スフラン


アラシ「川田所員もこいつにやられたんだ!!」

特撮『ウルトラマン』に登場する吸血植物。別名はこいつと同じく「怪奇植物」。
ライオンの柔軟仕上げ剤ではない(あちらは「フラン」)。
初出は第8話「怪獣無法地帯」。

体温を感知して長い帯状の葉を伸ばして獲物をからめ取り、葉についた棘で獲物の血液や体液を吸収する肉食植物。
力はかなり強く、成人男性かつ軍人のアラシ隊員ですら振りほどこうとしても敵わなかった程。
ただし葉の耐久力は物理には強いが、植物故にに弱い。
なお、本編中ではツタ部分しか出ないので分かりにくいが、怪獣図鑑によると身長100mと、ウルトラマンの怪獣でぶっちぎりの長さを誇り、
体重8tと重さも霊っぽいの極小サイズを除くとぶっちぎりで軽い
(恐らく「細長いツタを含めて100m」程度の意味なのだろう。髪の長さ世界記録保持者を「身長5.6m」と言ってるのと同じだが)。

描写はないが、多々良島のスフランは食料を探しに測候所に行こうとしていた川田所員の命を奪っており、
遺品に気を取られていた科学特捜隊に不意打ちを仕掛けてフジ隊員とイデ隊員を襲い窮地に陥れるが、
唯一拘束を逃れたアラシのスパイダーショットで焼き払われて2名を取り逃がしてしまった。
森はこいつらのテリトリーなので下手に深追いするとどこから襲ってくるか分からないため、
アラシ達もその時はスフランと戦わず逃亡を選択したのだが、
ラストにおける松井所員のセリフを見る限り、あの後できちんと駆除された模様。
第26話「怪獣殿下(前編)」でもジョンスン島に生息している種が登場し、ゴモラ調査隊を襲っている。

怪獣というには(アロエみたいな)既存植物に近い姿な事もあって、子供向けの書籍では紹介が省かれていることも多々あり、
大人のファン向けの怪獣図鑑の目次等でスフランの名を発見し、「こんな名前の怪獣居たっけ?」と首を傾げたファンも少なからず居たとか。
主役怪獣前座怪獣の差があるとはいえ、『ウルトラQ』のジュランとの扱いの差に涙を禁じ得ない。

+ 他作品におけるスフラン
ウルトラセブン』では第18話でベル星人の創り出した疑似空間に酷似した植物が生息しているが、
劇中ではスフランとの関連については明かされていない。

『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト! 絆のクリスタル』に登場するシュブランはスフランの亜種らしい。

一峰大二氏の漫画版『ウルトラマン』では、多々良島を調査中の科特隊一行を襲うが、
ピグモンが身を挺して庇い、蔦に締め付けられながらも根元を齧り切ったピグモンと相討ちになった。

ゲーム作品ではファミコン・ディスクシステムの『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』で小型の雑魚として登場した他、
ニンテンドーDSの『怪獣バスターズ』に登場。
葉で殴りつけるように攻撃してくるが、生えた場所から動かず配置もまばらなので特に脅威とはならない。
大型怪獣が出現する場所には生えないので戦闘の邪魔になるような事もない。
駆除ミッションやアイテムアンロック用素材として「スフランの葉」を要求される事があるので、その時戦う程度だろう。
亜種として花が生え、ステータスが向上した「グレートスフラン」も登場する。

余談だが、『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』に登場する閻魔獣ザイゴーグの触手や尾はスフランがモチーフである
(他の部位も初代ウルトラマン怪獣がモチーフになっている)。


MUGENにおけるスフラン

怪獣キャラに定評のあるカーベィ氏の製作したキャラが公開中。
デモスとグリーンモンスをベースに作ったとのことで、葉の動きが非常に不気味。
アーマー持ち・投げ技無効の代わりに移動・ガードが不可能なキャラとなっており、防御力も低い。
飛び道具を持たず近接戦特化の性能をしており、超必殺技は「必殺はたき」「締め付け」の2つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2023年02月21日 23:24
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