「天の機を読み、地の相を知る
干物をおいしく作るコツじゃ」
「こう見えてもワシは昔
ロンゲでモテモテやったんじゃよ」
- 身長:161cm
- 体重:71kg
- 血液型:不明
- 誕生日:不明
- 出身国:不明
- 職業/所属:仙人
- 好きな物:亀、うまいもの
- 嫌いな物:退屈
III1st・III2nd
遠くの開口部からもれ聴こえる水音。それさえ聴こえなければ「この洞窟の時は止まっている」と言っても信じる人がいるかもしれない。
仙術をきわめたと感じたのはいつのことだったか定かではないが、それ以来この洞窟で暮らしつづけて長い年月が流れたようだ……。
「何でもできる。仙人に不可能はない」というので仙人になろうと頑張ったが、なってしまうとこれが、何をするにもばかばかしくてやる気が出ない。
人間、絶対できるとわかっていることを一生懸命やるヤツはいない。「ダメかもしれない……もっとできるかも……」と思いながらがんばるのがいいのだ。
「だから楽しかったんだな修行の日々は……。弟子をとってみるか」
オロは思った、自分のことなら思いのままの仙人でも、他人のこととなればそうもいかん。
「そうじゃ、そうじゃ、弟子をとって遊ぼう、いや鍛えよう。なんだか知らんが燃えてきたわい」
仙人オロはつぶくと、旅支度をはじめるのだった。
齢140歳をこえ、仙人としてはまだまだ未熟なオロであった。
III3rd
「……暇じゃの~」オロの退屈は極限に達していた。
若手ファイターを勝手に弟子入りさせてもみるが、どいつも長続きしない。
ある日、たまたま興味をひく俗世の噂が耳に入った。
「謎の組織に、拳を極めし者か……ま、それなりには遊べるじゃろ」
キャラクター設定
ブラジル・アマゾン奥地の洞窟に隠れ住む超人的な能力を持った
仙人。
「山千」という名の亀をペットとして飼っている(
勝利ポーズに登場)。
上記にあるように格闘家時代「仙人になればなんでも出来る」という言葉をそのまま信じ、苦難の末に見事その願いを成就したはいいのだが、
遣る事成す事何でも出来すぎてしまい、
退屈な日々を送る羽目になってしまった。
格闘に関しても極めきっているらしく、誰も勝てないからとついにはハンデの意味合いで右腕を自ら封印してしまう。
相当の年月を生きているらしく、130~40歳を超えているらしい。
ちなみに
年上の女性が好みらしい。そんな女性そうそういて……
いる所にはいるが。
人種は不明だが、日系人(日本から来た忍者の末裔)との噂がある。
少々とぼけた性格のようにも見えるが、執着心が希薄なだけで全ての面において常人の数倍の能力を持ち、
神通力や
怪力を駆使して戦う。
片腕は封印したまま戦うが、『3rd』からは一部の
スーパーアーツ(SA)で一時的に腕の封印を解く。
日常生活上では、食事時だけ片腕の封印が解けるらしい。
また睡眠から覚めた際にどちらの腕を封印していたのか忘れてしまい、封印中の腕が左右逆になってしまう事もあるようだ。
封印を解いたオロは、
設定上『ストリートファイター』シリーズで最強という説もある。
事実、片腕のままでも相当の強さを持っており、
『1st』『2nd』のエンディングでは
生身で飛行機の外に立ったまま海外へ飛ぶという、常人では確実に死ぬような無銭乗員をやらかしていた。
豪鬼と対峙した際も
彼を若造扱いしており、豪鬼もそれを受け、飲み込んだ上で言葉を返していた。
『V』での
ダルシムの
ストーリーモードにサブキャラクターとして登場した際も、
白い鬚をたくわえたダルシムでさえも若造と呼び、そのダルシムからは「仙術を極めた仙人」として尊敬されていた。
また、同作では真似事ながら
殺意の波動を扱っており、前述の「設定上シリーズ最強レベル」説にますます拍車をかけている。
そしてシーズン5よりDLCで追加されるキャラクターの一人として参戦。
同シーズン追加キャラと同様外見は従来のデザインのままだが、
「片腕を衣服に隠す」という見た目が
倫理的に不味く見えたのか、
公式画像ではこれまで通りではあるものの、ゲーム中では「ペットの亀を手に持つ」という形で封印されている
(上記の通りオロは
隻腕ではないのだが、ぱっと見でそういう風に感じられる時点で問題視されたのかもしれない)。
個別ストーリーにおいてもひょうきんな性格を踏襲しつつ、
ローズやダルシムも考えが及んでいなかったシャドルー(
ベガ)壊滅後の世界の行く末をかなり深く洞察している。
退屈を紛らわすための趣味としている「有望なファイターを自分の弟子にして(半ば強引に)共に修行する」は、
そのあまりの過酷さに大抵の人はあっという間に逃げ出してしまうため、
「最近の若い者は……」と嘆きつつ相変わらず暇なままのようである。
『2nd』で
ヤンを、それ以降で
リュウに目を付け、弟子にしようと虎視眈々と狙っている様子。
『3rd』でのエンディングでは、念願のリュウに「50年ぶりのまともな修行」を(無理矢理)つけていた。
剛拳「意識を取り戻したら弟子がよその我流のジジイに奪われていたでござる」
また、
ショーンからも
勝利メッセージで弟子のかけもちを希望されている。
中平正彦氏の漫画作品『RYU FINAL』では、真の格闘家への道に迷いのあったリュウを一蹴し、その際にちゃっかりと(かなり強引に)リュウを弟子にしており、
修行と称して旅に同行し、リュウに真の格闘家への答えを見付けるきっかけを作る等といった重要ポジション(兼
解説役)を勤めていた。
そのため
序盤にしか出番の無いラスボスや
最終話にしか出番の無い主人公よりも、かなり出番の多いキャラクター。
ちなみに仙人の力かどうかは不明だが、
ポイズンを一目見ただけで
男である事を見抜いている。
キャラクター性能
飛び道具と対空技を溜め技として備えており、構成としては
レミーっぽいが、実践での動き方は全く異なる。
どちらも溜めが必要なわりにはレミーほど強力な弾・サマーなものではなく、
あくまでも守りの際の一アクセントとして使う程度。
ゲージを使ってEX技にすると、飛び道具はゆっくり相手をホーミングしたり、対空は無敵を伴った強力なものに変化するが、
オロの場合は基本的に、積極的に自分から相手に触りに行くスタイルが主軸となっている。
それを支えているのが
オロだけに許された二段ジャンプ。一段目と二段目の空中軌道を変える事ができ、
斜めジャンプから二段目を急に垂直ジャンプの軌道に変化させて相手の対空をスカすのを基本として、
とにかく相手に飛び込みの的を絞らせない動きが可能。
しかもこの時、
ジャンプ二段目中に高く滞空しているオロをカメラワークが追尾して画面が動いてしまうので、
地上の相手はカメラワークの外に置かれる=余計に対空技の振るタイミングを掴みづらい。
痺れを切らして空対空を狙ってきた相手には、『3rd』では数少ない空中投げを備えて対応できるなど、
ある意味トゥエルヴ以上に高空を支配できるキャラとなっている。
溜め技以外にも、連続技になる打撃コマンド投げ「仁王力」の他、ジャンプした後上空から相手を蹴る「人柱渡り」(空中では「人柱登り」)は、
近距離立ち中Pで浮かせた後に長く相手をコンボで拘束し、一気にダメージ値&SAゲージを稼ぐ事ができる。
他に、しゃがみ姿勢と前ダッシュのやられ判定がやたら低くなったり、どこかトリッキーな動きで相手を焦らせながら翻弄するスタイルとなっている。
全体的に技のリーチがそこまで長くない反面、技一つひとつの先端
判定がやたら強いので、
出掛かりを潰されなければ、相手の技とかち合っても一方的に潰される事はほとんど無い。
あまりに技の振りが一本調子になってブロッキングされれば流石にアウトだが、リープ攻撃や前述の二段ジャンプを使って不意の接近を交えれば、
地上での戦闘もかなりこなす事が出来る。
夜行魂を使ったガー不連携(タマはめ)、天狗石を使った画面端の押し込み連携+天狗乱石を使った空中
コンボなど、SAを絡めた最大火力も高く、
噛み合った時は相手の体力6割奪うとか当たり前。場合によっては、そのままあっという間に相手をKOまで持っていってしまう。
しかし、近距離立ち中K→仁王力や近距離立ち中P→人柱渡りコンボなど、連続技となるケースが密接した距離に集中しており、
それ以外の距離で、普段の立ち回りをする上での
ゲージ回収力が低めなのが、オロを使用していく上での難点。
相手からは密接を避ければいいので、相手の方から先を打って強気に牽制技を振り回してくると、意外にオロの方からは対策に難儀する。
また夜行魂・天狗石のSAを絡めたコンボも最大火力は高いものの、試合中のアドリブも必要で熟練者でないと難易度が高めであり、
「何か
通常技を刺して、そこから安定したゲージコンボを作る」ケースを作りづらいのが泣き所。
以上の事から、キャラ相性の差が比較的大きく、
ダイヤグラム下位のキャラには滅法強いが、
ケンの小足×2→疾風迅雷脚(通称「コアコア迅雷」)、
春麗のしゃがみ中足鳳翼といった、
手軽なコンボ連携を得意とする上位陣にはダメージレースで劣勢になり易く、とことん辛いといった側面を持つ。
数値化した際のランクとしては、中堅と言った所だが、リュウやエレナのようなThe・中堅というより、
ラウンドごとに封殺圧勝もあれば、まともにゲージも吐けずに押し負けることもあるなど、かなり揺れ幅の大きい性格となっている
「おぬしに当てず おぬしが当たる 夜行魂の極意じゃ」
スーパーアーツはどれも性能が全く異なり、選んだ技で戦法が大きく変わる。
『3rd』からは攻撃ボタン同時押し入力で性能が変わるようになった。
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各スーパーアーツの説明 |
相手を片手で掴んだ後、地面に何度も叩き付ける「仁王力」の強化版。
発動すると一定時間使用可能状態となり、相手の近くで攻撃ボタンを押すと発動。時間切れまで何度も使用可能。
理論上は最高で3回まで当てる事が出来るらしいが、ほぼ2回が限度である。
1回しか投げられないとかなりダメージ効率が悪い上に、相手を投げた後に思いっきり放り投げてしまう関係上、
総合的な持続時間は長くないので、画面端でなければ相手は2回目の投げ間合いから割と簡単に逃げ切る事ができるのが辛い所。
ボタン同時押しで「鬼神槌」に変化。
相手に飛び掛った後、相手を上空高く投げて自分も飛び上がり、頭突きで自分ごと相手を地面に激突させる投げ技である。
後述の、夜行魂・天狗石の連携が(成功すれば)強烈なので影が薄いが、しゃがみ大Pをキャンセルして出せば、
オロのSAの中で唯一、地上技から確実に連続技を成立させられる安定度があるのが特色。
この連続技なら、Qの「腹部及び後頭部への痛打(仮)」生当て(ゲージ5割弱)とほぼ同程度の体力を奪えるので、
SAIを選んだ際は、基本的に鬼神槌を狙っていった方がいいだろう。
画面をゆっくり漂う球体を放ち、押したボタンの強さによって軌道が変わる。
弾発射後はすぐに行動が可能で、また画面内に気弾が残っていても続けて出す事が出来るため、ストック数分を連続で発射も可能である。
これを駆使した「タマはめ」というガー不連携があまりに有名。
簡易に説明すると、ダウン後に夜行魂発動→ダッシュめくり中Kから前後の挟み込み連続技を繰り返し、
スタンを挟んで倒し切る流れ(詳細は各自検索されたし)だが、相手のダウン位置等で、細かい位置調整が必要となる。
同時押しで「夜行大魂」に変化。
片腕の封印を解き、ジャンプして空中から巨大な気弾を投げ付ける ドラゴンボールの 元気玉のような技。
まともに当たればライフを半分以上奪っていくが、ゲージ3本全て消費しなければいけない上に、発生があまりに遅いので相手は容易にガード可能。
最後の数ドットを安全に削り切る場合を除き、ロマン技と言って差し支えない性能である。
神通力で一定時間自分の周りに瓦礫や岩等を3つ浮遊させる。
自分の攻撃の際に共に追撃し、ヒット数やダメージ量がアップする。
最初から最後まで連続ヒットを繋げ切るのは至難の業だが、下段や中段を織り交ぜて、
ガード削り+ガスガスと単発追尾技を積み重ねるだけでもかなりの火力が出るので、終わってみれば相手の体力が半分以上消し飛んでいるとかはザラ。
難点は、どうしても相手に差し込まれる瞬間があるので、 ぶっぱ気味に無敵技を挟まれると反撃を受けかねない所。
同時押しで「天狗乱石」に変化。
片腕の封印を解き、岩や瓦礫等が5つ浮遊するようになる。持続時間は天狗石より短いが、
「空中コンボがずっと継続する(=削減値という空中浮かし限界値が、ヒットごとにリセットさせる性質がある)」特性があるので、
立ち中Pからの拾い直しがスタートすると体力6~7割を消し飛ばす事ができる。画面端付近ならほぼ確実。
どちらも発動時に飛んでくるガラクタの種類で多少ダメージ量が上下するが、そこまで試合を左右するほどの大きな差ではない。
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「これが仙術じゃ!
おぬしもやるか?」
MUGENにおけるオロ
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海平氏製作 |
『ストIII』キャラに定評ある氏のもの。 勝利デモも搭載されている。
2017年4月のサイト閉鎖を以て公開終了したが、現在はhamer氏によって代理公開されている。
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Kong氏製作 MVC2仕様 |
『 MVC2』仕様にアレンジされたオロ。
『MVC』特有のコンボやエリアルレイブで強力な攻めをする事が出来る。
性能は『ストIII』と異なるが6つのスーパーアーツが全て使用可能となっている他、
仕様に合わせ カットインも追加されているため、全体的に派手になっている。
AIもデフォルトで搭載されており、お馴染み3段階のレベル設定が可能。
ホルン氏による外部AIパッチも存在し、 永久の使用可否などを設定出来る。
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Fido氏製作 オロMX |
現在は入手不能。
「MXシリーズ」という氏のキャラ共通のシステムのキャラ。
4ボタン式となっており、 エフェクトが非常に派手である。
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また、これらの他に、ひろゆき(笑)氏が製作したオロっぽい技を使う
パチュリー・ノーレッジのアレンジキャラ、
「おかしなパチュリー」(通称「マチョリー」)も存在する。
「あんまりトロイんで
半分眠っちょったわい」
「大事なのは力の使い方じゃ!
省エネじゃよ、省エネ!」
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み
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出演ストーリー
「おぬし あと八十年も修行すれば
立派な仙人じゃ フャフャフャ」
最終更新:2023年08月15日 21:36