マグダレーナ

「マグダレーナ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

マグダレーナ - (2020/07/03 (金) 01:25:44) のソース

初出:第461話
名前の初出:SS第23話

**家族構成
夫:[[トラオクヴァール]]
 息子:[[ヒルデブラント]]

兄:ダンケルフェルガーの領主候補生
 甥:[[ケントリプス]]
 甥:[[ラザンタルク]]

兄:[[アウブ・ダンケルフェルガー]]
 甥:[[レスティラウト]]
 姪:[[ハンネローレ]]
 甥:[[ラオフェレーグ]]第二夫人の子&footnote(第582話)
 姪:[[ルングターゼ]]第二夫人の子&footnote(第659話 閑話 ハンネローレ視点 継承の儀式 前編)

**容姿
髪の色:ヒルデブラントと同じ色合い(青みがかった銀)
&color(#b0c4de,#b0c4de){000000000}
瞳の色:ハンネローレより更に赤く見える瞳
&color(#e2041b,#e2041b){000000000}
ヒルデブラントとよく似た色合いの髪を結い上げ、ハンネローレより更に赤く見える瞳は、勝ち気で意志の強い性格をよく表していた。
年は二十代の半ばくらいだと思う。
身動きで揺れる前髪の描写がある。

**地位
階級:[[領主一族>階級と職務#領主一族]](ダンケルフェルガー)→[[王族>階級と職務#王族]]→[[領主一族>階級と職務#領主一族]](ブルーメフェルト)
職種:[[領主候補生]]→第三夫人

**年齢関連
-ローゼマインとの学年差:+14前後(+13~16)&footnote(第400話 結婚を機に政変が終結したので、04冬前に完了している粛清より前に卒業していることから、卒業は03冬より前【+13以上】/05秋にヒルデブラントを出産しているので妊娠は04冬中旬~05春初旬、それより前の領主会議(~04春)で星結びしているので卒業は03冬より前【+13以上】/SS18話 フェルディナンド(+14)が3年生のディッターで活躍した時点で6年生ならば既に婚約者が別に決まっているはずなので、その時点で5年生以下【+16以下】/SS17話 フェルディナンドが高学年(5~6年生とする)&先代領主が病で中立を保っている01~02年の期間=打診をひっくり返した婚約決定時期=卒業前と仮定すると卒業は01冬より後【+15以下】※高学年を4~6年生と定義するなら卒業は00冬より後【+16以下】/総合すると【+13~+15or16】/=卒業は00or01冬~03冬、さらに、政変中だが卒業後の婚約期間を慣例通り1年置いたと仮定するなら02or03春~05春の星結びとなるが、ヒルデブラントの妊娠時期から05春は成立しないので【+14~+15or16】となる)

**作中での活躍
ダンケルフェルガー出身の[[トラオクヴァール]]王の第三夫人。
在学中、[[ディッター]]の作戦を考える上で、[[フェルディナンド]]と好敵手の間柄であったが、お互いに恋愛感情は皆無だった。
フェルディナンドを救いたいと考えた[[ハイスヒッツェ]]が、先代領主にマグダレーナの婿としてフェルディナンドを押しまくった結果、先代領主が了承し、マグダレーナとエーレンフェストに婚約を打診した。
そこまで画策したにも関わらずマグダレーナの了承を得ていなかったことから、底辺に近い片田舎の領主候補生を押しつけられそうになったマグダレーナは激怒し、それまでは秘めておくつもりだった自分の恋愛成就のためにその状況を利用し、ダンケルフェルガーを出奔しようと王族と恋仲になる&footnote(書籍版第四部VIII「十年前の無念を晴らせ」、第359話 私的な報告会)。第五王子[[トラオクヴァール]]に求婚、「長引く政争を終わらせるためにわたくしの想いくらい、利用できないでどうします?」「わたくしを利用してダンケルフェルガーの助力を得てください」と半ば脅迫気味に迫って&footnote(SS第23話 アナスタージウス視点 奉納式の準備)、[[政変]]の最中に結婚した。
相手を押し倒し押さえ込むか武器を突きつけるかして課題を得る[[ダンケルフェルガー式の求婚>用語一覧#ダンケルフェルガー式の求婚]]であったらしいが、トラオクヴァールは政変中の王族で今以上に警戒した護衛騎士達に周囲を守られていたはずなのに一体どのようにしたのかと[[姪>ハンネローレ]]から思われる程&footnote(番外編ハンネローレの貴族院五年生第11話 求婚)の難事であり、成人前にして既に相当の女傑であったことが察せられる。
フェルディナンドについては能力や外面は良いが女心がわからず個人と個人で向き合う対人関係はからっきしで期待できそうにないとこき下ろしており&footnote(第557話 閑話 望みと出口)、フェルディナンドの救済を目的とした婚約を打診された際も、「わたくしが救いたい相手は別にいます。フェルディナンド様は現状が不満ならば、その賢い頭を使って自領の第一夫人をさっさと排除すれば良いだけ。境遇に甘んじているのはフェルディナンド様本人でしょう」と反論した&footnote(書籍版第四部VIII「十年前の無念を晴らせ」)。

マグダレーナが第三夫人に嫁いだことで、政変ではどちらにも与してなかったダンケルフェルガーが参戦して、大勢が決する。
長い政変の間トラオクヴァールを支えてきた第一夫人や第二夫人と違いダンケルフェルガーは最後まで政変に参加しなかったため、それでは苦しい時期に寄り添ってきた領地が納得しないでしょう、と第三夫人に自ら収まる&footnote(第400話、SS第23話)。 
息子のヒルデブラントの教育方針は「臣下になるから、のびのびと元気に育て」であり、ヒルデブラントは王族らしい振る舞いを取れず&footnote(SS23話)、側近は振り回される原因になった。

古い言葉にも通じており[[ローゼマイン]]が作成したダンケルフェルガーの歴史書の現代語訳版に衝撃を受ける。
歴史書の一件もあって、フェルディナンドひいてはエーレンフェストとの関係を修復したいとダンケルフェルガーには伝えていた模様。
だが実際にはフェルディナンドに対して持つ評価から関係修復は考慮しておらず、後述のとおりフェルディナンドにとっては激務の果てにヒルデブラントが漁夫の利を得るという内容の要請であった。第三夫人で社交の場にはあまり出ないため背景をどこまで知っていたかは不明だが、[[中央騎士団長>ラオブルート]]の疑惑の後押しもあって、トラオクヴァールは13年春に脅迫も混じった王命を強いていた。
フェルディナンドに課した王命は、ヒルデブラントが将来治める予定の荒廃している領地のおぜん立てをさせるとともにレティーツィアを養子にとって教育し、自身は後にヒルデブラントの部下になるというもの。ローゼマインからは断る理由が多いと評されたひどい内容であった。
その後判明した婚約者である[[ディートリンデ]]との背景や横暴さ、エーレンフェストとアーレンスバッハとの関係も相まって、このことはダンケルフェルガーにとってエーフレンフェストとフェルディナンドに関する大きな負い目となった。
マグダレーナは、王命で強制的に婚約者となったフェルディナンドに連座などで配慮する気はなく、婚約者の振る舞いはそれを許しているフェルディナンドにも責任があると考えていた。ヒルデブラントが婿入りするまでにはディートリンデを排除しようとする&footnote(第557話)。
[[地下書庫>貴族院の図書館#地下書庫]]に入れなかったヒルデブラントの願いを聞き入れて、ダンケルフェルガーの魔力圧縮を教える&footnote(第545話)。
王族で古い言葉に通じているため、地下書庫での翻訳作業にも参加した。その際に、地下書庫を訪れようとしたディートリンデを足止めている&footnote(第547話)。
ヒルデブラントに対してはその幸せを願い尽力しようとする一方で、一人だけ王族ではなくなる事に不満を抱かせていた。
ダンケルフェルガーの気風やトラオクヴァールと結婚したその来歴から、ラオブルートの甘言に乗ったヒルデブラントのツェントへの意欲を焚きつけてしまう。
マグダレーナ自身は、次代のツェントの治世を今の王族が揺るがすようなことは許さないという立場は崩していない。

15年春の騒動では、[[夫>トラオクヴァール]]が[[ラオブルート]]に毒をもられていた事が判明したため、ダンケルフェルガーの騎士団と合流して自ら打って出る&footnote(第647話)。
[[アウブ・ダンケルフェルガー]]と共に戦い、ラオブルートを討ち取った&footnote(第650話)。
だがヒルデブラントがラオブルートに唆されてシュタープを手に入れ、ランツェナーヴェの者達もシュタープを得る事を加担させられた事を知り青ざめる&footnote(第650話)。
エーレンフェストとダンケルフェルガーと王族との間で行われた話し合いでは、ヒルデブラントに[[シュタープを封じる手枷>魔術具と神具#シュタープを封じる手枷]]をはめた状態で訪れ、罪に対する厳しい言葉をかけた&footnote(第652話)。皮肉にも、自身が言っていた(ヒルデブラントの)躾がなってないという言葉を逆に受ける立場となった。
王族でも義務や罪に厳しいが、トラオクヴァールに対しては盲目的。フェルディナンドが行った罵りには内容にかかわらず、間髪いれずに反論した。
次代のツェントが決まってからは、罰から逃れられないが、王族の罪を隠す方向で話が進む。ヒルデブラントの教育不足を認め、ローゼマインからダンケルフェルガーの教育を参考にするように進言を受けた&footnote(第655話)。
ちなみに、ブルーメフェルトは旧ベルケシュトックという旧王族に反感を抱き15年春の騒動で政変によりただでさえ少ない貴族がさらに減少しているため、第三夫人という立場ではあるが非友好的な領地内の貴族の上に立ち荒廃した領地を立て直すというフェルディナンドに強いた役割を自身が課されることになった。

政治上の理由もあるが大領地出身でありながら自ら第三夫人に収まり、息子のヒルデブランドを王族ではなく臣下として教育するなど、権力欲は持たない。
一方で盲目的であったり他者の心情を考慮しない様子が見受けられ、自身やハンネローレが語った「周囲に利を配り、望む物を叶える一助とする」というダンケルフェルガーの女性らしさとは異なる行動を、エーレンフェスト関連で見せている。

15年春領主会議で、王族から新領地のブルーメフェルトの領主一族に移籍となる。

&b(){……ツェントの妻になっても、やることは変わらないんだ……。ダンケルフェルガーってマジでダンケルフェルガー。}&footnote(第647話 祭壇上の戦い)

**経歴
05年秋 [[ヒルデブラント]]出産
14年春 地下書庫で翻訳作業をする。領主会議にて行われた奉納式に参加する  
15年春 救援に来た[[アウブ・ダンケルフェルガー]]と共に[[反逆者>ラオブルート]]の捕縛に乗り出す
    領主会議で新領地のブルーメフェルトの領主一族に移籍する。

**コメント
#blockquote{&b(){このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。}
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
&color(red,){表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。}}
#pcomment(noname,reply,size=100,new,マグダレーナ/コメント)