ゴジュウティラノ/暴神竜儀

登録日:2025/03/24 Mon 00:05:03
更新日:2025/10/23 Thu 12:27:24
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仕方ない。では、名前だけは言っておこうか。

暴神竜儀。テガソード様に仕えし者だ……!



暴神竜儀(ばくがみりゅうぎ)とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。

演:神田聖司 / 飯田晴瑠(幼少期)
キャラクターソング(?):「テガソード讃歌」



◎概要◎

本作の戦隊・ゴジュウジャーの一員であり、ゴジュウティラノの変身者。
本作のキーアイテムである巨神テガソードを熱心に信奉する青年で、自らを「テガソード様に仕えし者」と称する。

家守召子から「代々世界に誇る天才外科医を輩出してきた名門中の名門」と称される程の名家の生まれだが、両親は彼の事を自分達の後継者としか見ておらず、家の中ではまるで物言わぬ「人形」のような肩身の狭い生活を強いられていた。
そんな中、家の倉庫の中で見つけた古書『VILLAGE OF TEGASWORD』に記されていた伝承からテガソードについて知り、自分が「人間」であり続けられる「光」のような存在として信奉するようになる。
そして家を飛び出し、家族と疎遠になってはぐれ者となった後、「この世界を人がいかなるしがらみからも解放される、悲しみのない世界にする」という願いの下にテガソードと契約し、指輪の戦士に選ばれたという。
物語開始1か月前に出会った百夜陸王と行動を共にする中、第2話にて遠野吠と出会い、トレジャーハントノーワンの一件を機に「センタイリングがある程度集まるまで」という協定の下、陸王共々ほぼ一方的に手を組むこととなった。

それまで定職に就いていたかは不明*1だが、第2話ラストで協力関係になるにあたり喫茶「半世紀」のオーナーを飯島佐織より譲り受けており、店名を「テガソードの里」に改名し*2、テガソードの形状を模した名物「テガソード様オムライス」を作り出している。
ちなみに第2話ラスト及び『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.8で写ったメニュー表を見ると、他にも「テガソード様ブレンドコーヒー」や「テガソード様スパゲティ」などの喫茶店らしい商品が提供されている。
あとは第4話のサブタイトルである「パーリィタイム☆夢見るじじい(ホット/アイス)」という謎のメニュー。
他方、第11話で等々力凱亜が注文したハニーミルクのホット(ハチミツつゆだく)はメニュー表に無いが、「テガソード様に仕える身として、全てに備えている。準備不足などありえない!」として、メニュー表に無い料理のみならず無関係の物品まで取り揃えている。
なお、店自体はコーヒーのデリバリーをしていたり、猛原禽次郎をバイトとして雇う余裕があったりと、「半世紀」の頃から変わらず地域の喫茶店として受け入れられている様子。

オープニングでは他の4人が「大切な存在を失う」という映像が流れる中、1人だけ「テガソードを見上げてやや狂気じみた笑みを浮かべる」と雰囲気が全く異なっているが……?


◎人物像◎

普段の一人称は「私」だが、感情が高まったり、親しい相手の前では素が出て「俺」になる。
弥栄(いやさか)*3が口癖で、ファンタジー作品に登場する僧侶や神官のような格好と言葉遣い、オールバックにグラスコード付きの丸眼鏡が特徴。

はぐれ者の集まりであるゴジュウジャーの中では比較的物腰が柔らかい人物だが、前述の経緯で生じたテガソードに対する極端な信奉心の強さから邪険に扱う相手(特に吠)には怒りを露わにする。
また、ゴジュウジャーの面々とは普段は仲間として接しているが、一方で指輪を奪い合うライバル達という認識は他のメンバーと変わらず、「当面は協定を結び、ある程度集めたところで寝首を掻けばいい……!」と本人達を前にして堂々と口にしている。
だったのだが、第8話で吠がクオンの策略で半ば暴走して裏切り行為に走った際には、困惑する他の3人を差し置いて「だからといって、こんなにも突然手のひらを返すとは…! 見損なったぞ!」と真っ先にキレており、実際は堂々と勝負して勝ち取るつもりだった模様。

一見すると世捨て人のような印象を受けるが、第2話では拾得した黄金を交番に届けたりと最低限の一般常識は持ち合わせており、グランドピアノで見事な演奏を披露したり、上述するようにオーナーになってからは自ら料理を作るなど、多彩な才能の持ち主でもある。
また、元々跡取り息子として厳しく育てられたという事もあってか、訪問先での礼儀作法やテーブルマナーなども心得ており、第13話でのマナーノーワンとの「マナーナンバーワンバトル」におけるマナーの数々を難なくこなしてみせていた。

ちなみに名家出身の御曹司というのは先述の通りだが、『ナンバーワン懺悔室』No.11によれば実家には召子も含めたメイドが100人存在し、庭にはコロッケとパチュピチュミニコロッセオとミニマチュピチュが建てられた事があり、
さらにはトラがペット代わり(曰く「動物園で観賞するものと知ったのは中学生くらいだった」との事)、遅刻しそうな時にはヘリコプターで校庭まで送ってもらった事がある*4……など、その富豪ぶりはもはや漫画やアニメに登場する金持ちキャラレベルのもの。
食事も専属の料理人がいるのが当たり前だったらしく、第22話の「節約ナンバーワンバトル」で吠の代理メンバーを探す事になった際、「私は一応、節約を意識しています」と自らカットインしてきたかと思いきや、
料理人を雇わず自分自身で食事を作るのが節約だと本気で思っており「あ、ダメだ~! こいつお坊ちゃんだった……」と禽次郎と一河角乃を盛大にズッコケさせた。
そのような暮らしのせいか、金銭感覚が世間一般のそれと比べて大きくズレており、商品の「テガソード様パフェ」の値段を物価高の現代とはいえ2,500円にしたり*5
『ナンバーワン懺悔室』No.8でゴジュウジャーの面々が注文したメニューに無い物品の数々を、ぼったくりで訴えられそうな程の高額に設定してしまっている*6
しかも支払えないなら「テガソード様の素晴らしさを広めるお手伝いをさせられる」というおまけ付き。

劇中ではテガソードに不敬を働く吠に怒りを露わにする場面が目立つが、変身合体講座②の時のように禽次郎や角乃相手でも説教をする時はする為、第6話のおままごとでのお母さん役が異様に似合っていた事もあり、その様はまるでおかん。

ほら、「お母さん」って呼んでごらんなさい。

一方でゆくゆくはライバルとなる面々故に、情を持たないよう深い付き合いをわざと避けている節も見られる。

『ナンバーワン懺悔室』No.1「第1~4話補ジュウ計画(特別版)」によれば、好きなものはもちろんテガソード様だが、他にもパクチー、梅干しと香りや酸味が強いものが好きな模様。
逆に嫌いなものはテガソード様に仇なす者と詰まった排水溝。


◎衝撃の離脱◎

映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』での出来事を経て、竜儀はテガソードが不滅の存在ではないと思い知らされ、自分の存在意義に思い悩むようになっていた。
それからというもの精神が不安定になってしまったのか、テガソードが自分の元から去っていく悪夢を見たのを皮切りに、勤務中に意識が飛んでコーヒーが溢れているのに注ぎ続ける、卵を買い忘れて慌てて買いに行ったりと、彼らしくない行動を繰り返すようになってしまう*7

そんな中、ショッピングモールで休憩していたところ、ひったくりに荷物を持ち去られそうになったところを阻止した上で、リストラされて自暴自棄になっていた彼の相談に乗り、テガソードの里の50%引きクーポンを手渡しながら「また心が迷った時には、ここに来なさい」と伝えて更生させるも、
その後道行く人々の多数の日頃のネガティブな発言を耳にしてしまい、「やはり、この世界にはテガソード様が必要だ…。全ての指輪を取り戻した、完全なるテガソード様が……!」と悟った彼は仲間の元に舞い戻り、皆が苦戦していたおもてなしノーワンをあっさり撃破。
今日もいつも通り大団円を迎える……と周りの皆も視聴者も疑わなかった。その時までは。

戦いを終えた竜儀は、吠にある手紙を渡す。
それは「果たし状」だった。
竜儀は思い悩んだ末、彼と決着をつける事を決めたのだ。


私は…あの夏の戦いでテガソード様のお命が絶対的なものではないと知った。
私は恐ろしいのだ。二度とあんな景色は見たくない……! 早くしないと、テガソード様をまた失ってしまう……
だから指輪をかけて…俺と戦え、遠野。

……今のてめえじゃ、俺には勝てねえ。

どうかな? やってみなくては分からない……!

……本気らしいな。なら、こっちもガチでやってやる!


突然の決断に吠と仲間達は戸惑うも、彼が本気だと知った吠もワイルドゴジュウウルフに変身し、一対一の対決を繰り広げる事に。
そして互いに全力を出した真剣勝負の末、ワイルドゴジュウウルフが止めとして放った「フィニッシュフィンガー」の前にゴジュウティラノは敗北。
地面に倒れ伏すと同時に今まで集めてきたセンタイリングが転がり落ち、ゴジュウティラノ=暴神竜儀は指輪争奪戦から脱落してしまった。


竜儀……

やはり、お前は強いな……。あとは、頼んだぞ……


しかし、竜儀を倒した吠に笑顔はなく、呆然と立ち尽くすしかなかった。
吠の強さを認めて後の事を託し、去っていこうとする彼に一番付き合いの長い陸王は「本当に……これで終わりなの? 竜儀」と声をかけるが、


……エゴは捨てる。テガソード様にとっては、誰かが指輪を全て集めればそれでいいのだ。
たとえそれが、私でなくとも……

(私はしょせん、大勢のうちの1人に過ぎないのだから……)


竜儀は寂しそうにそのまま去っていった。
しょせん自分は候補者の1人に過ぎず、特別な存在ではない。吠に負けた弱い自分がテガソード様を支える資格などない。
彼なりに考えた、悲しき決断だった。
しかし、センタイリング ゴジュウティラノは勝者であるはずの吠の手には収まらずに空へと向かうと、高貴な身なりをした男の手に渡り……?


◎苦悩の末に……◎

センタイリング ゴジュウティラノは惑星アッサミカから『ゴジュウジャー』の地球に来訪した王子・アッサムを新たに選び、メンバーと一悶着ありながらも和解の兆しが見え始めたある時。

急に姿を現さなくなったアッサムにゴジュウジャーの面々が思いを馳せていた頃、吠が突然腹痛を訴えて病院に搬送される事に。
症状は単なる食あたりで大事には至らなかった事で安心する3人は、偶然病院の総回診が始まる現場に立ち会ったのだが、そこには白衣に身を包んだ竜儀の姿があった。
吠が搬送された先は竜儀の実家にして、彼の父・竜登が院長を務める「暴神病院」であり、指輪争奪戦から脱落した竜儀は実家に戻って医者になっていたのである。
思わぬ再会に喜ぶ面々だが、竜義は今までのテガソード様至上主義な振る舞いはどこへやらすっかり大人しくなり、「人形」の如く父親の言いなりになってしまっていた。

その変貌ぶりに周りが困惑する中、ドクターノーワンが竜登を取り込んで実体化。
患者や医療従事者達を巻き込んで暴れ始め、竜儀も手を貸すよう吠や陸王に言われるも、既に指輪の戦士でなくなり、自分の生きる目標を失ってしまった竜儀はこれを拒否。
この体たらくぶりに吠から「どうやら俺の知ってる竜儀は、もういねえらしいな……」陸王の財布を無理矢理ひったくり、溜まっていたテガソードの里での飲食代のツケを突き付けられつつ愛想を尽かされ、
陸王からも「このまま一生、人の言いなりになって生きるつもり?」と心配の声を浴びる竜儀は「だったらどうすればいい!? 教えてくれよ…。俺はどう生きればいいんだ!?」と八つ当たり半分に問いかけるが、
そこへゴジュウジャーのセンタイリングを狙う具島玲が現れ、所有者であったアッサムごと厄災の指輪に取り込んだセンタイリング ゴジュウティラノの力でゴジュウティラノに変身。
ゴジュウジャーの面々がドクターノーワンの毒で動けなくなる中、その体内に恨みを持つ竜登が囚われていると知るや彼を救い出さずに倒そうとするが、先ほどまで戦意を失っていた竜儀は半ば無意識にゴジュウティラノに組みかかった。
自分を縛り、支配しようとする父親を消してやろうというのに、それを邪魔した竜儀に怒り混じりで困惑する玲に対し、竜儀は反論する。


違う……。やられそうな父上を見て、咄嗟に体が動いた……! 動いたんだ……

竜儀……

そうだ…。父から逃げる為じゃない!
私は自分の意志を貫く為に家を出たんだ!! 私の意志で!!

他の誰でもない、私が世界を変えたいと願ったのだ!!

何だ? 指輪が……!

私には願いがある!
指輪よ、来い!! お前の主は俺だ……。俺はもう一度、戦いたい!!


自身の願いを思い出した竜儀は、ここに完全復活。
そんな立ち上がらんとする竜儀の思いに応え、センタイリング ゴジュウティラノが厄災の指輪から抜け出て竜儀の下へ帰る現象が発生。


私のこの手で世界を癒す!

怪力伝道師・ゴジュウティラノ! テガソード様と共に!!


そのままゴジュウティラノに変身すると、テガソードをメスの如く振るってドクターノーワンを追い詰め、「世界を蝕む“しがらみ”という病を治療する」という信念の下に「フィニッシュフィンガーティラノ」を叩き込み、竜登を救い出すと共にドクターノーワンを撃破。
直後に行われたアニマ・ハートの駆るアイアイザー・アサガオとの巨大戦も、ゴジュウポーラーの「復帰祝い」と称したアシストもあって見事に制してみせた。
かくして、竜儀は辞表と「私は私の道を行きます」という置き手紙を残して父の下から去り、再びゴジュウジャーの一員(とテガソードの里のオーナー)として吠達の下へ戻るのだった。


◎人間関係◎

ゴジュウジャーのチームメイトその1にして、物語開始前からの協力者。
『ナンバーワン懺悔室』No.1によると、第1話から約1ヶ月前に知り合い、陸王の方から同盟を持ち掛けられたという。
性格的な共通点はあまりないのだが、普段から割と2人でつるんでいる場面が多く、『ナンバーワン懺悔室』の他に第5話での「おせっかいナンバーワンバトル*8」、第6話でのおままごとでもお父さん役の陸王と異様に似合っている夫婦漫才を繰り広げるなど、2人してバカな事をする為、相性は良い方と思われる。
「世の中のきらめきを全て閉じ込めたような君と結婚できて、僕は幸せだ」「やだ~、子供の前で!」
また、テガソードの里で「陸王オンラインサロン」を開いたり、『ナンバーワン懺悔室』No.15、16で飲食店なのに自作の弁当を持ち込んでいる旨の発言があったり、グッズ制作をしたりと割と好き勝手やっているが、特に注意されている様子はない。
一方でその付き合いの長さ故に、怒らせるとただでは済まない事も把握しており、陸王もその点にだけは十分注意を払いながら接している。

ゴジュウジャーのチームメイトその2。
トレジャーハントノーワンの件で邂逅し、戦いを経て協力する関係となった。
それ以降は互いに「竜儀」「遠野」と呼びあうようになり、テガソードを吠が目覚めさせた事実は認めつつも、そのテガソードで地面を掘削したり手の上に住み着こうとする彼を度々叱りつけている。
なお、テガソード自身は吠からの扱いに割と寛容なのだが、竜儀にとってはそこも気に入らないのかも知れない。
彼の人となりはなんだかんだで認めているが、アルバイターとしては信用しておらず、第8話の時点では禽次郎を雇った件で文句を言われても「お前はガラが悪すぎる……。できて番犬ぐらいだな」とばっさり切り捨てていた。
しかし第9話での一件を経た事もあってか、その後の第10話ではクオンと決別した後、物思いにふけながら花の蜜を啜る彼にコーヒーをサービスし、「お前にも、厄介な家族がいるんだな……」と気遣ったり、第13話では買い出しの手伝いを頼む程度には信用するようにはなっている。
また『ナンバーワン懺悔室』No.11で描かれたが、テガソードの里でたまに飲食しており、それを「ツケ」にしている*9そして「天罰」と称した竜儀からのお仕置きを受けるまでがワンセット*10
なお、このツケは第31話において陸王から無理矢理借金する形で完済されたが、それは吠にとって「絶縁」を意味していた*11
同話ラストで舞い戻った際、テガソード様オムライスを注文した吠は「金欠でオムライス代が払えない」と再びツケにしたが、竜儀は怒る事なく素直に受け入れた。
ツケというのはネガティブなものではあるが、2人にとっては絆を繋ぎ止める為の大切なものでもある模様。

ゴジュウジャーのチームメイトその3。
第3話のラストで邂逅し、譲二の姿で「卵を……」と苦しんでいたため、テガソードの里に連れて行き「テガソード様オムライス」を提供すると、禽次郎に姿を変えた。
偶然ではあるが彼が生み出したメニューが禽次郎の姿を維持する事の手助けとなり、仲間になる切っ掛けとなった。
彼も指輪争奪戦のライバルである事に変わりはないが、正体が高齢という事もあってか「禽次郞さん」と呼んで敬語を使ったりと、吠と陸王に比べると優しく接している。

  • 飯島佐織
喫茶店兼アパート「半世紀」の管理人だが、第2話ラストで喫茶店オーナーの役目は竜儀に譲っている。
これに伴って店の名前も前述の「テガソードの里」に改められたが、佐織本人はというと「コンセプトカフェ的な?」といった具合で受け入れている。
竜儀のテガソードを信奉する振る舞いに対しては「変なの」とぼやいているが、そこを除けば彼と良好な関係を築いている様子であり、竜儀もまた第18話で彼女に飲み物をサービスしたりと丁重に接する場面が目立つ。
さらにテガジューンとテガソードの結婚の影響で中途半端に再編された世界では、ペアルックに身を包み、「テガソード讃歌」の替え歌で佐織を讃えるほどのバカップル恋愛関係に発展していた。

  • 暴神竜登(りゅうと)

お前は暴神家の跡取り。お前の幸せは私が決めてやる。

私の言う事を黙って聞いていればいい。分かったな?

演:大澄賢也

「暴神病院」の病院長を務める父親で、竜儀からは「父上」と呼ばれている。
召子の口振りからして彼も天才外科医で、陸王もその存在を知るくらいには著名な様子。
前述のように現在は疎遠になっており、第4話では陸王から父の話を振られるとウンザリした顔で「あの人は俺の話は聞かんだろう……」と愚痴っている。
また上記の通り、クオンの件で吠に対して「お前に『も』」と含みのある言い方をしている。
当初は会話で語られるのみの登場だったが、第31話で遂に登場。
一度は指輪争奪戦から脱落し、テガソードの里のオーナーも辞した竜儀を外科医として迎え入れる形で雇用。
食あたりを起こして病院に担ぎ込まれてきた吠に付き添う形で病院にやってきたゴジュウジャーの面々の破天荒ぶりに呆れつつ、「友達は選べ」と苦言を呈した。
一方で、かつて外科医として勤務していた玲を腕の負傷を理由に解雇しており、彼から恨まれてもいた。
しかし、「病院界でナンバーワンになりたい」という野望をドクターノーワンに付け込まれて素体にされてしまい、その体内で生死の危機に陥った上、ゴジュウティラノに変身した玲にドクターノーワンごと殺されかけるが、再びゴジュウティラノに変身した竜儀に助け出された。
その後、病院を辞職した竜儀の辞表と置き手紙を見ながら「バカ息子が……」とつぶやきながらも、最終的には彼の意思を尊重した模様。

  • 家守召子
家族代々暴神家に仕えるスーパー家政婦。
センタイリング カーレンジャーを所持しており、レッドレーサーに変身するユニバース戦士Car Safeだけに。
暴神家を飛び出した竜儀を連れ戻そうとするが、マナーノーワンに対する荒々しい戦いぶりを見て、暴走レッドレーサーへと姿を変えた。

  • 巨神テガソード
ゴジュウジャー達やユニバース戦士と契約している神。
上記の通り、『VILLAGE OF TEGASWORD』の伝承でその存在を知った竜儀からは「テガソード様」と呼ばれ、信仰の対象となっている。
その信奉ぶりはかなりのもので、
  • 佐織からオーナーの座を譲り受けた喫茶「半世紀」の店名を「テガソードの里」に改め、メニュー名にも「テガソード様○○」と名付ける(第2話)
  • テガソード本人から名前を呼ばれた際には有頂天になり、同エピソードラストで店に飾られているテガソードの祭壇に過剰なまでの飾り付けを施す(第14話。なお、第15話からは元通りにされた)
    • この件はテガソード本人ですら「ああ……。いい、感じだな……。ナンバー…ワン」と気を使っており、竜儀以外のゴジュウジャーの面々からも呆れられていた
  • ブライダンに乗っ取られた「南場一丁目夏祭り」にて、屋台を奪われた町内会の面々にテガソードの素晴らしさを布教し、「いやさかテガソード様祭り」で対抗する(第21話)
  • (青春ノーワンの「青春の輝き」による洗脳状態だったとはいえ)慧海学園の演劇部にて、部員達にテガソードの素晴らしさを布教する*12(第24話)
  • 深淵なる厄災クラディスの残党・ペスティスとモリス軍団との決戦にて、ゴジュウウルフからもっと願いを叫ぶよう求められ、「いっそテガソード様に踏まれたい!」とまでぶっちゃける(映画『復活のテガソード』)
  • 設名新のウィッシュジェネレーターで見せられた最も幸せな夢の中で、等身大サイズのテガソードに膝枕して耳掃除をする(第28話)
……など、その奇行ぶりは枚挙にいとまがない。
それだけに、その『復活のテガソード』でテガソードがペスティスに敗れて命の危機に瀕した出来事は竜儀にとって大きなトラウマとなり、上記のウィッシュジェネレーターによる幸福な夢が歪められた悪夢として現れたり、第29話での一件に繋がってしまっている。
だが、そのトラウマを乗り越えた第31話で戦線復帰してからは、これまで以上にテガソードの力になる事と、新たに「テガソード様のかかりつけ医」となってその健康を守る事を決意するのだった。


◎ゴジュウティラノ◎



……あの頃は君も俺も泣いてばかりだったな。でも今は違う。
テガソード様と出会い、俺は強くなれた!

世の中は、危険な事で満ち溢れてる! 何も信じてはいけないんです!!

違う!! 信じる心こそが、生きる標となる!
……この力を以て、君に証明する。エンゲージ……!


クラップユアハンズ!

♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイヘイヘイ!)
♪♪♪(ヘイ! ヘイ!) ♪♪♪(ヘイヘイヘイ!)


♪♪♪(ウォーオッオッオッー! ウォーオッオッオーオー! オ-! オ・オ・オー!!)


ゴジュウティラノ!!


信じる勇気が光となる。この身はあなたに捧げます……!

怪力伝道師・ゴジュウティラノ! いやさか!


スーツアクター:榮男樹

竜儀が金のテガソードと「センタイリング ゴジュウティラノ」で変身した姿で、モチーフはティラノサウルス。変身の際には手拍子と共にドラムの音色が鳴り響く。

固有能力は「ナンバーワン怪力」
変身前の時点でグランドピアノや自動車を軽々と持ち上げ、挙句樹木を引っこ抜いてぶん投げたり、軽く小突いただけで相手を吹っ飛ばすほどの怪力を誇り、そのパワーを活かした戦法を得意とする。
おかげでニチアサ同期ヒロインに飛び火してしまっている。
また、戦闘中に時折鳴き声口癖である「いやさか」の他にも、「ティラ!」という掛け声を発する事がある。


■装備

  • ティラノハンマー50(ゴー)

テガソード様のお導きにより、参上!

ティラノハンマー50!

天罰……!


センタイリング テガソードイエローをテガソードに装填し、拍手する事で胸部から召喚されるゴジュウティラノの個人武器。
ティラノサウルスを模した小型ハンマーで、両後ろ足に当たるパーツがグリップ、両前足に当たるパーツがトリガーになっており、鈍器として扱う他にも口に当たるパーツを開閉させる事で噛みついての攻撃も可能。
このように接近戦での使用がメインだが、遠距離・高所の相手にはハンマーを振りかぶると共に黄色の衝撃波を放って吹き飛ばす戦法も行える。

保有センタイリング

  • センタイリング オーレンジャー
超力戦隊オーレンジャーのセンタイリング。
使用する事でオーレッドに変身する。
変身後は原典と同じく剣術を得意とする他、後述の「超力テガソード様ピラミッド」を発動できる。

  • センタイリング アバレンジャー
爆竜戦隊アバレンジャーのセンタイリング。
使用する事でアバレッドに変身する。
変身後は原典と同じく、ティラノロッドを駆使したパワフルな棒術を得意とする。
第7話で往歳巡から課せられた課題をクリアした特典として贈られた。

  • センタイリング カーレンジャー

思えば、君にはやられっ放しだったからね!

ここらで貴様の指輪、もらい受ける!

激走戦隊カーレンジャーのセンタイリング。
使用する事でレッドレーサーに変身する。
変身後は本家と同じく共通武器のバイブレードやオートパニッシャーの他、個人武器のフェンダーソードが使えるようになる。
第14話で召子から別れ際に譲られ、第25話のガリュード戦で初めて使用された。

いずれも第29話で吠との決闘に敗れてからは吠が預かるような形で所持していたが*13、第31話ラストで指輪の戦士として一からやり直す事を決めた竜儀の希望により、そのまま吠が正式に所有する事となった。


■必殺技

  • フィニッシュフィンガーティラノ

フィニッシュフィンガー!ティラノ!!

天罰……!

左手で地面に触れて衝撃波を発生させ、浮き上がった相手をテガソードからの斬撃で滅多切りにする。
また、他のメンバーと同じくテガソードをノーワン怪人に突き刺し、素体にされた人間を救出するやり方も可能。

  • ティラノハンマークラッシュ

いやさか……

ティラノ!ハンマークラッシュ!!

天罰……! 私こそが、マナーナンバーワン!

黄色に光り輝くティラノハンマー50を振りかぶり、連打を食らわせるか、地面に叩き付けて広範囲に衝撃波を放つ。
第13話では前述の「フィニッシュフィンガーティラノ」から続けざまに放ち、ビルの壁面へ放り投げたマナーノーワンをテニスの壁打ちよろしく数回殴り付けて撃破した。

  • 超力テガソード様ピラミッド

オーレンジャー!フィニーッシュ!!

センタイリング オーレンジャー使用時に発動するオリジナル技。
テガソードを地面に突き立てて赤いピラミッドを模した超力の網を作り、相手の動きを封じる。

  • オートパニッシャー
センタイリング カーレンジャー使用時に発動。
本家と同じくオートブラスターを「シフトアップ」させ、通常時と比べて20倍の威力を誇る高エネルギー光弾を発射する。
第25話でガオレッド(ゴジュウレオン)の「ファルコンサモナー・アローモード」と同時に繰り出し、ガリュードを吹き飛ばした。


◎テガソードイエロー◎



神よ…! 応えよ!

その願い、聞き入れよう……!


アウェイキング!


リングイン…!
これぞ至福、天上の安らぎ……!

叩け!噛みつけ!イエロー!
叩け!噛みつけ!イエロー!

テガソードイエロー!!


人神一体! テガソードイエロー!


スーツアクター:藤田洋平

全高:53.3m(頭上まで60m)
全幅:45.5m
胸厚:28m
総重量:3500t
スピード:300km/h
出力:1750万馬力

テガソードが竜儀と人神一体となり、ティラノハンマー50と合体した格闘強化型の形態。
頭部は「センタイリング テガソードイエロー」と合体しており、両腕には左右に分割されたティラノハンマーが装着されている。
搭乗者の竜儀と同じく、怪力と巨大な両腕暴君拳(ぼうくんけん)を活かしたパワー系の技を得意とし、プロレス技のパイルドライバーに似た……というかまんま某へのつっぱりはいらない主人公「テガソードライバー」などの技を繰り出す。


■必殺技

  • テガソード様・礼賛(らいさん)竜撃(りゅうげき)
前方の相手に向けて暴君拳を構え、顎に当たる部分を展開して高威力のエネルギービームを発射する。
この際、「礼賛竜撃」のカットインが入る演出がある。

  • 正式名称不明
第4話で使用。
空中から地上に向かって突撃し、相手を攻撃しつつそのまま地面を掘り進む*14

  • テガソード様・礼賛(らいさん)竜掌(りゅうしょう)

暴神竜儀、共に戦おう……

おお…。テガソード様が私めの名前を……! この私、どこまでもついて行きます!

前方の相手に向かって加速し、暴君拳を叩き付ける。見た目としてはパンチに見えるが、「竜掌」なので竜儀本人のイメージとしては掌底を叩き込んでいる模様。
例によって、「礼賛竜掌」のカットインが入る演出がある。
第14話で初めて使用した際には「信じる心」を理解した召子の応援、何よりテガソード直々に名前を呼んでもらえた事で竜儀のテンションがぶち上がった状態になっており、
テガソードイエローを踏み潰さんとばかりに超巨大化したMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークを貫通する威力を発揮した。

なお、いずれの技もテガソード側の音声は「ティラノハンマークラッシュ」の為、テガソード側の技名は総称だと思われる。


■テガソードイエロー(大獣神)



戻ってきたか、暴神竜儀。

……テガソード様、この暴神竜儀、やはりあなたと共にありたい!

あなたと共に! 私のこの手で! 世界のしがらみを無くしたい!
それが私の……願いです!!


お坊ちゃん! 俺様からの復帰祝いだ。使いな!


ジュウレンジャー!!


お前の願い、しかと聞き届けた。行くぞ!

……いやさか!!


ゴジュウポーラーがセンタイリング ジュウレンジャー(俺様リング)の力を引き出し、実体化させた大獣神の両腕をテガソードイエローの暴君拳と交換する形で合体させた、テガソードイエローの特殊形態。
本家大獣神と同じく右手に「恐竜剣ゴッドホーン」、左手に「マンモスシールド」を携えており、マンモスシールドで相手の攻撃を防ぎつつ、恐竜剣ゴッドホーンで一撃を決める戦闘スタイルが特徴。
なおテガソードレッド(トッキュウオー)と違って、テレビ朝日公式サイトに「腕だけ大獣神のテガソードイエロー」と紹介されるような事態は避けられたが、代わりに使用した俺様リングの名が「センタイリング トッキュウジャー」と誤記されてしまった。

必殺技

  • 超伝説礼賛(らいさん)斬り
大獣神の必殺技「超伝説・雷光斬り」のテガソードイエローバージョン。
猛スピードで突進しつつ、エネルギーをみなぎらせた恐竜剣ゴッドホーンを振るってすれ違いざまに相手を切り刻む。
例によって、発動時には「超伝説・礼賛斬り」のカットインが入る演出がある。


◎余談◎

  • 名前の由来はティラノサウルスの別名「暴君竜」から。


  • 演じる神田氏は放送開始時点で31歳であり、30代の俳優が戦隊ヒーロー役に抜擢されたのは『王様戦隊キングオージャー』でハチオージャー/カグラギ・ディボウスキを演じた佳久創氏以来である。
    初期メンバーを演じるメインキャスト5人では一人だけ年齢が10歳以上離れている為、当の本人も「最初は敵役としての起用だと思っていた」とのこと。

  • 設定だけで言うなら「怪しきものを信奉するようになり、家族と疎遠になった」という子供番組でいいのかというヤバい設定ではあるが、神田氏の明るくパワフルな演技もあって悲劇性があるようなキャラにはなっていない。

  • ゴジュウティラノのスーツアクターを務める榮氏は主に仮面ライダーシリーズの方で活動しており、何気にスーパー戦隊シリーズへのレギュラー出演は初とある。
    また、ライダーでも怪人やダークライダーを演じる事が多かった為、ヒーローサイドを演じるのも珍しかったりする。

  • 東映公式サイトによれば、第2話でグランドピアノを担いで演奏する場面は、担ぐ場面はロケ地で一部グリーンバックを使い、演奏シーンは別の場所にてグリーンバックを使って撮影が行われた。
    演出を担当した田﨑竜太監督曰く「竜儀がピアノを担いでくるカットは、新しい方法を使っていて、ひとつの挑戦でした。うまくいってなによりです」との事。
    • ただし、同エピソードが放送されたSNSのタイムラインによれば、劇中のような運び方ではピアノ線が緩んだり傷んだりして調律した意味がなくなってしまう為、さすがに真似しようと思う者はいないだろうが決してこのような運び方はしないように。

  • 「テガソードの里」に改名して以降、当たり前のように店長を務めているが、実は医師免許には食品衛生責任者の資格が内包されている為、法律的に問題はない。
    もう一つ、防火管理者資格も必要とされているが、こちらは医師免許にこそ含まれないものの開業医などでは必要とされており、併せて取得しているケースは多い。あるいは先代店長でアパートのオーナーは続けているであろう佐織が持っているか。

  • 竜登役の大澄氏は、竜儀役の神田氏と同じ所属事務所(キューブ)の先輩俳優。
    劇中では歪な親子関係にあった暴神親子だが、実際の撮影では良好な関係を築いており、両者揃って自身の公式Xに「楽しい撮影でした 有難うございました」(大澄氏)「事務所の大先輩でいらっしゃる大澄賢也さんと共演させていただきました。素敵な経験をありがとうございました」(神田氏)とポストしている。
    なお、第31話でドクターノーワンの素体にされた竜登だが、実は大澄氏は過去に映画『ULTRAMAN』でビースト・ザ・ワンの依り代にされた有働貴文役を演じていたりする。


テガソード様に代わり、追記・修正を下してやる……!


この項目が面白かったなら……\いやさか!/

最終更新:2025年10月23日 12:27

*1 (おそらく本編以前から)医師免許を取得しており、本編でも一時的に医師として病院に勤務していた事から、本編以前にも医師としての勤務経験がある事は示唆されている他、30歳という設定年齢を勘案すると既に専門医としての資格を持っている可能性もある。

*2 東映公式サイトのワンワン裏話(テガソードの里にて、暴走の兆し)によれば、先述の『VILLAGE OF TEGASWORD』が由来になった事が明かされている。

*3 「ますます栄える」の意。繁栄を祈って口にする言葉。現在でもボーイスカウトなどで祝声として用いられている。

*4 もっとも、その日は日曜日だった為、結局そのまま帰ったという。

*5 その事を角乃に指摘された際には適正価格を教えてもらおうとしたが、そのタイミングで彼女は熱海常夏に呼び出されて店を去ってしまった為に教えてもらえず、『ナンバーワン懺悔室』No.8の時点でも値段はそのまま。ちなみに『スーパー戦隊レストラン』では「ゴジュウジャー振り返り第1弾」メニューの一つとして、「テガソード様パフェ〜スーパー戦隊レストランver〜」がお値段そのまま2,500円で提供されたが、「適正価格だろう。」というヤケクソじみた竜儀のコメントが添えられている。

*6 ちなみに注文されたのは、それぞれ吠→堤なつめに奢ってもらったものと同じハンバーガー、禽次郎→新しいスマホ、陸王→愛……という名のハート型ギフトボックス(冒頭で角乃が飲んでいたカフェラテも注文扱いにされた)。このうち値段が分かっているのは、吠が注文したハンバーガーの5,000円で、吠曰く「Google (ピー)elより高えじゃねえか。使った事ないけど」。

*7 さらに『ナンバーワン懺悔室』No.28で解禁された第29話の未公開シーンでは、パジャマ姿のまま店のカウンターに立ち、吠と禽次郎に指摘されてあわてて着替えるも、上着だけを羽織った状態になる姿も描かれた。

*8 この時はお節介と称して2人して雄叫びをあげながらおせっかいノーワンの両肩にサインを書き、吠と角乃は意味が分からず唖然とし、肝心のおせっかいノーワンすら「あの……これはなんですか?」と敬語で聞く始末だった。

*9 本編では第9話にて、ガリュードと彼が召喚したスペードエース・デンジレッド・ゲキレッドの偽者との乱戦の最中に出た「貴様、うちのツケを払っていないだろう!?」という発言が飛び出した他、第11話では「早くツケを払え」と催促する姿が見られた(後者については直後に凱亜が来店して接客を優先した為、うやむやになったが)。

*10 この他に『ナンバーワン懺悔室』No.14では、吠の提案でテガソードの里で運動会が開かれ、そのせいで店内を荒らされた事に怒り、彼に制裁を加えた事も(なお、他のメンバーは吠に全ての責任を押し付けて逃げていった)。

*11 竜儀は知る由もないが、第1話で堤に奢られたハンバーガー代を即座に返済するくらいには借りを作るのを嫌がっており、見方を変えれば吠にとって竜儀は「ツケ=借りを作ってもいいぐらいには気を許せる相手」だったという事になる。

*12 ちなみに、部員の一人がかぶっていたテガソードレッドの頭は、小道具スタッフが段ボールで自作したもの。

*13 通常は脱落した場合即座に指輪が勝者に転送されるのに対し、竜儀の場合は転送されずに地面に散らばっていた為、第31話ラストで吠が所持していた事が明かされるまで、所有権が移ったかどうかはぼかされていた。

*14 地下でテガソードレッドと交代している。

*15 タイガーレンジャーサーベルタイガー(ネコ科)、アバレイエロープテラノドン(翼竜)と恐竜モチーフではない。ちなみに『キョウリュウジャー』と『リュウソウジャー』の2作品はイエロー不在だが、近い色のキョウリュウゴールドとリュウソウゴールドはそれぞれプテラノドン、モササウルス(滄竜/有鱗目)とやはり恐竜モチーフではない。