登録日:2023/12/21 Thu 21:51:53
更新日:2025/02/10 Mon 14:39:53
所要時間:約 10 分で読めます
●目次
【プロフィール】
本名:キャロット
異名:不明
性別:女性(♀?)
所属:モコモ公国『王の鳥』→
麦わらの一味ゲスト→モコモ公国・国王
悪魔の実:なし
種族:
ウサギのミンク
出身地:
偉大なる航路・新世界・
ゾウ・モコモ公国
年齢:15歳
身長:161cm
誕生日:5月24日
星座:双子座
血液型:F型(現実だとB型)
好きな食べ物:ニンジン
初登場:単行本80巻・第804話・『象の背の国の冒険』
CV:
伊藤かな恵
【概要】
偉大なる航路後半『新世界』を彷徨う
ゾウの背中にあるモコモ公国に住んでいるウサギのミンク族の少女。
ワンダと同じく、イヌアラシとネコマムシの二人の王の連絡役をしている「王の鳥」という職務についており、それゆえか彼女とは仲がいい。
イヌアラシの部下で、犬嵐銃士隊に所属しており、戦闘の師匠は
ペドロで、彼を実の兄のように慕っている。
ゾウ編で初登場した後、「
海を見てみたい」という軽い動機でサウザンド・サニー号に密航し、
サンジ救出のため、
モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味と行動を共にする。
ホールケーキアイランド編では麦わらの一味が分断していたため、貴重な戦力として活躍する事になる。
一味の正式メンバーではないが、万国編~
ワノ国編終了までと同行。
パンクハザード編から行動を共にしていた
トラファルガー・ローよりは短いものの、連載期間においてはアラバスタ編の主要人物である
ネフェルタリ・ビビより長い時間、行動を共にしていた。
【人物】
敵対する者には一切容赦しないが、一度、心を許した者には常に笑顔を絶やさない天真爛漫な女の子。
また意外に器用で、異常に美化された似顔絵を描くのが得意。そこそこ演技もこなせ、これが敵を油断させる策として大いに貢献したこともある。
好奇心旺盛でまだ見たことの無い出たことの無い海に行ける絶好のチャンスを逃さないようにと、見張りを買収してまでしサニー号に乗り込んでいた。
生まれてからモコモ公国を出た事がないため、かなりの世間知らずであり、当時は海の広さに驚いていた。冒頭のセリフは海の感動に入り浸っていた時のセリフである。
ただ、自分本位
というわけではなく協調性もあり、ペドロの一件で自身を責めないよう、彼女なりにサンジに気遣いする等、決して他者の感情に愚鈍なわけではない。
ウサギのミンクである為、好物は無論ニンジンで、弁当もニンジン、飲み物もニンジンジュースと大の人参愛好家。
故意は勿論、たとえ、事故だろうと彼女の持参したニンジンを横取りしてしまうと態度が豹変してしまい、一気に凶暴化し相手の首を噛み千切らんと襲い掛かり、ルフィを窒息させかけたこともあった。
この時は理性が吹き飛んでいるらしく、相手が仲の良い友人であろうがお構いなしに襲いかかる。
ちなみに、こうなってしまった際には頭を撫でて落ち着かせる必要がある。
また、何かしら食べているシーンが多く見られており、かなり食欲旺盛な子であることが分かる。同じコマでは大抵チョッパーも食事をしているので、チョッパーを真似ている可能性や、旅先で得た新食感の食べ物に惹かれてきたものと思われる。
また、一味の中では、末っ子ポジションが不動だった
チョッパーにとって初めてできた、自身より年下の同行者であり妹分的な存在で、
キャロット自身もチョッパーのことを
『チョニキ』(チョッパーの兄貴を縮めて)と呼んで慕っている。
◆容姿
全身が白い綿毛に覆われた、よく一般的な
ライトノベルに出てきそうな獣人族の美少女で、髪の色は明るい金髪でウサギ特有の長い耳が特徴。
若冠15歳ながらも『ONEPIECE』に登場する美女たちの例に漏れず、
大半の男性と作者が好きな箇所はしっかり育っており、セクシーな容姿の持ち主。
目を引く豊満な胸元や大胆に出した肉付きの良い太ももにスラリとした美脚など、発育の良いプロポーションが随所で強調されている。
88巻
SBSでは、「キャロットとワンダの胸は、フサフサぷるるんですか?スベスベぷるるんですか?」という質問が来て、
尾田栄一郎が「やっぱ全身毛におおわれているわけですから、フサフサぷる…」と返答した。
その外見の通りウサギがモチーフということもあり、セクシーで可愛らしい姿が注目を集め、多くの読者が
ケモナーの道に誘い込まれることとなった(かもしれない)。
また、作中ではその魅惑的かつ可憐な容姿に見合った戦闘服や、私服などのバリエーション豊富な衣装を多数披露している。
【戦闘能力】
非常に身軽で、高い身体能力の持ち主。特質すべきは、ウサギのミンク特有の高い跳躍能力と、奥の手である
月の獅子(スーロン)であろう。
某世界で一番有名なヒゲもびっくりなジャンプ力を持ち、ミンク族特有の『エレクトロ』の使い手。
戦闘時には爪のついた籠手を着用し、肉弾戦もこなせる。
ペドロからも『まあ戦闘力は高い方だ』と実力は認められており、
ビッグ・マム海賊団の一般戦闘員程度なら軽く一蹴できる実力の持ち主。
◆使用技
爪の付いた籠手にエレクトロを纏わせ、攻撃する。
手元にエレクトロを纏い、近くの複数人を一度に感電させる。当然ながら足元に水分がある場合は通電性が上がり、
エレクトロファイアーよろしく破壊力と攻撃範囲が強化される。
月の獅子状態でワンダと共に使用。エレクトロを纏った爪で相手を切り裂く。
◆月の獅子(スーロン)
ミンク族は満月の夜に陰りない月を見つめると、記憶の奥底の更なる野生が呼び起こされ、
某戦闘民族の如く、奥の手といえる真の姿
「月の獅子(スーロン)」になることができ、身体能力や基礎戦闘力が大幅に上昇する。
本来の「月の獅子」は満月の晩に、野生の本能を刺激されたミンク族が我を失い無差別に暴れまわった末に闘い疲れて死亡するという危険な代物だが、
キャロットはペドロとの鍛錬により、これをコントロールすることが可能になった。
容姿としては、髪が長く伸び、目も赤くなり、まるで別人のようになってしまう。まさに獅子らしいフォルムだが、しっかり元のウサギの要素も残っている。
元々身軽で敏捷だったが、この形態になると更に機動力が大幅に上昇し、ビッグ・マム海賊団の幹部級戦闘員である、
シャーロット・ダイフクですら彼女をとらえることが困難になる程である。
空中で軌道を変える特技も習得し、海面近くで急にとび上がるという技を見せている。
その他、格上相手でも場所次第では舵を破壊するなどの手を用いて攪乱する等の搦め手もこなせる。
「月の獅子」になっても
某戦闘民族の下級戦士と違い、理性は残っているが、
元々は暴走形態を制御できるようになっただけにすぎないため、長時間の変身自体は肉体へのダメージも大きく、寿命を削りかねない諸刃の刃である。
変身後は疲労からしばらく戦闘不能になる程。
【劇中での活躍】
◆新世界編
◆ゾウ編
初登場はゾウ編で、最初は麦わらの一味を侵入者だと勘違いし襲い掛かるも、ワンダに止められ、彼女と共にゾウの案内をする。
その後、一味がサンジ奪還の為に万国に乗り込むことを決意し、海に出た事で、
キャロットも、海に出てみたかったのとルフィ達と旅をする事を望んだ事もあり、サニー号に密航。
一時はペドロに引き戻されそうになるも、ルフィの許可を得て、一味に同行する。
◆ホールケーキアイランド編
ホールケーキアイランド上陸後、「誘惑の森」で似ているようで大分違うウサギのホーミーズ・ランドルフと交戦。
だが
ブリュレの
鏡世界にチョッパーと共に囚われてしまう。
しかし機転を利かせてブリュレを逆に拘束し、
鏡世界で自由に動けるようになり、ペドロやブルックを助ける。
この時からチョッパーのことを「チョニキ」(チョッパーの
アニキの略)と呼んでいる。
その後、サンジとも合流し、
カポネ・ベッジの立案した
ビッグ・マム暗殺作戦に参加する。
結婚式では、
ダイフクの魔人に捕まってしまうが、ヨンジに助けられ、ペッジの体内の城に戻れた事で、難を逃れる。
その後、ビッグ・マム海賊団に囲まれ絶体絶命の危機に陥るが、ホールケーキ城が崩壊したことで、
ビッグ・マム海賊団からなんとか逃れることができ、停泊しているサニー号を目指し、万国からの脱出を試みる。
しかし、先回りしていた
シャーロット・ペロスペローの能力により、船が出港不能な状態になってしまう。
この状況を打開するためにペドロが自らの命と引き換えに、ペロスペローを巻き込んでの自爆するという壮絶な行動にでる。
この突然の悲劇に、悲嘆を隠せないキャロットであったが、「一味とキャロットに未来を託したペドロの死を無駄にしないように」と
ジンベエから叱責され、なんとか気を取り直し、戦線に復帰する。
彼女が一番活躍したのがビッグ・マム海賊団の艦隊に挟み撃ちにされた時。
満月を見て「
月の獅子」化した。
この時金色の短髪は純白の美しい長髪へ変化し、目も白目が真っ赤に変化した。
海の上を浮遊するように進み、
ダイフクの魔人の追撃を逃れながら艦隊の舵輪を破壊して回ることで制御を奪うことに成功。
その後は反動により寝込んでしまったが、彼女の奮闘は大きく、一味は万国からの脱出に成功する。離れた後にはペドロの死を悲しみながらもサンジを慰めた。
◆ワノ国編
そのまま一味に同行し、
ワノ国に共に辿り着く。
ワノ国編では多数の新キャラが登場したのもあり、イヌアラシ達に合流して以降出番こそ少なくなったが
要所要所で作戦のために
百獣海賊団の食糧を奪ったり、武器の調達をしたりと裏方的な作業でしっかり貢献している。
鬼ヶ島の決戦ではペロスペローが来たと知ると、ペドロの仇として積極的に交戦。
ワンダと共にスーロン化して挑むも敗北し、窮地に陥るがペドロの件を知ったネコマムシが登場し、ネコマムシがペロスペローと交戦することになり、
彼がペロスペローを撃破する光景を目に焼き付けた。
赤鞘九人男に戦死者が出るなど、大激戦となったが、キャロットもなんとか生き残ることに成功する。
終戦後は、イヌアラシとネコマムシは将軍になる
光月モモの助の補佐としてワノ国に残ることになり、彼らの後任として
モコモ公国の次期国王に任命される。
当初は困惑し辞退しようとしたが、短いながらも外海を旅した経験、そして亡きペドロの言葉を思い出し「これが自分の出番」と理解し任命を受諾。麦わらの一味と別れることになった。
【余談】
ケモナー大歓喜な愛くるしいデザインや四皇ビッグ・マムに囚われたサンジ奪還に尽力した姿が、特にファンの心に響いたのか、2021年に行われた世界
人気投票では、なんと
8位という奮闘ぶりを見せた。
これは麦わらの一味に加入したとしても一味内で中堅クラスの人気の持ち主ということを意味する。
その為、
ヤマトと共に、麦わらの一味の新たな仲間候補として、読者からも数えられることも少なくなかった。
実際に入団して欲しいという希望も少なくないのだとか。
残念なことに敵キャラ含む多数のキャラが登場する
ONE PIECE FILM REDには出演できなかった。
演者の伊藤かな恵氏は『とある科学の超電磁砲』ラジオで「トナカイは架空の生物だから実在する訳がない」と発言して共演者らを戦慄させたことがあった。
まあ確かに「ソリを引きながら空を駆けるトナカイ」は(少なくとも我々の世界には)実在しないが……。
以降も演じるキャロットがトナカイであるチョッパーとコンビなのを何かとネタにされがちである。
_追記・修正して欲しい…!・ガルチュー!!
- まだ記事なかったから執筆乙。ただカリブーと言いピクシブ百科事典からの天才が目立つのが難点かな。表現だけでも少しずつ直していきたいが。 -- 名無しさん (2023-12-22 01:11:41)
- 長い期間一味にいたからもう仲間みたいに思ってた -- 名無しさん (2023-12-22 19:05:15)
- >「トナカイは架空の生物だから実在する訳がない」 同じこと思ってた人割と居るらしいのに草。まあ確かに「空飛ぶトナカイ」は居ないけどさ… -- 名無しさん (2023-12-22 19:26:20)
- 普段は可愛いけどスーロン化したときの姿は美しい -- 名無しさん (2023-12-23 11:06:01)
- ワンピースのアニメ見ていた子供の性癖絶対に歪めたと思う。天真爛漫で可愛いケモ娘が限定条件かで強くて美しい姿に変身するとか -- 名無しさん (2023-12-23 18:56:46)
- トナ回の件、スタッフは知ってか知らずか面白いキャスティングである。 -- 名無しさん (2023-12-23 19:05:20)
最終更新:2025年02月10日 14:39