「君ももうちょっと考えてみたら?
…いつか…死ぬぜ、本当に…」
『ロックマンX5』『ロックマンX6』に登場するキャラクター。『ドラゴンマスター(DRAGON MASTER)』の同名キャラは
こちら。
CVは当時の
エックスと同じく
森久保祥太郎
氏が担当しており、『X5』の主題歌も歌っている。
後述の『XDiVE』ではダイナモだけだと
ボイスが足りないため、一部森久保エックスのボイスが流用されている。
シグマが雇った謎のレプリロイドの
傭兵。
『X5』OPにて巨大スペースコロニー「ユーラシア」を
たった一人で占拠し、地球に向けて落下させるという大事を起こした。
そして、コロニー落下とシグマウィルスの蔓延で混乱しているイレギュラーハンター本部に単独で2度襲撃するも、
エックスと
ゼロに迎撃され、撤退を余儀なくされる。
その後は「命が幾つあっても足りない」「俺は生きるために逃げるぜ」と言ってゲーム舞台から姿を消す。
…以上で彼の出番は終了。最終ステージで再び登場し決着を付けるという事はない。
弱点武器は
「ウィングスパイラル」と「疾風」。当てると怯んだポーズのまま
壁まで吹き飛ぶ。
一応、次作の『
X6』でも登場し、蔓延している
ナイトメアウィルスから入手できるナイトメアソウルを自身の体の強化に使用していた。
こちらではストーリーの本筋には関わらないただのおまけボスであり、
彼が持っているナイトメアソウルを弱点武器で引っぺがして強奪するくらいしか出て来る意味が無い。
こちらの弱点武器は
「メテオレイン」と「円水斬」。両方共ショートレンジの武器なので当てる際には注意が必要だが。
性格は極めて楽天家で、常に軽口や飄々とした態度をとり、コロニー落下事件でさえ楽しんでいる不謹慎な奴である。
汚い手段を平然と使い、自分の快楽を最優先することから、ある意味では
VAVAやシグマ以上の危険因子とも言える。
大して出番が多くないのが幸いだが
こんなキャラにも拘らず『X6』にてエックスやゼロが再会した際、二人は「ナイトメアに関わるな!」「危険だぞ!早く逃げるんだ!」と、
彼の身を心配する類の台詞を言うので、エックスもゼロもいい人過ぎである
余談だが、
やたら背が高い。
正直言って何のために登場したのか良く分からないキャラで、『X』シリーズのキャラクターの中でも最も謎な人物である。
と言うかまあメタな話をすると一応「エックスとゼロのライバル的キャラクター」という位置付けで出したらしいが、
それ以外ろくな設定が用意されていなかった。
「それなら大人しくVAVAを出しとけよ」と言われることもしばしば。
名前も『ロックマン&
フォルテ』の8ボスの一人「ダイナモマン」に被っており、紛らわしい。
何だったんだアンタ。
ストーリー上の位置付けはともかくとして、キャラクターとしての人気はそこそこ高いのだが、
『
X7』以降は出番が無く、彼が『X5』で起こしたはずの事件が『
X8』では
VAVAの仕業だったことにされる*1など、その存在はほぼ黒歴史化している
(ここまで読んで深読みしている人もいるかもしれないが、「ダイナモの正体がVAVA Mk-3or4」などという設定は無い。念の為)。
「生きるために逃げる」と今までに無いキャラクター付けだったので何かしらの展開を期待するユーザーは少なくなかったのだが…。
まあ
第三開発部だったからしょうがない。
開発部の迷走に付き合わされ、その結果ユーザーからも微妙な扱いを受けた挙句に公式黒歴史化、と割と可愛そうな子ではある。
専用の武器を所持(エックスで戦う場合のみ薙刀らしき武器を使用)しており、傭兵という職業などから、
『サイバーミッション』に登場した「
シャドウハンター」のメンバーじゃないかという考察もあったが、
こちらも出番がなく存在にも触れられないことから、そちらの設定も無かったことにされているのかもしれない。
後記する『アニバーサリーコレクション』ではVol.2の実質的な
ラスボスの一人を務め、
CAPCOM開発のカードゲームアプリ『TEPPEN』にもダイナモのカードが
登場する、
『X』シリーズを中心としたソーシャルゲーム『XDiVE』に登場するなど、
存在まで無かった事にはされていない模様。
ゲーム中の性能
『X5』ではDブレードを駆使した攻撃を行う。
相手がエックスの場合は大斬りの「
燕返し」を、ゼロの場合は左右に分裂する「トリックショット」を使い攻撃してくる。
また、2度目の戦闘では、攻撃範囲の異なる広範囲レーザーを3連発する「アースゲイザー」を使用する。
『X6』では基本的な攻撃は『X5』と変わらないものの、ナイトメアソウルの強化により、Dブレードを一度に大量に発射する。
また、ダイナモの頭上以外が攻撃範囲になる代わりに単発技になった「アースゲイザー改」を使用する。
弱点武器を当てると特大ナイトメアソウルを3個まで落とすので、ハンターランクを上げるのに効率がいい稼ぎボスとして重宝する。
『ロックマンXアニバーサリーコレクション』ではボス2体と同時に闘う「Xチャレンジ」にて
ゲイトとタッグを組んで登場する
(ただし、Vol.2のみ。Vol.1では
アイリスと
ダブルが登場)。
ステージは、
狭い足場しかないゲイトの部屋で戦うとダイナモが落下してしまうため、専用のボス部屋が用意されている。
広い部屋で戦えるとはいえ、ダイナモはゲイトや「ナイトメアホール」よりも体が大きいために回避が難しく、
ゲイトに弱点武器が存在しない事もあってダイナモから先に倒そうとすると、退場後にも時々現れて「アースゲイザー」を使用することがある。
しかも無敵なので、「アースゲイザー」の妨害が不可能という鬼畜仕様だが、先にゲイトを倒したり同時に倒した場合はダイナモは出てこない。
また、このダイナモは『X6』仕様なので「メテオレイン」が弱点。
MUGENにおけるダイナモ
海外の製作者によるものが存在する。
『X5』『X6』の
ドットを用いたもので、原作の攻撃に加えて更にメガビーム等の技が追加されている。
AIが無いため大会動画での出番はないが、エックスとゼロが絡むストーリー動画では非戦闘員ながらそこそこ登場する。
この他には、タイヘイ氏のエックスの
ストライカーとしても登場する。
出場大会
出演ストーリー
*1
一応『X5』の事件を指しているような文脈ではあるが、明言されていないので別の事件の話だった可能性はある。
また『X5』『X6』におけるダイナモは「自分がユーラシアを落とした犯人」と言ったわけではないため、
エックス達からすると
緊急事態に思わせぶりな事を言って絡んできただけの傍迷惑な通行人と思われていたのかもしれない。
最終更新:2025年04月23日 15:18