、モノリス種躍進の主因である羽化ソボロベントの育成が不可能。そもそも、ソボロベント自体が未実装*1
  • 覚えやすい技ランク1~2技の性能があまり良くないので、序~中盤が非常に辛い。最初からランク2技を覚えている一部の種族以外はダメージF~Eの無属性技で序盤を乗り切る事になる。これだけなら別に他の種族にも当てはまるしむしろ普通なのだが…モノリスは中~重量級。序盤で技習得に失敗した時のハンデが他種族よりも厳しい…。
  • 際立って性能の良いオーロラゲートはかしこさのランク4技で、つまり序盤では極めて覚えにくい代物。かつては技登録すらできず、1年近くもの間☆3のアイスキャンディ・ラクガキモノにしか使えない技であった。それ以前にランク4技がこれ1つしかない
    • 単に「覚えにくい」だけなら別に覚えるまでリセマラすりゃいい…のだが、本作はセーブ&リセット不可の一本道かつ育成にはAPが必要。技習得に失敗してあきらめる、なんてしてたらあっという間にAPが枯渇する。さらにガチ育成となれば秘伝の受け継ぎ厳選も加わってくるので、本気でやろうと思うとあまりに大変すぎる
  • ちから技はというと、針かみつきやアタック系統に相当するちからの高性能なランク4技が2024年3月現在も存在しない。ちから技の最高命中はランク3技の「大たおれこみ」のB止まり、最高ダメージがランク2技の「わらわら」と「針ぶっさし」のC止まりと、決定打にも安定性にも難がある。
    • 特に四大大会でミャーコ辺りに当たろうモンなら、ただでさえ高い育成難易度がさらに上がる事になる。これでも育成の書の実装により、解放を進めていけば当初ほどの難易度ではなくなった方で、それがなかった時期はお察しください…。
  • 移動速度が元々遅い上に、技は基本的に突っ立って打つ。つまり本作において重要な移動技がないという事なので、立ち回りがかなり難しい。
  • 状態変化が1個体につき1つまでである為、ガッツ回復の遅さを補う逆上が純血・スタイルフォーム(※いずれも最低ランクの☆1)以外は「超逆上」持ちのアシストカードを入れない限りはできない。なので、これを補う為にG回復関係のスキルが必携。
  • 大会での敗北リセットが3回しかできないのでライフ・命中・回避の重要性がコンシューマーの比ではないのだが、原作プレイヤーなら知っての通りモノリス種はこれらが伸びにくい種が多い。そしてウリである丈夫さはよほど高くなければ効果が実感しづらいので、相変わらず死にステ
    • さらに言ってしまうと、アシストカードの仕様上必須ステータスな「ライフ」と「命中」は同時に編成してしまうと修行の伸びがランダムにばらけてしまう為、あまり推奨されていない。1周年のアップデートで仕様が変更され、ライフと命中を両方編成しても伸び幅は落ちるが2つ共伸びるようになった。これにより「耐久不安か命中不安のどちらかを抱えなくてはならない」というほどではなくなった。
  • アシストカードのかみ合いも劣悪。モノリス種のSSRのうち2種「スコッチ」「ウロコン」は丈夫さ。後の丈夫さアシストにはついている「丈夫さが高ければ高いほど他の能力値を上げられる」スキルも当時は概念自体なかったので、言わずもがな使いどころが少ない(弱点属性のグランドスラムでは有用だが、それくらい)。最悪なのがスコッチと競合する、より汎用性の高い丈夫さSSR「スイゲキ」の存在。このスイゲキ、前述したG回復関係のスキル持ち*2なので、モノリス種の育成でもスイゲキ使えばいいんじゃね?という問題が発生している…。そういうことなら両方使えば、となるわけだが元々モノリス種は丈夫さが伸びやすいので、あっという間に丈夫さがカンストするのでステが無駄になりやすくなる=総合力の伸びに支障が出る。
  • 一方「ツートン」は緑オーラ修行アップを持っている優秀なかしこさタイプのアシストカードなのだが、これを活かせる緑オーラのモノリス種はというと☆2のワカクサケンザイと☆1(最低レアリティ)のジュラスウォール。この2種はレアリティの低さ故、シナジーの恩恵を受けるには潜在能力の開放や技登録といった相応の準備が必要(かつては受けることすらできなかったので、まだ改善されている)。準備をしていないならば緑オーラ修行+無条件での修行アップを持つアントンを使ってちから型にした方が戦いやすい。サケビ声よこせ
    • これらの問題はモノリス種の回避のアシストカード「タツドシ」の登場で改善された。環境に合う優秀なアシストということで、活用するとモノリスらしくないステータスになってしまうのが難点といえば難点。

…等々、モノリスの強みとゲームシステムとのかみ合いが芳しくなく、原作では育成が難しい上級者向けだが極めれば非常に強力なモンスターとして活躍できたのに対し、LINE世界では育成が難しい上に、性能面はグランドスラムにも対抗戦にも不適というあんまりな性能となってしまっている。
結果☆3モンスターのアイスキャンディすらガチャのハズレ扱い、ピックアップされたら地獄という不遇の種族になってしまった。引かないと大たおれこみが登録できないんだけどね!
性能自体はモノリスと比べればマシだが曲がりなりにもフレンド再生とイベントで星3と星2が一体ずつ追加されたこちらと違い一種たりとも追加実装されない(つまり新技も全く増えない)ディノ種と最不遇を争っているのが現状である。

特にランドオベリスクやアスファール辺りはラクガキモノとの差別化が難しい黒オーラになることが確定的な為、仮にLINE世界にやってきてもよほどのテコ入れや魔改造がない限りは絶望しか待っていない…。

一時期ほどの不遇ではなくなったが、まだランク4技が1つしかない為総合力育成には不向きというのは変わらず。
今後の新種族・新カード・新技登録に期待である。

【主な技一覧】

板という外見を活かしたものから、予想外の代物まで実に幅広い。
ビームも出せるので遠距離戦もできる!
「2」ではお目当ての技修得において、世代をまたぐことは覚悟した方がいいかもしれない。

  • 体当たり(基本技(1)、バランス技(2))
文字通り、いや見たまんまの体当たり攻撃。ダメージと命中の数値が2作共通であり、命中補正が高く扱いやすい基本技。
初代ではスピーディーに上の方から突っ込んでいく痛そうなものだが、2ではかどの部分をおとなしくぶつける、これはこれで別の意味で痛そうなものに。

  • たおれこみ系(基本技(1)、バランス技(2))
シンプルにたおれこんで相手を押しつぶす、いかにもモノリスらしい基本技。
2では「たおれこみ→大たおれこみ→超たおれこみ」と発展し、そのたびにモノリスのサイズがでかくなり、遠距離から繰り出されるようになる。
単純なスペックとしては命中率と威力がそこそこ高いかなという感じで、上位になるごとに命中補正が下がり威力が上がる。
この系統で評価に値するのは数値上のスペックよりも時間稼ぎ性能であり、超たおれこみにいたっては当たったら約8秒もの時間を浪費させることができる。
その間も相手のガッツ回復はあるのでこれは長所にも短所にもなりうるが、逃げ切り性能の高い技として覚えておいて損はない。

  • おんぱ(命中重視技)
まったいらなモノリスの表面から突如として超音波が発生し、相手を苦しめる。
たおれこみ系と違い命中補正は高く、モーションはスピーディー。
初代では至近距離から、2では遠距離から放つようになっている。

  • サケビ声(命中重視技)
にょきっと出てきた顔面からの叫びで相手を攻撃する。モーションのせいか一喝しているようにも見える。
相手を驚かしているからか、全モンスターの技の中でも非常に高い命中補正に加え、地味にガッツダウンもついている。
ガッツ回復の遅いモノリスにとって当てやすい技はやはり大事。
普通の状態ではガッツ削りには使いにくいが、「逆上」中ならまた違った活躍もできそう。

  • 針ぶっさし系(大ダメージ技)
真正面から大量の針を生やして相手を突き刺す。
2では使い込むで「針ぶっさし→超針ぶっさし」と発展し、より念入りな音を立てて刺さる。
二作続けて大ダメージ技の割に命中率が高く、威力の高さも合わさって使いやすい技の一つとなっている。
上位技になってもそんなに命中補正が減らず、威力は上昇と素直に強化されるため、是非修得&継承といきたい。

  • 針かみつき(大ダメージ技)
真正面から大量の針を生やした後相手にかぶりつくようにボディを曲げる、なかなか器用な技。
初代の時点では大ダメージ技とは思えない命中補正(B表記、+2。プラス!)と威力を備えており、頑張ってガッツを溜めた期待に応えてくれそうな技。
2では針ぶっさし系とは別系統な覚え方をし、高いちから+忠誠度が修得に要求される。
威力は超針ぶっさし以上で表記Aに迫る勢いで、さらにガッツダウンも強化されたのだが、命中補正が大きく減り、消費が重いので外した時がつらい。

  • ビーム(遠距離攻撃技)
初代の頃のビーム。そのまんま名前通りに赤いビームで敵を撃つ。
命中重視技よりも威力を重視した性能なので、かしこさ型での火力確保の際に使う。

  • 怪光線(クリティカル技)
浮かび上がった後、怪光線を照射する。ビームやトリオビームと違い七色の光線というよりむしろ光波。
消費ガッツは少ないのだが命中率がモノリスの技にしてはあまり良くないため、無駄撃ちが嫌な時は命中重視技の方が好ましいだろう。

  • トリオビーム系トリオビームZ(遠距離攻撃技(1)、クリティカル技→超必殺技・ヨイ技(2))
分裂体を展開し、相手の一点めがけてそれぞれからビームを発射する。
2では表面各所から放ったビームを収束して発射するモーションになり、「トリオビームX→同Y→同Z」へと発展し、その度に枚数が増える。
初代と2通じて、遠距離から使用できるモノリスのダメージ源という立場は変わっていない。
「トリオビームZ」は高い威力にクリティカル率、それでいて命中補正はYと同等で踏み止まっているとなかなかの高性能だが、ガッツ消費は重い。
また、使い込み技な上に「Z」は超必殺技なので覚えさせるのに凄い手間がかかってしまう。
合体の段階で吟味して、使い込んだ「Y」を継承できれば、スキップできる点を何とか利用したい。

  • ひっかき(ガッツダウン技)
いきなり生えた手を勢い良く振り下ろして、相手の顔面をひっかき、ついでにガッツもキズつける。
性能はそれなりで、命中補正は意外と悪くない。

  • わらわら(ガッツダウン技・ワル技)
板表面から大量の触手を伸ばして、相手をざわざわねちねちべちべちして気持ち悪がらせる。
高いGダウン性能に、そこそこ高い威力と命中率と、なかなかオススメ技の一つ。消費が重いのが人によっては気になるか。
モノリスから大量に生える触手がウネウネ動く様は、見て居て非常に気持ち悪い(誉め言葉)。
離れた距離から撃てるので、CPUが好んでよくぶっぱする技でもある。

  • フォーメーション系(超必殺技(1、2))
初代では「フォーメーション」名義。
三体に分裂して包囲し、そこからのエネルギーで相手を包んでトドメを刺す、命中も威力も高水準の超必殺技。
2では「フォームアルファ→フォームベータ→フォームガンマ」名義で発展し、どんどん分裂数が増える。
モーションは相手めがけて至近距離から細いビームを放つものに変更し、少しおとなしくなったかもしれない。
後述するアタック系よりも命中と威力を削った代わりにガッツダウン性能が上がっており、たおれこみ系とは違った逃げ切り技としての性格を持つ。

  • アタック系(超必殺技(1、2))
水平に倒れ込んでから一直線に相手に向かって突撃する超必殺技。
初代では「体当たり」という名称で基本技と名前が被っていたりしたが、この頃は三体に分裂して行っている。
2では「アタック→2連アタック→3連アタック」と発展し、上位の技になるたびに分裂数が増え、容赦なくなる。
威力と命中率を両立したかなり使いやすい技なのだが、2では全部が超必殺技でありながら使い込み技が二種もあり、ガッツ消費も高いというかなり面倒なことになっている。
そのため、技をいろいろ覚えたい時は冬眠や根性のバナナ育成なんかを駆使して、アタック系の使い込みに専念できないと2連アタック以降を覚えるのも大変。
最初のアタック、上が欲しくても2連アタックで性能としては十分なので、上位技、特に3連アタックを無理に覚える必要も無いのだが。
というより2連アタック→3連アタックの性能に殆ど差が無い(消費+5、威力+2、GD+6…こんくらい。)のはどういうことなのか。


【主な派生種】

純血の外見が外見だけに、それぞれの派生種のイメージカラーや外見特徴をそのまま板状にした、という感じの見た目の連中が多い。
初代の頃はまじめさが35切っていて、それなりにサボりの恐れがある種が多いため、気になるなら忠誠度上げや小屋の改築はしておこう。

また、モノリスがSUBとなる種族は、漆黒ボディのダークなカッコよさを持つルックスとなることが多い。
モノリス派生らしく丈夫さ適性が上がるだけでなく、初代では何故か純血モノリスの命中が高いわけでもないのに、
命中の適性が上がるという特徴を持つ連中が多い。この辺りはガリと共通している。
一方でガッツ回復が遅くなったり、2では寿命が縮むなど、それなりのマイナスも来る。

純血種は、特別な個体が再生できるケースも中々多い。
初代では色々なキューブに挑むゲーム「I.Q. Intelligent Qube」からかしこさ199の個体が再生出来たり、
移植版では養老孟司「養老孟司が語る「バカの壁」のむこう」から、題名にちなんでかしこさ「1」の個体が再生可能。
MF2の移植版でも元ネタである「2001年宇宙の旅」のサントラから、モノリスの比率「1:4:9」にちなんで、初期パラメータすべて149という実力者なネタ個体が再生可能。

  • ジュラスウォール
ディノ、ロードランナー派生。
緑色のヘビに似たウロコにびっしり覆われており、ぬめってしめっており、ちょっと怒りっぽいモンスターである。
一方、2のモンスターカードによれば、Ima地方ではしっとりしめったそのボディを利用して作られるうどんが名物とされている…製法が謎だが。
初代では丈夫さ適性が減った代わりに、命中と回避の適性が上がったのがうれしいが、さらに不真面目になってしまったのがネック。
2では初代同様の適性変化に加えて、ロードランナー派生らしく走り込みが得意で寿命も延びており、モノリスの中では育てやすくなっている。
ロードランナーサブの血の濃さ*3も相まって、通常育成は勿論、合体の素材としても幅広く活用できる。

また、2では「パネルクイズ アタック25」のPSゲーム版からも、初期パラメータがALL25のネタ個体が再生できる。
確かにあの番組では緑色のパネルも印象的だったが、これで関連付けてくるとは…。

  • ランドオベリスク
ゴーレム派生。
見た目はひび割れだらけの石の壁で、生命体には見えない。
モンスターファームの世界観ではこのモンスターに間違えないように、本物の石垣の凹凸を極端にしている。
初代では丈夫さ適性が減った代わりに、ゴーレム派生らしくちからの適性が最高にまで上昇し、攻撃的な種に。
2では純血の適性に加えてちからが一段階上昇し、寿命の上昇と成長タイプの晩成化というおまけもついてくる。
純血種よりはウリが増えて育てやすくなったが、命中適性があいかわらず低めなので注意。
2のグレードBランクに登場する「デューレス」は、序盤の資金調達をしていると色々な大会で遭遇する。

  • ブルースポンジ
ライガー派生。
頑丈な体にライガーを思わせる青と白のふさふさした、保温能力の高い毛が生えており、ベッドにすると最高である。
ただし、大陸によって嫌がって逃げようとするか、重みを好んで受け入れてくれるか分かれる上に、夏の間は汗みずくも覚悟しなくてはならない。
初代では最低のライフ適性以外が全て平均的と、純血のマジンを劣化させたような適性で、避けるモノリスも目指せるようになっている。
2だとライフ適性が多少マシになったが回避適性は下がってしまい、やはり伸びやすい能力が一つもないので、ぱっと見パッとしない感じに。
ヨイワル度や要求なしの有無から育て易さに差はあるものの、成長適性はあのシオンカメンと同じであり、早熟もあって成長させるのは難しいかもしれない。

なお、タグには「まな板←貧乳キャラには見せないように」と書かれているにもかかわらず、移植版MF2では
いだけにアイドルマスターシリーズの如月千早の楽曲「THE IDOLM@STER「Gratitude~グラッティテュード・感謝~」アニメイト限定盤」から再生できてしまった。
「悪質(?)なファンのしわざね…」

  • ロンパーウォール
ピクシー派生。
濃いピンクの体の至るところにオレンジのハート柄がアクセントになっている、かなり派手な外見となっている。
ピクシーの血の影響か知能が高く、世話焼きでブリーダーを子ども扱いすることも多いらしいが、根は優しいらしい。
初代ではちから適性が最低まで下がるものの、丈夫さ適性の高さを保ったまま、
命中、回避、かしこさの適性を上昇させているという、なかなかの潜在能力を持つモンスター。
2では丈夫さ適性が平均まで下がってしまった代わりに、やはり上記3種の適性が上がり、マイルドで育てやすい適性となっている。
移動速度も上昇したが、ガッツ回復が中途半端に速くなったのは人によって評価が分かれるところ。

  • ソボロベント
ワーム派生。
でこぼこ模様の茶色いボディに緑色の二つの目という外観で、まさに豆の乗っかったそぼろ弁当という外観をしている。
実際最初にソボロベントの円盤石を発見した人は、たまたまお昼にそぼろ弁当を持参していた(MFマニアより)とも。
マメのような目は周囲を見渡すのに使えるが、対戦相手からすれば弱点でもある。あと木箱にすっぽり収まるのが好きなのだとか。

初代ではライフ適性が上がっても命中、(視野が広いと書かれているものの)回避の適性は低く、B以上の適性が一つも無いというかなり地味なモンスター……
かと思いきや、ガリ種のツチノコボクサーと同様に、ベニシャクトリから羽化させるとガッツ回復最速のモノリス種になるので、選択肢の一つになっている。
2でも丈夫さ適性は純血より下がってしまったがまだ高水準で、ライフ適性が上がったのでここを鍛えれば少なくとも純血よりも生存率が上がるようになった。移植前だとライフ寄りの計算式のため猶更。
また、平均値まで上がったライフ適性のおかげでプールバグの被害を抑えられるという利点がある。
羽化によりワーム種の寿命で長く育成でき、技欄のカスタマイズが色々できる点も、移植版のオート環境においては注目の的。*4

初代移植版の第2回甲子園ではマグナビートル、ツチノコボクサーといった他の羽化勢、トップメタのピンキーらといった強豪が並んだ決勝トーナメントを駆け抜けた『ムシパン2ゴウ』が優勝。

  • アイスキャンディ
ゲル派生。
ゲル派生らしく半透明の体をしているが、体の固さはモノリス基準。ゲル状の身体といっても様々である。
そのためベッドにすると背中が痛くなって後悔するらしい。あと別に触っても冷たかったりはしない。
初代では命中適性に加え、何故か回避の適性がE→Bと大幅に上がっており、かなり守りの堅くなりそうなモンスター。
全体的な能力適性はモノリス種の中でも優秀なのだが、とうとうまじめさが30にまで下がっているので何か対策が必要になっている。
2では純血に比べて命中適性上昇、丸太受け得意、寿命が+40週と大幅に上がっており、モノリス入門として使える種になった。

因みに移植版ではこっちもイメージカラーが青系統だからなのか、移植版MF2ではブルースポンジと同様に
「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 05 如月千早」から再生が確認されている。
ネタに走るにも限度が…いや節度が…あるいは動画勢が(現存してたら)動きそうな話である。


  • スタイルフォーム
スエゾー派生。
全身イエローカラーと如何にもな見た目だが、加えて表面がヤスリのようにザラザラになっており、下手に撫でたりするとケガをする。
なぜこんな姿になったのかはよくわかっておらず、スエゾー派生の中でも怪奇な種である。
初代ではロンパーウォール同様に命中とかしこさ適性が伸びている。
相違点はあちらのほうがライフと回避に優れ、こちらはちからで勝る。
ただし、性格のふまじめさもスエゾー譲り…いやそれ以上であり、ゲーム開始直後から育てるのはきついかもしれない。

図鑑説明「とても目立つ体なので野生化してもすぐ捕まるだろう。おとなしいので心配は不要だが。」
ブリーダー「この、大嘘憑きめ…」

2では丈夫さ適性を少し削り、その分かしこさと命中適性を上げたことで攻め手を確保できるようになった。

  • ワイルドブロック
ハム派生。
ベージュの体に茶色のぶち模様……というよりちくわっぽい見た目のモノリス。
野生感のする臭いがするのでブルースポンジと違って好きな人にはとことん気に入られるが、受け付けない人には絶対無理と、(主に)ベッドとしての評価は割れるらしい。
ブルースポンジと同様に体毛に覆われているが、手入れを怠ると汚れが目立ったり、傍の人間がノミの発生に悩まされる。

初代では丈夫さが平均まで下がったものの、ハム派生らしくちからと命中の適性を高めている。
回避の適性も伸びたが、アイスキャンディやスタイルフォーム同様にふまじめな部類なのが難点。
2においてはちからの適性が高く、丈夫さと回避の適性が双方Cと、お互いの長所と短所で相殺した感じの能力。
しかし、ライフ、かしこさ、命中と適性Dが3つもあるため、育成で仕上げるのはきついかもしれない。
普通に行くならビームとサケビ声は捨てて、小技よりも高威力高命中を兼ね備える超針ぶっさしやアタック系で強烈な一撃に賭け続ける道もある。

2022モンスター甲子園WORLDBATTLE(レギュレーション2997)では既にトップメタになる事が予想されていたナーガ、ライガーに混ざって本種の『おいしくない』がベスト8に進出。オート環境ではガッツ回復が早いモンスターが優位と言われる(事実、同レギュレーションのAUTUMNではガッツ回復が2ケタのモンスター自体決勝にいなかった)中、異色の重量級の進出となった(というのも、重量級の回避型が強いと知られ始めたのは2021年頃で、2997レギュレーションがかなり煮詰まってきた頃であった)。
そして決勝トーナメントでは丈夫さ3かしこさ3の実現不可能な不正モンスターカムイ『Motcambo』を相性不利をものともせず粉砕、準決勝においてもパニッシャー『パニッシャ』を余裕を出して快勝、決勝においてはディアナリパー『アネモネ』を超針ぶっさし2発でノックアウトし、見事トップメタの数々から優勝を勝ち取った。

なお「モノリス種初の決勝進出かもしれない」と藤田(元)課長は実況で語っていたが、実際には前述した通り、第5回甲子園で羽化ソボロベントの『TWO-MIX』が準優勝、移植版MF1で同じく羽化ソボロベントの『ムシパン2ゴウ』が優勝を果たしているのでこれは誤り。
いずれもワームから羽化させた羽化ソボロベントなので「純粋なモノリス種で初めて」という意味であれば間違いではない。

  • バロックス
ガリ派生。
大理石を思わせる純白の体に金の縁取り、そして正面には神たるガリの血を引いた模様が浮かび上がっている。
モノリス種の中でも自分の表面が汚れることを嫌うプライドの高い種で、怒らせると怖い目に遭わされるだろう。
…ところで、2のモンスターカードが踏み絵を思わせるような解説なのだが、これは一体。
初代では、モノリス種元来の丈夫さの高さを保ったまま、命中、回避、かしこさの適性を一段階ずつ上昇させた実力者と、これはまさに本当の意味で欠点がないヤツ。
2でもかしこさ適性が上昇しているが、純血種と同様に命中の適性が低いままと下方修正を受けている。
ヨイワル度の初期値は高いものの、ガリ派生なので短命なのもそのままというのがやはり厳しい。大成功の出やすさを活かしたいところ。
フル戦では純血、ランドオベリスクと同じ最重量モノリスでありながら移動速度がワンランク上のDと、一転して扱いやすい…というか普通に一線級のモンスターとなる。
初代Sランク公式戦のメンバー、バランスの取れた能力に定評のあるソウケツのことを覚えているブリーダーも多いだろう。

また、2だとセックス・ピストルズの「Never Mind the Bollocks(邦題『勝手にしやがれ!!』)」から特別な個体が再生できる。
勝手にしすぎちゃった結果か、ジョーカー並に低い初期ヨイワル値で激ワル、超針ぶっ刺しとサケビ声を初期修得しているなど、めちゃくちゃパンクなバロックスだが、寿命が200週まで落ちたのがちょっと厳しい。
直接コイツを育成するよりもむしろすり替え合体で、命中重視技と大ダメージ技を継承するための素材として利用するのが主な使いどころとなる。

  • アスファール
ナーガ派生。
紫色の固い土のような体にヒビが入っているのだが、ヒビの多さで裏表が判別できるらしく、間違えて裏に話しかけるとヘソを曲げる。
この体質はバトルの後に休憩をじゅうぶん行わなかったことの名残とされる他、邪悪な魂が宿ると信じられて、黒魔術の媒体となった記録もあるという。
初代ではナーガ派生らしく、不真面目なのだが意外にもかしこさ適性はそのままを保っており、
ちから・命中・回避の適性が各一段階上昇しているとプラスが多いので、モノリスとしては実は優秀な部類に入る。

一転して2では、上記のような優秀さが剥奪されてしまい、適性的には最弱クラスという声もあるように。
丈夫さは伸びやすいがそれだけで、ちからと命中は辛うじて平均値にとどまったものの、純血種の弱点であるライフと回避はそのまま。
ここにかしこさの適性がDまで下がってしまい、最終的な防御能力の調整に手間取るようになっている。
更に、機種によってはライフの適性が低いままなので、プールバグに翻弄されて丈夫さを効果的に伸ばせない。
何よりシオンカメン神と同じく寿命は最短な上に、成長パターンが早熟とこれでもかと能力を伸ばしにくい条件が揃っている。
ホントどうしてこうなった、ナーガ派生。
ただし、純血と違って命中は普通に伸びる。普通に育成するならばこれに頼り、技の優秀さで押し切る事も…できるかもしれない。

移植版の環境で技コンプ+フルモン育成に挑戦した熟練ブリーダーの記録も存在するが、合体相手のマスタードアローの育成共々実に何世代もかける羽目になったというマゾ向けモンスターであることを証明。本当ご苦労様です。

  • ワカクサケンザイ
プラント派生。
緑とピンクのグラデーションのきいたツートンカラーという目に優しい外見。この世界観では同じような色合いの植物も実在している。
プラント派生の名残で土に身体を埋めると力が沸いてくるらしいが、同時に根を張ってしまうのが難点とされる。
初代では丈夫さ、ライフ、かしこさの三点で適性Bをマークしており、総合的な耐久力に優れ、かしこさで攻撃力も確保している。
一方でちからの適性が下がり、命中の低さもそのまま。とはいえ、共にトロカチンでいくらでも賄えるので、それを考慮すれば優秀なモノリスである。
2ではプラント派生らしく寿命がかなり延びており、モノリス種の中では最長である。
しかしライフの適性が初代ほど高くは無く、下がった丈夫さ適性と「C」で並び、ちからと命中の欠点も初代から引き継いでしまった。
成長タイプが早熟で技の使い込みには便利だが、能力を伸ばす期間があまり伸びていないのも残念。
寿命の長さという利点が無ければ、アスファールにすら劣るモンスターだったという説も…。

  • クロシロ
初代のレア種。
体の右半分が真っ白に染まっているモノリス。
色と同じく性格も二面性のあるものに変わっているらしく、黒い面に顔が寄っている時は気を付けた方がいいとされる。

クイーンの「グレイテスト・ヒッツ」から再生可能。

移植版ではマイケル・ジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」、Plastic Tree「シロクロニクル」など、いかにもな候補が増えたが、
その一方でダイアナガーネットの「いごのうた」からは題名と題材にちなんで、初期パラメータALL15(いご)な個体が再生できてしまう。

  • アオゾラ
初代のレア種。
擬態のために、ほどよく雲が出ている青空模様をしたモノリスで、実は飛行能力があるという。
しかし、晴天の昼間でしかこの模様は役に立たず、くもりの日や夜は目立ちすぎるので飛ぼうとはしない。

晴天をイメージさせる題名の、ウルフルズの「そら」や森高知里の「TAIYO」から再生可能。

移植版ではSMAPの「freebird」、藤井隆の「わたしの青い空」、奥井亜紀「晴れてハレルヤ」等、名が身体を表すかのような候補が追加され再生可能に。
なお、クロシロ同様ネタ個体が確認されており、ワープのゲーム「リアルサウンド~風のリグレット~」からはMF2のアクアクレイ同様に
「ライフ1、ちから7、丈夫さ7、残り3つは177」という、イチナナナナまみれの初期パラメータになっている。

  • ホシゾラ
2のレア種。
上記のアオゾラに近い種族であり、夜空に星が瞬いている空模様を体に映しているのだが、昼間の時間帯ではやっぱり目立つ。
モンスターファーム2マニアによればIMA地方のトーブル大学では、ホシゾラが「プラネタリウム」としても活用されているという。

SMAPの「夜空ノムコウ」から、中身がスタイルフォームの個体が、
光GENJIの「STAR LIGHT」から、わらわら付きで中身がワカクサケンザイの個体が、
KinKi Kidsの「ビロードの闇」から、中身が純血種の個体がそれぞれ再生可能。

移植版では上海アリス幻樂団の「東方天空璋 〜 Hidden Star in Four Seasons.」や、田中昌之の「仮面ライダークウガ!」等からも再生が可能。
前者はラスボスの摩多羅 隠岐奈の北斗七星、後者はエンディングテーマ『青空になる』をイメージしたものだと推測できる。
他に移植版で初確認されているCDも、ほとんどは星空や夜空をイメージしたものばかりである。
一方で尾崎豊の「15の夜」からも再生可能だが、クロシロに次いで初期パラメータALL15に加え、ガッツ回復やヨイワル度も15と徹底した15まみれ。
流石に寿命15ということはないので、特殊なレギュレーション用にでもどうぞ。

  • ドミノス
2のレア種。
見た目も名前も本格的なドミノそのものだが、ドミノ倒しが得意なわけではない。
身体の模様の意味に関しては、モンスターファームの世界観だと浸透していないようだ。

アートディンクのドミノを題材にしたゲーム「ドミノ君を止めないで。」からはドミノ倒しよろしく大たおれこみ付きで中身が純血種の個体が、
山崎まさよしの「ドミノ」(通常版)や加山雄三の「60 CANDLES」のDisc2からは中身がバロックスな個体が再生できる。

移植版ではコンパイルの「ぷよぷよ通」、ジャケットがドミノ倒しになっているフレデリックの「フレデリズム」、ドミノとは沢山の板状のもの繋がりでソニーの「パネキット」からも再生可能。

  • ラクガキモノ
レア種の一つだが、かなり独特な立ち位置。
不甲斐ない戦いをしてしまった所為で、体中にラクガキをされてしまった可哀想なモノリス。Ima地方では珍しい。
初代では、このラクガキモノがある隠し種族を解放するのに重要なカギを握っている。
2ではその隠し種族自体が登場しない代理として、その隠し種族を石版再生すると出現するレア種となっている。

オリジナル版では石盤再生限定だったが、移植版では円盤石再生可能になり2のみでも入手可能になった。
主な候補は「がんばれギンくん」(オリジナル版MF1でラクガキが出現するCD)、タイトーの「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」等。

また、音楽CDから再生したデータがステージを構成するリズムゲー「ビブリボン」からもディスクナイトン、ではなくこれが再生できる。
…ビブリがラクガキのレア種で紛れてもおかしくないくらいには、あの画面レイアウトはラクガキモノに似ている。

2020年に発売されたカプセルラバーマスコットではまさかのシークレット枠として登場した。
LINE:モンスターファームでは通常個体がMF1でのデザインで、ツワモン覚醒した個体がMF2でのデザインになるという粋な小ネタがある。

  • ネンガジョウ
LINE版のレア種。まんま年賀状がモチーフになった見た目。
LINEを始めとしたSNSの発達で意義が怪しくなっている年賀状モチーフがLINEのゲームで出るとは、これほど皮肉な話はない。

素質はちからが非常に伸びやすく、命中と回避がやや伸びやすい代わりに丈夫さは平均でかしこさはマイナス素質で伸びにくいと、モノリスらしくないちから・回避型。
この素質により、見事移植版MF2の世界大会で優勝を勝ち取ったワイルドブロック『おいしくない』のようなステータスがやりやすい。
この世界にパラドクシンはないので、プールでかしこさを下げてパラドクシンで丈夫さを下げるなんて面倒な作業も必要ないぞ!

専用技としてランク3のかしこさ技「超おんぱ(MF2のサケビ声にかなり近い性能)」とランク4のちから技「一富士二鷹三茄子」を覚える。この世界に富士山や鷹があるのかという疑問は置いておこう。茄子ならある
アシストカードの「タツドシ」もこのモンスター。見た目的に使いまわしが利くはずだが、これでは辰年にしか出せない…
タツドシのアシストも無条件の修行効果アップと赤オーラ修行アップを併せ持っている強力な回避のアシストで、特にこのネンガジョウと非常にシナジーが大きい。
モノリス種のアクセサリーも持ってくるが、それはなんとこくばんけし。どう考えてもラクガキモノ向けです。本当にありがとうございました。
そして待望のランク4技「オーロラゲート」を登録可能なモノリス種であり、上述してきたLINEにおける不遇を1つ解決した。

これだけ盛られていてなんと配布モンスターであり、ネンガジョウの為にガチャを回す必要はないというのもお財布プレイヤーに優しい。
総合してLINE版におけるモノリス種不遇に一石を投じた優秀なモンスターだ。

  • ファイアウォール
レアノラモン。マンディー砂漠を徘徊している模様。
きびしいブリーダーの元で育てられていたが、自らの小屋が火事になってしまったのをきっかけにして脱走してノラモンになってしまった。
その際に身体が炎に巻き込まれてしまったせいで、体感温度が上がりそうな赤色に染まっている。
別に火を操るような種族ではないし、実際に触ると熱いかは全く分からない。ただしビームは出せる。

移植版では、遭遇してモンスターカードを得た後に再生出来るようになった。
超高層ビル火災を題材にした名作パニック映画の主題歌関連「タワーリング・インフェルノ-グレイト・デザスター・ムービーズ」や、
三国志演義での火計で有名な赤壁の戦いにちなんだコーエーの「三国志孔明伝」からは「トリオビームZ」が目印のかしこさ型が、
上記とネタが一緒の「天地を喰らう2 赤壁の戦い」や、ハッキングを題材にして、そこから種族名と絡めた*5「スニーカーズ」のサントラからは、
レア技「3連アタック」が目印のちから型が再生できる。

ノラモン特有の「平均よりは長寿で、晩成だからピークが長い」という特徴の恩恵を最大限に受けたモンスター。
モノリス種としては破格の寿命の長さであり、数値にして380週と純血種の1.5倍もあるため、立派に育てきるもよし、贅沢に下積み世代にするもよし。
適性もかしこさ型ならアイスキャンディ、ちから型ならジュラスウォールを強化したような優秀なものかつ、普通は覚えるのが大変な高性能技持ち2種を選べるので、ワルモンということを差し引いても非常に育てやすい。
なお、ちから型とかしこさ型はそれぞれ対応した能力の成長適性がB、対応してない方はCになっている。よく調べて確かめた上で役立てよう。


【主な敵モノリス】

意外にも数は多くない。初代のガーディアンの硬さが印象に残るくらいか。
寧ろ2の砂漠に登場するノラモン(レアノラモン含む)の方が数としては多い。

  • ガーディアン(初代、2)
グレードAの「壁」として名高い純血種。
初代の丈夫さの仕様によるタフさから、攻撃能力をしっかり上げていないと倒しきれず息切れする羽目になる。
丈夫さよりむしろ命中のほうが高い*6のだが、それでも丈夫さ480という名に恥じない数値をマークしており、頑丈さが印象に残っている人も多いはず。
強烈な一撃をお見舞いしようにも高命中からの開幕「わらわら」が高確率で飛んでくるため、喰らったらとにかくうまい立ち回りをしないといけない。
回避は低いので、出来得る限り高火力の技をぶつけるのがセオリー。

2の二大大陸対抗戦では移植ミスで丈夫さと賢さの値が入れ替わっており、脆い代わりに一撃必殺の火力を有するモノリスらしからぬ能力値を持つ。
優秀な「トリオビームX」や「フォームアルファ」を使うので、これはこれでおっかない強敵である。
移植版では普通に丈夫なタイプのモノリスに戻り、距離2のアタックに気を付けて戦う感じに。やはり回避は低いので隙を見て一発お見舞いしてやりたい。

移植版ではサンタナ「天の守護神」から、ガーディアンを意識したと思われる特殊な個体が再生できる。
初期値は低いが長寿で、初期技で大たおれ込み・フォームアルファを持ち、モノリスにしては足もガッツ回復も早いなど、オプションは多い。
ただし、逆上ができないらしいという仕様が惜しまれる。

  • ソウケツ(初代、2)
グレードSに登場するバロックス。
ホリィ曰く「ソウケツに欠点はないけど (自分のモンスター名)の強さを 考えたら、大丈夫そうだね」というバランス型。
しかし慣れたプレイヤー相手だと「バランス(笑)のとれた能力値」「器用貧乏」などと揶揄され、舐められがち。
実は合計能力値、及び能力の傾向は同ランクの青い巨人・シングマとそう変わらないのだが、あちらは技の威力などで強敵として恐れられるのに対し、こちらは比較対象が
「高い命中から破壊力抜群の技を当ててくる同ランクのゴーレム」(シングマ)、「真の意味でバランスのとれた紫の魔人」(ガバーン)、
「一つ下のランクで手を焼かされた同種族の壁」(ガーディアン)と強敵揃いのため、埋もれてしまった感が強い。

2の二大大陸対抗戦でも、やっぱり隠しボス4体の陰に隠れて目立たない。かしこさは上昇したが、丈夫さ300で回避の方が高い妙なモノリスぶりを発揮している。
そもそも隠しボスの存在を考慮してか、グレードSに登場する初代の面々はD~Bあたりの初代メンバーに比べると元の能力に対しての上昇率*7が控えめ。
移植版では丈夫さとかしこさの数値が元に戻ったが火力は低下。多分かしこさ技ですんなり倒せるようになった。

そして移植版では、松岡英明の「キミは完璧」から、トリオビームZと超たおれこみが目印*8のソウケツを意識した個体が確認された。
欠点はない→完璧、とホリィのアドバイスがまさかの伏線になっており、まさかの内輪ネタで攻めてきている…。

  • デューレス(2)
グレードBに登場するランドオベリスク。ザ・岩石。
イプシロン共々様々な大会で見かける。
丈夫さが490もあり、回避以外の能力は悪くないが回避が25(Lv1)と壊滅的で、グレードE連中よりも攻撃が当てやすい。
ライフがやや低く、同じような攻撃面の数値を持つロベニールにタフネスで劣るため、グレードBのライバル選手の中では下位クラス。
遠慮なく瓦割りにして勝ち星をもぎ取ってやろう。
前作の計算式なら丈夫さの仕様も相まって、Bランクの壁どころかAランクでも通用したと思うのだが…。

移植版では丈夫さの重要さが増したのだが、むしろ慣れると使い込みの的にされる。



追記・修正はモノリスの味わい深さがわかる人からお願いします。

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最終更新:2024年03月01日 23:30

*1 存在自体は示唆されている

*2 しかも全オーラ対応。スコッチも持ってはいるのだが、青オーラ限定なのでアイスキャンディかブルースポンジくらいしか恩恵を受けられない

*3 他のモンスターの発生確率を下げる=ロードランナー関連「ではない」モンスターの合体後の能力底上げに貢献する。

*4 遠距離技の候補を絞り、ガッツを溜めさせる安全地帯を作ったり、開幕で外すと致命的な技を覚えさせず他の位置を固めたりできるのがポイント。

*5 コンピュータセキュリティ用語の方の「ファイアウォール」とのダブルミーニングなのだろう。

*6 ガーディアンに限らず、初代はグレードAから命中が最大・最低ライン共に上がってくる。もっともガーディアンの場合は純種の命中適性や初期値が低いせいでそのギャップが目立つといったところ。

*7 一応数値そのものは200と大きく上昇しているのだが、元の能力値に対しての割合で考えると…という話。低ランクのFIMBAの面々がIMa側を大きく上回る能力を持つ者が多いのに対し、Sランクの初代組はIMaのSランクとほぼ互角と言っていい。

*8 MF2に出てくるソウケツは下位技を覚えていないのにこれらの技を覚えてきている。