プレデター・ウォリアー

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プレデター・ウォリアー - (2013/05/26 (日) 16:05:37) の編集履歴(バックアップ)



「狩リノ・時間ダ」

1987年から続くSFアクション映画「プレデター」シリーズに登場する、宇宙の星々を渡り
『強い獲物を狩猟すること』を種族的な趣味に持つ異星人の戦士。
当初は主役のシェーファー率いる特殊部隊を襲う未知のモンスターだったが、
シリーズが進む毎に擬人化や背景設定の追加が進み、徐々にストイックな狩人の雰囲気を纏うキャラクターへと完成されていった。

基本的には光学迷彩による奇襲を仕掛けてくるのだが卑怯を良しとする本質ではなく、
剣や拳銃による接近戦を好み、一対多の状況であろうとも臆することなく果敢に戦いを挑む。
しかも爆破などで一掃するのではなく、一人一人おびき出しては隙をついて確実に仕留めていくという、
あくまで自分たちの美学に則った「狩り」を行うことが目的。
故に単なる無秩序な虐殺者ではなく、武器を持たない相手や死病に犯された人間は狩らず、
武器を持っていても妊婦は胎児を無抵抗な人間とみなして狩らないなど、獲物としての価値のあるなしで対象を判別している。
(ただし相手から攻撃してきた場合や、武器を持っている場合は容赦しない。
 2にて銃の玩具で遊んでいた子供を殺そうとして、ギリギリでそれが武器としての役割を果たさないと気付いて取りやめたことがある。
 逆に映画『エイリアンv.s.プレデター』では、死病を患っていた人物を一度は見逃したものの、
 その人物が攻撃を仕掛けて来たため反撃、殺害している)
返り討ちに遭い敗北を免れなくなれば自爆して自らの痕跡を完全に消し去る(自爆することさえ出来ず完全敗北した末、仲間立会いのもと切腹して果てた作品もある)など、徹底的な美意識も併せ持つ。

エイリアン他『手強い相手を狩ること』が至上の目的であり、成人の儀式などの社会的地位を得る方法でもあるため、
自ら他の惑星にエイリアンのプラントを作り、エイリアンクイーンを拘束・飼育していたりもする。
狩猟だけでなく強者と戦う事も楽しみとしており、真に手強いと感じた獲物は「勇者」として丁重に扱い、全ての装備を解除して対峙。
リストブレードのみで真っ向勝負の決闘を挑み、戦いの後は結果に関わらず自分の持つ武器を与え、健闘を称えることを礼儀としている。
また、気に入った獲物は頭蓋骨を抜き取ってトロフィーとして収集するのが、種族全体の習慣になっている。
『プレデター2』にてスタッフのお遊びで、宇宙船内にエイリアンに似ている頭蓋骨が飾られており、
ここからクロスオーバー作品である「エイリアンVSプレデター」(以下:AVP)シリーズが生まれた。

高い身体能力を誇り、木々やビルの合間をジャンプして移動したり、人を腕の一振りで大きく吹っ飛ばすこともできる。
また拳銃弾程度では皮膚を貫くことすらできず、ショットガンによる至近射撃を何度も受けても応急処置のみで活動できる頑丈さを持つ。
この事から医療技術も発展している事が予測されるが、種族の流儀からか「麻酔」を使っている場面は見受けられない。

また高い知能と技術力も持ち、長さをかなり自由に変えられる万能槍、リストブレード、
ウォリアークラスのエイリアンなら一撃で粉砕するプラズマキャノン、核弾頭並の威力を持つ自爆装置
人体を容易く両断するブーメランディスク、ワイヤーネットや光学迷彩など様々な装備を用いる。
人類が対物兵器を発展させたのに対し、プレデターは種族特性から白兵武器を発展させたのだと言われている。

そのため、AVPシリーズでは人類に英知を授けた存在でもあったりする。ただし、『より良い狩り場を構築するため』ではあるが。
人類の言語を話すことは出来ないが理解することはでき、録音した音声やジェスチャー、覚えた言葉で意思疎通が可能。
マスクを外されて素顔を見られ「醜い顔だ」と言われた直後に「醜イ顔ダ」と鸚鵡返しするのはシリーズのお約束となっている。
彼らから見れば、人類の顔が醜悪に見えるかもしれない。
また、目的が合致し戦士として認めれば人間と共闘することもあり、その人間と絆や友を結ぶなどの情緒も持ち合わせている。
エイリアンの飛び出し顎を使ってからかったりもするし。文化や思考こそ違えども、同じ知的種族――人類なのだ。
ちなみに主食はプレデター(肉食獣)の名の通り肉。特に牛肉が好みである。
食肉加工工場に現れることを予測され、本編だけでなくバットマンなどにも罠を張られたことがある。
+ 『バットマンVSプレデター』
アメコミ版『エイリアンVSプレデター』を出版したダークホースコミック社が、ほぼ同時期に出版した。

ゴッサムシティ・ヘビー級タイトルマッチに勝利した新チャンプ、マーカス・キングが何者かに殺害され、
さらにキングに敗北して王座を奪われたベルサグリオも無残に殺される。
それぞれの選手を擁していたマフィアは互いに敵対する組織の報復だと思い血気に逸るが、今度は
彼らを姿なき狩猟者が襲撃した。
抗争を防ぐために監視していたバットマンが襲撃者を追撃するが、襲撃者・プレデターの予想以上の
実力に重傷を負い、敗走してしまう。
バットマンが動けぬうちに自警団を気取ったマフィアたちが次々と犠牲になり、ゴードン警視総監も
襲われて負傷。もはやゴッサムを守る者は誰もいないのかと人々が絶望する中、手負いの体を押して
全身ハイテク装備に身を包んだバットマンがリターンマッチに立ち上がる。

ストーリーからもわかる通り、「もし『プレデター2』の舞台がゴッサムだったら」といった感じの
内容となっている。
自動操縦のバットモービルに二回も轢かれて「クソ・マタカ!」とプレデターが毒づいたり、
とどめの一撃がよりによって駄洒落だったりと見所が多い作品なので、バットマンもプレデターも
好きだという人にはおすすめの一作である。

誇り高き異形の戦士 プレデター・ウォリアー


 得意武器:スピア
 ガンタイプ:ショルダーキャノン
 戦いを好む宇宙の戦闘種族。
 パンチ力、ジャンプ力共に並はずれた
 ポテンシャルを持つ万能タイプの戦士。
 (インスト説明より)

カプコンのベルトスクロールアクンションゲーム『エイリアンVSプレデター』ではプレイヤーキャラクターの一人として登場。
突如としてエイリアンが溢れ出した海上都市サン・ドラドにタイミングよく現れた異形の戦士で、目的はエイリアン狩り。

OPデモでは追い詰められたシェーファーリンの周囲のエイリアンを掃討し、
仲間のプレデター・ハンターと共に「狩リノ・時間ダ」「生キ延ビタケレバ・共ニ・来イ」と促す。
なお、このゲームのデモシーンでは人類側ともカタカナ交じりの片言ながら、普通に会話して意思疎通している。
ただし何らかの機械による発声なのか、本人がしゃべっているのかは不明。
エンディングでは、共に戦ったシェーファーとリンを勇敢な戦士と認め、礼儀として自らの武器を手渡す。
その際、なぜ自分たちを助けたのかというリンの問いには、プラズマキャノンのレーザーサイトを向けながら
「イズレ・ワカル」「マタ・アオウ」と言い残して地球を立ち去っていく。
シェーファーは自分たちが彼らの次回の獲物として目を付けられたと理解し、リンは「次に会うときは敵同士ね」と呟くのだった。
…が、このアーケード版は「いずれ」どころか版権の都合でコンシューマ化すらされてないのだった。

尚、FPS版『エイリアンVSプレデター』シリーズでも自機として登場。
人類が陰謀企んでるしエイリアンも跳梁跋扈してるが、気にせず 狩りの時間だ!
頭蓋骨を獲得するたびに喜ぶプレデターの姿に萌えること間違いなしである。

また日本未発売だがXBOX・PS2用のアクションゲーム『PREDATOR CONCRETE JUNGLE』では
一人のプレデターと、とある人間の一族との100年に亘る因縁を描くストーリーが展開する。
これまでの映画シリーズやコミックのポイントを押さえたファン感涙モノの再現度は必見。

MUGENにおけるプレデター・ウォリアー


MUGENでは、アクションゲーム『エイリアンVSプレデター』の主人公の一人、プレデター・ウォリアーがHSR氏によって製作されている。
ベルトスクロールアクションである原作の性能を再現しており、普通の格ゲーキャラとは異なる部分が多い。主な差異点は…
  1. ガード、空中受身ができない。
  2. キャラ同士の押し返し判定がない。
  3. 敵が背後にいても自動で振り向かない。
  4. 緊急回避技のメガクラッシュをのけぞり中に発動可能。
  5. ガンゲージを消費して飛び道具を使用する。
  6. ダウンすると武器を落とす。落ちているディスクを拾って投げることも可。
  7. ジャンプはレバー操作ではなくボタン操作で行う。映画と同じく飛距離はすさまじく、ほぼ画面端まで一っ飛びで到達。
  8. 起き上がり時の無敵時間が長い。
  9. 歩き時に接触することで相手を掴むことができる。
など。なお、設定を変更することで普通のキャラと同じような挙動にすることも可能。

ガードがないため、防御は主にメガクラッシュに頼ることになる。
このメガクラッシュは技の間は全身無敵、さらに技が終わった後も無敵がしばらく持続するなど非常に高性能だが、
ガード・ヒット問わず敵に当たるとライフの16分の1を消費してしまうため迂闊には使えない。
前述のようにのけぞり中に出すことができ、コンボに割り込むことすら可能。
だが空中では出すことができないため、空中コンボを得意とする相手とは相性が悪い。
ガードがないのは一見すると大きな弱点に見えるが、飛び道具を含めた全体的な攻撃の隙の少なさ、高い機動力、
無敵時間の長いメガクラッシュなど立ち回りが強力で、ハンデを感じさせない程の性能を持っている。

映画でおなじみの透明化も再現されており、プレデター自身の高機動と相俟って撹乱効果は非常に高い。
しかし、AI対戦メインのニコMUGENではこの手の擬態技は無意味…と思いきゃ無敵時間が設定されており、避けに使うことも可能。
ただし、使用中はガンゲージを常時消費するなどリスクも高い。

なお、スタートボタンを押しながら決定することでハンターモードになり、
必殺技がプレデター・ハンターのライジング・アッパーやサプライジング・ロールに変化する。
ライジング・アッパーをオーバーヒートしたガンでキャンセルして攻撃を繋ぐ通称「オバキャン」も完備されていて、
元ゲーファンをニヤリとさせる仕上がりである。

素のAIもなかなか強かったが最近になって新たにガンホール氏がAIを作成、J・J氏のサイトで代理公開されている。
このAIはスライディングや三角跳びで画面内を派手に動き回り、
ライフ減少を恐れず切り返しにメガクラッシュを多用するなど攻撃面に偏重しているのが特徴的。
元ゲーそのままの素早い攻撃の固め、掴みによる崩しはなかなか強力。
また、攻撃的な通常モードの他にメガクラッシュで攻撃を避けまくる対応型のモードも用意されている。
こちらは隙が少なく、相性次第ではかなりの強キャラでも苦戦するだろう。
さらに更新によって常時クローキング(透明化)状態のステルスモードも追加された。

ニコニコではなかなか姿を見せる機会がなかったが、主人公連合vsボス連合対抗多人数チームトーナメントでの活躍や
AIパッチの登場で動画での出番も増えてきている。
またYoutubeでは主にタミフルケン?シンプソン氏とタッグを組むことが多い。

+ 大会ネタバレ
リクキャラタッグトーナメントでは、試合中にまさかの最終兵器「自爆」を披露。
これによって画面内にいるキャラは全員死亡(もちろんプレデター自身も)、
無効試合を引き起こすと言う異常事態を起こし視聴者にインパクトを与えた。

また主人公連合vsボス連合対抗多人数チームトーナメントにおいては、次鋒としてアビスを一人で第三形態まで追い詰めた末に
自爆することで見事チームを勝利に導き、その勇姿に多くの視聴者が涙した。
それからは、原作に習い英雄と呼ばれるようになり、他動画でもその呼び名が定着している。
その漢らしい散り様は一見の価値有り。

ニコMUGEN絵板 から の~ま氏 画

その後も同大会にて度々名勝負を繰り広げ「魔のCブロック」における重要な立役者の一人となった。

“It's time to hunt!”


出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中

出演ストーリー