燃えろ!!ロボコン

登録日:2022/09/21 Sun 00:52:24
更新日:2023/07/21 Fri 06:47:35
所要時間:約 9 分で読めるよ





ロボ根性、200%!!

燃えて!燃えて!

燃えまくる!!



A級ロボット目指して、


ロボ根性全開!!


『燃えろ!!ロボコン』とは、1999年1月31日 - 2000年1月23日まで、テレビ朝日系列で放送された東映制作の特撮作品、1974年から1977年まで放送された『がんばれ!!ロボコン』のリメイク作品にあたる。


【概要】

本作は萬画家・石ノ森章太郎の死去後初めて制作された石ノ森原作の特撮作品であり、メタルヒーローシリーズの最終作『テツワン探偵ロボタック』の後番組として放送された。

ロボコンのリメイクとなった経緯としては東アジアを中心にロボコンブームが巻き起こった事や『ビーロボカブタック』に『ロボタック』とロボットコメディ作品が続いたため、コメディ作品の決定版を作るという意気込みの下原点回帰としてロボコンが選ばれた。
チーフプロデューサーを務めた東映の小嶋雄嗣氏は雑誌『電撃通信』のインタビューにおいて、リメイクの長所としてスポンサーも含めて受け入れられやすい点、短所として旧作とどうしても比べられてしまう点と大きく逸脱出来ない点を挙げており、『今(※1999年当時)の子供達がロボコンのような闘わないロボットをみて物足りなさを感じているか正直まだ見えていないところです』との意欲的なコメントを残している。

フォーマットは『カブタック』『ロボタック』を踏襲しつつも両作品の特徴だったヒーローロボットへの変形等の要素は引き継がれず、旧作や不思議コメディシリーズのように横軸のドラマ性重視のハートフルコメディ調の作風となっている。
笑いあり、時には感動ありのバラエティーに富んだ作風は評価が高く、正にコメディ特撮の集大成と言えるだろう。
放送当時発売された『スロットロイドシリーズ』も変形ギミックは一部を除いて搭載されずスロット回転ギミックがウリとなっていた。*1
一応アクションシーンも前作ほどではないものの描写されており、崖下やトラックの上での体を張ったシーンも見られる。

玩具売上はあまり振るわなかったものの視聴率は良好な数字を記録し、本作の放送がきっかけで同じく石ノ森原作のリブート作品つながりで『仮面ライダークウガ』が後番組として決まり、翌年から『平成ライダーシリーズ』が始まることとなった。
そういった意味では本作はターニングポイントと言える作品かも知れない。
平成ライダーが本格的にシリーズ化されるまでは、本作を第1作として「石ノ森原作シリーズ」と呼ばれることもあったとか。

『カブタック』『ロボタック』と同様にTVシリーズのDVD化はされておらず*2、旧ロボコンと共演したVシネマ作品『VSがんばれ!!ロボコン』しかDVD化されていない。ウララ...

【あらすじ】

ある日、御多良市の栗原家に赤いロボットが空から降ってきた。ロボコンと名乗るそのロボットはロボット学校から抽選でやって来た何でもお手伝いロボットだと言う。
100点を取ると手に入るハートマークを10個集めてA級ロボットとしてロボット学校を卒業するため、そして人間の友達を作るためにロボコンは今日もロボ根性で頑張っていく。

【登場人物】


メインキャラ


ロボコン
CV:伊倉一恵

身長:160cm
体重:99kg
腕力:100馬力
エネルギー:電気(1日1回30分の充電が必要)
(スロットロイドや燃えろ!!でっかいロボコンなどの玩具に表記されている作中スペック)

何でもお手伝いロボットだよ。ロボット学校の1期生にあたるんだ。
旧作のロボコンとオイラ自身との外見上の違いは、胴体下部に銀色のバンパーとヘッドライトが付いていること。あと目に白いハイライトがあるよ。

旧作同様にロボ根性で一生懸命に頑張るが空回りして0点を取ることがよくあるんだ...動力源は電気でコンセントを差し込んで充電するんだけど張り切りすぎたら街一帯を停電させちゃう程燃費が悪いよ...
ゴキブリはやっぱり苦手だなぁー。

ロボコンカーに変形出来るけど旧作と違いプロペラは最初から付いてなかったよ。
怒った時は「ロボレナリン、全開!」の掛け声と共に車を押し倒すほどのフルパワーを発揮するぞ。

ロビーナ
演:加藤夏希

身長/体重:ヒ・ミ・ツ♡
(玩具・ステキなロビーナちゃんより)
実際の所は...身長:160cm、体重:45kg(書籍:燃えろ!!ロボコン ひみつ大図鑑に記載されている。)

旧作のロビンちゃんに該当するキューピッドロボットです。えっ?霧島美穂さんって誰のことですか?
「ラブラブアロー」「ときめきハープ」で男女の恋仲を取り持つのが使命で、ラブラブアローを使用する時の口上は「天に星、地に花、人に愛、心と心、素直になーあれ」
人間に近い姿をしてるけど、ロビンちゃん*3と違って純然たるロボットよ。

ガンツ先生
CV:野田圭一

身長:250cm
体重:500kg
(玩具スロットロイドより)

ロボット学校の教師をしているぞ。生徒たちの1週間の働きぶりをみてプラグ状の右手を生徒たちの背中に接続することでデータを読み取り、胸部の液晶画面にスロット形式で採点結果を表示する。100点満点を取った者にはハートマークを与えているぞ。
旧作よりも比較的採点基準が甘くなっていて、ロボコンの100点獲得率も増えたらしい*4。(もっとも私は旧作の私に当たる人物を知らないが...)
基本的には厳しくも優しいをモットーにしていて、第9話でロボコン、ロボゲタ、ロボケロが天気予報士の里を壊滅させてしまった時、第18話でロボコン、ロボボス、ロボデジが不良行為に走った時は激怒し、前者はマイナス100点を与え、後者は採点の機会すら与えずに罰として1週間の空き缶拾いを命じた一方、このレベルでの問題がない回では0点を与えても「何がいけなかったのか」を具体的に述べ、ロボコンたち生徒自身からしっかりした改善策を引き出している同じ失敗を繰り返している生徒がロボコン以外にも散見されるのが頭痛の種なんだが…ことが大半だ*5

1期生

(ここから先のロボットの身長や体重はスロットロイドで判明した劇中スペックだが別の製品や書籍にも同じ数値で表記されている。なお玩具化されなかったロボットの性能は書籍で判明したスペック。)

ロボデジ
CV:嶋村薫(後の嶋村カオル)

身長:170cm
体重:100kg

顔が四角くて目はデジタル数字の「88」になっているコンピューターロボットです。
パソコン型の頭部が特徴的で胸部のキーボードで瞬時に物事を計算できますよ。普段は人間の学校で教師をしているんですけどね。
全て論理的に解決しようとする為ロボコンからは反発されることもよくありますが...
実は僕もロビーナちゃんのことが好きなんです...スポーツ苦手だから頑張らないと。

ロボゲタ
CV:肝付兼太

身長:177cm
体重:80kg

天気予報ロボットで、一人称は「アチキ」でありんすよー。
本来は気象衛星からのデータを計算して天気を割り出すはずなんでありんすが思考回路があまり働いてないので殆ど勘で動いてるでありんす。そのせいでアチキの予報は滅多に当たらず、外れるたびに顔と胸のパネルが弾けてしまうでありんす。*6
得意技は下駄を飛ばして天気を予報する『ゲッターシューズ』でありんす。
ロボイド登場後はグレてしまいロボボスの子分としてロボコンや他のロボットたちの邪魔をしたり、ガンツ先生から厳しい叱責を受ける事が増えてしまったでありんす。

ロボボス
CV:矢尾一樹

身長:185cm
体重:200kg

悪ガキロボットと言われてるが、普段は500馬力のパワーを活かして工事現場で働いているぜ。青二才?いってぇ誰だそいつは!?
複雑な仕事は苦手だからイライラすると両腕から『ボスットパンチ』を発射して暴れるんだが、ロボイドのキザ野郎が来てからはロボゲタを子分に本格的にグレちまったぜ。ま、おかげでこの番組が東映特撮なのを思い出せる格闘シーンも作れたってもんよ。
でもオレも根っからのワルってワケじゃなく、ロボコン達を時には手助けてやったり人情に厚い事もあるぜ。

ロボビン
CV:関智一

身長:175cm
体重:155kg

「マイマイ急便」に勤務している宅急便ロボットです。
モチーフはカタツムリで、殻部分に荷物を収納し、お客さまのもとにお届けするんだ!
宅配モードの『マイマイバイク』に変形すると性格が180℃変わるそうだけど実際はそんなことないな。もしそうだったら同じ中の人が演じた赤城のNo.2みたいになってるはずだね!
スピード違反で注意されるからロボピーとは仲が悪いぞ。

ロボピー
CV:潘恵子

身長:165cm
体重:110kg

御多良警察署段後町交番で働く婦警ロボットよー。
寸胴でタラコ唇と言うところは旧作のロボペチャとやらに似た見た目らしいわ!失礼ね!
「つかまえ手錠」『ロボピーバズーカ』が武器よ…バズーカは1回無くしちゃったことがあるし*7、勤務中におはぎを食べていたのを見つかったりしたことも、まああるのだけれど…基本的にはしっかり警察官として働いているわ。
ロボコン(ダーリン)の事が好きで毎日のように追いかけてるの。待って~ダーリーン!!
スロットロイドは未発売なのよー。

ロボケロ
CV:阪口大助

身長:160cm
体重:123kg

カラオケロボットです!モチーフはカエルですよー!
ひたすら歌う事が趣味で普段はカラオケボックスに勤務しています!
内部に『ケロケロモニター』を搭載しており曲を入力したり採点ができますよ!さぁさぁ皆さんも歌いましょー!
第13話では『がんばれ!!ロボコン』の前期OP主題歌を流しましたがすぐ止められちゃいました~…いい曲なのになぁ…

ロボモグ
CV:遊佐浩二

身長:180cm
体重:159kg

料理ロボットだよ。モチーフはじゃなくて卵だからね!
世界一の料理人を目指してて、特にカレーの味は自信があるんだ。でも他の料理も全てカレー味にしてしまうのが難点...かな。だがしょうがないだろう、カレーの味は奥が深いのだから…
当然残す事など絶対に許さないのだが意味質が悪いと言われることがあるんだ。
口に入れた食材を体内で調理するロボクイとは違い、調理は普通にするよ。一回飛んできた野球ボールをカレーにしたことはあるけどね。胸の電子レンジで食品を温めることも可能だ。

2期生

いずれも第25話より登場。

ロボイド
CV:堀秀行

身長:自称180cm(本当は175cmだが...)
体重:80kg

万能ロボットのロボイドだ。カメ型のワンダータイプロボットではないぞ!巨大化できる剣人でもない!
1期生ロボットを遥かに上回るスペックを誇る(自称)学級委員長だ。
トランペットを吹きながら*8颯爽と現れるのがクセだな...
右腕のアタッチメントを付け替えて5種類の武器とアイテムを装備することができるぞ。
概ね私が出てきたときはしっかり活躍を見せるが、たまにとんでもない大ポカや空回りを晒してしまったこともあるぞ...気をつけねば。
モモコさんに一目惚れして以来度々アプローチをかけているんだが、こちらはいつも空回り...何故だ?

ロボガシャ
CV:飛鳥井豊

身長:170cm
体重:100kg

ガシャポンに似た体のガシャポンロボットガシャ。
「~ガシャ」が口癖ガシャ。
コインを入れるとカプセルが出てきて中から多彩な商品が出てくるんだガシャ。カプセルより大きいものを格納できる不思議なカプセルだからPlayStationや家具を出したこともあるガシャ。中身のカプセルはお店から仕入れて毎晩徹夜をしてまで詰め替えてるガシャ。
いかにも玩具化向きのデザインであったガシャが、残念ながらスロットロイドは未発売ガシャ...

ロボパチ
CV:山口勝平

身長:185cm
体重:88kg

えー、カメラマンロボットです...虎の会長ではありませんねぇ...
モチーフはカメレオンなので保護色による透明能力を持ちますよ!
いつもはロボパチ新聞社から新聞を発行しているのですがそりゃもうスクープを追うあまりに的外れなことを書く事もありますし*9、取材方法も透明化能力を使ったもので早い話が不法侵入と盗撮です...
スロットロイドは未発売...
こんなロボットですが...恐縮です...

ロボプル
CV:大神いずみ

身長:40cm
体重:3kg

マスコットロボットプル!
他のロボットよりも小さく年齢も幼いプルよ〜。
腕だけ良く伸びるプル!お腹からはクリーナーを展開しておそーじモードに変形するプル!
頭のプロペラで自由に空を飛行できてロボコンの背中にも装着できるプル。*10
頭のプロペラ・プルプルローターを回してエネルギーを起こしてるけど、エネルギーをよく使うからすぐ寝ちゃうプル。
中の人の大神さんは元日本テレビアナウンサーで局アナ時代に『ガメラ 大怪獣空中決戦』に出演した経験を持つプル!

栗原家

御多良(みたら)市でマイホームを買ったばかりの5人家族。抽選でロボコンが居候することになった。
旧作と違い居候先が変わることはなかった。

栗原豪太郎
演:渡辺いっけい
栗原家のパパさん。
プラモ作りが趣味のサラリーマン。
主に戦闘機や戦車などのプラモデルを作っている。部屋にはインプレッサ(GC8)のラリーカーのポスターがあるためWRCファンと思われる。(スバルファン?)
ママさんやモモコには頭が上がらない。

栗原光子
演:未唯
栗原家のママさん。学生時代は美術部に所属していた。
演じた人が元ピンクレディーだったためか、第14話では「UFO」のイントロが流れた。

栗原モモコ
演:奈良沙緒理
栗原家の長女で中学2年生。
ロボコンからは「モコちゃん」と呼ばれている*11
アイドルになるのが夢な思春期の女の子らしく、強気でわがままな性格。

栗原オサム
演:三嶋啓介
栗原家の長男で小学6年生。名前は漢字表記で「治」。
パソコンが得意で牛丼が好物。
姉弟の中では一番大人しい。

栗原ジュン
演:小池城太朗
栗原家の次男。10話から小学校に入学した。
家族の中でロボコンとは一番仲が良く、相棒のような存在。
第26話ではロボプルの優秀ぶりからロボコンと一度は絶交*12してしまったが、その後ロボコンに廃ビル*13の火災から助けてもらったことをきっかけに仲直りした。

【主題歌】


オープニングテーマ

「街は大騒ぎ!! 〜Welcome to Mitara Funk City〜」(第1話~第24話)
歌・演奏 - Tokyo Funk City
『Tokyo Funk City』とは、ファンキー末吉プロデュースの下デーモン小暮や影山ヒロノブといった実力派アーティストで構成された、番組限定ユニットである。
「燃えろ×4ロボコン!!」(第25話~第51話)
歌 - 速水けんたろう
こちらはうたのおにいさんを卒業したばかりだったけんたろうお兄さんが歌う王道なヒーローソング風な一曲。

エンディングテーマ

「歌は世界を救う!!」(第1話~第24話・第48話~第50話)
歌 - 冠二郎
ロボット達と栗原姉弟がクルーザーに乗り、ロボコンとロビーナはタイタニックごっこをしている。
「100点満点 ロボコンたいそう」(第25話~第47話)
歌 - ロボコン(伊倉一恵),森の木児童合唱団
「燃えろ!! ロボコン」(第51話)
歌 - 樫原伸彦
「がんばれロボコン」(VSがんばれ!!ロボコン)
歌 - 水木一郎
旧作の前期OPのセルフカバーバージョン。

劇伴

アニメ版『美少女戦士セーラームーン』でJASRAC国際賞を受賞した有澤孝紀が担当。本作が生前唯一の特撮担当作品となった。
『燃えろ!! ロボコン』のアレンジがBGMの大半を占めており、ジャズやオーケストラなど多彩なジャンルで作品を彩った。
BGM録音は3回に分けて行われ、第3回録音では『燃えろ×4ロボコン!!』のアレンジが追加された。
この他、第18話などでは『超光戦士シャンゼリオン』でも使われたライブラリー音楽が流用されている。

【余談】

  • 本作は基本全編フィルム撮影だが、後期OP・ED映像のみビデオ撮影を採用している。そして後番組『クウガ』以降本格的にビデオ撮影に移行したため、日曜朝8時台前半において最後の純フィルム作品となった。
  • ロボットたちのデザインは石ノ森先生が生前、『ロボコン』のリメイク企画用に描き残したラフスケッチを元に石森プロのスタッフがリファインしたものが採用されている。
  • 旧作における町田巡査に該当するキャラは登場しない。小嶋Pは演じた由利徹氏を超えるキャスティングが難しかったことを理由に挙げており、由利氏本人を再度起用する案も考えたが既に体調が悪化していた*14こともあり断念したという。
  • 後半以降、レギュラー声優陣がチョイ役で顔出し出演するようになった。ちなみに最終回には幼い頃の潘めぐみもカメオ出演した。
  • 仮面ライダー龍騎』第36話において、本作の映像が劇中のテレビ番組の一つとして流用された。ちなみに使用されたのは第5話のロボコンがゴキブリに驚くシーンである。


ロボ根性で追記・修正して、100点とるぞ!

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  • 浦沢義雄

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最終更新:2023年07月21日 06:47

*1 7番目のロボモグ以降はスロット回転ギミックは廃止され固有のギミックのみとなった。

*2 第1話のみ『石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX』や、『がんばれいわ!!ロボコン』のDVDに収録されている。

*3 ※ロビンちゃんも放映初期はロボット設定だったが、のちに「ひとりだけあまりにもロボットに見えない」として異星人に設定変更された。『がんばれ』の頃と違い、東映特撮、現実双方でリアルなデザインのアンドロイドに違和感が無くなってきたのがあると思われる、小嶋Pも当時のインタビューにおいて『カブタック』『ロボタック』にあったファンタジー要素を廃して現実的な世界観を目指した結果であると述べている。

*4 しっかり100点を与えたのが5回(うち一回は「みんなで協力して目的を成し遂げたため、全員が100点に値する」としてクラス全員共通で与えたもの)。ガンツ先生は0点を与えようとしたが誤作動(本当はこの回でロボコンたちが助けた幽霊が無理やりスロットを動かした)で100点が表示され、やむなく満点扱いとしたのが1回の6度。ほかに採点を行わないと事前に説明したうえで「MVPのロボットにはハートマーク1個」の運動会でロボコンがMVPになったのが1回。

*5 その最たる例が「最終回だし0点(※がんばれ!!の最終回は500点)」とネタにされることもある『オイラ街の人気者!』。「なんでも屋でほぼすべて依頼内容を勘違いしたり早計すぎたりで失敗した」と答えたロボコンを否定しない上で「しかし、今回0点の理由はそれではない」「最初に栗原家に来てから長い時間が経ち、今のロボコンには本来なら『家族の一員』としての責任感があるはず」「なら、夫婦喧嘩に油を注いで自分が失敗したリ、怒られてしまった時に売り言葉に買い言葉で飛び出してしまうのではなく、家族の一員として最後まで仲裁なりなんなりを試みるべきだった」と述べ、ロボコンもその場でしっかりとこの指導を受けた反省をすることができている。

*6 玩具のパッケージでは旧作のロボパーと同じく「ショックのパー」と表記されている。

*7 夜間当直中に外した状態で居眠り→後述のロボプルが間違って掃除機機能で吸い込んでしまった、という経緯

*8 演奏曲は挿入歌「ロボイドのテーマ~星の運命(さだめ)」の前奏部分。

*9 実際に一度「誤報を流して騒ぎを起こしたうえ、新聞製作についても倫理的にアウトな取材方法は看過できない」として0点+ガンツ先生激怒という結果になったこともある

*10 第38話のみロボモグも使用している。玩具でも一応再現可能。

*11 旧作で大山ミドリを「ドリちゃん」と呼んでいたのを踏襲したもの。

*12 原因は、モモコのシャツにジュースを零してしまったロボコンが、名誉挽回とばかりにロボデジ開発のスーパー洗剤で綺麗にしようとするも、すでにロボプルが綺麗にしており、そのうえオサムに「一家にロボットは2体いらない」と陰口を叩かれたことに怒り、八つ当たり気味にジュンに洗剤を吹きかけて彼のシャツの模様を消してしまったことによるもの。もっともこれは、ロボデジの「強力だから用法用量を守って…」という説明を聞かずに家に帰ったロボコンにも非があるが。

*13 ロボコンと二人だけの秘密基地として使っていた。

*14 その後放送期間中の1999年5月20日、78歳で帰らぬ人となった。