"This is war; survival is your responsibility."
(ここは戦場だ──運命は自ら切り開け)
カプコンの代表作『
バイオハザード』シリーズに登場するキャラクター。初出は『2』の外伝シナリオ『The 4th Survivor.』。
「ハンク」は「
ヘンリー」の略称の一つで、
アメコミでも
マッコイや
ピム、
ヘンショー等それなりに数のいるポピュラーな名前だが、
本キャラクターのものは
コードネームであり、本名は不明である。
アンブレラ社の私設警察「アンブレラ・セキュリティ・サービス(U.S.S.)」アルファチーム隊長である。
U.S.Sに所属する以前の経歴は謎に包まれており、またラクーン事件後にアンブレラ社が壊滅した後の彼の足取りも途絶えたままである。
唯一判明している経歴としては、ラクーン事件の数年前にロックフォート島で訓練を受けていた事、司令官のアルフレッドと会っていた事ぐらいしかない。
基本的には戦闘服にガスマスクと肌を一切見せない格好で登場するが、稀に素顔を見せる事もあり、茶髪の白人男性であることが分かっている。
ラクーンシティからの「第4の生存者」であり、
困難な任務から幾度もただ一人生還している事から、「
死神」の
異名を持つ。
任務遂行の為には仲間を見殺しにする事もあるが、これは「戦場ではどんな状況であろうと自分の手で生き残るべき」という信念と、
そうしなければ自分が死亡し、任務達成が不可能になるという状況である為やむを得ず行っている。
ハンク自身は部隊の優秀な隊員達が死亡する事に関して「貴重な人的資源の消費」と考えており、
無用な犠牲が出ないよう努めてもいるのだが、彼の投入される任務はそれだけ危険極まる物ばかりなのだ。
「ハンクに匹敵する高い戦闘力と任務遂行率を持つ、U.B.C.S所属のニコライ・ジノビエフはお互いライバルと認識している」
と、言われているが周囲がそう思っているだけで、当人達は特に意識もしていない。という裏設定がある。
所属する会社こそ同じだが、担当する任務も部隊も違う為、そもそもお互い顔も知らない可能性も否定できない。
いずれの作品でも主人公格のキャラとは直接絡まず、隠しシナリオや本編ストーリーとリンクしないミニゲームなどにのみ登場する、
言ってしまえば「名ありのモブ」程度のキャラなのだが、数少ない描写からもありありと汲み取れるクールなキャラクター性もあってファンからの人気は高い。
『The 4th Survivor.』では限られた装備(かつセーブ無し)で多数の敵を切り抜け、ラクーンシティ脱出を目指す。
ハンドガン、ショットガン、マグナム(『バイオハザード RE:2』では加えてサブマシンガン)を持った状態でスタートするが、
全ての敵を倒すには弾が足りないので、倒さずに済む敵を無視して進んだりダメージ覚悟で突っ切る事も必要。
当然回復アイテムも限られているので少しでも被ダメージを減らす必要がある。
更に武器がナイフ縛りになって難度の増した『The 豆腐 Survivor』ではリザルト画面に登場。
ヘリでラクーンシティから脱出しながら豆腐の隅を湯豆腐にして食っていた。
和食派なのだろうか
『バイオハザード4』でもミニゲーム『ザ・マーセナリーズ』にのみ登場。
武器はマシンピストルと手榴弾だけで、足が遅いうえに体力も低いという弱点を抱えている代わりに、
ヘッドショットで敵を怯ませた隙に首をへし折る体術「処刑」が使用可能。
即死攻撃なのでコンボを稼ぎやすく、極めて厄介なチェーンソー男・チェーンソー姉妹をも容易く処理出来る。
以降の作品でも豊富な即死攻撃がハンクの特徴だが、「処刑」の演出は作品ごとに変更されている。
(首折りではなく、背後から暗器で突き刺す技になっているなど)
『リベレーションズ』シリーズにはハンク似の衣装を着たレディハンクという女性キャラが登場する。
オマケゲームであるレイドモードでは、
クリスと掛け合いが用意されている。
「会うのは初めてだな」とクリスは言っており、何らかの経緯でハンクの存在を知っていたようである。
ハンク本人は無言を貫いていたが…。
MUGENにおけるハンク
wto38氏による手描きキャラが存在したが、現在ではDuracelleur氏による改変版のみ入手可能。
氏のサイトの他、海外サイト「MUGEN Database」でも代理公開されている。
AIは未搭載だが、Duracelleur氏のものにはホルン氏による外部AIが公開されており、
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルの設定が可能。想定ランクは強との事。
wto38氏製紹介動画(リンクは無効なので注意)
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出場大会
その他
最終更新:2023年10月08日 20:23