有栖零児


「そいつは重畳。俺のやるべき事は、いつも変わらん」

PS2のクロスオーバーSRPG『NAMCOXCAPCOM』(略称『ナムカプ』)の主人公。担当声優は 井上和彦 氏。『KOF』の零児はこちら
名字の由来はBGMである「ゆらぎの街のアリス」から考えるに『不思議の国のアリス』、
名前の由来は父親の名前が正護(しょうご)のため「零時」だろう。血縁者に「壱児」や「参児」がいるのかどうかは定かではない
ボイス

妖狐である小牟と共に、超常現象や怪異の解決を専門とする特務機関「森羅」に所属する凄腕エージェントである。
戦闘では父の形見である複合武器「護業」を用いたガン=カタ「護業抜刀法」に加え、陰陽術も使いこなす。
性格は一言で言うと「まとめ役」。作中では小牟をはじめ個性豊かな面々と行動を共にする事が多く、彼が居ないと何かと話が脱線しがちなほどのまとめっぷり。
自分の過去に関してはあまり多くを語ろうとはせず、父の仇である敵対組織「逢魔」のエージェント・沙夜とは因縁の相手である。
だが、相方や沙夜の無駄な言動等で「むっつり」と女性陣に弄られるが、本人は無反応。
ただし、他人の(特に小牟の)ボケにはツッコミを入れずに居られないツッコミ体質でもある。

左右非対称な髪が特徴的だが、モノリスソフト20周年記念イラストでは相方の衣装共々左右反転していた
(もちろん産みの親達にもツッコまれていた。現在は修正済み)。
こうなったのは線対称の位置の男女と位置が入れ替わったためと思われる。

+ 外部出演
『スパロボOG』シリーズである『無限のフロンティア』(略称『ムゲフロ』)、
その続編の『無限のフロンティアEXCEED』では『ゼノサーガ』のKOS-MOSと共にゲスト参戦。
彼の参戦が遅いために周囲ですら「まともなツッコミ役がいない」と発言する始末である。
プレイヤーからも「零児ー!早く来てくれー!!」との声が飛び交った。
『無限のフロンティア』の主人公であるハーケンとは零児が真面目キャラでハーケンがチャラ男なので、
一見すると真逆の性格なのだが、本質的にはお互いロマンチストなので気が合う様子。
…というか、付き合いは短い方なのに気が合うを通り越して言いたい事を言い合える親友の域に達している。

なお古鉄で孤狼な人とのキャラ被りを意識してか「分の悪い賭けは嫌いだ」等と言うが、惚れた女のためなら喜んで賭けに進むという隠れた一面もある。
実は『ナムカプ』の時点でも意識しており、序盤の親の仇を討てる機会を無関係の人を死ぬ可能性が高いために見逃している他、
最終話でも自分を犠牲にして九十九(『ナムカプ』のラスボス)の封印を決行しようとし、小牟の説得にも耳を貸さない程だった。
…え?幾つかの話で根拠の無い賭けを沢山したって?それしか手段が無いから仕方ない。
『無限のフロンティア』での心変わりから、二人の関係は……言わなくてもいいか。

「とんだロマンチストもいたもんだ。……呆れて物も言えないぜ」
「男はそれぐらいがいいらしい。ガキの頃から、よく聞かされていた」
「フッ、そいつは女の意見だな。……それも、とびきりいい女の、な」
「ああ、その通りさ。……行くぞ」

あと、作品が進むごとに 明らかに (中の人が同じな)別キャラ化してきている

余談だが、『ムゲフロ』では鬼の姫様(彼氏持ち)からは「駄狐にはもったいない筋肉質な男」、
お仕置き経験者の猫又からはお仕置きをねだられ、魔女っ子からは「際どさにドギマギした?」アピール、
人魚の海賊からは「鱗があれば…」と惜しまれるなどやたら人外にモテている
なんかヤバいフェロモンでも出してるんだろうか。

戦闘面では敵を落としにくく、精神コマンドの魂を持ち、攻撃力も高いため優秀なアタッカー。
ブロック破壊効果のある技が初撃で当てると途中で落とすが、支援攻撃でフォロー出来る。
弱点は「必中」を持たない事。こちらはアクセルやコスモスの「感応」か必中と同効果のアイテムで補おう。
しかしその真価は特殊技の「有栖流・天地真命」にある。
この技はSPを50~100回復するため、ボス戦での立て直しの他、隠しダンジョンで特にお世話になる。

『ナムカプ』の事実上の続編である『PROJECT X ZONE』にも参戦。
小牟だけでなく沙夜も参戦しており、なんと共闘する事になる。
その続編の『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』では小牟と共に主人公に返り咲き。
その関係で『PXZ2』は実質『ナムカプ2』とも言えるシナリオになっている。
おかげで『ナムカプ』未プレイ層には分かりにくくなってしまったが、なに、気にすることはない


「ぼやぼやしてると後ろからバッサリじゃ!」
「どっちもどっちだ、来い!」


MUGENにおける有栖零児

レイズナーMk-II等を手掛けたecoshi氏による、『ナムカプ』ドットを用いて製作されたキャラが公開中。
サイズはやや小さいながらも各種動作がしっかりと格ゲー風に落とし込まれており、銃と刀で距離を選ばず戦えるキャラに仕上がっている。
他にもストライカーとして相棒の小牟を呼び寄せる他、ブースト攻性防禦が搭載されている。
これらを駆使すれば相手の反撃を許さぬ怒涛の攻めが可能となるので、上手く使いこなしていきたい所。
なお、7P以降は特殊カラーとなっており、ブーストゲージが常時MAXになる。

AIは搭載されていないが、ホルン氏による外部AI&改変パッチが公開されている。
恒例のコンボ立ち回り・反応・ガードレベルに加え、攻性防禦の使用頻度やストライカーのゲージ消費の有無等が設定可能。
想定ランクは強との事だが、AIレベル3以上は特殊カラー用となっており、容赦なくループコンボや永久を狙ってくるので注意。

上記の他にも、ノワール氏(Bonzai氏)による『ナムカプ』ドットの零児が確認されている。



「負ける訳にはいかなかった…因果な商売さ」

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2024年09月04日 07:04