ハイパーボム

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ハイパーボム - (2010/03/20 (土) 20:44:10) の編集履歴(バックアップ)


You can't escape!!

Yeah! Wow!

H Y P E R ボッ!!!!!

主人公(笑)ことアレックスのスーパーアーツ(超必殺技)。通称「ハイボン」。
バックドロップを2回決めた後にパワーボムでとどめを刺す一回転投げという派手な超必殺投げ。
空中では出せないため、人工AIでは一回ジャンプして着地と同時にコマンドを成立させるか立ちスクリューを覚える必要がある。
数々の伝説を作り上げてきており、膝?と共に彼を象徴する技となっている。
もしかしたらニコニコMUGENの中で一番人気のある技かもしれない。
某ロボットの特殊武器にも同名の爆弾が存在するが、多分関係は無い。(登場はこちらが先)

投げ系超必殺技としては珍しい一回転コマンド(ザンギエフヒューゴーの超必投げは二回転コマンド)。
威力は高く、吸い込み範囲もそれなりなのだが、投げ技としての性能は決して高くない。
というのも、暗転中にジャンプを入力すれば回避できるという、わかりやすい上にごく簡単な対処法があるためである。
(まさに「暗転見てからジャンプ余裕でした」。「You can escape!!」)
自分が攻めているときに使っても決まることはないだろう。スラッシュエルボーなどをブロらせてSCで発動し、ブロ硬直を掴むというやり方などもある。
そのため原作では、(単体の決定力には欠けるものの)コンボに組み込めるので使用機会が多く、
唯一ゲージが2本ある(=1/2本消費のEX技が使いやすい)ブーメランレイドを選ぶのが定石とされている。
MUGENなら全SA選択が普通に可能だし、AIなら超反応で確実にチャンスを掴むこともできるのだが……

なお、タッグ戦などではぶっぱも非常に有効。
乱戦の背後からおもむろに近づきユーキャントエスケープ!! アレックスがタッグ戦に強い一因である。
(他にはリーチの長さ、ブロッキングなど。)
そして、前述の通り超反応AIはこの技を最高に使いこなす。高速の突進技や小足を掴むことなど朝飯前。
MUGEN動画では水を得た魚のように ボッ ている姿を拝むことができるであろう。

ただこの技自体の人気があまりにも高いせいか、無事ハイパーボムを決めた途端
「よし満足した、もう負けていいぞ」「帰っていいよ(笑)」などと野次られることも。
アレックス「オマエラひでえよ!」

+ タツノコ VS. カプコン
ちなみにタツカプでは、なんと3ゲージ消費の大技になっており威力も増している。
勿論、Ⅲ同様隙も大きい……のだが、今作ではコンボに組み込める為、やり方次第ではその隙を 完全に潰す 事が可能。
そして、その吸い込みの範囲は キャラ丸侭一つ分 はある。
これはタツカプでも最大の吸い込みであり、性能的に遥かにⅢよりも恐ろしい技になっている。
また、最後のパワーボムをぶちかます際には炎に包まれたり、叩きつけると地面が砕け散るなど、演出面でも結構派手になっている。
そして、PTX-40Aやゴールドライタンといった巨体をブン投げる姿は一見の価値あり。
この両者にしかけた場合は演出が変化し、『相手の片足を掴んでバックドロップ→前方へ叩きつける→パワーボム』という流れになる。

そして、海外版から逆輸入された「ULTIMATE ALL-STARS」ではついに、
念願の暗転後回避不可能になった。
これで相手の不意をついての吸い込みを狙えるようになり、
今までに比べて使い勝手はかなり良くなったといえるだろう。


裏ボム

フゥオ!フゥオフゥオフゥオブーッワッ!!

『2nd IMPACT』より、背後から掴むとバックドロップ5連発に変化し、若干威力が上昇する仕様になった。
これは連続バックドロップ、裏(ハイパー)ボムなどと呼ばれる。正式名称は『五連バックドロップ』とのこと。(タツノコ VS. CAPCOMオフィシャルキャラクターガイドブックに記載)
フラッシュチョップの中or強をヒットさせてからユーキャントエスケープ!で強制的に裏から掴むことができるが、
これをコンボに組み込むことはできないのでうまく相手の動きを読んで当てていかなければならない。
ゲジマユなどでは、スタンガンヘッドバット?→フラッシュチョップ→裏ボム、という夢のコンボが猛威を振るった。
現実のプロレスでも、チョップを相手の胸板に当てて投げるということがあったりする。
アレックスのエンディングをみるに一応彼はプロレスはできるらしい。彼らしいコンボである。

ちなみにシステムディレクションの設定で「SAキャンセルSA」をONにすればブーメランレイド→裏ボム、というコンボも可能。
1%氏作成の通称全開アレク?はAIレベル0でこの技を見せてくれる。
しかし、補正がかかりまくる上、レイドのダメージ源の半分は最後のパワーボムであるため、たいしたダメージにはならない。

狙って決めるのは難しく、実戦で出せれば拍手喝采ものだが
こちらを出すと「ハイパーボッ!」と言ってくれないため、ニコニコMUGEN動画では反応が薄い。
それどころか「普通のハイパーボッを見せろ」というコメまで出る始末。
アレックス「オマエラ裏ボム決めるのどんだけ大変かわかってんのか!!」
だって普通のハイパーボムより地味なんだもん


+ タツノコ VS. カプコン
タツカプでも裏ボムは可能だが、チェーンコンボ搭載により弱攻撃からでもフラッシュチョップが容易に決まるため、レア度は低下。
ただし巨大キャラ戦ではフラッシュチョップの背向け効果が効かないため、「スタンガン空振りでヴァリアブルコンビネーション発動→
スーパージャンプからのジャンプ強で裏に回っている間に相方の射撃系スパコンで巨大キャラがダウン→
そのままピヨってる間に投げる」とでもしない限り成立せず、一転して狙うのが非常に難しくなっている。
なおこちらも通常キャラと演出が変わり、『(片足を掴みバックドロップ→前方へ叩きつける)×2→バックドロップ』となる。
要はオロの仁王力みたく前後にビッタンビッタン叩きつけるわけで、巨体相手にこれをやってるアレックスはものすごく必死に見える。
なお、今回も威力は上がるものの、摩擦熱で燃えてるパワーボムの演出が抜けるため今回も 地味
しかし、ハイパーボム込み地上チェーンで最大ダメを狙うと必然的にこれを狙う必要が出てくるため、そこそこ見ることになる。
裏ボムで〆ると相手の体力の50~60%は軽く消し飛ぶため、できるだけ狙いたいところ。
もっともこのゲーム、アレックスが地上チェーンを始めつつゲージが3本以上あるとかいう機会、そう簡単に訪れないんだが。


参考動画



関連

『ストIII』より2年早く稼働した『ダブルドラゴン』のアボボも同名の技を使う。
これはいわゆるジャンピングパワーボムで、ボタンにより叩きつけ回数が異なるなど独自要素もあるが、ゲーム自体がマイナーであるが故に認知されていない。

カプコンゲームでは、『ファイナルファイト』でマイク・ハガーがジャンピングパイルドライバーを使って以来、
ハイジャンプからの投げ技が定番となっていた。その流れはザンギエフに受け継がれ、今なお進化を続けている。
しかし90年代初頭の日本プロレス界では、同じ体勢から入る技としてはパワーボムの方がメジャーになり、パイルドライバーは時代遅れの技となっていた。
このためカプコンでも、『エイリアンvsプレデター』のダッチ・シェーファーからはジャンピングパワーボム(「アースクェイク・ボム」)が採用され、
新世代格闘ゲーム『ストIII』の主人公たるアレックスのハイジャンプ投げも当然「ハイパーボム」となったのである。
『バトルサーキット』のエイリアン・グリーンのそれは裏の進化とでも言うべきか。
なお、ロックマンの特殊武器にも同名の爆弾が存在するが、多分関係は無い。

MUGENでは、MegaMariもアレックスから技をコピーして使用することが出来る。
ちゃんと「ハイパーボッ!」と叫ぶほか、この技でトドメを刺すとセルフ字幕が現れる。
MegaMariのハイパーボムは相手がガード硬直中だろうと関係なく掴めるのでかなり強力。
ただ、爆弾のほうのハイパーボムをランダムで引く可能性もある。

新しいところではゆっくり霊夢がやたら気の抜けるハイパーボム「ゆっくりボッ」を習得している。
「ゆうきゃーっち わぁ いぇあ はいぱーぼ」
その他のMUGENキャラでは、トールギスなどがこの技を習得している。

とても人気のある技なのだが、プロレス技の分類からすれば、相手の後頭部~背面部を叩きつけるスタンプホールド系の「ボム」と、
頭頂部から垂直に落とす「ドライバー」系の技は全く別物である。
たとえば大道寺きらの必殺投げ「アルマゲドンバスター」に「ハイパーボッ!」のコメがつくこともあるが、
この技はジャーマン×2→きら様ドライバー→キン肉バスターという構成であり、一度もボム技は使用されていない。
格ゲーではやられグラフィックの都合上ボムとドライバーを見分けるのは困難だし、そんな細かいことどっちだっていいじゃん、と思うかもしれないが、
プロレスファンからすると、ボムでもなんでもない技がボムと呼ばれるのは心地よいものではないのだ。
ハイパーボムはあくまでアレックスの技で、動作が似ているからといってなんでも「ボッ!」と言えばいいものではないと、心に留めておいて欲しい。
ネタでも使用はほどほどに、がニコニコ動画でのルールである。