デスドライヴズ(勇気爆発バーンブレイバーン)

登録日:2024/03/14 Thu 00:22:00
更新日:2025/04/24 Thu 14:45:43
所要時間:約 40 分で読めます


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Memories of Deathdrives 『死の理想』に恋い焦がれながらも『命の尊さ』を知らない連中 だいたいこいつらのせい ひどい動機 アニメ エイリアン エゴイスト チームワーク皆無 デスアクメ デスドライヴズ ル↑ル↑ ルル ロボアニメ版大罪司教 一周回って愛すべきバカ達 会話可能、対話困難、共存不可能 侵略者 個性のバーゲンセール 傍迷惑 八つの枢要罪 利己主義 勇気爆発バーンブレイバーン 問題児軍団 変態が編隊を組んでやってきた 変態の巣窟 大張どないなっとんじゃい! 大張正己 宇宙人 寺岡賢司 小柳啓伍 山根理宏 強欲 怠惰 性癖 悪の組織 悲観 憤怒 戦闘能力は普通にガチ勢 本村晃一 機械生命体 淫蕩 満足 満足死 濃すぎるキャラクター性 爆発する勇気vs暴走する我欲 狂人 真の命 自己中 自殺 自殺エンジョイ勢 自殺志願者 虚栄 豪華声優陣 貧食 身勝手な動機 鈴木勘太 電池 非道 高慢





全てのデスドライヴズに永遠の死を!!



デスドライヴズ(Deathdrives)とは、アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』に登場する敵集団である。




概要

突如地球に襲来し、世界各地に分離母艦とゾルダートテラーを送り込んできだ宇宙からの侵略者。
ブレイバーン曰く「地球人類抹殺を目論む8体の機械生命体」「金属が生命を持ち、数億年掛けて進化していく内に人類と同じように自我を持った」存在であり、自分(とイサミ)には彼らを倒す使命があるとのこと。
第1話でハワイを最初に襲撃したのを皮切りに世界各国で同時攻撃を展開し、瞬く間に地球全土をほぼ制圧してしまった。


後述の通り本編だけでも相当に濃い連中なのだが、第8話でクピリダスが退場したのを皮切りとして、以降は毎回デスドライヴズが死ぬ度に追悼ショートムービー『Memories of Deathdrives』が作成されるようになった。
学校の卒業式を彷彿とさせるやたら爽やかな演出に加え、本人の完全新規ボイスで死因に関するデスドライヴズ達のレビューが述べられており非常にシュールな出来栄えとなっている。
なおこの動画は当然ネタバレ全開なので視聴の際は注意。


種族

兵隊に相当するゾルダートテラー(フィレー)以外の各メンバーは固有の自我を持ち、言語能力も有する知的生命体。
だが、彼らの言語体系は「ピー!ガガガッ!ピー!!」「ガーガガガッガ……」といった具合で、人類の耳にはさながら壊れたラジオのようにしか聞こえない*1
デスドライヴズは共通として、死亡すると全身が紫色の結晶体となり砕け散って消滅する*2
ちなみに下記の『ルル』の入ったカプセルの投入口は人間でいう口としての機能を発揮させることも可能。機械生命体ではあるが、投入口に飲食物を放り込めばその味や食感を堪能できる。


目的・思想

第2話の放送後に公式サイトで明かされた情報によると、その目的は人類殲滅や地球征服……ではなく自殺
より具体的には、「各々の願う最上の『死』を成し遂げること」*3が彼らの願望である。
一見すると「機械生命体である自分達は理想の自然死が出来ないから、殺してくれる相手を求めて惑星を侵略している」とも解釈できる重い背景であり、後述する母艦の性質から『個体としての死が決して訪れない』という点でも彼らなりの苦悩がありそうに思えるだろう。
まあ仮にそうであったとしても地球を含めた被害者側からすれば「傍迷惑」以外の何物でもないが。
だが実際に蓋を開けてみれば、デスドライヴズはメンバーのほとんどが『死』を「愉悦や快楽を得るための手段または娯楽」として捉えている節があり、苦悩しているどころか悲壮感、絶望感の類すら皆無
仮に自身を殺してくれる存在が現れても大人しく殺されるわけでもなく、積極的な破壊活動や戦闘を敵対者や民間人の区別なく行うため、会話こそ可能であっても和解はほぼ不可能。
しかも地球を襲撃した際はアメリカ軍の管制塔や日本の通信網を真っ先に破壊していた為、非常に用意周到。
そもそも侵略が目的ではないため寝返りや無条件降伏すら無意味で、一部のメンバーに至っては例え満足する『死』を得られても、
「再びその幸福や愉悦を味わおう」と母艦から復活して何度も侵攻してくる気満々という救いようの無さが特徴。
……あえて擁護するなら、不死故に『死』こそが最大の刺激と化してしまったのかもしれない。


また共通点として、己の理想を叶えんとする真摯な姿勢は良くも悪くも本物であり、クピリダスが死に際に放った


皆さん!真に願いを叶えたくばブレイバーンの元に!


という☆5レビューメッセージが発せられてから間を置かずにクーヌス、ヴァニタス、ペシミズムが分離母艦を引き連れて直接ブレイバーンがいる横浜を襲撃しており、フットワークが恐ろしく軽い。
反面、己の願望と性癖を満たして死ぬことが思考の最優先事項なのか、集団としての帰属意識や仲間意識は希薄で、揃いも揃って自己中心的にしか物事を考えていない利己主義者の集まりとなっている。

つまり、デスドライヴズとは組織的な侵略者ですらなく、その実態は各々が掲げる「理想的な『死』のシチュエーション」を追い求め続け、己が快楽のためだけに甚大な被害を地球に齎した、度し難く身勝手な自殺エンジョイ勢の集まりであった。
そしてそんな行動原理から「デスアクメ*4軍団」という、的確だがあまりにもあんまりな渾名が一部視聴者の中で定着した。


……と、上記のように第2話の時点で、公式サイトの情報とブレイバーンの主張が早々に食い違っている
ブレイバーンの言うように人類を抹殺してしまえば、「殺してくれる相手」も居なくなってしまうが、これがブレイバーンの勘違いなのかミスリードなのか……?
実際のところは、ブレイバーンの正体を踏まえると「単純に知らなくて本気でそう思っていた」、あるいは「デスドライヴズの脅威を強く認識させるために話を盛った」かだと思われる。


デスドライヴズ超大型母艦

デスドライヴズの構成員が乗り込み地球に襲来するために用いた母艦。
見た目は超巨大なオベリスク、あるいは菊の花や日本風の墓石に近い。
全長10㎞を越えるサイズを持ちながら、ワープ機能により数光年の距離を一瞬で移動する事が可能。
当初は中心部の巨大な塔を取り囲むように分離母艦が連結されており、地球の衛星軌道上に出現した後は地球に向かって「塔」こと後述の分離母艦を送り込んだ。

デスドライヴズ全体の再生機構を搭載しており、分離母艦より時間こそかかるが対応する「塔」を失ったデスドライヴズであっても再生できるのが最大の特色。
このためいくら分離母艦を破壊しても地球の衛星軌道上に浮かぶ大元のこちらを叩かない限りデスドライヴズを本当の意味では倒せないとんでもないクソ仕様だったが、ルイスと出逢い、彼と交われることに感極まったクーヌスに無粋な邪魔者扱いされ、彼女の放つビームで呆気なく撃沈。
これによりデスドライヴズ達は復活不可能となり、己の望みを残り一度きりの『死』で叶えなければならなくなった。



デスドライヴズ分離母艦

超大型母艦から地球各地に飛来した「塔」の正体。全部で7隻存在。
見た目はヨーロッパの城や側防塔を彷彿とさせる。
デスドライヴズが主として管理する地球上での活動拠点であり、尖兵であるゾルダートテラーの生発進も担う移動要塞。
加えて「デスドライヴズ本体のバックアップ製造およびエネルギー源『ルル』の生産工場」も兼ねており、対応する分離母艦さえ無事なら何度倒されてもすぐさま復活可能というインチキじみた状態となる。
この分離母艦自体も攻撃能力を備えており、各所に強力なビーム砲を備える。

なお管理するデスドライヴズ毎に「塔」の色が違うらしく見た目は意外にカラフル。
そして超大型母艦が撃沈した後は、分離母艦を管理するデスドライヴズが完全に滅びると連動して管理下の分離母艦も崩壊するように描写されている。


ルル

「塔」こと分離母艦にて生産される、デスドライヴズが利用するエネルギー装置。
ラグビーボールのような形状のカプセル中に格納されている有機生命体の生命エネルギーを瞬時に発揮し利用することで、デスドライヴズの真の能力を開放する。
反面『ルル』を搭載していないデスドライヴズは弱体化し、ティタノストライドや艦砲射撃だけでも有効打を与えられる。

中にいる有機生命体の寿命100年分のエネルギー全てを燃やし尽くした後は、身体にある丸い投入口から自動的に排出・投棄される仕組みで、
ここから新たな『ルル』を投入することで再度エネルギー源とすることができる。
身も蓋もない言い方をすれば使い捨てを前提としたデスドライヴズ専用の生体電池であり、当然だが生命エネルギーを全て使い果たした中身は排出された時点で急速な衰弱の末に死亡する。
上述したように、この『ルル』の投入口に料理を入れることで機械生命体だが食事することが可能。しっかり味覚も備わっている。

また、ブレイバーンによって「塔」を失ったスペルビアは新たな『ルル』を手に入れられず、本気で戦えなくなっていた。
この描写からデスドライヴズは自分が管理している「塔」以外の『ルル』を使えない様子。

メインキャラの一人であるルルはこの装置によって生産されたカプセルの中身の有機生命体であるが、完全に使い潰される前にスペルビアから排出された結果、
奇跡的に生きたままカプセルから解放された後、ルイス達との交流により自我を確立した一個体として成長している。
この成長はデスドライヴズの常識ではありえない事態だったらしく、自我と言語を確立して行動していたルルを目撃したスペルビアは酷く狼狽しており、
単なるエネルギー補充のための道具として思っていた今までの認識を改め、ルルを一人の生きている存在として見ている*5
一方、同じく目撃したヴァニタスは「『ルル』の分際で言語を!?美しくないわぁ!」と嫌悪を示し、消耗品として見做し続けるままと、認識は個々により異なる。

なお、主にデスドライヴズがこの装置のことを指す時のイントネーションは『ル↑ル↑』
一個体となった登場人物の「ル↑ル↓」とは意図を持って使い分けられている。


メンバー

スペルビア


そうであったならば、もっと早く我の望みを叶えられたであろうな……

CV:杉田智和
年齢:不明
身長:9m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:推して参ること
嫌いなもの:卑劣な行為
メカニカルデザイン:山根理宏

高慢を司る第一のデスドライヴズ。二つ名は「高慢のスペルビア」
ハワイのオアフ島に襲来し、人類と最初に交戦した。
青を基調としたボディの各部から鋭角な紫色の結晶が突き出し、背中には鷲か孔雀のそれにも似た翼を備える。フォルムは人型に近く、異形揃いのデスドライヴズの中ではヒロイックな外見。
保有する分離母艦の色は青。

武器は両刃剣「飛燕雷牙」と指先のビーム砲「爪波動」で、翼による高速飛行を生かしながらの飛燕雷牙による白兵戦を得意とする。
ゾルダートテラーと同じエネルギーバリアを運用している現状唯一のデスドライヴズでもあり、攻守共にバランスの取れた能力を持つ。

一人称は「我」
侍か騎士のような厳かな口調で喋り、「推して参る」が口癖。
「武人として誉れ高き死(=自分に匹敵する益荒男と全力で戦い果てること)」を望んでおり、搦め手や大量殺戮といった卑劣な行為を嫌う。無益な殺生も控えているようで、作中では自らの手では人間を殺していない。*6
どちらかというと趣向が和風寄りで、座禅を組んで思案に耽り、分離母艦を「城」と形容するなど感性はかなり古風。
求める死の願望が他のメンバーとは毛色が違うことを反映しているのか、クピリダスの宣言を受け大挙として押し寄せてきたデスドライヴズ達には「節操のない奴等よ」と独りで苦言も呈していた辺り、仲間意識はそこまで強くない様子。

ブレイバーンとの対決時には「お前も変わらないな」と声を掛けられており、どうやら面識がある…と思われたが、後に東京で再登場した際にデスドライヴスの言語が地球語に翻訳された結果、彼自身はブレイバーンを全く知らなかったことが発覚。
つまりスペルビア視点では全く見ず知らずの何者かも分からないヤツから馴れ馴れしく「変わらないな」と言われていたことになる。


オアフ島での敗北後は東京でスミス機を付け狙っていたが、もちろんそれは彼の機体に同乗していたルルを狙ってのこと。
ブレイバーンの助言に従い、弱体化していると思しいスペルビアなら勝ち目はあると応戦するスミス機を追い詰め、コックピットを抉じ開けることには成功。
しかし、そこで「喋って動いているルル」を目の当たりにして驚愕を示し戦闘を中断。逃げ帰るわけでもなく、その場に座り込んで思案に耽り始めてしまった。

つまるところ、自分の『ルル』供給源となる「塔」を破壊されてしまったスペルビアは、この状況からブレイバーンと「推して参った」末の誉れ高き死を求める=全力で戦うために、残った最後の『ルル』を取り戻そうとしていた。
だが、どうやら今のルルを『ルル』として使うことはできない様子で、あえて取り戻す意味がなくなってしまった。
そしてそれはスペルビアにとって二度と全力で戦うことが出来ないのと同義であり、全力が出せないということは己が望む誉れ高き死は得られる筈もなく。
……結果として、スペルビアの中で人類と戦う理由自体が完全になくなってしまったのである。
その後は拷問は雑に反撃して追い払ったが人類側からの対話にも普通に応じる中立的立場になり、戦いを見守ることに。

なお、後に出てきた他のデスドライヴズメンバーが余りにもイロモノ且つ、会話できる知性はあってもエゴが強すぎて対話が困難な傍迷惑過ぎる面々ばかりだったため、願望も穏便寄りできっちり対話と相互理解をこなせるスペルビアは(視聴者目線で)相対的な常識人枠に繰り上がった。


名前の由来は恐らく「傲慢」のラテン語読み「Superbia」から。
かつては電脳世界を守護する騎士だったり、高校生と一体化する光の巨人だったり、パイロット支援啓発インターフェイスシステムを搭載したブリキ野郎だったりと、喋る巨大ヒーローに妙に縁があるが、彼らがブレイバーンのように気持ち悪いわけではない。

また、期間限定参戦した『スーパーロボット大戦DD』のオリジナルキャラには主人公(大張デザイン)を付け狙うライバルポジションの意志を持つ巨人で、キャラデザが同じ人で見た目も中身もなんとなく似ていて同じ声のアンギルオンというキャラクターがいるのだが、
これに関しては参戦に際して大張氏が「スペルビアのデザインを見て『アンギルオンに似てるな』と思って声優を選んだ」ことを明かしている。
そしてイベントシナリオでは対面し、お互いに似ていると感じて困惑する場面が描かれている。


クピリダス


いいでしょう。最高を超える爆発を頂けるまでいつまでも待ちますよ?

CV:稲田徹
年齢:不明
身長:13m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:豪快なもの
嫌いなもの:面白みに欠けるもの
メカニカルデザイン:鈴木勘太

強欲を司る第二のデスドライヴズ。二つ名は「強欲のクピリダス」
日本を襲撃し、東京全土を火の海と廃墟に変えた張本人。
赤と青みがかった黒で彩られた力士のようなデスドライヴズ屈指の巨体の持ち主で、長大かつ巨大な両腕にはこれまた長大なチェーンソーを装備している。
保有する分離母艦の色は赤。

一人称は「私」
厳つい風貌に似合わない丁寧な敬語口調とねっとりした声色で喋るが、豪快さを重んじる嗜好から「滅茶苦茶でハチャメチャな死(=ド派手な爆死)」を望んでいる。
強欲を司り、求める『死』の理想から重篤な爆死マニアと化しており、ただ身体を両断されて爆死する程度では満足するどころか逆にフラストレーションが溜まる始末。
その言動は喋り方と相まって完全に拗らせたドMのそれ。追悼ムービーでは「欲しがり屋」と自嘲している。
不機嫌になると口調がチンピラみたいに荒くなり、満足できない爆死を繰り返されたせいで戦闘中にキレた際は


チンタラやってんじゃねえぞクソダボがァ!こんなもんじゃねえんだよ!!
もっと!もっと身震いするような爆発を寄越せっつってんだよォ!!
何だコイツ……


と、より激しい攻撃で自分を殺すよう迫ってくる様にイサミは完全にドン引きしていた。中の人に変態呼ばわりされるのも已む無しである。
一方でブレイバーンの戦いで理想的な『死』を見出し、そのことをわざわざ他のデスドライヴズに連絡している辺り、デスドライヴズ達の中では比較的仲間意識が強めだったのかもしれない。

戦闘ではパワーと防御力にものを言わせた接近戦を得意とし、プロレスラーみたいに基本は攻撃を避けもせず正面から受け止める戦法を好む。
武器は掌から生える極太のパイルバンカーと両肩にサブアームで連結された巨大ビームチェーンソーで、有事にはチェーンソーを展開して斬撃を繰り出す。
他にも目から放つビームで爆炎を発生させて街を火の海に変える事もできる。


劇中では第7話にて東京でブレイバーンと交戦。
バーンブレイドで幾度となく斬り捨てられても何度も「塔」から蘇る不死身っぷりを披露したが、ブレイバーンの新兵器バーンアックスから繰り出された必殺技「ブレイブヴァニッシュ」によって自分の「塔」諸共に一刀両断され敗北。
ブレイバーンなら自分達の望む死を叶えてくれると確信し、仲間のデスドライヴズ達へブレイバーンの元に来るよう宣伝してド派手な爆死を遂げた。


ガッガッガッガー
少々時間がかかりましたが、再び相まみえることができますねェ、ブレイバーガピッ!?

……と思いきや超大型母艦で再生を果たして何事もなく復活。
再びブレイバーンを襲撃してド派手な爆死を味わおうと目論んだが、復活直後クーヌスのビームに呑まれ超大型母艦ごと爆散。
結果として誰にも看取られず本人も意図しないド派手な大爆死を遂げ、デスドライヴズ最初の退場者となった。

だが第8話放送後にはデスドライヴズ最初の『Memories of Deathdrives』が放送。
死に方には大変満足出来たようで「これもひとえに、ブレイバーンの お か げ ♡」と遺している。最終的に殺ったのはクーヌスだがノーカウントなのだろうか



クーヌス


ハハハハ!そうだ、それでこそだ!其方の熱いパトスに、私の奥も更に熱く!

CV:田中敦子
年齢:不明
身長:7.5m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:昂らせてくれるもの/スミス
嫌いなもの:萎えさせるもの
メカニカルデザイン:鈴木勘太

淫蕩(いんとう)を司る第三のデスドライヴズ。二つ名は「淫蕩のクーヌス」
クピリダスの末期の宣言に呼応して日本に襲来した3体の内の1体。
8体のデスドライヴズ達の紅一点であり、白を基調にピンクが差し色に入った女性的なフォルムを持ち、腰からはスカートのようなスラスターが伸びている。
また白い鳥や天使の翼に似た装甲からピンク色の羽衣のようなエネルギー帯を発生させられ、その際は全体像がさながらウエディングドレスにも見える。

一人称は「私」
やや時代がかった女性の言葉で喋り、司るものが司るものなだけに性的な含みを用いた艶やかな言い回しを多用する。
快楽主義が嵩じて「宇宙一の快楽の果ての死」を求めており、デスアクメ集団などとネタ混じりで揶揄されていたデスドライヴズの中でも本当の意味でデスアクメが目的だったとんでもない変態。
何故かその快楽を感じるための相手にルイス・スミスを選び、彼と一つになって交わり本当の死を味わう(=ルイスと心中を図る)ために執心していた。
本人曰くルイスの内に秘めた熱い想いに心を打たれ、「時を巻き戻し、何度も何度も其方との逢瀬を思い描いた」らしいが、その言動は完全にストーカーそのもの。

ルイスに対して一方的な熱い執着と性欲を見せる反面、ルイス以外の人類や自分の気分を萎えさせる無粋なものには非常に酷薄。
ブレイブナイツメンバーを只管に甚振り弄びながら躊躇いなく殺害し、ルイスとの出逢いに感極まったあまり自分の快楽を台無しにし得る超大型母艦を躊躇いなく破壊。
他のデスドライヴズまでが二度と復活できなくなった上に再出撃する寸前だったクピリダスもついでに殺害するなど、
自分の快楽の追求のためには味方の都合すら一切気に留めない傍若無人さを持つサディストにしてエゴイストでもある。
なお同族からも異端視されているのかペシミズムからは発狂したと思われている一方で、クーヌスの方もブレイバーンに執着する他のデスドライヴズ達を節穴扱いして見下している。


時間と空間を操る能力を持ち、自他を任意の場所にワープさせるのみならず、
  • TSの下半身だけを瞬間移動させ一瞬で戦闘不能に変える
  • TSをワームホールに吸い込ませ宇宙空間へ一瞬にして放逐する
  • ワームホールを生み出して穴を通った敵の攻撃を跳ね返して同士討ちさせる
  • 対象の死の寸前瞬間の時間を巻き戻して何度も同じ末路を繰り返させる
などの応用が可能。これらには一切の溜めがないため非常に手軽に実行できる。
更には羽衣状のエネルギーからビーム羽根を連射し、徒手空拳でTSをスクラップにし、衛星軌道上に留まるデスドライヴズの超大型母艦を一撃で消滅させる超大出力の破壊光線をほぼ溜め無しでぶっ放すなど、デスドライヴズの中でも頭一つ抜けて強大な力を持つ。
だが超大型母艦を消し飛ばす際には相応のエネルギー量が必須なのか、消し飛ばした後は『ルル』を使い潰して排出していた。


第8話にてクピリダスの宣言に呼応してヴァニタス、ペシミズムと共に横浜を強襲し、ルイスの熱情をより高めるためなのかブレイブナイツ部隊をワープさせ徹底的に甚振りルイスの怒りを誘う非道な戦法を実行。
仲間を弄ばれ、新たな『ルル』が犠牲になっていく光景に激怒し立ち向かってくるルイスと交わろうとするも、ルイスの特攻によりゼロ距離でパイルをぶち込まれたことで発生した大爆発に巻き込まれ爆死。
純粋な地球の兵器だけで討伐された最初にして最後のデスドライヴズであった。
+ だが……

おめでとう!ルイス・スミス

『おめでとう』…だと?

そうだ。私達は遂に、『死』へと辿り着いたのだ!
これこそ長年の望み!無に還る刹那が、斯様に美しいとは…♡
其方の熱情、有機生命体の生のリビドー、良かったぞ?受け止めきれず、零れそうだった♡

さあ、共に逝こうぞ…♡

死を味わい、虚空の中で精神体になったのか消滅していく自身に喜悦を覚え、自分を殺してくれたルイスに一方的な感謝を述べるクーヌス。
そのままルイスと共に消滅しようとしたが、世界を救えていないことへの怒りで己を奮い立たせたルイスの精神力に感応してしまい、そのままルイスに己の存在を全て奪われていくことに快感を覚えながら絶頂の内に消滅した。

これが有機生命体の抱く感情…?かような事象とは…♡
ああっ!♡ 私の女陰(ほと)が…身体が…溶けてイくゥゥゥゥゥゥゥ!!♡♡♡

こうしてルイスに流れ込んだクーヌスのリソースはライジングオルトスの残骸と融合し、「ブレイバーンの誕生」という結果に昇華。爆発の衝撃とクーヌスの時間を操る能力が作用した結果なのか第1話の時間軸へ飛んでいった。
全ての始まりはクーヌスが原因だったのである。ついで地球にやってきたデスドライヴズ達が悉くブレイバーンに打倒され死んでいくのもクーヌスが全ての元凶ということになる。
だがこのせいで、当初のブレイバーンの言動の気持ち悪さがクーヌス由来だった可能性が浮上。放送当時、「ブレイバーン=色欲のデスドライヴズ」と冗談半分で考察されていたのだが、まさかある意味当たっていたとは…。
更に第10話で明かされた『デスドライヴズと相打ちになりブレイバーンとイサミが戦死したもしもの未来』では、ブレイバーンの残骸から彼女の能力を解析され、ルルの意識を過去へ送るタイムマシン「ブレイブドライブ」の礎にもなってしまった。

こうしてクーヌスは、本人の意図なく敵味方双方にいろんな意味で大きな爪痕を遺したデスドライヴズと相成ってしまった。


クピリダスに続いてこっちも第9話放送後には公式で本人の新規ボイス付きの追悼動画『Memories of Deathdrives』が作られた。
クピリダス同様本編での末路には大変な満足感を覚えており、スミスと心身ともに融合しルイスの熱量を存分に味わったことを「宇宙一の快楽を得たも同じ」と前向きに絶賛。
挙句ブレイバーンに魅せられたクピリダス、ヴァニタス、ペシミズムを「私に魅せられたとも言えるのではないか?」「死して尚、我が身は奴等とも交わっていたということ」などポジティブ過ぎる理論を展開しながら独りで勝手に絶頂していた。

名前の由来は恐らく「女性器」のラテン語読み「Cunnus」から。ド直球過ぎるだろ。
一応エロ単語だけではなく「ゆりかご」という意味合いの「Cunae」もあるのでブレイバーン誕生を考えるとこちらのニュアンスもあるかもしれない。


ヴァニタス


ホホホ、素晴らしいわぁ!
その輝きで!アタクシを、照らしてェ!!バーンブレイバァァァァン!!

CV:緑川光
年齢:不明
身長:10m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:美しいもの=あたくし
嫌いなもの:あたくしより美しいもの
メカニカルデザイン:本村晃一

虚栄を司る第四のデスドライヴズ。二つ名は「虚栄のヴァニタス」
クピリダスの末期の宣言に呼応して日本に襲来した3体の内の1体。
けばけばしい金色のボディに、背で浮遊する赤く光る翼、青く長い爪を生やして浮遊する両腕を持つ。
歩行用の脚を持たず常に空を飛んでいるため、造形はどこか「化粧をした異形の天使像」や「天使に見せかけた蛇」を思わせる。

一人称は「アタクシ」
気取ったようなオカマ口調で話し自分より美しいものを嫌うナルシストで、事あるごとに甲高い声でけたたましく高笑う自己主張強めテンション高めな性格。
個の強さに美しさを見出す独特の美意識が見受けられ、戦闘では只管ハイテンションに高笑いしながら戦い、必殺技を防がれても逆にテンションと戦意が高まるなど、気性はかなり好戦的。
逆に弱者は醜く感じるのか、ルイスを失い動きに精彩を欠くイサミを馬鹿にして彼が感傷に浸っている隙を狙い、自我を確立したルルを見て気持ち悪がって躊躇いなく殺害を試みる辺り、「虚栄」の二つ名を表すがごとく本性は身勝手で陰湿。キレるとガラの悪い粗暴な言動が露わになる。
帰属意識と仲間意識が希薄なのは彼も同様で、クピリダスが殺されたことについてはかなり適当かつ他人事みたいな反応を見せたが、ペシミズムとは親密な仲の様子。
実際、第9話ではペシミズムの身体にねっとり絡みつくようにあすなろ抱きするシーンもあり、戦闘では阿吽の呼吸で連携を取りながらブレイバーンを追い詰めていた。

ナルシズムが嵩じたせいなのか「まばゆい光に照らされた死」を求めており、自ら「煌めき」と例えるビームの齎す『死』への執着は高め。
彼もクピリダス同様『死』を娯楽と考えていた節があり、「自分好みの『死』を何度も味わって楽しみたい」という度し難い欲深さを持つ。
そのため超大型母艦を破壊され再復活できなくなった際は、母艦を沈められた損失や仲間を身勝手に殺されたことよりも自分のお気に入りの方法で欲望を満たせなくなったことへの不満の方が遥かに大きく、元凶のクーヌスに対しては「マジふざけんじゃねえぞアイツ!」とキャラを投げ捨ててまでマジギレしていた。


戦闘では十機ものビームビットを操り、掌とビットから放つレーザーの弾幕による派手なオールレンジ攻撃が得意な遠距離攻撃タイプ。
制空権を取った上でビットから無制限に乱射されまくるレーザーの弾幕に加えて、オレンジ色のエネルギーの反射板を任意の空間へ瞬時に構築することで
ビットのレーザーを自由自在に跳弾させる変則的な攻撃も操り、近接戦主体のブレイバーンも大いに苦戦を強いられていた。
他にも、
  • 鋭利な下半身を棘に見立てて突進をかます
  • 各ビットのレーザーを反射板の1か所に集中して反射させることで広範囲にビームの散弾を降らせる
  • ヴァニタス本体から青い大出力ビームを放つ
  • 長い爪を虹色に輝くドリルに変えてロケットパンチ感覚で放つ
ということもできるため、クーヌスの影に隠れがちだがこっちも能力は多芸かつ凶悪。

劇中ではクピリダスの宣言に呼応して第8話にてブレイバーンを強襲した。
ペシミズムとの連携攻撃でブレイバーンを終始圧倒し続けたが、ブレイバーンの新たな姿「バーンブレイバーン」を見て感激。
「美しい敵」と見做して積極的に潰そうとしたが、バーンブレイバーンの力の前に形勢が逆転。ペシミズムとの合体技を始め、渾身の攻撃の悉くを呆気なく蹴散らされ「おバカな!?」と驚愕したところを「勇気一刀流奥義 ブレイブアブソリュートズバッシュ」で両断され敗北。
彼自身の望んだ「まばゆい光」を纏った強烈な一撃に感極まりながら法悦に浸り、ペシミズム共々結晶となって砕け散った。

アアン!煌めかしい死が、やってくるゥゥゥゥゥ!!♡♡♡


そして第9話放送後は恒例となってしまった『Memories of Deathdrives』が製作。
バーンブレイバーンのカッコよさに興奮した挙句、死因のブレイブアブソリュートズバッシュについて「アレ最高よ!惜しいのはあれっきりということよねぇ!」と絶賛しつつもう一度喰らいたがるほどに大満足の死であったが、同時にもう二度と味わえない口惜しさを滲ませ、その原因を作ったクーヌスに相変わらずキレていた。

名前の由来は恐らく「空虚・虚しさ」のラテン語読み「Vanitas」から。
ちなみに八つの枢要罪において虚栄は「自惚れ」とも例えられるので、ナルシストな性格はそういった現れとも考えられる。

かつてはブレイバーンやクピリダスに似た声の者たちと因縁深いヒーローだった…ような気がするがその面影は全くない。声優って凄いなぁ


ペシミズム


嘆かわしい…クーヌスはトチ狂ったのだ!
おかげでペシミズムは望みを叶えられる…気が滅入って涙が出そうだ!!

CV:茶風林
年齢:不明
身長:11m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:悲しみを与えてくれるもの
嫌いなもの:励まし
メカニカルデザイン:鈴木勘太

悲観を司る第五のデスドライヴズ。二つ名は「悲観のペシミズム」
クピリダスの末期の宣言に呼応して日本に襲来した3体の内の1体。
背中に枝のような小さな翅が生え、全身に緑色のチューブが走った外見をしており、大きな下半身に比べて華奢な上半身から異形な三本指の腕を生やしたアンバランスな体型。
歩行用の脚を持たず常に空を飛び、後述の霧が背中で翼のように形作られるため、ヴァニタス同様にどことなく「骨と皮だけになった異形の天使像」「天使に見せかけた植物」のようにも見える。

一人称はそのまま「ペシミズム」
老人めいた声色と言動で事あるごとに大袈裟なリアクションを取りながら「嘆かわしい」「悲しいのう」と悲観的な泣き言ばかりを口にする筋金入りの厭世主義者(ペシミスト)であり、他者からの励ましを嫌う陰気でネガティブな性格。その姿はさながら嘆き悲しむ自分に酔っているかのようにも見える。
厭世主義を拗らせ過ぎた結果なのか、ペシミズムが求めるものも「感じたことのないほどの悲しみに包まれた死」。そのため自分が不利になればなるほどむしろ己の望みに近づく関係上、嘆きつつも逆にテンションが上がる。
例えば超大型母艦が破壊され母艦で蘇生できなくなったことには「これほど素晴らしい悲哀があろうか!」無駄に前向きに悲観するといった具合で、デスドライヴズのメンバーの中でもかなり面倒臭い部類。
一方で「儚き有機生命体」と人類を上から目線で憐れみ、スミスを撃破され怒り狂うイサミが操るブレイバーンを「愚か也」と嘲笑する嫌味な一面も持つ。

またヴァニタスにあすなろ抱きされるやたら親密そうなシーンが散見されるが、彼のねちっこい振る舞いに拒否反応を示していなかったり、戦闘では阿吽の呼吸で連携を取っていた辺り、ペシミズム本人も満更ではなかった模様。
ただしバーンブレイバーンを見た感想は「最早厳めしい…」だったので、感性までは合致しなかったようでもある。


能力は下半身の巨大なスカート状の部位から絶えず放出する多量の特殊な霧。
劇中では有効視界が7フィート(約2m)以下になってしまうほどの濃霧で、横浜全域をATFに対処させる暇すらない速さで覆い尽くしてしまった。
この霧は、単に自身や味方の姿を覆い隠して敵の目を晦ませたりするだけではなく非常に強力な通信妨害・情報欺瞞効果を備えており、
作中ではATF艦隊の通信を寸断した上でTSに対する情報欺瞞で同士討ちを促したりと、味方の支援と敵の攪乱を両立する代物。
おまけに後方支援を得意としながら直接的な戦闘力がないわけでもなく、発生させた霧を集め硬質化すれば物理干渉も可能
硬質化した霧で形作った無数の腕による殴打・捕縛が行えるため、ペシミズムの霧の中ではどの間合いでもあらゆる角度から攻撃が飛んでくることを意味する。
霧を触手のように絡みつかせてブレイバーンをいなしたり、奪い取った武器を投げ返すなどの手段も取るトリッキーなデスドライヴズであり、
ブレイバーンもヴァニタスよりペシミズムの方が厄介であるかのような言動を取っていた。


劇中ではクピリダスの宣言に呼応して第8話にてブレイバーンを強襲。
ヴァニタスとの息の合った連携攻撃でブレイバーンを終始翻弄し続けたが、新たに登場したバーンブレイバーンの力の前に圧倒され、こちらからの攻撃が一切歯が立たないことに泣き叫びながら頭を抱えて苦悶。
最後はヴァニタス諸共「勇気一刀流奥義 ブレイブアブソリュートズバッシュ」で両断されて敗北し、特にドラマチックさもなく相方とまとめて雑に処理される。
だがそんな「悲しむ余裕もない末路」そのものに逆に悲しみを感じ、結果的に満たされながら結晶となって砕け散った。

これでは別に悲しくない…嗚呼、悲しくないのが悲しい……


第9話放送後は恒例となってしまった『Memories of Deathdrives』が製作。
死の間際は悲しみを味わう余裕すら無かったらしく、「悲しくないという感情がこんなに悲しいとは…やはり死んでみるものだ」と新たな発見を感じられたことへの心からの感謝をブレイバーンに贈り、死後感動の涙に浸れた様子。
ちなみに動画冒頭の長台詞はフランスの詩人ポール・ヴェルレーヌが書いた詩『秋の歌』の中の一文のアレンジ。*7

名前の由来は恐らく「最悪」のラテン語読み「Pessimism」から。また転じて、それを語源とする悲観主義・厭世主義のこと。


セグニティス


貴様らと余の実力差は明白、見よ!

CV:小西克幸
年齢:不明
身長:18m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:なにもしないこと
嫌いなもの:働くこと
メカニカルデザイン:前並武志

怠惰を司る第六のデスドライヴズ。二つ名は「怠惰のセグニティス」
ハワイ島に集結した3体のデスドライヴズの中の1体。
黄緑色と金色で彩られた装甲、そしてその身の丈ほどのサイズの巨大な両腕を持つ。
OPでもデスドライヴスがシルエットで集合するカットでも奥に配置されており印象に残りやすい。

一人称は「余」
尊大で威厳があるような振る舞いと言動を取り、スペルビアすら「戦う姿を一度も見せていない」と語るなど、その巨体から発せられる威圧感と相まって実力の底が知れない不気味な雰囲気を漂わせている。

怠惰を司るためか、ブレイバーンおよびスペルビアと対峙した直後も攻撃はおろか防御や回避といった行動すら取ることはなかった。
しかしながら自身の放つ威圧感だけで2人の攻撃モーションを中断させ、さらにバーンブレイバーンへと合体するために召喚されたバーンドラゴンに向けて合体前に両腕で狙いを定めて妨害するなど、その場から動かずに対抗手段を封殺していくことで隔絶した実力差を示す。
また手足の付け根が互換性のある球体関節となっており、戦況に応じて四肢を自在に入れ替え、あるいは独立稼働させることも可能。
極め付けにはデスドライヴズが『ルル』を投入した際に現れる青いリング状の発光が、作中および公式サイトで公開されているセグニティスの全身像のどこにも見当たらない点から、これだけの強者オーラを発しながら未だに全力すら出していないという可能性すらある。

流石のブレイバーンも迂闊に手が出せず、イサミやルルも「何をしてくるかわからない」と完全に気圧されてしまう。
それでも意を決したスペルビアは「底知れぬ強敵」を前に身を奮い立たせ、正面からセグニティスに突貫した。

名前の由来は恐らく「怠惰」のラテン語読み「Segnities」から。


イーラ


(はらわた)が煮えくり返って仕方がないね。ブレイバーンなら僕の望みを叶えてくれると信じていたんだ…
それなのに、思考回路が焼き切れそうだよ…!

CV:津田健次郎
年齢:不明
身長:13m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:怒りをたきつけるもの
嫌いなもの:しらけさせるもの
メカニカルデザイン:石垣純哉

憤怒(ふんぬ)を司る第七のデスドライヴズ。二つ名は「憤怒のイーラ」
ハワイ島に集結した3体のデスドライヴズの中の1体。超大型母艦の指揮官であり、彼だけ分離母艦を持たない。
背中に鉄塊のような鈍器を二振り装備した、黒と真紅と金色が特徴的な鬼のような風貌を持つ。
またデスドライヴスで唯一OPに登場していない。

一人称は「僕」
口調だけなら美少年キャラでも通りそうだがツダケンの激渋ボイスであり、激情を露わにした際の雰囲気は悍ましい。
衝動的な怒りに身を任せる短気な性格が嵩じて「怒り狂った果ての死(=怒り狂った末にポックリ逝く憤死)」を求めているが、普段はイライラしすぎているせいなのかテンション低めのダウナーな言動で、表面的な振る舞いは冷静かつ理性的に見える。
だが「僕は死にたくてたまらないのに」と語るように「憤死で死にたい」という欲求を叶える事しか頭になく、他者と相互理解・対話・歩み寄りをする気は皆無。
自分が理解できない物事を深く考えることはせず、「よく分かんないけどもういいや。死ねよもう」とイラつかせた対象を容赦なく淡々と殺しに掛かるため、暴力性と残虐性はデスドライヴズの面々の中でも随一である。
イサミへの言動を鑑みるに、命乞いをする者や死にたくないと怯える者には呆れながらも怒りと殺意が湧くタイプな様子。

戦闘では背中の鈍器を駆使した二刀流で戦う白兵戦特化のインファイター。
他のメンバーのように特別な武器や特殊能力こそないが、その有り余る怒りを込めた純粋な暴力こそが最大の脅威。
不意打ちとはいえブレイバーンを一撃で殺害しただけでなく、そのブレイバーンと対等に渡り合うスペルビアを正面から圧倒する剛力と剣技を有した高い実力の持ち主。
さらに『ルル』の投入口が両掌、すなわち2箇所に存在するため、同時に消費することで爆発的に出力を上げられる模様*8

劇中では自身を放置してスペルビアと激闘を繰り広げたブレイバーンに対してブチギレ、背後からの強襲で呆気なくブレイバーンに致命傷を与えて殺害。
続けてスペルビアすらも容易く殺害し、彼らの死で心が完全に折れたイサミの命乞いに一切聞く耳を持たず、生身のイサミとルルを叩き潰そうと攻撃を続行する。
だが、逃げ込んだブレイバーンの中でスミスの思念と対話し、覚醒の果てにブレイバーンと融合を遂げて誕生したバーンブレイブビックバーンを目撃し、己の中の怒りを全てぶつけられる相手と確信して感激。
欲望と歓喜の赴くまま、その場で『ルル』を同時に2つ消費して全力で殺しにかかる。

凄い!何だこの感情!?
怒髪天を衝いているのに!思考回路が焼き切れそうなのに!何でこんなに幸せなんだ!
嗚呼!君が僕の望みを!叶えてくれるんだねェ!!

自分が消費している『ルル』や人類との共存の可能性をどうでもいいと一蹴、バーンブレイブビックバーンと激闘を繰り広げた末に新必殺技「ブレイブビッグバン斬」によって身体を縦に一刀両断され、満たされた想いを味わいながら歓喜と共に爆発四散して絶命した。

あ~…一瞬かぁ~
でもさぁ、何だろうね?このすっっっげえ腹立つんだけど満たされたようなァハハハハ…嗚呼アアアアアアッ!!!

視聴者からは「このカオスな最終回を見せられた俺らの気持ちの代弁」との声も。

最終回後は例によって『Memories of Deathdrives』が放送。
己の欲望と怒りを満たしてくれたバーンブレイブビックバーンのことを「彼イイよねぇ~…すっごくよかったよ…」と絶賛。思考回路が焼き切れるほどの喜びに浸っていた。
なお己の望む憤死の願望に関しては「それって馬鹿みたいじゃないか」とジョーク感覚で自虐しているが、それが逆に怒髪天を衝くような怒りの原動力になっていた様子。

ちなみにルルがループしてきた『もしもの未来』においては、彼こそが相打ちの果てにイサミとブレイバーンを殺害した張本人である。

名前の由来は恐らく「怒り」のラテン語読み「ira」から。


ポーパルチープム


ムッ?外核に達し味が変わった!マントルも絶品だったが、外核のこの腹触りはどうだ!五臓六腑で小躍りしているゥ!!
何たる美味!この星を作ったのは誰だあっ!!ムハハハハハハハハ!!!

CV:立木文彦
年齢:不明
身長:25m(尻尾含まず)
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:超新星爆発直前の恒星
嫌いなもの:たべられないもの
メカニカルデザイン:石垣純哉

貧食を司る第八のデスドライヴズ。二つ名は「貧食のポーパルチープム」
ハワイ島に集結した3体のデスドライヴズの中の1体。
蝙蝠に似た頭部と白い羽のような装甲で覆われた肥満気味の膨れた胴体を持ち、ヴェルム・ヴィータ以外のデスドライヴズの中でも最大級の巨体。
その背部から長く伸びた尻尾にも似た器官は地球深くのマントル層にまで達するほど伸ばすことができ、尻尾の先端にある『ルル』の投入口からマグマやマントル、外核などを吸い込むようにして貪り食らう。

一人称は「私」
尊大な口調が特徴で、「至高の星を求め食する者」を自称する食通気取り。
かなり饒舌であり、独りで食事しながら味の感想を語っているが食レポのセンスは概ね美味しんぼのノリ。
美食を極めた結果として「満腹感で満たされた死」を求めており、スペルビアは「自ら動くとは思えぬ。彼奴の美食は既に始まっておるであろう」と判断。
実際、既に食事を始めていたポーパルチープムはクピリダスの宣言を聞こうが、自分の近くで戦闘が発生しようが、それら全てをガン無視して只管に食事を愉しんでいたため、戦闘意欲の薄さという点ではセグニティスに近い。イーラも「相変わらずの大食漢だ」と怒りを通り越して半ば呆れ気味だった。

ただし、上記でも何度か触れているように、その肝心の捕食対象は天体そのもの。
よってポーパルチープムへの対処および発見が遅れた場合、その星は内側から食い尽くされる末路がほぼ確定する。
星を食うこと以外に一切の興味や関心がなく、食欲の赴くままに恒星を含めた幾千幾万の星々を喰らってきたデスドライヴズ屈指の危険存在。
星食いという趣向ゆえに味覚も「マグマで焼いたマントルの香ばしさは格別」と表現するなど、人類の常識を著しく逸脱している。
本人の回想によれば星を食い過ぎて稀に超新星爆発を引き起こして自爆してしまったこともあるらしいが、地球を訪れるまで願望が満たされたことは全くなかったとか。
ちなみに登場してから只管ずっと地球の内部を食っていただけなので戦闘力云々は全くの不明。


劇中ではハワイ島マウナケアの活火山内部に居座り、火口へと突き刺した尻尾からマグマやマントルといった地球の内部を貪り食らっていた。
そしてブレイバーンとスペルビアがイーラによって殺害された直後、ポーパルチープムの尻尾は遂に星の外殻へと到達。ただでさえ貴重な戦力が欠けている現状に加え、このまま彼が内核まで食べ進んでしまえば仮にイーラから逃げられたとしても地球そのものが食い尽くされて滅ぶという絶望的な状況となってしまう。
味変に歓喜しながらいつものように美食を堪能するポーパルチープム……だったが。

うん?ねっとりズンと五臓六腑にィ!
あっ!あやつにこの星が感化されているのか!

彼の与り知らぬところでバーンブレイブビッグバーンへと覚醒したイサミの勇気に呼応して、今まさに自身が捕食していた地球の活動が急激に活性化。
尻尾の吸飲と消化速度を超える勢いで流れ込むマグマで胴体が膨れ上がり、それでも星食いとしてのプライドからか食事の手を止めなかった結果、
先に限界を迎えた己の体が裂けたのとほぼ同時に、噴火した火山のエネルギーが真下から直撃。外殻に刺さっていた尻尾ごと打ち上げられた。
恒星さえも胃袋に収めてきた筈の巨体は内側から破裂し、皮肉にも地球が放つ力の奔流へと逆に呑み込まれるような形で跡形もなく消滅。
……ようするに、特に誰とも関係なく勝手に散った。

ウオオオオオオ!?


最終回後は例によって『Memories of Deathdrives』が放送。
ただし彼の場合、レビューはレビューでも地球の食レポ。しかも活性化した原因のバーンブレイブビッグバーンをまさかの完全スルー。*9
うっかり星を食いすぎて超新星爆発で自爆した過去を失敗談感覚で告白しながらも、地球を「まさに至高の惑星」「天の川銀河の辺境惑星も中々やりおる」と絶賛。
どうやら最後の晩餐として満足感を得られたようだ。
とはいえ地球を食い尽くせなかった件に関しては心残りだったようだが、結局は「まだまだ未熟であったということか」と自戒していた。

名前の由来は恐らく「貧しい食」のラテン語読み「pauper cibum」から。
なお、本来「八つの枢要罪」における食に関する罪は「暴食(Gula)」あるいは「食(Devorare)」が相当するが、そのどちらでもない「食」である。
星々をいくら食べても満たされなかった、その果てなき食道楽が故だろうか。


ヴェルム・ヴィータ


強欲、悲観、虚栄、淫蕩、貧食、怠惰、高慢、そして憤怒
我々は幾千幾万と年月を重ねても本当の死を導き出せませんでした
ですが、これら8つの醜くも美しい死を経た結果、遂に答えを得たのです!


――私は、死にたくありません


CV:釘宮理恵
年齢:不明
身長:34m
性別:不明
誕生日:不明
星座:不明
血液型:不明
好きなもの:不明
嫌いなもの:不明
メカニカルデザイン:石垣純哉

地球に降り立った8体のデスドライヴズが全て斃れたことで、超大型母艦から現れた最後のデスドライヴズ。二つ名は(まこと)の命」
白を基調とした金属製の女神像のような姿と人間そっくりな美しい顔を持つが、実は仮面に過ぎず、その下に隠れた素顔は禍々しい悪魔めいた異形の形相を持つ。
デスドライヴズ全員が完全に死亡すると自動的に出現するらしく、また本人の言動から察するに彼らを通じて様々なシチュエーションの死を味わっていた模様。

言わばデスドライヴズの首魁とでも言うべき存在だが、逆にスペルビア達は彼女の存在を知らなかったものと思われる。
もし知っていたらスペルビアがブレイバーンに忠告した筈であるし、自分達の『死』の美味しい部分だけを寝たままでつまみ食いされるような存在に対して、ヴァニタスやイーラが黙ってはいない筈だからだ。

一人称は「私」
「全ての望み、本当の死を経験し理解した存在」を自称しているが、8つの死を経て「死にたくはないが、様々な死を経験したい」という矛盾した答えを導き出した。
デスアクメ軍団の首魁がまさかのデス抜きアクメに目覚めた瞬間である。
そして「この星にいるヒト型の知的生命体を利用すれば、自分は死ぬことなく実に90億通りの『死』を体験できる」
実際の『死』を地球の全人類に肩代わりさせることを閃く。
ようするに「自分は死にたくないが自分以外が死ぬのは見たいしその感覚だけを味わいたい」という、これまでのデスドライヴズ達と比較してもなお飛び抜けて理不尽かつ身勝手極まりない欲望のもとに、事実上の“地球人類抹殺”を宣言するというあまりにも最悪すぎる存在。
皮肉にも結果的にはブレイバーンが最初に警告した通りになった。
そもそも彼女の発言を鵜呑みにするならば、8体のデスドライヴズ達や『ルル』自体がヴェルム・ヴィータに『死』の感覚を提供するために産み出された彼女の分身または端末であり、最悪の場合「それぞれが理想として掲げていた『死』のシチュエーションさえも設計段階で植え付けられたもの」という可能性*10まで考えられる。
言動こそ上品だが人類を「自分が死ぬことなく死を味わうための道具」としか見ておらず、おまけに戦闘になると途端にガラが悪くなる。

武器は目や指先から放つ大出力の破壊光線だけだが、その部位自体が巨体であるために防がれた余波だけで地面を大きく抉る凄まじい威力を誇る。
また他のデスドライヴズ達と違って特殊能力やバリアを使う様子は見られない反面、そんな物は不要だと言わんばかりにとにかくボディが頑強。
本編では発言や攻撃を行おうとする度に悉く邪魔されたため、結局フルスペックを発揮する場面はなかったものの、
実はバーンブレイブビッグバーンを含め人類側の攻撃でまともなダメージが入った様子はほとんど見られず、ラスボスに相応しい強さはちゃんと持っている。


劇中では初対面でいきなりビームを撃たれたことはスルーしつつも自ら「崇高な考え」と語る歪み切った思想を聞き終えて、
改めて彼女を敵認定したバーンブレイブビックバーンと激突する直前、お返しと言わんばかりに「死ねぇぇぇ!」とビームを撃ち返している
イーラを正面から圧倒したバーンブレイブビックバーンの怒涛の攻撃をノーガードで受けてもびくともしない堅牢さを見せたが、真の力を見せようとした矢先に到着したATF艦隊の総攻撃を受ける。
そして「虫ケラごときが!」と彼らに放った攻撃も、イサミ同様にスペルビアと一体になって参戦したルルによって阻まれ、さらにはATF艦隊の面々から勇気の感情を吸収した果てに、ビックバーンドラゴンと合体を遂げたバーンブレイブビックバーン(合体後)が『ビッグブレイブバーストアップ』でまさかの巨大化。
自分を無視して次々と挑んでくる勇者(ヒーロー)達の姿に「何なんだお前はァ!」と口調を取り繕うことも出来ない程に苛立ちを露わにし、正面から組み合うもバーンブレイブビッグバーンに蹴られ投げられと圧倒され、遂にストレスが頂点に達したヴェルム・ヴィータは驚きの行動に出る。


終わらせてやる!
全人類、今すぐ(・・・)死ねぇえええええっ!!


剣に見立てた超大型母艦を地球目掛けて再度振り下ろし、怒りのままに全人類を滅ぼそうとしたのである*11
だが、超大型母艦は「勇気一刀流秘奥義・勇気爆発バーンブレイブビッグバーンアルティメットファイナルゴッドユニバースブレイク」と真正面から激突して木っ端微塵となり、振り下ろした直後で回避行動を取れなかったヴェルム・ヴィータ自身へもそのまま直撃。
「己に待ち受ける、決して避けられぬ“真の死”」を前に、まともな末期の言葉ですらない恐怖と絶望の叫びと共に爆散した。


おわああああああああっ!?


最終回後は例によって『Memories of Deathdrives』が放送。ただし形式は芸人ヒロシの持ちネタ「ヒロシです…」のアレ。
なお、これは中の人がヒロシと同郷(熊本県)であることから来たパロディと思われる。
誰も自分の話をまともに聞いてくれなかったことには若干愚痴っていたが、「90億通りの死よりも得難い死を得られた」として一応満足はできた模様*12

ルルが彼女の存在を知らなかった理由としては、『もしもの未来』ではスペルビアが健在であるため、そもそも出現条件を満たさなかった様子。
その場合、彼女はどういう気持ちで放置されているのだろうか。そもそも意志すら目覚めないのだろうか。
もしあの後スペルビアに何かが起こったり宇宙空間の超巨大母艦を開けようとしたりすれば人類滅亡待ったなしかもしれない。


名前の由来は恐らく真実を意味するラテン語「Verum」と人生・命を意味するラテン語「Vita」を合わせたもの。
直訳すると「真の命」となる。


運用兵器

  • ゾルダートテラー
頭頂高:5.9m
重量(装備含まず):不明
メカニカルデザイン:寺岡賢司

デスドライヴズ分離母艦から出現する量産戦闘殺戮兵器。
円盤のような飛行形態と人型の戦闘形態に変形する。
両腕のビーム砲で攻撃をする他、全身がバリアに覆われているため戦闘機の機銃程度ではかすり傷一つ付けられない。
ティタノストライドであっても撃破するのは極めて難しいが、展開自体は自動ではないらしく、強度にも限界はあるため、
  • 不意打ち
  • 集中砲火でピンポイント展開させている隙に他の機体がバリアのない側面に回り込んで攻撃
  • 電磁加速砲などの高威力の火器による連続攻撃で強行突破
など対抗策がないわけではない。なおブレイバーンの攻撃であればシールドごと一撃で破壊出来る。
1話から軍隊・民間人を問わず襲い掛かり、世界各国の都市に大きな被害をもたらした。

名前の由来は恐らく「兵士」のドイツ語読み「Soldat」。直訳すれば「恐怖の兵士」だろうか。


  • ゾルダートフィレー
頭頂高:9m
重量(装備含まず):不明
メカニカルデザイン:寺岡賢司

3話で出現したゾルダートテラーの亜種。
水分の多い地球の環境に適応するべく進化した水生環境特化型の個体。
背部の推進ユニットは水中高速行動用に大型化、鮫やイルカのようなシルエットになっている他、深海の水圧に耐えられるようボディ自体も頑強になりサイズも約2倍に巨大化している。

武器は両腕から放つ菱形のエネルギー弾。
海中から艦艇の船底を狙う戦法を得意とし、75ノットの速さとバリアの護りによってATF艦隊を蹂躙。水中戦に慣れないブレイバーンを翻弄したが、新技のブレイブシュババババーンによって打倒された。

名前の由来は恐らく「魚の切り身」のフランス語読み「Filet」。


余談

「8体」という数とそのネーミングから名前のモチーフは、4世紀のキリスト教の教父・ポントスのエウァグリオスが『修行論』で提唱した「八つの枢要罪(八つの想念)」という説が最有力。七つの大罪の原型であり重複もあるので、そちらと勘違いされることもしばしば。
種族名に関しては「死の欲動」を意味する精神分析学用語「デストルドー(destrudo, 英語にするとDeath Drive)」説が有力。
また、死んでも何度も蘇ること(輪廻転生)やヴェルム・ヴィータが蓮の花から現れることから仏教の要素も取り入れられていると思われる。
なお、某伝説巨神に出てくるワープ技術は無関係で、そっちは「デス・ドライブ(DS-Drive, Dimension-Space-Drive)」である。

デスドライヴズの声優陣が豪華であることが話題として取り上げられるが、キャスティング基準としては大張監督が過去に一緒に仕事をした縁から起用されている。ちなみにヴェルム・ヴィータに釘宮理恵が起用された理由はとあるクソアニメがきっかけである(監督が作画した回が釘宮氏が担当していた)。



楽しかった、おもひで

ありがとう。みんな

さよなら、真の命。ヴェルム・ヴィータ

そして…





追記・修正は自分の死に様に満足してからお願いします。


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  • 身勝手な動機
最終更新:2025年04月24日 14:45

*1 後に登場したデスドライヴズ達は普通に地球人とも意思疎通を行っており、やろうと思えば現地の言葉を学習または翻訳も可能である様子。

*2 そのため残骸の回収や解析がほぼ不可能。

*3 例として、最初の尖兵であるスペルビアは「武人としての誉れ高き死」を望んでいる。

*4 強すぎる性的快感のオーバーフローにより絶頂の瞬間ショック死することを意味するマニアックなエロ用語。類義語は「腹上死」「テクノブレイク」。

*5 あくまで『自我を確立させたルル』に対してのことであり、他のデスドライヴズがルルを使い潰すことに関しては特に言及していない

*6 ただし、配下のゾルダートテラーは容赦なく殺人しているし、それを止めてもいない。

*7 元ネタは「秋の日のヴィオロンのためいきの 身にしみてひたぶるにうら悲し」となる。

*8 あるいは「怒りのままに全力で動き続ける」ために『ルル』の消費も他のデスドライヴズより激しいのかもしれない。

*9 このことからもポーパルチープムの関心はあくまで「星を食うこと」のみであり、そこに棲む生命に対しては何の興味も抱いていない疑惑がある。

*10 現状あくまでも仮説の域を出ないとはいえ、分離母艦が破壊されても超巨大母艦でデスドライヴズ達が再生可能な点、彼らが『ルル』の外見や有機生命体であることは知っていても「それが成長し自我を確立する」ことを考えもしなかった理由などに一応の説明が付いてしまう。一方でヴェルム・ヴィータ自身も両手の親指先端に『ルル』の投入口が確認できるため、『そもそも彼女自身もまた何者かの手によって造られた存在ではないか?』という疑問も浮かぶ。

*11 一応、バーンブレイブビッグバーンが勇気の感情を力の源にしている点を考えれば「供給源である人類を滅ぼす」という行動自体は間違っていないのだが、90億通りの死を体験するという当初の目的を完全に投げ捨てているため、本末転倒な形である。

*12 なんだかんだで今までのデスドライヴズは「理想の『死』に満足しながら散った」ため、「己の命を惜しみながら死んだ」のはヴェルム・ヴィータだけだったりする。