Vシネクスト 魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー

登録日:2021/08/13 Fri 01:12:05
更新日:2024/04/21 Sun 14:01:33
所要時間:約 8 分で読めます







史上初、悪の組織が制作のVSシリーズが誕生!?



『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』とは、スーパー戦隊シリーズの劇場映画作品である。



以下、ネタバレにご注意ください。


【概要】

魔進戦隊キラメイジャー』と『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のクロスオーバー映画にして、スーパー戦隊VSシリーズの1作。
Vシネクスト作品として2021年4月29日に公開され、同年8月4日にBlu-ray / DVDが発売された。
脚本は下亜友美、監督は坂本浩一という、『キラメイジャー』と『リュウソウジャー』の両作に参加した面々が担当。

新型コロナウイルスの感染拡大という情勢的な問題で2021年はVSシリーズが公開されないと思われていたが、エピソードFINAL(最終回)放送後に特報が流れ、視聴者の間で話題となった。
なお、『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』以降、VSシリーズは冬映画として公開されるのが常だったが、
2020年の夏映画として公開されるはずだった『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』がコロナ禍の影響で延期の末、2021年のスーパー戦隊冬映画枠となる『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』の1作として公開された関係なのか、
本作は『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』『キュウレンジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』と同じく、Vシネクスト枠での公開となった。


【あらすじ】

最近オープンした映画館に入った客が行方不明になる事件が発生。知らずに入ったマブシーナやコウとカナロを除くリュウソウジャーも消えてしまった。
調査を始めるキラメイジャー達はコウと出会い、映画館に向かうが、ヨドンナの罠にかかり全員映画の中に閉じ込められてしまう。
かくして、ヨドンナ様プロデュースの下、ムービー邪面制作・カントクマイナソーが監督する闇映画が始まり、囚われた人々は闇エナジーを放出してしまう。
同じく映画に囚われた両戦隊は、この状況を打破するために協力する。



【登場人物】

☆魔進戦隊キラメイジャー

ご存じひらめきスパークリング。
絵のコンクールに出す絵が描けずに珍しくスランプ気味であった。
そんな中コウと出会い、一緒に青春映画に送られてしまう。
そしてコウに感化され、いつもの自分を取り戻していくのだった。

ご存じ導きシューティング。
充瑠の将来を考えコンクール参加を勧める等、彼を相当可愛がっている様子。
ギャンブル映画にメルトと一緒に飛ばされ、彼から聞いたリュウソウ族の歴史にも興味を持っていた。

ご存じ突撃ライトニング。
トワと共にアクション映画に飛ばされ、自身は警官役となり泥棒役のトワを追いかける。
彼とは同じスピード系グリーンとして、終始気が合う様子を見せていた。
ちなみに瀬奈役の新條由芽女史も某バラエティ番組のミニドラマで警官役を演じていた。

ご存じ切っ先アンストッパブル。
バンバと共に時代劇の映画に飛ばされたが、元々役者のためすぐにその場に馴染んでいた。
なお、後の映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』でも緑の侍地獄の番犬侍イケおじロボ侍炎の剣士駄洒落侍と共に今回と似たような目に遭う事に。

ご存じ手捌きインクレティブル。
アスナと共にレディース映画に飛ばされ、特攻服姿を披露マコト兄ちゃん胃痛案件)した。
彼女の合気道はリュウソウ族にも通用することが判明した。

ご存じ貫きシャイニング。
マブシーナと共に件の映画館に入ったが、すぐ寝てしまったため巻き込まれずに済んだ。
その後はカナロと共に行動している。


☆騎士竜戦隊リュウソウジャー

最終回にてリュウソウチェンジャーやリュウソウケンを手放したために当初は変身できなかったが、終盤ある理由で変身可能になる。

ご存じ勇猛の騎士。
世界を旅していたが、皆に会うためイカダで日本に帰ってきた。
そこで充瑠と出会い青春映画に飛ばされ、彼と同じく自分の夢に向かって一生懸命だった友人の話をして励ます*1

ご存じ叡智の騎士。
為朝と共にギャンブル映画に飛ばされ、ディーラーをやっていた。確率論に興味がある様子。
オトとの仲は彼女を呼び捨てにするまでに進展している様子。爆発しろ。

  • リュウソウピンク/アスナ
ご存じ剛健の騎士。
小夜と共にレディース映画に飛ばされ、彼女と決闘することに。
その中で彼女の合気道に興味を持ち、学校の生徒に教えようとしていた。

  • リュウソウグリーン/トワ
ご存じ疾風の騎士。
瀬奈と共にアクション映画に飛ばされ、大泥棒役になった。
自分に易々と追いつく瀬奈に感心し、意気投合する。

  • リュウソウブラック/バンバ
ご存じ威風の騎士。
時雨と共に時代劇映画に飛ばされ、袴姿を披露。
終盤彼から俳優になってみないかと打診され、満更でもない様子を見せていた。

ご存じ栄光の騎士にして婚活戦士。
待ち合わせに遅刻してしまったため、運よく巻き込まれずに済んだ。
初対面のヨドンナに求婚するなど相変わらずであり、彼女にドン引きされていた。
そうした経験から内面も重要だと悟る。
その後は宝路と行動しており、終盤マブシーナにも手を出そうとして彼に止められていた。


☆協力者

  • 博多南無鈴
ご存じCARAT創設者。
今回はあまり目立った活躍はない。

  • マブシーナ
ご存じクリスタリア王女。
今回は敵の罠に落ちて囚われるというお姫様キャラのテンプレをやらかしている。
後述のオトやクレオンとは意気投合する。
ちなみにベチャットより強い。

  • オト
ご存じカナロの妹(にしてメルトの嫁)。
兄と一緒にいたため事件に巻き込まれずに済んだ。
兄の応援はしているものの、流石にヨドンナとの結婚は猛反対した。
終盤ある重要な役割を果たす。彼女もベチャットよりは強い。
『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』に引き続き、リュウソウジャーの協力者の中では唯一の登場(後にマブシーナも『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』で同様の扱いとなっている)。


☆登場マシン

ファイヤ・ショベロー・マッハ・ジェッタ・ヘリコが登場。
キラメイジンに合体する。

ティラミーゴ・トリケーン・アンキローゼ・タイガランス・ミルニードルが登場。
封印されている身だったが、ある方法で一時的に復活。キシリュウオーファイブナイツに合体する。


★敵キャラクター

ご存じ子供向け番組の女敵幹部として色々突き抜けてしまった人。
本作が映画初登場であり、終始メインヴィランとして活躍する。
映画のプロデューサーとして、作りにこだわるムービー邪面にダメ出ししまくっていた。
更にはクレオンの体質に目をつけ、彼を甚振ってマイナソーを量産する。
ショタ声の怪人を虐めて体液を放出させるという、字面にしたらかなりとんでもない事をやらかした。
一方でカナロにナンパされた際には戸惑い、オトから「こんな人が義姉さんになるなんてやだ」と正面からディスられても彼女に手を出さない等、意外な一面を見せた。
EDではいい笑顔でダンスを踊っている。このなしこ女史、ノリノリである。

ご存じ闇のおじさま。
今回は出番が少ないが、終盤カナロ・宝路組と対決した。
彼もEDでノリノリでダンスを踊っている。

ご存じ闇のクリエイター。
ムービー邪面とは同じクリエイターとして共感していた。
その過程で映画作りの大変さを知るのだった。

ご存じ苦労人キノコ宇宙人。改心しているため厳密には敵ではないが、今回の元凶である。
ワイズルーと喧嘩して地球に戻ってきた所、ムービー邪面と意気投合するが、
そのマイナソーを生む体質をヨドンナに知られ、酷い目に遭う。
助けに来たコウとは既に友達のような間柄であり、マブシーナやオトとも仲良くなる。

  • ムービー邪面
CV:武内駿輔

映画を模した邪面をベチャットに被せて誕生した邪面師
カチンコを鳴らすことで自分の作った映画に引き込む能力を持つ。
だがクリエイター気質が高く、本格的な映画を作りたいのにそれを拒むヨドンナにダメ出しされまくっていた。
そんな中クレオンと出会い……

  • カントクマイナソー
CV:水島裕

クレオンの体液を飲んだムービー邪面のマイナス感情から誕生したマイナソー
全部で4体生み出され、それぞれの映画を監督している。
マイナソーとしては初の、人間の職業をモチーフにした個体である。


【余談】

  • 本作では『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』以来4年ぶりにVSシリーズによる2作品のロボットが共闘を果たした。


追記・修正は自分の納得がいく映画を作ってからお願いします。

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最終更新:2024年04月21日 14:01

*1 直接名前は出てこないが、龍井ういの事を指している。なお、うい役の金城茉奈氏は2020年12月に逝去しているが、短編映画『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』同様、本作の世界ではういは健在の模様。