2013年には生誕15周年を記念して 『スーパーロボット大戦Operation Extend』に参戦。
直前に発売された『UX』でさえ 参戦作品が衝撃的だったのに、逆ベクトルでやらかしてくれた。 想像力が足りないなんてレベルじゃねぇぞ!?
なお、上記のイラストを見ての通り今回長年参戦できるかどうか注目されていた『機動警察パトレイバー』や
『K』での『ゾイドジェネシス』参戦以来全く音沙汰がなく、 「ジェネシス以外は無理なのでは」と思われた
ゾイドシリーズのTVアニメ第1作『ZOIDS』が満を持して参戦したのだが、ケロロ参戦の方が衝撃的過ぎて食われた感がある。
ケロロの搭乗機体はケロロロボMk-II・ケロロジェット・ゴッドケロンとリアルPGガンダムの4種類(左の3つは同じ機体の変形後と合体後なので実際は2機)。
このうちリアルPGガンダムは全8章パック(ダウンロードカード版含む)の購入特典となっており
(厳密には2章に正式入手イベントがあり、それまでの先行使用権という形である)、
活躍の機会はケロロが加入するまでお預けではあるがライブラリーに早速登録される(ついでにBGMの「ケロッ!とマーチ」も)。
本物のファーストガンダムも第1章を開始してすぐ登場するので、比較して見ることも可能。 っていうかこれ流y
地味に本家に無い特殊能力「再生」を有しているが、流石に最強技「ラストシューティング」だけは習得することは出来ない。
というか本家に比べて防御型の機体となっており、ケロロの能力ではさほど避けられないのでそれはいいのだが、
特殊スキル「ケロン人」の特性(後述)とは微妙に噛み合っていない。
アップデート前まで本家の方になかったバズーカの対大型(サイズ大の敵に対して高火力になる)能力の存在もあり、
ラストシューティング追加が判明するまで
「アムロがこっちに乗れたら強かったのに」
なんて声も聞かれた。
ケロロロボMk-IIの性能に関しては特筆すべき長所も無い上に、武器の攻撃力がどれもパッとせず
(ビームライフルはケロロロボ時は対大型、ケロロジェット時は 対空が付くので相手次第では攻撃力が向上するが)、
ケロロ自身の精神コマンドも補助に特化していた為、ぶっちゃけ 弱キャラだった。
ただ
リアルPGガンダムとは同時に編成でき
(「母艦の中からどちらか選択して出撃できる」という形なので同時出撃は無理だが)、
攻撃後移動できるヒット&アウェイ武器を駆使すれば擬似 二回行動が可能となる。
とはいえこれはケロロの専売特許というわけでもなく、 他の同じことができる連中に比べると微妙(いち早く使えるというのはあるが)。
しかし、第6章序盤にてゴッドケロンへの合体が可能になると評価は一転する。
無消費かつ貫通、押出属性の「ケロンパンチ」、気力制限無しのMAP兵器「ケロンミサイル」、突破攻撃である「 ケロMAX」、
ボスキラーもこなせる最強技「大共鳴斬・ケロンスター斬り」に加え、
全MAP兵器中最大威力
を誇る「ハルマゲドン100万分の1」など多彩な武装を持ち、
特殊スキル『節約』によってEN消費を軽減する(フル改造ボーナスで更に半減できる)ため、継戦能力が高い。
更に5人分の多彩かつ有用な精神コマンドを使える上に、特殊スキル「ケロン人」によって消費したSPをあっという間に回収してしまう
(回避に成功するとSPを回復する能力なのだが、精神コマンド「集中」「かく乱」で回避率が向上させる事が出来る上、
たとえ命中率が100%であろうと特殊能力「 オープンケロロ」が発動すれば完全回避、万一ダメージを受けても「不屈」「根性」でフォロー可能)。
そしてこれらの要素が合わさった結果、
ゴッドケロンはゲームバランスを崩壊させうるほどの狂ユニット
となった。 さすがネタ元が某不動明王なだけある。
一応、気力による合体制限はあるのだが、ケロロがエースになると1ターン目で『気合』を使って必要気力を満たせる為、制限にすらなっていない。
ただし、ゴッドケロン解禁と共にケロロロボMk-IIが 勝手に改造される為、それまでは改造資金を投入しにくいのが難点か。
もっともリアルPGガンダムが入手時点であらかじめ改造されているのでそちらを繋ぎにしておく手もあり、大した問題とは言えないかも知れないが。
しかし、ストーリー後半において、ケロロ小隊は
全プレイヤーの度肝を抜くとんでもない行動をやらかした。
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ネタバレ注意 |
第6章中盤、ギレン率いるジオン軍が アクシズを地球に落下させようと目論んでいる事が発覚
(ちなみにシャアは関与していない。本作のシャアは空気を読んだ結果、この時点で「 クワトロ・バジーナ」として戦い抜く決断を下している。
そもそも本作にはララァがいないのでアムロとの確執もない)。
自軍はそれを阻止しようとするが、アクシズの落下スピードが速く、例え核兵器で粉砕しても地球への被害が避けられない事態に陥る。
これに対し、 ゼロが
「奥の手がある」
と自信満々に告げた為、それを頼みにアクシズ攻略戦が始まったのだが……。
その奥の手が、
アンゴル=モアの「ハルマゲドン1分の1」でアクシズを宇宙の塵にする
という、
スパロボ史上前代未聞の力技であった。そして、これに心をへし折られたジオンは連邦と停戦する羽目に…
(モアは「ノストラダムスの大予言」に登場する恐怖の大王(の娘)であり、
彼女のハルマゲドン1分の1は小惑星どころか地球を粉砕出来る威力がある)。
ガンダムの歴史に介入しないんじゃなかったのかって?いや、もうこの時点で歪みまくってるし、ほっとけば地球滅亡の危機だったし、いいんじゃね?
今までのスパロボでも様々な形でアクシズの落下阻止は行われてきたが、ここまでぶっとんだ方法は恐らく後にも先にもこれっきりだろう。
ちなみに同時期に『スパロボCC』で
アクシズを自部隊とシャアが直接破壊
なんて展開もやっており、
たまに言われていた
スパロボの戦力なら一々押し返さなくてもアクシズ破壊できね?
という疑問に一つの回答を示している。
そのためか、『第3次Z時獄篇』では逆に絶対に破壊してはいけないという展開になった。
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なお、上記のイラストを見て分かる通り、当時のパッケージイラストのセンターにまで侵略したわけだが、
公式サイトのパッケージイラストは
大量の参戦作品の主役ロボット達が追加されたため、センターはダンクーガである
。
おまけに
OEにはダンクーガが単体で登場していない
(最初からファイナルダンクーガなので)。
……翼が無いだけとは言え、登場しないロボットにセンターを取られたケロロは 泣いていい。
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