スニゲーター

登録日:2015/07/11 Sat 03:00:59
更新日:2024/02/10 Sat 20:08:58
所要時間:約 7 分で読めます





ケケケ――
オレの体は進化を自由にあやつり
身体の皮をはがすことによって、あらゆるはちゅう類に姿を変化させていく
脱皮超人だーっ!!



スニゲーターとは漫画キン肉マン』のキャラクター。
悪魔六騎士の一人であり、地獄めぐりNo1・ワニ地獄を担当している。口癖は「ケケケー」
例によって読者投稿超人だが、頭部と腹部に靴紐の意匠があり、スニーカーを履いて二足歩行するワニと言う常軌を逸したデザインをしている。
名前もスニーカーとアリゲーターの複合であるが、それでも無駄なくまとまっており、ダサさや違和感を感じさせない。
同じ変身能力を持つサンシャインライバル視しているのか、彼曰く、
「アイツとは一度、冗談で変身出来る数を競いあったことがある。数の多さでは負けてしまったが、変身のクオリティーの高さではオレ様の勝ちということで、引き分けに終わったがな(笑)」とのこと。物理的に形を変えるだけのサンシャインと違う生物レベルで変身をするスニゲーターの質の高低差をどのように判定するのだろうか…?
悪魔六騎士の中ではジャンクマン共々キャラソンが出ておらず、どうにも不憫。

脱皮をすることで、スニーカーを履いてたり靴紐のあるあらゆる爬虫類に変身し、それらの能力を多少の拡大解釈も込みで使って戦えるのが最大の特徴。
もちろん変身能力頼りではなく、ワニらしい噛みつきや、トカゲのような自己再生能力も備えているテクニシャン。様々な姿で翻弄しながら相手の反応を分析していき、戦況次第では後述のように確実に相手を葬るため道連れ戦略を取るなど、合理的な策略家としての一面も併せ持つ。
その正体は巨大なスニーカーに封印されたティラノサウルスの足の化身である。

7人の悪魔超人らの教官も務めており、地獄の鬼教官の肩書きに恥じない厳しい特訓を課していた。
高い実力を持ち、訓練でも手のかからない優等生の2人バッファローマンブラックホールには一目置いているが、
手間がかかったと語るステカセキングスプリングマンに対してはクズ鉄だのオモチャだのと言いたい放題。
それでもスプリングマンの強化特訓に付き合ったり、自信を喪失したステカセキングに「変身超人としての逸材」と発破をかけ、巧みに飴と鞭を織り交ぜながら彼の問題点を懇切丁寧に解説。その改善方法をわかりやすく指導する*1など、例えどれだけ出来が悪かろうと教え子は決して見捨てない。
自らの敗北を予期し、キン肉マンの超人強度を奪っていくなど、悪魔超人の中でも仲間意識が非常に強いのが最大の特徴である。
完璧超人始祖編でそういった一面が掘り下げられて以降は彼に対する人格面の再評価が進んでおり、その影響なのか2021年に行われた超人総選挙ではなんとサンシャイン(25位)を上回る23位に躍り出ている。

プロフィール

種別:悪魔超人
所属:悪魔六騎士、地獄めぐりNo.1 ワニ地獄、地獄の鬼教官
出身:コンゴ共和国
身長:自在に変化
体重:自在に変化
超人強度:4000万パワー 400万パワー
年齢:不明
タイトル:アフリカ最強超人リーグ争覇戦優勝('81)
CV:二又一成*2



『キン肉マン』での活躍

  • 黄金のマスク編
悪魔六騎士が黄金のマスクを使い、正義超人たちの超人強度を奪っていく。
そして銀のマスクの効果により唯一戦えるキン肉マンは最初の地獄にワニ地獄を選び、日本武道館にて戦いとなった。

最初は黄金のマスクを使ったプロジェクターにより、様々な物体を爬虫類に変化させていくワニ地獄を見せる。
更に地獄の宇宙遊泳からのウルトラCでキン肉マンを流血させ、乱入してきたミートにキレて蹴り飛ばすが、
そのせいで彼がリングから出たことにより、黄金のマスクをプロジェクターに利用して幻覚を見せていたのがバレてしまう。
直後、空中に飛ばしたキン肉マンに食らいつこうとリングで待ち構えるが、ミートの閃きは既にキン肉マンの耳に入っていた。
そして両顎の先端を持たれての口裂けキン肉バスターでの流血がプロジェクターにかかり、ワニ地獄は消滅

両顎を裂かれた内部から目をギラつかせたスニゲーターは、ここから怒涛の変身殺法を見せていく。
カメ変身してボディプレスからのビンタで攻めるが、肉のカーテンで防がれアリキックで転ばされる。
これをヘビになって脱出し、トカゲの中でも最もおそろしいエリマキ・トカゲとなってエリマキでキン肉マンを引き裂いていく。
しかし死角である背後をとられ、エリマキを引きちぎられてしまった。隙を突いてカメレオンに変身して保護色で隠れるも、キン肉マンの「自らのを周囲に噴射する」という奇策により一瞬で居場所がバレてしまう。
次々と変身が破られたスニゲーターは命乞いをして巨大スニーカーとなり、「まな板の上の鯉ならぬリング上のスニーカー」として靴紐を解かれていく。

……だが、それはスニゲーターの罠だった。
地獄の封印が解除されたことにより、正体である爬虫類の王様・ティラノサウルスの足に姿を変えての攻撃でキン肉マンをリング外の壁に打ち付ける。
更にデコピンにしか見えない蹴りの連打を浴びせ、プロジェクターを使ってのワニ地獄返しも無効化。指をもぎ取られた傍から生やす驚異的な回復力を見せる。
それを見かねた銀のマスクが実体は身体の内側にあると助言し、ベアハッグにより正体が現れてしまったところをフロントスープレックスでトドメを刺される。
この時、本体の口から吐いた液体がスクリーンを通して生命維持装置を回復させた。



くだらんことはやめろ
それより目前におそろしいことがおこっているのに気づかんのか

ケケケ…悪魔はひとりでは死なない
かならず道連れをともなう……!!

こうしてスニゲーターは敗れたが、彼が持っていたマスクはただの偽物。
ミートがそれに憤っている最中、上部にある台詞を残して息絶える。そして、その直後にキン肉マンも死んでしまった。
正確に言うと、ミート達がマスクの真偽を確認している最中にキン肉マンは既に死んでいたのである。

「途中から勝てないと判断してから超人強度を奪う戦法に切り替えた」とミートは察しており、死してなお悪魔騎士として格の違いを見せつけた。
敗北こそしたがあのバッファローマンすら成しえなかった「火事場のクソ力を発動させたキン肉マンを単独で死に至らしめた」という実績は凄まじく、同じくキン肉マンの殺害に成功したミキサー大帝ミスター・VTRと邪悪五神の力を利用したことを考えると、スニゲーターによる道連れは紛れもない快挙である。

しかし、その直後にウルフマンの尊い犠牲によりキン肉マンは復活し、としまえんの宇宙地獄に向かう。
そしてプラネットマン戦の後に「キン肉マンが弱小地獄ばかり選ぶから」と言う理由で、ウォーズマンの体内に他の騎士が入る辺り、当時の扱いは割と不憫。

後に、正義超人軍が五重のリングでの激闘を終えた際に悪魔将軍の手によって蘇る。
この時は正体であるティラノサウルスの足の姿をしており、ボディの強靭さを担当していた。
黄金のマスクが正義に傾きつつある中で、他の悪魔騎士と登場した際はなぜか異様なまでに描かれていない。



  • 夢の超人タッグ編
マッスルブラザーズVSはぐれ悪魔超人コンビの対戦で、アシュラマンの呪いのキャンバスにより他の悪魔超人と悪霊として登場。
何故かエリマキ・トカゲの姿をしている。



  • キン肉星王位争奪戦編
超人墓場から脱走し、ジ・オメガマンにハントされて背中の巨大指から登場。Ω血煙牙でキン肉マンチームを苦しめる。
サンシャインやスクリュー・キッドネプチューン・キングよりずっと噛みつき攻撃のイメージが強いので違和感が少ない。



そこのオモチャみてェな風体二人、たるんでるぞ――っ

大体オメーラみてぇなクズ鉄どもが悪魔超人になろうなんてことが間違いなんだ

序盤から悪魔将軍やアシュラマン、サンシャインが登場し、悪魔六騎士の参戦を早くも匂わせていた。
そしてスニゲーターはディアボロスVSジョン・ドウズの回想シーンにて、そこそこ早い登場を見せる。
トゲの生えた床の上で腕立て伏せをする7人の悪魔超人を指導しており、ダウンしたステカセキングとスプリングマンを罵倒しながら愛のムチを食らわせる。
また、スプリングマンが螺旋壊体絞りをターボメンにかける際の回想では、展性や強度を強化させるような特訓を行い、見事スプリングナイフを身に付けさせていた。



悪魔将軍が超人墓場を制圧した後に、他の悪魔騎士と共に超人墓場に進入。奥部から次元の壁を越え、ピサの斜塔前のドゥオモ広場に出る。
そこで対面したのは完璧超人始祖の1人、みんな大好きガンマン
人の話を聞かずに騒ぎ立てる姿には流石に戸惑っていたが、将軍の名誉にかけて試合に挑む。


自分たちの基準だけで世界が回っているという
その高慢チキな独善ぶり、まさにオレたちの気に食わねぇ完璧超人の態度そのものだ
それでこそ悪魔超人としては殺りがいがあるってもんだぜ~~っ


噛みつきの連打で攻めたてるが、筋肉の動きや息遣いを読み取って未来を見通すガンマンの真眼には避けられていく。
そして真眼を狙って「クロコダイルテイル」で攻撃するもエルクホルンに阻まれ、「エルクホルン・シザース」から「完璧・漆式奥義エルクホルン・コンプレッサー」を受けてしまう。
だが、その時スニゲーターは既に抜け殻。真眼で読まれるのを防ぐために、変身殺法で猛攻をかけていく。
カメの中でも獰猛なカミツキガメでサマーソルトキック、タートル・キル・シェル、噛みつきと攻めるも、柔らかい腹へのパンチ連打でダウンしたところを甲羅ごと踏み抜かれる。
その瞬間に大蛇に変身し、ガンマンを締め上げるも極まっていない左手に掴まれてしまって抜けられる。
なお、観客は首を絞めていると発言しているが、どう見ても左足と腹と右腕しか締めていない。
そして噛まれた相手を敗血症にするコモドドラゴンに変身するが、噛みつく前に口内へのパンチで牙を砕かれる。
そこからデスバレーボムを受け、ガンマンからは変身を本来の己の弱さを証明すると言う理由で否定されてしまった。
この時にあの迷言である「私は変身などしなーい!」が飛び出している。

変身を最大の特徴とし、かつガンマンが言う下衆の極みである戦法に誇りを持って飛びかかるも、首が文字通りズレる威力のチョップを受け、更に真眼によって正体を暴かれ元の姿に戻ってしまう。
観客たちに真眼を使っている隙を突いて再び変身しようとするも、やはり真眼で中断させられ、追撃のラッシュを受けてしまう。一発は受け止めて蹴りを繰り出すもまるで効かず、逆に将軍並の蹴りをカウンターとして食らわされる。
それでも「弟子は師匠を超えるのが務め」だと奮起、脱皮してから通常のスニゲーターとなり、抜け殻で真眼を塞いで足を締め上げる奇策に入るが、
反撃として「ビバインドエルクホルン・シザース」をモロに受けてしまい、ダウン。

鳥取砂丘での激闘を終えた三属性超人が集って会話を終えた後に、なんとか意識を取り戻す。
すると、モニター越しにバッファローマンが持つスプリングマンの亡骸を見て驚愕。*3
直後に散々罵倒してきたステカセキングの安否を確かめるが、バッファローマンの口から7人の弟子達の中で生き残ったのは彼とブラックホールの2人のみという残酷な真実を伝えられ、愕然とする。

教え子たるもの、師匠を越えてこそ一人前。
なのにこれじゃ、あいつら半人前じゃねぇか…

その両目に涙を湛えながら、地獄の鬼教官スニゲーターは本作でのキーとなる事象――火事場のクソ力の様なオーラを見せて復活。


そんなんじゃ、まだまだやつらを育てたこの地獄の鬼教官が

くたばるわけには…いかねぇだろうが~~~っ


自ら両顎に手をかけて引き裂いていき、巨大スニーカーに変身してガンマンの真眼を蹴り飛ばす。
その隙を突いて「地獄の封印」を自力で解除、真の姿であるティラノサウルスの足となってガンマンをピサの斜塔に叩きつけ、「ダイナソーフットネイル・クロー」で締め上げていく。
だが、筋肉の盛り上がりで無理矢理抜けられてしまい、それどころか「"本顔"あぶり出し固め」で全ての指を締め上げられる。
全ての指先から顔が現れ、少しでもガンマンを幻惑させようとするも、愛弟子の死を知って涙が止まらない右端の指が本体だとすぐに気付かれてしまう。
そして本顔をコーナーポストに叩きつけられ、爪がへし折れるダメージを負う。
背後からガンマンに攻撃を仕掛けるものの、「完璧・漆式奥義エルクホルン・テンペスト」全身をバラバラにされ、再生するもすぐに蹴り飛ばされて敗北が決まった。

試合後、既に虫の息ながらもスクリーン越しに語り掛けるキン肉マンに気付き、完璧超人始祖には将軍と同等の実力があることを漏らす。
優等生の2人が割り込むと、彼らが生き残ったことに納得し、特に手間のかかった2人の弟子の死にはあきれるが、最期の頼み・最後の課題として、完璧超人始祖を倒して自分を越えた証明を求める。
そして息を引き取り、サインを送る2人の悪魔超人の目からは涙が現れた。ただし、目がないブラックホールを除く。



その後、各陣営の生き残りが国際競技場に現れ、サイフォンリングで完璧超人始祖との対決を行う。
ブラックホールは2連戦の疲労とザ・ニンジャを病院に運ぶために参加していないが、バッファローマンはガンマンと対決を行う。
詳細はガンマンの項目を参照。



キン肉マンⅡ世』での活躍

  • d・M・p編
新世代悪行超人(キン肉マンⅡ世)の血の気の多い三人組の一人、MAXマンと万太郎が対戦。
MAXマンは何故かセコンドのミートくんに怒りを見せ、そのたびに恐怖を感じさせられる。
オースイ・スープレックスを決めた後、ミートの問いかけによりスニゲーターの孫だとMAXマン自ら暴露した。

実は28年前、キン肉マン戦のリングサイドにはスニゲーターJr.がいた。父の死を見て悔しがるも、身体が小さい上に病弱で復讐心がくすぶるばかり。
息子MAXマンが生まれてすぐにd・M・pのアジトに向かい悪行超人入りさせ、父スニゲーターが生前に変身の極意を書き記した本「transform method」を参考に教育する*4
100以上の変身が可能だった父の敗因を、Jr.は「種類の多さ故にひとつひとつの完成度は低かった」ことだと判断し、MAXマンにスニーカー1本に絞った変身術を叩き込む。
そして万太郎を苦しめるものの、心までスニーカーになっていたために汚れを嫌い、ウンコが付着した精神ダメージもあって敗北する。

なお、ミートからは「まさか恐竜の足の化身であるスニゲーターが子孫を残していたなんて…」と、見ようによっては大変失礼なことを思われていた。
ディープオブマッスルなどで明らかになった「transform method」の内容と明らかに異なる指導方法にJr.が行き着いてしまった事にはよくツッコミが入るがMAXマンは爬虫類そのものな体をしていないため、爬虫類よりこちらへの変身が向いていたのかもしれない(病弱でリングに上がれず試合勘などが無いスニゲーターJr.が父の敗因を強引に結論付けた可能性も考えられる)。
なお柳田理科雄氏によれば、本当にスニーカーへの変身がメリットになるとしたら、MAXマンは 全身の内で股間が最も堅い超人 と考えられるとのこと。

小説『伝説超人全滅』ではスニゲーター本人が復活し、爬虫類だけではなく正義超人への変身も披露し、伝説超人の暗殺と新世代超人の仲間割れを引き起こした。
スグルの最期のフェイスフラッシュを頭脳に浴びた万太郎にトリックを見破られて新世代超人に粉砕された後は、その血肉の持つ再生能力の拡大解釈によって伝説超人達は蘇生する。
スニゲーターJr.だけでなくもいたらしいことがエピローグで明らかになった。


アニメ版での活躍(?)


「た、た、助けてくれ~~~っ!!」

ザ・サイコー超人の挑戦編」にて回想のみだが登場している。
サイコー超人軍団四天王のカレイヤスと戦うも、カレイヤスの変身能力を恐れて1分で試合放棄をしていた模様。事実なら情けなさ過ぎですよ教官殿
なおキン肉マンはカレイヤスとの試合中に「スニゲーターという凄い変身超人も、2時間32分の激闘の末に敗れ去ったのだ」とかつての強敵を認めているような発言をしており、上記のエピソードが明かされた際も普段のビビリ癖を出すどころか「じゃあ今度はお前が1分で逃げ出す番だぜ!」と啖呵を切っていた。


超人強度について


実はスニゲーターの超人強度には現在でも語り継がれる偉大なネタがある。
なんと当時の公式設定コミックで明かされたその数値は、超人強度4000万パワー。
同僚のザ・ニンジャが360万、プラネットマンが500万、ジャンクマンが600万、サンシャインが700万、アシュラマンが1000万なのに対して、
スニゲーターは最初の1人目ながら4000万設定。自身が仕えている悪魔将軍ですら1500万パワーなのに、約2.6倍以上もある圧倒的なパワー。
次シリーズのボス格であるネプチューンマン2800万パワー。自身が敗北したガンマンも3800万パワーなのだからこの数値の凄さが理解できるだろう。

そしてこの4000万はファンの間で話題となり、様々な説が提唱された。
400万の誤植」「それぞれの形態の超人強度の合計」「4000万は超人強度の最大限度で、3600万を使ってキン肉マンの超人強度を奪った」「バッファローマンと同じく、知らないだけで4000万もある」「火事場のクソ力を発動した数値」などなど*5

この圧倒的な個性により、スニゲーターはレオパルドンなどには及ばないものの、カルト的な人気を集めていた。
そして本編に再登場した際には、弟子達に対する人情味溢れる一面を見せてファンの感動を呼んでいる。なんとも世渡り上手な超人である。



戦績

×キン肉マン(フロントスープレックス)
×カレイヤス(試合放棄)
×ガンマン(完璧・漆式奥義エルクホルン・テンペスト)

悪魔六騎士の先鋒と言うポストのせいか、相手が悪かったのか、現状は3戦全敗という割と悲惨な戦績。
ただし面子は主人公のキン肉マン、そのキン肉マンと互角に戦うカレイヤス、悪魔将軍と同格のガンマンといずれも強キャラ相手なので、作品的には仕方ない面もある。


特に「多彩な変身術で相手を翻弄しつつ分析する戦法」を得意とするスニゲーターにとって、あらゆる攻撃の予兆を見抜かれ変身能力すら無効化される上に、苛烈でありながら完璧超人の理念に誠実なファイトスタイルを極めているガンマン相性最悪の対戦相手であり、真の姿を解放してなお地力で押し負けて完敗。
他の悪魔六騎士と完璧超人始祖の戦いを見てみれば、正義超人たちの激励と顔写しによる相手の身体能力をコピーした上での根競べに持ち込んだザ・ニンジャ。精神的な動揺を誘って相手と同じ材質の武器を奪うという手段に頼ったサンシャイン。密閉された空間や相手の性質と自分の特性など、全ての状況をフル活用してようやく活路を開いたジャンクマン。勝ち試合とはいえ、いずれも紙一重の戦いが多い。
敗北した3人の絶望的な実力差はプラネットマンとサイコマン、アシュラマンとジャスティスマン(の序盤)でも描写されており、
六騎士が仕えている悪魔将軍もかつて所属していた完璧超人始祖は、まさしく悪魔将軍と同格のメンバーが揃っていると読者に感じさせた。



得意技

変身技

スニゲーターを代表する変身。
脱皮して爬虫類の姿となり、様々な戦法で敵を幻惑する。

  • カメ
ウミガメ。ボディプレスやひれを使ってのビンタなどでの攻めが可能。
腹は柔らかいだろうし、背中を下にしてダウンしたら起き上がれそうにない。足も遅そうである。
また、額の靴紐がない。

  • ワニガメ
 亀の中でも一番獰猛と呼ばれている。通称カミツキガメ。
背中での体当たり「タートル・キル・シェル」や、名前通りの噛みつき、身軽な事にサマーソルトキックもできる。
が、やはり腹は柔らかい。

  • ヘビ
アナコンダ。作中では脱出の手段として使い、キン肉マンに掴まれてすぐに別の変身をしている。
ヘビ系の生き物はスニーカーを履いていないが、額には靴紐がある。

  • 大蛇
ガンマンに絡みつくも力づくで外された。

  • エリマキ・トカゲ
トカゲも中でも最もおそろしいエリマキ・トカゲ。
自慢のエリマキを回転させて空を飛び、すごい攻撃こと「エリマキカッター」を仕掛ける。ゆではエリマキ・トカゲをなんだと思っているんだ。
アニメでは回転により相手を引き寄せて引き裂く「地獄のエリマキ逆扇風機」も使っている。
背面が死角になっているのが弱点。
最近になってジャンプの別の漫画後継者が現れた。エリマキ・トカゲとはこういう生き物だ!

保護色により隠れる。アニメでは「スニゲーター姿隠しマジック」と言う名がついている。
キン肉マン相手に使うが、血を振り撒かれてすぐに居場所がバレた。
そもそも、流血試合を得意とするスニゲーターとは致命的に相性が悪いのではないだろうか。

キン肉マンVSカレクック戦などに出ている名脇役のオッサン曰く、「大型の哺乳類をも食っちまう世界一獰猛なトカゲ」。
「グチョグチョ」「ギャギョ~ッ」など鳴き声が特徴的。
更にその牙に噛みつかれれば、猛により敗血症を起こして死ぬ。尻尾ではたく攻撃も使える。
ただしガンマンには噛みつく前にパンチを受けて牙が砕けており、毒も筋肉に阻まれて効かなかったと思われる。

  • 地獄の封印
「ティラノ・ハンド」という別名称もある奥の手にして最終兵器。手なのか足なのかどっちなんだ
封印状態ではスニゲーターをモチーフにした巨大なスニーカーであり、このまま相手を蹴り飛ばすことも可能。
靴紐が相手か自分によって解かれると地獄の封印が解除され、真の姿であるティラノサウルスの足が登場する。
相手を正面からねじ伏せる恐竜の圧倒的なパワー、指を千切られても即座に生えてくる強靭な自己再生能力に加えて、
その内側に潜む本体にダメージを与えなければ倒せないという悪魔らしい防御面も備えている。

弱点としては絞め技などで痛めつけられると本体が隠れている指の腹に顔が現れるため、相手に見極められると大きなダメージへと繋がる点。
また倒れた時に吐いた液体は生命維持装置を修復したため、スニゲーターの体液にはなんらかの治癒作用が働いているものと思われる。

スニゲーター自身に勝ち星こそないが、かっこいい名前に加えて、巨大スニーカーからティラノサウルスの足が出て来るゆでらしさ。
この2点により、割と人気のある技である。

  • ダイナソーフットネイル・クロー
ティラノサウルスの足で相手を締め上げながら、四本の爪を体に食い込ませる技。
ガンマン戦で初披露したが、筋肉の盛り上がりにより無効化されている。


その他の技

  • 噛みつき
アリゲーターの超人とだけあって、その噛みつきの威力はすさまじいものがある。
3本のロープを一回で全て切断し、キン肉マンの身体のあちこちを食いちぎっていた。

  • 地獄の宇宙遊泳
強烈なスニーカーキックで相手を空中に蹴り飛ばし、落ちて来た相手に噛みついたり、
空中の相手の身体を三箇所食いちぎる「ウルトラC」で追撃する。
キン肉マンを随分苦しめていた。

  • ワニ地獄
天井に取り付けた黄金のマスクの偽物のプロジェクターにより、照明に照らされた物体を爬虫類に変化させる。
アリーナ席のパイプ椅子をワニに、紙吹雪を小さなトカゲに、食いちぎったロープをヘビにしていた。
ただしあくまで小手調べの意味合いが強く、本命の変身能力とは比べものにならない程度の幻覚である。

  • クロコダイルテイル
身体を丸めて回転し、勢いを付けてから真っ直ぐに伸びた尻尾の先端で相手を突く。
ガンマン戦ではエルクホルン・シザースの前に阻まれるも、正確に真眼を狙っていた。




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最終更新:2024年02月10日 20:08

*1 なお当のステカセキングはスニゲーターの指導をほとんど理解できておらず、直後のスパーリングでも前回と全く同じミスを繰り返したため、流石の彼も「バカかオメーは!!」と憤りを露わに地獄の鬼教官モードへと移行した

*2 キン骨マンやベンキマン、ステカセキングも兼任している。

*3 なおこのとき、年齢設定が公開されている中では最高齢のスプリングマンを「バネ小僧」と呼んでいたことが判明。本当にティラノサウルスの時代から生き続けているのかも知れない

*4 実はこの本はMAXマンのエピソードが初出で、それを逆輸入し更に教官キャラにまで発展させたのがディープオブマッスル及び始祖編である

*5 ちなみに「超人図鑑」の記述によれば400万パワーの誤植説が正しかったようである