レジーナ(ディノクライシス)


"End of the line for you, handsome!"

(残念だけど……これでお別れよ!)

+ 担当声優
Stephanie Morgenstern
『ディノクライシス』『2』
田中敦子
NAMCOXCAPCOM

カプコンのゲーム『ディノクライシス』シリーズの主人公。ジコチューではない。

+ 『ディノクライシス』シリーズについて
1999年にカプコンから発売されたプレイステーション用ゲームソフト。
『初代』を『バイオハザード』シリーズの三上真司氏、『2』を後に『逆転裁判』シリーズを手掛ける巧舟氏がディレクターを務めたシリーズであり
(当初は『初代』も巧氏がディレクターだったが、途中で降板し、三上氏に交代)、
作風や操作方法などに『バイオ』シリーズとの共通点が見られる。
本シリーズをものすごーくざっくり説明すると、「恐竜版『バイオハザード』」とも言うべきゲーム。
ラジコン操作で主人公を操り、迫りくる敵を倒したり謎を解いたりしながら脱出を目指す等々、
大まかなゲームシステムは非常によく似通っており、いわば姉妹品とも呼べる作品。

大きな違いとして本作における敵はゾンビではなく、古代に生息していた恐竜
多少の違いはあれども基本的には緩慢な動きだったゾンビとは違い、本作の恐竜はどれも俊敏な動きと強靭なタフネスを誇っており、
特に群れでこちらを仕留めようと襲い掛かってくるヴェロキラプトルや、圧倒的な巨体と執念深さで序盤から終盤まで執拗に追跡してくるティラノサウルスなど、
『バイオハザード』とは全く異なるタイプの敵が殆どの割合を占め、真っ向から勝負していてはとても勝ち目がない。
おまけに主人公達は兵士ではなく、あくまでも工作員であるため武装もそこまで強力というわけではなく、手に入る弾薬も決して多くはない。
そのため麻酔弾で眠らせてその隙にやり過ごしたり、各地に設置されたレーザーシャッターなどを使って安全地帯を確保するなど、
総じて回避を前提にしたプレイを心掛けなくてはクリアはおぼつかない。もちろん時には銃弾を使って撃破するのも必要になる。
これらを踏まえた非常にシビアな難易度や高度な謎解きなどで本作はバイオハザードとは違ったファン層を獲得。
中でも主人公レジーナはそのコケティッシュなデザインとシニカルな性格で、
本作からの登場人物の中では唯一と言ってもいいほど外部出演の機会に恵まれるなど人気キャラとなった。

1年後の2000年には続編である『ディノクライシス2』が発売されたが、
こちらは前作と打って変わって敵を倒し続けてコンボ数を稼ぐアクションゲームへとゲーム性が変化。
アロサウルスや[[トリケラトプスといった新たな恐竜も登場し、
『1』では圧倒的なタフさを誇った恐竜をバッタバッタと薙ぎ倒していく爽快感溢れるゲームとなり、
アクションゲーム好きからの熱い支持を得た。
また、おまけモードとして「DINO COLOSSEUM」というミニゲームも存在し、性能の違う様々なキャラで敵を倒してスコアを競うモードなのだが、
なんと本作に登場した恐竜を操作する事も可能。
さらに条件を満たせば「DINO DUEL」という恐竜同士での対戦モードもプレイできるなど、とことん痛快さを追求したゲームとなっている。
なお、本作の攻撃を主体としたゲーム性やコンボシステムは『鬼武者』や『バイオハザード4』の「マーセナリーズ」、
デビルメイクライ』などといった後のカプコンのゲームに少なからぬ影響を与えたとも言われる。

2002年には『ガンサバイバー3 ディノクライシス』がプレイステーション2で発売された。
1943年に大西洋上空でドイツ軍と戦っていたアメリカのエースパイロット、マイク・ワイアード中尉が突如恐竜達の支配する島に転送されてしまい、
同時に出現した弾数無限の謎の銃を駆使して島を探索していくという内容で、『2』の後日談要素はあるもののストーリー的には独立した外伝となっている。
ちなみにこの作品のせいで『バイオハザード』シリーズだけを見ると、『ガンサバイバー』に欠番があるようになってしまった。

2003年にはXboxで前作から500年以上先の未来を描く『ディノクライシス3』が発売されたが、
何をトチ狂ったかこれまで登場してきた実在の恐竜達を遺伝子操作で作り出された架空の人造恐竜に置き換えるなど、
大胆な方針転換を図った。
物語の舞台も巨大な宇宙船となっており、作品のカラーもまるで映画『エイリアン』を彷彿とさせるSF的な世界観へと変化している。
加えて主人公達も高速ダッシュやジャンプが可能となる姿勢制御ブースター付きの宇宙服を標準装備しているのが特徴だが、
あまりにも前作からかけ離れた作風と恐竜要素が薄くなってしまったために名称以外は別物という趣きが強めで、
当時の日本のXboxユーザーの少なさを考慮しても大きな支持を得られたとは言い難く、シリーズとしては本作で打ち止めとなった。
一説によると当初の予定では現代の大都市を舞台にした作品になる予定だったのが、かの9.11テロの影響で設定を変更せざるを得なかったとか

政府の極秘部隊S.O.R.T.(Secret Operation Raid Team)の隊員。
レジーナという名はコードネームであり、本名は不明
特徴的な赤髪は染毛であり、彼女なりに決意を示しているという。
任務を着実にこなす冷静な性格。

時は西暦2009年、3年前に第3のエネルギー「サードエナジー」を研究していた天才科学者・カーク博士が、不慮の事故で死亡したとされていた。
しかし、南海の小国・ボルジニア共和国に潜入していた政府工作員から、
「死んだと思われていたカーク博士は健在で、ボルジニア共和国の軍事研究施設でサードエナジーの研究を再開している」
という報告を受ける。
博士奪還の任務を受けたレジーナは隊長のゲイルらとともに、博士が研究を行っている孤島・アイビス島へ極秘潜入する。
そこで彼らを待ち受けていたのは、何万年も前に絶滅したはずの恐竜だった…。

『ディノクライシス2』では2010年5月10日に研究都市エドワードシティでサードエナジーが暴走し、シティが丸ごと恐竜時代へと転送されてしまう事故が発生。
政府は住民の救出とサードエナジーのデータの確保のために救出部隊をタイムトラベルで送り込む事を決定。レジーナもその一員として派遣された。
しかし到着直後に恐竜の群れに襲われて救出隊は壊滅。生き残ったレジーナは、
同じく生き延びた特殊部隊TRAT(Tactical Reconnoitering and Acquisition Team)のディランと協力して白亜紀の世界で任務を遂行していく。

なお、レジーナが登場するのはこの『2』までで、
その後を描いた『ガンサバイバー3 ディノクライシス』や世界観が一新された『ディノクライシス3』には登場していない。

『ナムカプ』では『ガンサバイバー4 バイオハザード』の主人公ブルース・マッギャヴァンとのペアユニットとして登場。
ちなみに原作におけるブルースの相方、鳳鈴はレイレイとペアを組んでいる。

この他、上の折り畳みにも記載した通り『逆転裁判』シリーズの巧舟氏が関わっているからか、
『逆転裁判4』及び『逆転検事』にボルジニア共和国と同国出身者が登場している。
ただし同作でのボルジニアは「北欧の小国」という全く別物の設定になっており、世界観を共有している訳では無い。


MUGENにおけるレジーナ

ER氏とZVitor氏が共同製作したMUGEN1.0以降専用のキャラが公開中。
ベースとなっているのはキャミィもしくはユーリユーニ)と思われる。
操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが使用可能。
原作同様に銃火器やナイフを用いて戦う他、ジル・バレンタインの如く敵である恐竜をストライカーとして呼ぶ事も出来る。
ただし、空中強攻撃が受け身可能なのでエリアルレイヴを決めても場合によっては反確だったり、
対空技の「Grenade」が発生が遅くて使いづらかったりと、性能面にはやや癖があるので注意。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載されている。
参考動画

この他に、DarkWolf13氏による『MVC2』仕様の改変版も公開されている。
また、ガワ替えキャラとしてマーベルヒーロー「ドミノ」が存在し、海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
参考動画(DarkWolf13氏製)


"REGINA. STATUS: ALIVE"
"As for myself, I am ready to begin my next assigment."

(レジーナ:生還)
(当報告を終えしだい次の任務へ移行)

出場大会

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最終更新:2023年12月25日 16:49