マイク・タイソン


「俺は何も持たずに生まれてきた。
 そして、何も持たずに死ぬだろう」

1966年生まれのアメリカの元プロボクサー。本名マイケル・ジェラルド・タイソン
ニューヨーク州出身であり、アリゾナ育ちでは無い。どこからアリゾナ育ちなんて設定にしたんだろう
1985年に18歳でボクサーデビューし、「ヘクター・メルセデス」に1R TKO勝ちで初戦を完勝する。
その後、1986年に28戦目で「トレバー・バービック」に2R TKO勝ち、1987年には「ジェームス・スミス」戦で判定勝ちし、世界ヘビー級チャンピオンとなった。
2005年に引退し、現在はスタンドアップコメディアンとして活動している。

「不良少年が刑務所で出会ったボクシングで大成」という『あしたのジョー』さながらのドラマチックな経歴や、
最年少でヘビー級チャンプとなるその華々しい戦績から、全盛期にはアメリカン・ドリームの体現者として大いに人気を博した。
その全盛期に連載された『ジョジョの奇妙な冒険 Part3』におけるラバーソールの、
「たった数分の戦いでそれだけかせげるなんてよ マイク・タイソン以上におれって幸運だと思わんかい~~~!?」
という台詞は、正にタイソンがどういうイメージを抱かれていたかを象徴する台詞と言える。


ゲームにおけるマイク・タイソン


"MIKE IS WAITING
   FOR YOUR CHALLENGE !!"

(マイクが君の挑戦を待っているぞ!!)

1987年に任天堂から発売された『パンチアウト!!』ではFC版でラスボスを務めたが、
肖像権や数々の不祥事により、海外では後にガワ替えで架空のボクサー「Mr.ドリーム」に差し換えられたバージョンが発売された
(バーチャルコンソールに移植されたのはこちら)。
2009年に発売されたWii版ではドンキーコングが代わりにゲスト出演したが、
実は二周目のラスボス「Mr.サンドマン」の行動パターンがFC版のタイソンを模したものになっている。
FC版でのタイソンが残した印象は非常に大きく、その行動パターンのうち試合開始から1分30秒経過までの全ての攻撃がほぼ一発でダウン
(ボクシングなので倒されても9カウント以内に起き上がれば負けではないが、
 1ラウンド3回目はTKO、ラウンドをまたいでも合計4回目はマックが起き上がれないので敗北確定)
という殺人高速アッパー連打は「タイソンアッパー」と通称され、Wii版サンドマンの攻略の中でもその名で語られる事もあるほど。
また、『ストリートファイターII』では彼をモデルにしたキャラ「M・バイソン」が登場するが、
海外版では肖像権等の問題でバルログに名前が変更されている。

タイソン本人はこれらのゲームに好意的なコメントを出している。
『ストII』のバイソンへは「光栄だ」と語り、
『パンチアウト!!』の新作に自分が出演していない事には「俺のノックアウトがあってこその『パンチアウト!!』じゃないか」と残念がっている。


「運命よ、そこをどけ!俺が通る!」


MUGENにおけるマイク・タイソン

2体が存在し、いずれもボスキャラとして製作されている。
試合中はステージライフバーBGMが原作のものに固定されているが、プレイヤー操作は可能。

+ Bane84氏製作 『パンチアウト!!』仕様
  • Bane84氏製作 『パンチアウト!!』仕様
FCソフト『パンチアウト!!』のドットを用いたもの。
操作方法はシンプルな4ボタン方式で、技や演出は基本的に原作ゲームをベースにしている。
参考動画

+ fhqwhgads7氏製作 『I WANNA BE THE GUY』仕様
  • fhqwhgads7氏製作 『I WANNA BE THE GUY』仕様
こちらはフリーゲーム『I WANNA BE THE GUY』のドットを用いたもので、アポカリプスばりの巨大キャラとなっている。
操作方法は6ボタン方式で原作ゲームでも披露していたジャブやフック、アッパーカット等に加え、
レンガの欠片をばら撒くといった技も追加されている。
参考動画

出場大会

  • 「[大会] [マイク・タイソン]」をタグに含むページは1つもありません。


「何事にも動揺するな。感情を持ち込むな。

 悲しみや憐れみを感じてはならない。

 何も感じることなどない。任務を遂げろ」


最後に、当然の話だがマイク・タイソン氏は実在する人物である。
90年代には不名誉な形で話題となってしまったが、対象が人間である以上、
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人の関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。


最終更新:2022年12月21日 11:05