太陽の勇者ファイバード

登録日:2011/12/26(月) 21:32:10
更新日:2025/03/20 Thu 00:53:34
所要時間:約 7 分で読めるなんて、カンドーだぁ!






人間どもよ…よぉーく聞け!
私の名は宇宙皇帝ドライアス。
地球の支配権は、私が握る!


そうはいくか!!


誰だ!?


人呼んで、ファイバード!

お前の野望を打ち砕くためにやってきた、宇宙警備隊だ!


これは、地球を暗黒の世界にしようとする
邪悪な宇宙エネルギー生命体ドライアスと戦う
宇宙警備隊ファイバードと、その仲間たちの物語である。

『太陽の勇者ファイバード』第4話~第33話アバンタイトルより


胸の炎が悪を討つ!


『太陽の勇者ファイバード』とは、1991年から1992年にかけて、「勇者エクスカイザー」の成功を受けて作られた勇者シリーズの2作目。


ストーリー

地球を暗黒の世界にすべく襲来した悪の宇宙皇帝ドライアスを追い、宇宙警備隊の隊員たちが地球に訪れた。
宇宙警備隊の隊長ファイバードは、天野博士の造ったアンドロイドと融合して火鳥勇太郎と名乗り、様々なマシンと融合した仲間たちと共に地球を救うためにドライアスの一派との戦い続ける。


概要

タイトルに「太陽の勇者」とあるようにいくつかの点が前作のエクスカイザーから踏襲されており、宇宙から襲来した敵組織を追って地球に来た勇者という基本的なプロットは共通している。

一方、前作との差別化も図る要素も多い。主人公勇者が普段は人間の姿をしている、仲間の勇者もパワーアップする、偶然事件に出会すのではなく世界中に自ら飛ぶなどの描写も見られる。
また「人命救助」「仲間との連携」「一般人の立場から人々の安全を守ろうとする者」という点が強調して描かれている。

特に、普段は人間の姿であるが戦闘時にはマシンと融合して勇者ロボになるという設定は、1996年の勇者指令ダグオンや1997年の勇者王ガオガイガーでも取り入れられた。

エクスカイザー」の9年後の世界とされているが、徳田オサムがモブキャラで出演した程度で半ば死に設定。放送当時、レイカー兄弟の玩具をファイバードの宇宙警備隊仕様にして再販していたことから、客演も考えていたようだが実現はしなかった。*1

なお、マシンの発進バンクのクオリティは91年の作品とは思えないほど非常に高く、今見ても一切見劣りしないほど。

自動で動く椅子によって勇太郎とケンタが運ばれ、ヘルメットをかぶりながら操縦席に乗り込む。そして各メカが巨大な設備によって発射台まで移動され、計器類を調整しながら発射口が開いて発進するというシークエンスが丁寧に描写されている。動きも非常に滑らかでキレがあり、小気味よい。

ただマシンが発進する様子だけではなく、搭乗シーンや機械を操作するシーンなどもバンクに含まれており、非常に臨場感があり視聴者をわくわくさせてくれる。
ロボットアニメのファンを自称する者ならば一見の価値ありである。CGではなく手描きでこれを作成したスタッフは神。


登場人物

宇宙警備隊

ファイバード/火鳥勇太郎
CV.松本保典
本作の主人公。通称「火鳥兄ちゃん」
天野博士が製作した失敗作のアンドロイドに、エネルギー生命体であるファイバードが乗り移ることで意思を持った姿。
本体はC3-POを思わせる金色のボディだが、普段は人工皮膚で人間の姿になっている。見た目はハルカが思い描いていた理想的な男性を基にしているため、かなりハンサムで男前。
第1話で最初に登場した時には一糸纏わぬ青年の姿だったためハルカを赤面させた。

普段は白衣を羽織い眼鏡をかけた姿で天野博士の助手をしている。
記憶喪失の青年のようなボンヤリとした雰囲気を漂わせており、宇宙人なため地球のことが分からずにトンチンカンな言動も多い。ケンタのママに悪い印象を持たれてしまった時には家の手伝いをしてイメージアップを図ろうとするが、熱意が空回りしてかえって迷惑をかけてしまうことがあった。

反面、素直で好奇心旺盛であり、色々なことを聞いて様々な内容を知っていく。聞いたら笑われてしまうようなことで恐れずに尋ねて回る彼の姿から世の中のことを学んでいったちびっ子も多かったことだろう。

人々の平和を安全を守る仕事をする者は誰でも大好きと語り、佐津田刑事もその中に含まれている。
そのあまりの純真さに美子先生の無自覚的な恋心を気付かせていく……

そしてドライアスを察知すると一転して強気で荒っぽい性格となり、白衣と眼鏡を取った勇ましい戦士となる。
この際、地球に来て最初に見た番組である時代劇の影響で江戸っ子口調になる。中の人の影響か、某ゴエモンさんっぽく聞こえる。*2

口癖は「カンドーだぁ!!」

年齢は12000歳(地球人換算で二十歳)、好きな食べ物はハルカの作ったドーナツ、嫌いな食べ物(?)はタワシ(トゲトゲしているから)。
宇宙警備隊になった理由は宇宙警察のエクスカイザーに憧れたから。


協力者

◆天野ケンタ
CV.伊倉一寿
もう一人の主人公で快活な少年。
火鳥の良き相棒であり、火鳥のことは「火鳥兄ちゃん」と呼んで慕う。
天野博士から「宇宙警備隊地球協力隊員」に任命され、ともに事件の解決のために戦う。
火鳥兄ちゃんほどの腕前はないが、時にはメカの操縦を行うこともある。

母親は教育ママ気味であり、火鳥と会うようになってから下がる息子の成績を気にかけている。

第15話ではゲストキャラのヨウコにほのかな恋心を抱き、かつて謝れなかったことを悔やみ電話でその想いを伝えた。

また正体を隠して戦う彼はマスコミから「謎のヘルメット少年」と呼ばれ、モモコから正体を暴こうと狙われたこともあった。

「勇者のサポート役」というポジションは前作の星川コウタと同じだが、こちらは火鳥とともに事件現場に赴いていくのが特徴。「正体を隠すためにヘルメットを着用」「火鳥から授かったブレスロボ・リスターを指揮」「ドライアス配下のメカ人間テシターとの戦闘では対テシター用のフレイムショットを使用」するなど、次作以降の主人公に大きな影響を与えた。

口癖は「ミラクル●●」たまに、ミラクルの使い方を間違えてる時もあるのは内緒……

次回予告の担当は彼で、「来週も世界平和だ!」は当時の子供たちの間で軽いブームとなったという。


◆天野ハルカ
CV.岩坪理江
ケンタの従兄妹にして、祖父の天野博士の助手をする少女。
10歳にして性格はかなりしっかりしており、ケンタが調子に乗ってファイバードの秘密をばらしそうになった時に止めたりしている。また自宅を捜査しようとした佐津田刑事に対して令状を見せるよう要求してその場を切り抜けようとするなど博識で機転も効く。
火鳥兄ちゃんの質問に答えられないケンタに対して補足説明を行うのは決まって彼女の役目。

ケンタに対しては姉のように接している。彼がヨウコのことが気になっているのをからかいつつも、しっかりと引っ越し先の連絡先を聞いており、その想いを伝えるよう背中を押したことがあった。一方でケンタも、ハルカが火鳥兄ちゃんを好きなことを茶化している場面もある。

掃除、洗濯、料理、家計管理まで全てをそつなくこなす上に可愛い理想のお嫁さん像。しかもツンデレ。(ツンはケンタ、デレは火鳥に対してと極端だが)
「チャンプ」という子猿を飼っている。

年中素足で靴を履いている。

余談だが、彼女がいつも同じ服という愚痴をこぼしたために製作会社に「ハルカちゃんに服を買ってあげて」とお金を送ってきたロリコ……紳士が多発したらしい。


◆天野博士
CV.永井一郎
ケンタとハルカの祖父。
本名は「博士」と書いて「ひろし」。つまり、天野博士博士
ヘンテコな発明ばかりして失敗しているが、実はかなりの天才。ファイバードやサンダーバロン、そして大規模な格納庫は彼の造ったもの。

毎回珍奇な発明品をこしらえ、最初は役に立たないとされるが巡り巡って事件解決に活用されるというのが毎度のお約束である。
特にドライアス軍のジャンゴが毎回のように作り出す凶悪な作戦の多くは天野博士の発明品によって対処することに成功している。*3
若い頃は研究が理解されず孤立していたが、ユリ(CV.天野由梨)という献身的な理解者を得てゴールイン。しかし不慮の事故で帰らぬ人となってから研究を世界平和のために使おうと決心、現在に至る。

ノーベル賞には興味が無いと言っているが、実際は興味津々。
相続で手に入れた土地を売ってファイバードの基地を築いたが、実は相続税未納の脱税者。レスキュー活動を秘密にしていたのも相続税+追徴課税の支払いを回避するため。これと同じ理由で基地のことは公にはしていない。みんなは真似するなよ!

しかし、そうまでしても家計は火の車。特に莫大な金額の電気代の請求が溜まっておりハルカを悩ませている。
ただしお話の都合で頻繁に外出していたりもする。

担当声優は「サザエさん」の波平の声などで有名な永井一郎氏。しゃがれた老爺の演技の印象が強いが、天野博士の場合は年齢相応ながらも溌溂さを感じる声色で演じている。

◆国枝美子
CV.勝生真沙子
落ち着いた雰囲気の女医。弱冠23歳であり、少なくとも二度は飛び級をしている才女。
元々は偶然事件に出会していたが、途中で火鳥の正体や自分の救急車に乗り移ったガードレスキューの存在を知ったことで協力者となる。

中盤から天野博士らと合流して活動するようになったため小学生に割り当てられない役割を担うことも増え、火鳥に想いを寄せていたりとハルカからヒロインの座を完全に取ってしまった。
火鳥との仲は本放送中には結局進展しなかったものの、放映終了後に発売された公式の後日談小説で報われることとなった。……おそらくその後にハルカともめて修羅場になったことだろう。


◆佐津田刑事
CV.笹岡繁蔵
ドライアスを追う警視庁の刑事。35歳の独身で先祖代々警察関連の仕事を務めていたらしい。
天野博士を30億円盗難事件の犯人と疑い、何かにつけて捜査しようと画策する。
(とはいえこれは脱税を隠そうとする天野博士の行動にも問題がある。)

やり方がいささか強引でケンタたちからは厄介者として目立つ場面が多いが、強い正義感を持つ優秀な警察官に間違いはない。国際的な催しの警備を任されることも多く警察内での評価は高い模様。たびたびドライアスの事件に巻き込まれることからドライアスにも詳しい人物という評価を勝ち取ることにもなる。

常に警察官として悪事を正し市民を守るという誇りを持って行動しており、時には上司である鬼平部長に毅然と反抗してでも信念を守ろうとする場面もある。第41話では紙幣印刷所の職員を迅速に避難させるというナイスアシストで勇者たちの戦いの大きな助けとなった。第46話では攫われた人々のため、あえて敵の支配地域に残るという選択をするという男気を見せた。

愛車のパトカーはガードスターだが、長い間それには気付かなかった。しかし気づく以前からたびたび事件現場に現れて戦ってくれる彼を厚く信頼していた。最終的にはガードスターとは深い相互理解で繋がることとなる。
終盤で研究所の正体と天野博士が30億円盗難事件とは無関係であることを知ってからは良き理解者となり、税務署の調査から匿いつつ税金はキッチリ払うように促していた。最終回ではDr.ジャンゴを逮捕。

刑事という立場のため毎回事件現場に出くわす。エクスカイザーの徳田オサムのポジションにいる3枚目キャラである。


◆山咲モモ子
CV.神代知衣
東西テレビのリポーター。24歳であの清少納言がご先祖様らしい。
「イケイケゴーゴーリポーター」を自称し、謎のヒーロー・ファイバードの事件を追う。
性格はなかなかガサツであり、事件とあらば赤いハチマキのカメラマンの尻を引っ叩いて我が身の危険も厭わずに現場に急行、そして毎回捕まるのがお約束。
火鳥を愛しい王子様と妄想し「ファイバード様」と憧れているが、眼鏡姿の火鳥勇太郎がファイバードとは気付いていない模様。(初期に気付きかけたことはあった)

本作のギャグ要員にして、視聴者に分かりやすくストーリーを説明してくれる解説役でもある。
迫り来るテシター達を殴り倒し、関節技をかけたこともある。
終盤で美子先生から眼鏡姿の火鳥=ファイバードであることを知り、それもあってか後になって発売されたファンブックのインタビューコーナーでは彼を「ファイバード様」と呼んでいた。

担当声優は「エクスカイザー」でコウタの姉のフーコを演じた神代知衣氏。モモ子はフーコとは無関係の別人だが、魅力的な男性に弱いという点が共通している。

◆一平&五郎
CV.中村大樹、富田晃介
第7話から登場するコソ泥コンビ。一平の方はいなかっぺ口調でしゃべる。
デパートで開催中のペルシャ秘宝展に忍び込み、深紅のダイヤを盗もうとした矢先に火鳥と遭遇。
その際に火鳥の説得やドライアスの襲撃もあって計画は失敗し、足を洗う決意を固めた。
以降は真面目に働くが、バイト先でもドライアスの襲撃に巻き込まれたりと、気の毒な目に遭っている。

中村大樹氏はエクスカイザーでスカイマックスおよび合体後のゴッドマックスを演じている。

◆ヒルマン教授
CV.今西正男
大気元素浄化装置を発明した天才科学者。第13話から登場。
天野博士やジャンゴとはかつての研究仲間であり、学会で変人扱いされていた博士の数少ない理解者でもあった。
浄化装置の悪用を企むジャンゴに孫娘のキャシーを誘拐され、データと交換せざるを得なくなるが、天野博士の協力で事なきを得る。
その際に宇宙警備隊の正体を知り、キャシーを救ってくれたお礼も兼ねて協力者となった。



ドライアス軍

◆宇宙皇帝ドライアス
CV.郷里大輔
地球を暗黒の世界にするために襲来した悪の皇帝。
当初はエネルギー体として声だけで二人の部下やジャンゴに指示をしていた。

中盤に鷲と竜と虎の3体の彫像に乗り移りロボット形態となり、それぞれが「デス・イーグル」「デス・ドラゴン」「デス・タイガー」として活動。
そして3獣合体「ドライアス」となった。ジェット機形態「ドライアス・ジェット」へ変形も可能。

武器は刃が二股になった「デスブレード」と「デスシールド」。
CV通りのドラ声全開な声質をしているが、一人称は肩書き相応に「私」。
名乗りを上げる時の「ドラィィィアス」という独特のイントネーションは真似した人も多いだろう。

全高約30mと、宇宙警備隊の各合体機体の1.5倍ほどもある体格、ファイバードやグランバードの必殺技をも防ぐ上にスーパーガーディオンを軽く倒す程の圧倒的な強さと、
愛の具現体とも言えるファイバードが唯一明確に嫌悪するほどの残虐非道で悪その物な人格を兼ね備えたラスボスの鑑。

また、部下や自分に手を貸してくれる者には意外なほどに寛大。ゾルとシュラを手助けする事も多く、Dr.ジャンゴに対しても時には牽制こそすれど最後まで協力関係を保ち続けた。
部下であるシュラとゾルもそんなドライアスに対して献身的であり、メカ獣でドライアスの盾となって倒される事がある。
ドライアス自身もそんな部下が逃げ遅れて取り囲まれるような事があれば、自ら彼らを回収している。
組織としては宇宙警備隊よりも上下関係が明確で、その上で上司と部下の間に極めて理想的な信頼関係が築かれていると言って良いだろう。


絶対的な悪役だが、ダークヒーロー然とした格好いいデザインと部下想いな面からファンからの人気も高い。前作のラスボスであるダイノガイストと並んで「ドライアス様」と敬意を込めて呼ばれている。


◆Dr.ジャンゴ
CV.滝口順平
自らの欲のためにドライアスと手を組んだ悪の天才科学者。
かつては将来を有望視されていたが功を焦って天野博士の研究を自らの物とした咎で学会を追われ、その後はドライアスと邂逅するまで海底基地で隠遁しながら研究を続けていた。
自分を認めなかった世界に復讐して滅ぼすことを目的としており、極めて危険で厄介な悪役である。
30億円強奪事件の犯人もこの男によるものである。

生命愛と言える感情は持ち合わせておらず、地球人皆殺しも平然と立案・実行しようとする。「奴隷がいなくなったら困る」とドライアス様から待ったをかけられた事も。
そんな彼も生前の母親には頭が上がらなかったという意外な面も見せている。

シュラやゾルのボディやテシター、メカ獣は彼が製作した。



◆シュラ
CV.梁田清之
ジャンゴのアンドロイドに乗り移ったドライアスの部下であるエネルギー生命体。細い方。
冷静沈着な性格でドライアスには絶対服従。ジャンゴのことは見下している。
彼も火鳥と同じく何かの映画の影響を受けたのか、妙な拳法を使い奇声を上げたりしている。

担当声優の梁田清之氏は同じ勇者シリーズではビオレッツェやショーグン・ミフネパルパレーパを演じている。ただし、本作では重厚感のある渋みの効いた声質に変化する以前であり、どちらかというと冷徹さを感じさせる高めの演技であった。


◆ゾル
CV.島香裕
シュラと同じくドライアス配下のエネルギー生命体。太い方。
性格は豪快かついい加減で大雑把な乱暴者。
作戦の成功を優先するシュラとは対照的に、大暴れや破壊を楽しむ傾向にある。
ホイ・コウ・ロウや朝日山校長とは多分関係ない。
最後はシュラ共々アンドロイドの身体を破壊された所を、スーパーガーディオンとサンダーバロンに逮捕された。


◆テシター
人物と言っていいかわからないがここで記載。
ジャンゴが作った量産型アンドロイド。見た目はガスマスクの様な顔に暗い水色を基調としたスーツで、特撮の戦闘員の様な役割を担う。
大量生産品ではあり言葉は喋らないが、言語を理解し任務をこなすことができ、逆らう人間を痛めつけはするが死なない程度に加減する(ドライアスの目的が人間抹殺ではなく苦しみを糧にする事だからだろうか)など実は結構有能。

汎用性は高く、単純な戦闘から破壊工作の下準備や施設等の制圧、人質や要所の見張りなど様々な用途で使われる。

特筆すべきは驚くべき驚異的なまでの生産性の高さであり、短期間のうちに莫大な数を揃えることができる。第20話でアメリカ合衆国を制圧し大統領を屈服させるだけの作戦を実行できたのも、大量のテシターを動員できたからに他ならない。第21話では「テシターが工場でテシターを造る」という衝撃のシーンが流れている。

人間相手なら強いものの所詮は戦闘員、人間体の火鳥には基本的に無双されてしまう。後半ではケンタもフレイムショットを使い倒せるようになる。挙句の果てにはリポーターに関節極められる姿をカメラマンにノリノリで撮影された回もある。

ちなみに「テシター」という名はハルカがつけたもので正式名称は不明。ジャンゴは「わしの手下」としか言っていない。





宇宙警備隊員とメカ



主題歌

  • OP『太陽の翼』(作詞:大津あきら、作曲:YAMATO、編曲:岡本洋、歌:鴨下泰子)
作画はエクスカイザーから引き続き大張正己氏が手掛けている。
ガードチームやバロンチームの短縮合体バンクや、全員で一斉攻撃を行うシーンなど、前作の演出を一部踏襲している。

タイトルロゴの黒文字部分「太陽の勇者」が暗色の背景に溶け込むため、5話から黄色い枠が追加され見やすくなった。このときSEも加わえられている。

  • ED『見つめていたい』(作詞:松宮恭子、作曲:水島康宏、編曲:西平彰、歌:佐藤幸世)
勇者シリーズのエンディングとしては珍しくデフォルメも静止画もなく、夕日に染まる町とビークルモードの宇宙警備隊、研究所の風景を描いたショートアニメーションになっている。
作画担当は佐々門信芳だが、キャラデザとの相性が比較的良いことや、明らかに時間と手間を掛けているため、クセの強さはそこまで目立たない。
歌詞は意味が通じる範囲で短縮されており、サビがやや短く感じるはず。この曲の良さはフルバージョンを聞けば分かる。



火鳥兄ちゃん、ミラクル追記・修正だよ!



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  • 天才な波平
  • 初のサブ勇者スーパー合体
  • 鉄道勇者不在
  • 谷田部勝義
  • 平野靖士
  • 谷田部三部作
  • 91年冬アニメ
  • アニメ
  • 90年代テレビアニメ
  • スパロボ参戦希望
  • 1991年
最終更新:2025年03月20日 00:53

*1 「第1作目の続編として製作されたが諸事情により、死に設定と化した第2作目」は本作から10年後に制作された『仮面ライダーアギト』も同様の道を辿ることになった。

*2 1997年に放映された「がんばれゴエモン」では松本氏が主役であるゴエモンを演じた。ちなみに同作は監督が本作の谷田部氏、シリーズ構成が平野氏で、「勇者王ガオガイガー」の裏番組であった。

*3 ジャンゴは天野博士の研究成果を持ち逃げしていたことも大きい