ベリアル因子/デビルスプリンター

登録日:2022/12/06 Tue 11:28:46
更新日:2025/01/11 Sat 21:36:14
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ベリアル因子及びデビルスプリンターとは、ウルトラシリーズに登場する物質である。
どちらも別の物質ではあるが、ウルトラマンベリアルから生まれたという大きな共通点があるため、まとめて解説する。

【目次】

【ベリアル因子の概要】

その名の通り、ウルトラマンベリアルの因子。
ベリアルの力を色濃く宿しており、これを用いる事でベリアルの力を一部再現できる。
ベリアルの遺伝子を持つ朝倉リクウルトラマンジードも高純度のベリアル因子を宿している。
ベリアルは様々な宇宙で活動していたため、ベリアルの死後もベリアル因子が様々な宇宙に残っており、それを悪用しようとする宇宙人も多い。
ベリアルとの因縁の強いウルトラマンゼロはそうした者達を追っている。


【シリーズ中でのベリアル因子】

ウルトラマンタイガ

ヴィラン・ギルドによって取引されており、チブル星人マブゼが落札。

第15話では同じく落札したゴモラレッドキングの細胞と混ぜ合わせる事で培養合成獣 スカルゴモラを生み出した。

第23話ではベリアル因子自体を培養する事で、ベリアルのクローンであるニセウルトラマンベリアルを生み出した。
ニセベリアルは知能は低いものの、身体スペック自体は本物と遜色ないものだった。


ウルトラマンZ

第7話にて、寄生生物セレブロが捕えたリクからベリアル因子を抽出。
それを用いてベリアルのウルトラメダルを精製し、スカルゴモラ、サンダーキラーペダニウムゼットンといったベリアル融合獣に変身した。

第15話では、グリーザを止めるためにジードがグリーザと融合した際、グリーザの内部にあった「宇宙の穴を縫う針」がジードのベリアル因子と反応し、幻界魔剣ベリアロクへと変貌。
その後、ウルトラマンゼットがジードをグリーザから引きはがした際に一緒に出現した。
変身に上記のベリアルメダルを用いていたためか、ベリアロクはデルタライズクローの武器となる。


【デビルスプリンターの概要】

ベリアルが様々な宇宙で戦った際に飛び散ったベリアルの細胞片。
外見はベリアルの目のような形をしており、赤く光っている。この見た目と関連キャラを演じた俳優の好物のせいで視聴者から焼き芋呼ばわりされている。
大きさは地球人が持てるものからウルトラマンの手に収まるものまで様々。

ベリアル因子と発生経緯はよく似ているが、効果は全然別で、確認されている効果は
  • 怪獣を強化・凶暴化させる
デビルスプリンターを取り込んだ怪獣が暴れる事件が様々な宇宙で発生。
戦闘力も強化されており、中にはシリーズの主人公クラスのウルトラ戦士数名がかりでやっと倒せるほどの者も。
この影響を受けた怪獣は目が赤くなる。
  • 死んだ怪獣を復活させる
怪獣を復活させる効果もあり、ロボット怪獣も機械生命体として蘇る。
ちなみにベリアルも初登場時に死んだ怪獣を蘇らせている。
  • 怪獣メダルの材料になる
セレブロはデビルスプリンターを怪獣の体液や体組織と共に「メダルガッチャー」という機械に投入する事で、ウルトラメダルの怪獣版「怪獣メダル」を精製していた。誰が呼んだか闇のガチャチケット
  • レイオニクスの力を強化する
……といった具合。

セレブロはデビルスプリンターからベリアルメダルを精製しようとして失敗しており、ベリアル因子のようにベリアルの肉体や能力を再現する事は不可能な模様。
一方で怪獣を戦力とする上ではかなり効果的であり、もしかしたらベリアルのレイオニクスとしての力が強く出ているのかもしれない。
こちらも悪用する者が多く、M78星雲・光の国もこれを危険視しており、対抗策としてウルトラメダルとウルトラゼットライザーを開発した。よりによってその悪用する奴に火事場泥棒的に奪われたが。


【シリーズ中でのデビルスプリンター】

『ウルトラマンZ』

オープニングや第2話のゼットの回想シーンでは、デビルスプリンターの影響で暴走するマジャッパ、セグメゲル、ベムスターが登場。

第1話でZの世界の地球に飛来し、ゼットに倒された凶暴宇宙鮫 ゲネガーグの体内に含まれており、死骸を回収していたカブラギ シンヤに取りついたセレブロが回収。
また、地球で休眠状態にあった怪獣達がこれ以降活発に活動し始めた事が第2話で語られたが、これがデビルスプリンターの影響なのかは不明。

セレブロはその後、デビルスプリンターを用いて怪獣メダルを生み出し、戦力を強化している。

第6話ではデビルスプリンターにより、かつてジードに倒されたギルバリスが復活。
言語能力は失われているものの、相変わらず有機生命体の抹殺を目論み、かつての敗因であるウルティメイトファイナルに変身される前に変身アイテムを潰すなど、記憶には影響はない模様。

単語として初登場したのは本作だが、実は上記のように明確に「デビルスプリンターで凶暴化した」という設定の怪獣は本編中にほとんど出てこない。
どちらかというと「デビルスプリンターへの対応に忙しく、先輩戦士はなかなか手が回らない」という背景設定で、宇宙警備隊の新人で三分の一人前なゼットが単独で戦う理由付けに使われている。


ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA

特別編「咲き乱れる悪の華」にて、デバンの前に突如出現。
幸いデバンの固定電話での通報を受けたギャラクシーレスキューフォースにすぐに回収され、事なきを得た。


ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突

ニュージェネレーションヒーローズによって回収作業が行われているが、一方でザ・キングダムもこれに目を付けており、アブソリュートタルタロスがギナ・スペクターに命じて回収させていた。
そして怪獣墓場でのニュージェネレーションヒーローズとザ・キングダムの戦いのさなか、亡霊魔導士 レイバトスが4つのデビルスプリンターを取り込み、レイオニクスの力を強化。
レイブラッド星人の幻影が浮かぶ中、ギガバトルナイザーとモルド・スペクター、ジュダ・スペクターを復活させ、モルド、ギナ、ジュダをグア・スペクターに合体させた。
……が、その力に耐えきれず、レイバトスは消滅してしまった。
ちなみに怪獣墓場のデビルスプリンターを最初に発見したのはウルトラマンボーイだったが、彼はデビルスプリンターの外見を知らなかったために「綺麗な石」だと思っていた。


ウルトラ怪獣モンスターファーム

ドーピングアイテムの一つとして登場。
使用すると全パラメータが200上がる代わりに甘えと恐れが2減少・ゲキリン増加・寿命が50週減少というデメリット付き。
ベリアル融合獣に使用すると甘えと恐れの減少以外のデメリットは起きないが、一生のうち1回しか投与できない。一般怪獣ならば引退直前のステータス底上げに使うと無駄がない。
冒険マップで黄金モモと同じポイントから採取でき、すなわちデビルスプリンターの大鉱脈が存在している。ウルトラマンが3人も常駐しているわけである。



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最終更新:2025年01月11日 21:36