「Human」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
Human - (2019/10/21 (月) 01:05:18) の編集履歴(バックアップ)
改名依頼中
Toby Fox氏を中心とするチームが制作したWindows/Mac用RPG『Undertale』の登場人物(作品詳細については
Sansの項目を参照)。
モンスターたちが住む地底世界へと落ちてしまった人間であり、所謂この物語の「
主人公
」のことである。
「落ちてきた人間」の名前はゲーム開始時にプレイヤーが決定するものの、
基本的にモンスター達からは「
Human(ニンゲン)
」と呼称されるため、本項ではこの表記とする。
黄色い肌をした常に
薄目の幼い子供で、縞模様が入ったシャツを着ている。
一部のイベントを除き自分から行動を起こす事は無い投影型の主人公で
上記の風貌も人種や性別を曖昧にしてプレイヤーが没入しやすくする為の配慮だと思われる。
そういうキャラ故にバックボーンなどが殆ど分かっておらず、実は主人公でありながら作中で最も謎が多いキャラとなっている。
性別が不明である事から、二次創作では男性・女性の両バージョン共に描かれている事が多い。
数は少ないが
そもそも性別の概念が無かったり、
状況に応じて性別を変えたり雌雄同体として描かれる事もある。
+
|
Pacifistルートネタバレ |
Pacifistルートでは、主人公の本名が
「Frisk(フリスク)」
である事が発覚する。
ゲームの開始時に「落ちてきた人間」の名前を入力する場面があったが、
このルートにおけるそれは全くの別人のものとなる。
ならばプレイヤーは一体誰の名前を入力したのかという疑問は、下のregionを参照(更なるネタバレ注意)。
ちなみに「frisk」は「はしゃぐ・じゃれる」「身体検査」の意味を持つ。
+
|
プレイヤーは誰の名前を入力したのか |
"Name the fallen human.(おちたニンゲンに なまえをつけてください)"
プレイヤーが入力した名前はモンスターが地底に封印されてから初めて地下に落ちてきた人間のもの。
主人公に似た風貌をしているが肌が白く目も開いているのが特徴。
主人公と同様に中性的な外見であるためやはり性別も不明。
ゲーム開始時には既に故人であるはずの人物なのだが( Floweyのページを参照)、
Floweyは主人公の事を何らかの方法で蘇ったこの人間だと思い語りかけてくる事がある。
+
|
この人間について |
プレイヤーからは主に"Chara"(キャラ) *1または"first human"(最初の人間)と呼ばれる。
地下世界に落ちてきた際、モンスターの王子であったAsrielに助けられ、それ以来彼らの家族として迎えられる。
Flowey(Asriel)曰く親友だそうだが人間性は決して良いものではなく、FloweyがAsrielだった頃
父Asgoreにバタースコッチパイを作る際 「1カップのバター(Cups of butter)」の代わりに
誤って 「キンポウゲの花(Buttercups、少なくとも人間には有毒植物)」を使ってしまって病気にさせた事件があるが
この事について笑い飛ばしたり、詳しい経緯は不明だが 人類の事を嫌っていたりとどこか歪んでいる事が分かる。
作中では重病により死亡し、Asrielはこの人間のソウルを取り込み遺言を叶えるため地上に出た事になっているが、
実際は自分からキンポウゲの毒で自殺し、Asrielと共に地上で結界を解くために必要なソウルを集める計画を立てていた
(ソウルを集める= 人間を殺すという事)。
Asrielは死んだfirst humanのソウルを取り込む事で新たな力を得て変身し、結界を突破してfirst humanの故郷に遺体を運んだはいいが、
殺害犯と間違えられ人間達に襲われた際、ソウルだけの状態ながらも Asrielの体を半分乗っ取り人間達を皆殺しにしようとしていた。
Asrielの話によればこの際
空っぽの遺体を起き上がらせて
2人の全ての力を振るおうとしていたらしい。物凄い執念だ…。
何故こんな計画を実行したかは不明だが、結果としてAsrielの良心が反抗したため失敗に終わった。
これにより、Asrielは人間達に無抵抗のまま力を抑えながら遺体を抱えて地下世界に戻り、力尽きて後にFloweyとなった。
これについては Alphysの項を参照。
なお、操作キャラクターである主人公との関係性ははっきりしておらず不明である。
「同一人物がルート次第で主人公(Frisk)とfirst human(Chara)に分岐する」「元々別人だったがfirst humanが主人公の肉体を乗っ取った」
「主人公はfirst humanの死体が蘇った存在(Flowey(Asriel)はこれだと思っている節がある)」など様々な考察・噂があるが推測の域を出ない。
|
|
+
|
Genocideルートでは |
登場人物を皆殺しにするGenocideルート(通称「Gルート」)では、主人公の事を 人間ではないと指摘する台詞が出てきたり、
初めて地下に来たとは思えないナレーションが随所に登場するなど、主人公が別の存在になっている事が示唆されている。
さらにこのルートが進む毎に主人公がプレイヤーの操作やNPCの指示を介さず、能動的に無慈悲な行為を取る事が増えていき、
最終的にはプレイヤーの操作によらず勝手に攻撃を行うようになる。
エンディングでは、主人公は完全に別の存在に乗っ取られており世界を破壊してしまう。
この時選択肢が二つ出るのだが、どちらを選んでも世界を破壊する上に、
「Do not」( だが断る)を選ぶと 両目から赤黒い液体を垂らして笑いながらこちらに迫って来るというトラウマ級の演出が入る。
このエンディングを見た後でゲームを再起動すると、世界が破壊された後の何もない真っ暗な画面が出てくる。
このままでは何もできないが、この状態で10分経過すると「魂と引き換えに世界を再構築する」という取引を持ちかける。
これを受ける事で完全リセットが発動してゲームを再プレイできる状態に戻るが、断ると暗闇のまま放置される。
ただし、この取引をした後トゥルーエンドを見ると内容が後味の悪い物に変化する。
そして一度こうなったら特殊な手段を用いる以外に元に戻す方法は無い。
|
ちなみに最初から「Frisk」「フリスク」と名前を付けてゲームを開始する事自体は可能なのだが、
その場合は最初から終盤のダンジョンの一部敵が出てくる
ハードモード
になる。しかしその顛末は……。
けいこく:このなまえは
じごくへの いりぐち…
このまま はじめますか?
ゲームが有名になったことで、二次創作等で「主人公=Frisk」というネタバレ情報が独り歩きで広まってしまったという経緯もあり、
主人公の名前だけを先に知ってしまった新規プレイヤーが陥りやすい罠でもある。
|
MUGENにおけるHuman
MUGEN Parade Gram Parson氏の製作した「Frisk」名義のものが存在する。
原作ドットではなくオリジナルの手描きドットを使用した
ちびキャラ。
原作で用いた武器を使用する他、
仲間を召喚して戦う事ができる。
攻撃一発一発の威力は低めだが、高い制圧力と連続攻撃で結構な高火力を叩き出せる。
デフォルトで
AIも搭載されている。
この他、原作の主人公のドット絵を改変したと思われるfirst human(Chara)も作られているが、AIが未搭載なため動画で見る機会は無いだろう。
また、ダメージを受けるとGルートのブラクラ注意な顔になる。
出場大会
+
|
「Chara」の由来 |
ゲーム開始時に名前を入力する際に作中の登場人物の名前を入れると様々な特殊反応があるのだが、
「Chara」と入力した場合は"The true name."(ほんとうのなまえ)と表示される。
このため、ファンの間ではfirst humanの本名がCharaであるというのが定説になっている。
ちなみにギリシャ語で「Chara(χαρά)」は「喜び」を意味する単語でもある。
|