仮面ライダードレッド

登録日:2024/01/07 Sun 20:49:22
更新日:2025/01/20 Mon 15:05:11
所要時間:約 5 分で読めます


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※日曜朝9時です。 アトロポス アドバンス召喚 クロトー グリオン ダークライダー ダークライダーズ ドレイン ドレットルーパー ドレッドトルーパー ドレッドライバー ミナト ライドケミーカード ラケシス レプリケミー レプリケミーカード 人質 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーガッチャード 仮面ライダードレッド 儀式召喚 冥黒の三姉妹 坂巻有紗 変身したら死ぬベルトシリーズ 変身者変更 女性ライダー 実験体 宮原華音 富園力也 恐怖 悪役ライダーリンク 悪辣 悪魔のアイテム 暗黒の破壊者 沖田絃乃 洗脳 熊木陸斗 生贄 縄田雄哉 置鮎龍太郎 量産型ライダー 錬金術 鎌苅健太 鶴原錆丸




今から君の(あざな)は、『暗黒の破壊者』──

“仮面ライダードレッド”だよ。



仮面ライダードレッドとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダーである。

スーツアクター:縄田雄哉



【概要】

初登場は第12話「暴走ライナー!暗黒ライダー!」。
ドレッドライバーとレプリケミーカードで変身する仮面ライダーで、『ガッチャード』における悪のライダーに当たる。
名前の由来は英語で「恐怖」を意味する「dread」から。

ガッチャードと同じく仮面ライダーとして扱われているが、全身が骨のような鉄紺色の装甲で覆われた、ガシャドクロを想起させる異様なビジュアルが特徴。
また、胸部の変換炉「ヘカテブラースト」からレプリケミーの力と万物を混合燃焼して生成される破壊エネルギーが全身の装甲を駆け巡っており、その部分のみ黄色やオレンジに発光している。
一方、その首にはガッチャードと同じく白いマフラーが巻かれ、複眼「ドレッドホルス」など仮面ライダーらしい要素も見受けられる。

それ以外には固定の変身者を持たず、その時々の都合によって異なる人物が変身者となる点も特徴として挙げられるが、変身者が何らかの理由でボディから分離されてもドレッドのボディは外的要因で破壊されるまで具現化したままという変わった特性を持つ。
ただし、こうなると理性も何もなく、呻き声を上げてフラフラと動くだけの棒立ちのゾンビにも似た状態となってしまう。
この状態で倒される事でようやくドレッドのボディが消滅し、ドレッドライバーのみが残る。


【装備】

レプリケミーカードに関してはこちらを参照。

  • ドレッドライバー
システム音声:置鮎龍太郎

ドレッドの変身ベルトで、ラケシス曰く「人間の悪意の結晶」
以前から冥黒の三姉妹が開発を進めており、銀色の雛型に一時的に捕獲したユーフォーエックスの力の一端とジャングルマルガム、及びバッテリーマルガムの欠片のパワーを注ぐ事で完成した。

上部に備えられたレプリケミーの理性を奪い、狂化させる凶暴化装置「ヴェヴェルセッター」にレプリケミーカードをスラッシュして読み込ませた後、そのカードを中央部の光彩錬成陣展開円盤「アトゥムサーキュラー」に装填。
するとホラー調の待機音が流れ、アトゥムサーキュラーの左側に取り付けられたレバー式錬金術発動装置「ネクベトヴォーク」を開く事によって変身を完了する。
そして変身後にこのネクベトヴォークを再度開閉する事で必殺技を発動させる。

また、変身用とは別のレプリケミーカードをヴェヴェルセッターに読み込ませた後、アトゥムサーキュラーの右隣に設けられた倒立式蒸留器「コンススティラー」にカードを装填する事により、「○○!ドレイン……!」の音声と共に各種武器の錬成や身体強化を発動(○○には読み込ませたレプリケミーの名前が入る)。
その後ネクベトヴォークを再度開閉する事により、読み込ませたレプリケミーに応じた生贄必殺技を発動させる事ができる。
また、その機能を使ってレプリケミーカードを4枚以上使用した後に上記の操作を取る事で、最大火力の生贄必殺技の発動が可能となる。

なお、このドライバーの機能はどのパーツを見てもレプリケミーの凶暴化によるシステムの作動、及びその力だけを強制的に抽出して戦闘に転用するという、どこまで行ってもレプリケミーを使い潰す事に特化したものであり、
変身を始めとした各種機能の使用後、それに利用されたレプリケミー達は例外なく絶命している。
当然、死んだレプリケミーの力はその時点で使用不能になるが、そもそもレプリケミー自体オリジナルのケミーと違って再生産・量産が可能なため、三姉妹からすればそのような事すら取るに足らないものであり、特に気に留めてもいない。
実際、生贄必殺技発動時の効果音をよく聞いてみると悲鳴のようなものが響いており、ある意味では三姉妹やその支配者であるグリオンの醜悪な本性を端的に表した最悪のアイテムと言えよう。

  • ブラッディーAB
レプリアッパレブシドーのカードでドレイン技を発動する事で錬成した日本刀型の武器。
刀身部に破壊エネルギーをみなぎらせる事により、設定上は戦車をも両断する切れ味を誇るとされる。

  • ブラッディーBB
レプリバレッドバーンのカードでドレイン技を発動する事で錬成した二丁拳銃のピストル型武器。
破壊エネルギーを弾丸に変え、高速で連射して攻撃する。

  • ブラッディーUC
壱式への変身と同時に、レプリユニコンの力を奪う事で錬成されるレイピア型の武器。
細く鋭利な刀身の切っ先に破壊エネルギーを凝縮させる事により、凄まじい威力の刺突を放つ事が可能となる。

  • ブラッディーDO
弐式への変身と同時に、レプリダイオーニの力を奪う事で錬成される棍棒型の武器。
レプリダイオーニ由来の怪力がなければ持ち上げる事すら困難なほどの重さだが、それにより強者を見極める指標となる。


【変身者一覧】

先述の通り固有の変身者を持たず、エピソードや場面によって様々な人物が変身している。

《鶴原錆丸》


戦いたくない……。宝太郎と、戦いたくない……!

ケミーの力を……こんな風に、使いたくない……!

助けて……。助けて……! 助けてぇぇぇッ!!

ドレッドの最初の変身者にされてしまった人物。
ケミーに関する豊富な知識を三姉妹や内通者の針馬汐里に目を付けられ、その性能テストも兼ねた「実験体」に選ばれてしまい、アトロポスに洗脳されて彼女達の手に堕ちてしまった。
自我を消されているために終始無言だが、そのケミーの知識をフル活用し、ガッチャンコを繰り返すガッチャードに対してもレプリケミーカードを使いこなして完全敗北に追い込んだ上、わざとマスク部分の変身を解除して素顔を晒し、攻撃を止めるという最悪の人質として利用された挙句、一度の変身でその負荷に耐えられず急激に消耗し、二度目の変身が終われば死んでしまうというところまで追い詰められた。
だが、錬金アカデミーの仲間達との協力で変身可能となった仮面ライダースーパーガッチャード クロスユーフォーエックスによって救出された。


《ラケシス》


この前と同じだと思ったら、大間違いですわ。

ハハハッ! 今どんな気分? 黒鋼スパナ。私の忠犬になれば、許してあげる。
……はい、お手♪

第14話にてヴァルバラドとの対決で零式に変身。
彼女特有のしなやかな動きが特徴で、元々の性能差やラケシス自身の能力もあって終始圧倒しており、変身解除後も大ダメージが残るまでに叩きのめしてみせた。


《クロトー》


舐めるな! 同じ姿でも、使い手が違えば、パワーは桁違いだ。

どんな力を手に入れようと無駄だ……! お前のようなただのガキが、私に勝てるものか!


第14話と第15話で零式に変身。
元々の好戦的な気質と格闘能力、そして一ノ瀬宝太郎への執念が合わさる事により、スーパーガッチャード相手にも食らいついてみせたが、流石にブラッドサクリファイスの負荷には苦しんでいた。
30話では参式に変身したが、戦闘途中で負荷に苦しみ仮面ライダーヴァルバラドに敗北した。更に32話では参式に変身すら出来ず、負荷を抑えた弐式でプラチナガッチャードと共闘した。
最終回では参式に変身し、決死の覚悟でグリオンに立ち向かったが……。


《ミナト》


生意気なOBにも、指導が必要だな……。

生きてきた厚みが違う……。お前は俺には勝てないよ。


グリオン側へ寝返った第17話から第25話まで零式と壱式に変身。
初変身時はヴァルバラド相手にレプリケミーカードを追加で使わず圧倒し、彼が持っていたライドケミーカード全て(マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター)を奪い取った。
だが、仮面ライダーファイヤーガッチャードの力を脅威として見ており、現状そちらとの直接戦闘は避けている。


《アトロポス》


貸して。僕がやるよ。


第26話でグリオンを裏切ったミナトとラケシスを粛清すべく壱式に変身。
だが、途中で黒鋼スパナが乱入したため、彼が変身した仮面ライダーヴァルバラドと交戦する事になった。
なお、アトロポス自体は小柄だが、変身後は身長が一気に大人のそれに変化する。


《グリオン》


始めから結末は決まっていた。どんなに抗おうが、お前達の勝利は万に一つも……ない!


第27話にて弐式及び参式に変身。アイアンガッチャード、マジェード、ヴァルバラドと戦い、全員を変身解除に追い込んだ。
後に参式に変身したクロトーと違い、負荷によるダメージを受ける様子もない。


【ドレットルーパー】


複製した私の意思をAIで制御し、意のままに動く人形……

その名も、“ドレットルーパー”だ。


鶴原鍵一の錬金術とAI技術を組み合わせる研究を利用し、グリオンが自身の意思のコピーをドレッドライバーに組み込む事で誕生した完全自立型のドレッド。
ドレッド自体の負荷はそもそも肉体が無い事で無視でき、加えてグリオンが冥黒王の力の一部を得たためか、大量生産も問題なく可能という強力な兵士(トルーパー)
本編では錆丸を零式で襲撃したほか、最終回にて軍式を召喚。世界を効率よく黄金化させるための戦力として利用した。

映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』ではデイブレイクの世界線のグリオンも量産化に成功している。こちらでは純粋な兵器としての運用で、壱式以上のドレットルーパーが軍式を率いる精鋭ポジションとして登場した。


【変身形態】

零式(ぜろしき)



ドレッドライバー!


スチームライナー!


さあ、何て言えばいいんだっけ?

変……身……!


スチーム……!


ドレッド・零式……!!


身長:210.9cm
体重:124.4kg
パンチ力:14.2t
キック力:18.4t
ジャンプ力:15.7m(ひと跳び)
走力:6.1秒(100m)


レプリスチームライナーのカードで変身するドレッドの初期形態で、正式名称は「仮面ライダードレッド零式」

前述の通り、全身が骨を思わせる装甲で覆われているが、これは人とレプリスチームライナーの錬成によってできた「ライダゴレム」と呼ばれるもので、頑強な骨格と超耐圧性を併せ持つ。
そのライダゴレムで覆われた両腕「ダンテアクチュエーター」と両脚「ダンテデパーチャー」には、超高圧スチームの充填で腕力・脚力を強化する「ダンテスチームコンプレッション」が搭載されており、破壊エネルギーを伴ったパンチやキックを繰り出せる。

頭部「ドレッドマスク」に目を向けると、レプリスチームライナーの錬成によって形成された「イロガネスカル」はライダゴレム同様の超耐圧性能による強固な防御力を持ち、
その頭頂部に備わる「ウィズダムランプ」は変身者とレプリケミーが持つ知識を集約する事により、変身や錬成を繰り返すごとに知性を高める機能を持つ。
また、複眼「ドレッドホルス」は変身者の視力にレプリケミーの能力を追加する事で特性を変化させる機能を持つのみならず、左右で異なる能力の同時運用も可能とされる。
それ以外では額に調律器「マアトシグナル」が備わっており、こちらは錬成状態を調整しつつ、破壊力を最大限に高めるのが主な役目。


壱式(いちしき)



ドレッドライバー!

先生! 私達を騙したの!?

グリオンを討つんじゃなかったのか!?

お前達のカードも全て回収する。

スチーム……!

ユ~ニ~……!

2枚だと……!?


スチームライナー!

ユニコン!

変身。


ドレッド・壱式……!!

ユニコーン……!


笑えないジョークだ……!

ドレッドの姿が違う……?


身長:212.9cm
体重:141.1kg
パンチ力:26.1t
キック力:42.1t
ジャンプ力:30.2m(ひと跳び)
走力:4.6秒(100m)


レプリスチームライナーとレプリユニコンのカードで変身するドレッドの強化形態で、正式名称は「仮面ライダードレッド壱式」
変身シークエンスは一度零式の姿となった後、その背面から生えた骨状の巨大な右腕が青く輝くユニコーンのオーラとなったレプリユニコンを鷲掴みし、強引に零式の下まで引き寄せるようにして追加装甲に変える形を取る。

基本的な容姿は零式をベースにしつつ、上半身と頭部の右半分にユニコーンを象った白銀と金の装甲や螺旋状の一本角が追加され、右太ももの装甲も銀色に変色した全体的にどこか不完全、または未完成と言えるようなまとまりのないアンバランスな姿になっている。
右上半身を覆う追加装甲「モノケウロ」は破壊エネルギーの「凝縮」を主眼に置いた仕様になっており、これによって各種技の精度を磨き上げつつ、戦闘効率を最大限にまで高める事が可能。
また、それと同時に右腕全体を覆うマントも備わっており、これをシールド代わりにする事で相手の攻撃を受け流せるようになっている。
頭部「ドレッドマスク(壱式)」の機能は基本的に零式から変わっていないが、前述の一本角を備えた追加装甲「シルバオベリスタ」が右側に装着されており、レプリユニコンから癒しの力を奪い取って利用する形で自身を回復させる事ができる。

それ以外では上述の追加装甲を纏って体重が増えたにもかかわらず、スペック値は零式よりも向上し、ファイヤーガッチャード スチームホッパーにも迫る数値となった(キック力のみこちらが上)他、
また、ドレイン技を発動しなければ武器を使えなかった零式と違って前述のブラッディーUCを標準装備しており、これを使った高速の白兵戦を得意とする。


弐式(にしき)



スチームライナー!


ダイオーニ!


変身。


ドレッド・弐式……!!


身長:211.8 cm
体重:149.4kg
パンチ力:35.0t
キック力:35.9t
ジャンプ力:18.2m(ひと跳び)
走力:5.8秒(100m)


レプリスチームライナーとレプリダイオーニのカードで変身するドレッドのもう一つの強化形態で、正式名称は「仮面ライダードレッド弐式」
変身シークエンスは壱式と同じく、一度零式の姿になった後に巨大な骨状の腕が鬼の頭を象った骸骨になったレプリダイオーニを強引に引き寄せて合体させるというもの。

やはり基本は零式のままだが、壱式とは反対に顔と上半身の左半分に鬼の顔や角の意匠がある赤と金の装甲が追加され、左腰から同じ色のローブが垂れ下がったやはりアンバランスな姿をしている。
追加装甲「オーニセルク」は憤怒の感情で痛覚や疲労感を鈍らせる技能「鬼化」によって、限界を超えた怪力とダメージ耐性を引き出す他、各部に備えた角型の装置によって破壊力を高め、ブラッディ―DOの生成も行う。
頭部の「ドレッドマスク弐式」の機能もベースは零式や壱式から変わっていないが、左側装甲「カラクレボウ」はレプリダイオーニから奪った能力により、対峙した敵を冷徹に見極め、その弱点を突くことができる。


《参



スチームライナー!

ユニコン!

ダイオーニ!


変身。


ドレッド・参式……!!


身長:212.9cm
体重:166.1kg
パンチ力:47.1t
キック力:59.6t
ジャンプ力:32.7m(ひと跳び)
走力:4.3秒(100m)


レプリスチームライナーとレプリユニコン、レプリダイオーニの3枚のカードで変身したドレッドの最強形態で、正式名称は「仮面ライダードレッド参式」

その姿は壱式と弐式の特徴となる強化装甲を同時に装着した物であり、最強形態の肩書に恥じぬ派手で重々しい物であり、今までの形態にあった不完全、または未完成な雰囲気こそ無くなったが、右半身はスタイリッシュな装甲に白銀、左半身はパワフルな装甲に真紅とやはりアシンメトリーかつアンバランスな背格好はそのままとなっている。

壱式と弐式の追加機能をそのまま引き継いでいる他、ブラッディーUCとブラッディーDOも同時使用可能となり、大幅に強化された攻撃力で相手を捻じ伏せつつも、自身は自己治癒と痛覚鈍化で長時間戦闘をこなすことができる。
非常に強力な形態だが、三重の多重混合錬成だけあって身体に掛かる負荷も凄まじく、上手く適応できなければ副作用で起こる痛みに悶えながら戦わなければならず、酷ければそもそも変身すら不能となってしまう。

終式(しゅうしき)


フッハッハッハッ……これでドレッドの真の力が開放される……全てを終焉に導く、"ドレッド終式"だ……!!


ギガントライナー!


変身。


ドレッド・終式……!!

身長:不特定
体重:不特定
パンチ力:不明
キック力:不明
ジャンプ力:不明
走力:不明

ファイナルステージに登場した最強フォーム。宝太郎から奪ったギガントライナーを複製したレプリギガントライナーのケミーカードを読み込ませて変身する。
変身者は錬金連合に潜入していた信者の体を使って復活したグリオン。

基本シルエットは零式のものを踏襲しているが、装甲はワインレッドとエメラルドグリーン、マフラーは金色に変色し、全体的に派手な印象が強い。
また腰からは赤いローブが下がっており、仮面ライダードラドを思わせる。
零式と比較すると複眼部分が大きく、牙状のクラッシャーが追加されるなど全体的に表情が凶暴になっている。

能力面では仮面ライダーエルドのアッパーバージョンに近く、冥黒王のコピーや大量の軍式を召喚できるのはもちろん、クロトー・ラケシスを錬金術で呼び戻して使役することが可能。
最大の能力として錬金術関係のエネルギーを減衰させる機能を備えており、スパナの黒い炎やレインボーガッチャードの虹の錬金術さえも一方的に消し去り圧倒するほどの戦闘力を持つ。

軍式(ぐんしき)

身長:不特定
体重:不特定
パンチ力:5.8t
キック力:8.6t
ジャンプ力:9.2m(ひと跳び)
走力:9.9秒(100m)

ザ・フューチャー・デイブレイク』で先行登場した、ドレットルーパーの変身形態。
頭部「ドレットルーパーマスク」は零式の面影を残しつつも複眼部分が赤い点状の光を放つ不気味なビジュアルになっており、各部装甲は黒を基調に赤いラインが走った無骨なものに置き換えられている。
眼の「デヴォーピープ」はグリオンに視覚を共有する機能を持ち、額の「エメットシグナル」によってグリオンの意思を受け行動する。
装甲の「ルシトソイルアーマー」は耐火性能と通常の兵器が通用しない強度と軽量さを併せ持ち、ボディの「トルーパペッティア」はグリオンの意思で自在にサイズを変化させることが可能。
変身シーンが描かれていないため使用するカードは不明だが、場面スチールによればレプリアントルーパーらしきカードが装填されている。

量産性を重視したためか性能面は他の変身形態に比べると劣るが、それを補って余りある物量が最大の武器。
あの最強クラスの仮面ライダーレジェンドを苦戦させた上に、彼らを率いる参式がケミーカードを切り裂いてカグヤを変身不能にまで追い込んだが……?

その後本編でも最終回で登場。剣や小銃を運用していた『デイブレイク』とは異なりナワバリバトル黄金郷を創造するための黄金化銃(形状自体は『デイブレイク』の銃と同型)を装備している。
賢者の石の最後のピースであるニジゴンをグリオンが黄金化させて強奪した後その力を与えられてウルトラマンゴジラもかくやというサイズまで巨大化し、一度は世界全体を黄金化するも、再起した宝太郎によって(人を固めていた)黄金もろとももう一つの地球の素材にされ、全滅した。


【各種技】

  • ドレッドブレイキング

ドレッドブレイキング!

変身後にネクベトヴォークを再度開閉する事で発動。

零式
ヘカテブラーストから生み出した溶岩状の破壊エネルギーをダンテデパーチャーに集中させ、強烈な回し蹴りを見舞う。

壱式
ブラッディーUCの刀身に破壊エネルギーを集中させ、白銀の輝きを帯びた一閃を放つ。
または全身に破壊エネルギーをみなぎらせつつ、上半身からクモの脚のようなかぎ爪*1を展開して攻撃する。
なお、後者のパターンは仮面ライダーアイアンガッチャードの「アイアンナックルフィーバー」で放たれたヘビーエクスプレッシャーを受け止めるために使われたが、最終的に押し負けて敗北を喫した。

弐式
ブラッディーODに炎のようなエネルギーを纏わせ、相手に叩きつける。
または、炎状のエネルギーを足に纏わせて飛び蹴り放つ。

  • ドレイン技

○○!ドレイン……!

任意のレプリケミーカードをヴェヴェルセッターに読み込ませた後、コンススティラーに装填する事で発動。
読み込ませたレプリケミーに応じた各種能力を錬成する。
レプリピカホタル 全身を発光させて相手の目を眩ます。
レプリバレットバーン ブラッディーBBを錬成する。
レプリオドリッパ ダンスの如き軽やかな動きで相手の攻撃をあしらう。
レプリアッパレブシドー ブラッディーABを錬成する。
レプリスケボーズ 紫色のオーラを纏いながら高速移動する。
第12話ではレプリアッパレブシドーと併用する事により、ガッチャード アッパレスケボーの能力を疑似的に再現した。
レプリレスラーG 怪力を発揮すると同時にプロレス技を繰り出す。
レプリヴェノムダケ 毒の胞子を放って相手を麻痺させ、動きを封じる。
レプリカマンティス 四肢に緑色の旋風を一瞬纏った後、鎌状のエネルギー刃を発生させての格闘戦や、斬撃を飛ばして遠距離攻撃を行う。
レプリキャッチュラ 右手から糸を放出して相手を拘束する。

  • ブラッドレイン

○○!ドレイン……!

ブラッドレイン!

任意のレプリケミーカードをヴェヴェルセッターに読み込ませてコンススティラーに装填後、ネクベトヴォークを再度開閉する事で発動。
レプリゲキオコプター ミサイルを複数錬成して発射する。
レプリフレイローズ 触れると爆発する赤いバラの花びらを大量にまき散らす。
レプリマッドウィール 地面から破壊エネルギーを纏ったスパイク付きの巨大タイヤを出現させて蹴り込みつつ、さらにキックの動作に合わせて追い打ちをかける。

  • ブラッドサクリファイス

○○!ドレイン……!

ブラッドサクリファイス!

レプリケミーカードを4枚以上ヴェヴェルセッターに読み込ませてコンススティラーに装填後、ネクベトヴォークを再度開閉する事で発動。
レプリゴリラセンセイ 地表の土を巻き上げて巨大な拳の形に錬成し、相手の頭上目掛けて叩き付ける。
レプリアントルーパー 大量に読み込ませる事により、枚数に応じた分身体を生み出す。
手数を増やせる強力な技だが、その分変身者に掛かる負荷も大きい。


【余談】

  • システム音声担当の置鮎氏は、本作が仮面ライダーシリーズ初参加となった。
    なお、氏がシステム音声を担当するという情報は東映公式からの公表ではなく、置鮎氏本人が東映から許可を得て自身の公式X(旧Twitter)にポストするという形で判明した。

  • ドレッドライバーのDX玩具版はプレミアムバンダイ限定の受注販売品となった。
    付属のレプリケミーカードを始めとした100種類以上のライドケミーカード(レジェンドライダーライドケミーカードも含む)を個別認識し、多灯LEDでカードにアニメーションを投影する仕様となっている。
    要はデモンズドライバー以降、恒例となった9000円台~1万円越えの多灯LED搭載型変身ベルト玩具である。
    付属のレプリケミーカードはレプリスチームライナー、レプリユニコン、レプリダイオーニ、レプリバレットバーン、レプリスケボーズ、レプリアッパレブシドーの計6枚で、別売のDXガッチャードライバーなどと連動させる事も可能。
    なお、残りのレプリケミーカードに関しては一般販売の「ライドケミートレカ(PHASE:03以降)」、及び食玩の「ライドケミートレカウエハース(03以降)」で入手可能。
    ただし欠点として、他の玩具版変身ベルトと比較して電池の消耗が極端に早い。新品の電池でもたったの2時間で切れてしまうレベルである。

  • 劇中では2番目に登場した仮面ライダーではあるものの、公式では九堂りんねが変身する仮面ライダーマジェードが2号ライダーとして扱われている。
    変身者が何度も変わるドレッドは、の系譜と言えるだろう。



今から君の(あざな)は、『暗黒の追記・修正者』──

“仮面ライダードレッド”だよ。


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最終更新:2025年01月20日 15:05

*1 それぞれ右半身側は白銀、左半身側は錆びついたような色合いとなっている。