アットウィキロゴ

仮面ライダーゼッツ

登録日:2025/10/03 Fri 17:12:35
更新日:2026/08/18 Tue 03:13:15
所要時間Finish reading this item in about 25 minutes. Good luck.(約 25 分で読了せよ。健闘を祈る)


タグ一覧
2025年 7 777 777→ZZZ I'm on it. NAQT VANE PLAY BACK VISIONS YUTA ZZZ エージェント カプセム コメント欄ログ化項目 コード:ソムニア スパイ スパイアクション スーパーヒーロータイム スーパー推理タイム テレビ朝日 ナイトメア ニチアサキッズタイム ブラックケース 上堀内佳寿也 中本悠太 今井竜太郎 令和ライダー 令和ライダーシリーズ 仮面ライダー 仮面ライダーゼッツ 伏線いっぱい 伏線の宝庫 坂部剛 夢と現実 夢の世界 夢の中へ 夢は悪夢を超える 山口恭平 悪夢 悪夢回避RTA 明晰夢 東映 東映特撮 柏木宏紀 柴﨑貴行 極秘防衛機関CODE 歌いにくいOP 海外展開 渡辺淳 湊陽祐 睡眠 神OP 胡蝶の夢 芝高啓介 英語 葉山康一郎 警視庁公安部怪事課 谷中寿成 高崎壮太 高木洋 高橋悠也





彼の夢は、世界を救うためのミッション




『仮面ライダーゼッツ』とは、2025年9月7日からニチアサキッズタイムで放送されている仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマであり、「令和仮面ライダーシリーズ」第7作目にあたる。

本編開始前には映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』にも主人公である万津莫/ゼッツが登場した他、シリーズ前作『仮面ライダーガヴ』最終話ラストでも莫が先行登場している。


概要(Overview)

誰もが眠っている間に見るをメインテーマにした作品。
「これは夢だ」と自覚できる特殊な夢・明晰夢を見る事ができる主人公が、夢から出現し、現実にもその魔の手を伸ばす怪人に立ち向かい、人々を守るまでを描く。

本作は仮面ライダーシリーズの本格的な海外展開を視野に入れて制作されており、日本国内や既に進出済みの中国以外にも、アメリカやカナダ、韓国といった主要国でも放送・配信が決定している。
一応、仮面ライダーの海外展開自体はここ数年である程度進んでいるものの、今のところ大きな展開が継続できているのはアジア圏に留まっていた。
特に北米では『仮面ライダーBLACK RX』のリメイク版『MASKED RIDER』や、『仮面ライダー龍騎』のリメイク版『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』で挑戦した前例はあったが、いずれも成功とは言い難い結果に終わった為、およそ20年越しの再チャレンジとなる*1
ロサンゼルスで開催されたL.A. Comic Con 2025にも出展しており、東映のスタッフからは「『MASKED RIDER』や『DRAGON KNIGHT』の視聴者が親世代になった事で、海外でも二世代化が始まっている事を感じた」とのコメントもある。

番組コンセプトはズバリ「世界に向けて仮面ライダーを再定義する」
令和ライダー1作目の『仮面ライダーゼロワン』以上に原点回帰を推し進めたようなデザインや、・令和ライダーで定番となった強化スーツ路線から離れて「肉体変化」を強く強調した演出*2に加え、夢というテーマも「国境に関係なく万人に馴染みのある要素」として取り入れられたもの。
加えて世界的に人気が高く、海外の視聴者にも馴染み深い洋画作品──中でもスパイアクション映画を意識した設定・作風も特徴的であり、特にサブタイトルの演出や法則性の他、劇中内でも頻繁に英語が使用されている。
またそんな作風が土台故に、探偵モチーフで推理ものとしての側面も強かった『仮面ライダーW』や、刑事ドラマを意識した話作りだった『仮面ライダードライブ』といった過去作のように謎解きやミステリーものとしての要素も強く、全体的にハードボイルドな雰囲気を醸し出している。

一方で「夢の中」という本作の舞台の都合上、アクションシーンや戦闘シーンは直近のシリーズと比較してもかなり派手かつダイナミック。
物理法則を完全に無視できるのをいいことに、敵味方を問わず現実世界ではありえないような動きや現象を当たり前のように起こし、CGなどをふんだんに使ってそれらが表現される絵面は圧巻の一言に尽きる。
また、日本人の慢性的な睡眠不足が社会問題になり、睡眠の質などに関する話題がSNSや各種メディアで取りざたされる現代において、「眠らないとミッションを遂行できない」という設定もまた子供達に「夜更かしせずに早く寝よう」と訴えかける、実に教育番組らしい取り組みとも取れる*3

総じて、スパイものというややハイティーン向けなモチーフと話作りながらも、ド派手かつ予測不能なバトルシーンによって、子供から大人まで幅広く楽しめる一作と言えよう。

プロデューサーはテレビ朝日から芝高啓介、東映からは『仮面ライダービルド』でサブプロデューサー、『仮面ライダーアウトサイダーズ』ep.5以降でプロデューサーを務め、本作が仮面ライダーシリーズの初チーフプロデュース作となる谷中寿成、『仮面ライダーガッチャード』でチーフプロデューサーを経験した湊陽祐、テレビ朝日から東映に出向中の高崎壮太が担当。
メイン監督は本作が仮面ライダーシリーズのパイロット初担当となる上堀内佳寿也、メインライターはもはや仮面ライダーシリーズではお馴染みとなった高橋悠也が担当している。
また、音楽担当は『ガッチャード』以来の仮面ライダーシリーズ参加となる高木洋と、シリーズ前作『ガヴ』から続投となる坂部剛。
アクション監督は『仮面ライダーリバイス』以来のライダーシリーズの参加となる渡辺淳。

主題歌はNAQT VANEの「VISIONS」。
青の祓魔師』や『アルドノア・ゼロ』『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などで知られる澤野弘之がプロデュースを手掛けるユニットであり、それに伴い澤野氏は東映特撮及びニチアサキッズタイム作品の音楽に初めて関わる事になった。
また、本作はオープニング映像がCase4まで全く使われないという前代未聞のスタートとなっている。
なお、現状はCase1~3と以降の奇数回ではエンディングとしても使われている。
Case25からは主題歌がYUTA(中本悠太)の「PLAY BACK」に変更。作詞は藤林聖子、作曲・編曲はHi-yunkの『仮面ライダーギーツ』以降お馴染みのコンビが担当。
中盤以降から主題歌が変更されるのはボーカルとアレンジを変更した形式だった『仮面ライダー電王』と『ガッチャード』を除けば『仮面ライダー響鬼』から実に21年ぶりとなる。
ちなみに前期OPを女性アーティスト、後期OPを男性アーティストが担当するのは『仮面ライダー剣』以来でもある。

ちなみに、本作は2年ぶりに制作発表会見が開かれたが、今回は六本木ヒルズ一帯で行われていたテレビ朝日の夏のイベントのステージを拝借しての開催だった為、仮面ライダーシリーズとしては初めての屋外かつ一般観覧を入れての会見だった。
なお、今作も『ガヴ』と同じく東映のスケジュール見直しの影響で撮影が前倒しになっており、2025年1月前後辺りから撮影が開始された模様。

映像ソフト化は本作以降、Blu-rayのみのリリースとなる。


あらすじ(Story)

万津莫は極秘防衛機関CODEに所属する無敵のエージェント。
「コードナンバー:7」の肩書きの下、今日も世界の平和の為に人知れず悪と戦っている……というのは、全て彼の夢の中の話。
現実の彼は明晰夢が見られる事と、人助けをしようとする度に大きすぎるハプニングに見舞われてしまう不運体質を除けば、どこにでもいるごく普通の青年である。

ある日、誘拐犯から少女を助けようとした莫は、無人の車に撥ねられ重傷を負ってしまう。
一命は取り留めたが、その夜、莫は謎の怪物ナイトメアに襲われる悪夢にうなされる。
自身の明晰夢の力も効かず、あわやこれまでと思ったその時、莫は夢の中に用意されていたゼッツドライバーとカプセムを手に取り、仮面ライダーゼッツに変身。
ナイトメアを撃破する事に成功した。

翌日。病院内で目を覚ました莫の体には、夢の中だけの存在のはずのゼッツドライバーが巻かれていた。
実は莫が妄想していた極秘防衛機関CODEは実在し、莫もそのエージェントにして仮面ライダーゼッツの変身資格者に選ばれていたのだ。

莫の使命は、他人の夢に乗り込み、人々に悪夢を見せて現実世界に侵攻しようとするナイトメアを殲滅する事。
ここに、莫の人知を超えた一大ミッションが幕を開けた。



登場人物(Characters)

《極秘防衛機関CODE》

万津莫/仮面ライダーゼッツ
演:今井竜太郎

本作の主人公。就職浪人中の23歳。自称「どこにでもいる普通の好青年」
スパイものの映画が好きで、毎晩夢の中で自分がエージェントとして活躍する夢を明晰夢として見て楽しんでいる。
自身の夢の設定が全て現実になってしまった事に驚きつつも、ナイトメアから人々を守る為の戦いに身を投じていく。
詳細は個別項目を参照。 

ゼロ
CV/演:川平慈英
スーツアクター:永徳/梶山翔太郎(ノクスと対面するシーンの代役)

CODEの司令官であり、莫の上司。
普段はゼッツの愛用バイクであるコードゼロイダーの人型モードを遠隔操作して莫とコミュニケーションを取っており、本来のゼロ自身はCODE本部からほとんど動かない*4
詳細は個別項目を参照。

コードナンバー:3(スリー)ロードスリー
演:玉城裕規

CODEの幹部格であるエージェント。
音信が途絶えたゼロに代わって莫に指令を出すが、性格はゼロ以上に合理主義かつ冷徹で、仮にも上司であるゼロをコードゼロイダーを代理にする姿勢も含めて「相変わらず低俗なジョークが好きだな……」と吐き捨てたり、それに抗議しようとした莫を力尽くで気絶させてそのままミッションに遣わしている。
詳細は個別項目を参照。

宮本紅覇/ロードシックス
演:平川結月

なすかの高校時代の同級生。
当時はバスケットボール部で全国制覇を目指していたが、現在はジャーナリストとして活動している。
なすかとは親友に近い関係だったが、「大学でもバスケを続ける」という約束を突如反故にして進路を変えた為に関係がこじれてしまい、現在は疎遠になっている。
何故か初対面のはずの莫を知っていたが……?
詳細は個別項目を参照。

コードナンバー:5(ファイブ)ロードファイブ
演:小柳心

CODEのエージェントの一人。
大柄かつ筋肉質な体格の男性で、「CODEの番犬」を自称する、良くも悪くも使命に忠実な性格の持ち主。
「ターゲットは死ぬまで離さない」という流儀の下、任務の為なら相手を拷問する事も厭わない苛烈さと荒々しさを併せ持つ。
詳細は個別項目を参照。


《警視庁公安部怪事課》

富士見鉄也
演:三嶋健太

怪事課の課長を務める警部補。35歳。
ナイトメアが引き起こす不可解事件「ブラックケース」を長年追っている。
良くも悪くも昔気質の現場主義者で、時に強引な手段で捜査を行ったり、守秘義務もガン無視して警察と何の関係もない莫に情報を与えるなど、独断専行に走りがち。
しかし、周りから理解を得られない事に苦労しながらも、自身の使命を全うしようとするなど、本来は生真面目でまっすぐな人物である。
ゼッツドライバーを手にした莫をブラックケースの重要参考人として目を付けていた事もあり、一定の情報共有をして以降は相互に「不思議な協力者」のような立ち位置にある。
同時に、なかなか理解を得られなかったブラックケースや夢での出来事の理解者でもあった莫には非常に親しげ……どころか馴れ馴れしく接しており、その点においては莫はちょっと引き気味。
傍目から見ても異様なまでにブラックケースに執着しているが、なすかが配属される以前に行動を共にしていた小鷹が突然行方を眩ませた過去があり、それをブラックケースと睨んで真相を解明しようと捜査にのめり込むようになったらしい。
その小鷹が所属していた頃は今とは逆にナイトメアの存在を全く信じておらず、そんな過去の自分に対する自責の念もある様子。
Case4で莫の自宅が異世界に繋がっている事を突き止め、不法侵入してゼッツルームに辿り着くと、解体の影響で追い出されたトラックに代わり一方的に怪事課の新たな事務所としつつ、本格的に莫に協力する事に。
だが、ノクスが本格的に莫の妨害を始めた事を切っ掛けに、かつて信頼していた部下が悪しき怪人に手を貸している事実を認められず、その件を言及する莫と対立するようになっていく。
そしてメテオナイトメアの事件を機に半ばけんか別れのような形で協力関係を解消し、再びなすかと2人だけで捜査を進める形になった。
その後、念願叶って小鷹と再会するも軽くあしらわれた事から彼の事情を察し、改めてその足取りと真意を探るべく、自身の態度を反省して莫に謝罪。再び協力関係を結ぶ事になった。

演じる三嶋氏はシリーズ前作『ガヴ』の第31話にて、リゼル・ジャルダックが訪れたアンティークショップの店員役として出演していた過去がある。

南雲なすか
演:小貫莉奈

怪事課に新たに配属された女性警部補。23歳。
一応富士見の部下に当たるが、ブラックケースは端から信じておらず、傍目から見れば妄言を垂れているようにしか見えない彼や、完全な窓際部署である怪事課も「左遷先」と断じて苦々しく思っており、富士見に対しては常に歯に衣着せぬ物言いで反抗的に接している。
だが、その分捜査に熱が入って周りが見えなくなってしまいがちな富士見の制止役でもあり、彼が暴走する度にハイキックで制裁するのがお約束。
また、富士見と行動を共にする中で人々を守る為なら自分の名誉や体裁も犠牲にするその姿勢に少しずつだが感化されていき、彼に歩み寄る姿勢も見せ始めている。
下の名前は親にしか呼ばせず、当初は富士見から呼ばれる度に抗議していたが、諦めたのかいつからかスルーするようになった。
同級生だった紅覇との別離にCODEが関係していた事実を知ってからは傍観者のままでいる事を捨て、怪事課の捜査官として本格的にブラックケースとの戦いに身を投じる覚悟を決めた。

演じる小貫氏は高橋氏が脚本を手掛けた『ギーツ』にて我那覇冴/仮面ライダーロポ役で出演しており、本作が仮面ライダーシリーズ初のレギュラー出演作となった。
両名共に名前の由来は、初夢に出ると縁起がいいとされる「一富士二鷹三茄子」と思われる。富士見に関しては「徹夜」ともかかっているか。
当初は「鷹」に該当するキャラが不在と思われたが、後述する小鷹の存在が明かされ、3つの要素が揃う事となった。「四扇五煙草六座頭」が登場して6人組になるのかは不明。


《ナイトメア》

本作の敵怪人。
人間の夢から生まれ、その人間──通称「夢主」の欲望やトラウマを参考に、それを叶える悪夢を見せる。
そうして悪夢を見せていく事で、夢主の深層心理に繋がる「心の扉」という数枚の扉が開いていき、全てが開ききる事で夢主を取り込んで現実世界に顕現し、直接被害を及ぼそうとする。
詳しくは個別項目を参照。

ノクスノクスナイト仮面ライダーノクス
演:古川雄輝

ナイトメア達を先導し、悪夢の世界から現実世界へ送り込もうとする謎の人物。
その正体は元CODEのエージェント・小鷹賢政であり、莫にとっては先輩に当たる人物。
Case11ではモウルドナイトメアを使役して手に入れた国家機密のデータからナイトインヴォーカーとイレイスカプセムを回収し、リカバリーカプセムで復元する事でノクスナイトへと擬装。
ゼロにナイトインヴォーカーを回収されて以降は、ノクスドライバーで仮面ライダーノクスに変身するようになる。
詳細は個別項目を参照。

ザ・レディ
演:美村里江

ノクスの上司と思われる謎の女性。
催眠術めいた能力の使い手で、相対した相手の考えや認識を少しの間だけ操作できる。
ただし万能ではないのか、身分を偽って接近した莫には効果がなかった辺り、何かしらの条件がある模様。
また、自ら人間界で活動する事もあり、その際には場面によって複数の偽名と肩書きを使い分けている。
ノクスが持ち帰ったコードゼロイダーのメモリーから万津家の場所を探し出し、偶然を装って莫と相対した時に心理カウンセラーの「安堂小百合」として接触している。
CODEの壊滅が目的のようだが、その真意と正体は不明。


《悪夢監獄》

ジーク/仮面ライダードォーン
演:天野浩成

物語後半から参戦した元CODEのエージェント・コードナンバー:1(ワン)にして、懲役1000年の刑を受けていた暗殺者。
好戦的な愉快犯気質で、気の向くままに周囲を戦いに巻き込んで暴れ回る。
詳細は個別項目を参照。


《その他周辺人物》

ねむ
演:堀口真帆

本作のメインヒロイン。20歳。
抜群の知名度と人気を誇るトップアイドル。
元々は孤児だったが、児童養護施設の支援を行っていた事務所「オフィス美女木」の社長・美女木真澄の目に留まり、ジュニアアイドルとしてスカウトされ、たちまちスターの階段を駆け上がっていった。
その有名ぶりたるや、富士見やなすか曰く「誰の夢に出てもおかしくないほど」らしい。This manかな?
実際、莫の潜入先の夢にほぼ必ず姿を見せており、その夢の内容に合わせた衣装で何かしらの役割や職業を行っている。
明るい性格で、「おやすみございます」のあいさつと共に莫のエージェント業務の背中をいつも押してくれるが、同時にプロ意識も強く、自分の役割には常に忠実。
時にはそれが莫に向いてしまい、彼のミッション遂行に支障をきたすような真似もしてしまうが、莫の人柄を認めてからはサポートするようになる。

万津美浪
演:八木美樹

莫の妹。20歳。芸能事務所「鶴亀芸能」のマネージャー。
莫と2人暮らしで、無職の兄に代わって家計を支えるしっかり者。
マイペースで夢見がちな兄の気質に呆れており、何かと厳しい物言いが多いが、他愛ない話で盛り上がるなど兄妹仲は基本的に良好。
加えて内心ではその人知を超えた不運のせいで何度も死にかけてきた兄の身を案じているのだが、それ故に莫の人助けを過剰に嫌がったり、時には彼を理不尽に束縛しようとするなど、やや行きすぎた行動を取りがち。
当初は莫がエージェントとして活動している事は知らなかったが、クローゼットから突然飛び出してくるなど不審な行為や不自然な言動が増えていく兄を徐々に怪しみ始め、Case12にて彼が寝ている間にクローゼットを弄った事でゼッツルームに辿り着いてしまった。
自分の兄が危険な事に首を突っ込んでいる件について最初は戸惑いとゼロに対する怒りを隠せなかったが、ゼロから「何か」を教えられた事で一応の納得はしたらしく、以降は莫を支える正式な仲間となる。

東堂司
演:宮川一朗太

警視庁公安部長で、富士見と南雲の上司。
非現実的な存在であるナイトメアを全く信じておらず、挙句には怪事課を「税金の無駄使い」として解体させてしまう*6
しかしその後、一転して怪事課に非公式にてナイトメアの捜査を命じている。
何か隠された真実を知っているのか、あるいは何も知らないが、実際にブラックケースとしか言いようがない事案に直面して考えを変えたか。


登場ライダー(Riders)

仮面ライダーゼッツ
万津莫がゼッツドライバーとカプセムを使って変身した姿。
全体的な姿は伝説の戦士・仮面ライダー1号を思わせるが、変身ベルトであるゼッツドライバーを腰に巻くのではなく、左肩からたすき掛けに装着するという、歴代ライダー作品全てを見渡してもベルトで変身する仮面ライダーでは初となる姿が特徴。
夢の力を内包したカプセムを交換する事で様々な能力を発揮する。
詳細はこちらを参照。

仮面ライダーノクス
ノクスがノクスドライバーとシャドウカプセムを使って変身した姿。
影を操っての戦闘スタイルが特徴で、それに加えて専用のカプセムで自身のボディの一部を武器に変形させる事も可能。
また、ノクスナイトから引き続きブレイカムバスターも使用する。
詳細はこちらを参照。

仮面ライダードォーン
ジークがブレイカムドォーンとパニッシュカプセムを使って変身した姿。
ブレイカムドォーンを駆使した白兵戦の他、ジーク自身の強力な明晰夢とパニッシュカプセムの能力によって夢そのものを作り変えるなど、予測不能な戦法で周囲を翻弄する。
詳細はこちらを参照。


《その他》

いずれも「仮面ライダー」の名前を冠しておらず、変身時の掛け声も異なる為、いわゆる「疑似ライダー」に当たる存在。

インヴォークナイトシステム

ノクスナイト
ノクスがナイトインヴォーカーとイレイスカプセムを使って「擬装」した姿。
ねむから「銀ギラのゼッツ」と称された通り、たすき掛けしたナイトインヴォーカーやマッシブな体形など大まかなシルエットはゼッツと似ている部分が多い。
Case16にてゼロにナイトインヴォーカーを回収された事で変身不能になり、以降は仮面ライダーノクスに活躍の場を譲る事となる。
詳細はこちらを参照。

インヴォークロードシステム

CODEのエージェント達がロードインヴォーカーと各々が持つ専用のカプセムで「擬装」した姿。
ゼッツドライバーのリバースエンジニアリング*7で得たデータを基に、インヴォークナイトシステムを発展・強化させたノクスナイトの後継機とも言うべき存在で、シルエットや白銀を基調としたミッションスーツ、全身の機械的なディテールなどノクスナイトと共通する要素を持つが、それぞれ複眼の形状や差し色が異なっている。
また、ノクスナイトと異なり左肩に負荷緩和装置「ロードゲルダンパー」が装備されており、装置内部の特殊ゲルによって変身者の精神と肉体への負荷を緩和している。
共通武装としてブレードモード、ナックルモード、シュートモードの3モードに変形するブレイカムブレイカーを持つ。
ロードインヴォーカーはゼッツドライバーの、ブレイカムブレイカーはブレイカムゼッツァーのリデコだが、DX玩具版はどちらも一般店頭販売商品であり、セット販売までされる大盤振る舞いとなった*8

ロードスリー
コードナンバー:3がロードインヴォーカーとエクストラカプセムで擬装した姿。
腕部「ロードアーム」はブレイカムブレイカー・ブレードモードと相性が良く、エクストラカプセムで強化された全能力を活かした軽やかかつ容赦のない白兵戦を得意とする。
また、左肩にはロードゲルダンパーに加えてマント状のカスタム装備「スプレッドケープ」が備わっており、そこからエネルギーフィールドを発生させてカプセムの固有能力を広げる事で、一定範囲の支配力を高める事が可能。
詳細はこちらを参照。

ロードファイブ
コードナンバー:5がロードインヴォーカーとショックカプセムで擬装した姿。
腕部「ロードアーム」はブレイカムブレイカー・ナックルモードと相性が良く、ショックカプセムの能力に物を言わせた荒々しい肉弾戦を得意とする。
詳細はこちらを参照。

ロードシックス
宮本紅覇がロードインヴォーカーとパニックカプセムで擬装した姿。
腕部「ロードアーム」はブレイカムブレイカー・シュートモードと相性が良く、パニックカプセムの能力も付与した銃撃戦を得意とする。
詳細はこちらを参照。


用語(Keywords)

カプセム
本作の変身アイテムで、カプセルトイの容器を思わせる球状のアイテム。
詳細は個別項目を参照。

極秘防衛機関CODE
主人公サイドの勢力。
当初は莫の夢と妄想の産物かと思われていたが、ノクスによれば「CODEは現実の世界に実在する。お前が生まれるより、もっと昔からな」とのこと。
実際、莫が小学生時代に通っていた塾にて何らかの活動をしていた事が示唆されるなど、ゼロの冷徹な言動も含めて話が進むほどにきな臭い雰囲気を漂わせている。

ゼッツルーム
莫とゼロの拠点。
莫のクローゼットに引っかけられているスイッチを操作する事でそこをドアに変形させ、出入りが可能になる。
内装は図書館や博物館を思わせるややレトロかつ洋風なものだが、隠し扉など様々な機能がある。
Case5以降は、後述の怪事課も捜査拠点として度々訪れるようになった。

心の扉
夢の中のどこかにある、夢主の深層心理に繋がる扉。
複数枚で1セットという形で存在しており*9、白い扉に彫像の頭や手足が伸びて絡まっているような神々しくも不気味な見た目が特徴。
夢の中でナイトメアが暴れ、夢主の深層心理に秘めた欲望やトラウマが叶えられていく事で1つずつ開いていき、全てが開くとナイトメアを現実世界に呼び出すのみならず、夢主はナイトメアに取り込まれる形で「永遠の眠り」に閉じ込められてしまう。
ナイトメア以外に開ける事はできないが、鍵穴から深層心理を覗き見る事はできる為、「コードナンバー:7」としてのミッション完遂に当たって、この心の扉を見つける事がほぼ必須条件となる。

警視庁公安部怪事課
通称「怪事課」
ナイトメアが引き起こす不可解現象「ブラックケース」を扱う警察の専門部署。
だが、「夢の中に出る怪人が起こす事件」という傍目には与太話やオカルトの類いとしか思えないような現象がまともに信じられているはずもなく、割かれている予算はごくわずか。
加えて専用の部屋もろくに与えられず、警察署の前に駐車されているトラックの荷台を拠点にしているなど、本庁からの扱いは劣悪かつずさんそのもの。あまりのひどさになすかも「窓際を超えて窓外族」とボヤくほど。
そしてCase3にて、とうとう「税金の無駄」として解体が決定してしまう……が、警視庁爆破というブラックケース*10の真相を突き止めてもらうべく、Case4以降は「非公式の部課」という扱いで存続することとなった。
ある時点から莫を「ナイトメア事件の重用参考人」と睨んでおり、Case5ではあろうことか前述のゼッツルームに居候する事になってしまった。
この件に対し、ゼロは「怪事課には利用価値がある」とする一方で、彼らの前ではコードゼロイダーの遠隔操作を最低限にし、自身の存在は秘匿している。
Case13にて一度莫との協力関係を解消してゼッツルームから去る事になったが、後に再び協力関係を結び、間借りを続ける形になった。


放映済みエピソード(Episodes)



劇場版(Film)

2025年7月25日に公開された『ガヴ』の単独映画作品。
前述の通り、ゼッツ及び変身者の莫が先行登場している。

  • 仮面ライダーゼッツ さよならのミッション
2026年7月24日公開の『ゼッツ』初の単独映画作品。
次回作『仮面ライダーマイス』より音澄宙/仮面ライダーマイスと瑞生優菜が先行登場する。
同時上映は『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』。


スピンオフ(Spin off)

  • 仮面ライダーゼッツ SISTER'S SUBSTORY エージェント美浪
東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信。
万津美浪が主役を務めるスピンオフ作品で、マネージャー業に悪戦苦闘しながらも邁進する彼女の姿を描く。
1話約1分30秒〜2分程度で、一見TV本編のストーリーとは無関係に思えるが、何やら猫のような姿をしたナイトメアも暗躍しているらしく……?


その他媒体(Other)

  • 仮面ライダーゼッツ【変身講座】
YouTubeのバンダイ公式チャンネルで配信のネットムービー。
例年お馴染みの仮面ライダーの変身ポーズのナビゲート動画。

  • 仮面ライダーノクス【変身講座】
YouTubeのバンダイ公式チャンネルで配信のネットムービー。
仮面ライダーの変身ポーズのナビゲート動画第2弾で、ノクスにスポットを当てた内容となっている。

  • ゼッツあにめ ドリームアルバイターばく
2025年12月28日よりTTFCにて配信された、『ゼロワン』から続くTTFCオリジナルアニメ。


彼の追記・修正は、アニヲタWiki(仮)を救うためのミッション


R06.ガヴ←R07.ゼッツ→R08.マイス

この項目が面白かったなら……\I'm on it./

最終更新:2026年08月18日 03:13

*1 日本のTVシリーズの欧米輸出自体はBlu-ray BOXという形で既にある程度成功を収めており、これまでに『ゼロワン』『クウガ』『龍騎』『ギーツ』が発売された。また、東映公式の海外向けYouTubeチャンネル「TOEI TOKUSATSU WORLD OFFICIAL」でも初代『仮面ライダー』から『エグゼイド』までが最初の2話のみ無料公開されている。

*2 谷中Pによると、海外の特撮ファンから実際に「『変身』と言ってもスーツに着替えているだけでは?」という指摘が多く上がっていたらしく、それを踏まえての判断とのこと。

*3 劇中でも、興奮でなかなか寝付けない莫に対してゼロから「職務を放棄する気か(=夜更かししてないで早く寝ろ)」とお叱りの電話がかかってくる一幕がある。また、公式切り抜き動画「ZEZTZ CLIP」ではラストに「早寝、早起きをしよう!」と表示される。

*4 当初は莫の夢の中でシルエットを見せていたが、それ以降は所在そのものが不明だった。

*5 Case27で「休職を申請する」旨の電話をしていたが、相手は芸能事務所ではなくゼロであり、この時点で既に半ば縁を切っていた。

*6 実際問題、公的機関かつ公務員が『夢の出来事が現実に及ぼすオカルト事件を、国民の税金を使って警察が調査している』なんて一般人にしたら意味不明以外の何者でもないので、言い方はともかく対応や考え方は間違っていない。

*7 「リバースエンジニアリング」とは「分解・解析して技術を得る」という意味の為、同じCODE製のはずのゼッツドライバーからわざわざそんな方法でデータを取った理由は不明。単に設定考証を担当したスタッフが意味を取り違えていただけかもしれないが、ファンの間では「ここにも何かストーリー上の意味があるのでは」と考察する声もある。

*8 ノクスナイトも同様の玩具展開が行われたが、ナイトインヴォーカーはゼッツドライバーに取り付ける「ナイトインヴォーカーバックル」としてのみ発売され、ブレイカムバスターも仮面ライダーノクスとの共用となっている。

*9 枚数は夢主によって異なる(例を挙げると富士見の場合は3枚、麻宮みゆきの場合は2枚、美女木真澄の場合は4枚)。

*10 同エピソードでボムナイトメアが起こしたもの。

*11 次回予告のBGMにもそれが示されており、前編の予告には「CODE NUMBER:7 UpVer.」後編の予告には「GOOD MORNING」が使用されている。ちなみにCase25は「Dream Maze」のオルゴール版、Case26は「PLAY BACK」が予告に用いられている(Case24予告のBGMは現時点でサントラ未収録)。

*12 当時公開を間近に控えた仮面ライダーシリーズ生誕55周年、及び『仮面ライダーアギト』25周年記念映画『アギト-超能力戦争-』より、葵るり子(演:ゆうちゃみ)がゲスト出演した。