具島玲(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/09/21 Sun 16:46:38
更新日:2025/09/21 Sun 18:26:12NEW!
所要時間:約 5 分で読めます




やっぱ分からないねぇ…。君の何がそんなにいいんだか……。


具島(ぐしま)(れい)とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。

演:馬場良馬



◎概要◎

第21話での百夜陸王の回想にて初登場し、次回である第22話から本格的に参戦する。

少年時代の陸王がアイドルになる切っ掛けとなった人物であり、彼からは「玲さん」と呼ばれて尊敬されている恩師のような存在である。
だが、そんな陸王からの想いとは裏腹に、彼自身は上記の台詞を面と向かって発する等、素っ気ない態度を取ってきたらしく、玲から陸王に対しては少なからぬ隔たりを感じさせる。

第20話にて、陸王が一河角乃から、「彼女の妹・緒乙が"灰色の眼の男"に攫われて行方不明になっている」と聞いた際には、何やら心当たりがあるかのような動揺した態度を見せていたが……?


◎人物像◎



一河緒乙って子の事なら……陸王の想像通りさ。

攫ったの、俺だ。


陸王の睨んだ通り、この玲こそが、緒乙を誘拐した「灰色の眼の男」の正体であった。
どうやら、緒乙が幼少期に事故に遭って昏睡状態になりながらも、センタイリング・シンケンジャーに選ばれたことで、そのエネルギーで目を覚ました事実に目を付け、自身のとある目的を成功させる為のサンプルとして誘拐したのだという。

過去に陸王と共に何かしらのトラブルに巻き込まれたらしく、その際に右腕に大きな傷を負っており、それは今尚痛ましい傷跡として残っている。
本人はその出来事について「俺はあの時、お前の為に一度死んだんだ」と言い切っており、どうやら出来事が切っ掛けで(少なくとも本人視点では)人生が狂ってしまったようであり、緒乙を巻き込んだ目的というのも、そんな人生を取り戻す為の物である模様。

先述の通り、ただでさえ陸王には突き放すような辛辣な態度をしていたが、現在はその出来事の原因らしい陸王に対してさらに鬱屈した感情を抱いており、緒乙を解放するよう迫る彼の言葉にも一切耳を貸さず、更には陸王自身の自分への敬意や、その出来事についての罪悪感を利用して「二度目はお前が……俺を救うべきじゃないのか?」と呪いの言葉で縛り付け、手駒として使おうとする等、歪んだ執着心と支配的な振る舞いを度々見せている。

実は、嘗てユニバース大戦を引き起こし、テガソードやユニバースロボ達と死闘を繰り広げた深淵なる厄災クラディスと契約を交わしており、その力が込められたセンタイリングとよく似た形のアイテム"厄災の指輪"を所持しており、その力を増大させるべくゴジュウジャーやユニバース戦士といった指輪の戦士達を襲っている。
だが、その厄災の指輪の性質上、指輪争奪戦の一員とはカウントされていない、完全な部外者にして乱入者という立ち位置であり、その存在は主催者たるテガソードも認知していなかったと思われる。


◎劇中での動向◎

物語開始から暫くの間は表立って行動することは無かったが、第21話にてファイヤキャンドルに指輪を奪われ、再び昏睡状態になった緒乙を回収しようと黒いローブで全身を覆い隠した姿で現れ、そこで初めてゴジュウジャーと顔を合わせる。

その後、第22話にて陸王に呼び出され、そこで自身が緒乙を攫った張本人であることを明かすと、脅迫的な言動で彼を追い詰め、ゴジュウジャーのセンタイリングを手に入れるべく彼を裏切らせるも、結局遠野吠熊手真白の尽力もあって失敗し、陸王には結果的に離反されて元鞘に収まることを許したが、それでも気にする素振りは無く、夜には厄災の指輪を握り、「俺は"無限"を捕まえてみせる。必ずね……」と呟き、更なる計画を考えていた。

それからはまた行方をくらましていたが、第29話にて陸王と真白に潜伏先を突き止められ、陸王から自身の償いも兼ねて再び緒乙を解放するよう説得されるもやはり聞き入れることは無かった。
また、この時に自身が持つ厄災の指輪の存在を2人に明かして交戦。
適当にあしらうと、どこへと去って行った。

これを機に陸王とは実質的に決別し、玲自身も目的を果たすべく本格的に行動を開始。
第30話ラストでは、夜道にて偶然2代目ゴジュウティラノことアッサムと鉢合わせ。
互いに指輪持ちだと即座に理解し、ゴジュウジャーの面々を本人なりに守ろうとしたアッサムを変身する隙すら与えずにセンタイリング諸共自身の指輪に取り込んでしまった。

◎戦力◎

■装備

保有センタイリング

  • 厄災の指輪
玲の主戦力。
先述の通り、深淵なる厄災クラディスの力が込められており、形こそセンタイリング(ユニバースリング)そのものだが、戦隊のレッドやそのマシンは描かれておらず、宇宙や星空を思わせる絵柄があるのみである。
他のセンタイリングを吸収することで、その力を自由に発揮し、テガソード無しで対応する戦士に変身することが可能。
しかも、いざとなればセンタイリングの持ち主ごと変身前後を問わず問答無用で吸収してしまうことができるという、指輪争奪戦においては反則そのものな性能である。
どうやら指輪自身も意思を宿してるらしく、他の指輪を絶えず求めている模様。

  • センタイリング マジレンジャー
  • センタイリング ゼンカイジャー
それぞれ、魔法戦隊マジレンジャー機界戦隊ゼンカイジャーのセンタイリングで、第29話にて陸王と真白の目の前で厄災の指輪に取り込まれた。
使用することでそれぞれマジレッドゼンカイザーに変身する。
特にセンタイリング ゼンカイジャーに至っては、あのゼンカイザーブラックにも変身でき、玲はその姿を「俺好みの色だ」と言って気に入ったらしく、以降はこの姿に変身する事が多い。

  • センタイリング ゴジュウティラノ
第30話にて所持者であるアッサムごと取り込まれた。


◎余談◎


  • その陸王に対する異常な執着と接し方から、視聴者からは「陸王にとってのクオン枠」と話題になっている。


俺は"追記・修正"を捕まえてみせる。必ずね……

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年09月21日 18:26