ザイン


「おまえが エックスだな・・・・」

「この オレサマが おまえの
 じつりょくを ためしてやるぜ・・・・!」

CAPCOMのゲームボーイ作品『ロックマンX サイバーミッション』に登場するキャラクター。サイ型のグロンギ対フェストゥム兵器とは無関係。
『ワールド』シリーズのライバルキャラ同様、ナンバリング作品に登場しないオリジナルキャラである。


原作でのキャラクター

「シャドウハンター」という組織に所属している特殊戦闘用レプリロイド。
一人称は「オレサマ」。身の丈ほどもある大剣を専用武器にしている
本来はシグマ部下ではないが、直接対決で敗れて無理矢理従わされ、
組織で相棒だったギーメル、シグマウイルスで洗脳されたテクノと共に大規模なハッキッグ事件を起こす。

シグマに無理矢理従わされているとはいえ、ザイン自体は悪人なのだが、
テクノの提案に乗り自らエックスの妨害役を志願するなど、自身と同様に本意ではなく従わされていた彼を気にかけていたような描写もある。

+ シャドウハンターとは
『サイバーミッション』で言及されている組織。
それぞれが専用の武器を持ち、それを自在に扱う訓練を受けた戦闘用レプリロイドで構成されているらしい。
「迷宮入りとなった事件はシャドウハンターが関わっている」とも言われている、謎の多い犯罪組織……

と、解説書では説明されているのだが、『サイバーミッション』以降全く登場していない。
劇中で登場したザイン・ギーメルも一介の構成員に過ぎず、テクノに至っては正規の構成員ではない外注。
さらに言えば今作の事件では、彼らはシグマに嫌々巻き込まれたようなものであり、
シグマの野望は阻止できたものの、シャドウハンターという組織そのものが壊滅したわけではない事が読み取れる。
上記の設定から『コマンドミッション』のリベリオン同様、暴走せずとも自らの意思で犯罪に走ったテロリストのような存在である事は分かるが、
意味深な設定に反して、内情や規模が不透明であり、『X2』のカウンターハンター、『X4』のレプリフォース、『X7』のレッドアラートなど、
ナンバリングタイトルに登場する組織と比較して知名度が低い。

なお、『X5』と『X6』に登場したダイナモは、専用の武器を使う傭兵である事から、
「シャドウハンターの構成員ではないか?」という考察もあったが、『X8』にて『X5』での悪事が(当時復活していないはずの)VAVAの仕業という事になり、
その存在自体が無かった事にされているため、正体も真相も迷宮入りしている。

元がゲームボーイ版という事もあり、外部出演はおろか『アニバーサリーコレクション』などのオールスター的な作品にも未登場。
『ロックマンXover』のみ、同じく移植作出身のソウルイレイザー達と共にバトルメモリー化していた。

デザインを担当した末次氏はファンブック『R20+5』においてギーメル共々、
「ゲームボーイのドットを考えると、ちょっと複雑にしすぎたかなとも思うのですが」と語った上で、
上のイラストをゲーム内で見事にドット絵に落とし込んでいた職人を絶賛していた。


原作中の性能

原作では2回戦闘の機会がある。
1戦目はフレイム・スタッガーのステージで戦えるが、迂回ルートがあるためスルーする事も可能。
大剣を振るい、飛び上がりながら兜割りを喰らわせる攻撃と、剣を回転させながら突進する攻撃を持つ。
大剣はダメージが大きいのに加えて見た目以上に当たり判定が大きく、おまけに正面からのバスターは剣を盾にして防いでしまうため、
前述の兜割りの直後にダッシュなどで背後に周ってから撃つ必要がある。
とはいえ、攻撃パターン自体はシンプルであり、慣れてしまえばさほど強敵ではない。
ちなみにストーリ上における中間ボスではあるが、倒しても特殊武器は入手できない。
1戦目(2:06~)



MUGENにおけるザイン

olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)の製作したキャラが公開中。ドットは原作のものが使用されている。
CPU専用キャラであり、人操作はできない。
また、戦闘時には原作のBGMが流れる。
氏は『サイバーミッション』が『X』シリーズ初プレイ作品であり、
ザインの当たり判定のせいで撃破にかなり手こずったらしく、その体験がキャラ反映されているらしい。

原作同様、剣を振るう攻撃が主な技だが、一撃の火力が高い上に無敵時間も長く、
おまけに、原作さながらの高威力の通常攻撃に加えて、ダメージ判定の広さのせいで回避は困難である。
シンプルな挙動に反して、凶ランクの強さを持つ。

出場大会

  • 「[大会] [ザイン]」をタグに含むページは1つもありません。



最終更新:2022年08月17日 21:03
添付ファイル