神山飛羽真

登録日:2020/09/13 Sun 11:04:35
更新日:2025/04/19 Sat 11:10:31
所要時間:約 11 分で読めます






“本で世界を創る”……? 確かに、本には世界を変える力がある!

だけど、それは人々を幸せにする力だ!!


神山(かみやま)飛羽真(とうま)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーセイバー』の主人公。
彼が変身する仮面ライダーセイバーについては個別項目を参照。

演:内藤秀一郎




【概要】

本作の主人公である青年。
小説家を生業とする一方で、副業として「ファンタジック本屋かみやま」という書店を営んでいるが、担当編集者の須藤芽依曰く「書店業は『小説家がダメな時の副業』との事。
好きなジャンルはファンタジーであり、店内にはそれっぽいジオラマが置かれている。

代表作は『ロストメモリー』で、それなりに好評ではある様子。

「剣士が魔物と戦いを繰り広げ、謎の少女に助けを求められる」という謎の夢を頻繁に見ているようだが……?


【人物】

一人称「俺」
非常にマイペースな性格で、芽依に原稿を急かされても(これには彼女の私情も入っていたが)筆を手に取らず、子供への読み聞かせを優先する程。
ハイテンションで好奇心旺盛な芽依にはやや振り回され気味だが、その好奇心には感心しており、大抵の事は笑って受け流している。
これは彼女に限らず、どんな人間のどんな言動でも半ば強引にポジティブなものとして肯定的に捉えてくれるという、某お笑い芸人じみたリアクションをしばしば披露する。
また、子供好きでもあり、前述のように読み聞かせを頻繁に催している他、誕生日には好みの本をプレゼントしている。

このように寛大な人物だが、決して諦めるような事はせず、本の力を悪用するような輩には敢然と立ち向かうなど、熱い部分もある。

肝心の文筆業についてだが、実はムラはあるもののかなりの速筆で、これまで締め切りを破った事はない。曰く「『約束』は非常に大事な事」だという。
しかし作家の宿命故か、特別章及びその後日譚となる映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』では珍しくスランプに陥り、執筆に行き詰った事も。
前者は地球外生命体?ヨホホイな界賊に遭遇した事で一時的にインスピレーションが沸いたが
ちなみに、本編で飛羽真が書いている文字は内藤氏の直筆である。

聖剣を手にするまでは剣士やメギドについて知らない(正確には忘れていた)一般人だったが、世界や人々を救う事に対するモチベーションは非常に高く、人々が危険に晒されていると知れば、一切の迷いなく戦いに飛び込む。
反面、キングオブアーサーの力を手にした際には、真の力を引き出す事にこだわり過ぎて自分を見失う危うさとして現れた事もある(その際は、幸いにも尾上亮の一喝もあって大事には至らなかったが)。
誰かを救う事への強い思いは、失われた記憶にある『果たされなかった約束』が関係しているものと思われるが……?

『仮面ライダー』シリーズの主人公としては珍しく、劇中で様々な帽子を被っている。某探偵よろしく、何か特別なこだわりがあるのかは不明
更に結構な衣装持ちらしく、ほぼ毎回違った装いをキレイめに着こなしている。
「ファンタジック本屋かみやま」の凝った内装といい、「この小説家、意外となかなかの金持ちなのではないだろうか」という疑惑があったが、
後に書籍『仮面ライダーセイバー Bungo×Kengo book 物語を紡ぐ手』にて「早くに両親や祖父を亡くし、その遺産を受け継いで裕福な生活を送っている」という事が判明した。


【過去】

実は富加宮賢人、そして謎の少女・ルナと幼馴染であり、その縁でソードオブロゴスのメンバーだった上條大地、富加宮隼人とも面識を持っていた。
当時から3人でよく遊んでいたが、15年前の隼人の離反の際にルナが『大いなる本』に吸い込まれて消滅してしまい、飛羽真自身は賢人と共に上條によって救われたものの、その時のショックが原因でこの頃の記憶を喪失していた。

つまり、聖剣とワンダーライドブックを巡る戦いに関しては、巻き込まれた側とはいえ、全くの無関係ではなく、火炎剣烈火の主として選ばれたのはその辺りに理由があるとされている。

この一件からか「近しい人間がいなくなる」事に対して強い忌避感を持っており、仲間が自ら犠牲になるような事は絶対に認めず、信念の下に全てを救おうとする、ある種の執念の持ち主でもある。
実際、第37章では賢人=仮面ライダーカリバーが闇黒剣月闇の力で自分諸共仮面ライダーソロモンを消し去ろうとした際には、「これしか方法がない」と半ば諦めていた賢人に対し、


諦めない……!俺がお前の立場なら、命を捨ててもお前を守る!今のお前みたいに!

俺は絶対に死なない…!お前も死なせない!物語の結末を勝手に決めるな!!

物語の結末は……俺が決めるッ!!

と一喝して強引に阻止にかかった程*1

なお、この決め台詞は当初は「望む結末へ俺が導く(=あり得る中で最良の選択を取る)」という意味合いだったのだが、
闇黒剣月闇の能力の判明から徐々に「新しい結末を俺が作る(=最良の結果を自ら生み出す)」という意味合いへと変わってきている。

Wonder Story(ワンダーストーリー)

幼少期にルナ、賢人と一緒に読んでいた飛び出す絵本で、現在でも傍らに置き、ノーザンベースでは芽依が持ち歩いている。
単なる絵本ではないようで、ドラゴニックナイトワンダーライドブックが覚醒した時や、サウザンベースの禁書がプリミティブドラゴンワンダーライドブックに変化した際に呼応して発光する描写がある。

また、3ページ目の「ドラゴンに乗った騎士が大地を破壊する」シーンから先が白紙になっている。
この竜騎士は第1章で火炎剣烈火を引き抜いた時に一瞬だけ姿を見せている他、このページに書かれていた文章を新堂倫太郎が引用する場面もあった。

その正体はルナが「遣わされた」時に持参していた『仮面ライダーセイバー』の物語の概略。
1ページ目はワンダーワールドの創世、2ページ目は飛羽真が炎の剣士となるシーン、3ページ目はドラゴニックナイトの誕生、4ページ目は仮面ライダークロスセイバーの誕生がそれぞれ描かれており、
飛羽真の戦いがページごとの「場面」に到達した場合に新たな内容が追加される。

そしてその最終ページは本の魔人(ストリウス)が4人の怪人(ロード・オブ・ワイズ)を従えて世界を破壊する場面であり、物語はここで終わっている。
だが、飛羽真が管理者として新たなワンダーワールドを創造した際、新たなギミックが最終ページに追加され、「刃王剣十聖刃を携えた全知の剣士が守る世界で戯れる子供達」のページが現れるようになった。

ちなみにこの本にはごく一部だが古代文字が書かれており、飛羽真はこれを自力で解読している。第6章でソードオブロゴスの書物に記された古代文字を読めたのはこれが理由。


【仮面ライダーとして】

15年前の事件以来聖剣絡みの出来事とは全く無縁に生きていたのだが、にも拘わらずセイバーに変身した直後にブレイブドラゴンの力を使いこなし、ソードオブロゴスの剣士でも相応の熟練が必要な2冊・3冊変身も仮面ライダーになって僅か数日の間にあっさりものにしてみせた。
しかも、3冊変身の負担も極度に疲労する「程度」で済んでいる上、倫太郎でも習熟のために習練場「リベラシオン」内での特訓を必要としたワンダーコンボを戦闘中にワンダーライドブックを揃えた直後に変身し、1人で立てないレベルまで疲弊する「程度」に収まっている。

このように経験も修練も積んでいないにも拘わらず、剣士としての適性が異常なレベルで高く、しかも特に訓練を積んでいるような描写も無い事から(描かれていないところでやっている可能性もあるが、本業との兼ね合いもあるので時間があるかは怪しい)、
実質素質のみで戦っているような状態だったが、メギドとの激突を繰り返す中で剣士としての自覚も強くなり、世界を守るための戦いを心に定め、進むようになる。

小説家兼本屋という職業柄故か、ワンダーライドブックの力を引き出す事には長けているようだが、反面剣士としての基本である聖剣の扱いは未熟であり、大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュと戦った際には熟練の剣術を前に圧倒されていた*2
同時に「聖剣に選ばれし剣士としての自覚」が固まりきっておらず、後述の対立後に刃を交えた大秦寺は尾上との会話の中で「あいつの剣からは、何も響いてこなかった」と述べている。
続く第21章で大秦寺本人からその事を指摘された上で、剣士として人々を守るために戦っても、手が届かず失われていった命もあるという現実を突きつけられるが、「もう皆が悲しむ顔を見たくない!!」と自分なりの剣士としての在り方を見出し、スラッシュを相手に真っ向から聖剣同士での一騎打ちを展開。
その中で火炎剣烈火に秘められた真の力の一端を引き出すに至るなど、剣士としても徐々に成長しつつある。


【ソードオブロゴスとの対立】

第15章でカリバーを打倒した飛羽真だが、そこで上條から先代カリバーである隼人の裏切りの真相を聞かされる。
隼人は「あのお方」なる人物の示唆を受けて組織を離反し、現実世界とワンダーワールドを繋げようとしており、上條はこの一件を受けてソードオブロゴスの内部に真の裏切り者がいるのではないかと疑い、一連の真実を確かめるべく、自身がカリバーとなって離反。
メギドと手を組んでまで「あのお方」の正体を探ろうとしていた。

真の敵はソードオブロゴス内部にいると聞かされ、その真実を解き明かす事を託された飛羽真だが、その直後にサウザンベースのメンバーである神代玲花の訪問を受け、サウザンベースへの勧誘を受ける。
飛羽真はノーザンベースの仲間と共に戦うとしてこれを断るが、裏のある玲花はその後に他の剣士達にコンタクト。
倫太郎・尾上・大秦寺・緋道蓮の4人はそれぞれ組織への盲信に近い忠誠心や責任感、隼人と上條の裏切りに対する猜疑心を突かれる形で玲花の扇動に乗ってしまい、組織への不信感も持っていた飛羽真はあっという間に孤立。

上條の遺言を伝えて警戒を促すも、賢人の件で上條への敵愾心を爆発させていた蓮は「あぁっ、マジないわ!!アイツは賢人君を斬った!あんな奴の話を信じるなら、お前も裏切り者だ!俺が倒す!」と聞く耳を持たず、
孤児だったために組織への依存が強い倫太郎も「もうそれ以上言うのは止めて下さい!!組織は騙したりしません…!組織は僕を育ててくれた、僕の家族なんです!!」と一蹴*3すると、それぞれ変身して攻撃を仕掛け、
更に尾上と大秦寺も玲花から「あの本の中で何があったのか誰も知らない。力に魅入られ、また裏切りの連鎖が起きる」と言われていた上に、
実際に「大いなる本」絡みで隼人、上條と立て続けに離反者が出ていた事から疑念を拭い切れず、火炎剣烈火とワンダーライドブックの回収を目的に止む無く参戦。
聞く耳を持たず敵に騙され戦う気もない相手に攻撃…と、平成ライダーシリーズでお馴染みの見事なまでに分かりやすい展開のライダーバトルである

仲間と戦えない飛羽真は一方的に攻撃を受け続けた末に変身解除に追い込まれ、カリバーへの憎悪で完全に周囲が見えなくなり、暴走した剣斬に割って入った芽依ごと斬り殺されかけるも、すんでの所で乱入してきたユーリ/仮面ライダー最光に間一髪で救われる事態に。
彼が持つ「光の剣」=光剛剣最光を引っ張り出そうとしていた玲花の目論みにノーザンベースの剣士共々嵌められ、孤立してしまった飛羽真だが、それでもセイバーとして人々を守るべく、芽依に支えられながらユーリと共に戦い続ける道を選んだ。


【待ち受ける未来】

メギドとソードオブロゴスを相手取って戦い続ける中、組織の方針に疑問を覚えたノーザンベースの剣士達が次々と組織を離反し、飛羽真と合流。
その中で起きたプリミティブドラゴンの騒動の中、消滅したはずの賢人が新たな仮面ライダーカリバーとなって立ちはだかる。

闇黒剣月闇の予知能力が見せた「全てが滅びる未来」を変えるため、全ての聖剣の封印を試みる賢人が第四勢力として介入してきた事で戦況が混乱する中、
飛羽真はプリミティブドラゴンとの対話に成功し、エレメンタルドラゴンの伝承を自ら創出することで(当人は知らないまま)未来の一つを覆す。

これを機に倫太郎も合流するが、その矢先に上條が警告していた「組織の中の真の敵」とは、組織を率いるマスターロゴス自身……
つまり、組織の中に敵がいたのではなく、ソードオブロゴスという組織そのものが世界の敵になり果てていたという衝撃的な事実が露見する。

賢人によって救出されたソフィアが帰還し、更にストリウスとマスターロゴスの共謀が判明した事で、戦いはノーザンベース対マスターロゴスという内部分裂状態に発展していく。
この中で飛羽真は徐々に人間離れした能力を発揮し始め、
  • 時国剣界時による時間抹消中の仮面ライダーデュランダルの動きを肉眼で視認する
  • マスターロゴスによる『全知全能の書』復活の儀式の最中、空中に突き刺さった火炎剣烈火を引き抜いて奪い返す
  • 火炎剣烈火を通じて他の剣士の戦闘を認識する
などの離れ業を見せている。
そもそも聖剣を引き抜いた時点で倫太郎が語っていた「普通のホモ・サピエンス」でない事は明確だが、それに拍車が掛かったようなものである。

そしてマスターロゴス改めイザクが自らの野望へ王手をかけ、仮面ライダーソロモンの力を手にしたのと同時期、ユーリから彼やバハトが語っていた、飛羽真に付きまとう「力を手にする運命」について明かされた。

飛羽真は「世界を繋ぐ存在」であるルナに守護者として選ばれた事で「ワンダーワールドの力の全てを手にする」運命を背負っており、その力を得れば全てを飛羽真の思い通りに書き換える事が出来るという。
だが、その力を手にしたものは代償として現実世界での存在を失い、ワンダーワールドの守り人となる事を余儀なくされる。
賢人が回避しようとしていた未来の一つ「飛羽真が現実世界から消滅する」というビジョンはこの運命を示したものであった。

戦いが激化の一途を辿る中、果たして飛羽真を待ち受ける結末は……。


【全てを決めるのは、何か。】

第45章において、飛羽真を巡る一つの真実がストリウスから語られ、放送後の東映公式サイトの「不定期連載」においてその詳細が明かされた。
それは、これまで飛羽真や剣士達が成してきた全ての物事は、一つ残らず『全知全能の書』に最初から記されていた―――
つまり、彼らの人生も戦いも……それどころか世界の発展も衰亡も全て予め決められたシナリオの一部に過ぎず、この世界には本当の意味で人間が生み出したものは何もないというものだった*4

『仮面ライダーセイバー』の世界において、ワンダーライドブックの存在の関係上、物語は全て実在するという原則がある。
映画『スーパーヒーロー戦記』において、アガスティアベースの禁書という形で「実在する物語」がどういうものかが描写されていたが、
これは裏を返せば「『セイバー』の世界に存在する物語は全て本に記されている+全ての本はワンダーライドブックも含めて『全知全能の書』の一部である=『セイバー』の世界の物語は全て『全知全能の書』に記されている=この世界そのものが『全知全能の書』に描かれたシナリオの舞台である」という事実の一側面である。

ルナの正体は「世界を繋ぐ存在」ではなく、「主人公」である飛羽真をシナリオ通りに動かすために『全知全能の書』そのものが遣わした「狂言回し」であり、
彼女が飛羽真を選んだ事も、それによって飛羽真が炎の剣士となった事も、それによって成し遂げた勝利も奇跡も、それのみならず剣士達の戦いも、全てが『全知全能の書』に記されたシナリオ通りだった。
剣士達は当然この事実を知らず、今ある現実は過去の戦いの積み重ねであると信じて疑っていないが、確かにその認識は正しいのである。ただ、そうなる事が予め決まっていたというだけに過ぎない。
つまり過去から現在まで、敵も味方も一人残らず、揃いも揃って用意されたレールの上を全力で走ってきただけだったという事になる。

過去の『仮面ライダー』シリーズにおける主人公達と比べて飛羽真は言動・行動共に人によっては鼻につくレベルでヒーローらしい立ち回り―――言い換えれば主人公補正が目立っていたが、
それもそのはず、実際に飛羽真は「『全知全能の書』に記された『仮面ライダーセイバー』という物語の主人公」であり、彼を巡る物事は全てその物語の一部だったからである。

『全知全能の書』にはこの物語の結末として「英雄の死による世界の滅亡」が描かれており、ストリウスはこれを読んだ事で終焉を己の望む形で迎えるべく動き出す事となった。

最終的に飛羽真達の奮戦でストリウスは倒れたが、結局「世界の滅亡」そのものを覆す事は叶わなかった。
だが、その最中に芽依が飛羽真の『エターナルストーリー』の序文を引用する形で「忘れられない物語」を人々に募い、
新たな『全知全能の書』となるワンダーオールマイティワンダーライドブックとそれを手にした飛羽真の下に集った事、そして刃王剣十聖刃の力によって2つの世界の消滅はギリギリのところで食い止められた。

それから1年後、現実世界では新作小説『エターナルストーリー』が長谷川一圭賞を受賞するまでになる中、
飛羽真はワンダーオールマイティワンダーライドブックの持つ「新たな物語を紡ぎ出すための余白」を利用し、「未だ終わらぬ物語」という続編を紡ぐ事で新たなワンダーワールドを創生。
更にアルターライドブックにされた人々の物語を一つ残らず書き直す事でユーリを含む消滅した人々を復活させると、同じく彼の手で救われた始まりの5人とバハトにワンダーワールドを託し、人間として現実世界へと帰還を果たした。

そして仮面ライダーリバイ仮面ライダーバイスとの共闘の後、火炎剣烈火をソードオブロゴスに返却し、賢人のサポートも受けつつ小説家としての活動に専念する事となった。


彼らは進んでいく。大切な人が待っている未来に。自らの手で、物語の結末を決めるために!

俺達は、これからも『物語』を紡いでいく!


【余談】

  • 『仮面ライダー』シリーズでは初の副業持ちな自営業の主人公である*5

  • 「苗字に『神』がある」「ベルトの手前の右側に柄が突き出た形で武器が収納されている」「変身時に武器をX状に振る」といった要素は、仮面ライダーXにも通じるものがある。


  • 演じる内藤氏は過去4回『仮面ライダー』シリーズのオーディションを受け続け、本作で遂に主役の座を勝ち取ったという、『仮面ライダーW』で左翔太郎*6を演じた桐山漣氏のような経歴の持ち主でもある。
    • ちなみに内藤氏は身長185cmと平成以降の主役ライダーで剣崎一真泊進ノ介と並んでトップである(倫太郎が179cm、賢人と大秦寺が187cm、蓮が178cm、ユーリが185cmと周りも長身揃いのために分かりづらいが)。

  • 劇中で飛羽真が身に付けている衣装についてだが、制作サイドが「『小説家=偏屈』というイメージを持たれないための工夫として、明るい服装をしたオシャレなキャラを目指したもの」らしく、その中にはハイブランドのものも多いという。
    アパレル展開では『written words』なる愛用ブランドがあるとされており、そう銘打たれたグッズが販売されている。

  • 本編終了後に発売された『フィギュア王 No.284』掲載のスタッフインタビューによれば、「企画当初はルナを救い出すために裏で鍛錬を積んでおり、小説家業も自分以外で惨劇についての記憶を持つ人物が周囲にいなかった事を受けて『当時の出来事を小説という形で記せば、自分以外の誰か知っている人とコンタクトが取れるはず』という理由で始めた」「本編に入ってからはルナを探してあちこちを巡り、その中で剣士達と関わっていく」という設定だったのだが、
    コロナ禍の影響により、急遽「一介の小説家でありながら、どういうわけか剣士としてのポテンシャルが異様に優れている」という形に大きく変更せざるを得なかった事が明かされている。
    • しかも、この設定変更は第2章までの脚本が仕上がり、撮影に入る直前という制作サイドからすれば最悪のタイミングで差し込まれたため、結果として飛羽真の序盤の言動や、ルナや賢人との関係性にところどころ不自然な部分が出るという事態に繋がってしまった。


物語の追記・修正は、俺が決める!


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最終更新:2025年04月19日 11:10

*1 この時は仮面ライダー最光が光剛剣最光と闇黒剣月闇を用いて一時的にソロモンを放逐した事で一先ずその場は収められたが、結果として賢人を救ったはいいものの、ソロモンを倒して世界を救うチャンスを手放す事態になってしまっている。

*2 しかし、直後の王様メギド戦では、この時にスラッシュが使ったカウンター攻撃を模倣して取り入れるなど、適応力の高さも見せている。

*3 実は「父の裏切りの原因は組織にあるのでは?」と疑っていた賢人に対しても同じリアクションを見せていた。

*4 実は「全ての技術発展は『全知全能の書』に由来する」事自体はかなり序盤の方で明言されていた。

*5 本作以前にも『仮面ライダーキバ』では主人公の紅渡が父・紅音也の尻拭いや、ライノセラスファンガイアに騙されていた襟立健吾の手助けのためにバイトをしていた時期があるが、どちらも1、2話程度の描写でその後は辞めているため、副業というには程遠い。

*6 奇しくも、彼もまた自営業(探偵)で帽子をかぶるという共通点がある。