ソーダ・ポピンスキー






 "Я Сода Попинский! Я задавлю тебя!"

 (俺の名はソーダ・ポピンスキーだ!ぶっ潰してやる!)


  出身国:ロシア・モスクワ出身
  身長:199cm
  体重:107kg
  年齢:35歳
  戦歴:33勝(24KO勝ち)2敗

任天堂のボクシングゲーム『パンチアウト!!』シリーズの登場キャラクター。
初登場となるアーケード版『スーパーパンチアウト!!』のみウォッカ・ドランケンスキーという酒飲みしか生まれない一族みたいな名前であった。
……まぁ要するに、よくあるウォッカ大好き酒豪ロシア人というステレオタイプだったのだが、
良い子のゲーム機であるファミコンでは飲酒描写がアウトだったのか、ソーダ好きになって現在の名前にというわけである。
他社のゲームに開発中はウォッカ・ゴバルスキーという名前だったレスラーがいるが、彼らが出会ったらさぞ意気投合して飲みまくるのだろう。
なお、そちらには英語版の名前がビッフ・スラムコビッチという投げキャラしか生まれない一族みたいな名前の人がいる
AC版ドランケンスキー(1周目は1:33~)

ロシア(当時はソビエト連邦)の出身で、各国のチャンピオンに挑戦するという設定のアーケード版『スーパーパンチアウト!!』ではソ連のチャンピオン。
アメリカのボクシング団体が舞台となったファミコン版およびWii版『パンチアウト!!』では、終盤の強敵として登場する
(実際に『ゲームセンターCX』で本作に挑戦する事になった有野課長にとってもレッドアリーマーと並ぶ最大の難敵であった)。
ちなみに、ボクシングなのに何故レスリングパンツなのかについては、誰も指摘していない登場人物中唯一のサウスポーだったりする。

名前に違わずソーダを愛飲しており、Wii版ではどこからともなくソーダを取り出して飲む度にパワーアップしていく。
全キャラクター中、ドーピング強化後ポピンスキーが最強の敵という説も。
ダウン時には口に一滴垂らしただけで突如復活という有り得ない姿を見せてくれる。「まんたーんドリンクっ!」
練習風景では怪しげな科学者達がソーダの成分を改良している光景も。……やっぱりそれドーピングじゃねえのか。
まぁ創作作品におけるソビエトに対するお約束なイメージなのだろう。ザンギエフも設定無視して悪役やらされる事があるし
ただ当時の社会主義国家は国威高揚のため国家の総力を挙げてサポートしたスポーツ選手「ステート・アマ」を様々な国際大会に送り込んでおり、
ロッキー』シリーズでも、ソ連ボクサーのイワン・ドラゴは最新の科学的トレーニングを受け、祖国の威信を背負って戦う強敵として描かれているので、
そういった史実や、過去のボクシング映画に対してのオマージュといった側面もあるのだろう。
Wii版ポピンスキー

+ 一周目の特訓風景

+ 二周目の特訓風景……?
科学者の指の数がオカシイという意見もあろうが、これは海外のカートゥーンキャラにはよく見られるデフォルメ。
つまり「ドーピングっぽいけどあくまでマンガやでー」というおふざけ表現の記号とも取れる。

SFC版『スーパーパンチアウト!!』には登場していないものの、代わりに彼の行動パターンを引き継いだマスクド・マッスルが登場している。
なお実際のボクシングではレスリングと違い覆面を被るのはルール上認められていない。*1
蹴りを使う奴もいるし武器を使う奴もいるし、『スーパーパンチアウト!!』はボクシングじゃなくて異種格闘技戦だったのでは……


"Мой любимый напиток это победа! "

(勝利という名の美酒こそが、俺の大好物なのだ!)


MUGENにおけるソーダ・ポピンスキー

NSX2015氏による、ファミコン版のドットを使用したものが存在。
操作方法はX、Y、Zの各ボタンで通常技、Aで1ゲージ消費のアッパーという4ボタン方式。
グラス・ジョーと同様に画面手前を向いているので有効な攻撃がほぼ無いが、
超必殺技のアッパーは動作終了まで無敵で当たると即死という極端な性能になっている。
なお、挑発とダメージモーション中に喰らい判定が設定されておらず、繋がるはずの連続技が外れてしまったりする。
参考動画(DLリンク有り)



"За моё здоровье!"

(こいつは俺のパワーの源さ!)

"Моя бутылка!"

(ボトルが…!)

出場大会

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*1
ちなみに覆面ボクサー軍団が登場する島本和彦氏の『仮面ボクサー』は、悪の組織に洗脳されたコミッショナーが本来の規則を無視し、
独断で認可してしまった覆面ボクサー装備を、コミッショナーの息子だった主人公が父の遺言に従って処分していく物語だったりする。
仮面ボクサー自身の装束もまた誤って認可されてしまった覆面ボクサー装備の一つであり、悪と同じ力で悪に立ち向かうという構図は、
正しくオマージュ元の『仮面ライダー』と同じ物なのである。
……尤も、仮面ボクサーの装備自体の機能はボクシングに全く関係の無い機能ばかりで占められており、
グローブの無駄な吸着力を活かして強力なコークスクリューを繰り出す必殺技「ボクサーパンチ」に辛うじて役立ってるかどうかである。


最終更新:2024年12月15日 16:07