APTX4869

登録日:2020/01/07 (火) 18:55:11
更新日:2024/04/21 Sun 12:52:55
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APTX(アポトキシン)4869」とは、『名探偵コナン』に登場する架空の薬品の名称である。




※警告※

この項目には物語の核心に迫る内容が含まれております。
原作未読・アニメ版未視聴の方は厳重に注意してください。













●目次

概要

本作における悪役である黒の組織が開発した薬物で、キーアイテムにして数々の悲劇の元凶
色は白と赤のツートンカラー。
形状はカプセル状で服用手段は経口摂取。液状や粉末状など他の形状のものは登場していない。

元は灰原哀こと宮野志保の両親である宮野厚司・エレーナ夫妻が主となって開発を行っていたが、夫妻が研究所で焼死してからは途絶。
後に志保が焼け残った資料を元に薬を復活させたが、彼女が組織を裏切った後は研究が滞り、現在のそれは試作段階のものでしかない。

動物投与実験においてほぼ全てのマウス死亡し、体内から物反応も検出されなかったため志保に無断で暗殺用の毒薬として使用されるようになる。
しかし志保=灰原が後に江戸川コナン「毒なんて作っているつもりはなかった」と明かしているように、これは本来毒薬などではなく、組織の“ある目的”のために開発されたものなのだ。

通常、APTX4869を投与された人間は目覚めることなく短時間で死に至る……が、ごくまれに死なずに体が幼児化する場合がある。
現状、この幼児化の可能性を知る者は極僅か。開発者以外にコナン達の正体を知る、組織の幹部ベルモット、同じく組織の幹部で『漆黒の追跡者』におけるオリジナルキャラクターであるアイリッシュのみと思われる*1
実は動物実験でも死なずに幼児化していたマウス*2は1匹だけ確認されており、ジンが飲ませた工藤新一も死亡することなく幼児化を遂げた。その後、被投与者リストで彼の結果の欄だけ唯一「死亡」ではなく「不明」となっていたことから、組織は度々工藤邸へ侵入。
そして2度目の調査で子供服がごっそり無くなっていたのを見つけ、志保は「工藤新一はAPTX4869を投与されるも死なずに幼児化したのでは」との仮説を立てる。
彼女は新一に対し強い興味を持ち*3、研究対象として組織から守るために、被投与者リストの新一の欄を「死亡」と書き換えたのだった。

現時点でこの薬の本来の開発目的は不明。しかし
  • 『競技場無差別脅迫事件』で灰原が「時の流れに人は逆らえないもの」と言っていたこと
  • 『そして人魚はいなくなった』で、不老長寿のお守り「儒艮の矢」の抽選申込者名簿に「宮野志保」「黒澤陣*4」「魚塚三郎*5」の名前があったこと
  • 『黒の組織との接触』で、板倉卓の日記に組織の目的について「時の流れに逆らって死者を蘇らせようとしている」と書かれていたこと
  • ピスコの「素晴らしい!君がここまで研究を進めていたとはさぞやご両親もお喜びだろう」という発言から幼児化が研究の過程で既に想定されていたらしいこと

これらから開発目的は若返り、或いは不老不死と推測されがち。
だが、当の研究者自身が「この地球のほとんどの人間にはその価値を見出せない愚かしい代物」「日本の女の子にしか必要とされない雛人形のようなもの」「こんな薬、作っちゃならなかった」と激しく後悔しているし、若返りの薬として認識していた峰不二子に対しても「そんな夢のような薬じゃない」と答えており、ベルモットも「こんな愚かな研究」と唾棄しているあたり、どうやら当てはまらないようだが……?

「若返り」や「不老不死」には明らかに合致せず*6、逆に言えばそれらにとって重要な「(頭脳を維持して)幼児化」するのも、開発者にとっては興味深い程度の偶発的な作用でしかないことからも、志保の知る開発目的ではないことが判るだろう。


名前について

「APTX4869」の「アポ」とは、後述の説明にある「アポトーシス」、つまり「プログラム細胞死」のことを示している。
また本薬は試作品なので、開発コードの「4869」を語呂合わせにすると「シャーロック」と読めることから、組織の中には本薬を「出来損ないの名探偵」と呼んでいる者もいる。
このことから本薬のデータにアクセスするためのパスワードは、『シャーロック・ホームズシリーズ』が試作段階だった時に、主人公の探偵に仮につけられた名前「Shellingford Holmes(シェリングフォード・ホームズ)」のファーストネームであるShellingford(シェリングフォード)となっている。
ホームズファンが設定しそうなパスワードだが、本来は毒薬ではないのは「ホームズファンに悪い人はいない」から……なのか?
前述の通り開発目的は不明なものの、プログラム細胞死(アポトキシン)の名を冠するのは、それを利用することで目的が達成されるためなのだろうか?

なお宮野夫妻は、ラボの仲間が「のような薬」と浮かれている中で“ある願い”を込めて「シルバーブレット」*7と呼んでいたらしい。その真意は果たして……。

ちなみに現実世界における「APTX」とは、「Aprataxin」という早発性失調原因たんぱく質のことを指す。


効能

服用するとプログラム細胞死(アポトーシス)の誘導により、全身が燃えるように熱くなり、骨が溶けるような感覚に襲われ熱さに苦しみながら徐々に意識を失っていく。そのまま短時間で服用者は命を落とし、体内に薬品の痕跡は(少なくとも現代の警察が検出できる範囲では)残らない。
ただし、同時にこの薬はテロメアーゼ*8を活性化させ、細胞の増殖能力を高める作用も持つ。
そしてその偶発的な複合により、神経組織を除いた骨格・筋肉・内蔵・体毛、それら全ての細胞が幼児期の頃まで退行する
とても簡単に言えば、この薬を飲んだ大人は殆ど死亡してしまうが、運が良ければ命は助かるも子供の体になってしまうのだ。
メタ的な都合が無ければも到底無事では済まないと思われる。
体積が目に見えて減少するので細胞(老廃物)などもかなり排出されて然るべきだが特に説明が無い。逆に戻る時に増える質量はどこから出て来るかも不明。
リアルに表現したら匂いも含めてやばいことになるというのもあるが気にしたら負けである。

戻る年齢に関してだが、17、18歳の工藤新一と宮野志保が10歳下の小学一年生レベルにまで幼児化したり、30代前半の長子がいることから少なくとも50代と推測されているメアリー・世良が中学生レベルにまで若返ったりしているため、「どんな年齢でも一定の年齢幅まで幼児化する」or「年齢に応じて若返る年齢数が大きくなる」性質があると思われる。


解毒方法

現在灰原が阿笠博士の協力で解毒剤の開発を進めているが、薬品のデータが残っていないので完全な解毒剤は未だに作られていない。
しかし、制約は色々と多いながらも一時的に元の体に戻れる解毒剤はできており、コナン達がこれを服用しているエピソードもいくつかある。

不完全な解毒剤で元の体に戻ると、約24時間後にタイムリミットを告げる発作が起きる(例外もあり)。
発作が起きると呼吸が荒くなり、激しい動悸に見舞われる。それと同時に全身が熱くなり体から煙が発生し、そのまましばらくすると徐々に体が縮んでいき、再び幼児化する。
続けて服用すると効果が持続せず、約4時間ほどでそうなってしまう。
長期間効果を持続させるためには乱用を避け、効果切れから再服用まで約8時間のインターバルを設けなければならない。

しかし、作中では殆どのケースで解毒剤の被験者は風邪をひいているため、そうした状態でなければ解毒剤を飲んでも元に戻らない可能性がある。

ちなみに、風邪をひいた状態で中国の酒である白乾児(パイカル)を飲む*9と、この酒の成分や風邪の症状などが作用して一時的に元の体へ戻ることができる。
ただし戻っていられるのは長くても約2時間ほど。
しかも2度目以降はいくら飲んでも元に戻ることはできず、阿笠はこれについて「体内に免疫ができたから」と仮説を立てていた。
しかし『迷宮の十字路』では、強い風邪と同じ症状になる薬を服用したコナンが白乾児を飲んで新一の体に戻っている。

このことから、風邪をひいた状態で白乾児を飲めば、解毒剤を使用せずとも一時的に元に戻ることができると推測される。
ただ、この時の灰原の解説は「(白乾児では)抗体ができてしまったもう効かない」「(上述の荒業なら)一回くらいなら戻れるかもしれない」とのことだったため、風邪の症状の方もより強くなっていないと効き目が無い可能性もある。


APTX4869を服用した・させられた主な人物

死去

●羽田浩司
将来を嘱望されていた天才将棋棋士。羽田秀吉にとっては義兄。
17年前、趣味で嗜んでいたチェスの大会に出場するために渡した際、現地のホテルでラムの手にかかり殺害されてしまう。
前述のようにAPTX4869を使うと証拠が残らないので、現地警察は今もなお真の死因を特定できていない。

●アマンダ・ヒューズ
アメリカ人の資産家。FBICIAにも顔が利く老婦人で、事件当日に彼女を見かけた黒田の同僚は「大統領候補」と口にしている。
羽田が最後に会っていたとされる人物だが、羽田同様の状態で死んでいるのが発見され、こちらも死因が特定されていない。



幼児化して存命

●工藤新一→江戸川コナン
高校生探偵で本作の主人公。
トロピカルランドで起きた殺人事件を解決した後、ウォッカが謎の取引をしているのを目撃。
その様子をうかがっている最中にジンに背後から襲われ、口封じのためにAPTX4869を飲まされる。
その後は奇跡的に助かるも体が幼児化し、「江戸川コナン」として組織を追い続けることとなる。

☆元の体に戻ったエピソード
エピソード 回数 解説
外交官殺人事件 1回 風邪をひいた状態で服部平次が持ってきた白乾児を飲んだところ、元の体に戻ることとなる。
しかし事件解決直後に再び幼児化した。
命がけの復活 1回 灰原が開発した解毒剤の試作品を服用。
事件解決後に発作が起きるがこの時には幼児化せず、翌日の夜に幼児化した。
今のところ最も長く効果が持続したケース。
殺人犯、工藤新一~本当に聞きたいコト 2回 阿笠が風邪薬と間違えてコナンに解毒剤を渡した結果、知らずに飲んだコナンは元の体へと戻ってしまう。
24時間後に効果が切れたとき、直ぐ近くに蘭がいて正体発覚の恐れがあったため止むを得ず続けて服用するが、約4時間ほどしか持たなかった。
ホームズの黙示録 3回 新一のパスポートでイギリスへ渡るために解毒剤を服用。
その後はロンドン滞在中に1回、新一のパスポートで帰国する際に1回使用している。
紅の修学旅行 3回 帝丹高校の修学旅行に参加するために解毒剤を服用。
なるべく持続時間を長くするため今回はインターバルを設けていた。
旅行中に効果が切れると、平次が身代わりとなって布団に潜り、自分は姿を隠して変声機で新一の声を出すことで一時的な体調不良を装って誤魔化した。
迷宮の十字路(映画) 1回 倒れた平次の代わりに犯人のところへ赴くため、阿笠の薬で風邪と同じ症状となって白乾児を飲み元の姿に戻る。
だが風邪をひいて飲酒をした状態だったのでフラフラになっていた。
10年後の異邦人(OVA) 1回 風邪をひいた状態で灰原が新開発した解毒剤を服用。
元の体に戻ったもののその状態で意識を失い、幼児化するまでの間10年後の夢を見ていた。

●宮野志保→灰原哀
黒の組織に所属していた科学者「シェリー」。
組織の手によって、唯一生き残っていた肉親だった姉・明美が殺害され、その正式な回答が得られるまで薬の研究を中断するという形で抗議。しかし研究所の個室に拘束されてしまい、処分を待つ身となる。
そこでどうせ死ぬなら、と隠し持っていたAPTX4869を服用し自殺を図るも、奇跡的に幼児化したことでダストシュートから脱出に成功。雨の中工藤邸の前に辿り着き、そこで倒れていたところを阿笠に保護された。
その後は自分と似た境遇である新一(コナン)を頼り、阿笠の家に居候して「灰原哀」と名乗るようになる。

☆元の体に戻ったエピソード
エピソード 回数 解説
黒の組織との再会 1回 ピスコに捕まり酒蔵に監禁される。
そのせいで風邪が悪化するが、コナンの指示で白乾児を飲み元の姿に戻り、大人の体格になることで煙突をよじ登って脱出を試みる。
約1時間ほどで元に戻った。
灰原の秘密に迫る影 1回 放火された山小屋に探偵団と閉じ込められてしまい、大人の力で扉を破るため、予め持っていた解毒剤を服用。
その後は特に大人の姿で活動する用も無かったため、姿を隠して時間切れを待つことになる。
漆黒の特急 0回 元の姿に戻って自身をつけ狙っていたバーボン=安室透と接触する……と思わせておいて、実際は藪から棒に出てきた*11怪盗キッドの変装だったというミスリード展開。
志保が本物でないことと怪盗キッドが乗り合わせていたことはラストまで伏せられていた。


メアリー・世良(領域外の妹)
世良真純に匿われている少女。
正体は赤井兄妹の母親でMI6のエージェント。コナンは作中の彼女の動向や世良を通して伝えられた「領域外の妹」という一種の謎掛けから、その正体に気づいている。
発端は本編の数ヶ月前、行方不明になっていたはずの夫・務武らしき人物がMI6の人間に目撃され、その真偽を確認するためにロンドンへ赴いた時のこと。
ロンドンに来て三年が経ち、数ヵ月前にようやく彼と無事に再会できた……と思われたが、それは組織の罠で、務武は本人ではなく変装していたベルモットだった。そして、正体を表した彼女に不意打ちで口づけされAPTX4869を投与されてしまう。ちなみに、何故ベルモットがわざわざそんな手を使ったかというと、Twitterにて行われた作者へのQ&Aにいわく「メアリーの虚を突きたかったから」らしい。
現場が橋の上だったので、テムズ川に身を投げたことでその場からは何とか逃げおおせるが、娘のもとに戻るまでにすっかり幼児化してしまった。

元の姿に戻る方法を模索していた折、録画していたウインブルドンの試合を観ていた時に映った少年(コナン)の姿が10年前にあった新一にそっくりで、しかもその時に彼が口にした「ホームズの弟子だ」という言葉に聞き覚えがあったことから、MI6に「工藤新一」の調査を依頼。
その結果、高校生探偵・工藤新一の活躍が途絶えるのと入れ替わるように現場に顔を出すようになった少年がいること、彼が試合会場で「ホームズの弟子」を名乗る少年とそっくりであるということから、その正体が自分と同じく幼児化した新一だと確信。
そして彼が解毒剤を使ってロンドンに来たと考え、薬を手に入れるために娘と共に来日した。
『紅の修学旅行』以降は、解毒剤を所持していると考えられるコナン、あるいはその開発者である灰原から薬をせしめようと娘に指示を出して行動している。



この他にも投与された人物が多数いるが、被投与者リストの結果の欄には全員「死亡」とある。
このリストは、薬の開発者であるシェリー(灰原)が作成しているわけではなく、直近で使用された工藤新一の二つ下に17年前に投与された羽田浩司の名前があったことから、誰がどのような基準で並べているのか不明。
灰原は管理者が殺した(投与した)順ではなく血液型でまとめていたのではないかと考えているが、その口ぶりからすると血液型が併記されていた訳ではなさそうである。
そもそも殺したことすら忘れてしまうジンが新一の血液型を知っているとも思えないし、毒薬だと思っている構成員に、使用報告を相手の血液型と併せてさせるという、不自然な指示を出しているのかという点も疑問である。
リストは投与された人物の名前とその死亡結果だけとかなり大雑把な内容となっているが、生死についての記録が必要という点からも、本来の用途は毒薬ではないことがうかがえる。


余談

  • ネットメディアの取材に対し、アポトーシスの専門家である東京医科歯科大学の清水重臣教授*12は、APTX4869が実現する可能性などについて「現実的にはかなり厳しいが、色々な条件をクリアできればいつかは実現できる可能性もなくはない。しかし元に戻すことは無理かも」(大意)としている。
    現在でも検索すれば、本件に関する清水氏の考察を拝見することは可能である。

  • 現実世界ではAPTX4869の形とカラーリングを模したパンやグミが発売されたほか「名探偵コナンおせち」にも象ったかまぼこが入っている。
    もちろん死んだり幼児化したりはしないので安心して召し上がれ。




追記・修正はAPTX4869を服用し幼児化してからお願いします。

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最終更新:2024年04月21日 12:52

*1 後の『純黒の悪夢』に登場したオリジナルキャラクターで、アイリッシュ同様組織の幹部であるキュラソーも灰原の正体に気づいているが、幼児化の原因がAPTX4869だと知っていたかまでは不明。『黒鉄の魚影』のピンガはコナンの正体を見破りつつも、APTX4869が幼児化の原因とまでは思い至らなかったらしく「小さくなったカラクリを吐かせてやる」と宣言している。

*2 これに関しては組織に報告していないものと思われる。

*3 本編から17年前に起きた殺人事件など過去にもこの毒薬が使用されていたが、一時使用を中断。後に志保による復活版の被投与者第一号が新一だった。

*4 ジンのもう一つの名前。偽名の可能性もあるが、作者が裏設定として発表したジンの名前もこれだったので本名なのかもしれない。

*5 ウォッカのもう一つの名前。偽名かもしれないが、こちらも本名の可能性がある。

*6 不老不死に関しては作者が後に否定している。

*7 ご存知の通り、これは黒の組織の面々が赤井秀一を指して言う呼び方と同じ。また、ベルモットは江戸川コナンのことも秘密裏にこのように呼んでいる。

*8 染色体の末端修復を促す酵素。「テロメラーゼ」の発音の方が一般的。

*9 つまりコナン(新一)は未成年飲酒をしていることになる……。

*10 アマンダはボディガードに「信頼できるスタッフ」を採用していたが、そのために「過去彼女と行動を共にしていて今周辺にいる人物」を狙い撃ちにしていった。

*11 一応このエピソード冒頭でキッドの話題は仄めかされていた。

*12 所属と肩書はインタビューが行われた2019年当時のもの。