アームドプロペラ(仮面ライダーギーツ)

登録日:2023/01/22 Sun 07:28:00
更新日:2025/05/20 Tue 11:24:28
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SET

ARMED PROPELLER

READY FIGHT



アームドプロペラとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』に登場する変身形態の一つである。



【概要】

プロペラのレリーフが施された小型レイズバックルプロペラバックルをデザイアドライバーに装填して変身した姿。
ベースカラーはシルバーグレーで、レリーフを回転させる事で発動する。


【特徴】

胸部装甲は「グレーオーバープレート」となり、拡張武装はヘリコプターのような飛行を可能とする「レイズプロペラ」
戦闘時には対象に向けて突風を放ったり、棍棒のように殴ったりする事もできる他、プロペラを回転させながら突撃するといった芸当も可能。
特に飛行能力が備わる点は他の小型バックルには無い強みであり、大型バックルを含めても、プロペラとコマンドフォーム ジェットモードしかない。
ただし、コマンドフォームに変身するためのコマンドツインバックルは、まだ未実装であったところをデザイアグランプリのゲームプロデューサー・ニラムが独断で仮面ライダーギーツの元に転送したという特殊な経緯があるため、入手難易度の面ではプロペラの方が使いやすいと言えるだろう。
ラスボスジャマトのような巨大な敵に飛んで近づけるのが大きく、現時点では唯一の連続して最終戦に登場した小型バックルでもある。

しかし、弱点も複数ある。
打撃にも転じられると先述したが、似たような芸当はアームドハンマーやアームドクローでも可能であり、近接戦に特化したあちらの方がダメージを稼ぎやすい。
そして、室内や狭所では目玉となる飛行能力がほぼ役に立たなくなる他、相手によっては格好の標的にされてしまうため、少しの立ち回りが命取りとなる玄人向けの武器と言えるだろう。


【使用者一覧】



【劇中での活躍】

邂逅編

9話で初登場し、ナーゴが孵した卵から獲得する。
戦闘面ではポーンジャマトを圧倒しつつ、サボテンナイトジャマトが飲み込んだ缶を破壊しようとしたが、力及ばず叩き落とされた。


謀略編

10話ではレターが入手したが、戦う覚悟を持ち切れずに飛行して逃げようとしたところを、海賊ジャマトのバズーカで撃ち落とされた挙句、そのまま集団でリンチされて致命傷を負い、退場。
残されたプロペラバックルはバッファが強引に取ったニンジャバックルの代わりにケイロウへ投げ渡した。
それ以降はケイロウの主武装として使用されるが、変身者の一徹が腰痛持ちだったためか飛行能力は一度も使用されなかった。
その後、11話でケイロウがジャマトライダーに敗れ、桜井景和にエントリー権を譲渡して戦線離脱し、ミッション終了と共に脱落。
ここでバックルとしての出番は一旦終わりを告げた。

続く12話ではフィーバースロットバックルの「???」の絵柄を引いたナーゴが、下半身にビートフォームを装備した状態で変身。
が、変身した場所が屋内であった上、目当てのビートバックルの絵柄ではなかったため「プロペラ? ハズレじゃん!」と愚痴をこぼされ、早々に引き直しされてしまった。

15話ではバッファ ゾンビフォームとデュアルオン。
バッファはプロペラを使って空中からラフレシアフォートレスジャマトを攻略しようとするが、触手で叩き落とされ失敗。
それでもなお立ち向かおうとした結果、ラフレシアフォートレスジャマトのビームが直撃し、退場してしまった。

16話の「キツネ狩り」では仮面ライダーグレアに洗脳された運営スタッフ・GMライダーの1人が使用。
ただし、目的がギーツを追い詰める事だった為か、戦闘にはほとんど使用されなかった。


勘の良い人は察したかもしれないが、このバックル使用者4人のうち2人が退場し、1人が脱落している*1
「変身者が退場するバックル」というジンクスは、アームドアローという前例があり、あちらは退場者を2人も出しているが、劇中で描写された限りはデザイアグランプリの1シーズン毎に1人だったのに対して、レターとバッファは同じシーズンに退場している。

この有り様故に、視聴者から特○呪物」「ハズレ武器」チェーンアレイ「出番あるだけマシだろ!」その他没バックル「お前はまだマシだよ」などと完全に呪いのアイテムと評されるようになってしまった。














……しかし、プロペラはまだ見捨てられていなかった。

仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル

この時は仮面ライダーシーカーが空の裂け目に向かって、宇宙からの侵略者を呼び寄せる「破滅の門」の建設を進めており、一刻も早く阻止しなければいけない状況にあった。
だが、コマンドツインバックルでジェットモードに変身可能なギーツと違い、ビートバックルしか装備していない仮面ライダーリバイは上空にいるシーカーのところまではとても辿り着けそうにない。
そこでギーツがリバイに渡したのがプロペラバックルである。
そしてリバイはビートバックルとデュアルオン、ビートアームドプロペラとなり、ギーツと共にシーカーの元へ向かった。

止めを刺したのはリバイスドライバーバックルで変身したレックスゲノムだったものの、結果として本編に登場した小型バックルでは唯一出番があった上に、前作主人公に使用されるという美味しい役回りを貰えたのみならず、間接的に勝利に貢献するという、本編での呪物ぶりが噓のように優遇されたのである。
映画を見終わった後、プロペラの評価を改める人も一部いたとか……


乖離編

22話でGMライダーが使用。タイクーン達に突撃しつつ飛行する堅実な使い方をしていたが、ギーツ マグナムフォームに撃ち落とされてしまう。
その後、仮面ライダーグレア2に呼び出されてバッファと交戦するが、敗北して爆死。
通算3人目の退場者を出してしまった。


慟哭編~慕情編

未登場。
エンタメ性が求められなくなったジャマトグランプリデザイアロワイヤルは大型バックルが跋扈する環境となっており、プロペラを含む小型バックルは完全にインフレに置いていかれてしまった。
しかし、穴に落ちたら一巻の終わりの「天国と地獄ゲーム」においては、飛行能力を持つこのバックルは攻略にうってつけだったと再評価された。「リスキルされるのがオチ」は禁句


創世編

ジエンドライダーの装備のうちの一つとして登場。
アームドクローと交戦したが、やはり近接戦ではクローが有利、敗北してしまった。


映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐

TV本編と同様にケイロウが使用。これにより、映画2作品に登場した唯一の小型バックルになった。
ただし、途中で一徹がまたしてもぎっくり腰でダウンした事に加えて、ジャマトを倒したのが仮面ライダーガッチャードだったため、戦果は挙げられなかった。


仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦

遂に主役であるギーツが使用。
「最強ケミー捕獲ゲーム」にて、レベルナンバー10のアーティファクトケミー・テンフォートレスの内部に侵入するべく、九堂りんねを抱えて飛行した。
これにより、『ギーツ』メインの映画3作品に登場する快挙を成し遂げた。


【玩具版】

「DXドリル&プロペラレイズバックルセット」として販売。パッケージイラストではギーツが使用している。

ドリルバックルとは異なり、ガシャポン「GPレイズバックル」シリーズには未収録だったためにしばらく価格が高騰していたが、後に食玩でも発売された事である程度は落ち着いた。


【余談】

レイズプロペラのプロップは、仮面ライダービルド ローズコプターフォームの「バトローターブレード」から流用したもの。


追記・修正はアームドプロペラで生き延びてからお願いします。


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最終更新:2025年05月20日 11:24

*1 さらに言うと、9話のナーゴもデザ神決定に伴って脱落している。