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たべもの/食べ物(カービィシリーズに登場する回復アイテム)

登録日:2026/07/05 Sun 00:37:20
更新日:2026/07/13 Mon 01:37:13
所要時間:約 16 分で完食できます




たべものには、体力をかいふく
するちからがあります。

見つけたらすききらいせず、
どんどん食べましょう。
――星のカービィ スーパーデラックス、初心者の部屋のナレーション


本項目では、星のカービィシリーズに登場する回復アイテム群であるたべもの/食べ物について解説する。

総称としては各ゲーム内のテキストや攻略本等でひらがな表記の「たべもの」、漢字表記の「食べ物」で揺れが存在する為このような項目名としているが、
以下、本記事内では読みやすさを重視し、引用等の一部例外を除き『食べ物』に統一して表記するものとする。



概要

『スーパーデラックス』より登場している、回復アイテムとしてステージ中で拾える多種多様な食品。
和食・洋食から果物、生野菜、スイーツに飲み物と、作品にもよるが種類は多岐に渡る。
配置されたものをそのまま拾う、敵を倒すと落とすことがある、道端の花(ポップフラワー)から何故か排出される……など、その入手方法もバリエーションに劣らずゲーム毎に様々である。
ドロップして手に入る食べ物はカービィの体力が少ないほど出現率が上がるようになっている様子。

回復量は上位回復アイテムのマキシムトマトなどに比べると決して多くはないが、たとえ体力が満タンでもついつい食べに行ってしまいたくなる不思議な魅力がある。
ある意味、食いしん坊なカービィの冒険をそれとなく彩る、以降のシリーズにおいて不可欠な存在とも言えるかもしれない。


主な登場作品と歴史

以下、食べ物の各種類名については便宜名・公式に用いられた呼称が混ざることに留意。
なお、効果や出番等の混同を防ぐ為、本項目では原則として「取得することで体力が回復するメインゲームのアイテム」としての食べ物にのみ言及するものとし、
  • マキシムトマトは独自の項があるのでそっちを参照。
  • 無敵キャンディーや激辛カレーライス等のような、回復効果を持たない食品アイテム
  • 『トレジャーシュート』や『爆裂コンベアタッチ!』等のサブゲームにてスコアアイテムや演出として登場する食品*1
  • ゲーム内ムービーや各種メディアミックスにのみ登場する、アイテムではない食品
などは取り扱わない。
後述のリンゴの例のように「食べ物としても登場するがこのような役回りで登場するゲームもある」といった形での言及を行う場合についてはその限りではないが、極力「食べ物」の一種として特筆すべき種類・ネタを優先する。
また、元気ドリンク、『wii』以降のボスラッシュで登場する普通のトマト*2など「他の一般的な食べ物より回復量が多いアイテム」は、食べ物とは別枠として考えるものとする。

星のカービィ スーパーデラックス、星のカービィ ウルトラスーパーデラックス

初登場作品。全35種類。
激突!グルメレースでは可能な限り多くのこれを食べつつ、ライバルのデデデ大王より先にゴールすることが目的となる。
基本的に入手方法はステージに配置されたものを拾う、敵を倒すとドロップする、コックの能力で敵を料理する、の3通り。
様々な種類の食べ物が存在するが、各マップごとに出現する食べ物の種類は三つまでのグループ単位で
設定がされているようだ(例としてピーナツ平野の三マップ目はおにぎり、せんべい、だんごのみが出現)。
このような縛りがないグルメレースではこのモード限定で登場する食べ物も存在する。


ちなみにリメイク前後共に、北米版で一部の食べ物が差し替えられているという話は有名。
差し替え対象となったのは和食、というより日本の食文化に基づく料理がほとんどなので、比較してみて向こうのそれとの違いを感じてみるのも一興であろう。
+ 差し替えられた献立の対応表
太字は2026年現在、『エアライダー』までの国内版ゲームでは一度も登場したことがないレアな食べ物。
国内版 北米版
串おでん キャンディケーン
おにぎり ジャムクッキー
オムライス ホットケーキ
寿司 ホットドッグ
のり煎餅 チェリー
たい焼き プリン
たこ焼き サンドイッチ
串団子 クレープ
どんぶり フライドポテト
肉まん オレンジジュース
巻き寿司 ロブスター料理
お餅 インゲン豆
得てして向こうの方がカロリー高そうに見えるが、こちらも和食の割にデンプン物が多いような。
ちなみに上述の表のようにオムライスは差し替えで、かき氷(イチゴシロップ)はそのままだが、これはオムライスが和製洋食なのに対し*3かき氷は「Snow cone」という名前で北米にほぼ同じものがあるため。

星のカービィ64

初めて食べ物が3Dモデルとして登場した。
ステージに配置されている基本種が「チョコアイス」「おにぎり」「骨付き肉」「ショートケーキ」の全4種。
その内おにぎりは北米版だとサンドイッチに置き換わっている。
……だがそれ以上に印象深いのは、何といってもあのコピー能力ミックスで錬成できる食べ物たちだろう。詳しくは後述。

カービィのエアライド

体力の概念がある「シティトライアル」のゲームに登場。青コンテナから出現する。
全10種。種類によって回復量が異なり、ものによってはクリアチェッカーで「1試合中に〇〇をいくつ食べる」というお題の対象になっている種もある。
グラフィックは所謂「ビルボード」形式を大乱闘スマッシュブラザーズDXから引き続く形で採用しており、一部品種の画像もそちらからの流用を含んでいる。
差し替えについては後述。

星のカービィ 鏡の大迷宮

体力を1メモリ回復する。チェリーを除くと全5種。
骨付き肉が元気ドリンクとマキシムトマトの中間に当たる上位回復アイテムとして仲間入り。
一方、基本的にステージに配置されているのは元気ドリンクや骨付き肉、そしてチェリーのみ。
普通の食べ物5種は敵から低確率でドロップさせるか、コックやマジックの能力で敵を変換させるしか出現・取得する方法がなく、地味に希少な存在だったりする。
チェリーの回復量は食べ物類と全く同じだが、ステージ配置の有無など明確に異なる扱いがなされているため、これを今作の食べ物の一種にカウントしてよいかはやや微妙なライン。

星のカービィ 参上!ドロッチェ団

『鏡』のラインナップのうち、チェリーの回復量が他の食べ物よりちょっとだけ多くなって格上げされ、同時にレアな2種が追加されたことで計7種となった。
今作では通常の敵からの入手はできなくなったが、ゴールゲームの景品としてよく見かける他、ドロッチェ団の面々を攻撃することでいくつもドロップさせたり、取得済みの宝箱を再回収すると中から獲得したりできるため、『鏡』に比べると見かける頻度は高くなったほうか。

星のカービィWii、星のカービィWii デラックス

全35種。『DX』ではもう1種追加されている。
チェリーと骨付き肉は再び通常の食べ物として格下げとなった。
ステージに配置されているもの、敵が落とすものに加え、各地に蕾むポップフラワーを咲かせることでもポイントスターの代わりに出現することがある。

ちなみに今作の敵がドロップする食べ物はレベル毎に異なっている。
寒冷地のホワイトウェハースなら紅茶やラーメン、火山地帯のデンジャラスディナーならカレーや骨付き肉、アイスクリームといった風に、
ロケーションに合うものや、その地であったら食べたいようなものが中心。
原則各レベルにつき5種ずつだが一部重複があり、ドロップでは登場しない食べ物も5種存在する。

星のカービィ トリプルデラックス

全22種。概ね『Wii』と変わらず、ドロップの種類がレベルによって異なるのも同じ。
チェリー、ソフトクリーム、プリンの3種は持ち運んで好きなタイミングで使える「アシストスター」の中身としても選抜された。

タッチ!カービィ スーパーレインボー

ブドウに、ミルクに、
ホットドッグ…
たくさんのたべものに囲まれて、
カービィも幸せそう。
でも、たべすぎには ご注意!
――フィギュア「たべものとカービィ」説明文より
虹の各色をイメージした7種+白色枠のミルクの計8種。
ブルーハワイ(藍色)とミントソフトクリーム(青色)の枠は相当悩んだものと思われる。
敵からのドロップはないが、一部のボス戦で登場するものもある。

星のカービィ ロボボプラネット

全28種。世界観に合わせてか調理済み食品が多いように見えて、野菜や果物が特別減ったわけでもなかったりする。
ラインナップが一部変わっている以外は概ね『TDX』と同じ。

星のカービィ スターアライズ

元々実装されていた27種+ドリームフレンズに関連するものとして追加された5種の計32種。
本作ではレベルではなくステージ毎の背景やマップチップによってドロップする食べ物のテーブルが変化する。
またコックの能力及びそのフレンズヘルパーのコックカワサキによって敵や仲間を調理した際に出現する食べ物は、調理されたキャラの種類によって変化する。一例はこちらの記事より参照されたし。

星のカービィ ディスカバリー

全37+2種*4。うち+2分はワドルディカフェのメニューで実質ストック専用。
敵ドロップはないがポップフラワーからのランダムドロップは発生し、その種類はレベルに依存する。
一部のステージでは、特定の位置に配置された特定の食べ物を一定数取得することがワドルディを救出するためのミッションとして設定されている。

カービィのエアライダー

『エアライド』同様「シティトライアル」に登場。全30+1種。
回復量が種類によって異なるのも同じ。コックカワサキは他のライダーより多く回復できる。
エアライドコースのフォーリス、及びウエライドの「山」においても、食べるとスピードアップできるおにぎりが登場する。性質上微妙なラインではあるがグラフィックがグラフィックな上、耐久値ありのルールならちゃんと回復もするので一応食べ物区分と見なしてよいだろう。
また、シティトライアルのスタジアムに追加された「グルメレース」では、通常の食べ物に加え1食で15点も獲得できる、ボリューム満点の「ジャンボ食べ物」も食べることができる。こちらは全15種。
ロードトリップ」のお題として挑戦するグルメレースでは、ステージによって登場する食べ物のテーマ(お菓子、中華料理など)が統一されているというこだわりも。

ちなみに各食べ物のグラフィックはやっぱりビルボード形式が採用されている。
解像度の高い実写の食品たちはとても美味しそうでどこかちょっとだけシュール。
余談だがとある海外コミュニティが発売前時点のプレイ映像からハンバーグの画像素材のソース(味付けにかける方ではない)を特定しており、ちょっとした話題となった。

珍しい食べ物、特徴的な出番がある食べ物など

さて、全種類の食べ物を列記していくのもキリがないため、ここからはカービィが冒険の過程で味わってきた様々な食べ物のうち、様々な意味で印象深いものたちを抜粋して紹介していく。
特に色々な物語で見かけたもの、逆に食べたかどうかすら朧げなもの、くすっとできるような遊び心に満ちた置き方がされていたもの、思わぬ形で悲喜劇をもたらしたもの……。
思い返せしてみればこれ以外にも、たかが回復アイテムと言い切れないような思い出がきっとあるのではないだろうか。

  • チェリー(さくらんぼ)
『SDX』海外版で初登場し、『鏡』から本格的に回復アイテムの一員となった果物。
『鏡』と『参ドロ』では食べ物に代わる主要な回復源として優遇されている。
他にも『TDX』でのアシストスターの一つや『ファイターズ2』のストーリーアイテムなどとして数多の食べ物たちの中から抜擢されたり、
『スタアラ』『ディスカバリー』のボスラッシュ道中においてはマキシムトマト、元気ドリンク、普通のトマトに次ぐ回復アイテムとして宝箱からもらえたり……といった風に、何かと「食べ物の代表種」として扱われることが多い印象を受ける。

なお『鏡』から『ディスカバリー』までの間「食べ物」というアイテム区分のあるゲームにおいては皆勤だった……が、『エアライダー』で逃してしまった。
……と思いきや、カップケーキやジャンボパフェのトッピングとしてちゃっかり出演自体はしていたり。

こちらも『SDX』で初登場し、チェリーほどではないが中々多くの作品へと登場している食べ物。
『Wii』以降に散見される、遊び心のある配置が何かと印象的な一品である。

『Wii/WiiDX』ではロープ移動の続く3-1や5-3冒頭で多く見かけられるほか、4-1中盤においては「雪の降りしきる寒々とした風景をバックに、奈落に落ちないように回転する大砲を乗り継いでいく」というエリアで、一部の乗り継ぐ大砲の射線上に律儀かつ異様にたくさん並んだものが確認できる。
何故だかどことなくデジャヴを感じる配置やシチュエーションである。
また『ディスカバリー』にて、フィギュア説明文にて「フルーツに目が無い」と明言されているゴルルムンバとの戦闘前には、山積みされたかのような形で大量にまとまって配置されているものがある。

  • 牛乳/ミルク
『SDX』から登場。
牛乳パック、牛乳瓶、そして哺乳瓶入りと様々なパターンが見られる。
『ディスカバリー』のフィギュア名によると、牛乳パックに入ったものが「牛乳」、哺乳瓶に入ったものが「ミルク」らしい。
じゃあ『Wii/WiiDX』『タチカビSR』に出てくる牛乳瓶のものは?というと、どうやら前述のフィギュア説明文よりこちらも「ミルク」と思われる。どういう区分なんだろうか。容器の形……?

『タチカビSR』の6-3「恐怖のマグマ火山」では、中盤の不自然な地形の粘土(ほりほりクレイ)をタッチで掘ると温泉のように水が沸き、同時に出現する温泉マーク型に並んだスターを全て回収するとその中心にミルクが出現するというギミックがある。気が抜けない難関ステージの清涼剤のような小ネタである。
また、同作のラスボス戦では途中出現する回復アイテムはミルクで固定されている。色を奪う存在が相手であるため、真っ白なミルクが選ばれているのかもしれない。

『スタアラ』では特定ボス戦のギミックでハイネスが哺乳瓶のミルクを落とす。
おそらく素顔の形状からの選出と思われるが、三魔官シスターズを拾い育てた過去の暗示なのか、はたまたカミが復活したら我が子のように育てようとでもしていたのか……なんとも意味深である。

『ディスカバリー』でポイズンゲロム(大型のカエルの敵)を倒すと、何故かとうもろこしと共にパックの牛乳をいくつかドロップする。「ウシ」ガエルとでも掛けていたりするのだろうか?

『SDX』国内版より登場。
当時のグラフィックだと何の食べ物か若干わかりづらいからなのか、ドット絵をよく見ると6個入りの箱に「たこ」と書いていたりする。

その後の再登場は『USDX』を挟んで『ロボプラ』を待つことになった。以降はトレー状の小皿に4個乗っているのが基本。
見かける機会自体は特別多くもないが、タコの姿をした大型敵のフロッツォボーグを倒すとドロップする食べ物は確定でこれになったり、
イカのスクイッシーを『スタアラ』のコック能力で調理するとイカなのにこれが出てきたりと、何かとこれらの種族に関係する形で入手できることが多い。
『ディスカバリー』の「命はじまる大荒野」にいるはぐれスクイッシーの周囲に配置されているものには何か物語性を感じられる。

  • アイス×スパークの能力で出現する食べ物たち
『64』のコピー能力ミックスの一つ、アイス×スパークは「冷蔵庫に変身し、山なりに飛ぶ食べ物を射出して攻撃する」という能力。
この食べ物は敵に当たらず地形に落ちた場合に回収することが出来、シリーズでも珍しい自己回復能力に長けたコピーとも言える。

この能力で生成できる食べ物は従来ステージに配置されているものと異なる独自のもので、
プリンやメロンソーダといったものから、冷奴・こんにゃく・刺身といった他シリーズでは見かけないやけに渋い選出のもの、生のステーキ肉というそのまま食べていいのか心配になるものなど、ユニークながら確かに冷蔵庫に入っていそうな種類が揃っている。
ただその中でも、否、歴代の食べ物の中でもとりわけ異質なものと言えば、時折排出される黒ずんだ木の枝のような物体だろう。
取得すればちゃんと他の食べ物同様回復できるのを見る限り、見た目に反し問題なく食べられるものなのは確かなのだが、それにしてもこの謎の物体は一体何なのだろうか。
しなびた野菜なのか、それともワカメやヒジキのような海藻類なのか……。

  • 天ぷらそば、ホットドッグ
天ぷらそばは『エアライド』国内版にのみ登場。1試合中に3杯食べることが達成条件のクリアチェッカーがある。
海外版ではホットドッグに差し替えられている。
『エアライダー』までの時点において、現状最後の国内外で差し替えられた食べ物だったりする。

……と、ここまでなら上の項でさらりと触れるだけでも良いだけの話。
しかしこの国別のバージョン違いが、後にプレイヤー界隈に対し思わぬ事態を起こすこととなる。
時は2018年、続編を望みながらも遊び続けていたとある海外プレイヤーが"5 Hot Dogs%"として、ゲーム開始から5つのホットドッグを食べるまでの時間を競う高純度な運ゲーRTAのおふざけ系レギュレーションを提唱。
この指定対象がよりにもよって天ぷらそばとは逆に国内版で登場しないホットドッグであったため、日本語版ユーザーはその一点で参加不能の足切りを食らうという珍事が発生してしまったのである*5
この事態を受けたとあるプレイヤーの「天ぷらそばを"Japanese Hot Dog"と言い張って参加できないだろうか」という旨の投稿を機に、『エアライド』のこれを"Japanese Hot Dog"と呼ぶという歴戦ライダー間のちょっとしたミームが生まれるに至った。
ちなみに、現在のレギュレーションでは日本版の天ぷらそばをホットドッグの代用品として扱うことが認可されている。

そうして歴戦のライダーたちに愛されたJapanese hot dog……もとい天ぷらそばだったが、『エアライダー』ではホットドッグに完全に席を譲る形で未登場となってしまった。

食べ物としては『エアライド』から登場。
メジャーかつシリーズでもよく見かける食品ではあるものの、2D作品ではウィスピーウッズの攻撃手段として登場する(食っても回復しない)ことが多く、それ以外の出番でも『あつめて!』のカービィを増やすためのフルーツや『タチカビSR』における旅立ちの動機だったりと回復アイテム以外の役割を持たされていることがほとんど。
そのため『エアライド』『エアライダー』以外で食べ物の一種として登場したことはほとんどない、地味に珍しめな食べ物である。
+ 断罪のマルスプミラ(『WiiDX』のネタバレ注意!)
マホロアエピローグ 異空をかける旅人にて、不思議なリンゴを巡る旅の末に数奇な運命へと辿り着いたマホロア。
その姿を見届けた後に満を持して解禁される『WiiDX』の『真 格闘王への道』、その大トリとして更なる強化を遂げたマホロアソウルの体力を一度削り切ると、何やら様子がおかしくなりながらも、音もなく1個のリンゴを落とす。
このリンゴはウィスピーウッズのものではなく、ここにしか登場しないれっきとした回復アイテムであり食べ物の一種。
その真意を問い質す暇もないまま、もはやマホロアとしての自我すら失われてしまった何かとの、本当の最終決戦へともつれ込んでいく……。
未だかつて、食べ物1個にこれほど重いコンテクストが生まれる状況がカービィシリーズにあっただろうか。

  • ロールケーキ、バニラアイス
『参ドロ』のみの登場。シリーズ全体でも珍しい食べ物その1。
ロールケーキはカステラのような生地を巻いた素朴な見た目のもの。伊達巻きではない。たぶん。
バニラアイスはグラスに盛られていてちょっとおしゃれ。「アイスクリーム」という括りなら珍しくもないが、ソフトでないバニラアイスが拝めるのは本作しかなかったりする。
『鏡』から追加された食べ物2種だが、ステージで直接拾うことはできない。
クリアしたステージを再訪し、取得済みの宝箱を持ち帰ると、その中から(シャボンアイテム版含め)低確率で出現する、という手順でのみ入手することが可能なのだ。
1周で宝箱を回収してさっさと次へ向かうプレイヤーほど見かけない、そんなちょっとレアな食べ物である。クリアまで一度もお目に掛かれなかったプレイヤーもいるかもしれない。

  • ソーセージ
『Wii/WiiDX』のみの登場。シリーズ全体でも珍しい食べ物その2。
ホットドッグに挟まっていないそのまんまのソーセージ。どのレベルでも敵からはドロップしない食べ物の一種である。
となると固定配置のものを拾って食べるしかないのだが……
それがどこかと言うと最終盤もいいところなステージ7-3の、エナジースフィアのある小部屋の一つに1本、ウルトラソードで中ボスたちを蹴散らして駆け抜けるエリアのとあるギミックを破壊すると数本。それだけ。
その上ステージ地形は赤っぽい火山地帯のため絶妙に視認性が悪く、普通にありふれたホットドッグと思って食べてしまったり、そもそもポイントスターに紛れて食べたことにすら気付けない場合もしばしば起こり得る。
同作で他にも敵からドロップしない食べ物にはショートケーキやジュース、ホットケーキなどがあるのだが、それらはわかりやすい配置箇所が一定以上存在するため、このソーセージの影の薄さはかなり異質。
『DX』ではグラフィックの視認性が少し上がったほか、本当にちょっとだけ配置箇所が追加された。それでも最終盤まで見かけることすらできないのは変わらず。

  • くるまほおばりケーキ
『ディスカバリー』に登場。作中の能力、ほおばりヘンケイの一つである『くるまほおばり』をケーキで再現した一品。
ステージ内では入手できず、ワドルディの町にあるワドルディカフェで購入するか、おとどけワドル便の一部の報酬で手に入る。
回復量は他の食べ物とそう変わらない20%程。コインスターを多少奮発すればカフェや道具屋でさらに回復効果が高いものを購入できるので、攻略上ではあまり見向きされないだろうが、たまにはイートインで購入しカービィ達の食事シーンを見てほっこりするのも良いだろう。
カービィカフェでは、これを再現したケーキが2022年4月よりデザートメニューとして登場。
特徴的なカービィの身体に覆われた車体部分は、スポンジケーキをつるんとしたイチゴ味のブランマンジェ*6で覆うことで表現されている。メニュー紹介文曰く「ぷにぷに仕様」。
スターリーワールド版だと、カフェで購入時に一定確率で結晶のような飾りが付いたスターリーワールド仕様のものが登場する。


余談

カービィシリーズではないため詳しくは触れなかったが、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にも同様の回復アイテム群「たべもの」が『DX』以降登場している。
こちらでは回復量が種類ごとに異なっており、カロリーの高い・お腹に溜まりやすい食べ物ほど回復量が高いというシリーズ共通の法則が存在する。
同ディレクターによる『エアライド』『エアライダー』においても、この法則は実写素材のビルボード形式によるグラフィック共々踏襲されている。
カロリー的にはおにぎりやリンゴと同等以上のはずなのに回復量がぶっちぎりの最低値な『ド』のソフトクリームなど、ツッコミどころのある例外もないわけではないが。


追記・修正は好き嫌いせずバランスよく食べる方にお願いします。
この項目が面白かったなら……\パクッと/

最終更新:2026年07月13日 01:37

*1 システムやグラフィックが本編から地続きな『SDX/USDX』『エアライダー』のグルメレースに関しては例外とする。

*2 大抵の場合で休憩所のマキシムトマトを消費すると一度だけ置き換わるアレ。『USDX』のもの以外は基本的に通常の食べ物よりも回復量が少し多いが、その代わり通常ステージに配置されている例はない。

*3 20世紀の初め頃に誕生、オムレツは普通に洋食なのでそれでよかった気もするが…

*4 一部のバリエーションを除く。

*5 もともと本場として強豪の多かった日本人プレイヤーを排除できるレギュレーションとして作られた、という説もあるが、流石に邪推の域を出ないであろう。

*6 平たく言えば卵を使わない代わりにアーモンドプードルの風味を付けて作ったババロアのようなもの。