バシャーモ

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バシャーモ - (2011/02/19 (土) 01:08:48) の編集履歴(バックアップ)


「シャー!」

データ

分類:もうかポケモン
タイプ:ほのお・かくとう
図鑑No.257

任天堂の育成RPG「ポケットモンスター」に3作目の「ルビー・サファイア」から登場するポケモン。
ホウエン地方の最初の3体の中の1体であるアチャモの進化系であるワカシャモがレベル36で進化するとバシャーモになる。
海外名はBlaziken。名前の由来は「Blaze(炎)」と「Chicken(鶏)」から
30階建ての高層ビルを軽々と飛び越えるほどの脚力を持ち、
敵に遭遇すると手首から灼熱の炎を噴出し、自分より敵が手強いほど手首の炎が激しく燃え上がる。
また、数年ごとに古くなった羽は燃え、新しい羽に生え変わる。

原作でのバシャーモ

能力としては、攻撃力と特攻が高く、耐久面・素早さは並み。
元々は博士から最初にもらえるポケモンの最終形態(通称御三家)であり、平均的なポケモンより高い能力の強キャラだった。
主な戦法では、秀でていない耐久面を「こらえる(そのターンに相手からひんしになるダメージを受けた場合HP1で留まるわざ)」で、
素早さを「カムラのみ(HPが1/4以下になったときに素早さを1段階上昇させるもちもの)」で補いつつ、
「きしかいせい(HPが少ないほど威力が増すわざ)」や、
「もうか(HPが1/3以下になったときに炎技の威力が増すとくせい)」の恩恵を受けた炎技を撃ちまくる
「こらきし」「こらカム」と呼ばれた戦法は「エメラルド」までなら対策手段を講じていない場合が多く、この戦法は使いやすかった。
そう、エメラルドまでなら…。

「ダイヤモンド・パール」からは同じタイプ・特性のゴウカザルが登場し、アタッカーとしてゴウカザルの下位互換になりやすい立場に。
+ ゴウカザルとの関係について
耐久は互角以上でゴウカザルより火力は高いのだが、平均的な素早さが足を引っ張っている。
そしてなによりも、ゴウカザルは技のレパートリーが半端じゃない。
物理・特殊両面でゴウカザルを後出しで完全に受け切れるポケモンは数える程しかいない。
バシャーモが弱いのではない、ゴウカザルが強すぎるのだ!

ポケモンの中では唯一「ブレイズキック」を覚えていたが、ゴウカザルやルカリオやサワムラーも覚えるようになってしまった。
また、「ダイヤモンド・パール」では新たに「ブレイブバード」・「フレアドライブ」を覚えられるようになったが「インファイト」を覚えることができず、攻撃面での差が大きい。

能力・技共に優秀で、単体で見れば決して弱いポケモンではないのだが、
ゴウカザルはバシャーモの主要技の大半を覚える上、攻撃力ではやや劣るものの、総合的なステータスはバシャーモより高い。

前述のこらカムも使用はできるが、「きあいのタスキ(HP満タンのときのみ、上記こらえると同効果)」というもちものの登場や先制技の増加で、
結果的にHPが1で残るポケモンが増える→その対策が蔓延→タスキ対策のついでにこらえた後狩られる→こらえる使用策は厳しい環境になってしまっている。

バクフーンは「ふんか」という優秀な技を習得、リザードンは物理技の増加により「はらだいこ」「つるぎのまい」と言った強力な補助技を生かせるようになり、
炎タイプ御三家が全体的に出世してきた中で、バシャーモはゴウカザルの陰に隠れてしまいがちで、独自の個性を見出しづらくなっている。

攻撃力をできるだけ伸ばし、さらに攻撃力の高さを活かす「こだわりハチマキ」を持たせた場合、同条件のゴウカザルよりも少ない手数で倒せる相手も存在する。
「かみなりパンチ」2発で防御特化型のシャワーズとミロカロスを、性格が「いじっぱり」なら「フレアドライブ」1発で防御特化エアームドを確実に倒せるようになるほか、
乱数次第で「フレアドライブ」2発で防御特化クレセリアを、「シャドークロー」2発で防御特化ラティアスを、「かみなりパンチ」2発で防御特化ヤドランを倒すこともできる。
「ステルスロック」が場に撒かれていればこの3体も確実に2発の攻撃で倒せるようになるため、こちらから撒いてサポートするか相手が撒いた所を攻めると有効である。

また「いのちのたま」を持たせていれば、特に攻撃力を伸ばしていなくても
「ブレイブバード」1発でカイリキー・ルンパッパを倒せる…が、「ほのお」タイプの技と有効範囲が被りすぎているのが悩み所。

マイナーな所では「オウムがえし」が攻撃・特攻ともに高いバシャーモと好相性。
もちものでのフォローがあれば「さいみんじゅつ」など厄介な補助技も返せるため、ハマればなかなかの強さである。
ただし、相手がそう都合よく返したい技を使ってくるとも限らないため、差別化はできても安定性に欠けること甚だしい。

そのほか、ゴウカザルが覚えない技として、
相手を混乱させる追加効果があるタイプ一致技「ばくれつパンチ」や、ゴウカザルよりも劣る速さを補える「こうそくいどう」を覚えられる。
ただ、前者は命中率が低く安定性に欠けており、後者にしても高いステータスを実現させるのに手間が掛かるのは大きな難点と言える。
他の御三家には使えない「バトンタッチ」があるため「こうそくいどう→バトンタッチ」というひねった戦いができるが、
炎御三家最高の攻撃・特攻を持ちながらサポート役に徹するというのは何か悲しいものがある。

このように、攻撃力の高さやゴウカザルの覚えない技を生かして活躍することも可能だが、
いずれも局所的なメリットに過ぎず、やはり汎用性の面では素早くて技のレパートリーの多いゴウカザルには敵わない。
「ダイヤモンド・パール」が出た当初もゴウカザルの劣化とされ「唯一王子」という非常に不名誉な称号を付けられていた。

+ しかし…
最新作、ポケットモンスターブラック・ホワイトでは、アチャモの隠れ特性が「かそく」と判明している。
(かそく:出している間1ターンごとにすばやさが上昇する特性。以前はテッカニンとメガヤンマのみが持っていた)
これにより、今まで速さの面でゴウカザルの劣化扱いだった状況が一変する可能性もある。
他にも、思い出し技にはとびひざげりが追加。攻撃力130にタイプ一致の補正が加わり、実質威力195である。
ただし命中率に難があり、なおかつ外すと自分の体力が5割吹き飛ぶ。
一気にゴウカザルを逆転できる要素が出揃ったが、果たして今までの不遇を返上できるのか。
しかしかそくアチャモはいわゆる厳選(タマゴのシステムを利用して確実に強力なポケモンを入手すること)が不可能であるため、
理論値は別としてゴウカザルのほうが使いやすい(育てやすい)のは変わりない。

ちなみに今回の御三家炎タイプであるポカブも進化するとかくとうタイプがつく。
最終進化であるエンブオーはバシャーモ、ゴウカザルに比べHPが高いが素早さは劣る。
こちらはこちらでかそくが判明したバシャーモとの差別化が課題とされており、
ゴウカザルとの競合は視野に入れられていない現状にある。

現在このかそく持ちアチャモは、攻略本の『公式完全ぼうけんクリアガイド』初回生産本に付属するコードを入力する事で、
PDWで会う事が出来るという方法で解禁されている。
ただし、ミズゴロウ(しめりけ持ち)とキモリ(かるわざ持ち)のランダムの三択である為必ず出会えるとは限らない。
このため、このアチャモに会いたいがために何冊も攻略本を購入する人が続出しているという事態にもなっている。

余談だが「鳥ポケモンでほのおタイプ…これはファイヤーやホウオウの如く、天を舞う!」と予想していたプレイヤーにとってはひこうタイプの変わりにかくとうタイプがつくというのは驚きの進化だった。シナリオでは最初のジム戦までに進化させておけば戦いやすくなる。
ひよこ→軍鶏と書くと納得できるものではあるが。

タイプ:ワイルドにおけるバシャーモ


格闘スタイル…己の肉体+マーシャルアーツ
性別…♂
ポケアシスト…アチャモ(弟分)・ワカシャモ(アメタマ(妹分))・カメックス(相棒)
一言…シャーッ!!燃え上がる勇気、バシャーモ!
   世界中の兵(つわもの)がオレを呼んでいる!
   いったいどんな格闘家(ヤツラ)に出会えるのか
   考えただけでもイッツバーニングッ!!

そんな彼だが、ポケ書の同人格闘ゲーム「タイプ:ワイルド」でもプレイヤーキャラとして登場。
性能としては波動昇龍キャラで、進化前のアチャモとワカシャモ、カメックスをストライカーとして召喚することができる(ワカシャモがプレイヤーキャラとして参戦した後、そのポジションはアメタマになった)。

「実力だけが勝敗を分かつのでない!
気持ちだ!情熱だ!熱血だ!バーニングッ!」


MUGENでのバシャーモ


MUGENにおいては、Claymizer氏製作の手書きのものやタイプ:ワイルド仕様のものが存在しているが、
動画でよく見かけるのは前者の方。
ニコニコではめったに見られないが、
YoutubeではこのポケモンがAI搭載キャラとのバトルに挑む動画がよく見られる。
MVCシステムが搭載されているのでエリアルレイヴも搭載し、そこから超必殺技へと繋ぐことができる。
また、進化前のアチャモとワカシャモはイントロや勝利ポーズに登場している。
タイプ:ワイルドの方は移植だが、AIが無いのであまり見られない。

出場大会

出演ストーリー