大猿(ドラゴンボール)

登録日:2020/03/17 Tue 01:33:53
更新日:2024/04/01 Mon 17:26:50
所要時間:約 10 分で読めます





月が真円を描く時こそが 我々サイヤ人の本領を発揮できる時ではないか!



大猿とは、漫画ドラゴンボール』に登場する戦闘民族の宇宙人サイヤ人」の変身形態。

概要

サイヤ人の「強化形態」で「第二形態」で「暴走形態」で「一般的なサイヤ人の最終形態」な変身。
「サイヤ人の本来の姿」と語られる事もあり、『GTワールドガイド』『GT パーフェクトファイル』では、「本来サイヤ人は大猿で知性を得て人間に進化した」という説が唱えられている。

サイヤ人が尻尾を有した状態で、1700万ゼノを超えるブルーツ波を有する満月の光を目から吸収して大猿に変身する。
一部のサイヤ人は月がなくとも、星の酸素とパワーボールを混ぜて人工的な疑似満月を作って変身できる。
ベジータターレスカンバーらはパワーボール使用の際に「弾けて、混ざれ!」という台詞を発するのが印象的。
尻尾がなければ大猿への変身は不可能だが、GTにおいては1000倍に増幅したブルーツ波を使えば変身が可能という設定。
変身した姿は全高6メートル以上の類人猿型の怪獣で、ヒヒのような顔立ちと尻尾を特徴とするが、従来の容姿の特徴はあまり出ないので、外観の個体差はないに等しい。
戦闘力は通常時の10倍になるので、例えば戦闘力が1000のサイヤ人でも大猿時は10000になる計算なので、それらの大猿が数体存在するだけでも脅威となる事は想像に容易い。
なお、パワーボールを出すと気を大きく消費してしまうため、変身後の戦闘力が想定よりもかなり落ちる傾向にある。

大猿化のデメリットとしては、例外として意識を保って言葉も話したベジータを除くと理性を失って凶暴化してしまう点にある*1
フリーザ軍は多種族の混成部隊だが、サイヤ人だけはサイヤ人同士でしかチームを組まないのも、大猿化によって同胞以外の味方を殺してしまうためと思われる。。
幼少期の悟空と違い、地球人との混血である悟飯は理性は失いながらも味方の呼びかけで敵の認識を可能としているので、混血の大猿は多少理性は残る様子。
また、孫親子は大猿化が解除されるとそのまま気絶しているので、変身するサイヤ人側にも負担が大きい模様。

変身解除は「尻尾の切断」か「ブルーツ波の発生源の消失」となる。
尻尾の切断が大猿の弱点と同時に戦闘相手から見たら有効な対策手段になるが、尻尾も振り回す形で戦闘に使えるので切断は容易ではない。
そのため有効なのは後者、すなわち満月かパワーボールの破壊となる。月は動かせないうえに光って目立つし、理性のない大猿は「月を守る」などの行動はとれないため、制圧はこちらを優先することになる。
ただし、ターレス曰く「俺のパワーボールの効果は暫く消えない」そうであり、事実ターレスがパワーボールで悟飯を大猿に強制変身させた直後に自らパワーボールを破壊した際には、悟飯は変身解除されずに暴れていた。
ただターレスは「『俺の』パワーボール」とはっきり発言しており、ターレスが作ったパワーボールはイレギュラーなものとも思われる。
『スーパードラゴンボールヒーローズ』では「ブルーツ波を打ち消す逆位相の波」を浴びても解除されるという設定が追加された。


獣そのものの容姿と行動を行うようになる大猿への変身を嫌うサイヤ人も少なくないようで、大猿のデメリットがないに等しいベジータですら「醜くて嫌だが」と抵抗感があった。
一方で古代のサイヤ人とされるカンバーは大猿の姿を「サイヤ人の誇りの姿」と評し、ラディッツも冒頭のように「サイヤ人の本領」と述べるなど、個人によって考えは違う模様。
ベジータ王は大猿に変身する日をツフル人に対する反撃の日としていたし、当のベジータもなんだかんだ言って満月の出る日を計算して地球に進行している。


この大猿は作品初期こそ目立っていたが、やがて登場サイヤ人全員が尻尾を切断され、サイヤ人の新たな変身形態である超サイヤ人が登場すると、忘れ去られたかのように影が薄くなった。
派生作品等では超サイヤ人への覚醒=大猿化能力の消失と解釈されている節すらある。
フリーザ編以降に登場した地球との混血サイヤ人は大猿変身の為の尻尾が初めから存在しない辺りが、大猿の出番の可能性の消失を表現しているとも言える。
『DRAGON BALL大全集―鳥山明ワールド (4) WORLD GUIDE』の「種族の章」ではハーフの特徴として、
尻尾を生まれつき持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多いとまで言われている。
一方で、原作終了後に展開された『ドラゴンボールGT』や『ドラゴンボール超 ブロリー』ではその潜在能力にフォローが行われ、特に『GT』では重要なキーパーソンとなった。

アニメでの大猿の咆哮は音響効果の新井秀徳氏の声を加工したものだが、『GT』では担当声優の声を加工したものになっている。『Sparking』シリーズでは理性を保てない大猿キャラは川津泰彦氏が担当している。

デカくて見るからに強そうなので新キャラのかませ犬に良さそうだが、登場した大猿の大半は戦闘で活躍しており、軽い扱いで退場することはほぼない。


黄金大猿

『ドラゴンボールGT』で登場した特殊な大猿形態。

超サイヤ人への変身を可能とする戦闘力の高いサイヤ人が大猿変身に成功することが変身条件。
大猿版超サイヤ人とでも呼ぶべき形態であり、見た目はストレートに金色の体毛を持つ大猿。
最低でも大猿の10倍×サイヤ人の50倍のパワーアップが保証されると推測されており、超サイヤ人3を軽々と上回る戦闘力を持つ。*2
しかし、従来の大猿と変わらず理性を失って凶暴化する上に本来の大猿より圧倒的な破壊力があるため、周囲への被害は甚大。

黄金大猿の状態で理性のコントロールを可能とすると、黄金大猿すら上回る戦闘力の人型の超サイヤ人4に変身が行える。
つまり超サイヤ人4の前段階にあたる形態であり、この形態の完成形が超サイヤ人4となる。

一方でサイヤ人の肉体に別の非サイヤ人の生命体が寄生した状態や融合した状態では、理性があっても超サイヤ人4へは変身できない模様。
劇中でのブルマ(ドラゴンボール)の考察によれば理論的には、どうやらサイヤ人ではない細胞が進化をする過程を阻害してしまうようだ*3
ゲーム限定ではあるが、地球人との混血である悟飯は超サイヤ人4への変身を成し遂げた辺り、サイヤ人との生殖行為が可能な地球人の細胞は問題ない可能性がある。
また、純粋なサイヤ人で圧倒的な戦闘力の上で黄金大猿化でも理性を保っているカンバーが超サイヤ人4へ変身できていない理由は不明。
因みに、ゴジータのような例外を除いて超サイヤ人4に変身するには必ず黄金大猿を経由せねばならないようで、悟空は超サイヤ人4に変身する際に一旦黄金大猿の姿をイメージしてから超サイヤ人4に変身しているという設定があったりする。

作中では悟空とベジータ(とスーパーベビー2)が変身したのみだが、ゲーム作品などでは変身者が増やされている。


変身者

大猿へ変身した描写がない人物でも、パラガス(Z版・超版の両方)、ターブル、ビーツ、ギネなどは大猿変身が可能だと思われる。

なんと満月をみた悟空が怪物猿に大変身!!
これには作者もビビった!!!
しーらない
しーらないっと!

本編開始前から変身経験あり。下級戦士ゆえ暴走し、育ての親である孫悟飯じいちゃんからは「満月の夜は怪物が出るから外に出てはいけない」と言付けられていた*4が、後に小便の為外に出て変身、無意識に殺害している。
本編ではピラフ一味に捕まった時やジャッキー・チュンの萬国驚嘆掌などのピンチに偶然変身し窮地を凌いでいたが、ジャッキー・チュン戦でが破壊された事で変身不能となった。

しかし、超神水の試練にて潜在能力を引き出す際に大猿の力を引き出しているような演出が見られ、
その試練を経たピッコロ大魔王戦で大猿のオーラを纏った一撃を見せ、大猿の力を我が物としたようにも受け取れる。
最後は神様が月を復活させる際の処置で尻尾が生えないようにされてから満月を見ても変身することはなくなった。

悟空自身は「育ての親を殺したのが自分自身だと知らない方がいい」と考えた周囲の配慮もあり、長らく大猿への変身能力と孫悟飯じいちゃんの死の真相に気づかなかったのだが、
サイヤ人編のベジータ戦でようやく真実を察することになる。

そ…そうか…。やっとわかったぞ…
な…なんてことだ…。じ、じいちゃんをふみつぶして殺したのも…
ぶ…武道会場にあらわれて会場をぶっこわした化け物…ってのも
こ…このオラだったのか……!!

『GT』では生えなくなっていた悟空の尻尾を生やすことに成功し、「地球からも満月と同等のブルーツ波が出ていた」*5というGTオリジナルの設定で黄金大猿に変身した。
当初は理性を保てずに暴れまくっていたが、パンの涙もあって暴走を制御した末に超サイヤ人4への進化に至ることになる。
自身の育ての親を殺した大猿の力を制御した悟空は、この時ついに満月の夜の怪物である大猿に勝ったのかもしれない。

ど、どうなっている!! とんでもない破壊力だ!!!
こ、これではサイヤ人が来る前に地球は壊滅だ…!!!!

地球人との混血サイヤ人だが、生まれながらに尻尾を備えていたので何度か変身。
当初は孫家が早く寝ていたので満月を見る機会がなかったものの、ピッコロの修行サバイバル中に父親同様小便に起きて変身。
ピッコロをしてサイヤ人が来る前に地球が滅ぶと恐怖させ*6、結果またも月が破壊され、ついでに尻尾もサイヤ人の弱点だからと切断された。
神様も諦めたのか、以降月が復活したという話題は出てこない。*7
アニメオリジナルエピソードでは変身の機会が多く、映画でターレスに強制変身をさせられた事は有名だろう。
上述したように混血の影響なのか、父親に比べると自意識が多少残っているようだが、他人に呼びかけられないと本能のまま暴れ回るので危険なのは変わりはない。

ご…悟飯…サイヤ人だ…!!
サイヤ人をやれーーーっ!!!!

ベジータ戦の終盤で尻尾が再生。瀕死の悟空の呼びかけで上空のパワーボールを見た事で変身。
当初は完全に理性を失ったかのようにクリリンを巻き込みながら暴れていたが、クリリンの呼びかけと悟空のテレパシーに反応すると満身創痍のベジータを追い詰めた。
最終的にベジータによって尻尾を切断されたが、変身解除途中の質量でベジータを押し潰した。
以降は原作/アニメ版においては尻尾が生えなくなった*8ことで変身不能となった。

なお、後に登場した地球人との混血サイヤ人であるトランクス、悟天、パン、ブラなどは生まれながらに尻尾を持っていない。
彼らと悟飯の差は明言されていないが*9*10、結果として大猿変身が可能な悟飯の方が希少な存在となっている。

ゲームファミコンジャンプ2」では当時既にナメック星編に入っていた頃の発売にもかかわらず、クリリンがスキンヘッドを見せて大猿に変身させるという衝撃的なシーンがある。そして邪魔な岩山を取り除く工事が終わったら尻尾を切断して元に戻した。

ぐははは!どうだカカロット!!!
これできさまはもうおわりだっ!!!!!

サイヤ人編にて悟空との決戦で決着を付けるために変身。
月がピッコロの仕業で既に存在しなかったためにパワーボールでの変身となったが、それまでのダメージやパワーボール生成の影響で想定の戦闘力は発揮できていないと見られる。
とはいえ戦闘力10倍という当時としては桁外れのパワーアップは悟空も「界王拳を5倍にしても敵わない」と判断して元気玉の使用に踏み切ったものの、
放つ直前で太陽拳の目くらましから回復したベジータが格闘戦ではなくエネルギー波への攻撃を選んだために失敗に終わる。
これにより万策尽きた悟空を(油断したところで片目を潰されたりもしたが)追い詰めるが、ヤジロベーによって尻尾が切断されたことで変身解除となった。
以後は何故か尻尾が生えなかったことや超サイヤ人への変身が可能となったためか、大猿を見せることはなかった。

なお、このベジータ戦では何故か誰一人としてパワーボールを攻撃しておらず、ベジータも変身前に大猿化には満月が必要という実質弱点を語るような真似をしておきながら、尻尾の切断しか警戒していない。
もっともベジータは理性を残せるので、人工満月を狙われても迎撃できると考えたのだろう。実際に背後からの不意打ち(クリリンの気円斬)にも対処しており、動かない人工満月を意識し続けるのもさして難しくないと思われる。
悟空が元気玉を狙わなければ太陽拳の後にパワーボール破壊ができた可能性はあったし、当然クリリンもそれが可能だった可能性が高いのでぶっちゃけ慢心である。
ベジータ自身も悟飯が大猿化した時も尻尾しか狙っていないが、この時ベジータは満身創痍だった上に自分で「動揺して尻尾の事を忘れるとは」と言うくらい悟飯の大猿化に慌てていたのでそれどころではなかったと思われる。

初登場時でも万全の状態なら戦闘力が1万8千から18万になっていたわけで、これはザーボン&ドドリアはおろかギニュー特戦隊をも圧倒できる戦闘力である。
ただ、月かパワーボールさえ破壊してしまえば変身は解除されるため、その存在と弱点が周知されているであろうフリーザ軍*11への謀反という意味ではあまり使えないと思われる。

『GT』では、超サイヤ人4への変身を遂げるためにブルマの協力によって黄金大猿に変身。
尻尾がないために強力なブルーツ波による無理な変身の為に一時的に理性を失うが、エリート戦士の血筋もあってかすぐに正気を取り戻した。
ただし、黄金大猿ベジータは実質同一の存在である大猿ベビーの影響もあってか、黄金大猿悟空と比べるとあまりゲーム出演には恵まれていない。

カナッサ星侵攻時に変身しており、ゲームシリーズでも描写の機会が多い。
バーダックは下級戦士としては10,000前後とされる異常な戦闘力を持つため、大猿変身は相当強力なパワーアップになる。
しかし下級戦士のため、変身すると理性を失ってしまう。これはカナッサ星侵攻時から確認される。
後にゲームオリジナルで超サイヤ人4形態が登場したが黄金大猿形態は未登場。

  • セリパ
  • パンブーキン
  • テッポ
  • トーマ
バーダックと同様にカナッサ星侵攻時に変身、彼と同じく理性を失っている。
尚、パンブーキンが変身中に負った傷についてカナッサ星人によるものと了解しており、
経験が豊富なら変身中の記憶も残るか、少なくとも同士討ちをしない程度の理性は残るものと推測できる。

弱虫ラディッツも戦闘力10000を軽々と突破可能。それでもサイヤ人編の変身前ベジータ以下だが
原作では変身していないが、ゲーム作品では大猿形態が登場。
見た目的にはあの長い髪の特徴が残っているが、それでも外観的には他の大猿と大きく差別化されてはいない。
下級戦士の血筋なので大猿では理性を失うと設定されている場合が多いが、普通に喋る描写があるゲームも存在する。
最近では実は上級戦士だったと設定しなおされているので暴走しない設定に統一されるかもしれない。

「もうおしまいだぜ……」

ゲームでのみ変身。
流石にハゲではないが額が後退しており、ナッパっぽさは残っている。
エリート階級という設定を反映してかゲームでは理性を保てる設定が採用されているので、その辺りはラディッツやターレスとは格が違うか。

「俺まで猿になっちまうからなぁ……だが俺のパワーボールの効果はしばらく続く」

アニメ作中では大猿変身を避けているが、ゲームでは大猿形態が登場。本人の肌の色同様、毛の色が他のサイヤ人に比べて濃い。
エリート戦士と同様にパワーボールを作れる上に戦闘力もドーピングによってそのクラスではあるが、作中で暴走を恐れる言動をしている事や下級戦士という事もあってゲームでは暴走するようになっている。
「宇宙の壊し屋」の異名を持つターレスが大猿への変身を嫌うのは、破壊行動を楽しめないからだろうか?
またターレスは劇中のサイヤ人の中で唯一、サイヤ人で無い部下を引き連れている。下手に大猿化して部下を巻き込むことは避けたいのかもしれない。

何気にパワーボールを破壊した唯一の人物。上記のベジータ戦で誰もパワーボールを狙わなかった事から、パワーボールがエネルギー弾で破壊できる設定自体が、劇場版オリジナルであるという説も……

「俺を本気にさせたな……!!」

地味にこの人もゲームで大猿に変身している。息子を見れば分かる通り、この人も理性を失わない。
なおツフル人を滅ぼした際には「八年に一度しか訪れない満月の夜」を狙ったとされる。パワーボールを作る技はまだ発明していなかったのだろうか(ゲームでは使用可能)。

映像作品では変身していないが、デザイン画や幼年期には尻尾が確認できるので設定上は可能だと考えられたためか、ゲーム作品でのみ黄金大猿の大猿形態が登場。
伝説の超サイヤ人の色に合わせた体色となっているが、伝説の超サイヤ人の黄金大猿は一般的な黄金大猿と少し違うようだ。
髪形などの人型時の特徴が強く残っているが、地味に服装もそのままなのでブロリーの普段着には伸縮機能がある事が判明している。
なお、上述したように変身こそ可能と見られるが、産まれて間もなく超サイヤ人に覚醒したブロリーは変身経験がないとみられる。
また彼はサイヤ人としてもいろいろ規格外なので、彼の特徴が他のサイヤ人に敷衍されるのかも断定し辛い。

『超』世界でのブロリーはゲームのみでの登場に留まった旧作版とは異なり、大猿への変身がパラガスの回想で描写されている。
赤ん坊の状態に合わせた戦闘服で大猿になると、巨大化の伸縮に耐えるあのジャケットも流石にぶかぶかになるらしい。
エリート戦士とされているのだが、変身後に理性を保つことはできない。

パラガスが尻尾を処理して大猿化防止の対策をした結果、「怒り」と呼ばれる人型で理性を失いながら大猿のパワーを出せる特殊形態が発現した。
この形態はパワー面や容姿の一部が超サイヤ人4に近い性質を持っているが、関連性は不明。

『ドラゴンボールヒーローズ』などのゲーム作品のみで変身。
初めから黄金大猿形態であり、フュージョン服や原形を留めた髪型など個性的な容姿となっている。
黄金大猿が登場した『GT』では超サイヤ人4同士のフュージョンだった都合上既に超サイヤ人4へとゴジータが変身していたため、本当に幻の形態である。

  • カンバー
『スーパードラゴンボールヒーローズ』のオリジナルキャラで、監獄惑星にてベジットを相手に変身。
明言はされていないが容姿的には黄金大猿で、理性は初めから保っている…が、何故か超サイヤ人4には変身していない。
ベジットブルーと同格の戦闘力(アニメ版では圧倒)を持ち、収容者として初めて監獄惑星へのダメージを与えた。
あまりにも異常な強さの大猿形態だったためか、惑星の崩壊を危惧したフューの介入で変身を解除された。

理性を保っている点やアニメ版での「下郎」という発言から「エリート戦士(或いはベジータ王家に連なる)の血筋ではないか?」という推測もある。
また、ベジータやターレスと違って大猿変身を嫌っていないどころか誇りある姿にすら感じているらしく、ゲームでは尻尾がないベジータやトランクスを見下していた。

  • オニオン
アニオリで登場した幻のサイヤ人コンビの片割れだが、ゲーム『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』では大猿形態が登場している。
しかし、ゲームでは大猿化しても戦闘力の数値は1800である(通常時の戦闘力設定は450)。

  • ベビー
スーパーベビー2が寄生元であるベジータの肉体を利用する形でブルーツ波増幅装置を使って黄金大猿に変身。公式では「大猿ベビー」と呼ばれる。
外観はスーパーベビー2の特徴が強く反映されており、他の大猿と比べるとかなり個性的な容姿となっている。
大猿化したのはベジータの肉体のみなのでベビーの意識は大猿化の影響を受けず、理性を失っていない(ただし、悪影響を完全には防ぎきれていないと思われる描写もある)。
理論的には超サイヤ人4への進化条件が整っていたはずなのだが、ベビーの細胞が混ざったことで進化が阻害されたようだ。

ベビー本人も想定外のデメリットとして、大猿化に伴って寄生していたベビー自身の身体の細胞も広大化するという現象があった。
これによって、尻尾の切断による変身解除の際にベジータの肉体が縮小した事で寄生の続行が不可能になってしまった。
この時の無理やり成長させられたかのような姿のベビーは「ベビー青年体」という形態に分類されている。

  • マキシピニッジ
ゲーム『ドラゴンボールフュージョンズ』に登場するサイヤ人・ピニッジとフリーザ、セル、適当な武道家二人がマキシフュージョンした末に誕生したマキシピニッジの黄金大猿。
こちらはフュージョンでサイヤ人じゃない存在が混ざりすぎているためか、自己意識を制御しているが超サイヤ人4に相当する形態へ進化は出来ていない。
なお、変身の際にフリーザやセルの意識があるキャラクターが「弾けて混ざれ!」をするのにノリが良いのは割と面白い。


いいことを教えてやろうか…大猿になったWiki篭りは追記・修正力が人間の時の10倍にもなるのだ!!!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • 大猿
  • ドラゴンボール
  • DRAGON BALL
  • 変身
  • サイヤ人
  • 満月
  • ブルーツ波
  • 尻尾
  • 化け物
  • 怪物
  • パワーボール
  • 黄金大猿
  • 怪獣
  • 超サイヤ人4
  • 怒り
  • 暴走
  • 1700万ゼノ
  • 狒狒
  • はじけてまざれっ!
  • 巨大化
  • 初登場が孫悟空少年期編

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月01日 17:26

*1 GTにおいては全く別人格のベビーの意識にも悪影響を与えるくらい。

*2 実際に超サイヤ人3に変身しても手も足も出ない程強いスーパーベビー2を圧倒する強さを見せている。

*3 それ以前に理性を失って悟空を見失ったふりをして不意打ちを試みたベビー自身が「大猿になったのはベジータであって俺ではない」と言っているので当然と言えば当然であるが

*4 つまり孫悟飯じいちゃんはすくなくとも一度は悟空が大猿化したのを見た事がある模様。

*5 究極ドラゴンボールによって地球付近に再生されたプラント星で戦っていたため空には月のように地球が浮かんでいた。

*6 この時の悟飯の潜在的な戦闘力は710、悟空のピンチにマジギレして1307なので大猿化すると7000~13000ほどの戦闘力になる。当時のピッコロが全力で魔貫光殺砲を撃っても1480なので地球側の戦士がまともに戦っても勝ち目は全くないと言える。

*7 アニメでは月が見えた事があり、結局復活させたのだろうが…

*8 劇場版ではナメック星編後の時系列でも尻尾が生えている作品がある。

*9 尻尾が生えているサイヤ人は未熟という設定も追加された事から、出生した時点でのサイヤ人としての完成度はトランクス以降の混血サイヤ人の方が高かったという事なのだろうか…?

*10 原作人造人間編では赤ん坊トランクス初登場時にクリリンが「この子尻尾切っちゃったんですか?」と聞いているので当初はトランクスにも尻尾がある設定だった可能性もある。その場合、ブラ含めて王族の血統となるトランクスが仮に大猿と化した場合には理性が残ると思われる。

*11 少なくともザーボンは知っており、軍でも有名と思われる。