技を出しながら相手の攻撃をガードする特性。略称は
「GP」。
初出作品は『龍虎の拳2』で、
如月影二の「骨破斬り」や
タクマ・サカザキの「飛燕疾風脚」、
キングの近距離立ち弱キックと遠距離立ち強キックなどに存在する。
バグによる現象のようにも見えるが、キングの近距離立ち弱キックに関しては、
その名も「防御前蹴り」であり、意図して設定された物と推測出来る。
基本的には上
中段と下段、または上半身と下半身の区別があるが、
中には「腕の先だけ」というように非常に限定的なものもある。
全身にガードポイントがある場合は「全身ガードポイント」と言う。
なお作品によってはガード不能技でもガード出来る事がある。
一方的に相手の打撃を潰せる点は無敵や
アーマーに似ているが、
- アーマーは攻撃を受けるとそのままダメージを受ける
MUGENで言えばMoveContactかつMoveHitになる。
- ガードポイントは削りダメージのみを受ける
MUGENで言えばMoveContactかつMoveGuardedになる。
- 無敵は攻撃が当たらずダメージを一切受けない
MUGENで言えばMoveContact=0になる。
という点で異なる。
ほとんどの場合そのまま潰せるため影響は与えないが、「相手に触れると派生する技」に対しては、
無敵だと触れた事にならないが、ガードポイントは触れた扱いになる。
またあくまで「ガード」扱いなので
ガードクラッシュ値は蓄積される
(そのため多くの作品では無敵より性能的に劣っているとされる)。
とはいえガードクラッシュ値は攻撃側キャラクターの設定に依存する場合が多く、
MUGENではそのあたりはサポートされておらず、
p2Nameなどで個別対応する以外は無い。
よってMUGENでは削りダメージを受ける以外は無敵とあまり変わらない。
MUGENでは常時ガードステート(150推奨)のヘルパーを出し、
喰らい判定を調整して透明処理(Invisible)をすれば再現可能。
もちろんこの場合ヘルパーがダメージを肩代わりしてしまうので、リダイレクトで削りダメージの値を取得してLifeAddしなくてはならない。
無論ガード不能攻撃でヘルパーが攻撃を受けたとき等の事を考慮してHitOverRideを忘れてはならない。
また、helperが投げを食らった場合も分身する原因となるため、
本体を投げ以外無敵にしつつガードポイント用helperと喰らい判定用helperを別途用意し、
喰らい判定用helperに当たった場合に、リダイレクトでダメージと硬直他を取得して擬似的に食らいステートを作り出す必要もある。
削りダメージを考慮しないならば本体のReversalDefだけでいいのだが、凝り出すと非常に面倒なシステムである。
他にも攻撃モーションのまま食らい時にガードステートに移行させ、また元の攻撃ステートに戻す方法で再現される事もある。
この場合はガードポイントを出したまま攻撃するのは無理だが、ヘルパー関連の処理を飛ばす事が出来るので楽。
また、本体をガードステートに飛ばしたまま、ヘルパーに攻撃させるという方式もあるが
これは
当て身投げされた場合は
分身バグを引き起こす原因となるので対策を忘れずに。
ちなみにこの特性と無敵の中間的な性能の特性として、「相殺」がある。
「相殺」は相手の攻撃が命中してもエフェクトが出現してダメージを無効化するが、一度しか無効化出来ず多段技には無力な事が多い。
削りダメージを受けない点ではガードポイントより優れているが、ガードポイントと同様投げは防げない。
主に
メルブラキャラなどに搭載されている。
この特性を持った主な技
この特性をキャラクターに付加する主な技
- ユウキの「合体変身!チェンジ・アトミックガイ・ネオス」
- 本多忠勝の「防御形態」
関連項目
*1
草薙京の「百式・鬼焼き」を始め、対空技のほとんどに付いている。
一部キャラの
通常・
特殊技にもあったりと、無敵より多い。
*2
一応、
梅喧の「爵走」にも上
中段のガードポイントがあるのだが、
技の特性や
梅喧の装甲の問題もあって有効に使うのは難しい。
最終更新:2023年01月01日 20:23