バーレル火山(スーパーマリオRPG)

登録日:2019/09/13 Fri 22:45:24
更新日:2025/02/10 Mon 11:57:31
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バーレル火山は、『スーパーマリオRPG』に登場するダンジョンの1つ。



マロの両親より、スターピースが火山に落ちたと聞いたマリオたち。
マリオたちは、マシュマロの国温泉の端から落ちて火山に入り、スターピースを探すことになる。

火山の中は入口直後のマップのすごく見えにくい部屋を除けば基本的に一本道で、少々道のりは長いものの、基本的には迷わずに進めるだろう。
溶岩に落ちる場所もあり、その場合は、飛び上がりながら、現在のマップの入口にまで戻される。
カエルコインが溶岩の上などに置かれている場合もあり、わざと溶岩に落ちて取得する場面も…
また、ちくわブロックもあり、気をつけないとやはり溶岩に落ちてしまう。



ここの敵キャラは、火山という場所柄もあって、暑さに耐性はあるが寒さを苦手にしているのか、弱点の一方、炎が効かない敵ばかりである。
よって、マロのユキやこんこんやこおりだまがよく効く敵ばかりである。
ユキやこんこん連発でザコ敵を一掃できることも多いだろう。特にパタパタくんしょうなどを装備していると更にダメージが増えてサクサク進む。
道を塞ぐ強い雑魚も多く、戦いに備えてこおりだまを量産するのもいいかもしれない。
ユキやこんこんを多く使う場合は、FP消費に備えてシロップを多く持っておきたい。
一方、ここに来るくらいの時期に覚えることも多いマリオのウルトラファイアは、火山では全く役に立たずに涙目ということだろうか。
なお無効は多いが雑魚敵は炎技を多く使ってくるというわけではなく、それどころか攻撃魔法はボブルのかきゅう&フレイムストーンとジタンダのすなあらしのみという脳筋集団だったりする。
ちなみにジタンダ・からだ・フンガーを除く雑魚敵は全て、後にクッパ城のバトルコースで再登場する。


【登場するモンスター】

特に断りがなければ、氷弱点で炎無効である。
・メグメット
 「ぼくをたたくと 幸せになれるよ。」
マグメットの上級種。やはり防御力も高く、ジャンプも無効。通常攻撃で倒すとLUCKYを出す。
なぜか1ターン目ではなく奇数ターンにこんじょうアップを使ってくるので3ターン目以降は2回に1回無駄行動してくる。
魔法防御は低いので、複数で出ても特にユキやこんこんを使うまでもなく、でんげきビリリでも十分倒せる。

・ウニへい
 「ウマいと思うなら食え おとなだよオマイさんは…。」
トゲへい・イガへいの上級種。やはり針攻撃を行い、もちろんジャンプも無効。
やはりでんげきビリリでも十分に倒せる。

・ボブル
 「ゴォー。ゴォー。」
バブルの上級種。炎属性の魔法を使う。魔法攻撃力が100と高く、ボスや宝箱モンスターを除くとトップタイなのでかきゅうですら結構痛い。
フレイムストーンに至っては、魔法攻撃力込みの威力ではボス・宝箱・モクラクラーを除けば作中5位(ヒッポポのばくはつ174、オイスターのストーム153、スペールのダイヤモンドカッター140、カサカサアロエのばくはつ139に次ぐ)の火力132を誇る。
魔法防御は48でこのダンジョンのモンスターでは並であるが、実は下位種のバブル(50)より低い。
ヨッシーのクッキーを使用すると低確率でかえんだまが手に入る。

・アリのゆうしゃ
 「いちにちいちぜん、はやねはやおき!」
アントウォリアーの上級種。きはくアップが魔法カウンターからラス1時に変わった。
かみつきの代わりにくらやみブルブルで恐怖を狙ってくる…ガー不2倍撃がなくなったのでぶっちゃけ技は弱体化している。
低確率でミンナツヨクナールをドロップし、ヨッシーのクッキーでも低確率でミンナツヨクナールが手に入る。
下位種とは異なりエンカウントシンボルは存在しない。

・カロンゼット
 「おれは いつも どこでも きらわれ者さ フッ。」
カロンの上級種で見た目は全く同じ。と言うか能力的にも攻撃が約1.5倍になっただけ。
もちろんカロンと同じく、スペシャル技(ダメージ技全部とねむれよいこよ)・アイテム(せいすい・ヨッシーのクッキー・ひつじ系)でのみ倒すことができる。
雷弱点を克服し、火山のザコ敵では唯一弱点属性・無効属性がない。…が、死亡条件の都合全く意味がない。
あと状態異常完全耐性が付いたのだがねむり無効のくせにねむれよいこよで死ぬ。
下位種よりけいけんちは1.5倍ほどに増えたがコインもウルトラキノコもドロップしなくなっており報酬はむしろ弱体化。

やはりカロン同様倒しても崩れるだけで、しばらくすると復活する。
しかし見返りがショボすぎるので下位種のように道場にされたりはしない。
後にクッパ城のバトルコースでも登場するが、この時は逃げられないので絶対にFPやアイテムを切らさないように。
SFCではカロンにわずかに陰に赤みがついただけでほぼ見分けがつかないグラだったが、
リメイク版ではカロンと同じく他作品と同じの容姿になり、さらに陰だけでなく全体的に赤みがかって瞳が赤くなり(カロンは黄色)区別のできるグラになった。

・バーレルコング
 「ここは、熱いなぁ~~ 引っこしたいなぁ~~。」
ドソキーユングも参照。HP、攻撃がかなり高め。
今までのHP攻撃の高い戦士系っぽい奴ら同様に防御がやや低いが、今までの連中と比べそこそこの水準はある結構なタフガイ。ユキやこんこんの出番か。
強いためかけいけんち、コイン共に多い上にそこそこの確率でウルトラキノコもドロップする。

無事に引っ越せた(?)クッパ城に登場する個体だとなにかんがえてるののセリフが変わる…なんてことはない。(クッパ城も溶岩だらけで暑いのだろうか?)

・ジタンダ
 「あーーーー!!!!!! もーーーー!!!!!!!!」
・からだ
 「・・・・・・。」
OPでなぜかリップルタウン海岸で戦っていたあのモンスター。
実はSFC版ではモンスター名は「ジダンダ」ではなく、「ジタンダ」となっているが、リメイク版で「ジダンダ」に変更された。

通路を塞ぐ巨大なモンスターその1。大ジャンプしてウニへいをまき散らす。
戦闘では必ず「からだ」とセットで登場。
なかなかの魔力を持ち低威力のはずのすなあらしでもそこそこ痛い。
でかく強そうだが、やけに虚弱で実は魔力以外全てアリのゆうしゃ以下とこの見た目で魔法使いポジション。

ただしジタンダを先に倒すと、からだが即死技のうんさんむしょう!で自爆特攻してくる。
からだから先に倒すとジタンダは勝手に消えてくれるのでからだを攻撃した方がいい。魔防1なので魔法ならすぐに倒せる、
ジタンダはヨッシーのクッキーを使用すると低確率でミンナカタクナールが手に入る。
シンボルエンカウントではウニへい1体と一緒に出てくるが、ボブルのお供で出る場合もある。

なおマップ上では道を塞いでいる個体が2体いるが、普通に逃げられるので点滅してる間に隙間をすり抜けたり
スターで倒すなどでスルー可能。

・フンガー
 「こいのエクスプロージョン!」
通路を塞ぐ巨大なモンスターその2。こちらは頭からメグメットを出す。
HPと攻撃力がとても高く(攻撃力200はボスと宝箱を除けばチャンコパタと並びトップである)、怒りをためた後に攻撃をしてくる。特に2倍技のだいふんかに注意。ユキやこんこんやこおりだまでさっさと倒したい。
実はヨッシーのクッキーを使うとほぼ確実に効くうえ、非売品のロイヤルシロップに変化する。繰り返せば簡単にロイヤルシロップを量産できるのでなかなかありがたい。
イベント戦闘でもないのに本人のシンボルと戦うときは何故か逃げられない。
シンボルエンカウントではメグメット2体と一緒に出てくるが、カロンゼット2体のお供で出る場合もある。

なおフンガー2体もシンボルの近くをジャンプでどっちもスルー可能。


しばらく進むと、人影が現れるが、彼こそが、アイテム屋・宿屋・防具屋のヒノマートの主人ヒノピオである。
ヒノマートについては、詳細はリンク先を参照。ここで回復アイテムやファイア系の防具をそろえておこう。

ヒノマートを出るとセーブブロックがあるので、今後に備えてしっかりとセーブをしておこう。



更に先のちくわブロック地帯を渡ると、火の玉(ボブル?)がたくさん集まっている地帯に出る。

そして火の玉が合体して…



◆カイザードラゴン

HP1400 攻撃160 防御100 魔法攻撃120 魔法防御70
弱点:氷
無効:炎・眠り・即死
使用する技:通常攻撃・ガォーーン!(単体・恐怖)・ほのおのかべ(全体・炎)・すいじょうきばくはつ(全体・無属性)・かざんだんを発生させる
  「もえてます。まさに今もえております。 どうでしょう?」

・かざんだん
HP10 攻撃140 防御0 魔法攻撃0 魔法防御0
弱点:氷
耐性:炎・恐怖・・眠り・沈黙
 「もえてます。 私、ただの岩です。」

火の玉が集まってできたのが、火山の主・カイザードラゴンである。
皇帝龍と言うリメ版最期の幻想6裏ボス名を務めたこともあるすごく強そうな名前だが、
このゲームでの見た目はちっこい羽とボブルの手足がついただけの ウンババ なので威厳もへったくれもない。
特に公式イラストは下顎の牙がない上につるつるで、首や足のボブルがないのでドラゴンというよりでかいおまるヒヨコである。

しかし、そんな名前負けした姿に反し作中3位タイの 120 という魔力を持ち、
すいじょうきばくはつは前ボスのマルガリータ(魔力80)のそれとは比較にならない威力を誇る。
魔力が高すぎるため、ほのおのかべでさえ耐性がないと大きなダメージを受ける。
ヒノマートでファイアシリーズの防具を買い魔防を高めておきたい。

また、カウンターで通常攻撃をしてくる場合もあり、攻撃力も高いため注意をしておこう。
カウンター以外の単体攻撃の後に2回行動でかざんだん4体を発生させる。かざんだんの自爆攻撃はガードができず痛いがHPが10しかないので炎技以外なら基本的に何でつついても死ぬ。
でんげきビリリで一撃だが、できるなら本体にも通るユキやこんこんやこおりだまでまとめて倒しておきたい。
ただし、全員カイザードラゴンより素早い(もしくはかざんだんより遅い)状態だと、カイザードラゴンのカウンター以外の通常攻撃またはガォーーン!→その後すぐにかざんだん生成→その後すぐにかざんだん4体が自爆攻撃となると言う落とし穴がある。
カイザードラゴンはすばやさ20、かざんだんはすばやさ1のため、すばやさ19以下のキャラを用意して間に割り込めるようにしておきたい。
(マロは素のすばやさ18で条件を満たしているが、パタパタくんしょうやセーフティリングを装備しているとカイザードラゴンを上回ってしまう)
ちなみにカイザードラゴンには恐怖や沈黙攻撃が効くので、例えばびびりだまなどで恐怖状態にしたり、おくちにチャックで魔法を封じたりすれば、有利に戦いを進められるだろう。
まともに戦うとそこそこ強いのだが、例によってセーフティリングがあると恐怖も炎も無効なのでヌルゲーになってしまう。

また、魔法が得意なボスだがFPがデフォ値の100しかない。すいじょうきばくはつは最高7回までしか使えず
それ以降は消費FPの少ないほのおのかべぐらいしか魔法が使えないと大幅に弱体化する。

リメイク版ではボブルに隠れる形でちっちゃな手足が生え、まぶたが追加されてドラゴンぽさが多少上がっている。
ちなみに専用ステージの後ろにある謎の岩だが、大暴れするカイザードラゴンを鎮めるための石像だったことが判明。
しかし見ての通り 似ていない ため効果がなかったようだ。



カイザードラゴンを倒すと、溶岩に沈んでいくように見えるが…



◆ドラゴンゾンビ

 「まだだ、まだ死んじゃぁいねえよ オイラは。」
HP1800 攻撃190 防御60 魔法攻撃80 魔法防御100
弱点:ジャンプ・
無効:炎・氷・眠り・毒・恐怖・即死
使用する技:通常攻撃・さけび(単体・恐怖)・ばくはつ(単体・無属性)・ストーム(単体・無属性)・がんせきガラガラ(全体・無属性)

溶岩に沈んだカイザードラゴンは、ドラゴンゾンビとなって復活。
…ボブルの塊のどこに骨要素があるのかとか、腕とか服とかなかっただろとかよくツッコまれる。

最初に「がんせきガラガラ」を使ってくる。無属性の強力な全体技なので、HPを高くして備えておこう。
すなあらしっぽい見た目と効果音だが恐怖の追加効果はない。
その他の魔法も強力な無属性魔法が多く、ダメージが大きい。
カイザードラゴンと同じく、カウンター攻撃も多い上に攻撃の方は本気のジャッキー先生以上まで上がっているのでかなり痛い。
ついでに魔防も上がり、特に氷は無効となったので火山のボスのくせに氷で殴ると弾かれる初見殺し。

一方で防御力はかなり下がり、ジャンプや雷が弱点となったのでHPこそ増えたもののめちゃくちゃ脆い。
物理で殴り続けていればカイザーより簡単に沈む。
ちなみにゾンビなのでせいすいが効くが、ボス補正なのか即死せずに130ダメージを与えるだけ。
ジーノウェーヴ等を使ってもダメージ増加しないこともあり、
通常攻撃や弱点を突いたジャンプ・雷魔法の方が大きいダメージを与えられるだろう。
相変わらず沈黙が効くので、おくちにチャックで魔法を封じればあっさり勝てる。
そもそも生前同様FPが100しかない上に消費FPの多い魔法ばかり使うので、余計FP切れは早かったりする。

ちなみに上がるステは30ずつなのに、下がるステが40ずつなので変身後の方が能力合計値はむしろ下がっていたりする。
特に開幕で放ってくるがんせきガラガラ(威力152)はいかにも強そうな気がするが冷静にダメージを見ると カイザードラゴンのすいじょうきばくはつ(威力159)の方が強い
リメイクで分かるが実は経験値も半減していたりする。
やはり死にかけか…

リメイクではなぜか布を纏っている理由がただのデザイン上の都合と判明した。
あとカイザードラゴンにも手足が追加されたので腕ないだろというツッコミからは逃れられた。
……が、カイザーの手はちっこいのでやっぱり骨格が全然違うのは変わらなかった。

ドラゴンゾンビを倒すと、道ができて先に進めるようになる。
しかし、ここはいったん戻ってセーブをしておこう。



そしてついにスターピースを見つけたマリオたち。
しかし、そこにカジオー戦隊オノレンジャーが現れて、スターを横取りしていった。
マリオたちはオノレンジャーを追いかけ、スターを取り戻すべくオノレンジャーと戦うことになる。
オノレンジャーの詳細はリンク先にて。
数が多くて厄介な相手であろうが、面倒ならこんぺいとうでまとめて攻撃するのも手である。



オノレンジャーを倒すと、ついにマリオたちは6つ目のスターピースを手に入れることに。
マシュマロの国に戻り、クッパ城への道を開くことになる。


追記・修正は溶岩に落ちた人がお願いします。

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最終更新:2025年02月10日 11:57