ハリソン・マディン

登録日:2022-04-30 00:12:45 (Sat)
更新日:2022/12/08 Thu 12:21:53
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海賊にしておくには惜しい腕だ…奴の相手は私がする!


ハリソン・マディン機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズの登場人物。
CV:青羽剛(初期のGジェネ作品、第2次スパロボα)/平川大輔(Gジェネスピリッツ以降)

概要

宇宙世紀0130年代の地球連邦軍に所属する軍人。階級は大尉。ふさふさのまゆ毛が特徴的。
全体的に質が低下しつつあると言われるこの時代の連邦軍において『連邦の青い閃光』という異名を持つエースパイロット
先代の『青い閃光』であるミノル・スズキに指導を受け、その異名を受け継いだ。

少々頭の固い所はあるが連邦軍人として市民を守るという意志も固く、イレギュラーな事態においても連邦軍人として出来る限りの事を成し遂げようとする、模範的な軍人と言って良いだろう。
その一方でロリコン趣味があり、これと真面目さが原因となって中々昇進に恵まれないという。ちなみに先祖からの遺伝である模様。
本人も出世は出来ないと割り切っているようだ。


活躍

無印



下がっていろ!お前らでは的になるっ!


宇宙海賊クロスボーン・バンガードを捕縛しに来た連邦部隊として登場。木星帝国の策略により、宇宙海賊と戦わされる。
次々と撃破された量産型F91部隊を下がらせ、専用の青いF91キンケドゥX1改とほぼ互角に渡り合うが、キンケドゥの奇策によって敗れた。
この時の戦いは雑誌『月刊MS』の名勝負10戦に選ばれたことが後に判明している。

その後、本性を現した木星の侵攻にも出撃する。なお、この時に乗っていた専用F91は以前とは別の機体である。
圧倒的な木星軍の戦力に押されていたが、地球からロケットで直接打ちあがってきたX3とX1改の意を汲み、邪魔をする木星軍を蹴散らしてジュピトリス9の破壊に一役買う。
ジュピトリス9の沈没後に現れたディビニダド×7にも苦戦するが、コロニー軍の加勢によって戦局が変わると再び攻勢に転じた。
ちなみに、この頃はまだ苗字が不明だった。

スカルハート

0135年

木星帝国残党に拿捕された郵便船の救出に出撃するも、何故か現れた宇宙海賊と遭遇、交戦する。
戦闘終了後、スカルハートを問いただそうとするも有耶無耶にされた挙句逃げられるが、「任務」を優先して追おうとはしなかった。
フルネームと出世に興味がない事はここで判明した。

0136年

サイド2近辺で起こったサルによる被害の調査のため、民間会社であるブラックロー運送と共に赴く。

野生のカンとでも言うのか?いや?まさかっ…こいつら?ニュータイプなのか?

(トビア曰く)まともに戦いすぎていたため、高いパイロット能力を持つニュータイプ猿たちに苦しめられるが、
スカルハートの奇策によって攻勢に出るとスカルハートと背合わせでニュータイプ猿を次々と撃破した。
なお、ブラックロー運送の正体には最後まで気付いていなかった。

この話では主役とも言える立ち位置で、ハリソンを慕っている部下たちもはっきりと描かれた。
ロリコン趣味もこの話で判明しており、トゥインクに対してたびたび頬を赤らめていたあたり中々重度である。

鋼鉄の7人

地球に降りてきた宇宙海賊とそれを追ってきた木星帝国の戦いに乱入、木星軍を瞬く間に追い返し宇宙海賊へ投降を促すが、その正体が以前協力したことのあったブラックロー運送であることを遂に気付く。
恩人のスズキ教官とも再会し、ただならぬことが起こっていることにも気付いた。
グレートバレーでは自身の権限により連邦部隊を調達し、イカロスを回収する宇宙海賊に協力。
さらに自身の青いF91と鹵獲品のクァバーゼを置いていき、別動隊の木星軍の対処のため去っていった。

私のF91も調子が悪いような気がするので置いていきます。
 大丈夫とは思いますが、勝手に乗り回して壊したりしないでくださいね。

別動隊の木星軍は難なく撃破するが、それが罠であることにも気付いており、鋼鉄の7人作戦の成功を祈るしかなかった。

鋼鉄の7人作戦成功後、事情を知っていたハリソンの説明もあって連邦軍は事細かく木星の『神の雷計画』について把握し、これが後の月への遷都に繋がっている。
ただ、その過程で宇宙海賊のために部隊を動かしたり、F91とクァバーゼを横流ししたため軍をクビになり、ブラックロー運送の新入社員として働くこととなった。

ゴースト

リガ・ミリティア青い閃光』隊の隊長として登場。トゥインクやかつての部下と共にカーティスのソーラ・システム作戦に協力する。
髭を生やし、お腹周りも怪しくなってはいるが、かつての気概は衰えていない。


乗機

ハリソン専用F91

量産型F91をエースパイロットのハリソンに合わせて改良された青いF91
MEPEの発生こそないが、最大稼働モードによる機動力とヴェスバーの威力は10年が経っても依然として脅威である。
鋼鉄の7人作戦では宇宙海賊に持ち逃げされ、修理と改修を受けたのち木星での決戦に参加した。
最低でも2機の専用F91が存在しているが、それぞれの違いはカラーリング以外はっきりとしていない。

ジェムズガン

自分のF91を宇宙海賊の所に置いてきてしまった際に、木星軍の迎撃のために乗っていた。
せめてジャベリン乗れよ…と思ったあなたは間違ってないが、地上だったのでこちらしかなかったのかもしれない。

ガンブラスター

リガ・ミリティアにおける乗機。例によって青く染め上げている。

プロトV2ガンダム

ミノフスキー・ドライブが搭載されていない、合体検証用のテスト機。
『青い閃光』がテストパイロットとして搭乗したため青く染まっている。


ゲームでの扱い

クロスボーン・ガンダムが参戦する作品が限られ、また同作のキャラの中でも出番はかなり少ない。
エースパイロットといってもステータスは中堅程度だが、便利な固有能力を持つことが多い。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ

大部隊を率いていただけあって指揮が高い。
初出の『F』では射程2からのスクリュー・ウェッブであっさり倒せてしまいエース(笑)状態。
最終ステージでは味方になるので雑魚相手にランクACEを達成しF91を生産登録するのも手。
近作ではステータスの底上げや移動力アップといった有用なアビリティを持つ。

スーパーロボット大戦シリーズ

『第2次α』で参戦。現状唯一の登場作。
アイビス編では序盤でハリソンら量産型F91部隊が敵として登場するが、マシンが良くてもパイロットがさほどでもないのであまり苦戦はしない。
中盤ではギュネイらネオ・ジオン相手に防衛戦を強いられている所に自軍が駆けつける形で合流し、以後は正式に自軍参入を果たす。
ステータスは主人公勢には及ばないまでもバニングと同じぐらいにはあるが、中盤参戦でPPによるステータス補強分の差がついてしまうのがネック。
能力を底上げすれば精神コマンドの『不屈』や『直撃』、『指揮官』技能、小隊長能力の『移動力+1』等の長所が活きる。


余談

ハリソンは当初登場する予定の無いキャラクターだったが「連邦側にもエースが居ないと不自然では?」となり急遽生み出された。
その時点では名前も何も決まっておらず、キンケドゥとの通信シーンで名乗らせなければならなかったので、これまた急遽ハリソンという名前が当てられた。
名前の由来はアメリカの俳優ハリソン・フォードからで、当初はフルネームをそのまんま使おうとしたが流石にどうかという事で現在の名前に落ち着いている。

ヘルメットをかぶったシーンが多かったため髪型が不明だったが、ゲームでヘルメットなしのグラフィックが描かれたのを受けてそのまま原作に逆輸入された。
専用F91のカラーリングといい、逆輸入に縁のあるキャラクターである。

ハリソンがプロトV2ガンダムのテストパイロットだったという設定は、プロトV2ガンダムとハリソン専用F91のカラーリングの元ネタが、どちらもアメリカ海軍の飛行隊「ブルーエンジェルス」に由来していることから紐づけられた。




追記、修正は連邦軍をクビになってからお願いします。

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最終更新:2022年12月08日 12:21