長所:口笛が得意
短所:連絡がつかない
好きなもの:一人旅
嫌いなもの:インタビュー
「今ここで選ぶんだロックマン!全力を尽くして戦うか否か!」
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担当声優 |
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山野井仁
- 『ザ・パワーバトル』、『2・ザ・パワーファイターズ』
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置鮎龍太郎
- 『8 メタルヒーローズ』、『バトル&チェイス』、『スーパーアドベンチャー』
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佐々木大輔(現・景浦大輔)
- 『ロックマンロックマン』、『ロックマンX DiVE』
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高乃麗
- 『星に願いを』
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カプコンのアクションゲーム
『ロックマン』シリーズの登場人物。
リーとか
ハブラムとか
アーヴィンではない。
『ロックマン3』で初登場。
赤い体にサングラス、黄色のスカーフがトレードマークの謎のロボット。
登場する時には必ず口笛を吹き、自らの存在をアピールしている。
ロックマンの前に度々姿を現し、アイテムをくれたり情報をくれたりする。
海外での名前は「Protoman(プロトマン)」。理由は後述。
その正体は、「DRN.000」。即ち、「Dr.ライトナンバーズ」のプロトタイプであり、ロックマンや
ロール達の兄に当たるが、彼らはその事を知らない。
というのもファミコン作品時代の頃のブルースは出番がいまいち微妙で、
- 『3』:セリフほぼ無し。道中に突然現れて襲ってくる謎の中ボスロボット。最後はワイリーの基地崩壊から助けてくれた。
- 『4』:ワイリーに人質に取られたカリンカを救出してくれた。
- 『5』:ライト博士を誘拐して手下のロボット軍団で世界征服を始めた…と思ったらそいつは偽物(本物が正体を暴いてくれる)。
- 『6』:ある所でエネルギーバランサーというアイテムをくれる。
とこれだけである。
彼の詳細については『3』エンディングのナレーションで説明されるものの、
ロックマンが気が付いたかどうかは微妙(ライト博士の知り合いだとは認識してるっぽいが)。
そもそも『3』では何故襲ってくるのか一切不明で、ワイリーステージ直前にブレイクマンというそっくりな敵ロボットが出てくる事から、
「通路をあけてくれるジェミニマンステージのブルースだけ本物で、他はブレイクマン(ワイリーの手下?)の変装ではないか?」という説もある。
誕生時点で十分な性能であったが、太陽光動力炉に欠陥があり、ライト博士は再改造を決断する。
だが、彼はそれを人格プログラム改造と誤解し、ライト博士の下から逃走してしまう
(これは後から変更された設定で、初期は「処分されると勘違いして」逃げ出した)。
その後、エネルギーが尽きかけていた所を
Dr.ワイリーに拾われ、原子力動力炉に交換された。
ワイリーはこの時まだ太陽光動力炉を作れなかったので原子力動力炉に交換したのだが、これにより取り敢えず出力の不安定さは解消された。
しかし原子力動力炉にしたために、太陽光動力炉を搭載したライトナンバーに比べて
活動時間が短くなってしまった。
これは、元々太陽光動力炉を使っていたブルースのボディに無理やり原子力動力炉を搭載したため欠陥が生じたのである。
この設定は後付けに近いが、カプコンファンクラブ冊子や漫画版『ロックマン8』など、要所要所で地味にこっそり継続されている
(なお、この時のデータを元に、Dr.ワイリーは
ワイリーナンバーズを作り出す事に成功する)。
しかし彼はワイリーの下に付く事をよしとせず、再び出奔した。
ワイリーに対しても一応は恩人なので面と向かって批判はしないが、どちらの味方にもならないのはそういう背景もあるのである。
ちなみにサングラスは、ワイリーが再改造した後にライトナンバーである事を隠すために着用させたのだが、
外さない所を見ると、性格的にもシールドと同じく自分のアイデンティティと思っているのかもしれない。
基本的には
一人でいる事(孤独)を好んでいる。自らの信念に基づいて行動しており、そしてライト博士からも姿を隠し続けている。
『パワーファイターズ』ではライト博士と再会し、動力炉の交換を提案されるが、結局断り再び去っていく(ただ、誤解は解けているようである)。
『ロックマンロックマン(通称「ロクロク」)』でも
隠しキャラとして登場する。
この頃はまだ誤解は解けてないため、第一声でライト博士を恨んでいるような台詞を発する。
ロックのチャージショット並みの威力と大きさのバスターを発射するが連射できない。
『9』以降と違ってシールドは常に構えているが、ダメージを受けると落としてしまう(拾って再装備することはできる)。
本作のライトナンバーズはブルースと面識がなく、ブルースも本作のオリジナルキャラクターであるオイルマンとタイムマンを知らなかった。
「ちっ…今回は手伝ってやる。
だがライト、覚えておけ!俺はアンタを許したわけじゃない。」
ロックマン同様にバスターを使いこなす他、大きな盾を装備している。
これは、プロトタイプ故に
防御力が不完全だったからである。
実際、『ロックマン9』や『ロクロク』等、いくつかのゲームではロックマンよりも被ダメージが大きい。
ちなみに『ロックマン7』では、特定の順番でブルースに会う事によって彼と戦う事ができ、
勝利すると「ブルースシールド」と言う名称でロックマンも使う事ができるようになる。
『スーパーアドベンチャー』でも陰ながらサポートしており、ルート次第でブルースと合流して「ブルースシールド」を入手できる。
プロトタイプ故に、
バスターは手の形(五本指)には変形できない(ロクロクでは設定が変更されて五本指とバスターを切り替えられる)。
『ロックマン&フォルテ』ではチャージショットを超えたチャージショットである「
ビッグバンストライク」を使っていた。
全エネルギーを込めた大技で、ロックマン(またはフォルテ)のあらゆる攻撃を無効化したキングの盾を一撃で破壊する程の威力がある。
しかし「全エネルギーを込めた」だけあって、一発撃っただけでオーバーヒートを起こしその場に倒れてしまった。
OPステージでキングに倒された後ライト研究所で修理を受けたらしい(という事はようやく動力炉の問題も解決したのだろうか)ので、
その時に付けてもらった機能なのだろうか?
もしくは、「ライト博士が修理したボディならいける!」と判断して独断で無茶してみたのか。その辺りは定かではない。
やっと修理できたのにさっそく無茶をするブルースにライト博士も気が気でなかったに違いない
『ロックマン9』及び『ロックマン10』では、ついに本編シリーズでのプレイヤーキャラ化を果たした。
ロックマンが使えない(ロックマンの操作性を『2』協調の為にブルースに奪われた)チャージショットとスライディングを使用できるが、その分防御力が低い上級者向けキャラ。
ハードモードやヒーローモードでは被ダメージがさらに増えるため、ザコの攻撃一発二発が命取りとなる。
シールドで敵の弾を跳ね返す事も可能だが、ジャンプ中にしか構えてくれないため、慣れないと扱いは難しい。
またブルースを解析して作られた
スナイパージョーもシールドを持っているのだが、
やっぱり被ダメージは大きく、シールドを構えていない隙を狙えば簡単に撃破する事ができる。
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…お前を倒すのは俺の仕事じゃないようだ |
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』においても勿論登場しており、
原作同様に信念に基づき一人孤独に活動したり、ライト博士に対し複雑な感情を抱いている描写を見せている。
ロックマンを始めとした各ロボットを導くような言動が多いが、 その方法が一々偽悪的なため周囲に余計な誤解を与えてしまう事も…。
戦闘力はプロトタイプながら非常に高く、 フォルテやコピーロックマンとも互角に戦っている(本人曰く自分よりロックマンの方が強いらしいが)。
しかし「 スペースルーラーズ編」では全身の機能に寿命が来始めていたためか、他のロボ同様に ルーラーズにボロボロにされていた…。
また、本作オリジナル設定として全身をコートに包んだ人間形態を見せたり、サポート猫型ロボットのタンゴを事実上の相棒としている。
初出は勿論『3』を再現した『アステロイドブルース』であり、
初登場時は原作では何者なのか一切説明のないブレイクマン(ブルースと動きは同じで顔が異なる中ボス)の正体とされ、
ブレイクマンはブルースが口元にマスクをつけて変装した姿でワイリー軍団の一員となっていたが、
ロックマンとの激闘を経て共に「γ」を倒すために援護するなど彼に協力するようになる。
この話のラストでたった一人でワイリー基地に乗り込み、サードナンバーズ達に一斉に襲いかかられ生死不明になったためか、
『3』の後日談である『メタルハート』を始めとした作品群には登場せず、実質的に『 4』や『 5』にも登場しなかったようだ。
(作品の初出は『アステロイドブルース』よりもこちらの方が先だが)『5』の後日談である『戦士の休日』にてようやく本格的に復活するが、
『戦士の休日』では終始人間形態のままフォルテの周辺に付き纏い、ライトナンバーズやロックマンを影からサポートしていた。
続く『戦士の宿命』ではロックマンとフォルテの戦いに邪魔が入らないように、救援に向かうライトナンバーズを倒したり、
乱入したワイリーの スナイパージョー軍団をたった一人で全滅させた。やはりここでもジョーはブルースの量産型らしい。
彼曰く
「地球の平和を守るためにロックに更に強くなって欲しい」
というのが目的らしく、そのためにフォルテを敢えて挑発して激昂させている。
一方で激闘の果てにボロボロになったフォルテを救出して彼にロックマンの強さの根底を教えるなど、フォルテの方も気にかけているようだ
(余談だが、この時フォルテに「ロックマンよりも強い奴」と自分を呼ばれた時の彼の バカ高笑いの絵は必見である。本当に愉快そうで)。
『史上最大の敵』では、一連のコピーロックマン騒動の中、タンゴを相棒に裏から事件の影で暗躍をしていた。
コピーを終始「(もう一人の)ロックマン」と呼び続け、その一方で
「ロックマンをロックマンたらしめているのは性能ではなく心だ」
と断言していた。
しかし、最終的にコピーはフォルテを道連れに自爆してしまい、この結末すらも分かっていながら事実上彼を見殺しにしたとして、
元々『アステロイドブルース』にて因縁があり、この話では情故に一度コピーを助けた シャドーマンに完全に恨まれる事になる。
しかし、最終的にコピーが本物のロックマンからすら「ロックマン」と呼ばれた事を考慮すると、
名前の無かった彼に「ロックマンという名前」を付けるために敢えてこの結末を選んだようにも取れる。……やっぱり偽悪的である。
バトル&チェイス編である『バーニングホイール』では、何故か終始無表情だったり「私はブルース」が口癖だったりと
いつものようにいつも以上に奇行が多かったが、その正体は『5』同様にダークマン4号であり、本性を表した途端にターボマンに倒されてしまった。
結局本物の彼は クイックマン同様レースには出場せず登場していないのだが、ギャグ編であるこの話には登場しない方が良かったのかもしれない。
『白い悪夢』から連なる『スペースルーラーズ編』では、試作ロボット故にボディに既に寿命が来ている事が語られており、
また、『アステロイドブルース』でワイリーが地球で回収した「超エネルギー結晶」がブレイクマンことブルースに搭載されていた事が明かされる。
彼の戦闘力の高さはこれに起因していたのだが、それ故に同じ力を持つ「 謎の白いロボット」やスペースルーラーズの襲来に結晶が共鳴してしまい、
アースの襲撃を受けるなどして、この話の中ではそれまでの話での無敵っぷりが嘘のように全編に渡ってボロボロの状態であった。
しかし、同じく重症を受けてなおルーラーズへの闘志を見せるタンゴの姿に勇気づけられ、単身宇宙に上がってルーラーズに勝負を挑む。
その後、廃コロニーでシャドーマンと合流した後に彼に全てを打ち明け、また、彼に身を呈してその身を救われた。
最後はマーズを、砲身に自分のバスターを捻じ込む捨て身の戦法で倒すも、同時に自身も完全に致命傷を負ってしまい…。
「…俺は… どうして… …どうして戦ってたんだろう」
「俺は……何を……守りたかったんだろう… …俺は…」
「…! そう…か… 俺が……守りたかったもの…… …光…」
「ラ…イ…」
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欧米版のアニメ『MEGAMAN』にも第一話から登場。
盾を持っていない事や、
筋肉質な体系以外は原作のデザインを保っている。
また、原作と違ってワイリーの副官のようなポジションだが、
MEGAをライバル視したり、打倒MEGAを優先してワイリーの命令にも我関せずになってしまう等、
性格はどちらかというとフォルテ(本作未登場)に似ている。
MUGENにおけるブルース
海外のInfinity mugen teamのChAoTiC氏が制作した、
MVC仕様のものが存在している。
まだベータ版で
AIもないが、技はそこそこ揃っている。
ボイスは海外版。
お馴染みの口笛も、イントロ時に披露してくれる。対ロックマン時の
特殊イントロでは必ずこれ。
基本はロックマンであるが、「シールドチャージ」「シールドバレッジ」など、
キャプテンアメリカが元と思われる技も持っている。
なお、画像ファイルには
スカルバリアがあるが、使用できない事から未実装と思われる。
また、画像の一部が色化けする。
出場大会
出演ストーリー
「ずっと考えてた…武器を持って生まれた意味ってやつを…」
「まだ、その答えは見つかっちゃいないが…
あんたが与えたこの力で この悪党をぶっつぶす!」
ブルース.EXE
「ヤツはオレが相手をする。今の貴様達では足手まといになるだけだ。」
ロックマンエグゼでのブルースは、ライバルポジションとして皆勤出演。ラスト前の章で戦える事が多い。
こちらのCVは
松風雅也
氏が担当。
バイザーやシールドはそのままに、ロングヘアや剣が加わりブルースだけでなく
ゼロの要素も混じった姿に。
オペレータの命令に忠実な機械的な性格(というかプログラムなのだが)だったが、
ロックマンと熱斗の友情の強さに興味を示し、段々と人間的な振る舞いも見せるようになってきた。
『4』、『5』やアニメでは敵に洗脳され、ダークブルースとして登場。作品ごとに構えがころころ変わる。
最終的にはブルースFZ(ファイナル
ゼロカスタム)になったが、名前に深い意味はない。
彼を倒すと手に入るナビチップはどれも敵の目の前に移動して切り付けるというもの。
威力はシリーズにもよるが150~200くらいはあり、さらに『2』以降だと敵が複数いても全員に一回ずつ攻撃する。
そのため安定して敵ウイルスに大ダメージを与えられるためかなり役に立つ。敵の目の前に穴パネルがあると不発に終わるのはシリーズ通してのお約束。
他にも『3』~『6』に登場するギガチップ「デルタレイエッジ」でもブルースが登場する。
ただ使うだけでは唯1回切るだけで、ぶっちゃけ上記のナビチップ以下の存在なのだが、
攻撃の瞬間にAボタンを押す事で最大3回切りつける事ができる。
3回攻撃に成功すると赤い三角形の軌跡が現れる。
3回成功させるには敵の左上、右、左下のマスが空いている必要があるため使える場所が限られるが、
3回攻撃が成功した時の威力はギガクラスの中でも最高クラス。
後続の『
流星のロックマン3』にもイリーガルカード「ソードファイター」にてシルエットが窺える。
このカード、敵に連続で切り付けるという性質がとある変身の「ソード系カードの威力+50」と相性抜群であり、Wi-Fi対戦では一時期流行していた事もある。
オペレータの伊集院炎山は熱斗と同じ小学生にして、オフィシャルネットバトラー。クールな一匹狼。
故に熱斗からはライバル視されているが、本人は全く気に留めていなかった。
だが、幾つかの戦いを越えて、熱斗の実力や人柄を信頼するようになる。
シリーズの完結作『6』では、国際オフィシャルネットバトラー長官となる。
その特徴的な髪型から、
卵の殻をかぶっている
とファンの間でネタにされているが、これは漫画版が初出。
後に原作のゲームでも熱斗からそう陰口を言われている。
ちなみに、熱斗の幼馴染のメイルに横恋慕を匂わせ、
「いろんな意味でライバル」と言ったりしていたが、こっち方面がそれ以上進む事はなかった。
というか最終作EDで主人公と結婚しちゃったし。
MUGENにおけるブルース.EXE
Aki氏が製作した原作
ドットの「Protoman.EXE」が存在する。グラフィックは『6』のもの。
他のエグゼキャラと違ってジャンプできないが、これは
原作通りである。
ダッシュ性能が非常に高く、一気に間合いを詰める事ができる。
飛び道具は豊富なものの、中距離までしか届かない。
ゲージ消費技はいずれもダークブルースに変身する。
出場大会