仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

登録日:2019/12/31 Tue 10:56:42
更新日:2023/08/08 Tue 19:42:04
所要時間:約 9 分で読めます




【注意】この項目は重大なネタバレを含みます。





平成から令和へ

伝説を背負いし者『ジオウ』

伝説を創りし者『ゼロワン』

決して交わってはならない




 、






 。




『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』とは、仮面ライダーシリーズの劇場公開映画作品である。


概要

2019年12月21日に公開された、『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダーゼロワン』のコラボレーション作品。
監督は『ゼロワン』と『ジオウ』双方の演出を手掛け、本作が仮面ライダー映画作品初監督となる杉原輝昭。
脚本は『ゼロワン』メインライターの高橋悠也が担当する。

コラボレーション作品ではあるが、単なるお祭り作品にとどまらず、『ゼロワン』の前日譚として、本編では語られなかった数多くの秘密が描写されている他、
歴史がリセットされた『ジオウ』メンバーのその後も描かれる直接の後日談*1としての一面も持っているため、本作を見ることで両作品の世界観をより深く味わえるようになっている。
『平成ジェネレーションズ』シリーズでもあったように、本作の映像は『ゼロワン』本編にて回想シーンとして使用されている。

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』においてソウゴは夢の中で仮面ライダーゼロワンを見ているが、本作では特にそのことには触れられていない。
一方、先行出演していた或人もジオウとは共演しておらず、本作が初対面となっている。
ウォズは或人達のいる世界を「『ゼロワン』の世界」と言及しており、元々はリセットされた『ジオウ』の世界とは別世界と見られるが、
歴史改変が起きたことでそれぞれの平成ライダーの世界が再び融合を始めていることが劇中で語られている。

「ザ・ファースト」というタイトルだが、これは本来『ゼロワン』と次作『仮面ライダーセイバー』のクロスオーバー作品となる2作目『仮面ライダー 令和ジェネレーションズ(仮)』が2020年冬に公開予定だったためである。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で『ゼロワン』単独映画の製作・公開が延期された事情もあり、同年の冬映画の枠は『ゼロワン』及び『セイバー』の単独映画が2本立てで上映され、
セイバーとゼロワンの共演は2021年の夏映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』の方に持ち越される形となった。
最終的には『セイバー』と『ゼロワン』の2作品そのものがコラボする映画は制作されず、2021年の冬映画は『セイバー』と『仮面ライダーリバイス』がコラボする仮面ライダー50周年記念映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』として公開された。


あらすじ

ある日、飛電或人が目を覚ますと、世界はヒューマギアに支配されていた。
自身が社長を務めていたはずの飛電インテリジェンスは謎のヒューマギア「ウィル」に乗っ取られ、自身は指名手配犯として、追われる身となっていた他にも、
残った人類がレジスタンスを結成し、人類を脅かすヒューマギア軍団と戦うという或人が知る世界と全く異なる物に置き換わっていたのだ。

混乱する或人の前に現れたのは、かつての記憶を取り戻した常磐ソウゴとその一行。
彼らによれば、タイムジャッカーの介入によって歴史が改変されたのだという。

その転換点である12年前、あの「デイブレイク」が起こる直前へと或人達は飛んだ。

そこで或人を待ち受けているものとは、そして、黒幕の目論見とは……?


登場人物

ゼロワンサイド

レジスタンス

ご存知アルトじゃーないと!な飛電インテリジェンス社長にして主人公。
暴走したヒューマギアによって支配された世界を元に戻すべく、ジオウの面々と共に時をかける。
その先で知ったのは、自分の父・其雄の知られざる秘密と目的だった。
アナザーゼロワンことウィルとの戦いで、不安定な飛電ゼロワンドライバーを奪われてしまい、映画本編の大半は「ある人物」から渡された滅亡迅雷フォースライザーで仮面ライダー001に変身する。
劇場パンフレットにて朝に弱いことが判明。実際、劇中でも目覚まし時計を6個かけたにもかかわらず寝坊している。

ご存知ヒューマギア憎しなゴリラA.I.M.S.隊長。
本作では、レジスタンスの戦士として、唯阿や仲間達と共にヒューマギアに必死に抵抗している。
歴史改変の影響によって或人との出会いは無かったことにされており、故にヒューマギアや飛電インテリジェンスへの憎悪も復活しており、
或人を助けて早々に「お前の一族がヒューマギアを作ったせいでこうなった」と非難している。
エンドロールでは世界と共に記憶も元通りになったが、「俺がヒューマギアになって人間を襲う夢を見た」という不穏な発言をしており、実際に彼の中にはが宿っていた……

ご存じ美人秘書ヒューマギア。
時空の歪みを探知し、歴史が機変されたことを導き出した衛星ゼアによって唯一、歴史改変前の或人のことを記憶している。
ウィル達を裏切って人類側についており、今まで人類が生き残るのに貢献してきた。
しかし、ヒューマギア故に人々から快く思われておらず、子供からも突き飛ばされて睨みつけられるなど、邪険に扱われている。
終盤ではそんな自身を突き飛ばした子供が人質にされたため、自らウィル達の下に連行される。

ご存知A.I.M.S.の技術顧問。
不破と共にレジスタンスの戦士として戦っている。
冷静さや「ヒューマギアは人間の道具」という考えは相変わらずで、激情に駆られる不破を「今は人間同士で争ってる場合じゃない」とたしなめるシーンもある。
エンドロールでは不破の不穏な発言に対して、「自身がそうなってしまったら、倒してほしい」とこちらも不穏な発言をしている。

戦士では無いが、地下シェルターにて是之助の形見でもある不完全な衛星ゼアを守り続け、完成に向けて尽力していた。
歴史改変の影響か、やはり或人とは初対面で、テレビシリーズのような彼への辛辣な態度は鳴りを潜めている。
12年前の時間軸にも登場し、そこでは是之助との確かな信頼関係が描かれている。
世界が戻ったエンドロールにて福添は「私も変身して会社に貢献したい」と言って変身ポーズを考えていたが?

  • ミニミニ重装備(パンフレットより)/二階堂輝男
  • 傭兵上がりの男(パンフレットより)/尾野
  • ヤクザ上がりの男(パンフレットより)/井東
後に『ゼロワン』本編でレイダーの変身者として登場する人物達。
……ぶっちゃけ演じる俳優が同じだけであり、本編の3人と同一人物なのかは不明。

  • セクシーダイナマイト(パンフレットより)
名前の通りの外見のレジスタンスの美女。
チョイ役だが、演じた鈴木ふみ奈氏のインパクトもあって画面の圧が凄い。
元天ノ河高校の水泳部だった……かどうかは定かではない。

ヒューマギア

本作では滅亡迅雷.netが治安維持組織になっているため、彼らもその一員として人類に牙を剥く。
性格や言動は一切変わっていないが、装いはこざっぱりとした洋風かつシックなものになっており、耳のモジュールも本編と違い、現世代型ヒューマギアと同じものになっている。

  • シェスタ
本作では飛電の社長であるウィルの社長秘書となっている。
その立場上テレビシリーズよりも出番は比較的多め。
テレビシリーズと同様、淡々とした言動を取るが、終盤にて……?

  • マモル
  • オクレル
第2話のゲストヒューマギア達が再登場。

本作のキーパーソンの一人。
飛電インテリジェンスの大株主となっており、社内でも絶大な権力を持つ。
元々は或人が物心つく前に死亡した本当の父親の代わりとして是之助が作り出した機体。
12年前にはウィルと共に通信衛星アークのAIを開発していたことが発覚。さらにはその力を利用し、
是之助にも秘密で飛電ゼロワンドライバーやゼツメライザー等の変身アイテムを作っていたことも分かった。

その目的は「ヒューマギアが笑える世界を作ること」らしいが、その真意とは……?
本作にてデイブレイクの真相が「衛星アークの打ち上げを阻止しようとして其雄がその自爆装置を作動させたがために起こったもの」という事実が示唆され、後のテレビシリーズ第25話でも本作の映像を流用する形で改めて真実が語られている。

その他

  • 飛電是之助
今は亡き飛電インテリジェンス先代社長にして、ヒューマギアの生みの親。
12年前の時間軸にて、初めて存命当初の行動が描かれた。
「社員こそ会社」という信念故に、福添達からの信頼も厚かった模様。
優秀なウィルを誇りに思っていたが、シンギュラリティに目覚めつつある彼の内心を理解しきれず、それが後の悲劇を生んでしまう。


ジオウサイド

言わずと知れた我が魔王
世界の再生によって、仮面ライダーだった頃の記憶を全て失っていたが、歴史改変の影響でゲイツやツクヨミと共にかつての記憶と力を取り戻す。
過酷な戦いを乗り越えただけあって貫禄がテレビシリーズ以上に増している他、中盤にて或人を激励した際の台詞は、過去と未来の因縁と戦い続けた彼だからこその発言であろう。

滅とクロスオーバー対決を展開する。
改変後では「明光院 (けい)()という名前になっている(「ゲイツ」はソウゴの付けたあだ名という扱い)。

本作でもその勇ましい女戦士ぶりは遺憾なく発揮され、時間停止の力も惜しげなく使われている。ぶっちゃけ味方が使っていい戦法ではない。
改変後では月読(つくよみ) (アル)日菜(ピナ)という物凄いキラキラネームになっている。

レギュラーメンバーの中ではその出自故か、唯一改変前の記憶を始めから保持している。
逢魔降臨暦は「真逢魔降臨暦」となっており、そこには「新時代、始まりのライダーが誕生する。」という一文のみが書かれていたが、その意味とは?


本作オリジナルキャラクター

演:和田聰宏

改変された世界において飛電インテリジェンスの社長を務める旧世代型ヒューマギア。
「ヒューマギアのヒューマギアによるヒューマギアのための世界」を掲げる一方、人間を蔑視している。
かつては是之助の秘書で、彼からの信頼も厚かったが、「人間がいつまでたってもヒューマギアを笑顔にしてくれない」現状に苛立ちと不満を抱えていたところを付け込まれ、
フィーニスにアナザーゼロワンの力を与えられ、世界中のヒューマギアの実質的なリーダーとして君臨する。
なお、戦いの中で自身を改修したのか、現代ではモジュールが現世代型と同じになっている。

演:生駒里奈

本作オリジナルのタイムジャッカー
前年のスーパータイムジャッカー同様、テレビ本編におけるタイムジャッカーと関係性は不明。
見た目は女性だが、一人称は「僕」。生駒氏曰く「ジェンダーレスな存在」として演じたとのこと。
長過ぎて地面に引きずっているマントが特徴。
ウィルにアナザーウォッチを与え、歴史を改変した張本人。
しかし、その裏には真の目的があるようで……?


仮面ライダー&怪人

テレビシリーズのライダー

  • 仮面ライダーゼロワン
登場形態は、ライジングホッパー、バイティングシャーク、フレイミングタイガー、フリージングベアー、ブレイキングマンモス。
アナザーゼロワン誕生による歴史改変の影響により、登場は序盤と終盤のみ。
最初にゼロワンに変身しようとした際、衛星ゼアの場所の関係でバッタを模したライダモデルが地下から出現している。
衛星ゼアが不完全のため、序盤の戦闘では本領を発揮できていない。

  • 仮面ライダージオウ
登場形態は基本形態、ジオウⅡジオウトリニティグランドジオウ
また、ジオウトリニティは本作が映画初登場となる。
本編終了後の映画でようやく登場するてんこ盛りフォームはクライマックスフォームグレイトフル魂に似たものを感じる。

  • 仮面ライダーバルカン
  • 仮面ライダーバルキリー
  • 仮面ライダー滅
  • 仮面ライダー迅
  • 仮面ライダーゲイツ
  • 仮面ライダーウォズ
  • 仮面ライダーツクヨミ
全て基本形態のみ登場。このうち『ジオウ』勢からはツクヨミが映画初登場となる。
スーツアクターの都合上、ジオウと滅が同じカットに映るシーンはない。


本作オリジナルライダー

  • 仮面ライダー001 ライジングホッパー
飛電或人が「ライジングホッパープログライズキー」「滅亡迅雷フォースライザー」で変身した姿。
ゼロワンと滅亡迅雷.netのライダーを混ぜたような姿をしており、スリムなゼロワンに比べるとがっしりした体格のメカニカルな見た目になっている。
ヒューマギア用のベルトで変身しているためか、変身時には大きな負荷が掛かる。
武器はアタッシュカリバーを引き続き使用するが、アナザーゼロワンに奪われて以降は徒手空拳で戦うようになる。
必殺技は「ライジングディストピア」と「ライジングユートピア」。
アンダースーツは『仮面ライダービルド』のナイトローグ / ブロス系の流用。

  • 仮面ライダー1型 ロッキングホッパー
飛電其雄がロッキングホッパーゼツメライズキー「サイクロンライザー」で変身した姿。
その姿はあの仮面ライダー1号……特に旧1号に似ている。
徒手空拳で戦う一方、暴走したヒューマギアを鎮静化する機能を持つ。
高速移動時に首元のプロテクター「サイクレッドマフラー」の光の残像が、さながらたな引く赤いマフラーの如き輝跡を残す。
必殺技は「ロッキングスパーク」と「ロッキングジ・エンド」。
スーツアクターは高岩成二が担当。


本作オリジナル敵キャラクター

  • アナザーゼロワン
ウィルがアナザーゼロワンウォッチで変身した、仮面ライダーゼロワンの力を持ったアナザーライダー
全体的にゼロワンの生物感を増したようなグロテスクな姿をしている。
戦闘スタイルはライジングホッパーのような格闘戦だが、001から奪ったアタッシュカリバーも使用する。
他にも翅を巨大化させて羽ばたかせて吹き飛ばしたり、蝗の大群を模した物質を放出し攻撃させる遠距離攻撃手段も持つ。

  • アナザー1号
CV:石井康嗣

ある人物がアナザー1号ウォッチで変身した、仮面ライダー1号の力を持ったアナザーライダーで、初の昭和ライダーモチーフのアナザーライダーである。
あのアナザークウガのように巨大な体格の持ち主。
その姿は足が存在せず、代わりにサイクロン号の座席部分から1号の上半身が生えているかのような奇怪なものとなっている。
即ち、1号の模倣者でありながら「仮面ライダー」の象徴とも言えるライダーキックを放つことはできない。
また、変身前とは性格や声も大きく変化している。
他の個体と異なり、年代とオリジナルの名前の場所は不明。代わりなのか、サイクロン号部分には1号・2号のライダーズクレストである立花レーシングクラブのマークがあるが、髑髏の意匠が組み込まれた歪なものとなっている。

武器は口から放つ光弾。
自らを「原点にして頂点」と称する非常に強力な存在だが、「ある物」を吸収して更なる進化を遂げる。
公開一週間前に存在が判明したが、白倉Pがネタバレしてしまった*2
なお、アナザー1号と名乗ってはいるが、その誕生に仮面ライダー1号や本郷猛は一切関与しておらず、
1号と面識を持たず、関わった事もないソウゴからライダーの力を奪う事でアナザー1号ウォッチを生成し、変身している。
このため、厳密には「1号の力を使うアナザーライダー」というよりは、「ライダーの歴史を終わらせ自らが新たな時代の1号ライダーになる」という意味の自称1号
もしくは歴代平成ライダーが持つ1号の要素の寄せ集めと呼んだ方が正しいのかもしれない。
またこの関係なのか、終盤でジオウが力の一端を取り戻してグランドジオウに変身した以外、『ジオウ』のライダー達はレジェンドライダーに由来する形態を一度も使用していない*3

  • バトルマギア
飛電インテリジェンスが開発した戦闘用ロボット兵。
ぶっちゃけ『仮面ライダービルド』のハードガーディアン
スーツはその後、耳元のモジュールをなくした上で武器ごとそっくりそのままバトルレイダー(インベイディングホースシュークラブレイダー)に流用された。


余談

本作は冬映画の中でも1、2を争うほど過酷な世界観が舞台となっており、敵組織による世界征服がほぼ完全に成功し、人類は絶滅寸前という、
劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』や『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』並みに危機的状況となっている*4
その為、『ジオウ』に登場した「仮面ライダーキカイ」の世界は「『令ジェネ』でジオウとゼロワンが敗北していた世界線なのでは?」などと言われたりもしている。
キカイがゼロワンになんとなくカラーリングが似ていたりする点も、よりそういう胡乱な話に信憑性を増している。



追記・修正お願いします。











エンドロール後のネタバレ注意!!












アークは蘇る。1000%の確率で……


エンドロール後、デイブレイクタウンらしき場所に佇んでいた謎の仮面ライダー。
意味深な言葉をつぶやいていたが……?
変身者である天津垓役の桜木那智氏が声のみで出演する事は本ポスターなどで公表されていたため、彼の変身後の姿が先行登場するのではないかと予想する声も少なくなかった。


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最終更新:2023年08月08日 19:42

*1 何気に『ジオウ』の外伝作品において本編との繋がりや時系列が明示されているのは本作が初。

*2 現在、該当ツイートは削除済み。

*3 ゲイツリバイブやウォズギンガファイナリーも「未来のレジェンドライダーの力」と見ることができる

*4 ちなみに2021年の『ビヨンド・ジェネレーションズ』においても、敵組織が完全に世界征服に成功した未来が描かれている。