登録日:2012/09/22(土) 00:52:14
更新日:2025/04/29 Tue 07:48:42
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敵の正体が分からないうちは、迂闊に手を出すなよ。バザーク隊、出撃!
■ヘビーガンダム
型式番号:FA-78-2
全高:18.4m
重量:52.2t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
パイロット:デン・バザーク、他
フルアーマーガンダムは元々
ニュータイプ用の機体であったが本機ではそれは想定されておらず、単純に防御力や火力の引き上げ、そして主な運用場所として想定されている宇宙での機動力アップを開発目的としている。
この機体の特徴は、フルアーマーガンダムと同様の目標を、異なるアプローチで実現しようとした点にある。
具体的には増加装甲の装着による性能向上ではなく、ガンダム本体の装甲を分厚くすることで防御力の向上を目指している。
結果としてコアブロックシステムはオミットされたが、フルアーマーガンダムと同等の防御力を実現しながらより軽量で、機動性や運動性では優っている。
また、一部資料によればハービック社製の新型推進器も採用される予定であり、機動性の向上はその効果であるとも言われている。
RX-78系の多くは頭部カメラにツインアイを採用しているが、本機では
ゴーグルタイプのカメラが採用されている。理由は不明ながら、本体の改修または新造が前提のため矛盾はない。
一年戦争の末期に
ガンダムや
RX-81の
後継機にあたる次期主力候補機として開発が進められていた本機だが、戦後処理を始めとした諸問題から(前述の新型推進器の開発遅延や
アムロが普通の装備のガンダムで凄まじい戦果を挙げてしまったせいで「ひょっとしてコイツ
いらない子なんじゃ…」という声があがったのも原因と言われる)一旦計画は中断されている。
一年後のU.C.0081年に開発が再開され、それから更に半年後に3機(4機説あり)の全規模開発機が完成し、高い性能を発揮したという。
しかし、この頃になるとまた別の次期主力候補機が登場したりと色々環境が変わってしまっていたことなどもあって、次期主力機として正式に採用されることはなかった。
まさか本当にいらない子扱いされるとは…。
完成した機体の内の2機はデータ取りのために短い間実験部隊で運用され、残る1機は大気圏突入
テストを行った際に失われた。
なお、実験部隊に配備された機体は実戦も一度経験したらしいが、その戦闘の内容までは明らかにされていない。
●武装
・ビームキャノン
背中の右側に装備。ジェネレーターと直結している。
たまに間違って実弾兵器扱いされることがある。
・フレームランチャー
ガトリング砲とミサイルランチャーをニコイチした複合武器。
使う時は右腕に嵌め込む様にして装着される。
・ビームサーベル
背中の左側に一基だけマウントされている。
多分他の機体と同じ物。
●作中の活躍
特務部隊のデン・バザーク大佐に引き渡される予定だったらしいが、実際に引き渡されたのかは分かっていない。
終戦後、ジオン共和国に現れたDr.Qのパーフェクトザクから同国を守るべく出撃した部隊の中で本機の姿が目撃されている。
パーフェクトザクに攻撃を仕掛けるが全くもって歯が立たず、早々に撃破されてしまった。
■ヘビーガンダム(2号機)
型式番号:FA-78-2
全高:18.4m
重量:52.2t
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
武装:
ビームキャノン
フレームランチャー
ビームサーベル
ビームライフル
バズーカ
展開式シールド
他
「MSV-R」に登場。
名前からも分かる通り、ヘビーガンダムの2号機である。開発再開後に作られた機体で、専用兵装が準備された。
外見は全く同じだが、色は黒を基調としたものに塗り替えられた。
●武装(同じ物は割愛)
ガンダム用の物を基にした専用品。
銃身を短くしてフォアグリップをオミットし、大型化したエネルギーCAPを追加した事で容量が約80%増加し射撃回数が増えた。
・バズーカ
これも専用品で、ハイパーバズーカを改良している。
射程を約20%伸ばし、照準性能もアップ。更にフォアグリップを追加してマガジンの位置を上側に変更した。
・展開式シールド
左腕に装着される。
二つに折り畳むことが可能。
●作中の活躍
■ヘビーガンダム(イングリッド0専用機)
建造から10年の時を経て近代化改修……というよりも壮絶な
魔改造を施されており、コクピットは全天周囲モニターとリニアシートを採用、更に
連邦式バイオセンサーとジオン式サイコミュの同時搭載を施されている。
それによって性能が同時代と渡り合えるほど向上した他、イングリッドが搭乗していない間もサイコミュで彼女の脳波に反応して動くようになった。
もっとも勝手に歩き回ったりはしておらず、せいぜい
イングリッドやその周りの人間を首を動かして見つめる程度。
それを見た
ヴァースキ大尉は「よく懐くガンダム」とコメントしていた。どんなガンダムだ……。
サイコミュを搭載したことから「
ファンネル」も運用可能になった。これは第1次ネオ・ジオン抗争のときに
キュベレイ系の機体から鹵獲されたものの再利用。
但しヘビーガンダムには再回収する方法がないので使い捨て式になっている。なおヴァースキ大尉は担いで運べって無茶苦茶なこと言ってた。
また、補助兵器としてサイコミュシステムで遠隔操作可能にした
バストライナーも準備された。
搭載されたバイオセンサーはパイロットのイングリット0に応じ、劇中二度に渡って超常現象を引き起こしている。
一度目を目撃したヴァースキは、機体から放たれた光を「
グリプスで見たZの光」と評した。
もうちょっと正体隠す努力をしてください大尉
物語終盤における二度目の発動では、システムに宿っていた残滓を感じ取った
シャアは本機のバイオセンサーの出所が
Ζガンダムだと推測している。
「
そういえば君は強化人間に優しかったな―カミーユ」
■フィギュア
GFFにて発売。
プロトタイプガンダムに換装できる。
・MG
・HG
同じく
プレミアムバンダイ限定。
「
機動戦士ガンダム ジ・オリジン」のMSD(MobileSuitDiscovery)版としてアレンジされており、フレームランチャー、2号機の専用
ビームライフル、折りたたみ式のシールド(FSDガンダムと同じもの)が付属している。
後に成型色がホワイトになった「ロールアウトカラー版」も
プレミアムバンダイ限定で発売された。
コスト240の射撃機。
投入された初期は近距離機だった事もある。
フルアーマーガンダムより全体的に機動性が良く原点に忠実である。
射撃武器はビームキャノンでABCの3タイプがある。
Aはビームを1発発射。
Bはビームを5連射する。
Cはチャージ式で最大まで溜めると強力で巨大なビームを撃ち出す。そのサイズは歩きでの回避は不可能な程。ただしコスト+40となる。
大抵は1発の威力が高く長射程のCを選ぶが射撃後の硬直が大きい。
サブウェポンはフレームランチャーで、こちらも3タイプ。
- 誘導ミサイル
- ガトリングガン
- 焼夷ミサイル(炎上効果、コスト+10、機動低下-小-)
格闘はビームサーベル。
他の射撃機と同じで格闘威力が低い。
尚セッティングは機動が3まで装甲が1までと少ない。
一般的にはビームキャノンC&焼夷
ミサイルを装備し、キャノンで密集する敵を纏めて打ち抜いて抑えに来た敵を
ミサイルで迎撃&炎上させるのが主流。
が、どちらもリロードに時間を要する為、回転率が悪い。
■余談
ガンダムのバリエーション機の一つ「ガンナーガンダム」の設計はヘビーガンダムがベースになっているのではないかと言われている。
実際、両機には共通点が少なくない。
また、「
THE ORIGIN」に登場するRX78-01 ガンダム1号機も頭部のゴーグル型カメラや背中にキャノン砲を装備しているあたりがヘビーガンダムを想起させる。
コミックボンボンで連載されていた四コマ漫画「元祖!SDガンダム」では、当時人気を博していた「
あぶない刑事」ネタを披露。
ヘビーガンダムは舘ひろしが演じたタカこと鷹山敏樹よろしく両目をサングラスっぽくアレンジされており、柴田恭兵演じるユージこと大下勇次役の
百式を相方としていた。
ヘビーガンダム&百式の「あぶ刑事」コンビは、異世界が舞台の『グレートパンクラチオン』を除き『SDコマンド戦記』シリーズにも登場している。
- イングリッドのドレス(byヤザン)もしくはペット(byゴップ) -- 名無しさん (2014-03-02 00:16:16)
- ここでもスルーされるトラブルメーカー -- 名無しさん (2014-03-14 02:16:40)
- GFFのこいつは感動レベルに好き -- 名無しさん (2014-03-18 08:06:38)
- ついに(プレバン限定だが)ガンプラが出るとのこと -- 名無しさん (2015-07-03 18:11:52)
- 実はジョニー・ライデンの漫画より先にすでにプラモ狂四郎で登場して活躍している -- 名無しさん (2019-04-25 10:44:17)
- 1番最初はプラモ狂四郎だったよね。サッキー竹田戦で送り込んだ、素材に鉄粉混ぜた強化素材ガンダム。元のマンガが手元にないから話数を出せないが… -- 名無しさん (2019-05-03 21:27:30)
- ジョニ子機は首動いてるの見た時「…憑いてね?」と思ってしまった -- 名無しさん (2020-08-22 03:14:19)
- MGはVer.1.5ベースよ -- 名無しさん (2024-05-03 09:42:54)
最終更新:2025年04月29日 07:48