勇気爆発バーンブレイバーン

登録日:2024/01/19 Fri 00:00:50
更新日:2024/04/28 Sun 22:38:54NEW!
所要時間:約 20 分で読めるぞ、イサミ!


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君たちは本当の勇気に出逢う



『勇気爆発バーンブレイバーン』は2024年1月から放送中のアニメ。
Cygames企画のオリジナルロボットアニメで、監督は大張正己、シリーズ構成は『ウルトラマンブレーザー』の小柳啓伍。アニメーション制作はCygamesPictures。

初報のキービジュアルや第一弾PVは無骨な人型ロボットを自衛隊や米軍のパイロットが操縦する感じで、
そんな時代に突然現れた謎の敵に対し対抗していく……といったミリタリー系のリアルロボット風味な導入であった。



《あらすじ》


(公式サイト第1話ストーリーより)
世界各国の部隊がハワイ諸島に集結し、米軍のティタノストライド(TS)パイロット、ルイス・スミスは戦闘の最中に自衛隊のエースパイロット、イサミ・アオと出逢う。
戦闘を通じてイサミの人並外れた実力を目にしたスミスは、彼に一対一の勝負を挑む。
しかし約束の日、突如所属不明機による大規模な強襲を受け、平和な日々は終わりを告げる。



そして既存兵器であるティタノストライドは突然出現した謎の敵に手も足も出ず、イサミやルイスも含めて全戦力が絶望的な窮地に陥ることになるが、その時……














♪バンバンバンバンバンバババン♪


ブレイバーーーーーーン!!



「さっきからなんなんだこの歌はァ!!!」



突然出てくる世界観を間違えているかのような勇者ロボ風の巨大スーパーロボット「ブレイバーン」が出現し、謎の歌と共に敵を蹴散らす衝撃展開が巻き起こったのである!


《概要》

上述の通り、放送前の段階ではブレイバーンの登場は完全に隠されており、第1話のラスト5分で突然出現し、意表を突いた。
前情報なく見ていた視聴者は度肝を抜かれたが、とはいえこのどう見てもスーパーロボットなタイトルは特に隠されておらず、かつサイゲ関連アニメには様々な前例もあったので、「絶対何か隠されてる」「何もなかったら逆にビックリする」といった声も当然ながら多かった。
ましてや本作の監督が数々のスーパーロボット系作品で名を馳せた大張正己氏だけに尚更である。
しかし、急展開のわずかな時間の中で描かれたブレイバーンの気持ち悪さインパクトや、彼の登場と共に流れた主題歌がコックピットに実際に流れている設定を知ったイサミ・アオ役の鈴木崚汰氏が入れた迫真のアドリブ台詞「さっきからなんなんだこの歌は!?」のパンチなどから、予想通りながら予想を上回る勢いで話題を呼ぶ。
2023年12月10日の先行上映会に参加した観客にも緘口令が敷かれ、シークレットゲストとしてブレイバーン役の鈴村健一氏が登壇した事は第1話の放送後に解禁された。

放送後は公式サイトのキービジュアルやXのアイコンなども一新され、ブレイバーンの存在が前面に押し出される事となった。
あと、第1話のエンドカードはなぜか元SMAPの草彅剛画伯が担当し、過去の番組などで披露された独特な絵柄でブレイバーンを描いた事でも話題になった。

タイトルロゴの下に併記されている英字表記は「BANG(爆発)BRAVE(勇気)BANG(バーン)BRAVERN(ブレイバーン)」となっている。
すなわち本作のタイトルはバーンブレイブバーンブレイバーンということになる。

公式の略称は「ブレバン」だが、プレバンと紛らわしいのが珠に傷。
ファンの間では「バンブレ」と呼ばれることも多い。
ついでにネタとして「バンバン」「バブバ」などと言われることも。


《登場人物》

主要人物


本作の主人公機。
宇宙から飛来した謎の喋るロボットで、一言で言えば「ミリタリー系リアルロボットアニメの世界に“場違い”で現れた勇者系スーパーロボット」である。
初登場時は仮面のような顔でカラーリングも白一色だったが、イサミが乗り込むことでフェイスオープンし、大張ロボの顔が現れ、カラーリングも赤や白といった如何にもスーパーロボットといった感じの色合いになる。
見た目の印象通り、専ら「バーンブレイド」という剣を用い、時に「勇気一刀流奥義」と冠した必殺技を繰り出す白兵戦スタイルで戦う。
ちなみにコックピット内には上部に気になるレバーがあるが、イサミが触れようとしたら「それはまだ早い!」と止めた。どうやら隠された機能があるようだ。

……と、ここまでなら普通の主役ロボなのだが、初登場と同時にイサミに自分に乗るよう強く要求し、半ば強制的に乗せた事に始まり、
ノリに付いて行けないイサミの疑問に全く答えず、自分だけで盛り上がって敵を撃退する、
なぜか最初からイサミの事を知っていて、彼が自分のパイロットになるのは当然だと思っているなど、
絶妙な気持ち悪さとストーカー気質を感じるところがあり、不審者ならぬ不審ロボと認識される事になった。
2話以降もその気持ち悪さの更新には余念がない。
ちなみに声優の鈴村氏は1話後に「多くは語れませんが、正統派勇者系ロボットっぽいことだけは間違いありません」とコメントしている。

なお、パイロットが乗っていないと著しく弱体化するが、イサミ以外のパイロットが乗ることを「生理的に無理」という理由で拒絶している。仮に本当だとしても言い方よ……

各話の副題はブレイバーンのイサミに対する台詞がそのまま使われる形式のようだ。「イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」(※2話タイトル)
また、本作のメカニックデザインは寺岡賢司氏が担当しているが、ブレイバーンのみ大張正己氏がデザインを担当している。

CV.鈴木崚汰

本作の主人公で、陸上自衛隊所属のティタノストライドのパイロット。特殊機甲群3等陸尉。
冷静沈着、無愛想で感情をあまり表に出さない。しかし自分の判断の方が正しいと思えば平然と命令無視をする一面も。
パイロットとしてはかなりの凄腕であり周囲から一目置かれているが、実戦経験はなく、謎の敵との初交戦の際には演習での大胆さはまったく出せなくなっていた。
ただし、そんな状態でも自身の安全より仲間の救助を優先するなど、ヒーローたり得る精神性を持っていることは間違いない。

塔からの攻撃で部隊がほぼ壊滅状態に陥った時、突然現れた自分の名を知る不審ロボブレイバーンに乗り込み、そのパイロットとなる。
しかし、コックピット内に流れている謎の歌、射撃攻撃を受けて「迎撃用の装備」はないのかと言ったら出された剣、なぜか叫ばなければいけない必殺技など、ブレイバーンのノリに全く付いていけず、ずっと困惑していた。
その上ブレイバーンが何を聞いても自分の言いたい事しか喋らず、挙げ句にブレイバーンと関わらされたせいでスパイ疑惑をかけられて拷問を受け、そんな目に遭っても地球のためブレイバーンと共に戦わざるを得ないなど、境遇はとにかく悲惨

しかし回が進むにつれ、そうした狂気的な状況に慣れてしまったのか終盤では…。

  • ルイス・スミス
CV.阿座上洋平

アメリカ海兵隊所属のティタノストライドのパイロット。
陽気な性格のムードメーカー。演習でイサミと共闘したのを機に彼を気に入った。
ロボやヒーロー物のコミックやアニメが好きで、子供の頃からヒーローに憧れており、それが高じてティタノストライドのパイロットになった。
実は両親を失っており「ダッドとマミーは理想のヒーロだった」と尊敬しつつも「両親を守ってくれるヒーローはいなかった」ことや、訓練中にTSを見て自分なりのヒーローを目指した結果パイロットとなった重い過去持ち。

多分ブレイバーンがこっちを選んでいたら嬉々として受け入れ、ノリノリで必殺技も叫びまくっていただろう。
それだけに、生理的に無理と言われた選ばれなかった彼だが、それでも彼なりにイサミを支えようと行動していく。
ブレイバーン自身は搭乗させることは拒否しながらもスミスを「いざというときの指揮統制能力に優れている」と信頼し、時にイサミのために行動を供に起こすことも。
だが何故か彼のプライベートな情報を知っており、若干ナイーヴな性格で全身脱毛しているにも関わらず大衆浴場では脇を隠していることをスミスがいないところでイサミにバラされた。そしてSNSでは全身脱毛がトレンド入りした。

  • ルル

謎の少女(?)*1
ハワイの海岸で気を失っていたところをスミスに拾われる。
その後暫くは意識を取り戻さないままスミスに匿われていたが、突如覚醒してスミスを襲い始め、彼に制圧された後は何故か懐いた。
「ルル」という名前は、彼女が発声した「ルル」と聞こえる言葉に反応したスミスにブレイバーンが「それが彼女の名前だ」と肯定し、以後定着。
当初は地球の言語をほとんど解さず、「ガガピー」「ピーガー」等の意味不明な言葉を話していた。その際の発音もあってついたあだ名がピガチュウ
スミスと交流を開始してからは、辛うじて自身の名前である「ルル」と「スミス」だけは話せるようになり、以後驚異的な早さで言語を学習している。

身体検査によると、消化器官が全く発達していないことと、手の甲に未知の物質で構成された器具が埋め込まれていること以外は普通の人間であるらしい。

華奢な体格に反しとても高い身体能力を有しており、3話では華麗な足技で屈強なマッチョメンであるスミスを壁に叩きつけている。
ほか、ダッシュしながら放ったパンチは屈強なマッチョメンであるイサミを数メートルもぶっ飛ばし、彼のパイロットスーツのエアバッグ機能を初作動させた。
持久力も相当なもので、作戦行動中で飛んだり跳ねたりしているTSの外装に1時間以上へばりついていたことも。

なお、学習能力自体は高いものの、まだまだ発達途上で倫理観は幼稚園児並み。身体能力の高さと行動力が合わさって若干トラブルメーカーになっている。
それでも不快感を抱いたという感想があまり聞こえてこないのは、ひとえに演出と演技のなせる業か。

彼女の性質や倒れていた場所の状況から、後述するスペルビア由来の存在と考えられるが……
+ その正体は
その正体はデスドライヴズに生命エネルギーを供給するための、いわば生体電池
ブレイバーンは名前だと言ったが、「ルル」というのはこのシステムの総称であり、個体名ではない。
母艦内でクローン量産されており、培養器を兼ねたカプセルに入れたまま運用され、百年分の生命エネルギーを一気に吸い出す事で莫大な出力を発揮出来るが、当然そんなことをすれば「ルル」は死んでしまうため、使い捨てにされている。
言語能力と消化器官が発達していないのも当然で、電池にそんなもの必要ないからであろう。
現在ATFと行動を共にしているルルは、エネルギーを使い切らずにスペルビアが倒されたことで生きて排出されたと思われる。

なお、システム名の「ルル」は、「ル↑ル↓」ではなく「ルル↑」のイントネーションで発音される相違がある。

ATF(AlliedTask Force)

最初のデスドライヴズ襲撃を生き延びた各国軍が結成した多国籍任務部隊。
ハル・キング総司令の下、デスドライヴズ打倒を目的に動く。

  • ヒビキ・リオウ
CV.宮本侑芽

陸上自衛隊所属のティタノストライドのパイロット。特殊機甲群3等陸尉。
イサミの数少ない友人の一人。面倒見のいい姉御肌。
その性格から人付き合いの悪い同僚やメカオタクの整備士、湿度の高い上官やねっとりとしたロボなどアクの強い面々ともすぐに打ち解けることができ、物語序盤では(彼女目線から見て)奇行に走る面々に突っ込みを入れることも多い。
後にスミスが体調を務める部隊「ブレイブナイツ」のメンバーに選ばれた。

  • ミユ・カトウ
CV.加隈亜衣

陸上自衛隊特殊機甲群のティタノストライド整備小隊の一員。
主にイサミのTSの整備を担当している。イサミは自分の24式の性能がいいのはメカニックの腕がいいからと言っているが、ミユ本人は「特殊な改修は何もしていないからイサミが適当言ってるだけ」と語っている。
一度語り出すと止まらないメカオタクだが、本筋がハードかつ湿度の高い本作における貴重な清涼剤。
……なのだが実は腐っており、イサミとルイスのボクシング勝負からのくんずほぐれつ(勿論二人とも半裸)を見て鼻血を出す程興奮していた。これによりEDの演出は彼女が考えた疑惑が浮上。
胸部装甲が凄く大きい。そして揺れる。だがこのアニメは男性のサービスシーンがそれ以上に目立ってしまう。

  • ホノカ・スズナギ
CV.前田佳織里

航空自衛隊所属のティタノストライド要撃管制官。
主にイサミのTSを担当しており、優秀な彼の担当であることを誇りに思っている。
……と、一見すると朗らかな女性オペレーターという風だが、その思いが行き過ぎている節があり、ブレイバーンに「イサミのバディ」呼ばわりされた際は静かながらも明確に怒りを滲ませている他、そのブレイバーンにイサミがキレ散らかす様子に「素敵」とうっとりしながら呟いたりと、彼女も彼女で妙に湿度が高い。
さらに公式プロフィールには「嫌いなもの:イサミの事を悪く言う人」と記載されており、視聴者からはすっかり「やべー女」と認識されている。
一方でブレイバーンとイサミを取り合う三角関係に期待する声もちらほら。

  • リュウジ・サタケ

イサミたちが所属する陸上自衛隊特殊機甲群第1中隊の隊長。
規律を重視する厳しい性格で、命令を無視するイサミには容赦なく減俸などの罰を与えている。
同時に話が進むに連れて人類の命運を背負ったイサミの精神面を気にかけており、ブレイバーンと共謀して彼のメンタルケアを行うことも。その縁からか、ブレイバーンにも一定の信頼をおいている。

実は現実では女性人気が高い。

  • カレン・オルドレン
CV.藤井ゆきよ

アメリカ空軍所属のティタノストライド要撃管制官。
主にスミスの管制を担当している。余裕溢れる大人の女性で、ホノカに慕われている。

  • ニーナ・コワルスキー
CV.森なな子

アメリカ海兵隊所属の軍医。
戦闘時は医療班のリーダーとして現場を取り仕切る。

  • ハル・キング

アメリカ海軍所属の大将。
太平洋で行われたアド・リムパック(合同演習)の演習司令官を務め、演習の最中に敵勢力の襲撃を受けた事からそのまま指揮を執る事に。
作戦指揮そのものは真っ当なのだがブレイバーンや周囲のハチャメチャな状況に振り回されることも多々あり、ある意味イサミに次ぐ苦労人でありリアクション要員。

  • トーマス・J・プラムマン
CV.志村知幸

アメリカ陸軍所属。
叩き上げの古強者で、実戦経験の豊富さを活かし、新兵の訓練や指揮の補佐を行う。
スミスとイサミがボクシングをする際レフェリーを務めた。

  • リョウマ・アラカイ

アメリカ軍の大尉でスミスの所属する部隊の隊長。名前から察するにおそらく日系アメリカ人。
スミスとは上司と部下の関係を超えた親友であるようで、軽口を叩き合ったりモニター越しに拳合わせをしたりしていたが、襲撃してきた謎の敵との交戦中に塔から放たれたビームから逃げきれず、跡形も無く消し飛ばされた。

  • ヒロ・アウリィ
CV.野津山幸宏

ふくよかな体型とタラコ唇が特徴のアメリカ海兵の中尉。
スミスの友人でもあるようで、よくスミスと行動を共にしており、スミス率いるブレイブナイツの一員にもなっている。
クーヌスとの戦闘の際に機体を破壊され、対象の時を何度もループさせる能力によって「死の瞬間を繰り返す」と何度も機体の爆発の瞬間をループさせられ、結局機体を破壊されて爆散した…
と思われていたが、破壊された機体から助け出されて怪我の治療を受けているカットがあり、まさかの生存。
公式サイトの台詞も死亡フラグっぽかったが、まさかのフラグブレイカーである。

  • ハイデマリー・バロウ
CV.浅川悠

ドイツ海軍の少将。いかにも女傑という雰囲気の女性。
デスドライヴズ遭遇直後の会議の場でブレイバーンに表向き丁寧な応対をする一方、このトンチキな存在含めて米軍の陰謀ではないかと疑念を抱いていたが、ブレイバーンに「今は人同士が手を取り合う時だ」と諌められると謝罪した。

  • ボブ・クレイブ

CIAの情報分析官。……だが、見た目はハゲ頭・小太り・アロハ姿*2の中年男性で、そこらへんを歩いてそうなおっさんにしか見えない。
しかし中身は役職相応に非情で、ブレイバーンの言動のせいでスパイ疑惑をかけられてしまったイサミの拷問を担当。
中の人お得意の朗らかな雰囲気を崩さず淡々と拷問を続ける怪演ぶりはインパクト抜群である。

またどういうわけか第三話の次回予告をスミスやヒビキよりも先にイサミと行っている。

  • アキラ・ミシマ

日本でデスドライヴズに抵抗を続けていた自衛隊所属のティタノストライドパイロット。
近接戦に特化した独自のカスタム機に搭乗する。
勝気な性格で常に先頭に立って戦う果敢さの持ち主だが、口が悪いのが玉に瑕。
その性格のため、明らかに世界観が違い過ぎるブレイバーンと初接触した際は敵と誤認し、「味方なら味方って先に言えよ!」ごもっとも過ぎるコメントを叫んだ。
ATFとの合流後にシェリー共々スミスが体調を務める部隊「ブレイブナイツ」のメンバーに選ばれている。

  • シェリー・ローレン
CV: 吉田早希
日本でアキラと共にデスドライヴズに抵抗を続けていた在日米軍所属のティタノストライドパイロット。
遠距離戦に特化したカスタム機に搭乗する。
薄桃色の髪を纏め上げ、パイロットスーツに収まり切らない谷間を大胆に露出した美女で、捉えどころのない飄々とした人物。カッとなりやすいアキラのブレーキ役でもある模様。


デスドライヴズ

地球にゾルダートテラーを送り込んだ宇宙からの侵略者。なお、某伝説巨神に出てくるワープ技術は無関係で、そっちは「デス・ドライブ」である。
ブレイバーン曰く「人類殲滅を目論む8体の機械生命体」であり、自分(とイサミ)には彼らを倒す使命があるとのこと。
各々自我と言語能力を持つが、当初は地球言語に対応していなかったため「ピー!ガガガッ!ピー!!」「ガーガガガッガ……」というような壊れたラジオのような音声しか発していなかった。
第1話でハワイを最初に襲撃したのを皮切りに世界各国で同時攻撃を展開し、瞬く間に地球全土をほぼ制圧してしまった。

詳細は個別項目を参照。


《メカニック》

世界各国の軍で、全長6m前後の人型装甲兵器「ティタノストライド」(通称TS)の採用が進められている。
「SFの世界にしか存在し得なかった「ヒーロー」が現実の世界に現れた(byスミス)」とあって、実戦配備の進む現在では、ティタノストライドは軍の花形とも言える存在となり、パイロット志願者が増える一方、航空機パイロットの数は減ってきているという。
活動地域・戦闘スタイルなど求められる環境に応じ進化を続けた結果、装備や装甲に国ごとの特徴が出るようになった。
とはいえまだ配備からそれほどの時間が経っていないため、アド・リムパックによる運用体系の強化が図られていたが、敵勢力の襲来によって否応なく実戦に駆り出されることになる。

各国共通の装備としては、最新の磁気流体力学を応用した電磁気揚力翼「プラズマリフト」が搭載され、これにより自立の安定性と機動力が大幅に上昇した事が兵器としての有用性が認められる最大の要因となった。
プラズマリフトを装備した機体は「第2世代」、搭載するより以前の機体は「第1世代(旧世代)」と呼ばれる。


  • 24式機動歩行戦闘車 烈華
陸上自衛隊が所属している第2世代ティタノストライド。
汎用性に優れた機体であり、装備によって遠距離から近距離まで多彩な戦闘に対応できる。
搭乗者に合わせた装備選択が可能で、操縦技術が高いパイロットは各々の特性に合わせた独自のカスタムをしている。劇中でのバリエーションは「汎用型」、「誘導弾搭載型」、「狙撃型」、「通信拡張型」など。
単純な性能ではアメリカ軍のM2に劣るため、アメリカ軍では「旧式の木偶の棒」などと陰口を叩かれている。

  • M2 イクシード・ライノス
アメリカ軍が採用している最新型のティタノストライド。
最大の特徴は「高機動武装換装システム(High Mobility Armament Conversion System)」、通称HiMACSを採用していることであり、戦局に合わせて上半身の武装を瞬時に換装することができる。
バランスに優れたスタンダードタイプであるイクシード・ライノス以外には、
近接戦闘に特化したストラグルパックを装備し、超大型腕部から繰り出す直接打撃を基本とした格闘戦を得意とする「ストラグル・ライノス」、
遠距離戦闘に特化したブラストパックを装備し、120mm電磁加速砲によって遠距離からの射撃戦を行う「ブラスト・ライノス」などがある。

  • ロートルクス2
旧世代のティタノストライド。
腰部後方から補助車輪を展開することで4輪走行が可能になり、機動性が向上した改良型のTS。
しかし、プラズマリフトが搭載されていないため、烈華やイクシード・ライノスのような高速戦闘を行うことはできない。
・・・文字通りの「ロートル」とか呼んではいけない。

  • UHQ-2 アルゲス
旧世代の無人二足歩行兵器。
逆関節の脚部に砲塔を載せた簡素な構造の典型的な雑魚メカ
3話では機銃を外したモデルが演説台に使われた。

  • MCV-5 ファッティーエクスプレス
アメリカ軍の大型輸送機。
ティルトジェット*3により垂直離着陸が可能だとか。
TSを搭載する為非常に大きい*4が、ティルトジェットなので空母にも着艦可能。
ブレイバーンも輸送できるがサイズ的に機内に収まらないようで、輸送時はブレイサンダー形態で胴体下側に潜り込み、手でしがみ付く必要がある。

  • XM3 ライジング・オルトス
日米合同で極秘に開発されていたティタノストライド。
TS初の複座式で、各機のセンサーや管制機のリンクなどを必要とせず戦場の脅威判定を行うことができるシステムが搭載されているが、それには後部座席の搭乗者の脳波を利用した技術が使われており、一部の適合者にしかシステムを運用することができない。
ざっくりと言えばブレイハーン世界の人類が開発したスーパーロボット的兵器にあたる。
劇中ではルイス・スミスに授与され、サブパイロットに適正のあったルルが搭乗して8話で初陣を飾った。


艦艇、戦闘機

  • USS ジェラルド・R・フォード
アメリカ海軍の最新鋭原子力空母にして、ジェラルド・R・フォード級の1番艦。ATFの旗艦も務める。
カタパルトが従来の蒸気式から電磁式(EMALS)に変更されているほか、着艦制動装置も油気圧式から電磁・水圧式(AAG)に変更されている。
デスドライヴズ相手に幾度かの交戦を経ても一発も被弾していない幸運艦だが、ヒビキに蒸気が無くて情緒が無いとかぼやかれたり、船内の一角をブレイバーンによってオタ部屋にされたりちょっとかわいそうな扱いを受けている

  • USS ベンフォード
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。イージスシステムを搭載したアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の15番艦。
70ノット以上というとんでもない速度で接近するゾルダートフィレー相手に対潜ミサイルで応戦しようとしたが、間に合わずに撃沈された。
同型艦の「ジャック・H・ルーカス」「リチャード・G・ルーガー」も登場。

  • HMS ディフェンダー
英国海軍のミサイル駆逐艦。45型駆逐艦の5番艦。ステルス性を意識したデザインが特徴的で、特にマストが変な形してる
対潜戦闘中にゾルダートフィレーの雷撃を受けて撃沈した。
他、名称不明の同型艦が最低一隻以上ATF艦隊に参加している。

  • 護衛艦 いずも
海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦。いずも型護衛艦の1番艦。STOVL機運用化改修済みで、艦首形状が長方形になっている。
東京へ向かうATF艦隊の中で、自衛隊側TS部隊の拠点として運用されていた。
作中では大型のファッティーも載せられるようだが、相手がでかすぎて遠近感がおかしなことになっていた

  • 護衛艦 まや
海上自衛隊の最新鋭護衛艦。イージスシステムを搭載したまや型護衛艦の1番艦。
甲板に降り立ったゾルダートフィレーに艦橋を吹き飛ばされかけたものの、間一髪ブレイバーンに助けられる。
3話のスタッフクレジットでは、なぜか「まや」のみ船名込みのクレジットがなされている。
他には同型艦の「はぐろ」も登場している。

  • AH-64 アパッチ
アメリカ陸軍の攻撃ヘリコプター。
スペルビア相手に機関砲とヘルファイアミサイルで応戦するが護衛のゾルダートテラーのバリアで無効化され、反撃で全滅した。

  • E-8 J-STARS
アメリカ空軍が運用している地上警戒・指揮管制機。
強力な対地レーダーで地上目標の捜索し、同時に地上部隊の管制任務を行う機体。
ホノカとカレンが搭乗して任務にあたっている。
実在する機体だが、現実ではブレイバーン放送開始の直前、2023年11月に全ての機体が退役した。

  • F-22 ラプター
アメリカ空軍のステルス戦闘機。
その空戦性能は現代最強とすら言われているが、バリアを張るゾルダートテラーには手も足も出なかった。
なお、この世界ではTSパイロットと同じHMDを運用できるようである。

  • F-35C ライトニングⅡ
アメリカ海軍の最新鋭ステルス戦闘機。C型は艦上機タイプを意味する。
この世界ではF/A-18E/Fを完全に更新しているようで、艦上戦闘機は全てこれになっている。
デスドライヴス相手にステルス性は意味がないと判断してか、主翼下にも武装を施した姿がしばしば見られる。

  • A-10 サンダーボルトⅡ
アメリカ空軍の攻撃機。
航空機としては最高峰の防御力を有する機体だが、流石に空飛ぶエイリアン相手は分が悪かった。
コールサイン「ホッグ(猪)」の機体が登場するが、これはA-10の非公式愛称の一つである。

  • RQ-4 グローバルホーク
アメリカ空軍の高高度長距離無人偵察機。
その圧倒的な航続性能を生かしてハワイから飛び立ちミッドウェー島の状況を確認後、東京の偵察に向かった。
が、大火災による黒煙のせいで高高度から偵察できないというまさかの事態に。
高度を落としてようやく偵察に成功するも、火災の規模が大きすぎてFLIRがハレーションを起こしたうえ、クピリダスに見つかり撃墜されてしまった。


《テーマソング》

  • 『ババーンと推参!バーンブレイバーン』
作詞:古屋真
作曲・編曲:加藤裕介
歌:ブレイバーン

オープニング主題歌(第1話では挿入歌およびED)。
挿入歌として初使用された際のイサミによる「さっきから何なんだこの歌は!?」という台詞のインパクトが強いが、歌自体は勇者ロボらしく非常に熱くノリのいい、良曲である。
なお第2話以降はお約束のSE追加版になっているが、よくよく聞くとブレイバーンが大きく映っているシーンでしかSEが鳴っていないのでこれも自前の可能性がある。

第1話公開後、各種音楽サービスで配信開始された際は、YOASOBIを超えて一時的にオリコン1位になる快挙を成した。

  • 『双炎の肖像』
作詞:古屋真
作曲:磯崎健史 TSUKASA
編曲:磯崎健史
歌:イサミ&スミス

エンディング曲。
歌詞自体は言うなれば「戦士の哀歌」的な、ロボットアニメのED曲としては割とありふれたものだが、問題はそのエンディング映像。
雨に打たれながら映像中でも歌い始めるイサミとスミスだったが、おもむろに上着を脱いで上半身裸になり、そのまま二人で真顔で踊りながら熱唱するといったもの。
その異様な光景は「一体何を見せられているんだ…」と視聴者を困惑させ、2話以降の本編の雰囲気をぶった切って変な空気にするのに一役買っている。
二人がねっとりと手を合わせるシーンを、サイゲ繋がりで因子継承と呼ぶ人も。


《余談》

上記の通り、Cygamesは過去にも…
と、キービジュアルで全く別のイメージを先出ししておいて1話でそのイメージをブッ壊して即座に新規キービジュアルに差し替えるという視聴者の意表を突いたアニメを制作しているため、1話放送後に一部視聴者からは「知ってた」「いつものサイゲ」などと言う声が相次いだ。

しかし、それと同時にブレイバーンのあまりの強烈なキャラに唖然とした視聴者からは
ダンクーガみたいな軍属のスーパーロボットみたいなのが来ると思ってたら勇者ロボみたいなトンデモないヤツが降ってきた」「戦場でPTSDを発症したイサミがヒーローとして活躍する幻覚を見ているのかと思ったら、むしろブレイバーンのせいで精神崩壊に陥っている」
という驚愕したかのようなコメントも相次いだ。
ネット上では『勇気爆発』は『イサミへの気持ちが爆発してる』の略ではとか言われた。
当然、トレンドランキングでは瞬く間に1位に躍り出ており、同時期のアニメでもトップクラスの注目度となった。
冷静に考えると「価値観の違う異界の生命体と噛み合わないコミュニケーションを交わしながら事態の打開を図る」というのはむしろSFの設定の鉄板である。その価値観が斜め上なだけで

「勇気」を押し出したタイトルやキャッチコピー、大張正己の起用および彼が手掛けたブレイバーンのデザインの方向性、「心を持つロボットが人間の男子(大人だけど)と出会うことから始まる」ストーリーなど、明らかに勇者シリーズを意識した要素が立ち並んでおり、視聴者からもそのように評される傾向が強いが、勇者シリーズのファンからは「これを勇者シリーズの同類と思われるのはちょっと…」など困惑・否定的意見も見られている。そりゃそうだ
正義の存在のツッコミ所の大きさとかタイトル的にエルドランシリーズでは」「大張は勇者シリーズでは作画だけでメカデザも監督もやってねーだろ」「大張は茶化さずにスーパーロボット物を書けないのか」といった指摘も。
勇者っぽいロボが出る作品を過去に手懸けた事はあるが

ブレイバーンのトンチキさや湿度の高い登場人物たちに目が行きがちではあるが、謎が多く考察が捗るストーリーや往年のSF作品を元にしたと見られる設定面などガチ方面でも面白いという声も多く、
一昔前のスーパーロボットアニメを下敷きにした描写から、同じく往年のスーパーロボットアニメへの皮肉と多くのSF描写を交えたロボアニメ『機動戦艦ナデシコ』を彷彿するという声も見られている。
ごく一部では『銀河帝国の滅亡・外伝 蒼き狼たちの伝説 Vol.1 7番目の男』を思い出したという声まであったり

なお、当の勇者シリーズも前2023年からWebコミック連載として『勇者宇宙(ブレイブユニバース)ソーグレーダー』が始まっているため、「令和の勇者」の称号はちゃんとあちらに譲っておくべきである。共演はあまり期待しない方がいいと思われるが、数々のロボットアニメ作品を共演させたあそこで行われる可能性も無くは無い。一応、同業他社であるゲーム会社主導の企画は通りづらいのだが、よりによって上記の「ゾンビものと見せ掛けたご当地アイドルアニメ」がその壁を破った前例があるため何とも言えない。
こっちの作品は期間限定とはいえ『DD』に参戦が決定。ガオガイガー、ライディーンに続く「勇者」の名がつく登場作品となった。

ちょうど同クールに放送されている『魔法少女にあこがれて』とはちびっ子が大好きな正義の味方にやたら濃厚な同性愛要素を上乗せという共通項から纏めてネタにされることも多く、一部では「汚いニチアサ」とも呼ばれる。



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最終更新:2024年04月28日 22:38

*1 女性にしか見えないが、公式の性別設定は「不明」である。

*2 設定によれば、アロハ以外の姿を見た者はいないらしい。

*3 ジェットエンジンの排気方向を変える機構のこと。似たような機構を持つものにはV-22オスプレイがあるが、あちらは推進器がジェットではなくローターなので「ティルトローター」となる

*4 頭長高9m。参考までに、現役の米海軍輸送機「C-2グレイハウンド」の全高はおよそ5mである。