ゲオルギーネ

名前の初出(書籍版):第二部IV プロローグ
初出:第252話*1

声(ドラマCD第1弾):中原麻衣
声(ドラマCD第4弾/第7弾/第8弾):三瓶由布子
声(少女ゲオルギーネ/ドラマCD第8弾):衣川里佳


家族構成

夫:ギーゼルフリート
 娘:アルステーデ
  孫娘:ベネディクタ
 息子:ヴォルフラム(故人)
 娘:ディートリンデ


父方の親戚
祖父:先々代アウブ・エーレンフェスト(五代目アウブ・エーレンフェスト)
祖母:先々代アウブ・エーレンフェストの第一夫人
 伯父:ボニファティウス
  従兄:カルステッド
  従兄弟:ボニファティウスの第二夫人の息子(トラウゴットの父)
 伯母:ボニファティウスの妹*2
 伯母または叔母:ボニファティウスの妹*3

 叔母:イルムヒルデ(先々代アウブ・エーレンフェストの第二夫人の娘)

母方の親戚
祖父:初代ギーベ・グレッシェル
祖母:ガブリエーレ
 伯父:ガブリエーレの長男 (故人)
 叔父:ベーゼヴァンス (神殿長)
 異母伯母:エルヴィーラの母
  従兄:ギーベ・ハルデンツェル
  従姉:エルヴィーラ
 異母叔父:二代目ギーベ・グレッシェル
  従兄弟:ギーベ・グレッシェル

容姿

髪の色:紫に近い青
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瞳の色:緑
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紫に近い青の髪に緑の瞳
彫りが深くて、くっきりはっきりとした目鼻立ちをしている美人

地位

階級:領主一族*4
職種:領主候補生→領主夫人(第三→第二→第一)

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの年齢差(夏時点):+24*5
  • ローゼマインとの学年差:+25*6
  • 誕生季:冬*7

影武者

ゲオルギーネと認識された影武者が複数存在する。*8
  1. エーレンフェスト神殿から転移陣で白の塔へ飛ばされた影武者
  2. エーレンフェストの城の秘密通路に侵入し、エーレンフェストの第一夫人に捕らえられた影武者*9

ゲオルギーネ視点の回

書籍第五部VIII エピローグ

作中での活躍

フルネームは「ゲオルギーネ・トータ・エーレンフェスト・リトゥン・アーレンスバッハ(アーレンスバッハの第三夫人、エーレンフェストの領主の娘、ゲオルギーネ)」から、第二夫人の処刑で「ゲオルギーネ・トータ・エーレンフェスト・アシス・アーレンスバッハ(アーレンスバッハの第二夫人、エーレンフェストの領主の娘、ゲオルギーネ)」となり、第一夫人の排除を経て「ゲオルギーネ・トータ・エーレンフェスト・フラオ・アーレンスバッハ(アーレンスバッハの第一夫人、エーレンフェストの領主の娘、ゲオルギーネ)」へと変化したと推測される。
ジルヴェスターの一番上の姉で、アウブ・アーレンスバッハの第一夫人。
努力家でプライドが高く、権力欲が強い*10
エーレンフェストの領主になれなかったことを強く恨んでおり、陰謀を企む。彼女の陰謀が、ヴィルフリートの白の塔事件や、ローゼマインが毒を受け二年眠る事件、聖典の盗難事件などを引き起こし、さらには旧ヴェローニカ派の一斉粛清や、本物のディッターへと繋がっていった。

エーレンフェストの領主候補生時代

ライゼガングの血を引くカルステッドを次期領主にさせたくないヴェローニカによって、貴族院就学前からかなり厳しく教育されており、甘やかしてくれるのは叔父であり当時の神殿長であるベーゼヴァンスくらいだった*11
一つのミスも許されない酷い叱責と折檻を伴う辛い教育だったが、二人続けて女児を産んだことで肩身が狭い思いをしている母親を救うため、自らの高い自尊心も手伝い、泣きながら文字を覚える、声が嗄れるほど挨拶を繰り返す、何度も叩かれながら礼儀作法を身につけるなど、次期領主を目指して必死に努力していた*12

母親から見放されているように見えたコンスタンツェに対し、母親から受けてきた通りの教育を善意で与えようとしたが、妹を心配すればするほどなぜか周囲の大人たちによって距離を取らされ、当時は理由が分からなかった(二人を引き離すだけで「厳しすぎる」と周囲の大人が止めなかったのは、実際に厳しい教育を受けていたからに違いないと考えている)。
また、カルステッドについては、リヒャルダから話を聞いていたこともあり、年上の男性だが前領主の孫であって現領主の息子でないカルステッドは、現領主にとっては代替の存在であり、カルステッドと女性だが実子のゲオルギーネはどちらが領主になってもおかしくなかった。そのためか、切磋琢磨する好敵手であると比較的好意的に捉えていた。
そのため、ジルヴェスターが生まれただけで*13、カルステッドが上級貴族に落とされたことに強い衝撃を受け、次は自分の番かもしれないと危惧したが、ヴェローニカの実子であるが故に排除されずに済み、安堵した。*14

今度はジルヴェスターが切磋琢磨の相手になるのだと思い、負けない決意をした矢先、洗礼式の直前に*15、物心つく前からの筆頭側仕えであり*16、第二の母親とも言える、実の母親より母のように慕い、実の母親より母親らしい愛情を注いでくれていたリヒャルダを、ジルヴェスターの乳母としてヴェローニカに奪われた*17
あまりのひどい裏切りに抗議したが、父親に似て病弱なジルヴェスターに信頼できる人物をつけるのは当然だと言う母親と、その言い分を認めた父親により、リヒャルダが正式に異動となった。
この時、ゲオルギーネは初めてジルヴェスターに殺意を覚えた*18
健康になった弟が遊びと悪戯を繰り返し、目に余って叱ると母親に泣いて縋りつき、逆にゲオルギーネを強制的に謝らせる母親の後ろで舌を出したり、貴族院で側近にしようとしていた者の召し上げを彼のために禁じられたりしたことから、顔をあわせる度に殺意が積み重なっていったが、洗礼式後に始まった次期領主教育は続行されており、その内両親も目を覚ますだろうと考え、努力を続けていた。*19

前14年冬、貴族院入学を機に更にベーゼヴァンスとの交流も禁じられ、甘えられる人を失ったゲオルギーネは、ボニファティウスが手を差し伸べたいと思う位に荒れた*20
そんな状況でも貴族院では優秀者を取り続け*21、領主教育では貴族院の3年時点で成人後のジルヴェスターと同程度と思われる知識を身につけ*22、領主になる為の婚約もした*23
その様子からリヒャルダやエルヴィーラも、ゲオルギーネは努力家で頑張っていたと認めている。*24

しかし前12年冬の終わり、ジルヴェスターが洗礼式を受けると同時に、ヴェローニカが「次期領主の洗礼式だ」と吹聴したため、ゲオルギーネは次期領主から外されることとなり*25、ゲオルギーネに対する騙し討ちのような経緯で、ジルヴェスターが次期領主だと周知された*26
両親からはボニファティウスのように領主の補佐として生きることを期待されたが*27、ジルヴェスターは脱走の常習犯の上*28、空気を読まない発言をするなど*29、それまでゲオルギーネが要求されていた努力を否定される形になったことに加え、次期領主から外されたことで婚約も破棄された*30

それでも当初は、ゲオルギーネもその側近達も、領主夫妻の決定に従ってジルヴェスターを補佐しようとしていた。
まずはそれに値する人物になってもらおうと、自分がヴェローニカから受けた教育を施そうとしたが、ジルヴェスターには次期領主なんてどうでも良いと反発される。
本気で殺意を覚えながらも両親の決定を呑み込もうとしていたが、その様子を見ていたグラオザムに、ジルヴェスターは補佐するに値せず、彼の愚かさとゲオルギーネの優秀さを貴族達に見せつけることで排除し、ヴェローニカを手本に、名捧げを活用して揺るがない立場と裏切れない味方を作り、邪魔者は排除すればよいと訴えられ、実行に移すことにした。*31

名捧げの対象者には、グラオザムが調べた、ゲオルギーネと同世代で寿命の関係からヴェローニカに名を捧げることをためらっている、ガブリエーレの側近の系譜を選んでいる*32
成人までの間に、彼女に心酔したギーベ・ゲルラッハ夫妻やダールドルフ子爵夫人を始め、10人近くの者達から名捧げを受けた*33
名捧げの慣習は祖母であるガブリエーレがアーレンスバッハから持ち込み、母ヴェローニカが踏襲し、母から直接教わったものを引き継いでおり*34、忠誠を誓う部下は主に名捧げをするのが当然と考えている模様*35
ただしこれは、コンスタンツェが次期領主争いをおりたこともあってヴェローニカとの二者択一の状況の中で行われたものであり、アーレンスバッハ出身者内での裏切り防止を目的に、実質家族ぐるみで強要されている側面もあった*36ダールドルフ子爵などは情勢から必要に迫られなくなったために息子には名捧げの事自体話していない。また、元は他派閥だった者が疑り深いヴェローニカに信用される手段として秘密裏に名捧げしていたことも示唆されている*37

ヴェローニカを手本にするため、貴族院4年生以降は領主候補生コースを適当にこなして時間を調整し、薬学を中心とした文官コースの講義を取ることにした*38
文官コースを優先した所為か、在学期間が2年しか被っていない所為か、フロレンツィアの貴族院時代の印象には残っていない*39
同時に、水面下でヴェローニカ派内部に自身に名捧げする部下を増やすなど、ヴェローニカが脅威を抱くような派閥工作を行ったり*40、ジルヴェスターや領主夫妻に対する不信感を周囲に植え付けたりしていた*41
それが発覚し、将来争いが起こることを危惧され、成人後にはアウブ・アーレンスバッハの第三夫人として嫁がされることとなる*42
反発はしたが、次期領主教育の結果身についていた領地を重視する考えが邪魔をし、屈辱と苛立ちの中で受け入れた*43

また、フロレンツィアに一目惚れしたジルヴェスターの態度と利益の少ない婚姻を父親が許したことが許せず、領地を出されることが決まり自暴自棄な気分になっていたことも手伝って、初めて人に対して毒を使った。
ヴェローニカがいつも使っている毒を受けて倒れるジルヴェスターと、動揺する母親を見て胸がすく思いを得たが、致死には至らず、それを残念に思いながらアーレンスバッハに嫁いだ。*44

これらの経緯により、両親とジルヴェスターに対して強い恨みを抱いている*45

なお、上記の経緯はあくまでゲオルギーネ本人の認識が主なものであり、コンスタンツェは姉の敵意が面倒と考え早々に次期領主競争を離脱したり*46、ジルヴェスターは成人してなお消化できないような「洗礼式後から長年に渡る虐め」をされたと捉え*47、同級生のユストクスにジルヴェスター誕生直後の段階で*48「次期領主となるために色々と企てては敵を陥れる」「敵を沈めるためには手段を選ばない」と評される*49など他者からの認識は大きく異なっているため、後述の動向からも彼女の言う切磋琢磨が実力勝負だけではなく敵*50への妨害工作すら含まれていたと考えられる。また、ヴェローニカが敵*51に毒を盛ることをゲオルギーネも看過し、毒殺などの犯罪行為を視野に入れて文官コースをとった節もあり上記の評価に加えてゲオルギーネの態度や性格に辟易したユストクスは仕える気が失せてしまい、その後*52(ジルヴェスターも含めて)仕えたいと思える要素がないとしてゲオルギーネに仕えない事を表明するや一方的に裏切り者と非難して嫌がらせを行うなど、様々な問題行動を自分勝手な思い込みなどで都合のいい様に正当化している可能性もある*53。実際、本人はジルヴェスターに対して「叱る」「自分が受けた教育を施す」という認識で、教育から逃げたり悪戯するジルヴェスターへのゲオルギーネの懲罰やゲオルギーネからジルヴェスターへの教育はゲオルギーネが受けたものに対して厳しくはなかったのでリヒャルダが叱ることはなかったという解説もある*54、一方でエルヴィーラには「異常な憎悪」「排斥するための執拗な嫌がらせ」と評され、幼少時からゲオルギーネを見ていたリヒャルダすら「虐め」「あまりにも酷い」と判断するレベルの内容*55もあったため、到底教育とは言えない仕打ちが相当数あった事が窺える。

ジルヴェスターの述懐では、ゲオルギーネ自身がジルヴェスターに対して直接行っていた教育的指導*56ないし虐めは、ジルヴェスターの洗礼前は月に一回程度会うたびに睨んで、アレができていない、こんなことでどうするの!と手や足をパシパシ叩くという本人が殺意を自覚する前から敵意が感じられるもの*57で、洗礼後にされた事の例として、先述の毒殺騒動以外では勉強を逃げ出した際にシュタープの光の帯で首ごと縛り上げられて引きずられたり*58、ペットであるシュミルのブラウをさらわれて隠されたり*59したことが挙げられた。*60ちなみに、エルヴィーラは「洗礼式を終えた直後の子供に向ける憎悪としては」という前提条件を付けていたが、毒殺騒動などの汚点ないし処罰につながる行為は知らなかった模様*61

アーレンスバッハの第三夫人時代

しばらくの間は無気力に結婚生活を送り、アーレンスバッハで権力を握ることも考えたが熱意を抱けず、ただ退屈に過ごしていたと回想しているが、実際は自分は第三夫人なのに、妹のコンスタンツェはアウブ・フレーベルタークの第一夫人となることに嫉妬するなど権力には執着していた様子が散見される*62
その後ふと、第一夫人になって領主会議でジルヴェスターの上に立てば楽しめるのではと思い付き、第一夫人になるための暗躍を始めた。*63

家族の中で唯一自分を可愛がってくれた叔父の前神殿長を頼りにし*64、結婚後も文通による交流を続ける。
父が死去して03年春にジルヴェスターがアウブとなってからは、不仲のため援助も無くなったが*65、中央の政変によるアーレンスバッハ内の情勢変化(第二夫人の処刑など)を利用して、自身の派閥を強化。前神殿長に頼んだ小聖杯を使って旧ベルケシュトック貴族に恩を売って味方に引き入れるなど、辣腕を振るう。また、ギーベ・ゲルラッハをはじめとする自分に名捧げした貴族(およびその身食い兵)にも魔力を捧げさせていた模様*66
前神殿長には他にもビンデバルト伯爵の侵入の手引きを頼んだりしているが、これらは間接的に自身が恨む母をあてにした犯罪行為であり、母と叔父はこのことで08年春に断罪されることとなった。

アーレンスバッハの第一夫人時代(第三部)

08年頃、アウブ・アーレンスバッハの第一夫人が死去し、自身が第一夫人となる。
大領地の第一夫人という、アウブ・エーレンフェストより上の立場になったことで、前神殿長の死を理由に、09年夏に結婚後初めてエーレンフェストを訪問。ギーベ・ゲルラッハを筆頭に旧ヴェローニカ派を取り込み、エーレンフェスト内での派閥強化や陰謀に励む。
また、ヴェローニカが白の塔に幽閉されているのを見て、愉しそうに微笑む。

この訪問時に入手した前神殿長の遺した文書から、エーレンフェストの礎への入口が神殿図書室の本棚にある事、その鍵が聖典の鍵である事を知り*67、ギーベ・ゲルラッハに相談の手紙を送付する*68
これを受けた陰謀の結果が、ヴィルフリートの白の塔事件(ゲオルギーネが白の塔の存在や道順を教えた)や、ローゼマインが毒を受け二年眠る事件(ゲオルギーネが領主しか知らない抜け道を教え、ジョイソターク子爵にはトルークが使われた)である。
一連の事件により、アーレンスバッハ貴族のエーレンフェスト訪問が禁止され、両領地間の溝が深まった。また、旧ヴェローニカ派は領主一族に害を為したとして苦しい立場へと追いやられた。

アーレンスバッハの第一夫人時代(第四部)

13年春の初め~ランツェナーヴェの使者が訪れる夏にかけて、表彰式強襲事件の調査で何度も訪問してきたラオブルートら中央騎士団に対応し、収穫の女神の加護があったと思えるほどの利を得た模様*69
その春の領主会議では、自身の陰謀を次々と挫き、最大の邪魔者である(とゲオルギーネが思っている)フェルディナンドをエーレンフェストから引き離すため、娘のディートリンデと婚約させる。
13年夏、2人の婚約式を理由にエーレンフェストを訪問*70。再び精力的な社交を行い、お茶会で”エーレンフェストに領主候補生を戻す”計画を口に出す*71
アーレンスバッハからの火急の手紙で呼び戻された帰路、ゲルラッハ子爵領の夏の館に密かに一泊し、エーレンフェスト内にいる自分に名捧げをした臣下達を集めた*72
トルークを使用した秘密の会合で、エーレンフェストの礎の魔術を手に入れられそうだと告げ、アウブ・アーレンスバッハの死後、自分がアウブ・エーレンフェストになると宣言する*73
この際マティアスの兄達から名を捧げられたが、グラオザムに教える許可を与えた魔力圧縮法で魔力を伸ばしている最中だというマティアスには、成人後の名捧げを約束させるにとどまった*74
このように自身の魔力圧縮法を派閥強化に用いていたことが示唆されており、その内容はフェルディナンド同様、仕入れた情報を元に自分に馴染む形で独自に組み合わせた二段階式の魔力圧縮で*75、いつ頃から用いていたかは不明である*76

アーレンスバッハに戻ると、本館から離宮へ住まいを移しつつ陰謀に勤しむ。
ギーベ・ゲルラッハとダールドルフ子爵夫人を手先とし、聖典の盗難事件を起こす。
ローゼマインたちの行動で、聖典は取り戻され、灰色神官は救出され、遅効性の毒の罠は解除される。しかし、聖典の鍵のすり替えは見破られず、この陰謀の最大の狙いは達成する。
ただしこれは、ローゼマインが後々グルトリスハイトを得るまで気付けなかった秘匿性の高い事実ではあるものの、アーレンスバッハの聖典の鍵を敵に与える結果ともなっている*77

アーレンスバッハの第一夫人時代(第五部)

13年秋から冬頃、転移陣を使ってランツェナーヴェの館とアダルジーザの離宮を自由に行き来するために、ギーゼルフリートを毒殺する*78
13年冬、城の貴族達に対しては夫を亡くした悲しみを嘆き社交にも出ることができず、離宮に閉じこもっている姿勢を見せていた*79
しかし、冬の社交界が始まってすぐエーレンフェストの礎を奪還する計画があったことから、この時密かに離宮を抜け出しエーレンフェストに潜入し、グラオザムらが神殿を制圧してすぐ礎に入って奪える体制をとっていた可能性が浮かび上がる(離宮にはアリバイ工作として自身の影武者を置いていた?)*80
これまでの彼女の計画としては、邪魔者を引き離したエーレンフェストでは礎を奪ってアウブに返り咲き領主一族を殺害、アーレンスバッハではレティーツィアを排してベネディクタをディートリンデの養子として次期アウブにしようとしていたことが推察される。

ところが、自身が起こさせた白の塔事件などの陰謀によりヴェローニカ派の待遇が一気に悪くなり、ローゼマイン主導の懐柔案などもあって自身に名捧げした者の家族も含めて、自身の離反工作もあって名捧げを強制されなかったローゼマインと同世代の者がヴェローニカ派を離反したいと強く望むようになっていたことと秋の聖典盗難事件がきっかけとなり、旧ヴェローニカ派の名捧げ事情など重要情報の漏洩や領主一族に対する反逆計画の密告が起こり粛清の前倒しが行われた*81
ゲオルギーネに名捧げした臣下達は脱出できた者以外は全て自爆もしくは処刑され、様々な犯罪行為も明るみに出ることとなり、派閥が解体される結果となった。
更に、一連の動きの中でトルーク銀の布というランツェナーヴェの切り札といえる道具などの存在が知られることにもなった。

エーレンフェスト側の手駒を失ったゲオルギーネは、自らが攻め入る礎奪取計画に傾注するようになった模様。
更に、この冬の貴族院の卒業式でディートリンデがツェント候補とされた事も計画に組み入れられたと思われる。
そんな中、元々の領主一族不足に加えてアウブの死も重なったアーレンスバッハの荒廃は放置され、荒れるに任されていた。
14年春の領主会議に代役として出席するなど、統治者としては中継ぎするべき立場のゲオルギーネだが、領内の困窮の打開策に目が向いていた様子は見られない。
自らロビー活動を行った神事についても実態は”進んでやってくれる”フェルディナンド任せであり、半年足らずで領内の内政を掌握されそうになっているなど、魔力面・政治面の真っ当な施策にはあまり関与していない様子が窺える。
ただ、旧ベルケシュトックの荒廃状況だけは自身の陰謀に組み込み済みであり、旧ベルケシュトックのギーベや騎士達をエーレンフェスト侵攻の手駒とした。

15年春、ついに大きく行動を起こす。
まずレオンツィオやディートリンデを手先とし、レティーツィアを操り、フェルディナンドの毒殺を狙う。半ば成功して瀕死にするも、ディートリンデは自分の失敗を隠蔽し、即死させたと虚偽の報告をする。
邪魔者の排除に成功したと思ったゲオルギーネは、ランツェナーヴェと共謀して侵攻を開始。自身は臣下を率いてエーレンフェストの礎を奪いに向かい、娘たちにはランツェナーヴェ勢と共に貴族院へグルトリスハイトとツェントの座を奪いに向かわせた。

しかし、フェルディナンドの危機を察知したローゼマインが、本物のディッターを名目にダンケルフェルガー勢を率いて急襲、瀕死のフェルディナンドを救出する。
この時、礎の間に魔法陣の罠を設けていたが回避され、アーレンスバッハの礎を奪われてしまう。アーレンスバッハ領内で暴れていたランツェナーヴェ兵も倒され、生き残ったアーレンスバッハ貴族たちは一連の凶行を承諾したゲオルギーネ一派を見限り、礎を奪ったローゼマインに恭順した。

エーレンフェストに侵攻したゲオルギーネは、配下を使って数か所に陽動を目的とした攻撃を仕掛ける。この際、グラオザムは地の利のあるゲルラッハで暴れ、(おそらくランツェナーヴェ勢から入手した)即死毒を敵味方関係なくばら撒くといった凶行まで行っている。
一連の戦闘で、ゲオルギーネとグラオザムには複数の影武者がいたことが確認されている。
最終的にゲオルギーネ(本物)は、エーレンフェストの神殿に秘密裏に潜入し、頃合いを見て礎の間に向かった。
礎の間に入る前に即死毒を撒き、中にいるであろうジルヴェスターを殺そうとする。しかし影武者などの小細工が裏目に出るという強運ぶりでジルヴェスターが毒を回避したので、礎の間で直接対決となってしまい、敗北。
捕らえられてもなお屈服せず、名捧げや従属契約した者たちがエーレンフェストを害すると言い続けたせいでとどめを刺され、確保された魔石と頭部を用いて記憶を調べられた。

ゲオルギーネの行動を振り返って……

ユストクス曰く「貴族女性としての立ち居振る舞いは完璧で、味方だと思った相手には甘い顔も見せる一方、激情家の面もあり、敵だと思った相手には容赦がない」。正確には、他領地などの接触が殆どない者に対しては貴族として問題なく振舞えるが、自身に従う者にはたとえ能力や素行に問題があろうと庇い、中立であろうと従わない者には一方的に敵視して様々な危害を加えようとし、敵と見做せば同腹の弟妹であろうと敵対心や嫉妬心を露にして、異常とも評される*82攻撃性を発揮する。ジルヴェスターはゲオルギーネを「自分には一度も心を開かなった(自分の望みを口にせず怒るだけだった)」と評し、ゲオルギーネの回想などからも両親に抗議はしてもジルヴェスターとは心を通わせる気が全くなく、虐めたり裏で陰謀を企み排斥を試みるといった攻撃を行うだけであった*83

また、名捧げやトルークを用いて自分だけ安全を確保して、部下には命がけの暗殺やテロ行為を行わせていることから、たとえ部下や親しい家族でも、自身の利益や敵を苦しませる為なら躊躇なく利用する面があると言える。一番の忠臣であろうグラオザムさえ、ゲオルギーネが臣下の為に何か行動した事があるのかと問われた際に言葉に窮していることから*84、部下の扱いは実態として良いものではない事が窺える。このように礎奪取の為に自身には被害が及ばないよう動いていたが、犠牲になったグラオザムなどの忠臣を含めたヴェローニカ派はこれにより派閥としての力が一気に衰退して苦境へと追い込まれ、自身の所業で名捧げが強制されなくなったことと元々ヴェローニカ派が常習的に犯罪を行う集団なのも手伝い後にマティアスをはじめとした離反者の出現と粛正につながる事態を招いた。

娘ディートリンデの教育放棄も甚だしく、ディートリンデは母親に自分を見て欲しいと望んでおり、それが周囲の見えていない暴走の一因となっていると思われる。次期領主となり得る息子ばかり優先して娘を放置するやり方は、皮肉にも自分がヴェローニカにされた仕打ちと全く同じであった。他にも領地全体の利益よりも私利私欲を優先し、毒殺などの犯罪を実行したりと行動には類似点が多い。ちなみに、娘であるディートリンデも私利私欲を優先した行動の結果、協力者(ランツェナーヴェ勢やゲオルギーネ一派)の足を引っ張るという同様の行為をしている。
また、ギーゼルフリートもヴォルフラムが亡くなった後は、性格・能力が不安なディートリンデを中継ぎとしレティーツィアを養子にして次期領主とする事を決定するなど、ゲオルギーネの教育放棄は自身の地位や影響力を低下させる事態をも招いている。

自身の行動によって生んだ弟との不仲も、出身領からの援助打ち切りという結果に繋がっている。
小聖杯の魔力補充といった他者頼みの結果を自分のものとしたり、エーレンフェストとの関係悪化をエーレンフェスト側を悪者にして不満の矛先をそらし、フラウレルムをマッチポンプの如き立ち回りで味方につけるなど、自身に都合のいいように情報操作をして取り繕ってはいたが、現実にはアーレンスバッハは衰退していくしかない状況であり、エーレンフェストやランツェナーヴェを当てにして(利用して)ユルゲンシュミットに反逆するしか選択の余地が無くなるほど、自らの状況を追い詰めていたとも言える。
そんな中で自ら引き寄せたフェルディナンドに内政をほぼ掌握されたことも、アーレンスバッハ貴族達が後にローゼマイン一派に恭順する布石となってしまっている。

また、彼女の陰謀は一般にはほぼ知られていないトルークを用いて洗脳したり、祖母や母の遺産ともいえる名捧げの習慣や従属契約で命を握った部下にテロを強要したり、ユルゲンシュミットでは未知の他国の発明物を活用するというものが多く、実態として智謀やカリスマといった本人の能力による要素が低い。
偏見に満ちたフラウレルムの情報提供をたしなめもせず、領主一族の周囲から排斥されたグラオザムなどの情報しか信じずに、他領にも高く評価されていたローゼマインの能力をフェルディナンドによるものだと断定していた節があり、情報収集という点でも後れをとっている。かつて「情報精度が低すぎて役に立たない」とユストクスを批判したが、正確な情報かどうかを客観的に判断する能力自体にも疑問が残る。

慎重に行われた陰謀の結果もラオブルートに看破されるが予定外の協力者となったおかげで中央からの嫌疑を逃れられたが、トルークや銀布・即死毒などの存在の露見に繋がっている。
それら既存の統治を脅かす危険物の情報をエーレンフェストから伝えられた王族が、ただの姉弟喧嘩と軽視してくれた幸運な状況があって礎争奪を実行できたとも言える。
ランツェナーヴェ勢はアーレンスバッハ貴族は圧倒できたが、エーレンフェストやダンケルフェルガーの者には対策を取られ、直接対決では不利な状態に陥った。結果的に、ゲオルギーネの暗躍による情報漏洩がエーレンフェストやダンケルフェルガーへの大きな助けとなり、協力者であるランツェナーヴェの足を引っ張る事となった。

礎争奪の計画そのものも、中央騎士団長の加担はあったものの、ランツェナーヴェがグルトリスハイト入手に失敗した場合は外患誘致の罪で処刑は必至であったことや黒の武器を用いた魔力簒奪自体が犯罪であることを思うと、リスクの大きな賭けとなってしまっている。その計画に、教育を放棄したため彼女自身も手綱を握りきれているとは言い難いディートリンデを加えている点が、更にリスクを高めている。また、ランツェナーヴェを手引きしたことは、魔力不足とは別の意味でユルゲンシュミットの崩壊を招いていた可能性もあった。
自派閥以外のアーレンスバッハ貴族の虐殺を容認したり腹心のグラオザムが味方の被害も考えずに即死毒をまいたことからも、自分やアルステーデ達による後の統治への苦労は考えていない事が窺える。深刻な魔力不足の時世であるにも関わらず、彼女の陰謀によってエーレンフェスト、アーレンスバッハ、旧ベルケシュトックから魔力豊富な領主候補生を含む多くの貴族が失われた。自身の血族も少なく、その状態で大領地アーレンスバッハと中領地エーレンフェストをどう魔力的に維持する計画だったのかも不明*85
また、ローゼマインが懸念したような礎の魔力枯渇によるエーレンフェストの崩壊を行った場合も、エーレンフェストの人民や侵攻した旧ベルケシュトックに死者が多数出ることになり、白の建物崩壊で殆どの町は壊滅、復興に百年単位はかかるであろうことから、生き残った旧ベルケシュトックも入植できずに不満の温床となり、少なくとも自派閥を弱体化させることは必至である。
先述のようにヴェローニカやディートリンデと根本的な行動や性格が類似していることから、自分の願望しか頭になく、その願望を達成した後の内政や統治などは全く考えていなかった可能性が高いと思われる。

その後アーレンスバッハは未成年がアウブになり名をアレキサンドリアと改められたが、本来は反発されるようなこういった出来事も、ゲオルギーネ主導の凶行と困窮した内政を誰もが目に見える形で解決したローゼマインが熱狂的に支持されたため、ゲオルギーネの一族は完全に見放されることとなり、大きな混乱もなく受け入れられた。
皮肉にもアーレンスバッハの姫君ガブリエーレの血族がエーレンフェストに続いてアーレンスバッハにも混乱を巻き起こし、築き上げた歴史が終焉を迎えることになった。

経歴

前24年冬 エーレンフェストの領主候補生として生まれる*86
前17年冬 洗礼式。次期領主教育が開始する
前14年冬 貴族院入学
~前12年 貴族院で優秀者として表彰される(毎回取得)*87
前12年冬 春を寿ぐ宴で、ジルヴェスターが次期領主としてお披露目される*88
前11年冬 ザウスガースの領主候補生(第三夫人の息子*89)から婚約解消を要求される*90
前11年冬頃 婚約解消と次期領主解任が決定する*91
前10年 ゲオルギーネからすればジルヴェスターへの教育*92、ジルヴェスターにとっては、虐めが開始される*93
前10年頃 名捧げを活用した味方作りとジルヴェスターのネガキャン活動を始める
前09年冬 貴族院卒業
前08年春 or 前06年春 アウブ・アーレンスバッハの第三夫人として嫁入りする*94
前08年冬 or 前06年冬~前04年 アルステーデを出産*95
前07(or 前05年)~前02年 ヴォルフラムを出産*96
前02年冬 ディートリンデを出産
04年頃 粛清で第二夫人が処刑され、繰り上がり第二夫人となる
上級貴族に落とされたブラージウスアルステーデを嫁がせ元第二夫人の派閥を吸収して勢力を伸ばす*97
08年 第一夫人が死亡し、繰り上がり第一夫人となる
09年夏 エーレンフェスト訪問*98
エーレンフェストの礎への道を発見したがどうすれば良いか相談の手紙をグラオザムに送付*99
09年秋 グラオザムらが起こした白の塔事件を通じ、エーレンフェストに隙があるかどうかを様子見する
09年冬 グラオザムにトルークを送付。ジョイソターク子爵に使用され*100、誘拐襲撃事件が起きる
10年春 襲撃事件のせいで翌夏のエーレンフェスト再訪が中止となる
11年冬 婚姻を始めとした領地としての関わりを断られる状況下、ディートリンデの婿にヴィルフリートを狙う
12年春 領主会議でヴィルフリートとローゼマインの婚約が承認されてしまい、フロレンツィア相手に嫌味を言う*101
アウレーリアベティーナの婚姻をねじ込んだ事を自らの美談とする。2人には情報収集をさせようとする
13年春 領主会議にてディートリンデとフェルディナンドの婚約を提案し一度は断られたものの、王命で得る*102
13年夏 ディートリンデと共に婚約式のためエーレンフェスト訪問。領地から緊急の手紙が入り帰る。*103
帰路、ゲルラッハの夏の館に立ち寄り*104、名捧げした者達とトルークを用いて会合。夫の死後、必ずエーレンフェストに戻ると宣言する*105
13年秋 エーレンフェストの聖典の鍵を入手する*106
フェルディナンドを次期アウブ・アーレンスバッハの婿として迎え入れる*107
13年冬 突如エーレンフェストで始まった粛清に自爆を偽装し逃亡してきたグラオザムを匿い側近とする*108
14年春 成人したディートリンデに中継ぎアウブの事実を伝える。また、ツェントを目指すなら一年と期限を申し渡す
領主会議のお茶会にて神事の重要性を説きエーレンフェストの聖女を中央神殿に入れるロビー活動を展開する*109
領主会議後フェルディナンドに隠し部屋を与えよ、という王命を実行しようとしないディートリンデを説得する
ランツェナーヴェを受け入れる*110
15年春 供給の間にてフェルディナンドを害しエーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦貴族院防衛戦を開戦する
エーレンフェストの礎の間にてアウブ・エーレンフェストに討たれる

作者コメント

2014年 09月13日 活動報告
早速ゲオルギーネがいらっしゃいました。毒を含んでいそうなゴージャス系美女です。あの赤い唇を吊り上げて笑われたら、きっと怖いと思います。
2015年 07月20日 活動報告
今回もゲオルギーネはごそごそと暗躍して帰りました。その影響が出てくるのは少し時間がたってから。ローゼマインがその名前から踏めば爆発する地雷だとすれば、ゲオルギーネは時限爆弾でしょうか。さりげなく置かれていて、その時までに撤去できなければ大爆発という感じですね。
2015年 09月30日 活動報告
派手で豪華な顔立ちで、自分の味方には優しいけれど、敵には一切容赦しないタイプです。
2016年 07月06日 第588話「礎の魔術」あとがき
実はゲオルギーネ様、神殿にアタックしようとしたことがありますが、ことごとく邪魔されてます。
意識外の部分でゲオルギーネ様の計画を潰しているローゼマイン。
2017年 05月31日 Twitter
2017年 04月17日.06月20日 設定等まとめ Twitterこぼれ話
>出番が少ない理由
ゲオルギーネはあまり出すと、ローゼマインの敵になりますからね。彼女はあくまでジルヴェスターと敵対する相手であって、ローゼマインの敵ではないのです。
2017年 06月08日 活動報告 2017/06/21 感想返し
web版以上にゲオルギーネが、ジルヴェスター、ヴィルフリート、ヴェローニカにも悪意を向けていることが感じられたのであればよかったです。
ジルヴェスターとの挨拶のところは結構加筆したので。
(エピローグ)
礎の話を知ったのがこの時期*111なので、わかりやすく入れてみました。
(略)
この時はトルークを使っていません。この後、計画を聞いたゲオルギーネから送られてきます。
>策略はグラオザムでゲオルギーネ本人の能力は並レベル?
優秀さを出したところでアーレンスバッハの第一夫人がアウブ・エーレンフェストにはなれませんし、策略を立てるのは別にゲオルギーネの仕事ではありませんからね。
この時のゲオルギーネにとって大事なのは、言質を取らせずに自分の望む結果を得ることなのです。
>ヴィルのKY発言を読むと、兄妹弟の仲が悪くなる可能性もあったのでは……
(略)
ゲオルギーネの恨みや怒りが理解できたのであれば嬉しいですね。そういう意味でもヴィルフリートはミニジル様なので。
2017年 07月18日 Twitter
撫で方の絵
ゲオルギーネは時と場合と相手によってどっちも。
相手にとって効果的な方を選択するけれど、計算ずくで無意識に手が伸びることがない感じです。
2017年 10月11日 Twitter
2017年 10月11日 活動報告
>ウィンク考察
ゲオルギーネ:できるけれど、ウィンクというよりは目配せ。何かが始まる合図
2018年 02月21日 Twitter
>キャラ設定
敵役のゲオルギーネやグラオザムも多い。
2020年 03月10日 活動報告 2020年 04月10日 感想返し
自分に忠実な臣下を得るために母親から名捧げについて教えられたヴェローニカは、カルステッドを退けてゲオルギーネを次期領主にするために教えました。ですが、当然のことながらゲオルギーネに名捧げをした者はゲオルギーネに仕えます。自分の臣下を娘に奪われていき、自分の勢力が削られていくわけです。
そのため、ゲオルギーネがアーレンスバッハへ移動した後、ジルヴェスターには教えませんでした。
2022年 10月22日 Twitter
2022年10月23日活動報告
>ゲオルギーネの教育方針
ディートリンデの教育に関する意見があったので、何となく。
ゲオルギーネは子供が馬鹿になるように育てたわけではないし、完全に教育を放棄していたわけでもありません。まぁ、子供への愛情はあまりありませんでしたが、それはディートリンデだけではなく兄姉に対しても同じです。
ゲオルギーネ自身の経験から来ている彼女の子育ての根底が歪んでいますから。
「どれほど厳しい教育を受けて努力しても、親の都合と気分で望みが潰されるのが子供。ならば、最初から駒であることを疑問に思わないように育てるべき」という考え方なので、普通の親とは教育方針自体が違う。
ゲオルギーネにとっての母親の愛情はジルヴェスターに向けられるものしか認識できていないので、「母親の愛情=子供を甘やかして愚かにするもの」なんですよね。
子供3人の結果
アルステーデは母親の教育方針通りに育ち、ヴォルフラムは男児なので父親の教育が入って都合の良い駒ではなくなりました。
ディートリンデは基本的には教育方針通りだけれど、思い通りの結果を成す能力が足りていないので良い駒になれない。そういう意味では教育に失敗しています。
伝えたいこと
母親から厳しさと理不尽さを学んだゲオルギーネは子供を自分の駒として扱うように成長し、母親から溺愛されて姉の八つ当たりを受けたジルヴェスターはヴィルフリートを兄妹間の競争がない状況で育てました。
それぞれの経験やその時の状況によって姉弟でも子供の教育方針には違いが出ます。
物語の中のことなので、どのキャラの立場に立ってどのように感じるのも自由です。
それで現実を見直してみてください。
自分の教育がどういうものか、子供に愛情を注いでいるつもりでもそれが毒になっていないのか。
何かしら考える機会になれば、様々な親子の形を書いた甲斐があります。

ゲオルギーネ様の神殿アタック計画についての考察

第588話「礎の魔術」あとがきにて、
実はゲオルギーネ様、神殿にアタックしようとしたことがありますが、ことごとく邪魔されてます。
意識外の部分でゲオルギーネ様の計画を潰しているローゼマイン。
とある、この複数の神殿アタック計画について本編内やコメント等で「これがそうだ」と明示されたものは無い。どういう計画があって、それらをローゼマインがどう潰したのか、本ページコメント欄で読者から提案されたものをまとめる。

前提として、ゲオルギーネが「神殿から領地の礎に入って乗っ取れる」ことを知ったのが第254話「ゲオルギーネ様の見送りとハッセ」(直後時系列の書籍第三部IV エピローグより)のことなので、候補となる事件は第255話~第587話かその同時期のSSからとなる。

  • ギーベ・ジョイソタークを利用してローゼマインを誘拐(第268話)
    • 実行犯のギーベ・ゲルラッハは誘拐したローゼマインを生かして魔力を搾り取り(アーレンスバッハの旧ベルケシュトックに与える等?)利用したかったようだが、同時に神殿から神殿長が長期不在となるのでその隙に神殿に忍び込んで神殿長の聖典の鍵を盗み図書室入室手段を得て礎に近づける。
      • ローゼマイン自身が防いだと言い難いかもしれないが、事前に自力でユレーヴェを用意済で神殿長室の隠し部屋にこもることになり、またフェルディナンドが許可のない貴族が神殿に近づくことを禁止したので不可能となった。
    • しかし、そもそもこの一連の誘拐は最初はシャルロッテが標的だったのか、さらわれたシャルロッテをローゼマインが我が身を省みず追うという予想できない行動によるものであったため、そもそも神殿へのアタックとは何の関係もない可能性も十分ある。
      • また、これによりゲオルギーネを含めたアーレンスバッハ貴族はエーレンフェストに入ることができなくなっただけでなく、旧ヴェローニカ派は領主一族に危害を与える危険分子とみなされ旗頭であったヴィルフリートですら白の塔事件もあり厳しい態度をとるようになるなど一気に権勢が衰退する大きな原因の一つとなり、むしろ神殿へのアタックの機会が減り自身の手駒が動きにくい状況となった。
  • ランプレヒト&アウレーリアともう1組の「境界線上の結婚式」に向かう神殿一行の馬車を道中で襲撃(第366話)
    • 馬車に積まれた神事道具の中から聖典の鍵を奪取、その次に神殿に忍び込んで礎に近づく前段階。
      • ローゼマインが大きくした騎獣に荷物も側仕えもすべて載せて空を飛んでいったため未遂に終わる。
  • アウレーリアが時を止める魔術具で持ち込んだはずの調理済アーレンスバッハ料理が、平民料理人には処理不能な魔魚を含む生の魚にすり替えられていた(第369話、第428話)
    • アウレーリアに「あなたの素顔はエーレンフェストのライゼガング系貴族に忌み嫌われてますよ」とあえて直前に教えて*112ベールを外せなくなったことで、嫁入り先の家のフロレンツィア派と距離をあけさせることに加えて、里心を料理で癒やす手段も奪い、旧ヴェローニカ派に混じるゲオルギーネ支持者に接近させる。夫を通じて騎士団の動向・領主一族の護衛計画などを入手して神殿に近づけるタイミングを探らせる。あるいはヴィルフリートとその側近をゲオルギーネの計画に沿って動かしやすいようにそそのかす。それらを総合的に利用して神殿にアタックできる隙を作る。
    • アーレンスバッハ料理を作れる料理人としてゲオルギーネの配下の者をアウレーリアの家に送り込み神殿にアタックする手引きをさせるつもりだったのではないかという意見もある。
      • 生魚の存在がローゼマインの興味を強く引き、ローゼマインの後押しでアウレーリアはフロレンツィア派に入ることとなった。また魔魚レーギッシュの鱗はローゼマインが作るお守りの素材となり、後にフェルディナンドを死から救った。
  • グローリエが神殿に忍び込み、聖典と聖典の鍵をすり替えて奪う、また偽の聖典に毒をまぶす(第446話)
    • 聖典の鍵を入手し、後で神殿に忍び込んで礎に近づく前段階。ローゼマインやフェルディナンド、側近達が偽聖典の毒に触れて死ぬあるいは体調が悪化する。聖典が失われることでエーレンフェスト神殿の権威失墜あるいは神殿長や神官長を務めるローゼマインやフェルディナンドの責任問題発生。アーレンスバッハの聖典の鍵を残すことで「エーレンフェストがアーレンスバッハの聖典の鍵を盗んだ」などと言いがかりをつけることを企てたのではと予想されている。ちなみに、毒殺計画に関してはフラウレルムも知っていたことからゲオルギーネが協力していたと考えられるが、一連の犯罪と異なり後述の襲撃計画においては不要な要素と考えられる。
      • 聖典の鍵のすり替えは成功し、すり替えられたこと自体も第589話まで発覚しなかった。しかし聖典の盗難はローゼマインによって即座に見破られ、偽聖典の毒は誰を害することもなく、本物の聖典は取り戻され巻き込まれた灰色神官にも被害は無かった。そしてすり替えて置いてきたアーレンスバッハの聖典の鍵を使うことで、ローゼマインがアーレンスバッハの礎を奪うことが可能となった。また、領主一族の毒殺を企てダールドルフ子爵の一族や加担したグラオザムを処刑できる証拠や重要な情報も手に入れられる結果となり、後述の密告へとつながった。
  • ギーベ・ゲルラッハやバルトルトの父達が神殿を制圧し、完了後ゲオルギーネ自身が事前に入手していた聖典の鍵で図書室から礎に入る(第456話、第462話、書籍第五部I 購入特典SS「胸に秘めた怒り」)
    • web版からは粛清を前倒しして騎士団が貴族街の屋敷を急襲した際にギーベ・ゲルラッハ達の間で何が企まれていたのか明確ではなかったが、バルトルト視点の特典SSに「連日、見習いが貴族院への転移陣を使うためアウブ・エーレンフェストが城を離れられず、冬の社交界の始まりでローゼマインの成人側近も城に集まっているこの時を狙った」とあることから襲撃目標が神殿であったことが濃厚。またバルトルトがその計画の一部を聞かされた理由が「礎を奪い終えてゲオルギーネが新しいアウブとなった後で貴族院を統率する」ためともあるので、礎を奪うことと一体な計画であったと考えられる。このとき既にアーレンスバッハの城で執務と教育を始めていたフェルディナンド視点では、ゲオルギーネは夫を亡くした悲しみに伏して離宮に閉じこもっていると見えていたが*113、密かに離宮を出立して銀の布で魔力を遮りアーレンスバッハから境界を超えてエーレンフェストに入りすぐ神殿に向かえる場所で待っていた可能性がある。
      • 聖典の鍵のすり替え時に毒殺や誘拐などを看破・阻止され、ローゼマインの周囲が明らかに警戒していることが見て取れたことで旧ヴェローニカ派が危機に瀕していることを察し、ローゼマインの今までの動向を見てきたマティアスとラウレンツが、自分が名を捧げて仕えたい主としてローゼマインを選び、計画の存在をローゼマインに伝えて粛清が前倒しされた。ゲオルギーネに名捧げしていたエーレンフェスト貴族は処刑されるか自爆し、計画は失敗した。なお、聖典の毒は遅効性であり、作中描写やフラウレルムの言動から数ヶ月以上の時間が経過しなければ死なないため、この襲撃計画においてはほぼ意味のない毒殺計画であり、アウブになってからの方が殺害する機会にも恵まれたであろうことからなぜこのようなことを実行したのかは不明。

コメント

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  • 消えるインクってどこに書いてあったの?ゲオが全属性というのもジルの属性とかからまずないし、インクって偶然の産物なんだが。ひょっとして、ベーゼヴァンスとの暗号用いたやり取りを出典もないのに勝手に書いているだけですか? (2022-06-28 00:10:48)
    • おそらく出典もなしにデタラメ書いてるんじゃないか?消えるインクは魔力量に差があればあるほど酷く滲むものだから、魔力量が少なくて神殿入りしたベーゼヴァンスと大領地に嫁入りしたゲオルギーネじゃ魔力差的に読める文章が書けないと思う。属性の方はわからんけど。 (2022-06-28 02:22:54)
      • 253話の遺品のインク壺の事じゃね?あれが消えるインクなのかは不明だし、フェルが作ったのとは別物の消えるインクかもしれないが? (2022-07-02 05:41:48)
        • 暗号だと言及されていて、全くふれられてないにも拘わらず消えるインクってどう解釈したらそうなるんだろうか? (2022-07-02 10:14:26)
          • ゲオが消えるインクの存在を知っていたならフェル宛の手紙にもっと注意を払うと思うぞ。文官に命じて便箋をフェルに触れさせればよいだけだし。 (2022-07-02 10:52:54)
  • 魔力の成長が止まった成人後にロゼマ式圧縮したのにゲオルギーネよりジルヴェスターのが魔力多いってことはゲオルギーネの魔力圧縮方法ってロゼマ式の二段階目の魔力圧縮方法より効果低い感じかな?それとも、学生時代じゃなくて成人後とかにできたものだったりするのかね?ゲオルギーネ式魔力圧縮 (2022-08-11 17:06:30)
    • ゲオ式圧縮の詳細は不明だが、ロゼマ式圧縮は成人後でも短時間に自覚症状があるほど効果が上がる模様。それに加護による加算(というか魔力消費軽減)を忘れてはいけない。 (2022-08-11 21:15:00)
    • ロゼマ式って四段階だから (2022-08-14 06:29:43)
    • 魔力の成長つっても、肉体の成長とともに器の成長は頭打ちになるけど、その後は圧縮で鍛えるもんなんじゃね。加齢による衰えは無いみたいだし、単純にジルがロゼマ式圧縮も含めてよく鍛えていたってだけじゃね (2022-08-14 16:52:10)
      • 自分の編み出した圧縮方法より平民が編み出した魔力圧縮方法の方が優れていて、自分がさんざん利用したけど価値に気づけなかった神殿で平民が発見した加護の再取得で自分がジルより劣っているなんて認めたくなかっただろうな。 (2022-08-14 19:28:34)
    • ジルの方が多いって明言どこかであったっけ?実力差があるならレオのように紐で捕らえる事も難しくないと思うんだが (2022-08-15 09:10:05)
      • 第五部Ⅸ(書籍)でジルがゲオを魔力紐でとらえる表記ありです(ゲオが自分より魔力が多いと思っていなかったようで驚く表現も) (2022-08-15 11:07:01)
      • 何度もロゼマによる魔力強化方法が説明されているのに、逆になぜ魔力で勝てないと思うのかが分からない。 (2022-08-15 13:35:54)
      • シュタープの金色紐のことなら、それを出すことで一時的に武器や盾が使えず不利になるから避けたんじゃないかな。現場での殺処分になったのは名捧げ石を使わせないためであって、捕縛する意味がなかったんだろう。 (2022-08-15 14:51:10)
      • 空覚えだがどっかに拘束する魔術って魔力が上回って無いと拘束出来ない的な記述無かったっけ? (2022-08-16 00:38:50)
  • *70のソースにゲオルギーネがローゼマイン式の魔力圧縮法の二段階とは書いて無いんだが、独自の二段階圧縮の間違いでは? (2022-08-13 23:46:12)
    • 該当箇所修正済 (2022-08-15 16:12:24)
      • いや、ローゼマイン式の情報を手に入れた描写も無いやろ?魔力圧縮はイメージの問題でローゼマイン式は力押し、整頓、不純物の排除、濃縮の四段階で几帳面な性格で有れば二段階目には容易に辿り着く為フェルディナンドは自力で到達してただけで、ゲオルギーネがローゼマイン式の情報を得たという記述もローゼマイン式と同様の手順を取った圧縮法をしていたという記述も無いやろ (2022-08-16 00:12:24)
        • 「仕入れた情報を元に」の前に「貴族院で」まで付けないと理解してもらえないんですかね? (2022-08-16 02:10:35)
          • 理解も糞も勝手に拡大解釈して書き込まれてるだけで、ローゼマイン式圧縮法とゲオルギーネの圧縮法に関係性は無いって話だが、国レベルの契約魔術で縛ってるのに貴族院で情報が漏れたって記述は何処に有るんですかね? (2022-08-16 05:36:33)
            • 「ローゼマイン式圧縮をゲオルギーネが貴族院経由で情報収集した」なんて誰が何処に書いてるんです?ゲオルギーネが多分地下書庫辺りで圧縮に関する情報を入手してそれを自分に合う形にした結果、ゲオルギーネ式2段階圧縮とでも呼ぶべき独自の圧縮を生み出したわけだけど(ただし具体的にいつどこでゲオが圧縮を生み出したのかは作者がコメントしてないのでそこまではこのページに書けない(独自解釈にあたるため)。時系列的に嫁ぐ前のゲオがグラオザム達に圧縮を教えたのなら、当然まだ存在しないローゼマイン式の圧縮を知る由もそれを他人に教える術もないんで別物に決まってます(時駆けしたロゼマから直接的or間接的に知ったとかいう後出しがない限り)。「二段階式の魔力圧縮」を脳死でロゼマ式圧縮って読んでるんですか? (2022-08-16 08:12:51)
              • 何故ゲオルギーネが地下書庫に入れると思ったんですか? (2022-08-16 11:01:06)
              • ゲオが地下書庫で魔力圧縮読んだのならフェルも読んでるはずで、フェルの二段がロゼマの二段と変わらなかったのだから、逆にゲオとロゼマ圧縮が一緒って事の証明になってしまうんだが (2022-08-16 20:04:05)
                • ゲオルギーネが地下書庫から情報を得たという描写も、フェルディナンドが地下書庫の魔力圧縮法を実践してるという記述も俺は知らないんだが何処かに書いて有るのか?、フェルディナンドはローゼマインと同じく魔力圧縮を習った段階で二段階目には到達してた様だが、それまでに地下書庫(まだ読んで無い本)に到達出来てたとも思えない、ここからは可能性の話しフェルディナンドの二段階到達は時の女神様の思召って可能性は有るが (2022-08-16 20:19:48)
                  • そんな記述はない。フェルディナンドが貴族院時代から極端な魔力圧縮を行っており在学中に地下書庫に出入りしていたこと・グラオザムらに教えているので、ゲオルギーネは圧縮法を貴族院時代に身に付けていたらしきことからの推測。考え方が保守的な二人が全くの独学で圧縮法を見つけたとは考えにくい。ヒントになる物が貴族院にあり、それを参考にそれぞれに圧縮法を工夫した…と考えるのが一番無難なのでは。 (2022-08-16 21:06:47)
                    • 流石に保守的だから圧縮法を開発出来なかったってのは暴論過ぎるだろ、あと新しいモノ大好きな研究馬鹿で散々新しい魔術具開発しまくってるフェルディナンドが保守的は無い (2022-08-16 22:07:33)
                      • 「保守的だから圧縮法を開発出来なかった」と主張しているわけではない。独自の圧縮法のヒントが貴族院にあった、と言っているだけ。ローゼマインのように貴族院前に独自で大きく圧縮していたのなら、貴族院時代ヒルシュール先生に諫められるほど派手に圧縮する必要がなかっただろう。 (2022-08-17 07:55:53)
                        • 一生に一度しか使わそうな魔力の変動計測機(基本的に総量が重要で一時的な魔力の変動を測っても仕方ない)にフェルディナンド専用の物が存在するのが貴族院の魔力圧縮の授業以前から魔力圧縮出来てた描写だと思うのだが (2022-08-17 14:18:36)
                          • ヒルシュールが弟子のために作ったのだから、一生に一度とは限らない。 (2022-08-17 18:51:06)
                            • 魔力圧縮が出来る事を確認したら後は総量を測れば良いだけなのに何に使うの?、考えられるシチュエーションって通常の計測機で計測出来なかった(いきなり振り切ったりして故障や誤作動を疑われた)場合だけじゃないか? (2022-08-18 00:13:21)
                        • 独自の魔力圧縮法のヒント以前に程の貴族が初めて魔力圧縮を行うのが貴族院な訳でそこから発展させるのは個人の努力、図書室に縁もゆかりも無いゲオルギーネが足繁く通っていたジェルヴァージオでさえ到達してない地下書庫の文書の内容を知り得たというのは無理がある (2022-08-17 14:26:39)
                          • ゲオの圧縮法はエーレンフェスト一族に伝わっていたものではないし、グラオザムに伝えている以上アーレンスバッハで学んだことでもないだろう。講義内容を参考にするとか地下書庫に限らず図書館資料からヒントを見つけるとか、貴族院時代に何かの形で開発して身に着けたと思うんだけど、その辺が謎だね。 (2022-08-17 18:57:15)
                            • 毒の調合目的で文官コース取ってたみたいだし濃縮と精製のがまだ地下書庫説よりは納得出来る (2022-08-18 01:09:39)
                              • 何にせよ詳しい記述のない部分に対する推測に推測を重ねてるだけだから記載すべきような内容ではない。 (2022-08-18 08:22:08)
                                • だから最初から修正後も<その内容はフェルディナンド同様、仕入れた情報を元に自分に馴染む形で独自に組み合わせた二段階式の魔力圧縮で>の部分は作中本文に無い推測で*70はソースになり得ないリンクだと言っているんだが、あとローゼマイン式魔力圧縮法の記事も妄想が酷い (2022-08-18 11:13:17)
                                  • Q.ゲオとフェルの二段階圧縮は自分で考えたのか? A.「色々なところから情報を仕入れるが最終的には自分で考える。自分に馴染み第一段階(注:当然ロゼマ式圧縮の第一段階のことではない)と合わせられる方法を上手く取り入れる必要がある」(ふぁんぶ6) *70はゲオの魔力圧縮とは関係ない行のソースなので参考になるはずがない。ロゼマ式圧縮のページの話はそちらでお願いします。 (2022-08-30 04:35:34)
                                    • 20220818の時点で*70は現*72だったので (2022-09-29 15:17:59)
      • そもそも魔力圧縮法に関して個人、一族の秘伝と有るから各々複数存在すると考える方が自然やろ (2022-08-16 00:24:21)
        • 魔力圧縮講義でも色々な方法提示して教えてるのにエーレンの貴族は誰も彼も同じような方法で圧縮してたのは何故なんだろうか (2022-08-18 01:18:39)
          • 皆が同じようにやってるとは限らないのでは?押しまくれの人もいたり煮詰める人もいただろう (2022-08-18 11:34:41)
  • 聖典に毒が塗られた理由は、実行犯ダールドルフ子爵夫人の希望が大きかったかもしれませんね。 (2022-08-31 22:21:45)
    • ローゼマイン暗殺の動機が最も大きいのはダールドルフ夫人だが、フラウレルム達に情報が流れたのだから、最終的にはゲオの決断だろう。「魔力タンクにするためロゼマは生かしておく方がいい」との目論見はあっただろうが、生かしておいて邪魔になると困る・ジルヴェスターに対する強烈な嫌がらせといった理由で、ゲオは暗殺を決断したんじゃないかな。 (2022-09-01 19:16:10)
      • ゲオルギーネによる飴では?聖典の鍵を手に入れてくれるならローゼマイン暗殺してもいいよ。みたいな。ゲオ様的には目的の隠蔽も兼ねてる。 (2022-09-12 16:34:23)
        • 盗難ならともかく暗殺までしようとしたから、記憶捜査確実かつ即処刑の罪状になったからむしろ悪手と思う。 (2022-09-13 10:42:43)
          • ゲオは名捧げの部下の都合の良い道具くらいにしか思ってないから、グローリエが死んでも何とも思わんやろ (2022-09-13 11:20:02)
            • 名捧げ組が自殺や逃げる間もなく捕縛されて記憶捜査の危険性も十分あったから運がよかっただけかな。 (2022-09-13 14:57:50)
      • 領主の養女が神殿にいると護衛騎士も確実にいるから、排除して神殿を無防備にしたかったのでは。 (2022-09-13 11:38:58)
        • 上記にもあるけど、毒殺防がれて捕縛し記憶捜査の危険性+毒の性質上年単位での効果で当初の計画であった侵攻には影響ない+礎奪ったらジル達全員殺すんだからほぼ無意味という。 (2022-09-13 15:01:25)
          • そもそも、ゲオはおそらくグラオザム同様ロゼマを領主候補生を装う程度の魔力は持つただの傀儡とみてたから危険視や評価していた描写もないから邪魔者排除という目的もない。ゲオ視点の書籍部分でも毒殺関係の描写なかったから作者も合理的な理由思いつかなった気すらしてしまう。 (2022-09-13 17:28:09)
      • 何度も出てくる記憶捜査の危険性って何?盗難の時点で盗まれた物を探すために覗かれるのは確実でしょう。近付かないことで見逃されたのに盗難事件起こしたのであれば処刑も免れない。毒殺しても困るのは連座対象になる一族ぐらいでゲオもグローリエもリスクは増えない。 (2022-09-13 19:03:37)
        • 記憶を探る魔術具は「領主が直々に裁く重大事件の証言」に使うものであり、魔術具のページに記載してあるような犯罪者に対して窃盗程度で使うには無理だよ、毒殺ぐらいでないと。問題なのは毒殺が成功した場合のメリットがゲオ視点でもほぼなくて失敗した場合のデメリット(名捧げ組捕縛され全ておじゃん)が全く釣り合っていないことなんですが。 (2022-09-13 19:19:22)
          • 勘違いしている人いるかもしれないが記憶だけでも証拠になるし、繋がり証明すればゲオにダメージいくのに証拠がないから悔しいって作中でも言われている。 (2022-09-13 19:35:33)
          • 各領地に一冊しかない神具たる聖典の盗難は超重大事件だと思う、紛失したらツェントにまで大失態を報告し全領地用契約魔術用紙どころではない莫大な対価を支払って創ってもらわねばならない。まあどうせゲオから「バレたら記憶を読まれないよう関係者を巻き込んで自爆しなさい」と名捧げ石を介して命じられていたのだろう。女性の自殺方法として頭を吹き飛ばしての自爆は本人には思い付けない程グロいシロモノだしね。 (2022-09-13 19:35:58)
            • 聖典盗難はただのフェイクなんだし、万一にも記憶読まれることの方が痛いからいずれにしろ無意味に過剰な罪をおかしている。グローリエの自殺は遺書もあったから自分の意志みたいだよ、グラオザムがエーレン逃走できたように強制自殺まではしてなさそう。それにグローリエだけでなく、グラオザムも指輪で間接的に協力するというリスク負ってるんだよね。 (2022-09-13 21:01:31)
              • そもそも成功しても大したメリットがなく、グラオ・グローリエ逮捕されたら全てが終わるのになぜ本命に関係ないことでそんなこと実行したか?だよね。 (2022-09-13 21:15:08)
                • メリットは本命である"聖典の鍵のすり替え"を "悟らせないため"だと思う。聖典と鍵だけ入れ替えると「嫌がらせのためだけには行うには手が混んでないか?」と邪推され聖典や鍵について調べられ礎の場所との関連に気付かれるかもしれない。そうなれば警備が厳重になり奪うのは難しくなるが、偽聖典に毒が塗ってあれば聖典が調べられ発覚した時に毒殺が本命だと思い込みやすくなり本来の目的である鍵奪取に気付かれにくくなる。デメリットは特に無い (2022-09-13 23:26:13)
          • あくまで「本来は」でしょ?何故敵が甘く愚かであること前提で進めるのか分からない。実際はロゼマも探すために片っ端から記憶を探る事も考えてたしその後の粛清では青色神官ですら関与してないかどうか調べるためだけに片っ端から記憶を覗かれホイホイ使われてる。ゲオが「窃盗くらいなら記憶覗かれないだろう」とか甘い考えしてる訳はなく名捧げ命令やトルーク等で記憶を覗かれても問題無いように対策をしてるだろう。 (2022-09-13 23:01:11)
            • トルークは使用時の記憶(ゲオとの会合時)が混濁するだけで、実行した行動の記憶全てが無くなるわけではない。そんな状態で繊細な計画なんか実行できないし、トルーク使えば記憶捜査しても大丈夫ならそもそも自殺の意味がない。記憶捜査されるような罪を囮として犯させていること自体が変ということ。トルークや自殺命令させとけば捕縛は不可能だし記憶捜査できない、という楽観的な見通しこそゲオが甘く愚かであること前提の考えでは(実際捕縛された奴いますし)。 (2022-09-14 00:23:36)
              • ゲオは幸運にも偶然中央にも売国奴がいなければ中央騎士団にとっくに捕縛されてそう。 (2022-09-14 00:58:31)
                • そもそも、ヒンデバルトと三段腹とがっつり会合してて記憶捜査受けたのにグラオザムとかが捕縛できなかったのがおかしいしね。なお、Q&Aでは不自然にスルーされた模様。領主の命令偽造+領主一族誘拐協力したヴェロは数年も記憶捜査されず、フェル含めて周りはヴェロ派の犯罪証拠がないとずっと愚痴っているのはコメディとすら思う。 (2022-09-14 01:38:49)
                  • ヴェローニカの罪状は公文書偽造ね。「平民を買いに来た貴族が街に入れないんです」「許可証作るね」だから。ビンデバルトが平民を買うために出入り禁止の町に入った。平民だから攻撃した。知らない間に養子になってました。罪状も理由もはっきりしてるなら記憶読むなんてだいそれたことはしないよ。カルパパは黙り込んでるから必要と思ったみたいだけど、自白は終わってる。この時点で記憶読んで明らかになったことは、青色巫女を買おうとしていること、手に入れようと出家した者と平民と下級貴族の護衛が春に襲撃を受けたこと。会合時点では養子縁組すんでないから罪には問えないし、記憶を読むのは重大な事件にわからないことがある時でしょう。 (2022-09-14 16:44:37)
              • トルークが使われ記憶混濁状態で読み取れたことが無い(ヴァッシェン除く)。窃盗時には甘い香りが漂っていたので実行できないと言われても実際実行されていた。仮にトルークでほぼ大丈夫だとしても捕まれば処刑は免れず念には念を入れていっそ自殺するのはおかしくない。どうせ記憶捜査される可能性があるのだから更にプラスして罪を犯したところで問題はない。実際捕縛された人は計画に関わっていない。 (2022-09-14 01:58:09)
                • レティ視点をみると、なぜそうしたか(トルーク焚いた場での命令)は覚えてないが何をしたかは覚えているため、グレーティアとグラオが鍵窃盗してアーレンに送ったのは記憶みれば露見します。礎争奪前に囮なのに即処刑で捕まる大罪を犯し失敗して捕縛の危機に陥っており、グローリエやグラオが捕まえられなかったこと+ゲオに直接計画を聞かされたバルトルトに記憶捜査されなかったのは運の要素が非常に大きい。「ゲオ名捧げ組はきちんと捕らえた者が0で、頭もあまり確保できなかった。名捧げしてない者は記憶捜査してもゲオがトルークを焚いていた会合時に具体的に何を言ってたかが分からないのでゲオ関与の証拠がない(元から計画の仔細は知らずただ上の命令を聞く兵士の役割で、ゲオ名捧げ組が計画準備・指揮担当が妥当)」という描写から、捕縛しても全ての行動や計画がトルーク使えば記憶混濁でわからないと推測する根拠はないと思いますが。長々と書いていますが、結局鍵の窃盗カモフラージュとして聖典の窃盗・毒殺という記憶捜査間違いなしの大罪を犯す必要性はなく礎奪取が成功すれば無意味であり、むしろ失敗すれば礎奪取計画が破綻する危険性からも無用なリスクを高める行動だということで、その反証として根拠がないということです。 (2022-09-14 19:12:29)
                  • そもそも一度使用したらずっと記憶に効果あるなら日々の記憶が朦朧となるから日常生活すら難しいよね。 (2022-09-14 20:05:52)
                  • 現場に甘い香りを漂ってたのだからトルーク常用しながら犯行に及んでたんでしょう記憶捜査されても露見の可能性は低いと思います。運の要素で言うならそもそも発覚した事自体運の要素が強いのでは?窃盗だけなら記憶を覗かれないだろうという予測も運要素が強いですね。「ゲオ関与の証拠がない」という描写からトルークには絶大な効果があることが分かると思います。鍵の窃盗だけ行えば礎との関連を調べられそれこそ礎奪取計画が破綻したでしょう (2022-09-14 23:55:20)
                    • 勘違いしているようですが、聖典盗難で残ってた現場に甘い香りは「女性の使う香料の香り」と作中でいわれてます。そもそも侵入ばれないのが最上で隠蔽工作もしていたのにわざわざ香りが強いものを焚くでしょうか?トルークを常用していたら切り札発覚の可能性が高まりますし、そもそもトルークを使うと記憶混濁・他人に暗示かけられる状態というまともな行動ができない状態になるはずですが、作中のようにそうした状態できちんと意志を持って行動できるとする根拠は何なのでしょうか?滅多に手に入らないから世に知られていないのに常用できるほどの量を確保できますか?しかも、トルークって密閉空間で暖炉とかで焚かない使われていませんよね。グレーティア自殺の場でも匂いに関する言及はなく、グラオザムが鍵を入手したときにも、トルーク使ってたような描写はありませんしマティアスもゲオとの会合でしかそうした匂いは嗅いでいません。以上のことから、トルークを常用するというのはあなたの推測であり、その可能性は非常に低いと思います。 (2022-09-15 00:41:02)
                      • とりあえず始終名前間違えてグレーティアに濡れ衣着せるのやめて……。女性の香料の香りというのは確定情報ではなくそれを髣髴させる香りがしたというフランの感想。ローゼマインの感想は甘い匂い。ただ、その後に甘い匂いがするトルークの存在が明かされ、ゲオルギーネ派の会合で使われていたことから、彼女も使っていたというのが定説になっている状態だね。個人的には大昔のシャーマニズムのように自己暗示のために使ったんじゃないかとも思うけど。 (2022-09-15 02:09:20)
                        • グローリエのミスでしたね、すみません。定説って・・・どこのだれが提唱して決定されたのでしょうか?しかも、自己暗示に常用してたとか全く根拠がないようですが、それこそ確定情報ではないのでは。先ほども言ってたように、記憶が混濁して他人の言葉で暗示にかかるというまともに行動できる状態ではなく、暖炉にくべるという使用方法も無視してますよ。 (2022-09-15 02:24:51)
                        • 作品の特徴から最初は甘い香りがしたとあいまいに描写しているのに、フランが「女性の使う香料の香り」と具体的に述べている以上まず女性の香料で間違いないかと。 (2022-09-15 02:30:49)
                          • 本当にトルークの伏線なら、「初めてかぐ香りですね、女性の香料でしょうか?」といった表現でもいいのに断定口調だからまずトルークではない。作中で甘い匂いや香りといった表現は花やお菓子の匂いでも用いられています。 (2022-09-15 07:43:50)
                            • そもそも甘い匂いがしたからトルーク使ってる。しないから使ってない。キャラがこう言ってるからも全部一個人の意見でしかないけどな。 (2022-09-15 09:14:39)
                              • 横槍で恐縮ですが一個人の意見を甘い香りはトルーク使ってるのが定説と断言して作中にもない自己暗示だーとかこじつける人と、作中描写から様々な根拠をだして主張する人を強引に同列化するのは端からみてとてもカッコ悪いからしない方がいいですよ。 (2022-09-15 12:25:52)
                                • 目的は気付かれずに鍵を手に入れること。目的達成が派閥の維持より優先される。グローリエを動かす為に毒殺は必要。動機面から裏があると思われないよう毒殺は発覚しないといけない。グローリエの希望で毒殺の成功率が高い毒が使われた。フラウレルムがローゼマインに毒が盛られていると伝える。これなら辻褄があうかな? (2022-09-16 00:46:53)
                                  • グローリエはゲオに名捧げしているから毒をエサにしなくても動かせるし、グローリエ本人も毒殺より礎奪取した後自分の手で行うことを望みそうだが。 (2022-09-16 02:11:34)
                                  • 気づかれずに鍵をとっても、結局はグラオザムやグローリエ等名捧げ組が捕縛されて記憶捜査されても終わる。 (2022-09-16 14:57:30)
                                    • 実行犯は運び屋のために時間稼ぎをした後自爆するので願いの一つぐらい聞いてもらえないかな。グローリエから要求が無くても、命を引き換えにするのに足る目的が自爆後に発覚する必要がある。自分で殺すことにこだわられるとどうしようもないですね。二人が捕まらない目算が立たなければ実行しないし二人以外鍵のことを知らないのでは? (2022-09-16 20:58:02)
                                      • この実行犯ってグローリエのことでしょうか?グローリエはロゼマが家に来てから殴り書きの遺書を作成して自殺という流れから最初は自殺する気はなかったし犯行がばれないよう隠蔽工作もしています。名捧げによる強制自殺なら遺書もつくれず即自殺するでしょう。逆に名捧げ組の自殺が名捧げによる強制命令だと思われる描写や匂わしが作中のどこかにありましたか? (2022-09-16 23:51:06)
                                        • 自爆後の「我々に気付いて自殺か。思い切りが良すぎるだろう」を見て追い詰められての自爆ではなく覚悟の自爆だと感じました。なので殴り書きの遺書もインクがまだ乾いてない等の記述がない限り用意された物だと考えました。毒殺が発覚していないと思ってるグローリエは聖典窃盗犯が追い詰められて自殺したと思わせたかった。隠蔽工作がないと不自然です。鍵の入れ替えが読者にわかってから実行犯は自爆前提の作戦でもグローリエなら条件次第で引き受けると考えました。強制命令はされてません。 (2022-09-17 16:38:35)
                                          • 要約するとグロは鍵窃盗を行うと同時に、ばれたら自殺する覚悟で目くらまし目的でロゼマ毒殺をゲオの許可を得て行った。もちろん隠蔽工作してばれないようにしたが、ばれても捕まる前に自殺すれば記憶捜査できないという目論見だった。という主張ではないかと予想。フェルは死のうと思っても死ねない状態にできるし()、楽観的すぎる見通しを持ってたから記憶捜査されるリスクを考え成功しても意味がなく、運が悪ければ礎奪取計画が破綻する毒殺をしかけた(実際鍵窃盗はばれなかったがグラオザムなどは捕縛され計画破綻するところだった)ってことを言いたいのではないかと。 (2022-09-17 22:10:25)
                                          • 途中送信しちゃいました。 フェルは死のうと思っても死ねない状態にできるのに、こうした楽観的すぎる見通しをしていたからフェルがエーレンにいる時期に鍵窃盗を仕掛けるなど記憶捜査されるリスクを下げることを考えず、成功しても意味がない上運が悪ければ礎奪取計画が破綻しかねなかった毒殺をしかけた のミスです (2022-09-17 22:18:02)
                                            • ゲオルギーネの目的を間違えてました。神殿ルートがばれてる前提の行動をしてますから鍵さえ手に入ればよかったようです。聖典窃盗は時間稼ぎに必要でしょうか?毒殺は独断? (2022-09-18 00:33:00)
                                              • 毒殺は独断ではないでしょう、フラウレルムが名捧げしたゲオ経由で毒のことを知っているから許可を得ており、グローリエは毒に詳しい文官だった描写もない。十中八九毒付与偽聖典はアーレンの聖典を参考にしたゲオの作品。一応フェルに窃盗の罪を被せてアーレン側の信用を失くすというこれまた最初の礎奪取計画の成功率を上げもせず、奪取成功したら意味がない目的を確かゲオ視点で書いてましたね。この時も盗難がバレて名捧げ組が捕縛されて破滅するリスクに触れてないから、D子同様自分に都合の良いことしか考えてなかったのかな。 (2022-09-18 13:15:53)
                                                • グラオザムは陰謀の立案、実行者として有能なイメージがありました。なので毒殺まで含めてグラオザム視点では成算のある作戦だと考えました。グローリエが捕まらないために思い切りが良すぎる自殺を前もって指示していたと思いますし、ローゼマインがいなければ聖典盗難の発覚も失踪した灰色の捜索ももっと遅れるでしょう。しかし無能な主の命令では無理のある作戦になっても仕方ないですね。 (2022-09-18 15:50:18)
                                                  • >>ローゼマインがいなければ 女物の香料を残す+フェルがまだ在籍しているのに毒物(ヴェローニカに散々やられている)を使っているのでローゼマインでなくてもフェルがいる時点でスピードは遅れるかもしれませんが判明する可能性が高いです。グラオザムもローゼマインが指輪での祝福や圧縮法を開発するなど規格外の能力を知りながら、ずっと見くびっていましたし、ゲオ・ヴェロとその派閥も血筋と強制名捧げによるイエスマン化+家族ぐるみの洗脳教育の影響なのか誰かが言ってましたが、失敗は全て他人のせいで自分たちの行為を全て正しいとする幼稚な思考傾向を持っている人ばかりです。グラオザム自身、ゲオが主失格という言葉に反論できてないのが全てでしょう。 (2022-09-18 20:54:45)
  • ゲオの名捧げ側近は所詮時流の読めない奴らの集まりでは?次期領主最有力候補だった時ならまだしも、ジルが次期領主とヴェロに領地中に宣伝された後にゲオに名捧げするとか状況が読めてなさ過ぎ。 (2022-09-29 15:45:47)
    • 当時は教育から逃げるし領主になりたくないと立場からも逃げてるような状態だと貴族に立場から言えば領主に適正ないものは上に立ってほしくはないと思う不適格な証拠集めて追い落とすなど領主一族と対立しても構わない覚悟があるならやりようはあると思うよ (2022-09-29 16:14:45)
      • ヴィルフリートの時にライゼガング系はシャルロッテを旗頭にそうしようとしてたね。あとゲオルギーネ派閥はローゼマイン視点のハルトムートの集まりだから、時流を見るのではなく主のために時流を操作しようとしたんだよ。ヴェローニカが領主の意向を無視して動いた結果、領主が絆されちゃってそれどころじゃなくなったけど。 (2022-09-29 16:50:02)
        • グラオザムはそうだっただろうけど、他の奴らはどうだったんだろう?グローリエとか自分の事しか考えて無くて全然そんな風に見えないし。 (2022-09-29 16:52:31)
      • 名前を捧げるなら領主に相応しくないと言ってるジルを完全に追い落としてからでいいのに皮算用で早まって名捧げしちゃった愚か者も多そう。 (2022-09-29 20:53:08)
  • ヴェローニカ派はフェルディナンドが嫌いだけど、ゲオルギーネ派はジルヴェスターが嫌いでフェルディナンドは計画の為に障害になる存在くらいの認識?ゲオルギーネ本人もフェルディナンドにはヴェローニカに虐げられた努力家という共通点を見出してたし。 (2022-10-01 21:27:15)
  • 振り返っての欄、作者が育児放棄を否定しているので削除した方がいいのでは。 (2022-10-24 06:59:26)
    • 「完全」に放棄していたわけではないのであって、作中D子の扱い見てもほぼ放棄で何も変わっていないとも思う (2022-10-24 12:34:24)
      • ゲオルギーネの味方を作る立ち回りを思えば、少なくとも貴族的に見るならされてない。どちらかと言うとゲオルギーネが自分に興味を持ってないって言うのを感じ取ってるように見える。ディートリンデはエーレンフェストからの帰還時に風邪で朦朧としていてもグラオザムの屋敷に泊まることに作為を感じているあたり、微妙に勘が鋭いんじゃないかね。母親との中を取り持つのは筆頭側仕えの役だと思うけど、情報ないしなぁ。 (2022-10-24 14:25:46)
        • 書き直すにしても、自分の言うことを聞く駒であることしか求めずきちんとした教育をする意思さえ当初からなかったというのもあまり変わらないな。精々駒にならないヴォルを始末したらしきニュアンスに変えるべきかな (2022-10-24 20:45:04)
    • ていうかこの欄、個人の感想でつくってるから、その部分いらなくない。 (2022-10-24 20:44:14)
  • ふぁんぶっく7で、ゲオルギーネ自身は、もっと厳しい教育を受けてきたことがあかされてる。それなのに逃げるジルヴェスター見たら、そりゃ殺意わくわ。 (2022-11-14 06:31:34)
    • クソなのはジルではなくクソ教育をしたヴェロとそれを止めもしないアーデルベルトでは? (2022-11-14 07:38:19)
      • 両親が毒親なのは事実だが、ジルヴェスターがもう少しまともな領主候補生だったら、ゲオルギーネもここまで歪まなかったと思う。自分を認めない両親と無能な弟に自分の努力を全否定されたと思ったから歪みまくったんだろうね。流石にゲオルギーネ程は歪まないと思うけど、ローゼマインがいなかったらシャルロッテも似たような心境になってても不思議じゃないと思う。 (2023-02-15 01:07:42)
        • シャルは最初からほとんど芽を摘まれてて、ゲオみたくいきなり掌返しをされたわけじゃないから、ゲオ程は理不尽な思いをしないだろう。 (2023-02-15 02:51:31)
          • ヴィルが次期領主決定の中、シャルはきちんと教育を受ける→ヴィルが次期領主からおろされ、能力の次元が違う上に恩人のローゼマインが最有力だが腐らず研鑽する→ヴィルとローゼマインが婚約して次期領主が決定し、ヴィルの周囲から不愉快な対応をされる→結局婚約破棄で次期領主に躍り出る と単純比較はできんが浮き沈みや何度もあってヴェロ本人や派閥からの嫌がらせがある分ゲオよりも数段ひどいようにみえる。下から少し上がって、また下がって上がる中、本当に真摯に領地のことを考えているから器が違うよ。 (2023-02-15 15:30:56)
        • シャルロッテというよりアドルフィーネじゃないだろうか。アウブになるべく努力していたのに実質断れない命令でアウブの芽が摘まれてしまったのだから。ただアドルフィーネがゲオルギーネと違うのは領地のために動けるか。アドルフィーネは領地>>自分、ゲオルギーネは領地<<<<<自分。 (2023-02-15 16:38:13)
          • カルステッドが一番比較対象になるんじゃないかな。ゲオより理不尽な扱われ方ともいえるし。ヴェロやゲオにずっと攻撃されて、ジルが生まれたら即領主候補生ですらなくなったのにずっとジルのサポートをしていたんだから、ゲオは自分が一番不幸・他人が悪いとか思う前にカルの爪の垢を煎じて飲むぐらいしてほしい。 (2023-02-16 00:47:15)
            • 養子にされていない(≒直系と競わせる気がない)時点で誰が見ても予備なのでアウブレース辞退は本人も理解済みの既定路線だと思います。比較対象には不適切でしょう (2023-02-16 06:02:21)
              • ふぁんぶっくQ&Aほかの作者回答からは「誰が見ても予備」のような情報は一切得られてませんけど、どこに根拠あります? 「私がそう思った」は根拠じゃないですよ (2023-02-16 08:36:48)
                • この場合子を産んだヴェロが主張する内容なんて書かれてなくとも誰でもわかる範囲でしょうし、ヴェロが望めば第二夫人を取らないアウブなのは書かれています。つまり直系が産まれりゃそっち優先に決まっていますから=誰が見ても予備です (2023-02-16 19:46:12)
                  • 誰が見ても、つまりヴェロが見ても予備で辞退が既定路線なら、なんでカルが敬遠して辞退したくなるほどしつこく嫌がらせつづけたんですかね? 既定路線なら嫌がらせする必要ないでしょ? でもヴェロは嫌がらせしてたし、ゲオに度を越した教育をしてたのもそう、辞退が既定路線なんてまったく考えてなくて十分カルが自分の子のゲオを退けて次期アウブになりうると考えるからこそのこれらの行動 公式情報にもとづくと←こうなり、「誰が見ても予備」「辞退が既定路線」は否定しかされない (2023-02-16 20:49:38)
                    • 逆でしょう。アウブになれる可能性があるなら虐げられているライゼガング系にとって希望の星ですから辞退なんて許されませんよ。ヴェロが偏執的な例外だというだけです。ゲオのアウブ配に回ってくる可能性だけでも不愉快でしょうし(派閥考慮するなら領内まとめられる良縁だがヴェロには許容できない) (2023-02-17 00:28:10)
                      • 次期アウブを決めるのはアウブの専権事項なんだよ。継承の厳重さをはっきり知ることが永遠にない上級貴族のヴェロには、アウブのその権利を侵すことはできない(ゲオは次期アウブ教育を受けたりできるが、ヴェロには絶対にできない)。アウブのアーデルベルトが女性はやっぱなしと思ったままならば、派閥やヴェロが何言おうが、カルがアウブでゲオが第一夫人になるんだよ。 (2023-02-17 17:54:38)
                        • アーデルベルト自身は次期アウブは自分とヴェローニカの子なら誰でも良かった。ただヴェローニカを尊重しなければならない女性だと思ってるから、ヴェローニカの意見を聞いてその通りにした。 (2023-02-17 23:24:00)
                          • 当時領主一族はアウブ・ヴェロ・ボニ・イルムヒルデと、ゲオ世代はコンスタンツェしかいない。病弱な者が二人おり、ゲオと仲がよくないコンスタンツェは他領に出る可能性が高かった。ヴェローニカ以外を夫人として娶るつもりがないならば、領主一族としてカルステッドを確保して手懐けておく方が魔力的には望ましかった。それをヴェロの主張ばかりに従って領地の将来を棚上げにしていたのだから、アウブの判断は短絡的でヴェロの考えは浅かった。真面目にアウブを目指したゲオが、頑迷な両親に腹を立て絶望したのも無理はない。カルと上手くいってたかどうかは別として。 (2023-02-18 09:20:07)
                        • 傍系男子と直系女子はいずれも予備ですけど何を主張されてるのです?「上級出身のアウブ配はアウブの決定に口を出す資格がない」なんて話こそ聞いた事がないので根拠の提示をお願いします (2023-02-18 10:14:53)
                          • 少なくとも、フロレンツィアはヴィルをヴェロに取り上げられて次期領主に決定されるという、自分を虐げるヴェロの力を増すこと必至な所業をアウブであるジルが勝手に決めてますね。シャルに領主としての教育をしていたことからもフロレンツィアに不満があったのは確定ですし。 (2023-02-19 08:37:33)
                            • 第一に、その決定に対して反論したと明示されています。これに対して処罰されていない事こそがアウブの決定に口出しする権利の証明です。第二に、フロは領主候補生出身ですから上級出身ではありません。第三に、アウブより強力な権力者であるヴェロが存在した時期の話ですから例外的な事例と見るべき可能性が高くなります。第四に、結局アウブの説得に応じ消極的同意に至ったのですから勝手に決定されたものですらありません。さらに追記すると、上級出身の夫人がアウブの意思を拒否した例として「ヴェルデクラフのアーレン出陣」「アーデルベルトからヴェロへのフェルの母親就任要請」の二例は挙げることができるでしょう (2023-02-19 12:31:14)
                              • 元の専権事項って書いた者だけど話がズレてる。「次期アウブ」についてだけ言ってるんだよ。それに、圧力で翻意させることはできるけど、翻意させられなかったら何もできないのは変わらないよ。 (2023-02-19 13:07:34)
            • カルは領主候補生であろうとなくなろうと父親のボニと信頼関係があった。ゲオは両親に愛されたいと願ったのに不信感が募り、最終的に裏切られたと感じた。ゲオにとってエーレンアウブの座は、欲しくてたまらなかった愛情の象徴だったのだろう。 (2023-02-16 09:11:39)
              • ヴェロに愛情がないと上位領地であるアーレンにゲオを嫁がせるなんてできなかったと作者のお墨付きがありゲオの手助け(アーレン貴族への便宜)もしており、父のアーデルベルトもゲオに援助しています。ゲオにとっては、自分をアウブにしなかった=愛情なんてなかったと思い込む一族特有の自分に都合の悪いことは見ない責任転嫁っぽいね。 (2023-02-17 22:33:58)
                • 子が必要とした愛情表現を親がしなかったことを、正当化できないよ。「愛情が籠ってるのだから某宗教の押しつけが許される (2023-02-18 10:38:43)
                  • 失礼。「親の愛情が籠ってるのだから某宗教の押しつけだって許される」って主張できますか? (2023-02-18 10:40:32)
                    • 娘のためにできるだけよい嫁ぎ先を見つける、嫁いだ後も娘の援助をするというのは間違いなく助けとなる愛情であり、これを拒否するあるいは頼みにしないならともかく利用している時点で非難するのは身勝手でしょう。あなたの論では逆に言えば、「子供の望むことをかなえなければ愛情ではない」という暴論になりますよ。ローゼマインがダメな甘やかしと評したものですね。 (2023-02-18 15:07:46)
                      • 「子供の望むことをかなえることだけが愛情ではない」けれど、アウブとなるための極端な教育を押し付けておいてあっさりその立場を奪い、叔父との交流や信頼する筆頭側仕えを取り上げ、婚約者との縁談を解消し他領の第三夫人の口を押し付けるやり方の、どこに愛情を感じればよいのでしょう。ゲオは親の援助を頼みにしてましたっけ? 第一夫人になった後の小聖杯魔力は頼みにしてましたけど。 (2023-02-18 15:52:53)
                        • 白の塔でのヴィルの処遇検討見る限り、領主一族の毒殺実行なんて処刑が普通なところを不問にして上位領地の第三夫人って時点ですごい甘いですよ。少なくとも、希望を全てかなえることはできないがよりよい生活を送れるよう尽力したことは間違いないでしょう。第二夫人処刑後の小聖杯魔力のおかげで第二夫人勢力を傘下に収めることができた時点でかなりの援助です。ゲオの利益になるだけで、エーレンには見返りを全く渡してないようですから。当時ゲオがアウブにならないのがおかしいと主張するのがゲオ名捧げ組しかいなかった描写からも実力不足という面もあるかと。フェル程突き抜けておらずとも、極端な話面従腹背で表向きはジルを立てて補佐になり油断したところを暗殺とかできない嫌いな者には即攻撃の感情的な性格で、ヴェロやアウブも無視できない勢力構築にすら失敗した彼女の器不足や能力不足ともいえる。 (2023-02-18 16:15:10)
                          • 論点がずれている。枝元に戻ると、ゲオとその両親の間に信頼関係があり、愛情が伝わっているかという点。それぞれが「愛情」を抱いていたことは否定しない。しかしゲオはアウブになる自分を支えてくれる両親を愛しており、両親は自分達に従順でエーレンに価値ある娘を愛していて多大なすれ違いが生じていた。さらに、ゲオを次期アウブから下ろし先に裏切った形なのは両親の方。ゲオにとって自分はエーレンの為にアーレンに引き渡されたのであり、両親の愛情から生じた縁組とは考えられなかっただろう。 (2023-02-19 09:47:17)
                            • >>両親は自分達に従順でエーレンに価値ある娘 派閥を割ったりジル毒殺とかいう不利益起こした娘を助けていますから断定を控えては。結局、客観的にみてもその処遇などから両親に明確な愛情はあったが、ゲオは自分をアウブにしなかったという一点だけで愛情がなかったから降ろされた(自分には何も落ち度がないのに)と自己解釈し、様々な助けを見て見ぬふりないし無視しているというのが結論かと。不利益な事があったら自分は全く悪くない、全て周囲が悪いとするのがあの血族の三代以上続く悪性ですからね。 (2023-02-19 11:36:18)
  • 表彰式襲撃事件はラオブは無関与でゲオやフラウレルムの暗躍だったみたいだけど、あれって何のメリットがあったの?エーレンに罪を被せるには無理があるし、中央騎士団がまともに機能してたらあの時点でゲオは破滅してたよな?当時はラオブも犯罪者という情報は持ってないし (2023-01-02 03:26:12)
    • ゲオの意に添わないベルケ貴族を手を汚さないで排除するためかと思った。アウブアーレンの葬儀でエーレン出身騎士を排除したのと似た感じで。ラオブが関わってなかったんだから、他廃領地からの根回しにゲオがこっそり便宜を図り、ベルケは乗せられたのかもしれない。 (2023-01-02 08:28:35)
      • フラウレルムのヴァッシェンとかどうみても怪しい動きを調査員の前でやったりとラオブに結局ばれてる時点で稚拙な行動だったということか、悪運だけは強くて結局ラオブが協力したから助かったが。名捧げやトルークなければ分かるほど元々の陰謀手腕はアドバンテージがあるエーレン以外では大したことないってことなのかな。作者曰く、ヴェロやゲオはタチが悪い手段であって巧妙とはいってないし。 (2023-01-16 17:55:23)
  • 職種の最後の元領主夫人って必要?ロゼマが礎を奪ってアウブになったけど、前々領主のギーゼルフリートと離縁したわけでもないのだし (2023-01-16 18:53:18)
    • 「領主の母」では? ヴェロの項もそうなってるし、ロゼマが領主会議でアウブと認められる以前に高みってるから齟齬はない。 (2023-01-16 19:26:05)
      • ゲオルギーネはヴェローニカと違ってアルステーデが正式にアウブになってないし、ディートリンデは言わずもがなで領主の母親になったことがないからなあ。……故人?故人も職種ではないから単に元領主夫人という文字を削除した方が良いかも (2023-01-16 19:29:51)
      • アルステーデもディートリンデも社会的にアウブと認められてなかったと思う。 (2023-01-16 21:40:39)
        • 編集しておきました (2023-01-16 22:16:55)
          • 社会的に認められているかを基準にするなら領主未亡人として領主代行。魔力的な話ならアルステーデが染めた時点で領主の母→ロゼマに染め変えられて無職。そう書かれるのではないか? (2023-01-17 22:20:54)
最終更新:2023年02月08日 21:29

*1 web版名前初出

*2 2018年11月10日活動報告 11/12感想返し/ベルケシュトックの上級貴族に嫁ぎ、02年冬にフェルディナンドをエスコートした後(恐らく政変の粛清で)処刑された

*3 ザウスガースの領主一族に嫁いだ。政変の粛清で処刑された(ふぁんぶっく6 Q&A)/ふぁんぶっく2の家系図には載っていないが、家系図に掲載されていない人物は他にも存在する為、省略されただけと思われる

*4 元領主夫人になった後も、領主一族のまま/SS26話

*5 公式の人物まとめ第三部より、08年夏以降の初出時(=09年夏)に32歳/ふぁんぶっく2設定資料集でも、書籍第三部VI(09年春~秋)の初出時(=09年夏)に32歳

*6 夏の年齢差が+24(公式の人物まとめ第三部、ふぁんぶっく2設定資料集)であることから、春・夏生まれで学年差24、秋・冬生まれで学年差25/ゲオルギーネが領主会議に第一夫人として参加した時期が09年春(252話)で、その時点でアルステーデは上級貴族と結婚済み(第368話) 貴族の結婚は最速で貴族院卒業の翌年なので、アルステーデはどんなに遅くても前08年には誕生済(その場合、08年夏に星結びが可能)。領主夫人の婚姻が春であることを加味しても、前08年に子供を出産する(春の仕込みで冬生まれが最速)には、どんなに遅くても前24年にはゲオルギーネが生まれている必要有。従って、ローゼマインとの学年差は、最小で+25。以上より、秋・冬生まれの25年差となる

*7 ふぁんぶっく6 指輪の色一覧で赤

*8 第621話 それぞれの武勇伝 その2

*9 第622話 それぞれの武勇伝 その3

*10 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部

*11 書籍版第五部V プロローグ

*12 書籍第四部IX、書籍第五部VIIIエピローグ

*13 前18年春

*14 書籍版第五部VIII エピローグ

*15 書籍版第五部Ⅷ エピローグ

*16 書籍版第五部Vプロローグ カルステッドが洗礼式を終えた後(前23年)に、ヴェローニカの願いでゲオルギーネの筆頭側仕えに就任

*17 第460話、書籍版第四部IX「息子の出立準備」 ヴェローニカの要求で、前15年頃にジルヴェスターの乳母に異動/書籍版第五部VIII エピローグ 北の離れの準備中に異動が決定(洗礼式は前17年冬)

*18 書籍版第五部Ⅷ エピローグ

*19 書籍版第五部VIII エピローグ

*20 書籍版第五部Vプロローグ

*21 ふぁんぶっく3Q&A

*22 第272話

*23 ふぁんぶっく2Q&A

*24 第252話、第253話

*25 第253話、第272話、ふぁんぶっく4 Q&A、第191話「年の離れた弟が生まれ、その子の魔力が高かったことから、跡取りは幼い弟に決定したようだ」、SS39話「性差の不利に泣いたゲオルギーネ様」、設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部「次期領主は男の方が、と周囲に言われ、末っ子長男のジルを猫可愛がり」

*26 書籍版第五部VIII エピローグ

*27 第272話 閑話 洗礼式の日のおじい様 後編

*28 第207話の内容から逆説的に、フェルディナンドがエーレンフェストに訪れる以前、つまりゲオルギーネがエーレンフェストにいる間は、ずっと頑張ろうとしていなかった

*29 2017年 10月11日 Twitter、2017年 10月11日 活動報告

*30 第253話

*31 書籍版第五部VIII エピローグ

*32 書籍版第五部VIII エピローグ

*33 第376話 ゲオルギーネが次期領主候補の間に名捧げしているので成人前/書籍版第三部IVエピローグ他 10人近くがゲオルギーネが学生の頃の名捧げ組

*34 2020/03/10活動報告 2020/04/10感想返し

*35 第456話

*36 第452話

*37 SS第43話 ローデリヒ視点 貴族院のとある一日

*38 ふぁんぶっく3Q&A、書籍版第五部VIIIエピローグ

*39 第253話 閑話 お茶会

*40 2020年03月10日活動報告 2020/04/10感想返し

*41 書籍版第五部VIII エピローグ

*42 第272話 閑話 洗礼式の日のおじい様 後編

*43 書籍版第五部VIII エピローグ

*44 書籍版第五部VIII エピローグ

*45 第623話

*46 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部

*47 第253話

*48 前17年

*49 第253話

*50 同じく領主候補となったカルステッドやコンスタンツェが対象と思われる

*51 カルステッドも含まれている可能性が非常に高い

*52 ジルヴェスター三歳時点

*53 ヴェローニカやディートリンデにも同様の傾向がみられる

*54 ふぁんぶっく7 Q&A

*55 ふぁんぶっく3 Q&A

*56 そもそも、ジルヴェスター(コンスタンツェ含む)への教育は専任の者が行うことでゲオルギーネ自ら行うような仕事ではく任命されたような描写もないため、越権行為あるいはただの憂さ晴らしともとれる。

*57 このことから、コンスタンツェへの本人曰く善意の教育も同様あるいはそれ以上のものだったと思われる

*58 勉強から逃げるジルヴェスターを捕獲するのはカルステッドやリヒャルダの仕事であったため自主的に行ったと思われる

*59 高みに上がる、遠ざける等の死を意味する隠語ではなく、文字通り隠されただけと思われる

*60 書籍版第五部IX ジルヴェスター 礎を巡る争い

*61 おそらくジルヴェスターの能力が不十分であると喧伝するために、城勤めや領主一族とその側近でもないエルヴィーラが目撃するほど、エルヴィーラ曰く嫌がらせが公然とあるいは頻繁に行われていたと考えられる

*62 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部

*63 書籍版第五部VIII エピローグ

*64 第191話 神官長のイラスト

*65 第460話 閑話 アーレンスバッハ生活の始まり

*66 第618話 ゲルラッハの戦い その4

*67 ふぁんぶっく5 Q&A

*68 書籍版 第三部IV エピローグ

*69 書籍第四部VIIIエピローグ

*70 第440話 来訪者と対策

*71 第443話 準備と共に過ぎる秋

*72 第443話、書籍第四部VIIIエピローグ、第456話

*73 第456話「手に入れる方法を知ったのです」→書籍版「手に入れられそうです」に改訂

*74 第456話 書籍第四部Vプロローグ(12年春)以降に許可を出した模様

*75 第577話「収穫祭とグーテンベルクの選択」、ふぁんぶっく6Q&A

*76 書籍第四部Vプロローグにてマティアスはゲオルギーネが輿入れ前に両親に教えた可能性を予想している。貴族院時時代に思い付いた可能性が高いが確定ではない

*77 第589話

*78 書籍版第五部VII「各々の望み」

*79 書籍第五部II プロローグ

*80 短編集2「バルトルト視点 胸に秘めた怒り」

*81 元々冬の主討伐後に粛正予定ではあったが貴族院開始後すぐに粛正を始めた

*82 ゲオルギーネを努力家と認め、敵を退けるのも貴族の嗜みとも述べたエルヴィーラすらそう評するほどの内容だった

*83 コンスタンツェにも同様の対応だった

*84 第618話 ゲルラッハの戦い その4

*85 慣習として礎を奪い取った場合は前アウブの血族は処刑されるのが普通とされる上、性格上憎きジルヴェスターの家族の命も奪うことが示唆されている

*86 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部/08年夏に32才

*87 ふぁんぶっく3 Q&Aより次期領主と見なされている間は優秀者だった(それ以降は領主候補生を適当にこなし文官コースの講義取得の時間調整をしていた)+ふぁんぶっく4 Q&Aより、ジルヴェスターが洗礼式を終えるまで次期領主と見なされていた

*88 第253話、第272話、ふぁんぶっく4 Q&A、書籍版第五部VIIIエピローグ

*89 ふぁんぶっく2 Q&A

*90 第253話、書籍版第五部VIIIエピローグ

*91 書籍版第五部VIIIエピローグ

*92 書籍版第五部VIII

*93 第253話

*94 第三部設定に記載されている第三部時点(本人初出時なら09年夏、ローゼマイン洗礼時なら08年夏)で32歳より貴族院卒業年は前10年冬から前08年冬の間と推測されることから早くても前9年 / 娘のアルステーデが08年には結婚済み(16歳以上)という第521話のマルティナ情報が正確な場合は遅くても前8年。不正確で、単に領主候補生コースを選択していなかっただけの場合は、書籍版第五部VIIIエピローグ情報が優先され、前06年春

*95 第521話のマルティナ述懐が正確な場合は前08年、不正確な場合は書籍版第五部VIIIエピローグ(前06年春にゲオルギーネ結婚)と第521話(13年冬時点でアルステーデは第一子出産済=13年冬時点でアルステーデは17歳以上)の組み合わせから前06年~前04年

*96 第521話のマルティナ述懐の正確さ次第

*97 第521話 閑話 ディートリンデ様の側仕え

*98 第252話 ゲオルギーネの来訪

*99 書籍版 第三部IV エピローグ

*100 2017/06/21活動報告感想返し

*101 第359話

*102 第434話 領主会議の報告会(二年)

*103 第441話 歓迎の宴

*104 第443話 準備と共に過ぎる秋、書籍第四部VIII エピローグ

*105 第456話

*106 第456話

*107 第460話 閑話 アーレンスバッハ生活の始まり

*108 第521話 閑話 ディートリンデ様の側仕え

*109 第551話 お手紙とお話

*110 第568話-569話 閑話 ランツェナーヴェの使者

*111 書籍第三部IVエピローグの頃・09年夏~秋

*112 書籍第四部V SS「分かれ道」

*113 書籍第五部II プロローグ