ビーロボカブタック

登録日:2014/08/03 Sun 18:29:49
更新日:2019/09/24 Tue 12:42:07
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君の勇気がこの胸に

熱く響いてイイ感じ!

ビーロボの一番星・カブタック!


メタルヒーローシリーズの16作目。1997年2月23日から1998年3月1日まで放送された。


◇概要だカブ!

前作『ビーファイター』シリーズ2作に引き続き、主人公はカブトムシをモチーフにしたヒーローに変身するが、
今までのハードな作風から一転して『がんばれ!ロボコン』東映不思議コメディーシリーズを彷彿とさせる明るさやコミカルさが全面に出ている。
このテイストは次回作『テツワン探偵ロボタック』にも引き継がれ、これらは「コメディシリーズ」とも呼ばれている。

そのためファンの間では、今でも賛否が分かれている。
公式ではロボタックまでをメタルヒーローとしており、メタルヒーロー主題歌集等にもこの17作品が収録されている。
ただし、『悪の犯罪組織、犯罪者たちと戦う正統的ヒーロー』という意味では、ビーファイターカブトが最後のメタルヒーローというコメントもある。
また『スーパーヒーロー大戦Z』のパンフレットや公式サイトでもメタルヒーローの紹介はビーファイタ―カブトまでで本作やロボタックは掲載されていない。

TVシリーズのDVD化はされておらず、Vシネマ作品『クリスマス大決戦!!』と次回作とコラボした『不思議の国の大冒険』しかDVD化されていない。
なお、前者には『重甲ビーファイター』のブルービートと『ビーファイターカブト』のビーファイターカブトが、スターピースでソフビが実体化した設定で特別出演している。役者も出ているがあくまで「通行人」でストーリーに関わらず本人としての出演ではなかった(ちなみに予告編のみ、鳥羽甲平や甲斐拓也が実際にビーファイターに変身してカブタックを助けるシチュエーションであった)。
同作でカブタックはビーファイターのことを知っていたが、『ロボタック』を含めて世界観の共有はないと見られる。ビーファイターはともかく、ビーファイターカブトは2001年の時代設定のため1997年が時代設定の本作からはカブトの方が後輩になってしまうがパラレルワールドのため気にしない方がいいのかもしれない。

また、42話は同年公開された映画『北京原人 Who are you?』とのコラボ回となっており、北京原人役で映画から後に声優となる小野賢章がゲスト出演していた。

2017年5月28日から11月19日まで、東映特撮YouTubeOfficialにて配信された。


◇あらすじカブ!


1994年、謎の物体「スターピース」を発見したロボット工学者の高円寺寅彦は、
スターピースの力が高まる3年後のために探索用ロボット「ビーロボ」を開発し、そのまま姿を消した。

それから3年後の1997年。朝日町に引っ越してきた寅彦の孫・(ゆずる)とその両親は
荷物から突如現れたビーロボ・カブタックと遭遇。
彼の目的は、あらゆる願いを叶え、全て集めると素敵なことが起こる13のスターピースを探すことだという。

ここに、友人や悪者になってしまったビーロボ達を巻き込んだスターピース争奪戦が始まった!


◇登場人物カブ!


<ビーロボ>
寅彦がスターピース探索用に開発したロボットで、3年間もの睡眠学習を経て活動を開始した。
動物(主に昆虫。小動物も合わせて『蟲』という括りも可能だが、サメは明らかに違うよな…)の特性を宿したバイオチップを搭載し、
人間のように考え、言葉を喋り、行動に移すことができる。
また、人間と同じものを飲み食いできる(スイカ、弁当、酒etc)上、ロボットのはずなのに賞味期限切れの食べ物が原因で腹を壊すシーンが存在する。

普段はずんぐりとした省エネ形態の「ノーマルモード」だが、「スーパーチェンジ」と呼ばれる機能を発動することで
7頭身のいかにもヒーローな姿をした戦闘・活動形態の「スーパーモード」に変形することができる(テントリーナのみ変形機構なし・常にスーパーモード相当の姿。これについては後述)。
ただし最初期に作られたカブタック・クワジーロは自力でスーパーチェンジできないため、
彼らと強い絆で結ばれた者と心を一つにし*1、彼らが所持するカラオケマイク携帯通信機「友情コマンダー」から変形指令を送ってもらう必要がある。スーパーモード維持時間も他のビーロボより短い(これはカブタック・クワジーロ以外でもロールアウト時期によって差がついている)。

また、(飛ぶことが出来る生物がモチーフであっても)基本的に飛行能力はなく、単独・自力で飛行可能なのはトビマスカイ1機(1人?)のみ。

正式名称は「BEETLE Robot」で、
Bio
Elementary
Electronic&
Transform
Locomotive
Exivision
Robot…を略している。
カブタック曰く「生体核エレクトロニクス及び変形運動顕在化システム搭載ロボット」。


  • カブタック
CV:草尾毅

カブトムシのバイオチップを宿した1号機。明るく天真爛漫な性格。ややドジだが、勇気と努力は人一倍。
好物はスイカで、木の上にいると落ち着くらしい(これは甲虫モチーフのクワジーロやテントリーナも同様)。睡眠時は寝転がるのではなく、柱などにしがみつく姿勢を取る。
普段はのんびりした口調で語尾に「カブ」が付くが、スーパーチェンジすると一転して熱血ヒーローなイケボになる。二人のトランクスココとコージ同様、草尾さんの演じ分けを堪能可能。
一番最初に作られたため他のビーロボより基礎スペックは劣るが、「ひらめき回路」から奇策を思いついたり、
譲との友情の力をエネルギー源に凄まじい力を発揮する。スーパーモード持続時間は3分、変形システムは側転~逆立ちから四肢がスーパーモード時の手足に変形*2、専用の頭部がせり上がって現れるというもの。
スーパーモード時の武器はノーマルモード時の頭部が変形した*3棍棒(短剣?)・ビリットスティックで、それから放つ電撃攻撃ビリットショックが必殺技。チョークに憑りついたスターピースを引き剥がすために譲の担任教師を気絶させたこともある。
後にサポートパーツのドリルットパーツと合体しドリルットカブタックに、ザブットパーツと合体しザブットカブタックになり、スターピースの力で出現したドデカブタックを用いた巨大ロボ戦ができるようになった。
ちなみに、Vシネマではドリルットカブタックスーパーモード状態でカブタックファイナルクラッシュという必殺技を放った。


  • クワジーロ
CV:中村大樹

ミヤマクワガタのバイオチップを宿した2号機
「男は黙って~」を信条とした、実直だがやや融通の利かない性格。うさんくさい九州弁で喋る
蔵之助が所持する友情コマンダーの力を借りることでスーパーチェンジが可能。でんぐりがえるカブタックに対し
変形システムが「ノーマルモード時の顔が装甲で覆われ、体勢を変えないまま変形・スーパーモード頭部出現」という形で簡略化されている他、一応カブタックより戦闘力と持続時間は上(クワジーロは5分)。
ちなみに後述のガニランやコブランダーもクワジーロとほぼ同様の変形。
普段は蔵之助の実家である吉祥寺工務店で働いている。
スーパーモード時の武器は鋏状の刀身を持つ剣・ハサミックカッター
意外に精密な剣さばきが可能で、叩き切った木で即席の食器を作ったこともある。


  • トビマスカイ
CV:木藤聡子

ビーロボ初となる自力でスーパーチェンジできる機体で、3号機にあたる。
スーパーチェンジとは言うがスーパーモードはなく、代わりに飛行特化型のジェットモードに変形する。
なお、人型をしていなかったため当初はビーロボではなくデンデンローラーのようなサポートメカと思われており、
9号機のシャークラーが3号機とナンバーを詐称していた。
語尾に「ですぅ」が付き、「飛びます!飛びます!」が口癖。
やや生意気な性格で、カブタックとは事あるごとに口喧嘩している。テントリーナのことが大好き。
カブタックと合体…というか、カブタックの背中に彼がとまることで「ブットビカブタック」になり、カブタックが空を飛ぶことができるようになる。カブトムシって普通自力で飛ぶんじゃないか、とは言ってはいけない。
ちなみにブットビカブタックの利点は「飛行できる」というだけなのだが、ビーロボによるスターピース争奪戦ではこの一点が途轍もないアドバンテージとして機能するため、シナリオ担当者は活躍の場を作るのに苦労したらしい。
ジェットモード持続時間は7分。
一応虫モチーフであることは判るデザインだが、詳しいモチーフそのものは公式でも不明とされている。強いて言えばトンボに見えなくもないか。


  • ガニラン
CV:江川央生

カブトガニのバイオチップを宿す4号機
ただし、両手がハサミになっている・横歩きが素早いなど部分的な属性は完全にカニ。コブランダーの子分その1。
睡眠学習が不完全だった上、酒好きな人間に拾われたため大酒飲みで短絡的。そしてヘタレ。
トビマスカイの成功から本格的に完全自立スーパーチェンジ機能が搭載された機体で、変形システムはクワジーロのそれとだいたい同じ。
スーパーモード時の武器はガニブーメラン。スーパーモード持続時間は9分。


  • スパイドン
CV:茶風林

ジョロウグモのバイオチップを宿す5号機。コブランダーの子分その2。
睡眠学習が不完全で、関西の高利貸しに拾われたため関西弁で話す。一人称は「ワイ」。
守銭奴で金勘定が得意だが、貧乏故に大金を持つと緊張して手が震え、計算が出来なくなる。
ガニランとは無二の親友。事あるごとに漫才しており、ガニスパコンビ」を自称している。ふたりはガニスパ!
スーパーモード変形時は糸で逆さ吊りになってカブタックのように上下が逆転する変形システム。
武器はクローアンカー、蜘蛛の糸。またスパイドン唐竹割りというチョップ技も持つ。
スーパーモード持続時間は11分。


  • ダンゴロン
CV:遠近孝一

ダンゴムシのバイオチップを宿す6号機。古風かつ侍のような口調で話す。好物は団子。
事故のせいで睡眠学習が99%の所で中断されたため、敵味方の区別ができないのはともかく、女性の顔が全く判別できない
そのため知り合いの女性は声や言動で識別しており、ハッキリ言ってコイツと女性陣が出るだけでギャグシーン完成である(特に人違いネタは多用された)。
スーパーモードの他に、タイヤ形態になる「ホイールモード」を兼ね備える。これはスーパーモードへ移行するための中間形態でもある。
正義感こそ強いが、孤高を気取る面倒くさい性分で自覚のないトラブルメーカーなところも。
自力でスーパーチェンジできないカブタックとクワジーロを「半人前」と見下していた(特にカブタック)が、彼らのことを認めていくようになる。
既に使用済みのさそり座のスターピースを寅彦に預けられ、胴体部のハッチに携行。信用できる者に渡すことにし、最終的にはカブタックに託した。
なお、当初カブタックとクワジーロを認めなかったことについて、17話で「コマンダーが悪人の手に渡ったらどうするのだ」と呟いており、ビーロボの力を悪用される危険性を考えていた模様。
スーパーモード変形システムはホイールモードから胴体部の中が展開する、いわゆるガワ変形。武器はダンゴソーサー。スーパーモード持続時間は13分。
決め台詞は「あなたの影に……ダンゴロン!」


  • ゲロタン
CV:くまいもとこ

カエルのバイオチップを宿す7号機
頭脳明晰で、スターピースについての詳細な情報を知っており、寅彦からも信任が厚かった。
結論優先回路が内蔵されており、「結論から言おう」が口癖。言いたいことをズバズバ言ってしまうのが玉に瑕。
バイオチップ故に冬眠もし、天敵であるコブランダーが苦手だが、後に蛇と一緒に生活するという荒療治で克服した。
オタマジャクシ型探索メカ「ジャクシー」を装備しており、スーパーモード時には武器になる。スーパーモード持続時間は13分。


  • コブランダー 
CV:松本大

コブラのバイオチップを宿す8号機
睡眠学習が不完全だったため、乱暴者な不良ロボになった。カブタック陣営の序盤のライバル。
過去に未亡人に裏切られた心の傷が元でスターピースの力で世界征服を企む(ただし、正直言ってとてもそうは見えない)が、その一方で貧乏生活に苦しんでいる。
ツメがやや甘く、どこか憎めない性格。ガニスパコンビからは「兄貴」と慕われている。
また自分なりに悪党の美学らしきものがあり、「心が汚れても体は清潔に保ってこそ」と語ったことも。
過去に模擬戦闘でシャークラーに叩きのめされた経験から、彼を危険視している。ガニスパコンビがシャークラーに付いた時にはスターピース争奪戦でカブタックと共闘したこともある。
何故カブタックに勝てないのかを冷静に分析し特訓する努力家でもあり、年末における貧乏脱出への執念(カップラーメン一年分)や弁当屋で働く女性・夢子への想いだけで校庭のグラウンドにスコップでラブレターを掘り上げカブタック達に勝利したこともあった。特に後者は、最終回付近でのカブタック陣営との和解に繋がった。
バイオチップ故に冬眠もし、コブラの天敵マングースに似ている猫が嫌い。…似てるだけで別の生き物だぞ、それ。
スーパーモード時の変形システムは手足の身長に加え胴体から頭部が生えるクワジーロやガニランに近いもので、
同時期に開発されたシャークラーとも基本フレームは似通っており、最も洗練されている。
武器は蛇の尾を模した多節鞭・コブラビュート。また、ガニスパコンビへの制裁用としてハリセンも装備している。
スーパーモード持続時間は13分。


  • シャークラー 
CV:千葉繁

サメのバイオチップを宿す9号機。声は後のDr.ウルシェード
中盤まで封印されていたが、ダンゴロンの手で復活する。
一人称は『自分』、語尾に「~ッス」を付けるなど、体育会系の舎弟のような喋り方で、表向きは人懐こく親しみやすそうな態度を取っているが、実際は極めて狡猾で攻撃性の強い性格。
普段は株ビジネスの会社を経営しており、そこで得た海千山千のノウハウを活かして相手を騙し利用するなど目的のためには手段は選ばない。
コブランダーを上回るワルだが、Vシネマ版では「自分以外の者にビーロボを倒させはしない」という理由から、カブタックたちの手助けをしたこともある。ツンデレ属性持ちなのか…?
性能面も非常に高く、ノーマルモードでもクワジーロのスーパーモードに匹敵する力を有し、ガニランよりも酒に強く、スパイドンよりも勘定が上手い。
自分の顔のツルーンとしたラインが気に入っていたのだが、封印された時、そこに醜い十字傷を付けた寅彦を深く憎悪している。過去に寅彦の音痴な歌を聴かされたことがトラウマになっており、歌が大嫌い
ちなみにノーマルモード時の手はサメのヒレであるため親指しかなく、ジャンケンだとパーしか出せない。
スーパーモード時の武器はシャーブラシ、フカヒレイザー、コブンザメ
コブンザメはノーマルモード時のサメ頭が丸ごと遠隔操作可能な攻撃端末になるという斬新な装備。とはいえスーパーモード時には余剰パーツとなるため理にかなってはいる…か?魚雷も撃てる。
シャーブラシはノーマルモード時に歯を磨く時にも使用する。封印されていた時はサメガネという水中眼鏡のようなゴーグルをかけていた。これは、ノーマルモードでトンデモジョーズを使う際にも装着しており、一種の保護器具らしい。
寅彦が残したトンデモジョーズに乗り込み、カブタックと巨大ロボ戦を繰り広げる。
終盤でカブタックがスターピースの願いで傷を治してくれたことがきっかけで改心した。
スーパーモード持続時間は15分。
決め台詞は「芸能人は顔が命、サメロボは歯が命!」


  • テントリーナ
CV:橘ひかり

テントウムシのバイオチップを宿す10号機
紅一点のビーロボで、最新型ゆえ非常に人間に近いシルエットを持ち、ノーマルモードがなく常時スーパーモードを保っている。
ただし、彼女のスーパーモードはシャークラーの反省から戦闘能力は低く、エネルギーを大量消費するため様々なアルバイトをしてエネルギー費を稼いでいる。
前期OP映像のエプロン姿のみならず、バニーガール衣装や巫女装束など、様々なコスプレを披露してくれる。
胸が小さいことに悩んでおり、スターピースの力で豊胸*4したことも。けしからんいいぞもっとやれ!
ただし、この時は譲たちに相談せず独断でスターピースを使ったことでトンボーグの怒りを買ってしまい、次の1回はスターピースの使用禁止というペナルティを食らってしまった。
武器はリーナステッキ


<子供達>
※苗字は中央本線の駅名から取られている。これは成人しているレギュラー・準レギュラー登場人物も同じ。

  • 高円寺譲
演:二見一樹
カブタックの親友にして相棒。両親が毛嫌いしている祖父・寅彦を慕っている。
成績も運動神経もよろしくないが、友情を大事にする心優しい性格。途中でゲストキャラと恋仲になったリア充。
誕生日は12月24日二回も蔵之助と共に女装したことがある。一度目は例によって浦沢の仕業である
所持する友情コマンダーの色は
ちなみに学校の担任は、某特撮の箸袋ヲタ怪人と似た様な顔をしている

  • 吉祥寺蔵之助
演:木村雅
クワジーロの相棒。副社長の御曹司で、児童会長というスーパー小学生。
明るく爽やかな性格で、譲達をサポートする。あだ名は「ミスター朝日小」(通称ミスター)。
所持する友情コマンダーの色は
意外と熱血漢なところもあり、時折観ようによっては譲よりも主役っぽい振る舞いを見せたりする。

  • 三鷹小百合
演:小出由華
テントリーナの親友で、実質的な相棒。
譲とは同級生で席も近い。勉強は苦手だが料理は得意。
結構強気な性格で、夏休みに起きたギャング騒動では率先してギャングを退治しようとした。
リアルでは昔他の局でルーガと呼ばれていた。


<大人達>

  • 高円寺正寅
演:石井洋祐
譲の父親で、寅彦の息子。普段は冴えない中間管理職のサラリーマンだが、夜はストレス発散のためにロックバンドをやっている。
過去の経験から、父・寅彦を毛嫌いしている。その為カブタックの事も当初は厄介者としていたが、後に家族の一員として受け入れている。
いつの間にかスターピース争奪戦に巻き込まれることが多い。

  • 高円寺円
演:向井亜紀
譲の母親。かなりストイックな性格で正寅を尻に敷いている。
過去の経験から吐血(文字通り)する程に自分を酷い目に遭わせた寅彦を毛嫌いしている。
その為カブタックを快く思っていないが、正寅からプレゼントされた思い出の時計を取り戻してくれたこともあってか、根っから嫌っているわけではない模様。
余談だが演者のリアル夫(この時既に結婚済み)は後にある映画ブラック将軍と化した。

  • 高円寺寅彦
演:志茂田景樹
ロボット工学の天才で、カブタック達の生みの親。およびこの物語の最大の元凶
スターピースについて研究していたため、収集用ロボット…すなわちビーロボたちを制作した。
そしてご覧のように10機そろって好き勝手していた結果、全部集まるのには1年かかった。ロボットとして見れば高性能なんだが…
本格的に登場したのは総集編と最終回近くで、出番の多くがOPとED、そして回想シーンだった。
高円寺夫妻曰く「変人」。とんでもない音痴でもある。
ちなみに演者は直木賞作家で、髪の染め方等も素のまま。テレビ経験は多数あれど役者経験は本作くらいしかなかった。

  • 小金井太郎
演:鈴木ヒロミツ
骨董屋「阿弥陀屋」の主人。『ズバリ!!お宝鑑定局』に鑑定士として出演している。
金にがめつく、コブランダーやシャークラーとつるむことが多い。一応は『悪のボス』という立ち位置になるか?
とはいえ彼なりにビーロボ達の面倒を見ているようであり、事実上コブランダー達やシャークラーの相棒と言えるだろう。
ちなみに中盤に登場した母親は小金井以上にがめつく、恐怖の対象となっている。
ブチキレると中古のバズーカ砲をぶっ放す。
終盤のスターピース騒動のドサクサで起きた事故により店舗と骨董品の大半が焼失し、その後は残った骨董品で仮店舗を開くまでに落ちぶれてしまった。
なお演者は昔バンド『モップス』のボーカルで、アニメ関連ではソロで『ヤットデタマン』のエンディングを担当していた。

  • 中野美樹
演:国分佐智子
朝日町をパトロールする巡査。かなりマイペースな性格で、相棒のAP717(CV:津野田なるみ)を振り回すことが多い。
大の団子好きで、ダンゴロンに気に入られたことも。
27話を最後にTVシリーズでは出番が無くなり、Vシネマ『クリスマス大決戦!!』に登場した後、48話において警察を退職して田舎に帰った事がAP717の口から語られ、最終回のエピローグでも登場しなかった。
セリフがすごい棒読み。
なおリアルでは後に2世落語家と結婚し、夫はさらにその後笑点のレギュラーになっている。


  • 国立純一郎
演:草尾毅
36話に登場したゲストキャラ。
譲の学校の音楽教師だったが、のど自慢大会で優勝したことを機に歌手の道を志す。
詳しくはリンク先を参照。


<その他>

  • キャプテントンボーグ

「一つ、贔屓は絶対せず!」
「二つ、不正は見逃さず!」
「三つ、見事にジャッジする!」
「審判ロボ・キャプテントンボーグ!ただいま参上!」
「この勝負、私が預かる!」

スターピース争奪戦の最中に前述の口上でどこからともなく現れる、トンボモチーフの謎のロボット。シャークラーのデータベースに該当機がなく、テントリーナも知らなかった為ビーロボではないのは確か。
マイクになっているキャプテンスティックは一度だけスターピースもどきが貼り付いて喋ったことがある(CV:篠原恵美)。
マッチョでヒロイックなデザインをしており、スーパーチェンジ機能は無い。自称「さすらいの審判ロボ」。
左腕にはゴング、胸部はデジタル数字のスコア表示ウインドウになっているが、反則などで勝負が無効になると「- -」に変わる。
カブタック達を様々なゲームや試合で競わせ、争奪戦を取り仕切った後にはいずこかへ去っていく。
その際負けた方を「敗者退場!」とどっかに転送してしまうのがお約束。
彼の審判は絶対で、反逆してきたコブランダーやシャークラーに厳しい制裁を与えたこともあった。

後にトンデモジョーズに制裁が通じなかったのを機に修行を重ね、身体の色が紅くなる
その結果、トンデモジョーズをも退場させる程にパワーアップした。
この時には「キャプテン・アカトンボーグ」を名乗っていた。

ちなみに春と夏はノーマルモード、秋と冬はアカトンボモードになる。

中盤からはどこかに隠れていたり、誰かに変装していることが多くなった。
校長の石像の中にいた回では、現れた際に破壊した石像をちゃんと直したのだが顔の部分が滅茶苦茶になっていた。
また、争奪戦どころかカブタック達が関わっていないただの喧嘩にも出て来ることがある他、情に流されることがある、反則を見逃している、明らかにハンデで済まない贔屓を行うなど、
厳しいのはともかく厳正かは疑問符がつく。

自分のイニシャルを終盤で指摘されるまで「K・T」だと思っていた(「キャプテン」なのでCが正しい)。
故に終盤には、正体が寅彦の変装だと思われていたのだが、結局は無関係であった。
しかも、当の寅彦はトンボーグの存在を知らず、最後まで正体は謎のまま終わっている。

争奪戦を開催する際はトーセンボというトンボ型の支援ユニットを4機呼び出してプロレス風のリングを組み上げる。
これは競技に使われるフィールド全体を覆い、中身によってはこれ自体がそのままフィールドになる。
中盤に差し掛かる頃から公平性と厳正さを高めるため、「キャプテンルーレット」という争奪戦のお題決定用マシンを作って来た。

ちなみに冒頭の宣誓には普段使わない四つ目があり、内容は「四つ、容赦はせずに制裁だ!」である。
なので立場上戦わないが、戦闘力は最強レベルに高く、何と天候すら制御するなどビーロボのレベルを超越している。
必殺技は天から巨大な拳を落下させる「キャプテン・ゴッドハンド」と天候操作の「キャプテンカタストロフ」

原案の時点ではいなかったキャラクターだが、西園氏が企画書を書いた際に審判役として追加した「変なおじさん」をブラッシュアップする形で考案された経緯がある。


  • デンデンローラー

カタツムリのバイオチップを宿したカブタック専用サポートメカ。巨大な一輪バイクで、外見はアインラッドと言うよりは、Dホイールガンツバイクに近い。
時速350km/hで爆走することができ、場所さえ指定すれば壁や電線すらも踏破する。カブタックがスーパーチェンジすると一緒にパワーアップする。
江戸っ子口調で気さくな性格。大きすぎる故に円から家の中に入ることを禁止されたため、普段はカブタックドームに住んでいる。
梅雨の終わり頃には紫陽花に恋をしたこともあったが、フられてしまった。
なお、中の人のキメ台詞である「やってやるぜ!!」はカブタックに取られてしまった。残念。


  • トンデモジョーズ
シャークラー専用の巨大支援ロボット。背中からシャークラーが乗り込み、「ダブルスーパーチェンジ!」の掛け声でスーパーモードに変形する。
見た目はシャークラーを巨大化させてメカの意匠を持たせたようなもので、
武器はサメの胸鰭に当たる「フィンブレード」と、ノーマルモードの頭を盾とする「ジョーズシールド」
実はダンゴロンが持っているさそり座のスターピースで寅彦が叶えた願いとは「シャークラーを地上最強にする」というもので、それによって誕生したのがこのトンデモジョーズである。
当然ながらこれを持ち出されると他のビーロボは歯が立たず、カブタックがスターピースで呼び出したドデカブタックをブレードの一撃で湖に転落させて優位を保とうとした。
ちなみに当初から玩具化の予定はなく国内でも生産されなかったが、中国でカブタックが放送された際に向こうのメーカーが作った。


  • ドデカブタック
カブタックがトンデモジョーズに対抗するため、射手座のスターピースの力で出現させた巨大支援ロボット。
ノーマルモードはトンデモジョーズと異なり、カブタックの頭を持った戦車といった形。カブタックと共に「ダブルスーパーチェンジ!」のコールで変形すると人型のスーパーモードになる。
優位を維持しようとしたシャークラーによって池に叩き落されてしまうが、次の話で「こんな状況で本当に厳正な対決が出来るのか」と抗議した譲達の意見を取り入れたトンボーグにより、その時の争奪対象であるスターピースもどきのついた釣竿を「一時休憩」という口実で貸し出されて釣り上げられ、戦線に復帰した。
武器はノーマルモードの頭をシールドとする「ドデカシールド」と、電撃を発する「ビリットスコップ」。シールドにあるノーマルの角の先は「ナンデモノズル」という砲塔で、水を噴射したりビームを撃ったりと多芸。
トンデモジョーズと異なり、呼び出したものの役に立たなかったり、ある話では楽器を運搬するために使われたこともある。
また、向こうと違いこっちはちゃんと玩具化されている。
カブタック同様スーパーモードの持続時間は3分しかないが、48話の鬼ごっこ対決*5ではこの短い制限時間が功を奏し、トンデモジョーズが檻を投げつけた直後にノーマルに戻ってしまった。
結果、頭上を飛び越えた檻が樹木にぶつかって逆戻り、トンデモジョーズが捕まったことで対決に勝利している。


◇用語カブ!


  • スターピース
へびつかい座を含む黄道十二星座をモチーフにした謎のパーツ。1991年に寅彦が発見した。
憑りついたものをスーパー化させる能力を持ち、あらゆる願いを叶えてくれる。
その強大な力の影響により誕生した「スターピースもどき」も存在し、物体から剥がすと砂になる。
13個全てを集めれば、素晴らしいことが起こるとされていたが……。



◇余談カブ!

スーパーチェンジによるキャラクター性の変化が魅力の一つであるビーロボ達だが、野中氏は彼らの声優に「声を演じ分けられる声優」を起用することでその表現を図った。
結果、番組が進むにつれて声優たちのハイテンション化に伴いその魅力は十分に引き出されたが、一方で番組開始前に収録した玩具用の音声とは温度差が出来てしまった。

野中氏はこれについて、番組のノリを玩具に持ち込めなかったことを悔いており、これが後年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』における「炎神ソウル」に繋がっている。


一つ、馴れ合いは絶対せず!

二つ、荒らしは見逃さず!

三つ、見事に追記・修正する!

審判アニヲタ・キャプテン冥殿!ただいま参上!

この項目、私が預かる!


四つ、容赦はせずにアク禁だ!

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