ガリュード/クオン

登録日:2025/04/19 Sat 23:59:59
更新日:2025/07/23 Wed 19:11:55NEW!
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#ハハハ結婚しようよ吠 DV男 × ※日曜朝9時30分です。 「愛してる」と言いながら殴ってくるDV男 やべーやつ イケメン無罪を貫通する男 エゴイスト カルマ ガリュード ガンナー キモい(誉め言葉) クオン クオンAIコンツェルン ストーカー スーパー戦隊シリーズ センタイリング テガジューン ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー ハンター バッテン野郎 ファイナルフォームライド ブライダン ブラコン ブラック上司 マント メンヘラ ヤンデレ ユニバース大獣神 ライバル リングハンター 主人公に勝ったキャラ 主人公の兄 仲人 俳優の本気 召喚 召喚能力 問題発言の宝庫 変態ナンバーワン 属性過多 幹部 戦隊悪役 戦隊版仮面ライダーディエンド 指輪 指輪の戦士 残忍なイケメン 毒兄 毒家族 演者の怪演 濃すぎるキャラクター性 狩人 独占欲が強い 番外戦士? 社長 藤原聖 遠野久光 銃使い 闇堕ち 黒い東映 齊藤謙也


※推奨BGM:「ビリビリBe-lie-ving」



NEXT NO.1 BATTLE!


女王の切り札、“リングハンター・ガリュード”

指輪狩りの戦士!?

お前は俺の獲物だ。

吠の兄、クオン登場!

ではお望み通り始めようか、指輪争奪戦……!

激化する指輪争奪戦!!


8

正邪ゆらめく、指輪の狩人


READYYY GOO!!







お前は俺の獲物だ。

その口癖…! 兄ちゃん? 兄ちゃんなのか?

ああ、ただいま。そしておかえり、僕達の世界へ……



クオンとは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。

演:カルマ / 藤原聖(中学生時代)



×概要×

初登場は第8話「正邪ゆらめく、指輪の狩人」。
世界的な大企業・クオンAIコンツェルンの社長にして、遠野吠の実の兄・遠野久光(ひさみつ)

社長!? 社長って、あれか? 「ア(ピー音)と!」か?
ライジングホッパー!!
渾身のギャグのはずなんだけど…

約10年前に弟と共にノーワンワールドに迷い込んだ際、吠を逃がして以降行方不明になっており、吠からは死んだとすら思われていたが、実際は同じく人間界に帰還し、本名を捨てて「クオン」と名乗っている。
また、吠の普段の口癖である「お前は俺の獲物だ!」の本来の持ち主だが、吠が片手の指で丸を作るのに対し、クオンの場合は両手の人差し指で×印を作っている。

ずっと吠を探していたらしく、テガソードの里を訪れた際に再会し、自分の右腕になるよう誘うのだが……?


×人物像×


お前は僕の獲物だよ、愛しい弟……


一人称は「僕」だが、感情が荒ぶると「俺」になり、言動も乱暴になる。
そして大企業の社長というのは世を忍ぶ仮の姿であり、その実態はブライダンの一員……それも女王テガジューンから直々に力を授けられた切り札的存在。
既に指輪争奪戦にて数々のユニバース戦士達を倒しており、現在はゴジュウジャーのセンタイリングに狙いを定めている。
第7話ラストでは不意を突く形でティラノレンジャー(ユニバース戦士)を狙撃し、変身者の往歳巡をノーワンワールドへ連れ去った。

かつては我が身を犠牲にしてでも弟を逃がすような心優しい性格の持ち主であり、文武両道ぶりも相まって弟からも慕われる好青年だったようだが、社長となった現在は面影の欠片もなく、ノルマを達成できない社員に制裁を下す無慈悲な冷血漢に変わり果てている。

実の弟である吠に対しては歪んだ愛情を向けており、「お前は本当に昔からグズだね」「昔のバカな自分を見てるようでイライラするね」「お前はもうまともにはなれないよ……一生ジャンク品だ」などと痛烈に扱き下ろし、
心が揺らいだ隙を突いて言葉巧みに唆す手法を取り、一度はゴジュウジャーの面々との仲間割れを誘発して孤立させ、指輪争奪戦から離脱させるまでに追い詰めている。

続く第9話ではテガソードの里に来店。
「トップ企業の社長がこんな店に何の用です?」と訝る百夜陸王を始めとしたゴジュウジャーの面々に自分と吠の関係を明かし、


僕は兄として吠の事を誰よりも知っている。彼はとても純粋だ。まるで地上に舞い降りた天使のように…

“天使”? フッ…。吠君が?

バンッ!!(テーブルを叩く音)

何がおかしい? 吠は僕の愛、僕の希望、僕の……お人形。だから思うんだ。僕は吠を正しく導かなきゃならないってね……

よって、吠の友達は僕が選ぶ。……まあ、君達全員失格だ。

何? こいつ……

と、歪みきった独占欲や愛情を吠本人のいないところで4人に余す事なくぶちまけ、心底ドン引きされた。直前まで愛想を振りまいていた一河角乃も、渡した名刺をそそくさと回収した。
あまりに勝手な言い草に対し「断るよ! 僕達と彼の好きにさせてもらう」と怒りを示す陸王に反論されると、「そっか。だったら……殺すしかないか」と即座に殺害が選択肢に上がる異常性を見せつけている。
加えて『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.5にて、「吠がやってる事って、いつも横取りしたくなっちゃうんだ」とさらなるサディスティックな面も語っており、もはや吠に対する執着は気持ち悪い異常そのもの。
一方でブーケの酒乱っぷりについていけず、『ゴジュウジャー』本編&『ナンバーワン懺悔室』初登場にして白目でダウンというキャラ崩壊を披露する場面も。

なお、両親に関しては「彼らは養子をとって、もう前に進んでる。それでいいじゃないか」と吠とほぼ同じ発言をしており、彼と同じく生きていた事を伝える気はない模様。

そんな彼に対し、吠は第9話で宣戦布告と共に決別を言い渡したのだが、実は他4人にとっても、
  • 百夜陸王→人の輝きを曇らせる
  • 暴神竜儀→家族を「人形」呼ばわりする
  • 猛原禽次郎→家族を自分のエゴで縛り付ける
  • 一河角乃→下の兄弟を苦しめる
……と、ものの見事に全員の地雷を踏み抜いている。
特に竜儀は第10話で「お前にも、厄介な家族がいるんだな……」とはっきりと吠に同情しており、ある意味「ゴジュウジャー」というチームのターニングポイント的存在。
そして第19話の出来事を通し、吠と熊手真白の関係が大きく改善される原因にもなっており、皮肉にもゴジュウジャーを団結させる大きな要因となっている。

その立場上、ブライダン内での立ち位置も独特。
自分に力を与えてくれた主テガジューンからの信望は厚く、彼自身も彼女には従順だが、それ以外の面々には仮にも仲間でありながら辛辣な態度を隠さない。
一応、Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークからは実力を高く評価され、ブーケとも理系同士ある程度話は合うようだが、両者からも快く思われてはいない様子。
ブーケは第10話で往歳の自我を奪い、テガジューンの操り人形にする彼の非道なやり口に明確な嫌悪感を覚えており、
Mr.シャイニングナイフはセンタイリング ギンガマンをゴジュウユニコーンに奪われたせいで愛想を尽かしたMrs.スイートケークが落とされそうになった際、「騙されてるよハニー! こいつは絶対、『愛してる』と言いながら殴ってくるDV男だよ!」あまりにも的確に評し、
その後の戦闘を見物しながら「どっちも倒されねえかな」と小声でつぶやいたり、「どっちもやられろ!」*1と叫んだりと、クオンとゴジュウジャーの共倒れを願っていた。
事実、ゴジュウイーグルのイーグルシューター50とゴジュウレオンのレオンバスター50による射撃攻撃の盾にされた事で、Mrs.スイートケークの方からも「ひ、ひどい…。こんな人だったなんてぇ!」と失望され、夫婦仲の修復に一役買うこととなった。
とりわけファイヤキャンドルに対して「連敗のファイヤキャンドルさん」と多分の皮肉を吐いて当人を怒らせており、「ムカつくぜえっ!! あのバッテン野郎!!」と不興を買われている。

ちなみに住居もノーワンワールドにあるが、ブライダン城とは別の建物で、近代的な内装になっている。
第9話ラストで帰還して衣服を脱ぐと、その背中には紫色に妖しく輝く大きな×印の傷が……


×クオンAIコンツェルン×


クオンAIコンツェルンは、契約者数業界No.1。
あなたの願い、クオンAIが叶えます。

AI × 願い。さあ、実現の未来へ。


クオンが代表取締役を務める大手AI企業。
「世界のイノベーティブ企業100」に選出されるほど高い業績を誇り、昼食には特上寿司のケータリングが出るほど福利厚生も充実している。なお『ナンバーワン懺悔室』No.5によると、クオン本人の年収は5,000万円とのこと。
しかし、裏では成績が芳しくない社員に対してクオンから何らかの「罰」が与えられている。
第8話では営業ノルマを3ヶ月連続で達成できなかった社員が「罰」を受けており、『補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』でその詳細が語られたのだが、どういうわけか肝心の部分が規制音で隠されていた*2

一方、クオンは大手企業の代表である立場にも拘わらず堂々と顔出しで街中で破壊活動を行っているが、仕事は部下に一任しているにしても社員や取引先の人間に見つかるリスクはあると思われる。それに対して本人がどう考えているのか、何かの対策を行っているかは言及されていない。

×リングハンター・ガリュード×



偉いねぇ……。お前は正しい選択をした。

……エンゲージ。


♪♪♪(カチャッ) ♪♪♪(カチャカチャッ)
♪♪♪(カチャッ) ♪♪♪


ガ・リュード!!


この前の…! 君が吠君に何かを吹き込んだのかな…!?

僕は弟を解放しただけだよ。“しがらみ”という鎖から。

弟!?

“リングハンター・ガリュード”。お前達に罰を下す……


スーツアクター:齊藤謙也

クオンがテガジューンと「センタイリング テガジューン」で変身した姿。
全体的にロボットやメタルヒーローシリーズを思わせる無機質な姿が特徴で、黒いアンダースーツの上から真紅のラインが走る銀の装甲を纏い、胸部には大きな×印のレリーフが刻まれ、首元から黒いマントをたなびかせている。
また、額には横から見た銃のバレルを思わせる装飾があり、右目側に真紅と青で彩られた×印が描かれ、さらにその部位には黄色の目が備わっている。
初変身時は尋常じゃないくらい体からバキバキ音を鳴らしてからバンクなしで変身していたが、第12話からは×字に切ったタイミングで変身バンクが用意された。

テガジューンの機能上、遠距離攻撃や銃撃戦を得意とする他、センタイリングに応じた歴代戦隊レッドの偽者の召喚と使役による人海戦術、さらにはそうして召喚したレッド達を武器に変形させての距離を問わぬ攻撃
最悪の場合敵の攻撃を防ぐ盾にする事すら厭わないなど、豊富な手数やクオン自身の情け容赦のなさによって、ゴジュウジャーや並大抵のユニバース戦士を寄せ付けない強さを誇る。

なお、彼自身は巨神テガソードと契約しているわけではないが、テレビ朝日公式サイトではゴジュウジャーやユニバース戦士達と同じく「指輪の戦士たち」の枠でカテゴライズされている。


■装備

  • テガジューン
ガリュードの変身アイテム兼メイン武装となる、ブライダン女王の力が込められた銃型のガントレット。
大まかな形こそテガソードと似ているが、色はパールホワイトをベースに真紅のラインが走った簡素ながらも清楚な雰囲気のもので、下部には白いブレードが取り付けられている。
また、人差し指の部分がバレルとして他の指よりも長くなっている形状も相俟って、全体的には「親指と人差し指でピストルを真似た右手」「銃を握る右手」のように見える。
中指部分にセンタイリング テガジューンを装填し、ピアノとメタル調の曲が混ざったような独特の待機音と共に、ハンドガンをスライドさせるようにバレルを複数回撫でた後、ブレードを振りかぶって大きく×印を描く事でガリュードへの変身が行われる。

また、センタイリングを交換して発砲する事により、それぞれの指輪に対応した歴代レッドの偽者を召喚・使役させる事が可能(召喚されたレッドはツメガバックルのない本来の容姿となる)。
さらには上述した通り、召喚したレッドの偽者を狙撃する事で、そのレッドに応じた武器へと変形させる機能も持つ。
なお、召喚した偽者はあくまでもセンタイリングの戦闘能力のみを具現化している存在のようで、倒されてもリングはドロップしない。
いわば意思のない人形のような存在であり、第8話でゴジュウイーグルから「自分の仲間を武器にしたのか!?」と非難された際には、「“仲間”じゃない…。(しもべ)”さ!」と返している。
だが、第19話ではガリュードの危機に際して助けに駆け寄ろうとする描写も見られるなど、多少の自我はある模様。主君の彼らへの扱いを考えるとちょっと健気。

  • ダークウルフデカリバー50(ゴー)
テガジューンがゴジュウウルフのウルフデカリバー50(ゴー)をコピーして生み出した剣。
全体的なシルエットはオリジナルとほぼ同じだが、カラーリングは黒と紫をベースに赤いラインが走った毒々しいものになり、刀身部もノコギリのような目の粗い形状になっている。
機能もあちらと同じく次元や空間を切り開く力を持つが、ガリュードはこれを攻撃の他にテガジューンのコックピットにテレポートしたり、ロボの墓場から歴代戦隊の巨大ロボを召喚して後述のユニバース大獣神へと合体させる際にも使っている。
上述した通りコピー品なのだが、「あの剣……!」と反応したゴジュウウルフに対し、「いい剣だろ? お前はすぐに僕のものを欲しがる」と都合よく捻じ曲げている。

保有センタイリング

  • センタイリング ジュウレンジャー
恐竜戦隊ジュウレンジャーのセンタイリング。
第7話ラストで元々の所有者である往歳を倒し、勝利判定で奪い取った。

  • センタイリング ニンニンジャー
  • センタイリング ゴセイジャー

格の違いを見せようか。

ゴセイジャー! ニンニンジャー!

それぞれ手裏剣戦隊ニンニンジャー天装戦隊ゴセイジャーのセンタイリングで、物語開始以前に本来の持ち主を倒して入手した。
テガジューンと併用する事でアカニンジャーゴセイレッドの偽者を召喚する他、彼らをそれぞれ忍者一番刀とスカイックソードに変形させる。
なお、2025年時点で『ニンニンジャー』は10周年、『ゴセイジャー』は15周年を迎えており、召喚したのはアニバーサリー繋がりも兼ねてと思われる。
第9話でゴジュウウルフに敗れた際にニンニンジャーの指輪のみ彼に渡ったが、これが単に指輪を落としたのか、それとも何らかの勝利判定なのかは不明。
その後第19話にて、ゴジュウポーラーとの戦闘でセンタイリング ゲキレンジャーと引き換えに奪い返した。

  • センタイリング デンジマン
  • センタイリング ジャッカー電撃隊
  • センタイリング ゲキレンジャー*3

デンジマン! ジャッカー! ゲキレンジャー!

上記と同じく、初登場時には既に所有していた電子戦隊デンジマンジャッカー電撃隊獣拳戦隊ゲキレンジャーのセンタイリング。
やはりデンジレッド・スペードエース・ゲキレッドの偽者を召喚して手駒として利用する他、スペードエースを無数のトランプに変身させて攻撃と防御に使う原典にはない技を見せた。
また、デンジレッドをデンジパンチに変形させ、激獣タイガー拳の使い手たるゲキレッドに装備させるという変化球のクロスオーバー*4を披露している(ちなみにゲキレッドはそれまでの間、ゲキセイバーを使用していた)。
組み合わせの由来は“ジャッカー” “(デン)” “(ゲキ)” 隊という事だろうか。
このうち、センタイリング ゲキレンジャーはゴジュウポーラーとの戦闘で奪われてしまった。

  • センタイリング ブンブンジャー
爆上戦隊ブンブンジャーのセンタイリング。
元々は陸王が所持していたが、第9話での乱戦の中で奪い取った。

  • センタイリング ライブマン
  • センタイリング ハリケンジャー

ライブマン! ハリケンジャー!

吠、僕とも遊ぼう。

第14話の時点で既に所有していた超獣戦隊ライブマン忍風戦隊ハリケンジャーのセンタイリング。
最初はレッドファルコンハリケンレッドの偽者を召喚し手駒として用いていたが、途中でハリケンレッドを携帯忍刀ハヤテ丸に変形させ、ギンガレッド(ゴジュウユニコーン)と鍔迫り合いを展開。
その中で彼女が繰り出した「炎のドリルたてがみ」から自身の身を守る為、近くにいたレッドファルコンを盾代わりに利用した。
ちなみに『ライブマン』と『ハリケンジャー』の2作品は、
  • 初期メンバーがレッド・ブルー・イエローの3人で、このうちブルーは女性戦士
  • それぞれレッドが猛禽類(レッドファルコンはハヤブサ・ハリケンレッドはタカ)、ブルーがイルカ、イエローがライオンモチーフで、合体ロボを構成するマシンも同様
  • 初期メンバー3人の個人武器を合体させると、射撃系統の武器になる(ライブマン:トリプルバズーカ、ハリケンジャー:三重連トリプルガジェット)
  • それぞれの学び舎(ライブマン:科学アカデミア、ハリケンジャー:忍風館)が物語序盤で組織の手により壊滅させられる
……という共通点があり、それらにちなんだチョイスと思われる。

  • センタイリング ゴーグルファイブ
  • センタイリング ファイブマン
  • センタイリング ターボレンジャー

ゴーグルファイブ! ファイブマン! ターボレンジャー!

いずれも第15話冒頭の時点で既に所有していた大戦隊ゴーグルファイブ地球戦隊ファイブマン高速戦隊ターボレンジャーのセンタイリング。
第19話でゴジュウウルフとゴジュウポーラー以外のゴジュウジャーの面々に対し、ゴーグルレッドファイブレッドレッドターボの偽者を召喚して差し向けた。
このうちファイブレッドはVソードを得物として振るい、前述の通りガリュードの危機に助けに向かおうとしていたが、ゴジュウレオンに妨害されて失敗。
そのまま3人揃って「レオンガトリングバースト」で怯んだところをゴジュウティラノとゴジュウユニコーンの手で一か所に集められ、ゴジュウイーグルの「イーグルアローシュート」でまとめて倒された。
ちなみに『ゴーグルファイブ』と『ターボレンジャー』、『ファイブマン』の3作品はメンバーがレッド・ブラック・ブルー・イエロー・ピンクの5人という共通点があり、そこからチョイスしたものと思われる。


■必殺技

  • 破壊光線(正式名称不明)
テガジューンのトリガーを長押ししてエネルギーをチャージし、紫色に妖しく輝く光線を発射する。
初使用となった第8話では、柱にテガジューンのブレードを刺す事で反動を抑えていた。

  • 我流(ガリュウ)乱舞零弩(ランブレイド)

吠。この剣の真の使い方、教えてやろう。

何っ…!?

我流…!乱舞零弩!!

ダークウルフデカリバー50を使用する技。
自身の足元から具現化させた×字型の赤いエネルギーをダークウルフデカリバー50で切り裂き、その破片を石つぶてのように相手にぶつける。


×女王(クイーン)テガジューン×



アウェイキング……


クイーン・テガジューン……!!


ハハハハハッ、結婚しようよ! 吠……!


ブライダンを束ねる女王・テガジューンの真の姿で、ウェディングドレスのような意匠を持つ巨大ロボット。
本来彼女に搭乗できるのはナンバーワンバトルに勝利し、テガジューンに認められた「運命の乗り手」と呼ばれる者のみだが、「テガソードとの結婚式」という一大儀式を行うにあたり、彼女の右腕と言えるクオンがその乗り手となった。

模造品でありながらテガソードと同等以上のパワーを秘めており、クオンの操縦テクニックもあって戦闘能力はテガソードデカクロウと同等以上。
まるで踊っているかのような優雅かつ妖しげな動きや、変身アイテムとしてのテガジューンと同じく武器形態に変形して飛行しながらの銃撃など、予測不能な攻撃の数々で相手を翻弄する。


×ユニ大獣神×



ならば、巨人達よ! 再び墓場から蘇れ!!


スーツアクター:森博嗣

ガリュードがダークウルフデカリバー50の力を利用し、ブラック大獣神にロボの墓場で眠っているガオキングエンジンオーシンケンオーの身体を召喚して強制合体させた、ブラック大獣神の強化形態。
劇中では名前が明かされなかった為、強化前の「ブラック大獣神」のままで呼ばれている。

頭部と胴体はブラック大獣神そのままだが、四肢がそれぞれ
という歪な構成となっており、また武器を握る関係か、右腕を構成するガオシャークの口から拳が露出している。

武器はブラック大獣神時代と変わらず「恐竜剣ゴッドホーン」だが、守護獣ジュウマンモスが合体していない為か、マンモスシールドは装備していない。
操縦を務めるクオンが「舐めるな。こっちは4つの力を宿している……」と豪語するだけあって、そのパワーはブラック大獣神を大きく上回っており、テガソードデカクロウと巨神グーデバーンに一度は撤退を選択させたほど。


■必殺技

  • ダイシン侍斬り(ユニバース大獣神バージョン)
シンケンオーの必殺技「ダイシンケン侍斬り」のユニバース大獣神バージョン。
ゴッドホーンで円月を描いた後、「斬」の文字ごと袈裟斬りを繰り出す。
技名は東映公式サイトで紹介されたもので、他の技と違って劇中では言及されていない。
そもそもダイシンケンを使っていない為、「恐竜剣侍斬り」か、他の技に合わせて「ブラック侍斬り」とでも呼んだ方がいいような……

  • グランプリ
エンジンオーの必殺技「ゴーオングランプリ」のユニバース大獣神バージョン。
加速して相手に接近しつつ、ゴッドホーンで切り裂く。
なお、両手でゴーオンソードを振るう本家と異なり右手のみで振るう他、すれ違いざまに直接切り裂くのではなく、刀身から青白い光刃を飛ばす形になっている。

  • アニマルハート
ガオキングの必殺技「天地轟鳴アニマルハート」のユニバース大獣神バージョン。
ユニバース大獣神の周りに合体している7体(守護獣ティラノザウルス、守護獣プテラノドン、炎神スピードル、ガオシャーク、ガオタイガー、龍折神、熊折神)の幻影を出現させ、紫色に輝くビームと共に発射する。
この際、「ブラックアニマルハート」のカットインが入る演出がある。
第19話でテガソードホワイトバーンの「テガソード・ハートブレイカー」と撃ち合いになるも、この時発生したオオカミシロクマの幻影に7体の幻影がしばかれた事で、まるで正気に戻ったかのようにUターンする事態が発生。
そのまま因果応報とばかりに、ユニバース大獣神自身が利用してきたメカ達の幻影に体当たりされ、爆散する結果になってしまった。


×余談×

  • 演じるカルマ氏は俳優を目指して16歳で地元福岡県を離れて上京し、オーディションやエキストラなどをこなすも5年間鳴かず飛ばずの苦しい時代を過ごしていたが、2018年にYouTuberとして人気を博して2年間活動した後、2021年にエイベックス・マネジメントに所属し、2023年に俳優デビューを果たした異色の経歴を持つ。
    初登場した第8話以降、毎回凄まじい怪演を披露し、視聴者と共演者をドン引きさせている彼だが、アニメイトタイムズのインタビューにて役作りに関して「作品とキャラクターをもっと愛してもらうには、圧倒的な恐怖を与えなきゃいけないし、悪のヘイトも買わなきゃいけない。台本を読むたびに『やりきらないといけない』と思っています」と意気込みを強く語っている。

  • 第15話はシリーズでも類を見ないレベルの敗北回*5だったのだが、それ以上にクオン(とテガジューン)の言動が強烈過ぎた結果、それどころではない視聴者が続出する事態になってしまった。
    同エピソードではテガソードまで声が届いていないのに「結婚しようよ! 吠……!」の大問題発言があまりの反響を呼んだ結果*6、この場面の台本が『ゴジュウジャー』公式Xにて特別に公開され、本当に台本通りだった事が判明してしまった。
    なお、この事を松浦大悟チーフプロデューサーから聞かされたカルマ氏は自身の公式Xにて、「待って恥ずかしいって笑笑」「最高の反響だから台本公開しました!って伝えられて速攻確認したらマジで公開しとる」「そんな事ある!?笑」とポストしている。

  • 敵対するまでは兄に尊敬の念を抱いていた吠だが、実は吠役の冬野心央氏はカルマ氏の大ファンという事が、ニュースサイト「クランクイン」に掲載されたカルマ氏へのインタビューの中で明かされている。

  • それぞれクオンという名前については「遠野久光」から光、あとついでに野を無くして「久遠」、ガリュードの名前の由来は「狩人」からと思われる。

  • ビジュアル面で見ると、動物モチーフで剣を扱うゴジュウジャーに対して銃を持った狩人、金色が差し色に入ったゴジュウジャーに対して銀色の装甲、ゴジュウジャーのシンボルの「◯」に対して「×」……と、何から何まで対になっている。

  • ブライダンとしての結婚式モチーフは恐らく「仲人」
    仲人と言えば新郎新婦の間を取り持ち、お見合いや披露宴など様々な場面で結婚をサポートする仕事だが、第15話で描かれたテガジューンとテガソードの結婚式にてその役目を果たす形となった。


追記・修正の時間だ。……お前に罰を下す。


×


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最終更新:2025年07月23日 19:11

*1 これらの発言はMr.シャイニングナイフ役の杉田智和氏のアドリブ。

*2 恐らくコンプライアンスに触れる内容かと思われる。

*3 なお、第8話の次回予告で原典と同じ容姿のゴセイレッド、アカニンジャーが映された時点で「ベルトがないスーツであるゲキレッドはガリュードが使うのでは?」と一部で予測されていた。

*4 ゲキレッド/漢堂ジャンの父・ダンを演じたのはデンジブルー/青梅大五郎を演じた大葉健二氏であるが、それを意識した組み合わせなのかは不明。

*5 同レベルとなると、マシン帝国バラノイアに地球征服されてしまった『超力戦隊オーレンジャー』くらい。

*6 ブーケ役のまるぴ氏も自身の公式Xに「結婚しようよ、吠がパワーワードすぎる怖い」とポストしていた。