ルビー(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2010/09/24 Fri 16:05:30
更新日:2024/01/24 Wed 07:12:53
所要時間:約 8 分で読めます




そう! ボクのチームはつねに、



かしこく、



たくましく、



かわいく、



かっこよく。



そして、美しい。




ルビーとは、『ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物。


ルビー・サファイア版の男主人公をモデルにしたキャラクター。



○プロフィール
メイン担当:第4章第13章
  誕生日:7月2日(誕生石:ルビー)
   星座:蟹座
   年齢:15才(第13章時)
  血液型:O
  出身地:ジョウト地方コガネシティ

父・センリジムリーダー就任を機に、母と一緒にホウエンに引っ越してきたため、以降はミシロタウン在住。


○人物

性格は基本的にマイペース。
自分によほどの危機が迫っていない限り、冷静に状況判断ができる。

そんな調子のために自己中心的に見えるが、知人が危機に遭えば助けようとする優しさも持っている。
場合によっては自分を囮にすることも厭わない勇敢さも併せ持っており、普段時とのギャップがすごい。

自分のポケモンの世話もこまめにしており、特に幼い頃から一緒にいるグラエナ(NANA)とエネコロロ(COCO)、キルリア(RURU)とは仲良し。

また、「バトル嫌い」「美しさ優先」という主義を持ち、頑固な気質も合間ってこの主義を変えようとしなかった。

その主義から、
「ポケモンは見た目で判断」
「自分とポケモンが汚れるのを嫌う」
「バトルよりコンテスト
「ちまちましたポロック作りが大好き」など、
ポケモンの主人公とは思えない嗜好を持つ。

可愛いポケモンや美しいポケモンに目がなく、興奮気味に近寄っていったりデレっとした顔で手に入れた自分を妄想したりすることも。

さすがにコイツのキャラに対して原作者は担当に難色示されたとか……。

手先が器用でポケモンのドレスアップの服飾も自分で行っている。
彼が着る服も自分で仕立てた物。裁縫セットは常に持ち歩いている。

服装は第4章・序盤はルビー・サファイア、終盤はエメラルド版の物を着用していた。
第6章ではエメラルド版を元にした、赤を基調とするオリジナルデザインの服装で登場。
第13章ではORASの男主人公の服に。

裁縫などをしてきたせいか近眼気味であり、いつもは裸眼で過ごしている*1が細かい作業をする時などはメガネをかける。

ゲームの主人公とは違って、父親であるセンリに対して苦手意識を抱いており、一度盛大な親子ゲンカを繰り広げたこともある。
しかしそんな父親とは実は性格も行動原理も似たりよったりであることに気づいていない。

口癖の「BEAUTIFUL!」を始め、横文字を多様(例:WAO! EXELENT!)した言動のためチャラく見えることも。
助けた相手に今度のコンテストで自分に一票入れてくれるように頼むなどの、ちゃっかりした一面もそれに拍車をかけている。

まあそんな性格・言動のため、サファイアの予測通りバトルはからっきしかと思いきや……







強い








はっきり言ってかなり強い

各物語序盤の主人公達で比べるとぶっちぎりで最強レベル。
ジムリーダーの息子だけあり、レッドすら凌駕するであろうバトルセンスを持つ。

他人に自分が戦ってる所を見られたくない、という理由から普段は戦いを極力避けるが、一旦戦うと決めると大胆で合理的かつスピーディーな戦法を繰り出す。
戦闘時の鬼気迫る表情は父と瓜二つで、睨みつけただけで脱走して暴れているポケモンを怯えすくませたこともある。

頭の回転も早く、相手の概要を瞬時に把握する洞察力を持ち、戦闘に頼らずトラブルを回避するという頭脳プレーを見せたこともあった。
また、それだけ戦闘に集中していても周囲の状況や助けるべき相手のことを考慮できるだけの余裕も持ち合わせている。
特に判断力に関しては後輩の図鑑所有者に比べて時間やポケモンによる能力を利用しない点でも勝っている。

一見白髪に見えるが、それは帽子を被っているため。実際の髪はセンリと同じ黒髪。
また、帽子を取ると母親譲りのアホ毛があることがわかる。

この大胆な設定が受けたのか、公式の人気投票では第一回第二回ともに3位にランクインしている。

基本自分のポケモンや他者を犠牲にすることを好まないが、かといって自己犠牲にも否定的であり、
ゆえに「他者も自分も助かる」ように行動することが多い。
ただし、自分が他者に心配をかけていることには鈍感で、特に父親のセンリからは2度この点で指摘されている。
(もっともセンリは2度めの際は微笑んでいたりする。まあもともとこの性格は自分譲りだと思っているからだろう)

様々な経緯もあり、マツブサ同様にふたつの宝珠を制御したり、レックウザにその状態で乗り込んでたり、
他の伝説のポケモンとも心を通わせるなど非常に伝説との絡みも多いが、正式な手持ちとして加えたポケモンはいない*2


ルビーの手持ち

該当項目を参照。


○各章での活躍(※ネタバレ注意)

第4章・前半】

引っ越し初日。センリからバトルを強制される事を嫌い、家出。

その途中でサファイアと遭遇。
お互いの主義がぶつかり、サファイアの「80日間でホウエンのコンテストを制覇しろ」という提案を受ける事に。
そして冒険の旅へ。途中、何度か悪の組織(特にマグマ団)と遭遇するが、そんなの知ったこっちゃ無いルビーは自分の旅を続ける。

旅の途中のコンテストでミクリと遭遇。
そのポケモンの美しさに魅力され、ミクリに弟子入りする。

そしてミクリに連れられた先でサファイアと再会。
その際に実力を知られてしまい……。


【第4章・後半】

様々な事象が重なり、落ちぶれるもミクリ達の言葉があり復活。
サファイアと共に戦場を二転三転しながらもマグマ団・アクア団の野望を砕くため戦う。

その際、彼がバトル嫌いになった理由が明かされた。

ルビーはかつてはバトルが大好きでやんちゃな少年だった。
しかし、ある日。父の友人の娘と共にボーマンダに襲われてしまう。
ルビーはボーマンダを撃退するが、そのバトルを見た娘に恐れられ、ショックを受ける。

それ以来、彼は美しさを至上とするようになったのだ。

余談だが当時のルビーの年齢は5歳前後、手持ちはポチエナ、エネコ、ラルトスの三匹。これでボーマンダを撃退できる幼児って…

最終決戦。父やミクリすら心身を削った激闘を制し、勝利を掴む。
その戦いの中で「本当に大切なのは心の美しさ」である事を悟った。

80日間の最終日。ホウエンコンテストを制覇する。


第6章

ホウエン第三の図鑑所有者・エメラルドの任務をサポートするべく、サファイアと共にタイドリップ号でバトルフロンティアへ。

かつてのバトル好きだった自分を受け入れることが出来たためか、人前でバトルすることに抵抗がなくなっている。
また、4章でなんやかんやあったサファイアとの関係も良好だが、
サファイアが放った決定的な言動をルビーが忘れている(振りかどうかは不明)ため、カップルではない。周りからはそう認識されているが。

同期にあたるエメラルドに協力し、先輩であるゴールド達の助けを得ながら鎧の男と戦った。

なおエメラルドは元々人を振り回すタイプであるが、ルビーとサファイアの登場以降は逆に彼を振り回したあたり、さすがルビーである。
もっともルビー自身もエメラルドには振り回されてはいるが。


第13章

服装が『ORAS』の男主人公のものに変更。サファイアのメガシンカ習得のためにRURUを預ける。

相手がポケモンであるとはいえラティアスの身体を触ってみたり、ルチアの前でカッコつけてたり、
極めつけにはヒガナを階段から引きずり落として叩きつけながら床ドンするなど、ややチャラい行動をとる。
他方でラティオスやマリの前では使命に燃える様子を見せており、前世代の二人に比べると、原作の章とリメイクの章での立場が逆転している。

作中ではほとんど語られてないが、コンテストのアイディアなどもいろいろ提案していたようであり、おきがえピカチュウやステージ衣装のデザインを担当していた。
まだ出会ってはいないがホワイトの先輩にもなれそうである。

なお、相手によってもかなり口調が変わるようになった。
過去の因縁からかヒガナに対してはどこか皮肉めいていたり、マリとダイには意思の強さを感じさせたり、ラティ兄妹の前ではちょっとおどけてみたり…。

当初、ダイゴにZUZUを任せつつサファイア・エメラルドと別行動をとっていた。コンテストライブ出演がその理由、かに思われたが真意は違った。
メガバングルをダイゴから受領した際、隕石が迫りつつあることとデボンを脅迫する者の存在を伝えられ、
ルビーは過去の情報と併せて「ヒガナ」という答えに行きつく。
ヒガナに接触し、隕石にまつわる真の情報を探り出すべく、ラティオスに協力を依頼したのであった。
この時、過去に自分に傷を負わせたボーマンダがヒガナの手持ちであったことが判明。
そして自分の人生を狂わせたのは他ならぬヒガナであると知るが、過去に固執してヒガナの行動を完全に阻止しようとは考えず、両者の争いを調停しようと動く。

だが、後に現れた流星の民により、ヒガナが真の「伝承者」ではなく、
伝承者の資格が「レックウザに乗ることを許され、共に天翔けたことのある者」だとルビーは知る。
小型隕石の直撃を目にしたことで地球の破滅が頭をよぎり、激しい絶望にさいなまれたルビーの中で、ある考えが生まれた。
争いを調停するのみならず、自らが伝承者となって隕石を破壊する、という第三の道である。
これを実行に移すべく、まずはヒガナとダイゴたちのバトルを止め、メガバングルと引き換えに「ガリョウテンセイ」が記録された巻物をヒガナから奪う。

ところが、超古代ポケモン二体の復活とゲンシカイキ、そしてサファイアがフーパによって転送されたことで事態は急展開を迎える。
ヒガナは自力でデボンの隕石転送作戦を失敗に追い込み、サファイアは行方不明に。
更にゲンシカイキした超古代ポケモンはかつての宿敵であるマツブサ・アオギリに従っていて、ルビーは彼らを信用できず行動を急ぐ。

父の協力を得てジョウトでレックウザを発見すると、その強大な力に苦しみつつも「ガリョウテンセイ」を覚えさせることに成功。
ルビーはなんとかホウエンに戻るが、再会したサファイアが自分の単独行動で深く傷ついていたことを知る。
そしてヒガナが強引にレックウザをメガシンカさせようとするも失敗。
「伝承者」が宇宙空間までレックウザに付き添い、犠牲になる役目であることを彼女の口から知った。

そんな中、ホウエンの全てを結集した隕石迎撃作戦が始動する。
ルビーは飄々としつつも、伝承者になれば死ぬかもしれない、その恐怖とサファイアへの愛と使命感の葛藤に苛まれていた。
不信感を覚えたサファイアにメガシンカまで使われたルビーは、遂に自らの思いを語った。

彼が出した結論は、「サファイアと一緒に伝承者となる」。

かくして、二人はレックウザと共に宇宙へと飛び立つ。宇宙空間での激闘を制し、無事地上に戻ったルビーは、コンテストライブにサファイアと共に出場したのであった。


○【台詞集】


「ボクのチームはつねに、かしこく、たくましく、かわいく、かっこよく、そして、美しい」

「『戦う力を持っているか』ってことと、『それを積極的に使いたいか』ってこととは、また別の問題なんだよなァ」

「これは帽子だ!!!」

「『根性』『男気』『覚悟』、そんなの全部キライだ!自分を犠牲にして、…なんてとんでもない。助かりますよ」
「ボクも…ポケモンもいっしょにね!」

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめん…なさい…ごめ…ん…なさ…」

「どうするかって? 答えなんか最初っから出てたじゃないか!」

「…きっと、キミに似合うと思う」

「ボクもキミが好きだったからさ。小さなころからずっとずっと、…想ってた」

「本当の美しさは心の美しさだ!!誰かを愛し、想いやる心そのものなんだ!!強大な力にすべてをのみこまれる前に、そんな気持ちを思い出してくれ!!」

「せめて彼らの命が…失われないように…」

「当然たい!このボクがととのえた毛並みやけんね!」

「…あと10日でこの世が終わるなら、不安と絶望のうちにすごすより、何も知らずに過ごすほうが幸せかも…」
「そして、すべての人とポケモンが一瞬で苦しまずに宇宙の塵になるんならそれはそれでいいんじゃないかって…。だから…、ほかの誰にも黙ってようと思ったんだ」
「そして、ボクは…、単独行動に逃げた…。自分の不安を、悟られたり黙ってられなくなるのが怖くって…」
「4年前から何も変わっちゃいない。カッコつけて…、自分の本当の気持ちに封をして…」
「でも…、そんなのふっとんじゃった…」
「ボクはもっともっと生きて楽しみたい!!やりたいこと、やり残したこと、いっぱいあるんだよ!!」

「この星を守るのがボクらの役目だ。そのためにやれることは1つだけだ!!ほかのことに割く時間はないんだ!!」

「フーパの輪に呑まれて行方不明になったと思ったら、ヒガナと戦ってロケットから落ちて、やっと会えたと思ったら声が出なくなってて、」
「もう…なんていうか…不安で心配で、離れてちゃダメだって思ってたから…」
「頭の中がグルグルした!キミとは離れたくない!けど、キミを危険な目にあわせたくない!」
「でもこの星を守りたい!キミが大好きなこのホウエンを!だから…だから…!」
「ボクと宇宙に行ってくれ!最後の一瞬までキミといっしょにいたいんだ!」

「自分の命と引きかえに星を守るだなんてバカバカしい。自己犠牲とか大キライだ。隕石を撃破して生きて帰ってきますよ。ボクもサファイアもね」


もし、アニヲタWikiを閲覧することがあったら


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最終更新:2024年01月24日 07:12

*1 ただしコンタクトを装着していることが示唆されている

*2 セレビィは「6匹目」ではあるが、重要な場面でしか登場しなかった。