「生きもの殺すのいけない オレわるいことキライ」
レッドリボン軍によって作られた人造人間であり、作中では最初に登場した人造人間。
フランケンシュタインの怪物を彷彿とさせる恐ろしげな外見だが、心優しく争いを好まない性格。
しかし、戦闘力そのものは(数値こそ設定されてないが)登場当時の基準では高い部類であり、
怒りに任せてホワイト将軍を殴り飛ばしたパンチは悟空からも「オラよりすごい」と評される威力を誇り、
後述する『最強への道』でも洗脳されている間は悟空を追い詰めるほどの実力を有していた。
寒冷気候にも強く、怪物ブヨンを外の冷気で凍らせる作戦を悟空が実行した際は、
彼の懐で悟空は寒さを凌いでおり、事実ブヨンが凍っても何も問題なく活動している。
また、容姿と喋り方のイメージに反して後述のドラゴンボールの件のように頭も働く。
機械にも強い様子だが、ドラゴンレーダーの故障には流石に手出しができなかった。
尤も、こればかりは鳥山世界屈指の天才の
則巻千兵衛ですらどうにもならなかったので仕方がないが。
作中では、レッドリボン軍がジングル村に建造していた「マッスルタワー」内で孫悟空を待ち構える刺客として初登場。
その性格故に指揮官のホワイト将軍に悟空と戦うよう命令されても一切従わなかったため、
自爆装置をタテに無理やり従わされてしまうが、激怒した悟空に装置のリモコンを破壊され事なきを得る。
その後は悟空の友達となり、彼からは「人造人間8号という名前はややこしくて呼びにくい」という理由で「ハッチャン」と呼ばれるようになる。
そしてホワイト将軍との対決では、強化拳銃パワードガンで撃たれた悟空を庇い、怒りの鉄拳でホワイト将軍をはるか彼方まで殴り飛ばした。
「よ…よくも…ソンゴクウいじめたな………!!」
闘いが終わった後、実はこの地域のドラゴンボールは散歩中に彼が偶然発見しており、
それが知られれば用済みの村人に危害が及ぶとの考えで隠していた事が判明。
その優しさをジングル村の村長に気に入られ、村の住人達と共に暮らす事になった。
魔人ブウ編では元気玉の用意のため全世界に呼びかける悟空の声に反応、村人達と共に手を挙げている。
ちなみに、後の人造人間が扉絵で人間ベースと完全人工型とで分けられて解説される中で、彼がどちらなのか言及されていない。
容姿からフランケンシュタインの怪物のように人間ベースの雰囲気が強く、アニメ無印では8号はフラッペ博士が人間ベースに作り上げたサイボーグとされており、
一時期は大全集などの書籍でも人間ベースと記載されていた事から、読者の間では人間ベースが主流の見解だった。
しかし『最強への道』では機械部品が見えるロボット型の描写がされ、また後年に作者の鳥山氏は「8号はドクター・ゲロによる全人工型」と言及している事で、
現在では完全人工型の設定として固められているようである。
公式ギャグパロディ漫画『ドラゴンボールSD』でもマッスルタワー編で原作に先んじてドクター・ゲロが登場し、8号が彼の設計によるものとされている。
無印版のリメイク映画『最強への道』では重要キャラとして登場。
当初はホワイト将軍に洗脳されて完全な敵として登場し、悟空に襲い掛かっていたが、
悟空との戦いで正気を取り戻し原作同様悟空の仲間になる。
終盤ではブラック補佐との決戦で再登場。瀕死の悟空を救うため単身戦いに挑むも、ブラックの操る巨大ロボに破壊されてしまう
(その後、ブラックは破壊したハッチャンを嘲笑った事で悟空の怒りを買い、全力のかめはめ波を撃ち込まれロボット共々爆死した)。
映画のラストでは悟空によってドラゴンボールで爆弾を取り除いてもらった状態で生き返る(ただし直接的な描写はされていない)。
なお、マッスルタワーには明らかに完全人工型で悟空を苦戦させるも
電池切れという情けない敗北をした強敵「メタリック軍曹」も存在するが、
彼と8号の関係も不明である。
どうみても
ターミネーターな外見がまずかったのか、『最強への道』でのメタリック軍曹は黒人風の別デザインに差し替わっている。
ゲーム作品では主に無印を題材とした作品に登場。原作再現の場合は概ね原作通りの出番だが、
アレンジや原作以後の話の場合は何らかの形で敵に回ってしまう役割が多い。
『ドラゴンボール 大魔王復活』では、
ピラフ一味に捕まり洗脳されて敵として立ちはだかり、
話しかけると悟空を攻撃する(このとき悟空のHPが0になると悟空を殺害してしまう)。
ちなみに、正解ルートは人造人間8号を無視して洗脳装置を探しスイッチを切るというもので、戦うシーンは無い。
サイヤ人編を題材に無印版のストーリーも織り交ぜた『ドラゴンボール改 サイヤ人襲来』では、
ホワイト将軍に再び洗脳され、敵として立ちはだかるがホワイト将軍が倒されたことで正気に戻るのだった。
また無印キャラも含めたDBオールスター総出演のアクションゲームの『Sparking! METEOR』にも登場。
同作オリジナルのIFストーリーで
人造人間16号と共演し、
悟空を始末するために未来からやってきた16号を倒すため、単身戦いに挑む。
MUGENにおける人造人間8号
Betalille氏による
MUGEN1.0以降専用キャラが存在。
海外製のため
ボイスは英語だが、日本語のファイルも同梱されており、defを同梱のsndファイルに書き換える事で切り替え可能。
見た目通りのパワーキャラであり、相手に飛びかかったり、オーラを放って突撃したりと、
実にパワフルな戦い方が可能。
何故か瞬間移動も会得しているが気にするな!! 多分悟空に教えてもらったのだろう
ただしキャラサイズがやや小さい(
KFMより若干背が低い)ので、
原作同様のデカいハッチャンを使いたいという人はサイズを調整するといいだろう。
また、宙に浮いているわけでもないのに
足元に喰らい判定が無いという謎の仕様となっており、相手によっては下段攻撃を食らわなかったりする。
「グスン…ありがとう …オレ…たいへんうれしい… 」
出場大会
最終更新:2024年07月12日 12:00